JP7105644B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、複合機、プリンタ装置等の画像形成装置、特に、音声情報を発する音情報発生手段を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置として、近年、音声情報を発する音情報発生手段(具体的にはスピーカー)を搭載したものが提案されている。
例えば、特許文献1には、音情報発生部が正面に向くように画像形成装置本体の右側面の外側に取り外し可能に第1音情報発生手段(音情報ガイダンススピーカー)を設け、音情報発生部が右側面に向くように画像形成装置本体の右側面の内側に第2音情報発生手段(FAXスピーカー)を設けられた画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、スピーカー(音情報発生手段)を操作パネルの上面に設けた画像形成装置が開示されている。
特開2006-115295号公報 特開2005-148199号公報
ところが、特許文献1に記載の画像形成装置では、第1音情報発生手段は画像形成装置本体の側面から突き出している。このため、操作者の接触によるスピーカーの破損や画像形成装置の操作部へ操作する操作側から視た左右方向における設置面積が大きくなるといった課題がある。また、特許文献2に記載の画像形成装置では、スピーカーから発する音声が上向きになるため、スピーカーから発する音声を操作者が聞きづらいといった課題がある。
そこで、本発明は、操作者の音情報発生手段への接触による音情報発生手段の破損を回避することができると共に、画像形成装置の操作側から視た左右方向における設置面積が大きくなることを回避することができ、また、音情報発生手段から発する音声を操作者に聞かせ易くすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、次の第1態様から態様の画像形成装置を提供する。
(1)第1態様の画像形成装置
本発明に係る第1態様の画像形成装置は、操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、画像読取部をさらに備え、前記音情報発生手段は、前記操作部へ操作する操作側から視た左右方向における幅内であって前記画像読取部の前記操作側に配設されており、前記画像読取部の前記操作側には傾斜面が設けられ、前記画像読取部の前記傾斜面は下向きに傾斜しており、前記音情報発生手段は、前記傾斜面に対して、該音情報発生手段の音声を発生する面が上向きになるように配置されていることを特徴とする。
(2)第2態様の画像形成装置
本発明に係る第2態様の画像形成装置は、操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、画像形成部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に空間を設けるように前記画像読取部を支持する支持部とをさらに備え、前記音情報発生手段は、前記操作部へ操作する操作側から視た左右方向における幅内であって前記支持部の前記操作側に配設されており、前記支持部の前記操作側には傾斜面が設けられ、前記音情報発生手段は、前記支持部の前記傾斜面に沿って配設されており、前記支持部の前記傾斜面は上向きに傾斜しており、前記音情報発生手段の音声を発生する面は、前記支持部の前記傾斜面に対して平行又は略平行とされていることを特徴とする。
(3)第3態様の画像形成装置
本発明に係る第3態様の画像形成装置は、操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、画像形成部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に空間を設けるように前記画像読取部を支持する支持部とをさらに備え、前記支持部の前記操作部へ操作する操作側には上向きに傾斜する傾斜面が設けられ、前記操作部は、画像形成装置本体から前記操作側に延出され、前記音情報発生手段は、前記操作側から視た左右方向における幅内であって前記操作部の下側面の前記操作側に配設されており、前記支持部は、前記操作部の下方に位置し、前記音情報発生手段は、前記下側面からの音が前記支持部に反射するように設けられていることを特徴とする。
(4)第4態様の画像形成装置
本発明に係る第4態様の画像形成装置は、操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、画像形成部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に空間を設けるように前記画像読取部を支持する支持部とをさらに備え、前記音情報発生手段は、前記操作部へ操作する操作側から視た左右方向における幅内であって前記画像形成部の上面の前記操作側に配設されており、音声を発生する面が前記操作側に向けて傾くように配置されていることを特徴とする。
)第態様の画像形成装置
本発明に係る第態様の画像形成装置は、画像形成部と、操作部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、前記画像形成部及び前記画像読取部の間の空間には、前記排出部を前記操作部への操作側に開放する開口部が設けられ、前記音情報発生手段は、前記空間内の前記画像読取部の底部前後方向における前側及び後側の2箇所に左右方向においてずれるように設けられていることを特徴とする。
