JP2007135773A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技本体裏面の省スペース化を実現するパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】裏機構板面60に対して垂直なガイド軸50を設けると共に、このガイド軸50を一対の軸杆54により構成した。一方、このガイド軸50に、ガイド溝70を介して球均し部材40を吊持した。ここで、ガイド溝70は、ガイド軸50が遊転可能な球均し溝71、ガイド軸50を弾縮させて初めて通過可能となる狭幅溝部73、及び軸杆54の軸径に溝幅が設定される球止め溝部72により構成した。そして、球均しを実行する場合には、球均し部材40をスライドさせて、ガイド軸50を球均し溝部71内に位置させる。これに対し、球止めを実行する場合には、ガイド軸50を球止め溝部72内に位置させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、タンクレール内を積み重なった状態で流下する遊技球を平らに均すための球均し部材を備えたパチンコ遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機にあっては、遊技機本体の裏面側に装着される裏機構板の上部位置に、遊技島設備の補給樋から供給された遊技球を受け入れる球タンクと、球タンクから放出された遊技球を流下させる緩勾配で下方傾斜したタンクレールとが配設されており、タンクレールを流下する遊技球は上下方向の球通路を介して下方の球払出装置に送られるようになっている。
また、前記タンクレールには、遊技球が積み重なった状態で流下することに起因して発生する種々の不具合を未然に防ぐために、積み重なった状態の遊技球を平らに均す球均し部材が設けられている。ここで、汎用の球均し部材は、遊技球流下方向に揺動可能に取り付けられており、遊技球がタンクレール内を積み重なった状態で流下した場合に、遊技球の流圧を受けて球流下方向へ回動し、遊技球に対して均し作用を生ずるようにして、球均しを可能としている。
また、上述したように、タンクレールを流下する遊技球は球通路を介して球払出装置に送られるが、故障や保守点検等で球払出装置や球通路を取り外した場合に、球流下を一旦停止させ、タンクレール内の遊技球が機外にこぼれ落ちないようにするための球止め部材が、タンクレールの下端近傍部に配設されている。ここで、従来の球止め部材は、ほぼ直角に曲成されたストッパー部を先端に備えた断面ほぼL形の帯板材からなり、先端のストッパー部がタンクレール内に挿入されて遊技球を塞き止める球止め位置と、タンクレール内から退避して遊技球の流下を許容する待機位置とに変換可能に設けられている。
また、球均し部材が有する球均し機能と、球止め部材が有する球止め機能とを両方兼ね備えた球均し部材が既に提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1で開示される構成は、所定の回動軸を中心に揺動自在に取り付けられた球均し部材を、別途回動自在に取り付けられた保持部材により揺動状態を規制することで、球止めを行うものである。そして、特許文献1には、かかる構成は故障のおそれや製造コストを低減させ、また、設置空間を小さくすることができる、と記載されている。
特開2003−126389号公報
しかしながら、特許文献1に開示される構成は、上述のように保持部材を備えた構成であるため、球均し部材を設置するスペース以外にも、この保持部材を設置するスペースが必要となる。また、この保持部材を組み付ける作業を別途要し、また部品点数が増えるという問題もある。また、かかる球均し部材は、その回動軸が遊技機本体に固設されており、保持部材により揺動規制されていない球均し状態であっても、当該球均し部材の下端部が、タンクレール底面を転動する遊技球と当接するため、球均し状態において遊技球の流下を阻害しており、円滑な球流れが実現できない問題があった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、安定した球均し作用が得られると共に、球止め機能も具備し、しかも作業性が良い球均し部材を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、遊技機本体の裏面に各々設けられた、遊技島設備の補給樋から供給された遊技球を受け入れる球タンクと、球タンクから放出された遊技球を下方へ案内する、上方が開口したタンクレールと、タンクレール上に配置され、当該タンクレールに沿って回動して当該タンクレール内にある遊技球を球均しする球均し部材とを備えたパチンコ遊技機において、球均し部材と対向する固定部位、又は球均し部材のいずれか一方に、遊技機本体裏面に対して略垂直なガイド軸を突設し、いずれか他方に、前記ガイド軸が挿通される長尺状のガイド溝を配設して、ガイド軸を、ガイド溝の長手方向に沿って当該ガイド溝内で移動させることにより、球均し部材を遊技機本体裏