JP7104100B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
端子と電線との間に編組等の伸縮性を有する柔軟性導体を介在させ、電線に生じた力を柔軟性導体で吸収し、電線から端子への力の伝達を抑制するコネクタの構造が知られている(特許文献1参照)。また、径方向に膨出させた膨出部を有する柔軟性導体を備え、膨出部が所定範囲で膨らみかつしぼむことを伴いつつ軸方向により伸縮しやすくされたコネクタも知られている。
特開2014-86150号公報 特開2015-82466号公報
ところで、電力を供給する電源線に用いられるコネクタでは、大きな導通面積を有する柔軟性導体が用いられることとなる。すると、柔軟性導体が撓みにくくなり、電線から端子への力の伝達抑制効果が低下して良好な耐振動性が得られなくなる。このため、電線からの反力を考慮して端子と相手側端子との接触荷重を高めなければならないが、端子と相手側端子との接触荷重を高めると、相手側コネクタとの接続に要する挿入力が増加し、接続作業性が低下してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、相手側コネクタとの接続に要する挿入力を抑えつつ電線と端子との間での良好な力の伝達抑制効果を得ることが可能なコネクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 相手側コネクタに嵌合される嵌合部を有するハウジングと、前記嵌合部と反対側の前記ハウジングの開口部に組付けられるカバーと、前記ハウジングに装着される端子付き電線と、を備え、前記端子付き電線は、前記相手側コネクタとの嵌合方向に沿って前記ハウジングに固定される端子と、前記ハウジングから前記嵌合方向と交差する方向に引き出される電線と、前記端子と前記電線との間に設けられた可撓性導体と、を有し、前記ハウジングは、前記嵌合方向の後方側へ向かって突設され、前記可撓性導体を前記嵌合方向の後方側へ凸状に屈曲させる第1突起部を有し、前記カバーは、前記嵌合方向の前方側へ向かって突設され、前記可撓性導体を前記嵌合方向の前方側へ凸状に屈曲させる第2突起部を有する、ことを特徴とするコネクタ。
上記(1)の構成のコネクタによれば、ハウジングの開口部に対してカバーを組付けることで、可撓性導体が、ハウジングの第1突起部及びカバーの第2突起部によってそれぞれ凸状に屈曲される。そして、可撓性導体が複数箇所で屈曲されることにより、電線からの振動等の外力を分散して吸収することができ、電線からの外力の伝達抑制効果を高めることができる。特に、可撓性導体は、第1突起部によって嵌合方向の後方側へ凸状に屈曲され、第2突起部によって嵌合方向の前方側へ凸状に屈曲される。これにより、可撓性導体は、第1突起部及び第2突起部による屈曲に伴って屈曲方向と逆方向に向かって生じる反力が打ち消されることとなり、端子への曲げ力の伝達を抑制できる。
したがって、電線からの反力を考慮して端子と相手側端子との接触荷重を高める必要がなくなるので、相手側コネクタとの接続に要する挿入力を抑えて接続作業性を向上させることができる。
(2) 前記可撓性導体は、前記嵌合方向の後方側へ凸状に屈曲された第1余長部と、前記嵌合方向の前方側へ凸状に屈曲された第2余長部と、を有する、ことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
上記(2)の構成のコネクタによれば、可撓性導体の第1余長部及び第2余長部によって電線からの外力を分散して吸収することができる。また、第1余長部と第2余長部とが嵌合方向に沿って互いに逆方向に屈曲されているので、特に、電線から伝達される嵌合方向に沿う振動を第1余長部と第2余長部とで良好に減衰させることができる。
(3) 前記ハウジングの後方側から組付けられるアッパシールドシェルと、前記ハウジングの下方側から組付けられるロアシールドシェルと、前記ロアシールドシェルに固定されて前記ハウジングから引き出された前記電線を覆う導電性のシールド部材と、を備えている、ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコネクタ。
上記(3)の構成のコネクタによれば、簡単な組み立て作業で、良好な電磁シールド効果を得ることができる。
