JP2014170057A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交換頻度の高い現像剤カートリッジを容易に交換することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、上部に開口21を有する筐体2と、筐体2の上方に配置され、筐体2に対し開口21を閉塞する閉位置と開口21を開放する開位置との間を回動可能なトップカバー8と、プロセス部5とを備える。プロセス部5は、現像剤を収容するための現像剤収容部100を有する現像カートリッジ5Aと、現像剤が供給されることで現像剤像が形成される感光体ドラム51を有する感光体カートリッジ5Bと、を有し、トップカバー8の閉位置と開位置との間の回動に連動して回動し、トップカバー8が開位置にあるときに現像カートリッジ5Aを開口21から露出させるように構成されている。現像カートリッジ5Aは、トップカバー8が開位置にあるときに、感光体カートリッジ5Bを筐体2に残した状態で筐体2に対し着脱可能である。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置として、例えば、特許文献1などに開示されているように、本体ケーシングの上方に備えられたフラットベッドユニットを回動させて開くことで、トナーを収容する現像剤カートリッジや感光体ドラムを有する感光体ユニットを本体ケーシングに対して着脱することができる構成が知られている。
特開2007−155904号公報
ところで、トナーを収容する現像剤カートリッジは、感光体ユニットに比べて交換頻度が高いため、容易に交換できることが望ましい。しかしながら、特許文献1の構成では、フラットベッドユニットを開いた後に、現像剤カートリッジを操作して現像剤カートリッジと感光体ユニットとの係合を解除し、その後、現像剤カートリッジを感光体ユニットから離脱させながら本体ケーシング内から取り出す必要があったので、現像剤カートリッジが交換しにくいという課題があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、交換頻度の高い現像剤カートリッジを容易に交換することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上部に開口を有する筐体と、筐体の上方に配置され、筐体に対し開口を閉塞する閉位置と開口を開放する開位置との間を第1の回動軸線を中心に回動するように構成されたトップカバーと、プロセス部と、を備える。
プロセス部は、現像剤を収容するための現像剤収容部を有する現像剤カートリッジと、現像剤が供給されることで現像剤像が形成されるように構成された感光体ドラムを有する感光体ユニットと、を有し、トップカバーの閉位置と開位置との間の回動に連動して回動し、トップカバーが開位置にあるときに現像剤カートリッジを開口から露出させるように構成されている。
第1の回動軸線は、感光体ドラムの回転軸線と平行に配置されている。
現像剤カートリッジは、トップカバーが開位置にあるときに、感光体ユニットを筐体に残した状態で筐体に対し着脱可能である。
このような構成によれば、トップカバーを開位置に回動させることでプロセス部が回動して現像剤カートリッジと感光体ユニットの相対的な位置関係が変化し、現像剤カートリッジが筐体の開口から露出する。そして、この露出した状態の現像剤カートリッジを感光体ユニットを筐体に残した状態で着脱することができる。すなわち、上記構成によれば、トップカバーを開くだけで現像剤カートリッジが着脱可能な状態となるため、交換頻度の高い現像剤カートリッジを容易に交換することができる。
前記した画像形成装置は、記録シートを収容可能に構成されたシート収容部と、シート収容部から搬送されてきた記録シートをプロセス部に供給するように構成されたシート供給ローラと、プロセス部で転写された記録シート上の現像剤像を熱定着するように構成された定着部と、定着部から排出された記録シートが載置されるように構成されたシート排出部と、を備え、シート供給ローラ、プロセス部、定着部およびシート排出部は、シート収容部の上でこの順に水平方向に沿うように並んで配置され、第1の回動軸線は、プロセス部を基準としてシート供給ローラ側に配置されている構成とすることができる。
これによれば、ユーザから見てシート排出部が手前側となる構成において、トップカバーを開位置に回動させることで、手前側から現像剤カートリッジの着脱を行うことができるので、交換頻度の高い現像剤カートリッジをより容易に交換することができる。また、例えば、シート排出部がプロセス部や定着部の上に配置されるような構成と比較して、画像形成装置を上下方向に小型化することができる。
前記した画像形成装置において、現像剤カートリッジは、トップカバーが開位置にあるときに、感光体ドラムと定着部の間を通って着脱されるように構成することができる。
これによれば、現像剤カートリッジを感光体ドラムとシート供給ローラの間を通して着脱するような構成と比較して、筐体と開位置にあるトップカバーとの間のスペースが広くなるので、交換頻度の高い現像剤カートリッジを一層容易に交換することができる。
前記した画像形成装置において、プロセス部は、軸線方向から見て、第1の回動軸線と異なる位置に配置された第2の回動軸線を中心に回動するように構成することができる。
前記した画像形成装置において、第2の回動軸線は、第1の回動軸線と感光体ドラムとの間に配置されている構成とすることができる。
これによれば、トップカバーの回動とプロセス部の回動が連動する構成において、プロセス部の回動角度をトップカバーの回動角度よりも大きくすることができる。これにより、トップカバーをそれほど大きく開かなくても、プロセス部を大きく回動させる構成が可能となるので、現像剤カートリッジの交換を容易としつつ、トップカバーの開閉の前後における装置の重量バランスの変化を抑えることができる。また、トップカバーを回動可能に支持するシャフトと、プロセス部を回動可能に支持するシャフトを有する構成であれば、1つのシャフトでトップカバーとプロセス部の両方を回動可能に支持する構成と比較して、個々のシャフトにかかる荷重を小さくすることができる。