面上で移動可能とすると共に、ガイド軸は、間隔をおいて列設された弾性材料からなる各々同径の軸杆により構成されるものであり、ガイド溝は、ガイド軸が当該ガイド溝内でその軸線周りに遊転可能な溝幅の球均し溝部、該球均し溝部と連成した、軸杆の軸径と略等しい溝幅の球止め溝部、並びに、球均し溝部及び球止め溝部が連通する部位に配置された、前記軸杆を列設方向に弾性変形させてガイド軸の先端を弾縮させることにより当該ガイド軸が通過可能となる溝幅の狭幅溝部で構成されるものであり、球均し部材は、各軸杆の側面が溝縁にそれぞれ交差状に当接するようにガイド軸が球止め溝部に挿通されてタンクレールに沿って回動不能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上の遊技球通過を遮断する球止め位置と、ガイド軸が球均し溝部に挿通されてタンクレールに沿って回動可能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上を流下する遊技球に均し作用を生ずる球均し位置とに変換されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機である。ここで、球均し部材と対向する固定部位は、例えば、遊技機本体裏面を構成する裏機構板面であっても良いし、タンクレールの一部であっても良い。ここで、球均しするとは、タンクレール内を積み重なって流下する遊技球を平らに均すことをいう。
かかる構成にあっては、ガイド軸をガイド溝に対して相対移動させて球均し溝部に挿通すると、球均し部材がタンクレールに沿って回動可能となり、球均し機能が発揮される。これは、球均し溝部の溝幅が、ガイド軸の軸幅より径大となるように設定されており、当該溝内に挿入されたガイド軸はその溝内で相対的に遊転可能となるためである。一方、ガイド軸をガイド溝に対して相対移動させて球止め溝部に挿通すると、球均し部材がタンクレールに沿って回動不能となり、球止め機能が発揮される。これは、次の理由によるものである。球止め溝部の溝幅は、軸杆の軸径とほぼ同じとなるように設定されており、ガイド軸の挿通方向と軸杆の列設方向とを一致させた場合に初めてガイド軸がこの球止め溝部内に進入可能となる。このため、ガイド軸が球止め溝部内に挿通されると、各軸杆は両脇の溝縁に挟持され、当該軸杆の側面が該溝縁にそれぞれ交差状に当接することとなり、仮にガイド軸に対してその軸線周りにモーメントが作用しても、両溝縁に挟持されて当該溝内では回動することが規制される。これにより、ガイド軸の回動は不能となり、適正に球止め機能が発揮される。
したがって、本発明に係る球均し部材は、球均し機能に加えて、球止め機能も兼ね備えた構成であるため、従来のように球均し部材と球止め部材とを個別に遊技機本体に配設する必要が無く、遊技機本体裏面の省スペース化が図れる。また、本発明は、特許文献1に示されるような保持部材を配設することなく、球均し部材をレール方向に回動不能とすることができる。したがって、部品点数が減少して省スペース化が図れ、煩雑な組み付け作業も不要となる。また、本発明は、球均し部材を回動させるための回動軸が所定部位に固設されるものではないため、球均し状態において遊技球の流下を阻害するものではない。
ところで、球均し溝部内に位置するガイド軸は、非弾縮状態では狭幅溝部の溝幅よりも径大であるから当該狭幅溝部内に進入できず、球止め溝部内に自由移動してしまう余地はない。したがって、本発明は、ガイド軸を安定して球均し溝部内に位置させておくことが可能となる。逆に、同じ理由で、球止め溝部に位置するガイド軸は、安定して球止め溝部内に位置することとなる。要するに、本発明に係る狭幅溝部を設けることにより、ガイド軸が自由に球均し溝部へ又は球止め溝部へ移動してしまうことを防止することができる。さらに本発明にあって、球均し部材を位置変換させたい場合は、軸杆を手で摘む等してガイド軸を弾縮させ、ガイド軸を縮径状態にしてから狭幅溝部を介して所要溝部内にガイド軸を進入させる。このため、簡易操作でガイド軸を必要に応じて所要溝部に挿通させることができる。
また、ガイド軸は、間隔をおいて列設された弾性材料からなる各々同径の一対の軸杆により構成されるものが提案される。
かかる構成とすることにより、ガイド軸の先端構造が簡易構造となって、生産性が向上すると共に、球均し位置又は球止め位置に位置変換する際の作業性も向上することとなる。
本発明のパチンコ遊技機は、ガイド軸の先端を、複数の軸杆により構成し、ガイド溝を、球均し溝部、球止め溝部、並びに、狭幅溝部で構成すると共に、球均し部材が、球止め溝部にガイド軸が挿通された球止め位置と、球均し溝部にガイド軸が挿通された球均し位置とに変換される構成としたため、球均し部材は、球均し機能に加えて、球止め機能も兼ね備えた構成となり、従来のように球均し部材と球止め部材とを個別に遊技機本体に配設する必要が無く、遊技機本体裏面の省スペース化が図れる優れた効果がある。また、本発明は、特許文献1に示される構成に比して、部品点数が減少して省スペース化が図れ、煩雑な組み付け作業が不要となる利点がある。さらに、狭幅溝部により、ガイド軸が自由に球均し溝部と球止め溝部とを行き来してしまうことを防止することができるため、球均し部材が確実に球均し位置に位置決めされて安定した球均し作用が確保される。また、軸杆を必要に応じて弾性変形させてガイド軸を縮径し、適宜ガイド軸を位置変換させる構成であるため、作業性が向上する利点もある。
