JP7107116B2 - パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 - Google Patents

パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7107116B2
JP7107116B2 JP2018171130A JP2018171130A JP7107116B2 JP 7107116 B2 JP7107116 B2 JP 7107116B2 JP 2018171130 A JP2018171130 A JP 2018171130A JP 2018171130 A JP2018171130 A JP 2018171130A JP 7107116 B2 JP7107116 B2 JP 7107116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
shutter member
rolling passage
shutter
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018171130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020039762A (ja
Inventor
隆弘 山口
Original Assignee
サクサ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サクサ株式会社 filed Critical サクサ株式会社
Priority to JP2018171130A priority Critical patent/JP7107116B2/ja
Publication of JP2020039762A publication Critical patent/JP2020039762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7107116B2 publication Critical patent/JP7107116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ玉用転動通路を開閉するシャッタ部材を備えたパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造に関する。
パチンコ玉を使用する遊技施設や遊技台において、パチンコ玉を周辺機器やパチンコ玉用計数機に通すためには、パチンコ玉が自重で転がる転動通路が用いられている。この転動通路には、パチンコ玉の転動を止める形態と、パチンコ玉の転動を許容する形態を切り換えるためにシャッタが設けられている。この種のシャッタは、転動通路に進入したり、転動通路から退出する構成が採られている。このシャッタの駆動源としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、ソレノイドが使用されることが多い。
従来のシャッタは、転動通路に対して出入りするシャッタ部材と、このシャッタ部材を転動通路に進入する方向へ付勢するばね部材と、シャッタ部材を転動通路から退出する方向へ駆動するソレノイドとを備えている。シャッタ部材は、ばね部材のばね力と自重とによって転動通路に進入し、ソレノイドによって引かれることにより転動通路から退出する。すなわち、ソレノイドが励磁されると、ソレノイドのプランジャーが引かれ、このプランジャーに連結されたシャッタ部材が転動通路から退出して転動通路が開放される。
このように転動通路が開いている状態でソレノイドの励磁が解除されることにより、プランジャーが解放され、ばね部材のばね力とシャッタ部材の自重とによってシャッタ部材が転動通路に進入して転動通路を閉鎖する。
このようなシャッタ構造において、ソレノイドのプランジャーのストローク(可動範囲)は、パチンコ玉の直径より小さい。このため、シャッタ部材がパチンコ玉の転動を阻止するために転動通路内に進入している状態であっても、転動通路を下面まで完全に閉鎖された状態とすることはできず、途中まで閉鎖されて下方部は僅かに開いている。
転動通路を完全に閉鎖するような大きなストロークを有するソレノイドを使用することにより、転動通路を完全に閉鎖することは可能である。しかし、この構成を採ると、ソレノイドが大型化し、装置内に設置することが難しくなる。また、ソレノイドの消費電流も必要以上に大きくなってしまう。しかも、ストロークが大きいと、開放動作および閉鎖動作に必要な時間が長くなるから、転動通路を転がってくるパチンコ玉に対して転動通路の閉鎖が間に合わなくなるおそれがある。
このため、従来のシャッタは、可能な限り小さいソレノイドを使用してシャッタ部材を駆動する構成が採られ、シャッタ部材が転動通路に進入しても転動通路が完全には閉鎖できず、転動通路の下方部が部分的に開放された状態でパチンコ玉の転動を阻止している。
特開平10-328396号公報 特開平11-156033号公報