本発明によれば、相手側コネクタとの接続に要する挿入力を抑えつつ電線と端子との間での良好な力の伝達抑制効果を得ることが可能なコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図1に示したコネクタの分解斜視図である。 図1におけるA-A断面図である。 本実施形態に係るコネクタの後方側から視た分解斜視図である。 図1におけるA-Aで断面視した分解断面図である。 図2に示したハウジング及びカバーの斜視図である。 図2に示した端子付き電線の組立て前の斜視図である。 本実施形態に係るコネクタの組立手順を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ図1におけるA-A断面相当図である。 本実施形態に係るコネクタの組立手順を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ図1におけるA-A断面相当図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタ1の斜視図である。図2は、図1に示したコネクタ1の分解斜視図である。図3は、図1におけるA-A断面図である。図4は、本実施形態に係るコネクタ1の後方側から視た分解斜視図である。図5は、図1におけるA-Aで断面視した分解断面図である。
図1~図5に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、ハウジング10と、カバー30と、2本の端子付き電線40とを有している。このコネクタ1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両のインバータやモータ等の電源回路に用いられるコネクタである。このコネクタ1は、インバータやモータ等のケースに設けられた相手側コネクタに嵌合されて接続される。
ハウジング10には、端子付き電線40が装着される。また、ハウジング10の後部における嵌合部11と反対側の開口部13aには、カバー30が組付けられる。ハウジング10及びカバー30は、電気絶縁性を有する合成樹脂から成形されている。ハウジング10は、カバー30が組付けられることにより、端子付き電線40の装着箇所がカバー30によって覆われる。
図6は、図2に示したハウジング及びカバーの斜視図である。
図6に示すように、ハウジング10は、図示しない相手側コネクタに嵌合される嵌合部11と、電線導入部12とを有している。ハウジング10は、嵌合部11の反対側の後部が収容部13とされている。嵌合部11は、筒状に形成されており、ハウジング10における相手側コネクタとの嵌合方向X(図3参照)の前方側へ突出されている。嵌合部11には、一対の端子挿通孔14が形成されている。電線導入部12は、ハウジング10の相手側コネクタとの嵌合方向Xに対して交差する下方へ延在されている。この電線導入部12には、電線挿通孔15が形成されている。
ハウジング10の収容部13は、後方が開口部13aにより開放された凹状に形成されている。収容部13の底部13bには、第1突起部20が形成されている。この第1突起部20は、ハウジング10の幅方向に沿って延びる突条に形成されており、収容部13における開放された後方側へ向かって突設されている。この第1突起部20は、嵌合部11の端子挿通孔14と電線導入部12の電線挿通孔15との間に設けられている。また、収容部13には、一対の端子挿通孔14の間を仕切る隔壁21が形成されている。さらに、ハウジング10には、収容部13の縁部に複数の係止爪22が形成され、電線導入部12の両側部に孔部23を有する固定片24が形成されている。
ハウジング10の嵌合部11には、パッキン25,26、インナハウジング27及びフロントホルダ28が組付けられ、ハウジング10の電線導入部12には、ロアホルダ29が組付けられる(図2参照)。
カバー30は、板状に形成されており、ハウジング10の収容部13に対して、環状のシール部材31を介して後方側から組付けられる(図2参照)。これにより、ハウジング10は、その収容部13の開口部13aがカバー30によって封鎖される。このカバー30には、第2突起部32が形成されている。この第2突起部32は、カバー30の幅方向に沿って延びる突条に形成されており、ハウジング10への組付け側へ向かって突設されている。この第2突起部32は、ハウジング10にカバー30を組付けることにより、ハウジング10における第1突起部20と電線導入部12との間に配置される。カバー30には、その周縁に、係止孔34を有する複数の係止片35が形成されている。これらの係止片35の係止孔34には、ハウジング10にカバー30を組付けることにより、ハウジング10に形成された係止爪22が入り込む。これにより、各係止片35が係止爪22によって係止され、ハウジング10に対してカバー30が組付けられた状態に保持される。
図7は、図2に示した端子付き電線の組立て前の斜視図である。
図7に示すように、端子付き電線40は、メス端子(端子)41と、可撓性導体42と、接続端子43と、電線44とから構成されている。
メス端子41は、例えば、銅、銅合金、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等の導電性金属材料から形成されている。このメス端子41は、電気接続部45と、加締め部46とを有している。加締め部46は、電気接続部45に対して略直角に屈曲されている。