また、ガイド軸を一対の軸杆により構成した場合は、ガイド軸の先端構造が簡易構造となって、生産性が向上する効果が生ずる。さらに、球均し位置又は球止め位置に位置変換する際は、軸杆を摘んでガイド軸を縮径すれば良いため、作業性が向上する効果も生ずる。
<第一実施例>
以下に、本発明の第一実施例を、図1〜図8に基づいて説明する。
パチンコ遊技機1は、図1,図2に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。
遊技機本体3は、ほぼ正方形状の開口部5(図2参照)が中央上部に形成された前枠6を備え、この前枠6の一側縁がヒンジ部材4,4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。この前枠6には、ほぼ円形のレール7(図1参照)により区画形成された遊技領域を備える遊技盤8が前記開口部5に嵌合された状態で取り付けられており、さらに前枠6には、遊技盤8を覆うガラス扉10と、上受皿11を備えた上皿パネル12とがそれぞれ開閉可能に軸支されている。また、前枠6の下部には、上受皿11の下方に位置した下受皿13が一体形成されており、この下受皿13の右側方に発射ハンドル14が配設されている。なお、図示省略されているが、前記遊技盤8の遊技領域には、図柄表示装置、大入賞口、電動役物、遊技釘、及び風車等の各種遊技部材が所定位置に配設されている。
一方、図3に示すように、遊技機本体3の裏面側には、遊技盤8の背面に当接させるようにして裏機構板15が対設されている。この裏機構板15は、前枠6の裏面側縁部にヒンジ部材16,16を介して開閉可能に枢結されている。また、この裏機構板15の表面である裏機構板面60には、その上部に球タンク17が配設されており、図示しない遊技島設備の補給樋から可撓パイプを介して供給される遊技球を受け入れ得るようになっている。また、裏機構板面60には、球タンク17の底壁に開口された球出口18から放出される遊技球を受け入れて流下させる緩勾配で下方傾斜したタンクレール19と、このタンクレール19の下端部と連通して遊技球を下方の球払出装置20に導く上下方向の球通路21とが設けられている。また、裏機構板面60には、前記球払出装置20から払い出される遊技球をさらに下方に導く二股状に分岐された払出し流路22a,22bが設けられており、その一方の払出し流路22aは上受皿11の球出口23に連通され、他方の払出し流路22bは下受皿13の球出口24に連通されている。なお、前記タンクレール19、球通路21、及び払出し流路22a,22bは、透光性を有する合成樹脂によって形成されており、内部を流下する遊技球が視認可能となっている。
また、裏機構板面60の中央は、遊技盤8の裏面側に取り付けられた制御装置やこの制御装置の保護カバー(何れも図示省略)との干渉を避けるべく、矩形状の開口部25が形成されている。そして、この開口部25の上方には、前記タンクレール19が配設されると共に、当該開口部25の側方には前記球通路21と球払出装置20とが配設されている。さらに裏機構板面60の上部位置には、遊技状態等の所要情報信号を出力する情報端子基板26が、球タンク17の横に並べて配設されている。
次に、本発明の要部について説明する。
前記タンクレール19は、図5等に示すように、底壁部30、前側壁部31a、及び後側壁部31bにより断面ほぼコ字形に形成され、その内部には底壁部30に立設された仕切り壁部32によって二条の球流路33,33が区画形成されている。この球流路33,33の各横幅は、遊技球xの直径寸法より若干広く設定されており、これによって、遊技球xを一列状に整列させて流下させ得るようになっている。また、タンクレール19の直上であって、その長手方向(レール方向)のほぼ中間位置には、本発明の要部に係る合成樹脂製の球均し部材40(図3参照)が配設されている。そして、この球均し部材40により、タンクレール19内にある遊技球が球均しされることとなる。なお、後述するように、本発明に係る球均し部材40は、故障や保守点検等で球払出装置20や球通路21を取り外した場合に、遊技球の流下を一旦停止させて、タンクレール19内の遊技球が流下して機外にこぼれ落ちないようにする球止め機能も有している。
また、この球均し部材40よりも上流側の後側壁部31bは、所定高さ位置まで上方に延設されており、この後側壁部31bによってタンクレール19の後面側の側部を遮蔽して、遊技球xが積み重なった状態で流下してもタンクレール19からこぼれ落ちないようにしている。なお、本実施例にあっては、図2に示すように、遊技機本体3の正面方向、及びタンクレール19の前方を+X軸方向とし、タンクレール19における球流れの上流方向を+Y軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向としている。
