JPH0639401Y2 - 電磁レバー機構 - Google Patents

電磁レバー機構

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JPH0639401Y2
JPH0639401Y2 JP1988087300U JP8730088U JPH0639401Y2 JP H0639401 Y2 JPH0639401 Y2 JP H0639401Y2 JP 1988087300 U JP1988087300 U JP 1988087300U JP 8730088 U JP8730088 U JP 8730088U JP H0639401 Y2 JPH0639401 Y2 JP H0639401Y2
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bobbin
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Description

【考案の詳細な説明】 〈本考案の産業上の利用分野〉 本考案は、電磁力によってレバーを動かし、物品の振り
分けや物品移動の制御等を行なうための電磁レバー機構
に関する。
〈従来技術〉(第6図) 例えば、公衆電話機や自動販機では、投入される硬貨を
選別し、その種類毎の収納路や返却路に振り分けるため
に、硬質軌道に対してレバー体を出し入れして、投入硬
貨の停止や進行を制御するようにしている。
このような機構として、電磁石に制御電流を与え、その
磁力によってレバー体を駆動する電磁レバー機構が従来
より用いられている。
第6図は、従来の電磁レバー機構を側面からみた概略図
であり、電磁レバー機構は、電磁石1とレバー体2とか
ら構成されている。
クランク状に屈曲形成されたレバー体2は、第1の屈曲
部2aを支点として回動自在に形成されており、バネ(図
示せず)等によって常に反時計方向に付勢されている。
傾斜して設けられた硬貨軌道3に対してほぼ直角(第6
図において右方)に屈曲されたレバー体2の端部2bは、
電磁石1の鉄芯1aに対して僅かの隙間dをもっており、
硬貨軌道3に対してほぼ平行に延びた中央部2cの先端に
は、硬貨軌道3方向に屈曲された端部2dが形成されてい
る。この端部2dの中央部には硬貨を通過させるためのス
リット(図示せず)が設けられている。
したがって、電磁石1に電流が流れていないときは、硬
貨軌道3を進む硬貨4はレバー体2の端部2dに当接して
停止され、電磁石1に電流が流れると、レバー体2の一
方の端部2bが鉄芯1aに吸着され、中央部2cが時計回りに
所定距離Dだけ回転し、レバー体2の他方の端部2dのス
リット部分が、硬貨軌道3内に入り、硬貨4を進行させ
る。
〈本考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記のような電磁レバー機構を公衆電話
機等の限られた容積内に複数組設けなければならない場
合、個々の電磁レバー機構をできる限り小型に形成しな
ければならず、そのためには、電磁レバー機構を構成し
ている各機構物品を小型にする必要がある。
ところが、例えば電磁石1を小型にすると、その吸引力
が低下するため、必然的にレバー体2の一方の端部2bと
鉄芯1aとの隙間dを小さくしなければ、端部2bを吸着で
きない。しかし、単に、隙間dを小さくしたのでは、他
方の端部2dが必要とするストロークを確保できなくな
る。そこで、他方の端部2dのストロークを確保するた
め、レバー体2の中央部2cの長さを長くすることが考え
られるが、こうすると当然のことながら、機構全体とし
て小型化できない。
逆に、レバー体2の中央部2cの長さを小さくしようとす
れば、必要なストロークを得るために、隙間dを大きく
しなければならず、前述した理由から充分な吸引力を電
磁石1に持たせるため、電磁石自身を大型化させなけれ
ばならないという相反する問題があり、結局、ある一定
限度の大きさとなって、電磁レバー機構をそれ以上小型
化することができなかった。
本考案は、このような相反する課題を解決した小型な電
磁レバー機構を提供することを目的としている。
〈前記課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するために本考案の電磁レバー機構は、 コイルが巻装された中空筒状のボビンと、 前記ボビンの側方に長手方向に沿って配設され、一端部
を前記ボビンの一端側開口面の近傍に位置させ、他端部
を前記ボビンの他端側開口面の近傍に位置させた継鉄
と、 前記ボビンの中空部に両端が突出するように挿通され、
前記コイルに通電したとき、一端部側を支点として他端
部が前記継鉄の他端部に吸着するように揺動する第1の