前記した画像形成装置において、現像剤カートリッジは、現像剤収容部から供給された現像剤を感光体ドラムに供給するように構成された現像剤供給部を有し、現像剤収容部は、現像剤供給部内に現像剤を供給するための第1開口を有し、現像剤供給部は、現像剤収容部からの現像剤を受け入れるための第2開口を有し、現像剤収容部および現像剤供給部のうち一方は、他方に対し、現像剤カートリッジの筐体への着脱に連動して、第1開口と第2開口が連通する連通位置と、第1開口と第2開口の連通が遮断される遮断位置との間を移動するように構成することができる。
これによれば、遮断位置にあるときには現像剤収容部内から現像剤供給部内への現像剤の供給が遮断されるため、現像剤カートリッジを筐体に装着したり、筐体から取り外したりするときの現像剤漏れの可能性を低減させることができる。また、現像剤カートリッジの着脱とは別に、第1開口と第2開口を連通したり、連通を遮断したりする操作を行う必要がないため、現像剤カートリッジ交換時の操作性を向上させることができる。
前記した画像形成装置において、シート供給ローラは、プロセス部を回動可能に支持するシャフトを有する構成とすることができる。
これによれば、シート供給ローラのシャフトと、プロセス部を回動可能に支持するシャフトが別に設けられている構成と比較して、部品点数を減らすことができる。
前記した画像形成装置において、感光体ユニットは、現像剤カートリッジが着脱可能に装着されるように構成された装着部と、現像剤カートリッジの装着部への着脱時に現像剤カートリッジをガイドするように構成されたガイド部と、を有する構成とすることができる。
また、前記した画像形成装置において、プロセス部は、現像剤カートリッジが着脱可能に装着されるように構成された第1装着部と、感光体ユニットが着脱可能に装着されるように構成された第2装着部と、を有するプロセスフレームを備えた構成とすることもできる。
前記した画像形成装置において、現像剤カートリッジは、表面に繊維層を有し、当該繊維層に担持された現像剤を感光体ドラムに供給可能に構成された現像ローラを有する構成とすることができる。
現像ローラの外周面が例えばゴム層などである場合には、現像ローラ自身に現像剤を供給するための部材(供給ローラなど)が必要となるが、上記のような構成によれば、繊維層を構成する繊維により現像剤を物理的に保持できるので、供給ローラなどを省略することができる。これにより、現像剤カートリッジの構成を簡略化することができる。また、現像剤カートリッジの構成を簡略化できることで、交換部品である現像剤カートリッジの低コスト化が可能となる。
前記した画像形成装置は、A4サイズの記録シートを当該記録シートの長い方の辺を先頭にして搬送するように構成することができる。
これによれば、A3サイズの記録シートをその短い方の辺を先頭にして搬送することが可能となる。これにより、A4サイズの記録シートの長い方の辺に対応する筐体のサイズを変えることなく、サイズが倍のA3の記録シートに対しても画像を形成することが可能となるため、利便性を向上させることができる。
前記した画像形成装置は、トップカバーに、原稿を読み取るための原稿読取ユニットが設けられている構成とすることができる。
本発明によれば、交換頻度の高い現像剤カートリッジを容易に交換することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの断面図である。 トップカバーを開位置に回動させたときのレーザプリンタの断面図である。 レーザプリンタの斜視図であり、供給トレイを装着した状態を示す図(a)と、供給トレイを引き出した状態を示す図(b)である。 A3サイズの用紙を収容可能な供給トレイを装着したときのレーザプリンタの断面図である。 現像カートリッジの断面図であり、現像剤供給部が連通位置にある状態を示す図(a)と、現像剤供給部が遮断位置にある状態を示す図(b)である。 現像カートリッジおよび感光体カートリッジの断面図(a)と、感光体カートリッジに現像カートリッジを装着するときの現像カートリッジの動作を説明する図(b)である。 感光体カートリッジに現像カートリッジを装着するときの現像カートリッジの動作を説明する図(a),(b)である。 筐体から現像カートリッジを取り外した状態を示す図である。 筐体から感光体カートリッジを取り外した状態を示す図である。 トップカバーを開位置に回動させたときの変形例に係るレーザプリンタの断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、ユーザから見て手前側である図1の左側を「前」とし、ユーザから見て奥側である図1の右側を「後」とし、図1の紙面手前側を「右」、紙面奥側を「左」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
はじめに、本実施形態に係るレーザプリンタ1の概略構成について説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、筐体2と、筐体2内に配置された給紙部3、露光部4、プロセス部5および定着部7と、筐体2の上方に配置されたトップカバー8とを主に備えている。
筐体2は、その上部に後述する現像カートリッジ5Aや感光体カートリッジ5Bを交換するための開口21(図2参照)を有し、また、その前側には筐体2内(定着部7)から排出された記録シートの一例としての用紙Sが載置されるように構成されたシート排出部の一例としての排出トレイ9が設けられている。排出トレイ9は、筐体2の前部に形成されたトレイ本体部91と、筐体2に対し二点鎖線で示す収納位置と実線で示す引出位置との間をスライド移動可能に設けられた延長トレイ92とを主に備えている。