前記球均し部材40は、図4に示すように、正面視ほぼ縦長惰円状の基部44を備えている。なお、この基部44の下面は、球均し作用を適正に生じさせるべく、Y軸方向に沿って湾曲面が形成されている。また、基部44の下端中央には、所定深さのスリット48がレール方向(Y軸方向)に沿って設けられている。また、基部44の内部には、金属製の錘部(図示省略)が収納されており、当該球均し部材40をその自重により定常位置に復帰させるようにしている。
また、球均し部材40の上端には、縦断面ほぼL形のL形支持部42が上方に突設されている。さらに詳述すると、L形支持部42の下端が基部44の上面と連成していると共に、先端43はタンクレール19における上流方向(+Y軸方向)に向いている。そしてさらに、このL形支持部42には、前後方向(X軸方向)に貫通状に開口してなる正面視ほぼL形に長尺のガイド溝70が形成されている。このガイド溝70は、後述するガイド軸50が挿入されるものであり、具体的には、最下位置にある正面視円形の球均し溝部71、最上位置で水平方向へ直線状に形成された球止め溝部72、並びに、球均し溝部71及び球止め溝72の間に位置し、球均し溝部71及び球止め溝72の連通部位に配された上下方向の狭幅溝部73で構成されている。かかる構成にあっては、球均し溝部71と球止め溝部72とが、狭幅溝部73を介して互いに連通状態となる。なお、各溝部71,72,73の詳細は、後述する。
一方、図4等に示すように、裏機構板面60であって、球均し部材40と対向することとなるタンクレール19の直上部位(固定部位)には、裏機構板面60に対してほぼ垂直状のガイド軸50が後方向き(−Y軸方向)に突設されている。さらに詳述すると、このガイド軸50は、その中央を上下に縦断する切り溝55によって左右に分離されており、間隔をおいて左右方向に並設された各分離体を、一対の軸杆54,54としている。ここで、各軸杆54は弾性を有する合成樹脂材料からなり、その先端を左右から摘んで内側へ撓ませることによって、当該ガイド軸50の先端を左右方向に弾縮させ得るようになっている。
また、各軸杆54は、根元の方から順に、根元部51、スリット部53、及び先端部52により構成され、それぞれ左右方向への厚肉を異ならせることにより、外側面に段部を形成している。さらに詳述すると、根元部51と先端部52の間に位置したスリット部53は、板片形状をなしているのに対し、根元部51と先端部52は、スリット部53よりも外方へ膨隆した断面ほぼ半円形をなしている。ここで、スリット部53の有効長d1(図4参照)は、前記L形支持部42の奥行長さd2(図4参照)とほぼ等しく設定されている。また、前記先端部52は、先端方向へ縮径するテーパー状をなしている。なお、軸杆54は切り溝55を中心にして相互に対称形とし、各部位の幅長さ等を等しくしている。
一方、ガイド軸50が挿入されるガイド溝70にあって(図5等参照)、球均し溝部71の溝幅d3(直径)は、ガイド軸50に係るスリット部53の縦幅r1(図4参照)より十分に大きくして当該ガイド軸50が当該球均し溝部71内に挿入可能とすると共に、その挿入状態で、非弾縮状態のガイド軸50が溝内で相対的に軸線周りに遊転可能となるようにしている。換言すれば、球均し部材40がガイド軸50を中心に吊持状態でレール方向に回動可能となるようにしている。
さらに、球均し溝部71の上端には、狭幅溝部73の下端が接続されている。この狭幅溝部73の溝幅d5は、球均し溝部71の溝幅d3よりも小さく設定されており、ガイド軸50の先端が左右方向(軸杆54の列設方向)へ弾縮した状態で初めて当該ガイド軸50が挿通可能となる幅に設定されている。
さらに、狭幅溝部73の上端には、球止め溝部72の右端が接続されている。この球止め溝部72の溝幅d4は、軸杆54の軸径とほぼ等しくなるように設定されている。具体的には、スリット部53の縦幅r1と等しくなるように設定されている。
なお、ガイド溝70にガイド軸50を挿通するには、ガイド軸50の先端部52をガイド溝70に圧入し、図5に示すように、スリット部53をガイド溝70内に配置させて挿通状態とする。すなわち、この挿通状態にあっては、ガイド溝70の手前側開放面からガイド軸50の先端部52が突出状に露出し、先端部52の突出係止縁57(図4参照)とL形支持部42の端面とが当接して、ガイド軸50上で球均し部材40がガイド軸方向において位置決めされる。また、かかる構成にあっては、球均し部材40を把持してガイド軸50をガイド溝70の長手方向に沿って相対的に移動させることにより裏機構板面60上で当該球均し部材40がスライド可能となる。
なお、前記構成にあって、スリット部53の縦幅r1により、本発明に係る軸杆の軸径が構成され、左右対称の軸杆54,54を並設する構成とすることにより、同径の軸杆が構成されることとなる。
次に、上記構成の球均し部材40の使用態様を説明する。