電気接続部45は、円筒状に形成されており、その内部には、筒状に丸めたバネ接点47が設けられる(図3参照)。この電気接続部45には、相手側コネクタに設けられた相手側端子(図示略)の接続ピンが挿し込まれる。すると、円筒状のバネ接点47が接続ピンの外周面に接触するとともに、電気接続部45の内周面に接触する。これにより、メス端子41と相手側端子とが電気的に接続される。加締め部46は、可撓性導体42の一端である接続端48に加締められている。これにより、メス端子41に可撓性導体42が電気的に接続されている。
可撓性導体42は、例えば、複数の素線を編み込んだ編組からなる導体である。この可撓性導体42は、その一端がメス端子41の加締め部46に加締められる接続端48とされ、接続端48と反対側の他端が固定端49とされている。
接続端子43は、例えば、銅、銅合金、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等の導電性金属材料から形成されている。この接続端子43は、一端側に連結加締め部51を有し、他端側に電線加締め部52を有している。連結加締め部51は、可撓性導体42の固定端49に加締められている。これにより、接続端子43に可撓性導体42の固定端49が電気的に接続されている。
電線44は、導体55の外周を外被56で被覆した絶縁電線であり、端部において外被56から導体55が露出されている。接続端子43の電線加締め部52は、電線44の導体55に加締められている。これにより、接続端子43に電線44が電気的に接続されている。
ハウジング10に組付けられる端子付き電線40は、電線44が電線導入部12の電線挿通孔15に通され、メス端子41の電気接続部45が嵌合部11の端子挿通孔14に挿し込まれて収容される。これにより、端子付き電線40は、メス端子41がハウジング10の嵌合部11に固定され、可撓性導体42がハウジング10の収容部13に収容される。また、端子付き電線40の各電線44には、ゴム栓57が装着されており、これらのゴム栓57によって、電線44と電線導入部12の電線挿通孔15との間がシールされる(図2及び図3参照)。
図3に示すように、ハウジング10に組付けられた端子付き電線40は、その可撓性導体42に第1余長部42A及び第2余長部42Bが形成されている。第1余長部42Aは、相手側コネクタへの嵌合方向Xの後方側へ突出するように凸状に屈曲されており、第2余長部42Bは、相手側コネクタへの嵌合方向Xの前方側へ突出するように凸状に屈曲されている。
図2及び図4に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、ハウジング10の後方側から組付けられるアッパシールドシェル61と、下方側から組付けられるロアシールドシェル62とを備えている。アッパシールドシェル61及びロアシールドシェル62は、導電性金属材料から形成されている。アッパシールドシェル61には、孔部63が形成された固定片64を有している。また、アッパシールドシェル61には、ネジ孔65が設けられている。また、ロアシールドシェル62には、孔部66を有する固定片67が設けられている。
アッパシールドシェル61は、カバー30及び端子付き電線40が組付けられたハウジング10を覆うように後方側から装着される。ロアシールドシェル62は、カバー30及び端子付き電線40が組付けられたハウジング10の電線導入部12を覆うように下方側から装着される。
ハウジング10にアッパシールドシェル61及びロアシールドシェル62を装着すると、アッパシールドシェル61のネジ孔65及びロアシールドシェル62の固定片67の孔部66がハウジング10の固定片24の孔部23に連通される。この状態において、取付ネジ68を孔部66,23へ挿し込んでネジ孔65へねじ込むことにより、アッパシールドシェル61及びロアシールドシェル62がハウジング10に固定される。また、取付ネジ68を介してアッパシールドシェル61とロアシールドシェル62とが互いに電気的に接続される。また、ロアシールドシェル62には、シールドリング69によって端子付き電線40の電線44を束ねた電線束を覆うシールド部材である電磁シールと編組70の一端が固定されて電気的に接続される(図3参照)。
上記構造のコネクタ1は、嵌合部11側がインバータやモータ等のケースに設けられた相手側コネクタに嵌合される。これにより、嵌合部11内の端子挿通孔14に収容されたメス端子41の電気接続部45に相手側端子の接続ピンが挿し込まれて電気的に接続される。また、相手側コネクタにコネクタ1を嵌合させると、相手側コネクタのハウジングにパッキン25,26が密着する。これにより、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合箇所がシールされる。