本発明によると、操作者の音情報発生手段への接触による音情報発生手段の破損を回避することができると共に、画像形成装置の操作側から視た左右方向における設置面積が大きくなることを回避することができ、また、音情報発生手段から発する音声を操作者に聞かせ易くすることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を透視的に示す正面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す正面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す右側面図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観の正面側を左斜め上方から見た斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観の正面側を左斜め下方から見た斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観の正面側を左斜め下方から見た斜視図である。 画像読取部における傾斜面部分の断面図である。 支持部における傾斜面部分の断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の概略構成を透視的に示す正面図である。図2及び図3は、それぞれ、本実施の形態に係る画像形成装置100の外観を示す正面図及び右側面図である。図4は、本実施の形態に係る画像形成装置100の外観の正面側を左斜め上方から見た斜視図である。図5は、本実施の形態に係る画像形成装置100の外観の正面側を左斜め下方から見た斜視図である。図6は、本実施の形態に係る画像形成装置100の外観の正面側を左斜め下方から見た斜視図である。図7は、画像読取部における傾斜面131部分の断面図である。図8は、支持部150における傾斜面151部分の断面図である。なお、図1から図8において、符号Xは左右方向を、符号Yは前後方向を、符号Zは上下方向を示している。
画像形成装置100は、スキャナ機能、複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能等を有する複合機であり、画像読取装置によって読み取られた原稿の画像を外部に送信し(スキャナ機能に相当する)、また、読み取られた原稿の画像または外部から受信した画像をカラーもしくは単色で用紙(シート)に画像形成する(複写機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能に相当する)。
画像読取部130の上側には、画像読取部130に対して開閉自在に支持された原稿搬送部160(ADF)が設けられている。原稿搬送部160が開かれると、画像読取部130の上方の原稿載置台130aが開放され、原稿を手置きで置くことができるようになっている。また、原稿搬送部160は、載置された原稿を、画像読取部130に設けられた原稿通過部130bの上に自動で搬送する。画像読取部130は、載置された原稿または原稿搬送部160から搬送された原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成装置100は、光走査装置1、現像装置2、感光体ドラム3(感光体の一例)、ドラムクリーニング装置4、帯電器5、中間転写ベルト7、定着部12、用紙搬送路S、給紙カセット18、胴内排出トレイ141等を備えている。
画像形成装置100では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成装置100の画像転写部50には、4種類のトナー像を形成するための現像装置2、感光体ドラム3、ドラムクリーニング装置4、および帯電器5が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
ドラムクリーニング装置4は、感光体ドラム3の表面の残留トナーを除去および回収する。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置1は、感光体ドラム3の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置2は、感光体ドラム3の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム3の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム3の表面に各色のトナー像が形成される。
感光体ドラム3の上側には、中間転写ベルト7を介して中間転写ローラ6が配置されている。中間転写ベルト7は、転写駆動ローラ7aおよび転写従動ローラ7bに張架され、矢符Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム3の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト7の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写部11の転写ローラ11aは、中間転写ベルト7との間にニップ域が形成されており、用紙搬送路Sを通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト7の表面のトナー像が転写されて定着部12に搬送される。
定着部12は、用紙を挟んで回転する定着ローラ31および加圧ローラ32を備えている。定着部12は、定着ローラ31および加圧ローラ32の間にトナー像が転写された用紙を挟み込んで加熱および加圧し、トナー像を用紙に定着させる。