給紙部3は、用紙Sをプロセス部5に供給するように構成されたユニットであり、用紙Sを収容可能に構成されたシート収容部の一例としての供給トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、分離パッド35と、ピンチローラ36と、シート供給ローラの一例としてのレジストローラ37とを主に備えている。供給トレイ31内の用紙Sは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられた後、給紙ローラ33によって分離ローラ34に向けて送り出され、分離ローラ34と分離パッド35によって1枚ずつ分離されて供給トレイ31から搬送される。供給トレイ31から搬送されてきた用紙は、分離ローラ34やレジストローラ37によってプロセス部5に供給される。
露光部4は、感光体ドラム51を露光するためのユニットであり、図示しないレーザ光源と、ポリゴンミラー41と、レンズ42と、反射鏡43とを主に備えている。レーザ光源から出射された画像データに基づくレーザ光(一点鎖線参照)は、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡43の順に反射または通過して、感光体ドラム51の表面で高速走査される。
プロセス部5は、供給トレイ31から供給された用紙Sにトナー像(現像剤像)を転写するように構成されたユニットであり、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53と、現像ローラ54と、規制ブレード55と、現像剤の一例としてのトナーを収容するための現像剤収容部100とを主に備えている。このプロセス部5では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光部4からのレーザ光によって露光されることで、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。また、現像剤収容部100内のトナーは、回転駆動する現像ローラ54の表面に担持され、その後、規制ブレード55によって現像ローラ54上に担持される量が規制される。そして、現像ローラ54上のトナーが、感光体ドラム51に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と転写ローラ53の間を通過することで感光体ドラム51上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着部7は、プロセス部5で転写された用紙S上のトナー像を熱定着するように構成されたユニットあり、加熱ローラ71と加圧ローラ72を主に備えている。プロセス部5でトナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ71と加圧ローラ72の間を通過することでトナー像が熱定着され、排出ローラ73によって排出トレイ9上に排出される。
トップカバー8は、筐体2の上部後方に設けられたシャフト81を中心に筐体2に対し、開口21を閉塞する図1に示す閉位置と、開口21を開放する図2に示す開位置との間を回動するように構成されている。このトップカバー8には、原稿台82に置かれた原稿の画像を読み取って画像データを生成するための原稿読取ユニットの一例としてのイメージセンサ83が設けられている。言い換えると、トップカバー8は、フラットベッドスキャナとして構成されている。なお、トップカバー8には、自動原稿送り装置(ADF)が設けられていてもよい。
<レーザプリンタの詳細構成>
次に、本発明の特徴部分に関するレーザプリンタ1の詳細な構成について説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、レジストローラ37、プロセス部5、定着部7および排出トレイ9のトレイ本体部91が、供給トレイ31の上で、この順、すなわち、レジストローラ37、プロセス部5、定着部7、トレイ本体部91の順に水平方向に沿うように後から前に向けて並んで配置されている。また、本実施形態において、露光部4は、筐体2内において、定着部7および排出トレイ9と、供給トレイ31との間に配置されている。
筐体2には、供給トレイ31が装着されるトレイ装着部22と、供給トレイ31から排出トレイ9に向けて搬送される用紙Sを案内するための搬送経路23が形成されている。また、図3(a),(b)に示すように、筐体2内の右側には、プロセス部5や定着部7などに駆動力を与えるための駆動ユニット2Aが配設され、筐体2内の左側には、プロセス部5や定着部7などに電力を供給するための電源ユニット2Bが配設されている。
トレイ装着部22は、筐体2の下部に設けられており、供給トレイ31が着脱可能に装着されるように構成されている。このトレイ装着部22に装着される供給トレイ31は、上が開放された箱状に形成されており、A4サイズ(210mm×297mm)の用紙SA4を、その縦方向を左右に向けた状態で収容可能に構成されている。また、図4に示すように、トレイ装着部22には、レーザプリンタ1にオプションとして備えられる、A3サイズ(297mm×420mm)の用紙SA3を、その縦方向を前後に向けた状態で収容可能に構成された供給トレイ38が着脱可能となっている。
搬送経路23は、筐体2やプロセス部5、定着部7に設けられた壁状またはリブ状のガイドによって形成されている。本実施形態において、搬送経路23は、図3(a)に示すように、用紙SA4を当該用紙SA4の長い方の辺を先頭にして搬送することができるように構成されている。これにより、レーザプリンタ1は、用紙SA4を、縦方向ではなく、横方向に搬送して画像を形成可能となっている。また、このような構成により、レーザプリンタ1では、短辺の長さが用紙SA4の長辺の長さと等しい用紙SA3を、その短辺を先頭にして搬送できるので、供給トレイ31の代わりに、図4に示したような供給トレイ38を使用することで、長さが倍の用紙SA3に対しても画像を形成可能となっている。これにより、用紙SA4の長辺に対応する筐体2の左右のサイズを変えることなく、別の言い方をすれば、筐体2の左右のサイズを用紙SA3の左右のサイズに対応させて大型化することなく、用紙SA4,SA3のそれぞれに画像を形成できるため、利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態のレーザプリンタ1は、図3(b)に示すように、フラットベッドスキャナとして構成されたトップカバー8が、A4サイズの原稿MA4を、その縦方向を左右に向けた状態で原稿台82にセット可能に構成されている。このように原稿台82にセットされる原稿MA4の向きと供給トレイ31に収容される用紙SA4の向きが互いに同じであることで、これらの向きが交差する構成と異なり、筐体2およびトップカバー8は、一方が他方に対して飛び出すことがない。補足すれば、本実施形態では、筐体2とトップカバー8の前後および左右の寸法を互いにほぼ同じ寸法とできるので、レーザプリンタ1は、奥行き寸法が小さい、全体として略直方体形状のコンパクトな外観形状をなしている。