まず、本発明に係る球均し部材40により、タンクレール19内の遊技球に対して球均しを実行する場合には、図5aに示すように、球均し部材40を、ガイド軸50が円形の球均し溝部71内に位置した状態とする。ここで、ガイド軸50は、球均し溝部71内ではその軸線周りに相対的に遊転可能であるため、当該球均し部材40は、レール方向に沿って回動可能となる。また、かかる位置に保持された球均し部材40の下端は、図6aに示すように、タンクレール19の底壁部30からほぼ遊技球1個分の高さ位置となる。かかる構成にあって、図7aに示すように、遊技球xがタンクレール19内を積み重なった状態で流下すると、球均し部材40が上流側の側面で遊技球xの流圧を受け、図7bに示すように、ガイド軸50を中心に下流側へ回動する。そうすると、球均し部材40の下端とタンクレール19の内底との間隙から最下層の遊技球xが流下すると共に、錘部(図示省略)によって垂下状態に復帰しようとする復帰力が生じ、最下層の遊技球x上に積み重なっている上層の遊技球xが下方に押圧されて流下することを規制され、積層状に流下する遊技球が球均しされることとなる。なお、これまでに述べた球均し部材40が球均し機能を発揮する保持位置により、本発明に係る球均し位置αが構成される。
次に、球払出装置20を取り外して故障や保守点検等を実行すべく、球均し部材40によりタンクレール19上の遊技球通過を遮断する場合には、ガイド軸50を、ガイド溝70の狭幅溝部73まで移動させる。具体的には、軸杆54,54の先端部52,52を手で摘む等して軸杆54,54を切り溝55内に撓ませてガイド軸50を縮径させつつ、球均し部材40を下方に引っ張る。そうすると、ガイド軸50は狭幅溝部73を通過可能となる。そしてさらに、ガイド軸50が狭幅溝部73を通過して球均し溝部72の右端に位置すると(図5b,図8a参照)、溝幅が広がることにより軸杆54の撓みが解除され、弾縮状態のガイド軸50は、非弾縮状態となる。なお、図5bに示すように、球均し部材40を下方に引っ張る際には、その下端にあるスリット48内に仕切り壁部32が挿通することとなる。
そしてさらに、図5cに示すように、球均し溝部40をレール方向における上流側(+y軸方向)へ移動させながら、ガイド軸50を球止め溝部72内に挿通させる。ここで、球止め溝部72は、その溝幅d4をスリット部53の縦幅r1とほぼ等しく設定したため、挿通時にあっては、ガイド軸50の挿通方向と軸杆54の列設方向とを一致させる必要がある。そして、このようにしてガイド軸50が球止め溝部72に挿通されると、並設された各軸杆54のスリット部53,53の上下縁と、球止め溝部72の溝縁75とが横切るようにしてそれぞれ当接する。したがって、ガイド軸50の軸線周りにモーメントが作用しても、当該ガイド軸50は溝縁75に上下方向から挟まれて、球止め溝部72内で軸線周りに回動不能となる。このため、当該球均し部材40は、レール方向に沿って回動不能となる。また、かかる位置に保持された球均し部材40の下端は、図6bに示すように、タンクレール19の底壁部30の直上に位置することとなり、当該球均し部材40の下端と底壁部30との間隙は、遊技球xが通過不能なものとなる。これにより、球流路33は遮断され、図8bに示すように、遊技球xがタンクレール19内を積み重なった状態で流下すると、球均し部材40がその側面で遊技球xを塞き止め、遊技球xの流下が阻止されることとなる。なお、これまでに述べた球止め機能を発揮する球均し部材40の保持位置により、本発明に係る球止め位置βが構成される。
<第二実施例>
次に、第二実施例について説明する。なお、第一実施例と同じ構成については、同じ符号を付すと共に、説明を簡略又は省略する。
図10a,bに示すように、裏機構板面60の、タンクレール19中流部位の上方位置には、タンクレール19内における遊技球の流下方向に直交するガイド軸50が突設される。球均し部材40aは、このガイド軸50に上端部を軸支されて、タンクレール19に沿って回動可能となるよう吊り下げられる。ガイド軸50は、図9に示すように、裏機構板15に突成された軸受筒部27に内嵌した状態で、抜止めピン28によって軸受筒部27に回動不能に固定される。また、図10等に示すように、ガイド軸50は、左右に列設された軸杆54,54により構成される。
球均し部材40aの基部44a上端には、図9,10に示すように、取付腕部39が配設されている。この取付腕部39には、図10aに示すように、上下に長尺形状をなすガイド溝70aが貫設されている。そして、このガイド溝70aは、下端部に配置された球均し溝部71aと、球均し溝部71aの上に配置される狭幅溝部73aと、上端部に配置された球止め溝部72aとで構成されている。すなわち、球均し溝部71a、球止め溝部72a、及び狭幅溝部73aが連続状に連成して、ガイド溝70aが構成されている。
さらに詳述すると、球均し溝部71aは、ガイド軸50が溝内で遊転可能な大きさの円形をなしている。また、狭幅溝部73aは、軸杆54,54を撓ませて縮幅してガイド軸50が辛うじて通過し得る溝幅に設定されている。さらに、球止め溝部72aは、球均し溝部71aとほぼ同じ大きさ形状に設定されている。