給紙カセット18は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのカセットであり、光走査装置1の下側に設けられている。用紙は、用紙ピックアップローラ16によって給紙カセット18から引き出されて、用紙搬送路Sを通じて搬送され、2次転写部11や定着部12を経由し、排紙ローラ17を介して胴内排出トレイ141へと搬出される。用紙搬送路Sには、用紙を一旦停止させて、用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト7と転写ローラ11aとの間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて用紙の搬送を開始する用紙レジストローラ14、用紙の搬送を促す搬送ローラ13、および排紙ローラ17が配置されている。
なお、図1では、給紙カセット18が1つとされているがこれに限定されず、複数の給紙カセット18を設けた構成とし、それぞれに異なる種類の用紙を蓄積してもよい。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ17から用紙反転経路Srへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙を用紙レジストローラ14へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を胴内排出トレイ141へと搬出する。
画像形成装置100は、画像形成部110と、操作部120(操作パネル)と、画像読取部130と、排出部140と、支持部150とを備えている。排出部140は、画像形成部110及び画像読取部130の間に用紙を排出する。支持部150は、画像形成部110及び画像読取部130の間に空間SPを設けるように画像読取部130を支持する。詳しくは、画像形成装置100は、空間SP(胴内空間)に用紙を排出する胴内排出部140aを有する胴内排出型の画像形成装置である。支持部150は、画像形成装置本体101の左右方向Xにおける端部(右側端部)に設けられている。
画像形成装置本体101は、略直方体形状とされている。画像形成装置本体101の上面には、画像読取部130が設けられ、画像読取部130上には、原稿搬送部160が取り付けられている。また、操作部120は、画像読取部130に隣接しており、画像形成装置本体101の上面に設けられた画像読取部130の前面側に設けられている。ここで、前面側は、操作者が操作部120を操作する操作側である。操作部120には、ユーザに操作される各種キーと表示装置(液晶表示装置)とが設けられている。操作部120は、画像読取部130の左右方向Xにおける端部(具体的には右側端部)に設けられている。操作部120は、画像読取部130に対して上下方向Zに揺動(チルト)する構成とされている。詳しくは、操作部120は、左右方向Xに沿った回動軸線回りに回動可能に画像読取部130に設けられている。画像読取部130の操作側(前側)面の左右方向Xにおける操作部120に対応する対応領域以外の領域は該対応領域よりも所定量だけ突き出ている。
画像読取部130の下方には、空間SP及び支持部150を介して画像形成部110が設けられている。画像形成部110及び画像読取部130の間の空間SPには、排出部140を操作部120への操作側(前側)に開放する開口部OPが設けられている。画像形成部110の上面には、胴内排出トレイ141が設けられている。開口部OPのサイズは、空間SPの左右方向X及び上下方向Zのサイズと同等又は該サイズよりも大きくなっている。
画像形成装置100の操作部120が設けられている側の面(操作側の面)が前面100a(正面)とされている。画像形成装置100の操作部120が設けられている側の面(前面100a)とは反対側の面が後面100bとされ、前面100a(正面)から視て左側及び右側がそれぞれ左側面100c、右側面100dとされている。
画像形成装置100は、音声情報を発する音情報発生手段10(11~16)(スピーカー)を備えている。ここで、音声情報には、例えば、「印刷が完了しました」といった動作情報、「用紙が詰まりました」、「用紙が無くなりました」といった警報情報、「用紙タイプの設定を確認して下さい」、「原稿を取り忘れています」といった注意喚起情報、操作方法を案内する操作ガイダンス情報、故障等のエラー情報などの情報が含まれる。音情報発生手段10は、画像形成装置100のカバー部材の内側に1つ又は2つ以上設けられる。画像形成装置100において、図示を省略したが、音情報発生手段10の送音部に対向する部分のカバー部材には、音情報発生手段10の送音部から発せられる音を通過させるための開口(複数のスリット又は複数の円形状の貫通穴)が設けられている。すなわち、音情報発生手段10(スピーカー)は、以下の何れの実施形態も外装(筐体)の内側に配置され、開口を有している。
〔第1実施形態から第4実施形態〕
第1実施形態から第4実施形態では、音情報発生手段10(11~14)は、操作部120へ操作する操作側(前側)から視た左右方向Xにおける幅内であって操作側(前側)に配設されている。こうすることで、操作者が音情報発生手段10(11~14)に接触することがなく、これにより、音情報発生手段10(11~14)の破損を回避することができる。さらに、画像形成装置100の操作側から視た左右方向Xにおける設置面積が大きくなることを回避することができる。しかも、音情報発生手段10(11~14)が操作側に配設されていることで、音情報発生手段10(11~14)から発する音声を操作者に聞かせ易くすることができる。
(第1実施形態)