図1に示すように、プロセス部5は、現像剤カートリッジの一例としての現像カートリッジ5Aと、感光体ユニットの一例としての感光体カートリッジ5Bと、筐体2内で現像カートリッジ5Aと感光体カートリッジ5Bを支持するホルダ5C(図9も参照)とを備えている。
図5(a)に示すように、現像カートリッジ5Aは、トナーを収容可能に構成された現像剤収容部100と、現像剤収容部100から供給されたトナーを感光体ドラム51に供給するように構成された現像剤供給部200とを有して構成されている。
現像剤収容部100は、収容部フレーム110と、アジテータ57,58とを主に有している。
収容部フレーム110は、現像剤収容部100のフレームを構成する部材であり、その内部にトナーを収容するための収容室59が形成されている。また、収容部フレーム110は、現像剤収容部100の内外を連通して現像剤供給部200内にトナーを供給するための第1開口111と、アジテータ57の回転中心と同軸で外側面から左右方向外側に向けて突出する略円柱状の一対の軸部112とを有している。
アジテータ57,58は、収容室59内のトナーを攪拌しながら第1開口111に向けて搬送するための部材であり、収容部フレーム110に対し回転可能に支持されている。
現像剤供給部200は、供給部フレーム210と、現像ローラ54と、規制ブレード55と、アジテータ56とを主に有している。
供給部フレーム210は、現像剤供給部200のフレームを構成する部材であり、現像ローラ54やアジテータ56を回転可能に支持している。また、供給部フレーム210は、現像剤供給部200の内外を連通して現像剤収容部100からのトナーを受け入れるための第2開口211を有している。
本実施形態において、供給部フレーム210は、収容部フレーム110に形成された軸部112に回動可能に支持されている。これにより、現像剤供給部200は、現像剤収容部100に対し、第1開口111と第2開口211が連通する図5(a)に示す連通位置と、第1開口111と第2開口211の連通が遮断される図5(b)に示す遮断位置との間を回動するように構成されている。なお、供給部フレーム210と収容部フレーム110との間の開口111,211の周囲には、現像カートリッジ5A内からのトナー漏れを抑制するため、図示しない枠状の弾性を有するシール部材が配設されている。このシール部材は、供給部フレーム210と収容部フレーム110との間で若干押し潰された状態で配置され、これにより発生するシール部材と各フレーム110,210との摩擦力により、現像剤収容部100および現像剤供給部200は、相手方に対する姿勢が保持されるようになっている。
現像ローラ54は、ローラ本体部54Bと、ローラ本体部54Bの表面に植設されたブラシ状の繊維層54Cとを主に有し、繊維層54Cに担持されたトナーを感光体ドラム51に供給可能に構成されている。繊維層54Cは、例えば、ローラ本体部54Bの外周面に接着剤を塗布し、無数の繊維を静電植毛などによって植設した後、接着剤を乾燥させることによって形成することができる。本実施形態において、現像ローラ54は、シャフト54Aの両端部が供給部フレーム210の左右の壁から突出した状態で、供給部フレーム210の左右の壁に対し回転可能に支持されている。
アジテータ56は、第2開口211を通して現像剤供給部200内に供給されたトナーを、供給部フレーム210内に形成されたトナー溜部213に向けて搬送するための部材である。トナー溜部213上に搬送されたトナーは、回転駆動する現像ローラ54の繊維層54Cに担持されて感光体ドラム51に供給されることとなる。
図6(a)に示すように、感光体カートリッジ5Bは、感光体フレーム310と、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53とを主に有している。
感光体フレーム310は、感光体カートリッジ5Bのフレームを構成する部材であり、感光体ドラム51や転写ローラ53を回転可能に支持している。また、感光体フレーム310は、現像カートリッジ5Aが着脱可能に装着されるように構成された装着部311と、現像カートリッジ5Aの装着部311への着脱時に現像カートリッジ5Aをガイドするように構成されたガイド部312とを有している。
ガイド部312は、現像カートリッジ5Aの着脱時に軸部112をガイドする第1ガイド部320と、現像カートリッジ5Aの着脱時にシャフト54Aをガイドする第2ガイド部330とから構成されている。第1ガイド部320および第2ガイド部330は、いずれも、上端が開口し、他端が閉じられた形状の溝として形成されており、装着部311を構成する感光体フレーム310の左右の壁の内面に左右対称に設けられている(それぞれ一方のみ図示)。
第1ガイド部320は、開口した上端から略下方に向けて延びる第1溝部321と、第1溝部321の下端から屈曲して略後方に向けて延びる第2溝部322とを有している。また、第2ガイド部330は、第1ガイド部320の後方で第1ガイド部320に沿うように形成されている。より詳細に、第2ガイド部330は、開口した上端から第1ガイド部320の第2溝部322の上側の位置まで延びる第3溝部331と、第3溝部331の下端から屈曲して第1ガイド部320の第2溝部322の後端よりも後方の位置である感光体ドラム51の下側まで延びる第4溝部332とを有している。