これまでに述べたガイド溝70aとガイド軸50によれば、図11,12に示すように、縮幅させない限りガイド軸50を球均し溝部71a又は球止め溝部72aのいずれかに位置させることが可能となると共に、各位置でガイド軸50を相対的に遊転させることが可能となる。一方、ガイド軸50を縮幅させて、当該ガイド軸50を狭幅溝部73aに沿って相対移動させることにより、各溝部71a,72aに変位させることができる。後述するように、ガイド軸50が球均し溝部71aに保持される位置を球均し位置αとし、ガイド軸50が球止め溝部72aに保持される位置を球止め位置βとしている。
基部44aは、図9に示すように、タンクレール19内に収容可能に寸法設定されていると共に、タンクレール19の内底面29に横断状に形成された係合凹部34と係合し得る係合凸部81が形成されている。
かかる構成にあって、球均しを実行する場合には、図10bに示すように、ガイド軸50を球均し溝部71aに挿通させる。かかる状態では、図11aに示すように、球均し部材40aの下端とタンクレール19の内底面29との間に遊技球約1.5個分の間隙が生じており、球均し部材40aはタンクレール19と衝突することなくガイド軸50を中心に回動可能となる。このため、図13aに示すように、球流路33の最下層の遊技球xが球均し部材40aの下方の間隙から下流側に通過可能となると共に、上層の遊技球xは適正に球均しされることとなる。
一方、球止めを実行する場合には、図12aに示すように、ガイド溝70a上端の球止め溝部72aにガイド軸50を挿通して球止め位置βに保持する。球均し位置αから球止め位置βへの変換は、軸杆54,54を左右に摘んでガイド軸50の左右幅を縮幅させると共に、図11b,12aに示すように、球均し部材40aを下方に移動させてガイド軸50を狭幅溝部73aに進入させ、通過させる。なお、球止め位置βから球均し位置αへの変換はかかる操作と逆向きの操作によって可能である。
かかる球止め位置βでは、図12aに示すように、基部44a下端の係合凸部81が、タンクレール19の内底面29の係合凹部34と係合し、球均し部材40aは回動不能に保持される。また、図13bに示すように、球均し部材40aの下部によりタンクレール19の球流路33が閉塞され、タンクレール19内の遊技球の流下が遮断されることとなる。
なお、第二実施例では、図13aに示すように、球均し位置αにおいて球均し部材40aが垂下した状態で、球均し部材40aとタンクレール19との間に、タンクレール19の最下層の遊技球xが球均し部材40aと当接せずに通過し得るだけの間隙を生じさせているため、最下層の遊技球が円滑に流下することができ、球詰り等の不具合が生じにくいという利点がある。
なお、本実施例では、球均し部材40aの可動スペースを最小限に留める観点から、球止め部材40aを球均し位置αから球止め位置βへ変換する際に、球均し部材40aを鉛直方向へ移動するようにしているが、これに限らず、ガイド軸50の弾縮し得る方向を変更することにより、上流方向又は下流方向や斜め方向への移動によって球均し部材40aを位置変換することもできる。
<第三実施例>
次に、第三実施例について説明する。なお、第一実施例又は第二実施例と共通する構成については、符号を一致させて説明を簡略又は省略する。
本実施例の球均し部材40bは、第二実施例の球均し部材40aから基部44aの形状を変更したものである。球均し部材40bについて、取付腕部39は第二実施例と同じ構成であり、球均し部材40bは、第二実施と例同様に、裏機構板15に突設されたガイド軸50をガイド溝70aに挿通させることによってタンクレール19内に吊り下げられる。
ここで、本実施例の球均し部材40bは、図14に示すように、基部44bの下端に係合凸部が形成されておらず、タンクレール19の内底面29にも係合凹部が形成されていない。本実施例では、それらの代わりに、基部44bの下部に、下流側へ突出する係合突端85が形成される。係合突端85は、球均し部材40bの下端部の中で、ガイド軸50から最も離れた位置にある。
球均し部材40bは、図14b,15,16aに示すように、通常は、球均し部材40bを球均し位置αに保持した状態で取り付けられる。かかる状態では、図15,16aに示すように、ガイド軸50から係合突端85までの長さがガイド軸50からタンクレール19の内底面29までの最短距離よりも短くなり、球均し部材40bの下端とタンクレール19の内底面29との間に遊技球約1.5個分の間隙が生じ、球均し部材40bはタンクレール19と衝突することなくガイド軸50を中心に回動可能となる。このため、かかる状態では、図17aに示すように、球流路33の最下層の遊技球xが球均し部材40bの下方の間隙から下流側に通過可能となると共に、上層の遊技球xは基部44bの上流側下部に衝突し、球均し部材40bを下流側に回動させ、垂下状態に復帰しようとする球均し部材40bに適切な力で下方に押圧されることによって平らに均されることとなる。