上述したようにシャッタ部材が転動通路を完全には閉鎖できない状態であると、シャッタ部材によって転動を阻止されたパチンコ玉が傾斜した転動通路に蓄積されることにより、シャッタ部材にこれを開く方向へ荷重が加えられる。従来のシャッタ構造では、この荷重が大きくなるとシャッタ部材が開くおそれがあるという問題があった。
本発明の目的は、転動通路を完全な閉鎖状態とすることができないシャッタ部材を使用しているにもかかわらず、パチンコ玉が蓄積されてシャッタ部材にこれが開く方向に負荷が加えられたとしてもシャッタ部材が開いてしまうことがないパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係るパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造は、パチンコ玉が転動する転動通路と、前記転動通路を形成する側壁に設けられ、前記転動通路内で転動するパチンコ玉の転動方向とは交差する方向に延びるガイド溝と、前記転動方向とは交差する方向を移動方向として前記ガイド溝に沿って前記転動通路に対して進退するシャッタ部材と、前記シャッタ部材における前記転動方向の下流端となる部位に突設された第1の突出部と、前記ガイド溝に設けられ、前記転動通路に進入した前記シャッタ部材の前記第1の突出部と係合する第2の突出部とを備えているものである。
本発明は、前記転動通路のシャッタ構造において、前記第1の突出部と前記第2の突出部は、それぞれ側面視円弧状に形成されていてもよい。
本発明は、前記転動通路のシャッタ構造において、前記シャッタ部材の前記移動方向において進入側となる端部には、前記移動方向において退出側に向けて凸になる円弧状の切欠きが形成されていてもよい。
本発明においては、シャッタ部材が転動通路に進入し、パチンコ玉の重量がシャッタ部材に加えられてシャッタ部材がガイド溝に押し付けられることにより、第1の突出部と第2の突出部とが係合するようになる。この係合状態においては、転動通路から退出する方向へのシャッタ部材の移動が規制される。
したがって、転動通路を完全な閉鎖状態とすることができないシャッタ部材を使用しているにもかかわらず、パチンコ玉が蓄積されてシャッタ部材にこれが開く方向に荷重が加えられたとしてもシャッタ部材が開いてしまうことがないパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造を提供することができる。
パチンコ玉用転動通路を破断して示すシャッタ構造の側面図である。 本発明に係るパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造の構成を示す斜視図である。 転動通路を有するハウジングの要部を部分的に破断して示す斜視図である。 図1におけるパチンコ玉用転動通路のIV-IV線断面図である。 シャッタ部材が開位置に位置している状態を示す要部の断面図である。 シャッタ部材が閉位置に位置している状態を示す要部の断面図である。 シャッタ部材の背面図である。
以下、本発明に係るパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造の一実施の形態を図1~図7を参照して詳細に説明する。
図1に示すシャッタ構造1は、ハウジング2の下部に設けられたパチンコ玉用転動通路3(以下、単に転動通路3という)と、この転動通路3の中に一部が臨むシャッタ部材4と、ハウジング2の上部に設けられたソレノイド5などを備えている。
この実施の形態によるハウジング2は、図示していない遊技台の周辺機器に収納される計数機の筐体を形成するものである。
転動通路3は、ハウジング2内に下り勾配を有するように形成されている。この転動通路3には、パチンコ玉6が図1において左側となる上流側から送られる。この実施の形態による転動通路3は、図2~図4に示すように、水平方向に並ぶ第1の転動通路3aと第2の転動通路3bとによって構成されている。
図2は、ハウジング2を図1に示すII-II線の位置で切断し、転動通路3を斜め上方から見た状態を示している。図3は、転動通路3を含むハウジング2の一部のみを示している。図3においては転動通路3を構成する壁を部分的に破断して描いてある。図4は、ハウジング2の一部を図1に示すIV-IV線の位置で切断して転動通路3の上流側から見た状態を示している。以下においては、第1の転動通路3aと第2の転動通路3bとが並ぶ方向を左右方向として説明する。
パチンコ玉6は、図1において矢印Aで示す方向を転動方向として第1および第2の転動通路3a,3bの底壁11,12(図4参照)上を転がって転動通路3の下流側に移動する。
第1の転動通路3aと第2の転動通路3bは、図4に示すように、上述した底壁11,12と、これら両通路3a,3bを仕切る隔壁13と、左側壁14および右側壁15と、上壁16,17とによってパチンコ玉6が通路外に出ることができないように形成されている。
隔壁13は、板状に形成されている。この隔壁13には、図3に示すように、後述するシャッタ部材4を通すための穴13aが形成されている。