第1実施形態において、音情報発生手段10(11)は、画像読取部130の操作側(前側)の内面(カバー部材の内面)に該操作側から音を出力するように設けられている。こうすることで、画像読取部130における空間を利用して音情報発生手段10(11)を配設することができる。この例では、画像読取部130の傾斜面131は、左右方向Xにおける他端部(具体的には左側端部)に設けられている。
第1実施形態において、画像読取部130の操作側(前側)には傾斜面131が設けられている。音情報発生手段10(11)は、画像読取部130の傾斜面131に沿って配設されていてもよい。こうすることで、音情報発生手段10(11)の指向特性の方向を画像読取部130の傾斜面131に交差(例えば直交又は略直交)する方向に向けることができる。これにより、音情報発生手段10(11)から発する音声を画像読取部130の傾斜面131に交差する方向に居る操作者に聞かせ易くすることができる。
第1実施形態において、画像読取部130の傾斜面131は下向きに傾斜している。これは、胴内排出部140aに排紙された印刷済用紙を分かりやすくし操作者がとりやすくするために傾斜させている。音情報発生手段10(11)は、図7に示すように、傾斜面131に対して、音情報発生手段10(11)の音声を発生する面上向きになるように配置されている。これは、操作者が音声を聞こえ易いように上向きにしている。
詳しくは、図7に示すように、傾斜面131の一部を構成する外装カバー133は、操作部120と左右方向Xで隣接している。外装カバー133は、画像形成装置本体101に対して、分離自在に形成されており、画像形成装置100の組み立ての際に、外装カバー133を嵌め込む構造とされている。外装カバー133の内側面には、音情報発生手段10(11)が取り付けられる取付ガイド部131bが設けられている。つまり、音情報発生手段10(11)は、操作部120の近傍であって、略同じ高さに配置されている。
取付ガイド部131bは、傾斜面131の内側面から画像形成装置本体101の内側へ向かって突設されている。取付ガイド部131bは、内側面側から傾斜面131を視た際、略円筒状に形成されており、内側に音情報発生手段10(11)を収納する構造とされている。換言すると、取付ガイド部131bは、音情報発生手段10(11)の外縁に沿うようにガイド内側面131cが形成されている。
ガイド内側面131cには、音情報発生手段10(11)の前面外縁に接する角度決め部131dが形成されている。角度決め部131dは、ガイド内側面131cの複数箇所に設けられており、画像形成装置本体101の内側へ延伸された長さが異なるように適宜設定されている。具体的に、角度決め部131dは、上下方向Zで上方に設けられているものほど、端部が画像形成装置本体101の内側寄り(図7では、右方)に位置しており、上下方向Zで下方に設けられているものほど、端部が傾斜面131寄り(図7では、左方)に位置している。角度決め部131dに接するように音情報発生手段10(11)を取り付けた結果、音情報発生手段10(11)の前面は、上下方向Zにおいて、上方へ向かうに従って、傾斜面131から離間するように傾斜する。図7に示す第1補助線LSは、音情報発生手段10(11)の前面に沿って延長した直線とされ、角度θaは、水平方向(図7では、前後方向Y)に対して音情報発生手段10(11)の前面がなす角度を示している。
傾斜面131には、内部から外部へ貫通する音孔131aが形成されている。音孔131aは、長矩形状とされており、左右方向Xに沿うように長手方向が設定されている。また、音孔131aは、上下方向Zで並べて複数設けられており、取付ガイド部131bで囲まれた領域に配置されている。従って、音孔131aを設けた構造では、音情報発生手段10(11)から発せられた音が、音孔131aを通って外部へ抜けていくので、操作者が音を聞き取りやすくすることができる。また、音孔131aは、何れかの辺が隣り合う辺よりも長く形成された略長矩形状の長穴とされているので、開口している部分が広くなり、落下物等が内部へ侵入しづらい構造とすることができる。
また、傾斜面131は、上下方向Zに対しても傾斜した構造とされている。具体的に、傾斜面131は、上下方向Zにおいて、上方へ向かうにしたがって、外部へ突出するように傾斜している。図7に示す第2補助線LKは、傾斜面131に沿って延長した直線とされ、角度θbは、水平方向(図7では、前後方向Y)に対して傾斜面131がなす角度を示している。なお、上下方向Zに対して傾斜させるのは、傾斜面131の一部であって、取付ガイド部131bが設けられた部分でよく、本実施の形態では、外装カバー133に傾斜を設けている。また、傾斜面131を傾斜させているので、埃や落下物等が音孔131aを介して内部へ侵入することを防止できる。
なお、音情報発生手段10(11)は、水平方向に対し音情報発生手段10(11)の音声を発生する面(スピーカー前面)が下向きになるように配置されていてもよい。こうすることで、音情報発生手段10(11)から発する音声を画像読取部130の傾斜面131の下側に居る操作者(車椅子に座っている操作者)に聞かせ易くすることができる。また、この例では、傾斜面131としているが、傾斜面でなく垂直面とし、その垂直面に対し、音情報発生手段10を下側に傾斜するように設けてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態において、音情報発生手段10(12)は、支持部150の操作側(前側)の内面(カバー部材の内面)に該操作側から音を出力するように配設されている。こうすることで、支持部150における空間を利用して音情報発生手段10(12)を配設することができる。