感光体ドラム51は、円筒状のドラム本体の外周面に感光層が形成された部材であり、前記したようにトナーが供給されることでトナー像が形成されるように構成されている。本実施形態において、感光体ドラム51は、シャフト51Aの両端部が感光体フレーム310の左右の壁から突出した状態で、感光体フレーム310の左右の壁に対し回転可能に支持されている。
図1に示すように、ホルダ5Cは、感光体カートリッジ5Bを直接支持するとともに、感光体カートリッジ5Bを介して現像カートリッジ5Aを支持する部材であり、図9に示すように、感光体カートリッジ5Bが着脱可能に装着されるように構成されている。このため、ホルダ5Cは、感光体カートリッジ5Bの着脱時に感光体カートリッジ5Bの一部である感光体ドラム51のシャフト51Aをガイドするように構成されたドラムガイド部5Gを有している。ドラムガイド部5Gは、上端が開口し、下端が閉じられた形状の溝として形成され、ホルダ5Cの左右の壁の内面に左右対称に設けられている(一方のみ図示)。
本実施形態において、ホルダ5Cは、図1に示す姿勢を基準として説明すると、その後端部がレジストローラ37が有するシャフト37Aを介して筐体2に支持されており、上端部がトップカバー8に支持されている。より詳細に、ホルダ5Cは、後端部がシャフト37Aを中心として当該シャフト37Aに回動可能に支持されている。また、ホルダ5Cの上端部の左右には、左右方向外側に向けて突出する一対のボス5Hが形成されており(一方のみ図示)、このボス5Hが、トップカバー8の下部に形成された左右の支持部84の前後方向に長い長穴84Aにスライド移動可能に係合することで、トップカバー8に支持されている。
このような構成により、ホルダ5C(プロセス部5)は、トップカバー8の閉位置と開位置との間の回動に連動して、用紙Sに画像を形成するときの位置である図1に示す装着位置と、現像カートリッジ5Aや感光体カートリッジ5Bの着脱が可能となる図2に示す着脱位置との間を回動するように構成されている。図1に示す装着位置は、トップカバー8が閉位置にあるときの位置であり、本実施形態では、現像剤収容部100が感光体ドラム51の下に配置される。一方、図2に示す着脱位置は、トップカバー8が開位置にあるときの位置であり、本実施形態では、現像剤収容部100が感光体ドラム51と定着部7との間、言い換えると感光体ドラム51の前側に配置される。プロセス部5は、図2に示す着脱位置(トップカバー8が開位置)にあるとき、現像カートリッジ5Aを筐体2の開口21から露出させるように構成されている。なお、ホルダ5Cは、トップカバー8が開位置にあるときにトップカバー8を支持して、トップカバー8を開位置に維持する部材を兼ねていてもよい。
図1に示すように、本実施形態において、プロセス部5の回動軸線である第2の回動軸線の一例としてのシャフト37Aの軸中心線は、軸線方向である左右方向から見て、トップカバー8の回動軸線である第1の回動軸線の一例としてのシャフト81の軸中心線と異なる位置に配置されている。さらに言えば、シャフト37Aの軸中心線は、左右方向から見て、シャフト81の軸中心線と感光体ドラム51との間、言い換えれば、ホルダ5Cに支持された現像カートリッジ5Aや感光体カートリッジ5Bに対し、シャフト81よりも近くに配置されている。なお、シャフト81の軸中心線は、プロセス部5を基準としてレジストローラ37側、すなわち、定着部7や排出トレイ9が配置された前側とは反対側の後側に配置されている。また、本実施形態において、シャフト81の軸中心線およびシャフト37Aの軸中心線は、感光体ドラム51の回転軸線であるシャフト51A(図6(a)参照)の軸中心線と平行に配置されている。
次に、現像カートリッジ5Aを交換するときの動作について説明しながら、本実施形態のレーザプリンタ1が有する作用効果について説明する。
現像カートリッジ5Aを交換する場合には、まず、トップカバー8を図1に示す閉位置から図2に示す開位置に回動させる。そうすると、トップカバー8の回動に連動して、プロセス部5が図1に示す装着位置から図2に示す着脱位置に回動し、現像カートリッジ5Aと感光体カートリッジ5Bの相対的な位置関係が変化して、現像カートリッジ5Aが筐体2の開口21から露出する。
そして、この状態で現像カートリッジ5Aを把持し、略前斜め上方に向けて引き上げる。本実施形態では、現像カートリッジ5Aが感光体カートリッジ5Bに対し着脱可能であるので、現像カートリッジ5Aは、トップカバー8が開位置にあるときに引き上げることで、図8に示すように、感光体カートリッジ5Bを筐体2に残した状態で感光体ドラム51と定着部7の間および開口21を通して筐体2から単独で取り外される。その後、取り外した現像カートリッジ5Aの代わりに、新品の現像カートリッジ5Aを開口21および感光体ドラム51と定着部7の間を通して筐体2(感光体カートリッジ5B)に装着し、トップカバー8を図2に示す開位置から図1に示す閉位置に回動させて閉じることで、現像カートリッジ5Aの交換が完了する。
このように本実施形態のレーザプリンタ1によれば、トップカバー8を開くだけで現像カートリッジ5Aが着脱可能な状態となるため、交換頻度の高い現像カートリッジ5Aを容易に交換することができる。
また、本実施形態では、シャフト81が後側に配置されていることで、トップカバー8を開位置に回動させることで、前側から現像カートリッジ5Aの着脱を行うことができるため、現像カートリッジ5Aをより容易に交換することができる。
また、本実施形態では、現像カートリッジ5Aが感光体ドラム51と定着部7の間を通って着脱されるように構成されているので、現像カートリッジを感光体ドラムとレジストローラの間を通して着脱するような構成と比較して、筐体2と開位置にあるトップカバー8との間のスペースが広くなるため、現像カートリッジ5Aを一層容易に交換することができる。
なお、現像カートリッジ5Aとともに感光体カートリッジ5Bも交換する場合には、現像カートリッジ5Aを取り外した後に、または、現像カートリッジ5Aとともに、感光体カートリッジ5Bを把持して略前斜め上方に向けて引き上げる。これにより、図9に示すように、感光体カートリッジ5Bは、ホルダ5Cを筐体2に残した状態で筐体2から取り外される。その後、取り外した感光体カートリッジ5Bの代わりに、新品の感光体カートリッジ5Bを筐体2(ホルダ5C)に装着することで、感光体カートリッジ5Bを交換することができる。