左側壁14と右側壁15とには、後述するシャッタ部材4を保持するためのガイド溝18,19が形成されている。これらのガイド溝18,19は、図1に示すように、パチンコ玉6の転動方向Aとは交差する方向となる上下方向に延びており、第1および第2の転動通路3a,3bに向けて開放されている。ガイド溝18,19の下端は、第1および第2の転動通路3a,3bの下部に位置し、ガイド溝18,19の上端は、上壁16,17から上方に延びる複数の縦壁16a,16b,17a,17bによって形成されて第1および第2の転動通路3a,3bより上方に延びている。
縦壁16aと縦壁16bは、第1の転動通路3aの上壁16に一体に形成されて上壁16から上方に延びており、パチンコ玉6の転動方向Aにガイド溝18の溝幅となる間隔をおいて並んでいる。
縦壁17aと縦壁17bは、第2の転動通路3bの上壁17に一体に形成されて上壁17から上方に延びており、パチンコ玉6の転動方向Aにガイド溝19の溝幅となる間隔をおいて並んでいる。ガイド溝19の溝幅は、ガイド溝18の溝幅と等しい。
これらの縦壁16a,16b,17a,17bのうち、パチンコ玉6の転動方向Aにおいて下流側に位置する縦壁16bおよび縦壁17bは、ガイド溝18,19におけるパチンコ玉6の転動方向Aの下流側に位置する溝壁を構成している。これらの縦壁16b,17bには、通路側突出部21,22が突設されている。この通路側突出部21,22は、図3に示すように、パチンコ玉6の転動方向Aの上流側に向けて凸になる側面視円弧状に形成されており、第1および第2の転動通路3a,3bより上方に位置している。
第1および第2の転動通路3a,3bの上壁16,17は、縦壁16aおよび縦壁17aと、縦壁16bおよび縦壁17bとの間に、後述するシャッタ部材4を通すための開口部23(図1参照)が形成されている。
シャッタ部材4は、図7に示すように、転動方向Aの下流側から見て逆T字状に形成されており、図7において上側に位置する操作部24と、この操作部24から下方に延びる板状の阻止部25とを有している。
操作部24は、図2に示すように、円柱状に形成されており、リンク機構26を介してソレノイド5に連結されている。リンク機構26は、図1において逆L字状の一対のリンク27を有している。リンク27は、中央部において支軸28によってハウジング2に回動自在に支持されている。リンク27の一端部を構成する第1のアーム29は、操作部24に第1のピン30を介して連結されている。リンク27の他端部を構成する第2のアーム31は、ソレノイド5のプランジャー32に第2のピン33を介して連結されている。
ソレノイド5は、励磁状態でプランジャー32が磁気吸引力によって後退し、非励磁状態で磁気吸引力が消失する構成のもので、プランジャー32が上下方向および左右方向と直交する方向に往復するようにハウジング2に支持されている。
円柱状を呈する操作部24の軸心部には、上方に向けて開口する凹部34(図7参照)が形成されている。この凹部34には、シャッタ部材4を第1および第2の転動通路3a,3bに向けて付勢するばね部材35が挿入されている。ばね部材35は、図6に示すように、相対的に長い第1の圧縮コイルばね36と、相対的に短い第2の圧縮コイルばね37とによって構成されている。
第1の圧縮コイルばね36は、直径および巻き方向が第2の圧縮コイルばね37の直径および巻き方向とは異なっている。この実施の形態による第1の圧縮コイルばね36の直径は、第2の圧縮コイルばね37の直径より小さい。第1の圧縮コイルばね36の巻方向は、第2の圧縮コイルばね37の巻方向とは反対の方向である。また、第1の圧縮コイルばね36と第2の圧縮コイルばね37とのうち、直径が小さい第1の圧縮コイルばね36は、他方の第2の圧縮コイルばね37の内部に挿入されている。
第1の圧縮コイルばね36の上端部は、図1に示すように、ばね受け38に下方から当接している。ばね受け38は、図3に示すように、ハウジング2の側壁2aに突設されている。この第1の圧縮コイルばね36のばね力で下方に付勢されたシャッタ部材4の下方への移動は、操作部24の下端が第1および第2の転動通路3a,3bの縦壁16a,16b,17a,17bに当接することによって規制される。
シャッタ部材4の阻止部25は、第1の転動通路3aと第2の転動通路3bとが並ぶ方向(左右方向)と、上下方向とに延びる板状に形成されている。阻止部25の左右方向の形成幅は、第1の転動通路3aおよび第2の転動通路3bを横切ることが可能な幅である。この阻止部25の左右方向の両端部は、上述したガイド溝18,19に挿入され、ガイド溝18,19によって上下方向へ移動自在に保持されている。シャッタ部材4は、ガイド溝18,19に沿って移動することにより第1および第2の転動通路3a,3bに対して進退する。