詳しくは、音情報発生手段10(12)は、操作部120と支持部150とは少なくとも左右方向Xにおいて重なるように配置され、更には、左右方向Xにおいて、操作部120と重なるように配置されている。そのため、例えば、操作部120の操作に応じて音情報発生手段10(12)からの音声情報(例えば、両面キーを設定すると「両面印刷機能が設定されました」といった音声)を発するので、操作者に操作と音声とが関係しあっていることを理解させることができる。これにより、操作部120の操作性を向上させることができる。
また、操作部120は、画像読取部130に対して上下方向Zに揺動(チルト)する構成としているが、支持部150に設けた音情報発生手段10(12)は、操作部120がチルトした時に、上下方向Zにおいて重ならないように配置されている。
第2実施形態において、支持部150の操作側(前側)には傾斜面151が設けられている。音情報発生手段10(12)は、支持部150の傾斜面151に沿って配設されている。こうすることで、音情報発生手段10(12)の指向特性の方向を支持部150の傾斜面151に交差(例えば直交又は略直交)する方向に向けることができる。これにより、音情報発生手段10(12)から発する音声を支持部150の傾斜面151に交差する方向に居る操作者に聞かせ易くすることができる。
第2実施形態において、支持部150の傾斜面151は上向きに傾斜している。こうすることで、音情報発生手段10(12)から発する音声を支持部150の傾斜面151の上側に居る操作者(立っている操作者)に聞かせ易くすることができる。
図8に示すように、音情報発生手段10(12)の音声を発生する面(スピーカー前面10a)は、支持部150の傾斜面151に対して平行又は略平行が望ましい。なお、図8において、符号151aは、音孔を示しており、符号151bは、取付ガイド部を示している。
(第3実施形態)
第3実施形態において、操作部120は、画像形成装置本体101から操作側(前側)に延出されている。音情報発生手段10(13)は、操作部120の下側面に該下側面から音を出力するように、及び/又は、側面に該側面から音を出力するように配設されている(図5参照)。こうすることで、上述したように、音情報発生手段10(13)から発する音声が操作者に操作と音声とが関係しあっていることを理解させることができる。これにより、操作部の操作性を向上させることができる。更に、操作部120の下側面及び/又は側面にある部材(例えば支持部150のカバー部材等)に反射させることができる。これにより、音情報発生手段10(13)から操作部120の下側面及び/又は側面にある部材に反射した音声を操作者に聞かせ易くすることができる。この例では、音情報発生手段10(13),10(13)は、下側面及び側面(具体的には左側面)からの音が下方の部材(支持部150のカバー部材等)に反射するように設けられている。
(第4実施形態)
第4実施形態において、音情報発生手段10(14)は、画像形成部110の上面111に該上面111から音を出力するように配設されている(図4参照)。
具体的には、音情報発生手段10(14)は、胴内排出トレイ141の前側であって、画像形成部110の上面111に設けられており、音情報発生手段10(14)の音声を発生する面(スピーカー前面)が上方向か、又は操作者側に傾けて向かうように配置されている。
こうすることで、音情報発生手段10(14)から発する音声を画像形成部110の上面111の上方に居る操作者(立っている操作者)に、「用紙が排出されました」といった音声を聞かせ易くすることができ、用紙の取り忘れを効果的に防止することができる。
〔第5実施形態及び第6実施形態〕
第5実施形態及び第6実施形態では、図2から図4及び図6に示すように、音情報発生手段10(15~16)は、空間SP内に設けられている。こうすることで、操作者が音情報発生手段10(15~16)に接触することがなく、これにより、音情報発生手段10(15~16)の破損を回避することができる。さらに、画像形成装置100の操作側(前側)から視た左右方向Xにおける設置面積が大きくなることを回避することができる。しかも、音情報発生手段10(15~16)が空間SP内に設けられていることで、音情報発生手段10(15~16)から発する音声を該音声が空間SP内で発散させることなく開口部OPから放出することができる。これにより、音情報発生手段10(15~16)から発する音声を操作者に聞かせ易くすることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態において、音情報発生手段10(15)は、空間SP内の画像読取部130の底部132(底面)に該底部132から音を出力するように配設されている(図6参照)。こうすることで、音情報発生手段10(15)から発する音声を空間SP内にある部材(例えば画像読取部130の下カバー部材、胴内排出トレイ141等)に反射させて開口部OPから放出させることができる。これにより、音情報発生手段10(15)から空間SPにある部材に反射して開口部OPから放出した音声を操作者に聞かせ易くすることができる。この例では、音情報発生手段10(15)は、画像読取部130の底部132の前後方向Yにおける前側及び後側の2箇所に左右方向Xにおいてずれるように設けられている。
なお、音情報発生手段10(15)は、音情報発生手段10(15)の音声を発生する面(スピーカー前面)が底部132の面とスピーカー前面とは平行又は略平行になるように配置されてもよいし、スピーカー前面が開口部OPに向かうように傾斜させて配置されていてもよい。
(第6実施形態)