レバー体と、 該第1のレバー体の他端部を前記継鉄の他端部から離間
させる方向へ付勢するバネと、 前記ボビンの中間部の側方位置で軸支され、中間部分を
前記第1のレバー体の他端部に連結させ、自由端を前記
第1のレバー体の他端部よりさらに外方に位置させ、前
記第1のレバー体の揺動に連動して前記軸支部分を支点
として揺動する第2のレバー体とを備えている。
〈作用〉 このように構成されているため、本考案の電磁レバー機
構では、コイルへの通電がなされると、ボビンの中空部
に挿通されている第1のレバー体は、継鉄との間で磁気
的に閉じた閉回路を形成するように、バネの付勢力に抗
してその一端部を支点にして揺動して、継鉄の両端に吸
着される。第2のレバー体は、第1のレバー体の他端部
からの力をその中間部分で受けて、ボビンの中間部の側
方位置に軸支されている軸支部分を支点にして揺動す
る。このため、第1のレバー体の他端部より外方にある
第2のレバー体の自由端は、第1のレバー体の他端部よ
り大きなストロークで移動する。
〈本考案の実施例〉(第1〜5図) 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例の電磁レバー機構を示す斜視
図、第2図は第1図の分解斜視図、第3図は、第1図の
側断面図である。
これらの図において、10は電磁石であり、中空状のボビ
ン11の周りにコイル12が巻かれ、中空部13は長方体状に
形成されている。
ボビン11の下面側には、ボビン11のほぼ正方状に形成さ
れた前部11aおよび後部11bより下方に突設された係止爪
15a、15b(15c)に係止する継鉄16が取付けられてい
る。
継鉄16の前端部16aおよび後端部16bは、前方および後方
に水平に延びた端部の上面16c、16dを中空部13の底面と
ほぼ連続するようにクランク状に屈曲形成されている。
継鉄16の中央より僅か後方には、側方に突出する取付片
17a、17bが設けられている。
取付片17a、17bの前方で且つボビン11の中間部の側方位
置には、両側から上方に屈曲された支持片18a、18bが立
設されている。
一方、ボビン11の中空部13にはこの実施例の第1のレバ
ー体である鉄芯レバー20が挿通されている。
この鉄芯レバー20の凸状に形成された前端部20aは、ボ
ビン11の前部11aより突出しており、T字状に形成され
た後端部20bは、ボビン11の後部11bより突出している。
鉄芯レバー20の後部上面には、板バネ21が取付けられて
いる。
この板バネ21は鉄芯レバー20の後端部20bより底面側に
屈曲され、下方に屈曲形成された下端部21aを、押え板2
2と継鉄16の背面部(後端部16b)に挟まれるようにネジ
止めされている。
鉄芯レバー20の後端部20bの下面と、継鉄16の後端部16b
の上面16dは、この板バネ21によって当接しており、鉄
芯レバー20の前端部20aは、板バネ21の上方への付勢力
によって、継鉄16の前端部16aの上面16cから上方に離間
した状態となっている。
したがって、電磁石10のコイル12に所定電流が流れる
と、鉄芯レバー20は後端部20bを支点にして、その前端
部20aを継鉄16の前端部16aの上面16cに当接するように
回動することになる。
鉄芯レバー20の前端部20aの先端は、この実施例の第2
のレバー体であるゲートレバー25の中間部に連結されて
いる。
ゲートレバー25は、上方からみてほぼコの字状に屈曲形
成された連結部26と、連結部26に接続され、硬貨軌道に
出入りして硬貨の移動を制御するゲート部27とから形成
されている。
連結部26は、連結片26aと、連結片26aの両側から継鉄16
の支持片18a、18b方向に屈曲されたアーム片26b、26cか
ら成り、アーム片26b、26cの先端は、継鉄16の支持片18
a、18bに段付のネジ28によって回動自在に取付けられて
いる。
連結片26aの中央には、連結穴26dが設けられており、こ
の連結穴26dに鉄芯レバー20の先端が挿入されることに
よって鉄芯レバー20とゲートレバー25が連結されてい
る。
連結片26aの端部から下方に取付けられたゲート部27
は、ほぼ断面クランク状に屈曲形成されており、その中
央部27aから下方に屈曲された下端部27bには、硬貨を通
過させるスリット27cが形成されている。
なお、27dは、中央部27aから下方に屈曲され、硬貨軌道
を移動する硬貨に当接して、停止させた硬貨をスリット
27cに通過させるストッパである。
したがって、コイル12への通電によって鉄芯レバー20が
後端部20bを支点にして前端部20aを下げる方向に回動す
ると、ゲートレバー25はアーム片26b、26cの先端部分を
支点としてゲート部を下げる方向に回動する。このとき
鉄芯レバー20の両端部は継鉄16の両端に強く吸着される