詳述すると、シャッタ部材4は、図5に示すように上方に移動した開位置と、図6に示すように下方に移動した閉位置との間で移動自在である。図5および図6に示すシャッタ部材4は、図7中にV-V線によって示した位置で破断した状態で描いてある。図6に示すように、閉位置に移動したシャッタ部材4と第1および第2の転動通路3a,3bの底壁11,12との間には、パチンコ玉6が通過できない広さの隙間Sが形成されている。このように隙間Sが形成される理由は、ストロークが短くなる小型のソレノイド5を使用しているからである。図6に示すように、シャッタ部材4が閉位置に位置している状態においては、第2の圧縮コイルばね37の上端がばね受け38から下方に離間している。
阻止部25の左右方向の両端部であってパチンコ玉6の転動方向Aの下流端となる部位には、図5および図6に示すように、シャッタ側突出部41,42が突設されている。このシャッタ側突出部41,42は、パチンコ玉6の転動方向Aの下流側に向けて凸になる側面視円弧状に形成されている。シャッタ側突出部41,42の上下方向の位置は、図6に示すように、シャッタ部材4が閉位置に位置している状態において通路側突出部21,22より下に位置し、通路側突出部21,22と上下方向に重なる位置である。この実施の形態においては、シャッタ側突出部41,42が本発明でいう「第1の突出部」に相当し、通路側突出部21,22が本発明でいう「第2の突出部」に相当する。
阻止部25の下端部、すなわちシャッタ部材4の移動方向において第1および第2の転動通路3a,3bに対して進入側となる端部には、図7に示すように二つの切欠き43,44が形成されている。切欠き43は、第1の転動通路3aと対応する位置に設けられ、切欠き44は、第2の転動通路3bと対応する位置に設けられている。これらの切欠き43,44は、上方に向けて(シャッタ部材4の移動方向において退出側に向けて)凸になる円弧状に形成されている。
このように構成されたパチンコ玉用転動通路3のシャッタ構造1においては、ソレノイド5に通電されてソレノイド5が励磁することにより、ソレノイド5のプランジャー32が後退するとともにリンク27が図1において時計方向に回る。この結果、図5に示すように、シャッタ部材4がばね部材35のばね力に抗して引き上げられ、開位置に移動する。この状態においては、第1の圧縮コイルばね36と第2の圧縮コイルばね37とがそれぞれシャッタ部材4とばね受け38との間で圧縮される。また、シャッタ部材4のシャッタ側突出部41,42は、ガイド溝18,19の通路側突出部21,22の上部と重なるようになる。
このようにシャッタ部材4が開位置に移動することにより、パチンコ玉6が第1および第2の転動通路3a,3bを下流側に転動できるようになる。
パチンコ玉6の下流側への転動を阻止するときは、ソレノイド5への通電を絶つ。ソレノイド5が非励磁状態になると、プランジャー32の移動が許容されるようになり、シャッタ部材4が第1および第2の圧縮コイルばね36,37のばね力と、自重とによって下方に移動する。このとき、シャッタ部材4は、ガイド溝18,19に沿って第1および第2の転動通路3a,3b内に進入する。この進入に伴い、シャッタ部材4のシャッタ側突出部41,42がガイド溝18,19の通路側突出部21,22を乗り越えて下に移動し、図6に示すように、シャッタ部材4が閉位置に位置付けられる。
シャッタ部材4がこのように開位置から閉位置に移動する過程で相対的に短い第2の圧縮コイルばね37の上端がばね受け38から離れる。このため、シャッタ部材4が閉位置に位置付けられている状態においては、第1の圧縮コイルばね36のみのばね力がシャッタ部材4に加えられることになる。
シャッタ部材4が閉位置に移動することによって、図1に示すように第1および第2の転動通路3a,3bが閉鎖され、パチンコ玉6が通過することができなくなる。この状態でパチンコ玉6が第1および第2の転動通路3a,3bに上流側から送られ、多数蓄積されると、パチンコ玉6の重量でシャッタ部材4が図1において時計方向に押されるようになる。
シャッタ部材4がパチンコ玉6から受ける力は、シャッタ部材4を開放する方向に作用する。しかし、このときは、シャッタ部材4の阻止部25がガイド溝18,19の側壁(縦壁16b,17b)に押し付けられ、シャッタ側突出部41,42と通路側突出部21,22とが係合するようになる。この係合状態においては、第1および第2の転動通路3a,3bから退出する方向へのシャッタ部材4の移動が規制される。
したがって、第1および第2の転動通路3a,3bを完全な閉鎖状態とすることができないシャッタ部材4を使用しているにもかかわらず、パチンコ玉6が蓄積されてシャッタ部材4にこれが開く方向に荷重が加えられたとしてもシャッタ部材4が開いてしまうことがないパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造を提供することができる。
第1および第2の転動通路3a,3bを開放させるときは、図1および図6に示す状態でソレノイド5に通電する。ソレノイド5が励磁することにより、プランジャー32が引かれて後退し、リンク27が第1の圧縮コイルばね36のばね力に抗して図1において時計方向に回る。このリンク27の回転に伴ってシャッタ部材4が上に引き上げられる。このとき、シャッタ部材4が閉位置から上に向けて移動を開始すると、側面視円弧状のシャッタ側突出部41,42が通路側突出部21,22に押し付けられる。