本実施形態では、現像カートリッジ5Aが感光体カートリッジ5Bに装着されるので、現像カートリッジ5Aと感光体カートリッジ5Bの両方を交換する場合には、現像カートリッジ5Aが装着された状態の感光体カートリッジ5Bを取り外し、新品を装着することで、現像カートリッジ5Aと感光体カートリッジ5Bの両方を一度に交換することができる。これにより、現像カートリッジ5Aと感光体カートリッジ5Bの両方を容易に交換することができる。
ここで、現像カートリッジ5Aを筐体2、詳しくは感光体カートリッジ5Bに着脱するときの現像カートリッジ5Aの動作について説明する。なお、以下の説明で参照する図6(b)および図7(a),(b)では、第1ガイド部320および第2ガイド部330を二点鎖線で示している。
図6(a)に示すように、感光体カートリッジ5Bに装着される前の現像カートリッジ5Aは、トナー漏れを防ぐため、現像剤供給部200が現像剤収容部100に対し、第1開口111と第2開口211の連通が遮断された遮断位置にある。現像カートリッジ5Aを感光体カートリッジ5Bに装着するときには、現像剤収容部100を把持し、図6(b)に示すように、シャフト54Aを第2ガイド部330の第3溝部331に挿入するとともに、軸部112を第1ガイド部320の第1溝部321に挿入していく。現像カートリッジ5Aの装着方向(図6(a)に鎖線で示した矢印の方向参照)において、シャフト54Aは、軸部112よりも下流側に位置しているので、軸部112よりも先に第3溝部331の下端(第4溝部332)に到達する。
その後、軸部112が第1溝部321の下端(第2溝部322)に到達するように、現像カートリッジ5Aを第1溝部321に沿ってさらに挿入していくと、現像剤収容部100が把持されていることで、図7(a)に示すように、シャフト54Aが、第3溝部331の下端から後方に延びる第4溝部332に入り、軸部112を中心に図示反時計回りに回動していくこととなる。これにより、現像剤供給部200が現像剤収容部100に対し遮断位置から、第1開口111と第2開口211が連通する連通位置へと回動する。そして、軸部112が第1溝部321の下端(第2溝部322)に到達した後は、現像カートリッジ5Aを装着方向に押し込むことで、図7(b)に示すように、シャフト54Aが第4溝部332に沿ってその後端に到達するとともに、軸部112が第2溝部322に沿ってその後端に到達する。これにより、現像カートリッジ5Aの感光体カートリッジ5Bに対する装着が完了することとなる。
一方、現像カートリッジ5Aを感光体カートリッジ5Bから取り外すときには、上記と逆の操作を行えばよい。簡単に説明すると、現像剤収容部100を把持し、図7(b)に示す状態から現像カートリッジ5Aを装着方向とは逆方向の略前斜め上方に引き上げることで、図7(a)に示すように、軸部112が第2溝部322に沿ってその前端(第1溝部321)に移動する。その後、現像カートリッジ5Aをさらに引き上げると、現像剤収容部100が把持されていることで、装着の場合とは逆に、シャフト54Aが第4溝部332に沿って移動しながら軸部112を中心に図示時計回りに回動し、最終的に第4溝部332の前端(第3溝部331)に到達する。これにより、現像剤供給部200が現像剤収容部100に対し連通位置から図6(b)に示す遮断位置へと回動する。そして、現像カートリッジ5Aをさらに引き上げることで、現像カートリッジ5Aが溝部321,331に沿って移動し、図6(a)に示すように、感光体カートリッジ5Bから取り外されることとなる。
以上のように、本実施形態では、現像剤供給部200が現像剤収容部100に対し、現像カートリッジ5Aの感光体カートリッジ5B(筐体2)への着脱に連動して、連通位置と遮断位置との間を移動するように構成されているので、現像カートリッジ5Aの着脱とは別に、第1開口111と第2開口211を連通したり、連通を遮断したりする操作を行う必要がない。これにより、現像カートリッジ5Aを交換するときの操作性を向上させることができる。また、現像カートリッジ5Aは、現像剤供給部200が遮断位置にあるときには現像剤収容部100内から現像剤供給部200内へのトナーの供給が遮断されるため、現像カートリッジ5Aを装着したり、取り外したりするときのトナー漏れの可能性を低減させることができる。
なお、以上説明した本実施形態では、レジストローラ37がプロセス部5を回動可能に支持するシャフト37Aを有しているので、レジストローラのシャフトとプロセス部のシャフトが別に設けられている構成と比較して、部品点数を減らすことができる。また、プロセス部5の回動中心が、プロセス部5の用紙Sの入り口付近に配置されたレジストローラ37のシャフト37Aであることで、プロセス部5が回動しても、用紙Sの入り口とレジストローラ37との位置関係が大きく変わることはない。これにより、用紙Sがレジストローラ37とプロセス部5との間で詰まった場合にこの用紙Sを取り除くため、トップカバー8を開いてプロセス部5を回動させても、用紙Sがちぎれることを抑制することができる。その結果、詰まった用紙Sを容易に取り除くことができる。
また、本実施形態では、レジストローラ37、プロセス部5、定着部7および排出トレイ9が水平方向に沿うように並んで配置されているので、例えば、排出トレイがプロセス部や定着部の上に配置されるような構成と比較して、レーザプリンタ1を上下方向に小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、現像カートリッジ5Aが感光体カートリッジ5Bに対して着脱可能であり、感光体カートリッジ5Bが筐体2に支持されたホルダ5Cに対して着脱可能であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現像カートリッジや感光体カートリッジは、筐体に支持された部材に対して個別に着脱可能であってもよい。一例としては、図10に示すように、プロセス部5は、現像カートリッジ5Aと、感光体ドラム51や帯電器52を有する感光体カートリッジ5Dと、筐体2に支持されたプロセスフレーム50とを主に備えて構成されていてもよい。少し詳しく説明すると、プロセスフレーム50は、転写ローラ53と、現像カートリッジ5Aが着脱可能に装着されるように構成された第1装着部50Aと、感光体カートリッジ5Dが着脱可能に装着されるように構成された第2装着部50Bとを有しており、トップカバー8の閉位置と開位置との間の回動に連動して回動し、トップカバー8が開位置にあるときに現像カートリッジ5Aを筐体2の開口21から露出させるように構成されている。第1装着部50Aは、前記実施形態のガイド部312と同様の構成であり、第2装着部50Bは、上端が開口し、下端が閉じられた形状の溝として形成され、プロセスフレーム50の左右の壁の内面に左右対称に設けられている(一方のみ図示)。このような構成によっても、交換頻度の高い現像カートリッジ5Aを容易に交換することができる。