ことになる。
また、ゲートレバー25の回動支点は、鉄芯レバー20の中
間部の側方にあり、しかも、この鉄芯レバー20の回動支
点に対し、ゲートレバー25の自由端は、ゲートレバー20
の前端部より外方の位置にあるため、第4図の模式的に
示すように、鉄芯レバー20の前端部20aのストロークS1
(移動量)に対してゲートレバー25の自由端である下端
部27bのストロークS2は数倍以上の大きさとなる。な
お、この第4図に示しているように、ゲートレバー25を
直線とし、その回動支点から鉄芯レバーとの連結部まで
の長さをL1、その連結部位からゲートレバーの自由端ま
での長さをL2としたとき、鉄芯レバーのストロークS1と
ゲートレバーのストロークS2′との比S2′/S1は、(L1
+L2)/L1、即ち、1+(L2/L1)となる。したがって、
ゲートレバーの全長が短くても、L2/L1の値を大きくす
れば、鉄芯レバーのストロークに対するゲートレバーの
ストロークを大きく拡大することができる。
このように構成された電磁レバー機構は、第5図(a)
に示すように、ゲートレバーの下端部27bのスリット27c
の側方部分が硬貨軌道Lの底部と連続するように設置さ
れる。そして、コイル12への通電を行なわなければ硬貨
Cは硬貨軌道をそのまま通過することになる。
コイル12に通電がなされると、前述したように鉄芯レバ
ー20およびゲートレバー25が回動して、第5図(b)に
示すように、下端部27bのスリット27cおよびストッパ27
dが硬貨軌道L内に入いるため、硬貨Cは、ストッパ27d
に当接し、スリット27cを通過して、他の硬貨軌道ある
いは収納容器(ともに図示せず)等に移動することにな
る。
〈本考案の他の実施例〉 前記実施例では、第2のレバー体としてのゲートレバー
25を、硬貨軌道の硬貨を通過あるいは別軌道へ搬出する
ように、自由端側にスリット27cを設けていたが、硬貨
を通過あるいは停止させるためのストッパのみで形成す
るようにしてもよい。
〈本考案の効果〉 本考案の電磁レバー機構は、ボビンの中間部の側方位置
で軸支され、第1のレバー体の他端部よりさらに外方の
位置に自由端がある第2のレバー体の中間部分を、第1
のレバー体の他端部に連結させるようにしたので、第2
のレバー体の自由端では、第1のレバー体そのもののス
トロークより大きなストロークを得ることができる。し
たがって、従来と同じレバーストロークを、より容量の
少ない小形な電磁石で実現でき、しかも、この電磁石で
駆動されるレバーの長さも短くて済み、両者の相乗効果
によって電磁レバー機構を大幅に小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の分解斜視図、第3図は、第1図の側断面図である。 第4図は一実施例の動作を模式的に表わした図、第5図
(a)および第5図(b)は、一実施例の要部の動作を
示す概略平面図である。 第6図は、従来機構を示す概略側面図である。 11……ボビン、12……コイル、13……中空部、16……継
鉄、20……鉄芯レバー、21……板バネ、25……ゲートレ
バー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルが巻装された中空筒状のボビンと、 前記ボビンの側方に長手方向に沿って配設され、一端部
    を前記ボビンの一端側開口面の近傍に位置させ、他端部
    を前記ボビンの他端側開口面の近傍に位置させた継鉄
    と、 前記ボビンの中空部に両端が突出するように挿通され、
    前記コイルに通電したとき、一端部側を支点として他端
    部が前記継鉄の他端部に吸着するように揺動する第1の
    レバー体と、 該第1のレバー体の他端部を前記継鉄の他端部から離間
    させる方向へ付勢するバネと、 前記ボビンの中間部の側方位置で軸支され、中間部分を
    前記第1のレバー体の他端部に連結させ、自由端を前記
    第1のレバー体の他端部よりさらに外方に位置させ、前
    記第1のレバー体の揺動に連動して前記軸支部分を支点
    として揺動する第2のレバー体とを備えた電磁レバー機
    構。
JP1988087300U 1988-06-29 1988-06-29 電磁レバー機構 Expired - Lifetime JPH0639401Y2 (ja)

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JPH029969U JPH029969U (ja) 1990-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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