この実施の形態によるシャッタ側突出部41,42と通路側突出部21,22は、それぞれ側面視円弧状に形成されているから、このときにはシャッタ側突出部41,42が通路側突出部21,22の凸曲面に沿って滑らかに通路側突出部21,22に乗り上げる。すなわち、多数のパチンコ玉6の重量で押されてシャッタ側突出部41,42が通路側突出部21,22に係合しているにもかかわらず、シャッタ側突出部41,42が通路側突出部21,22に接触しながら滑るから、シャッタ部材4とガイド溝18,19との間に負荷がかかることなくシャッタ部材4が円滑に上に移動して第1および第2の転動通路3a,3bが開放される。
シャッタ部材4の下端部、言い換えればシャッタ部材4の移動方向において進入側となる端部には、シャッタ部材4の移動方向において退出側に向けて凸になる円弧状の切欠き43,44が形成されている。この切欠き43,44を有するシャッタ部材4が第1および第2の転動通路3a,3bから退出する方向に移動し、円弧状の切欠き43,44がパチンコ玉6の上縁より上に移動することにより、パチンコ玉6を止める規制が解除されてパチンコ玉6が第1および第2の転動通路3a,3bを転がり下りるようになる。このため、円弧状の切欠き43,44が設けられていない場合と較べると、上記の規制を早く解除できるから、第1および第2の転動通路3a,3bを開放する動作の応答性が高くなる。
この実施の形態において、シャッタ部材4が閉位置から開位置に向けて移動を開始するときは、第1の圧縮コイルばね36と第2の圧縮コイルばね37とのうち第1の圧縮コイルばね36のみが圧縮させられる。このため、第1および第2の圧縮コイルばね36,37のばね力に抗してシャッタ部材4を引き上げる場合と較べて、シャッタ部材4を閉状態から引き上げる際の抵抗が小さくなる。この結果、シャッタ側突出部41,42と通路側突出部21,22とが係合している状態でシャッタ部材4が引き上げられるにもかかわらず、シャッタ部材4が速やかに開くようになる。
1…シャッタ構造、3a…第1の転動通路、3b…第2の転動通路、4…シャッタ部材、6…パチンコ玉、14…左側壁、15…右側壁、18,19…ガイド溝、21,22…通路側突出部(第2の突出部)、25…阻止部、41,42…シャッタ側突出部(第1の突出部)、43,44…切欠き。

Claims (3)

  1. パチンコ玉が転動する転動通路と、
    前記転動通路を形成する側壁に設けられ、前記転動通路内で転動するパチンコ玉の転動方向とは交差する上下方向に延びるガイド溝と、
    前記転動方向とは交差する上下方向を移動方向として前記ガイド溝に沿って前記転動通路に対して進退するシャッタ部材と、
    前記シャッタ部材における前記転動方向の下流端となる部位に突設された第1の突出部と、
    前記ガイド溝に設けられ、前記転動通路に進入した前記シャッタ部材の前記第1の突出部と係合する第2の突出部とを備え
    前記ガイド溝の上端は、前記転動通路の上壁から上方に延びる複数の板状の縦壁によって形成され、
    これらの縦壁のうち、前記パチンコ玉の前記転動方向において下流側に位置する縦壁に前記第2の突出部が前記縦壁の厚み方向へ突出するように設けられている ことを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。
  2. 請求項1記載のパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造において、
    前記第1の突出部と前記第2の突出部は、それぞれ側面視円弧状に形成されていることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。
  3. 請求項1または請求項2記載のパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造において、
    前記シャッタ部材の前記移動方向において進入側となる端部には、前記移動方向において退出側に向けて凸になる円弧状の切欠きが形成されていることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。
JP2018171130A 2018-09-13 2018-09-13 パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 Active JP7107116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018171130A JP7107116B2 (ja) 2018-09-13 2018-09-13 パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018171130A JP7107116B2 (ja) 2018-09-13 2018-09-13 パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020039762A JP2020039762A (ja) 2020-03-19