また、コネクタ1を相手側コネクタに嵌合させる際に、アッパシールドシェル61の固定片64の孔部63に挿し込んだボルト(図示略)をケースに形成されたネジ孔(図示略)へねじ込む。すると、ボルトの締結力によってコネクタ1が相手側コネクタへ向かって押し込まれる。これにより、相手側コネクタに対してコネクタ1を容易に嵌合させることができる。また、ボルトによってアッパシールドシェル61の固定片64が締結されることにより、アッパシールドシェル61がケースに対して電気的に接続される。これにより、コネクタ1は、ケースに固定されたアッパシールドシェル61と電磁シールド編組70に接続されたロアシールドシェル62とによって覆われ、良好な電磁シールド効果が得られる。
次に、本実施形態に係るコネクタ1を組み立てる場合について説明する。
図8は、本実施形態に係るコネクタの組立手順を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ図1におけるA-A断面相当図である。図9は、本実施形態に係るコネクタの組立手順を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ図1におけるA-A断面相当図である。
先ず、図8の(a)に示すように、ハウジング10の電線導入部12に端子付き電線40の電線44を通し、端子付き電線40のメス端子41及び可撓性導体42が収容部13側に引き出された状態とする。
次に、図8の(b)に示すように、ハウジング10の端子挿通孔14に端子付き電線40のメス端子41を挿し込む。すると、端子付き電線40の可撓性導体42は、ハウジング10に設けられた第1突起部20によってメス端子41との接続箇所の近傍が屈曲される。これにより、可撓性導体42は、ハウジング10の後方側へ湾曲された状態となる。
更に、図9の(a)に示すように、ハウジング10に対して、その後方側から収容部13を覆うようにカバー30を近接させて宛がう。すると、収容部13で後方側に湾曲された可撓性導体42にカバー30の第2突起部32が当接される。
次に、図9の(b)に示すように、ハウジング10にカバー30を組付け、ハウジング10の係止爪22をカバー30の係止片35に係止させる。すると、収容部13内では、可撓性導体42が第2突起部32によってハウジング10の前方側へ押し込まれる。これにより、可撓性導体42は、第1突起部20で嵌合方向Xの後方側へ凸状に屈曲され、第2突起部32で嵌合方向Xの前方側へ凸状に屈曲される。これにより、可撓性導体42は、嵌合方向Xの後方側へ凸状に屈曲された第1余長部42Aと、この第1余長部42Aと反対側である嵌合方向Xの前方側へ凸状に屈曲された第2余長部42Bとを有した形状とされる。
上記のコネクタ1が車両に搭載されると、車両の走行時等に振動が付与され、その振動が電線44に外力として伝わる。このとき、本実施形態に係るコネクタ1では、電線44からの外力が可撓性導体42によって吸収され、メス端子41への伝達が抑制される。
ところで、コネクタ1が電力線等の大電流が流される電線44に設けられる場合、可撓性導体42も太くなり、可撓性が低下して電線44からメス端子41への外力の伝達抑制効果が低下してしまう。
本実施形態に係るコネクタ1によれば、ハウジング10に対してカバー30を組付けると、可撓性導体42が、ハウジング10の第1突起部20及びカバー30の第2突起部32によってそれぞれ凸状に屈曲される。そして、可撓性導体42が複数箇所で屈曲されることにより、電線44からの振動等の外力を分散して吸収することができ、電線44からの外力の伝達抑制効果を高めることができる。
なお、可撓性導体42を一方へ屈曲させても外力の吸収効果をある程度高めることが可能である。しかし、可撓性導体42を一方に屈曲させた場合、可撓性導体42の屈曲に伴って屈曲方向と逆方向に向かって生じる反力がメス端子41に付与されてしまい。相手側端子との接続箇所にこじれが生じるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係るコネクタ1によれば、可撓性導体42が、第1突起部20によって嵌合方向Xの後方側へ凸状に屈曲され、第2突起部32によって嵌合方向Xの前方側へ凸状に屈曲される。これにより、可撓性導体42は、第1突起部20及び第2突起部32による屈曲に伴って屈曲方向と逆方向に向かって生じる反力が打ち消されることとなり、メス端子41への曲げ力の伝達を抑制できる。
したがって、電線44からの反力を考慮してメス端子41と相手側端子との接触荷重を高める必要がなくなるので、相手側コネクタとの接続に要する挿入力を抑えて接続作業性を向上させることができる。
このように、本実施形態に係るコネクタ1では、可撓性導体42が、嵌合方向Xの後方側へ凸状に屈曲された第1余長部42Aと、嵌合方向Xの前方側へ凸状に屈曲された第2余長部42Bとを有し、これらの第1余長部42A及び第2余長部42Bによって電線44からの外力を分散して吸収することができる。また、第1余長部42Aと第2余長部42Bとが嵌合方向Xに沿って互いに逆方向に屈曲されているので、特に、電線44から伝達される嵌合方向Xに沿う振動を第1余長部42Aと第2余長部42Bとで良好に減衰させることができる。