第6実施形態において、音情報発生手段10(16)は、空間SP内の開口部OP側とは反対側の壁部142の内面(カバー部材の内面)に該壁部142から音を出力するように配設されている(図4及び図6参照)。こうすることで、音情報発生手段10(16)から発する音声を壁部142から開口部OPに向けて放出させることができる。これにより、壁部142における音情報発生手段10(16)から開口部OPに向けて放出した音声を操作者に聞かせ易くすることができる。この例では、音情報発生手段10(15)は、壁部142の左右方向Xにおける中央部又は略中央部に設けられている。
なお、音情報発生手段10(16)は、音情報発生手段10(16)の音声を発生する面(スピーカー前面)が開口部OP側に向うように(壁部142の面とスピーカー前面とは平行又は略平行に)配置されていてもよい。
(その他の実施形態)
画像形成装置100において、音情報発生手段10(1)~10(16)の送音部に対向する部分のカバー部材における開口は、斜め上方又は斜め下方に沿って貫通していてもよい。こうすることで、操作者に開口を見え難くすることができる。また、開口のサイズがカバー部材の厚み方向における外側に行くに従って小さくなっていてもよい。こうすることで、操作者に開口をさらに見え難くすることができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
10 音情報発生手段(スピーカー)
100 画像形成装置
100a 前面
100b 後面
100c 左側面
100d 右側面
101 画像形成装置本体
110 画像形成部
111 上面
120 操作部
130 画像読取部
131 傾斜面
132 底部
140 排出部
141 胴内排出トレイ
142 壁部
150 支持部
151 傾斜面
160 原稿搬送部
OP 開口部
SP 空間
X 左右方向
Y 前後方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、
    画像読取部をさらに備え、
    前記音情報発生手段は、前記操作部へ操作する操作側から視た左右方向における幅内であって前記画像読取部の前記操作側に配設されて おり、
    前記画像読取部の前記操作側には傾斜面が設けられ、
    前記画像読取部の前記傾斜面は下向きに傾斜しており、
    前記音情報発生手段は、前記傾斜面に対して、該音情報発生手段の音声を発生する面が上向きになるように配置されて いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、
    画像形成部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に空間を設けるように前記画像読取部を支持する支持部とをさらに備え、
    前記音情報発生手段は、前記操作部へ操作する操作側から視た左右方向における幅内であって前記支持部の前記操作側に配設されており、
    前記支持部の前記操作側には傾斜面が設けられ、
    前記音情報発生手段は、前記支持部の前記傾斜面に沿って配設されており、
    前記支持部の前記傾斜面は上向きに傾斜して おり、
    前記音情報発生手段の音声を発生する面は、前記支持部の前記傾斜面に対して平行又は略平行とされてい ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、
    画像形成部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に空間を設けるように前記画像読取部を支持する支持部とをさらに備え、
    前記支持部の前記操作部へ操作する操作側には上向きに傾斜する傾斜面が設けられ、
    前記操作部は、画像形成装置本体から前記操作側に延出され、
    前記音情報発生手段は、前記操作側から視た左右方向における幅内であって前記操作部の下側面の前記操作側に配設されており、
    前記支持部は、前記操作部の下方に位置し、
    前記音情報発生手段は、前記下側面からの音が前記支持部に反射するように設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 操作部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、
    画像形成部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に空間を設けるように前記画像読取部を支持する支持部とをさらに備え、
    前記音情報発生手段は、前記操作部へ操作する操作側から視た左右方向における幅内であって前記画像形成部の上面の前記操作側に配設されており、音声を発生する面が前記操作側に向けて傾くように配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像形成部と、操作部と、画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間にシートを排出する排出部と、音声情報を発する音情報発生手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成部及び前記画像読取部の間の空間には、前記排出部を前記操作部への操作側に開放する開口部が設けられ、
    前記音情報発生手段は、前記空間内の前記画像読取部の底部前後方向における前側及び後側の2箇所に左右方向においてずれるように設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記情報発生手段は、音声を発生する面が前記開口部に向けて傾斜するように配置されていることを特徴とする画像形成装置。
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