一方、球均し部材40bによって球止めを行う場合には、図16cに示すように、ガイド溝70a上端の球止め溝部72aにガイド軸50を保持した状態、すなわち球均し部材40bを上述の球止め位置βに保持する。球均し位置αから球止め位置βへの変換は、軸杆54,54を左右に摘んで内側に撓ませてガイド軸50の左右幅を縮幅させると共に、図16b,cに示すように、球均し部材40bを下方に移動させてガイド軸50を狭幅溝部73aに進入させ、ガイド軸50を球止め溝部72aまで相対移動させることによって行うことができる。また、球止め位置βから球均し位置αへの変換もかかる操作と逆向きの操作によって可能である。
かかる球止め位置βでは、ガイド軸50から係合突端85までの長さが、ガイド軸50からタンクレール19の内底面29までの最短距離より長くなることとなる。ここで、球均し部材40bを垂下させた状態では、図16cの想像線で示すように、球均し部材40bの係合突端85がガイド軸50の直下位置よりも下流側寄りに位置しており、係合突端85をタンクレール19の内底面29に衝突させずに、球均し部材40bを下流側に回動可能となっている。そして、かかる状態から、図16cに示すように、ガイド軸50を中心に、球均し部材40bを略一回転させると、ガイド軸50の直下位置よりも上流側で、係合突端85がタンクレール19の内底面29に衝突し、球均し部材40bは当該位置から下流側へは回動不能となる。このため、かかる状態では、図17cに示すように、球均し部材40bの下部によりタンクレール19の球流路33が閉塞されると共に、球均し部材40bが下流側へ回動不能に規制されることとなり、タンクレール19内の遊技球の流下が球均し部材40bによって遮断されることとなる。
このように、本実施例に係る球均し部材40bでは、球均し位置αにおいて、ガイド軸50から球均し部材40bの係合突端85までの長さが、ガイド軸50からタンクレール19の内底面29の最短距離より長くなるため、係合突端85をガイド軸50の直下位置よりも上流側でタンクレール19の内底面29に当接することによって球均し部材40bの下流側への回動を規制して、タンクレール19内の遊技球の流下を遮断する。したがって、本実施例にあっても、球止めを行う際に、遊技球の流圧を受ける球均し部材40bの下部がタンクレール19の底部に直接支持されることとなるため、従来構成に比べて、球均し部材の回動を強固に規制することができ、タンクレールの遊技球の流下を確実に遮断することができる。
なお、第一から第三実施例に係るガイド軸50は、全長にわたって軸杆54が形成されたものであるが、少なくともガイド溝70,70aに挿通される先端が軸杆54により構成されていれば良い。また、軸杆54の列設数は実施例に限定されるものではない。また、軸杆54に係る根元部51と先端部52の膨隆形状は適宜変更可能である。例えば、根元部51と先端部52とを断面矩形状とし、L形支持部42との接触面積を十分に確保する構成としても良い。これにより、より一層確実に軸方向で位置決めし、レール方向に球均し部材40,40a、40bを安定して回動させることができる。
これまでに述べた第一から第三実施例では、球均し部材40,40a,40bを回動自在に保持するガイド軸50を裏機構板15に固定しているが、これに限らず、ガイド軸50を、タンクレール19の側壁部31a,31bなどに固定することもできる。さらにいえば、ガイド軸50を球均し部材40,40a,40b側に固定し、ガイド溝70,70aを裏機構板15やタンクレール19などの固定部位に配設することも可能である。
パチンコ遊技機1の正面図である。 パチンコ遊技機1の外観斜視図である。 パチンコ遊技機1の裏面図である。 第一実施例に係る球均し部材40の配設機構を示す分解斜視図である。 (a)は、第一実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40を示す斜視図であり、(b)は、球止め位置βに変換中の球均し部材40を示す斜視図であり、(c)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40を示す斜視図である。 (a)は、第一実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40を示す縦断側面図であり、(b)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40を示す縦断側面図である。 (a)は、第一実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40を示す説明図であり、(b)は、球均し位置αで回動する球均し部材40を示す説明図である。 (a)は、第一実施例に係る、球止め位置βに変換中の球均し部材40を示す説明図であり、(b)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40を示す説明図である。 