また、本実施形態に係るコネクタ1は、ハウジング10の後方側から組付けられるアッパシールドシェル61と、ハウジング10の下方側から組付けられるロアシールドシェル62と、ロアシールドシェル62に固定されて電線44を覆う導電性のシールド部材70と、を備えている。そこで、コネクタ1は、簡単な組み立て作業で、良好な電磁シールド効果を得ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、可撓性導体42に加締めて接続させた接続端子43を電線44の導体55に加締めて接続させたが、電線44の導体55に加締めて接続させた端子と接続端子43とをボルト・ナットによって締結して接続する構造としてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]及び[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 相手側コネクタに嵌合される嵌合部(11)を有するハウジング(10)と、
前記嵌合部(11)と反対側の開口部(13a)に組付けられるカバー(30)と、
前記ハウジング(10)に装着される端子付き電線(40)と、を備え、
前記端子付き電線(40)は、前記相手側コネクタとの嵌合方向(X)に沿って前記ハウジングに固定される端子(メス端子41)と、前記ハウジング(10)から前記嵌合方向(X)と交差する方向に引き出される電線(44)と、前記端子(メス端子41)と前記電線(44)との間に設けられた可撓性導体(42)と、を有し、
前記ハウジング(10)は、前記嵌合方向(X)の後方側へ向かって突設され、前記可撓性導体(42)を前記嵌合方向(X)の後方側へ凸状に屈曲させる第1突起部(20)を有し、
前記カバー(30)は、前記嵌合方向(X)の前方側へ向かって突設され、前記可撓性導体(42)を前記嵌合方向(X)の前方側へ凸状に屈曲させる第2突起部(32)を有する、
ことを特徴とするコネクタ。
[2] 前記可撓性導体(42)は、前記嵌合方向(X)の後方側へ凸状に屈曲された第1余長部(42A)と、前記嵌合方向(X)の前方側へ凸状に屈曲された第2余長部(42B)と、を有する、
ことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ。
[3] 前記ハウジング(10)の後方側から組付けられるアッパシールドシェル(61)と、前記ハウジング(10)の下方側から組付けられるロアシールドシェル(62)と、
前記ロアシールドシェル(62)に固定されて前記ハウジング(10)から引き出された前記電線(44)を覆う導電性のシールド部材(電磁シールド編組70)と、
を備えている、ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のコネクタ(1)。
1…コネクタ
10…ハウジング
11…嵌合部
13a…開口部
20…第1突起部
30…カバー
32…第2突起部
40…端子付き電線
41…メス端子(端子)
42…可撓性導体
42A…第1余長部
42B…第2余長部
44…電線
X…嵌合方向

Claims (3)

  1. 相手側コネクタに嵌合される嵌合部を有するハウジングと、
    前記嵌合部と反対側の開口部に組付けられるカバーと、
    前記ハウジングに装着される端子付き電線と、を備え、
    前記端子付き電線は、前記相手側コネクタとの嵌合方向に沿って前記ハウジングに固定される端子と、前記ハウジングから前記嵌合方向と交差する方向に引き出される電線と、前記端子と前記電線との間に設けられた可撓性導体と、を有し、
    前記ハウジングは、前記嵌合方向の後方側へ向かって突設され、前記可撓性導体を前記嵌合方向の後方側へ凸状に屈曲させる第1突起部を有し、
    前記カバーは、前記嵌合方向の前方側へ向かって突設され、前記可撓性導体を前記嵌合方向の前方側へ凸状に屈曲させる第2突起部を有する、
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記可撓性導体は、前記嵌合方向の後方側へ凸状に屈曲された第1余長部と、前記嵌合方向の前方側へ凸状に屈曲された第2余長部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングの後方側から組付けられるアッパシールドシェルと、前記ハウジングの下方側から組付けられるロアシールドシェルと、前記ロアシールドシェルに固定されて前記ハウジングから引き出された前記電線を覆う導電性のシールド部材と、を備えている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
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