前記実施形態では、軸線方向から見て、プロセス部5の回動軸線(第2の回動軸線)がトップカバー8の回動軸線(第1の回動軸線)と異なる位置に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、第1の回動軸線と第2の回動軸線は同じものであってもよい。また、前記実施形態では、プロセス部5やトップカバー8が回動のためのシャフト37A,81を有していたが、本発明はこれに限定されず、例えば、プロセス部やトップカバーは、シャフトの代わりに突出するボス状の部位を有し、当該ボス状の部位が筐体に回動可能に支持される構成であってもよい。
なお、前記実施形態のように、第2の回動軸線(シャフト37A)が、第1の回動軸線(シャフト81)よりも現像カートリッジ5Aや感光体カートリッジ5Bの近くに配置されていることで、トップカバー8の回動とプロセス部5の回動が連動する構成において、プロセス部5の回動角度をトップカバー8の回動角度よりも大きくすることができる。これにより、トップカバー8をそれほど大きく開かなくても、プロセス部5を大きく回動させる構成が可能となるので、現像カートリッジ5Aの交換を容易としつつ、トップカバー8の開閉の前後におけるレーザプリンタ1の重量バランスの変化を抑えることができる。また、トップカバー8を大きく開かなくてもよい構成とすることで、上下のスペースが狭い場所にもレーザプリンタ1を設置することが可能となる。さらに、前記実施形態のように、トップカバー8のシャフト81とプロセス部5のシャフト37Aが別に設けられていることで、1つのシャフトでトップカバーとプロセス部の両方を回動可能に支持する構成と比較して、個々のシャフト37A,81にかかる荷重を小さくすることができる。
前記実施形態では、現像ローラ54がローラ本体部54Bの表面に植設されたブラシ状の繊維層54Cを有するブラシローラであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現像ローラは、金属製の軸を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラなどであってもよい。なお、現像ローラがゴムローラである場合には、現像ローラ自身にトナーを供給するための供給ローラなどが必要となる。しかし、前記実施形態のように現像ローラがブラシローラである場合には、繊維層54Cを構成する繊維によりトナーを物理的に保持できるので、供給ローラなどを省略することができる。これにより、現像カートリッジ5A(現像剤カートリッジ)の構成を簡略化することができる。また、現像剤カートリッジの構成を簡略化できることで、交換部品である現像剤カートリッジの低コスト化が可能となる。
前記実施形態では、現像剤供給部200が現像剤収容部100に対し連通位置と遮断位置との間を回動するように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現像剤供給部は、現像剤収容部に対し、連通位置と遮断位置との間を直線的に移動するように構成されていてもよい。また、本発明は、現像剤収容部が、現像剤供給部に対し、連通位置と遮断位置との間を移動するように構成されていてもよい。また、本発明は、現像剤収容部と現像剤供給部が同じフレームから形成されて互いの位置が変わらない構成であってもよい。
前記実施形態では、現像剤カートリッジとして、現像ローラ54や現像剤収容部100を有する現像カートリッジ5Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、現像剤カートリッジは、現像ローラを備えず、主に現像剤収容部から構成されたいわゆるトナーボックスなどであってもよい。また、前記実施形態では、感光体ユニットとして、主に感光体ドラム51を有する感光体カートリッジ5Bを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、感光体ユニットは、感光体ドラムや現像ローラを有し、トナーボックスが着脱可能に装着されるように構成されたカートリッジであってもよい。また、前記実施形態では、感光体ユニットとしての感光体カートリッジ5Bが筐体2に対し着脱可能に装着されるように構成されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、感光体ユニットは筐体に対し着脱不能であってもよい。
前記実施形態で示した露光部4や定着部7などの具体的な構成は一例であり、これらは前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、露光部は、配列された複数の発光ダイオードなどの発光部を有し、感光体ドラムに対向して近接して配置される露光ヘッドなどであってもよい。また、定着部は、ベルト定着方式の構成などであってもよい。