第二実施例に係る、球均し部材40aを示す縦断側面図である。 (a)は、第二実施例に係る球均し部材40aの配設機構を示す分解斜視図であり、(b)は、球均し位置αに位置変換された球均し部材40aを示す斜視図である。 第二実施例に係るタンクレール19周囲の縦断側面図であって、(a)は、球均し位置αに位置変換された球均し部材40aの回動態様を示し、(b)は、球止め位置βに変換中の球均し部材40aを示す。 (a)は、第二実施例に係るタンクレール19周囲の縦断側面図であって、球止め位置βに位置変換された球均し部材40aを示し、(b)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40aを示す一部切欠縦断側面図である。 (a)は、第二実施例に係る、球均し位置αに位置変換された球均し部材40aを示す縦断側面図であり、(b)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40aを示す縦断側面図である。 (a)は、第三実施例に係る球均し部材40bの配設機構を示す分解斜視図であり、(b)は、球均し位置αに位置変換された球均し部材40bを示す斜視図である。 第三実施例に係る、球均し部材40bを示す縦断側面図である。 第三実施例に係るタンクレール19周囲の縦断側面図であって、(a)は、球均し位置αに位置変換された球均し部材40bの回動態様を示し、(b)は、球止め位置βに変換中の球均し部材40bを示し、(c)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40bを示す。 第三実施例に係るタンクレール19周囲の縦断側面図であって、(a)は、球均し位置αに位置変換された球均し部材40bを示し、(b)は、球止め位置βに変換中の球均し部材40bを示し、(c)は、球止め位置βに位置変換された球均し部材40bを示す。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技機本体
15 裏機構板
17 球タンク
19 タンクレール
30 底壁部
31a 前側壁部
31b 後側壁部
33 球流路
40,40a,40b 球均し部材
50 ガイド軸
54 軸杆
60 裏機構板面(遊技機本体裏面)
70,70a ガイド溝
71,71a 球均し溝部
72,72a 球止め溝部
73,73a 狭幅溝部
75 溝縁
d3 球均し溝部の溝幅
d4 球止め溝部の溝幅
d5 狭幅溝部の溝幅
r1 軸径
x 遊技球
α 球均し位置
β 球止め位置

Claims (2)

  1. 遊技機本体の裏面に各々設けられた、
    遊技島設備の補給樋から供給された遊技球を受け入れる球タンクと、
    球タンクから放出された遊技球を下方へ案内する、上方が開口したタンクレールと、
    タンクレール上に配置され、当該タンクレールに沿って回動して当該タンクレール内にある遊技球を球均しする球均し部材と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    球均し部材と対向する固定部位、又は球均し部材のいずれか一方に、遊技機本体裏面に対して略垂直なガイド軸を突設し、いずれか他方に、前記ガイド軸が挿通される長尺状のガイド溝を配設して、ガイド軸を、ガイド溝の長手方向に沿って当該ガイド溝内で移動させることにより、球均し部材を遊技機本体裏面上で移動可能とすると共に、
    ガイド軸は、
    間隔をおいて列設された弾性材料からなる各々同径の軸杆により構成されるものであり、
    ガイド溝は、
    ガイド軸が当該ガイド溝内でその軸線周りに遊転可能な溝幅の球均し溝部、
    該球均し溝部と連成した、軸杆の軸径と略等しい溝幅の球止め溝部、並びに、
    球均し溝部及び球止め溝部が連通する部位に配置された、前記軸杆を列設方向に弾性変形させてガイド軸の先端を弾縮させることにより当該ガイド軸が通過可能となる溝幅の狭幅溝部で構成されるものであり、
    球均し部材は、
    各軸杆の側面が溝縁にそれぞれ交差状に当接するようにガイド軸が球止め溝部に挿通されてタンクレールに沿って回動不能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上の遊技球通過を遮断する球止め位置と、
    ガイド軸が球均し溝部に挿通されてタンクレールに沿って回動可能となり、当該球均し部材の下端によりタンクレール上を流下する遊技球に均し作用を生ずる球均し位置とに変換されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. ガイド軸は、
    間隔をおいて列設された弾性材料からなる各々同径の一対の軸杆により構成されるものであることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。

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