JP7107116B2 true JP7107116B2 (ja) 2022-07-27

Family

ID=69799047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018171130A Active JP7107116B2 (ja) 2018-09-13 2018-09-13 パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7107116B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154184A (ja) 2002-11-01 2004-06-03 Adachi Light Co Ltd パチンコ遊技機
JP2007135773A (ja) 2005-11-16 2007-06-07 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2014230720A (ja) 2013-05-30 2014-12-11 奥村遊機株式会社 弾球遊技機
JP2016137295A (ja) 2016-03-29 2016-08-04 株式会社三洋物産 遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154184A (ja) 2002-11-01 2004-06-03 Adachi Light Co Ltd パチンコ遊技機
JP2007135773A (ja) 2005-11-16 2007-06-07 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機
JP2014230720A (ja) 2013-05-30 2014-12-11 奥村遊機株式会社 弾球遊技機
JP2016137295A (ja) 2016-03-29 2016-08-04 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020039762A (ja) 2020-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120096970A1 (en) Shift device
JP7107116B2 (ja) パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造
JP2013055048A (ja) 開閉装置およびその操作機構
JP7107117B2 (ja) パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造
JP4713309B2 (ja) パチンコ遊技機
CN103243992A (zh) 门扇固定器
JPH09199322A (ja) ソレノイド
JP5033779B2 (ja) 防火扉の係支装置
US8430223B2 (en) Symmetrical lock which can be operated by means of two coins
US20030148728A1 (en) Apparatus for selectively dispensing discs
JP6010742B2 (ja) 防火扉のロック解除機構
JP7024653B2 (ja) 円形媒体処理装置のシャッタ
JP4323340B2 (ja) 防火扉の係支装置
JP2012251367A (ja) 回転体アシスト装置
JP3030983U (ja) 弾球遊技機の入賞装置
JP2015025298A (ja) 発進制御装置
JP5890544B2 (ja) 球送り装置及びこの球送り装置を備えるパチンコ遊技機
JP6699501B2 (ja) シャッター装置および台間機
JP3501867B2 (ja) パチンコ球の計数装置
JP6508083B2 (ja) ストップボタンスイッチユニットおよび回胴式遊技機
JP6001890B2 (ja) ドア装置
JP2017158763A (ja) 可変入球装置
JPH0639401Y2 (ja) 電磁レバー機構
US2981145A (en) Motion picture camera control mechanism
SU129403A1 (ru) Накопитель к монетным (жетонным) механизмам торговых автоматов

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7107116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150