前記実施形態では、トップカバー8にイメージセンサ83が設けられ、トップカバー8がフラットベッドスキャナとして構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、トップカバーは、フラットベッドスキャナではなく、筐体の開口を開閉するための単なるカバーであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、複写機などであってもよい。また、前記実施形態では、画像形成装置がA4サイズの用紙Sを横方向に搬送するように構成されていたが、本発明はこれに限定されず、どのようなサイズの用紙をどの方向に搬送するように構成するかは任意である。また、前記実施形態では、記録シートとして、A4サイズやA3サイズなどの用紙Sを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、レターサイズやリーガルサイズの用紙であってもよいし、用紙以外のOHPシートなどであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 筐体
5 プロセス部
5A 現像カートリッジ
5B 感光体カートリッジ
7 定着部
8 トップカバー
9 排出トレイ
21 開口
31 供給トレイ
37 レジストローラ
37A シャフト
51 感光体ドラム
51A シャフト
54 現像ローラ
54C 繊維層
81 シャフト
83 イメージセンサ
100 現像剤収容部
111 第1開口
200 現像剤供給部
211 第2開口
311 装着部
312 ガイド部
S 用紙

Claims (12)

  1. 上部に開口を有する筐体と、
    前記筐体の上方に配置され、前記筐体に対し前記開口を閉塞する閉位置と前記開口を開放する開位置との間を第1の回動軸線を中心に回動するように構成されたトップカバーと、
    現像剤を収容するための現像剤収容部を有する現像剤カートリッジと、現像剤が供給されることで現像剤像が形成されるように構成された感光体ドラムを有する感光体ユニットと、を有し、前記トップカバーの前記閉位置と前記開位置との間の回動に連動して回動し、前記トップカバーが前記開位置にあるときに前記現像剤カートリッジを前記開口から露出させるように構成されたプロセス部と、を備え、
    前記第1の回動軸線は、前記感光体ドラムの回転軸線と平行に配置され、
    前記現像剤カートリッジは、前記トップカバーが前記開位置にあるときに、前記感光体ユニットを前記筐体に残した状態で前記筐体に対し着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録シートを収容可能に構成されたシート収容部と、
    前記シート収容部から搬送されてきた記録シートを前記プロセス部に供給するように構成されたシート供給ローラと、
    前記プロセス部で転写された記録シート上の現像剤像を熱定着するように構成された定着部と、
    前記定着部から排出された記録シートが載置されるように構成されたシート排出部と、を備え、
    前記シート供給ローラ、前記プロセス部、前記定着部および前記シート排出部は、前記シート収容部の上でこの順に水平方向に沿うように並んで配置され、
    前記第1の回動軸線は、前記プロセス部を基準として前記シート供給ローラ側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤カートリッジは、前記トップカバーが前記開位置にあるときに、前記感光体ドラムと前記定着部の間を通って着脱されるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プロセス部は、軸線方向から見て、前記第1の回動軸線と異なる位置に配置された第2の回動軸線を中心に回動するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の回動軸線は、前記第1の回動軸線と前記感光体ドラムとの間に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像剤カートリッジは、前記現像剤収容部から供給された現像剤を前記感光体ドラムに供給するように構成された現像剤供給部を有し、
    前記現像剤収容部は、前記現像剤供給部内に現像剤を供給するための第1開口を有し、前記現像剤供給部は、前記現像剤収容部からの現像剤を受け入れるための第2開口を有し、
    前記現像剤収容部および前記現像剤供給部のうち一方は、他方に対し、前記現像剤カートリッジの前記筐体への着脱に連動して、前記第1開口と前記第2開口が連通する連通位置と、前記第1開口と前記第2開口の連通が遮断される遮断位置との間を移動するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記シート供給ローラは、前記プロセス部を回動可能に支持するシャフトを有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光体ユニットは、前記現像剤カートリッジが着脱可能に装着されるように構成された装着部と、前記現像剤カートリッジの前記装着部への着脱時に前記現像剤カートリッジをガイドするように構成されたガイド部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記プロセス部は、前記現像剤カートリッジが着脱可能に装着されるように構成された第1装着部と、前記感光体ユニットが着脱可能に装着されるように構成された第2装着部と、を有するプロセスフレームを備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像剤カートリッジは、表面に繊維層を有し、当該繊維層に担持された現像剤を前記感光体ドラムに供給可能に構成された現像ローラを有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. A4サイズの記録シートを当該記録シートの長い方の辺を先頭にして搬送するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記トップカバーには、原稿を読み取るための原稿読取ユニットが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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