JP7107116B2 - パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 - Google Patents
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Description
このようなシャッタ構造において、ソレノイドのプランジャーのストローク(可動範囲)は、パチンコ玉の直径より小さい。このため、シャッタ部材がパチンコ玉の転動を阻止するために転動通路内に進入している状態であっても、転動通路を下面まで完全に閉鎖された状態とすることはできず、途中まで閉鎖されて下方部は僅かに開いている。
このため、従来のシャッタは、可能な限り小さいソレノイドを使用してシャッタ部材を駆動する構成が採られ、シャッタ部材が転動通路に進入しても転動通路が完全には閉鎖できず、転動通路の下方部が部分的に開放された状態でパチンコ玉の転動を阻止している。
図1に示すシャッタ構造1は、ハウジング2の下部に設けられたパチンコ玉用転動通路3(以下、単に転動通路3という)と、この転動通路3の中に一部が臨むシャッタ部材4と、ハウジング2の上部に設けられたソレノイド5などを備えている。
転動通路3は、ハウジング2内に下り勾配を有するように形成されている。この転動通路3には、パチンコ玉6が図1において左側となる上流側から送られる。この実施の形態による転動通路3は、図2~図4に示すように、水平方向に並ぶ第1の転動通路3aと第2の転動通路3bとによって構成されている。
第1の転動通路3aと第2の転動通路3bは、図4に示すように、上述した底壁11,12と、これら両通路3a,3bを仕切る隔壁13と、左側壁14および右側壁15と、上壁16,17とによってパチンコ玉6が通路外に出ることができないように形成されている。
左側壁14と右側壁15とには、後述するシャッタ部材4を保持するためのガイド溝18,19が形成されている。これらのガイド溝18,19は、図1に示すように、パチンコ玉6の転動方向Aとは交差する方向となる上下方向に延びており、第1および第2の転動通路3a,3bに向けて開放されている。ガイド溝18,19の下端は、第1および第2の転動通路3a,3bの下部に位置し、ガイド溝18,19の上端は、上壁16,17から上方に延びる複数の縦壁16a,16b,17a,17bによって形成されて第1および第2の転動通路3a,3bより上方に延びている。
縦壁17aと縦壁17bは、第2の転動通路3bの上壁17に一体に形成されて上壁17から上方に延びており、パチンコ玉6の転動方向Aにガイド溝19の溝幅となる間隔をおいて並んでいる。ガイド溝19の溝幅は、ガイド溝18の溝幅と等しい。
シャッタ部材4は、図7に示すように、転動方向Aの下流側から見て逆T字状に形成されており、図7において上側に位置する操作部24と、この操作部24から下方に延びる板状の阻止部25とを有している。
ソレノイド5は、励磁状態でプランジャー32が磁気吸引力によって後退し、非励磁状態で磁気吸引力が消失する構成のもので、プランジャー32が上下方向および左右方向と直交する方向に往復するようにハウジング2に支持されている。
パチンコ玉6の下流側への転動を阻止するときは、ソレノイド5への通電を絶つ。ソレノイド5が非励磁状態になると、プランジャー32の移動が許容されるようになり、シャッタ部材4が第1および第2の圧縮コイルばね36,37のばね力と、自重とによって下方に移動する。このとき、シャッタ部材4は、ガイド溝18,19に沿って第1および第2の転動通路3a,3b内に進入する。この進入に伴い、シャッタ部材4のシャッタ側突出部41,42がガイド溝18,19の通路側突出部21,22を乗り越えて下に移動し、図6に示すように、シャッタ部材4が閉位置に位置付けられる。
シャッタ部材4が閉位置に移動することによって、図1に示すように第1および第2の転動通路3a,3bが閉鎖され、パチンコ玉6が通過することができなくなる。この状態でパチンコ玉6が第1および第2の転動通路3a,3bに上流側から送られ、多数蓄積されると、パチンコ玉6の重量でシャッタ部材4が図1において時計方向に押されるようになる。
Claims (3)
- パチンコ玉が転動する転動通路と、
前記転動通路を形成する側壁に設けられ、前記転動通路内で転動するパチンコ玉の転動方向とは交差する上下方向に延びるガイド溝と、
前記転動方向とは交差する上下方向を移動方向として前記ガイド溝に沿って前記転動通路に対して進退するシャッタ部材と、
前記シャッタ部材における前記転動方向の下流端となる部位に突設された第1の突出部と、
前記ガイド溝に設けられ、前記転動通路に進入した前記シャッタ部材の前記第1の突出部と係合する第2の突出部とを備え 、
前記ガイド溝の上端は、前記転動通路の上壁から上方に延びる複数の板状の縦壁によって形成され、
これらの縦壁のうち、前記パチンコ玉の前記転動方向において下流側に位置する縦壁に前記第2の突出部が前記縦壁の厚み方向へ突出するように設けられている ことを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。 - 請求項1記載のパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造において、
前記第1の突出部と前記第2の突出部は、それぞれ側面視円弧状に形成されていることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。 - 請求項1または請求項2記載のパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造において、
前記シャッタ部材の前記移動方向において進入側となる端部には、前記移動方向において退出側に向けて凸になる円弧状の切欠きが形成されていることを特徴とするパチンコ玉用転動通路のシャッタ構造。
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JP2018171130A JP7107116B2 (ja) | 2018-09-13 | 2018-09-13 | パチンコ玉用転動通路のシャッタ構造 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007135773A (ja) | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Maruhon Ind Co Ltd | パチンコ遊技機 |
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- 2018-09-13 JP JP2018171130A patent/JP7107116B2/ja active Active
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