JP7101167B2 - 多孔質粉末配合日焼け止め化粧料 - Google Patents

多孔質粉末配合日焼け止め化粧料 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2017年04月27日付け出願の日本国特許出願2017-087937号の優先権を主張しており、ここに折り込まれるものである。
本発明は、多孔質粉末を配合した日焼け止め化粧料に関する。
一般に、親油性の多孔質粉体を配合した化粧料では、経時に伴い肌上に分泌される皮脂を該粉体が吸収するため、べたつき感の発生が抑えられ、さらさら感が持続することが知られている。また、球状の親油性多孔質粉体は、その屈折率を調節することにより、肌上の凹凸を視覚的に目立たなくする効果(例として、毛穴補正効果)を奏することも知られている。
このような利点から、親油性多孔質粉体は粉末化粧料に高配合されており、その他の系の化粧料についても、高配合が望まれる成分である。親油性ゆえに油相中に配合される場合が多いが、表面に特定のポリマーを付加することで、水相中に分散させる技術も開発されている(特許文献1)。
水相を連続相とする化粧料は、さっぱりとした使用感を呈するため、特に夏期に用いられる化粧料(例えば日焼け止め化粧料)には好適である。しかしながら、紫外線吸収剤は通常油溶性であるため、親油性多孔質粉体を水相に含む化粧料に紫外線吸収剤を配合すると、紫外線吸収剤が該粉体に吸収されて紫外線防御効果を発揮できないという問題があった。
このことは、紫外線吸収剤に限らず、油溶性の機能性成分全般に共通する問題である。
よって、前記優れた特性を有する親油性多孔質粉体と、油溶性の機能性成分を、それぞれ水相中に安定に分散させる技術が求められていた。
特開2010-132567
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、油溶性の機能性成分と親油性多孔質粉体が、水性媒体中でそれぞれ安定に分散した化粧料の提供を課題とする。
本発明者は前記目的を達成するために鋭意研究を行い、機能性成分を水中油型乳化粒子に内包させ、且つ、多孔質粉体を特定の分散剤を用いて分散させることにより、油溶性機能性成分が親油性多孔質粉体に吸収されることなく、その機能を十分に発揮できることを見出した。
さらに、油溶性機能性成分として紫外線吸収剤を配合し、粘度100mPa・s以下の油分を配合して多孔質粉体の孔の少なくとも一部に保持させることにより、毛穴補正効果、さらさら感持続効果、紫外線防御効果をすべて備えた日焼け止め化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下を包含する。
[1] (A)親油性多孔質粉体、(B)油溶性機能性成分を内包する水中油型乳化粒子、(C)高分子分散剤、(D)水性媒体を含み、
成分(A)の表面に成分(C)が存在し、成分(A)及び成分(B)が、成分(D)中にそれぞれ分散していることを特徴とする化粧料。
[2] (A)親油性多孔質粉体が架橋型ポリメチルメタクリレートを主素材とすることを特徴とする、前記[1]に記載の化粧料。
[3] (C)高分子分散剤がアクリル系ポリマーであることを特徴とする、前記[1]または[2]に記載の化粧料。
[4] (A)親油性多孔質粉体の最大吸油可能量が該粉体に対し100質量%以上であることを特徴とする、前記[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5] さらに粘度100mPa・s以下の油分を含み、該油分が成分(A)の孔の少なくとも一部に保持されていることを特徴とする、前記[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6] 下記の式を満たすことを特徴とする、前記[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[(化粧料中の油分の含有量(質量%)/(化粧料中の親油性多孔質粉体の含有量(質量%))×100]/親油性多孔質粉体の最大吸油量(質量%)≦1
[7] 25℃における粘度が100000mPa・s以下であることを特徴とする、前記[6]に記載の化粧料。
[8] 成分(B)の油溶性機能性成分が紫外線吸収剤であることを特徴とする、前記[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9] さらに乳化剤を含むことを特徴とする、前記[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10] 成分(B)を含む上層、成分(A)を含む下層、及びその他の成分からなる中間層の3層に分離していることを特徴とする、前記[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
本発明により、毛穴補正効果とさらさら感持続効果を有し、且つ、油溶性機能性成分に由来する効果を発揮する化粧料が提供される。さらに、本発明により、毛穴補正効果、さらさら感持続効果、及び紫外線防御効果をすべて備えた日焼け止め化粧料が提供される。
試験例2及び試験例3の化粧料からなる塗布膜の吸収スペクトルを表す図である。
以下に、本発明に係る好適な実施形態について説明する。なお、本書において、“粉体”と“粉末”は同義である。
(A)親油性多孔質粉体
本発明に好適に用いることができる親油性多孔質粉体としては、例えば、架橋型ポリメチルメタクリレート、ナイロン多孔質粉末等が挙げられる。これらの粉末は、数質量%以下の他の成分、例えばシリカ等を含んでいてもよい。また、球状であることが好ましい。球状である場合の平均粒径は、特に限定されないが、0.1~100μm、好ましくは0.5~50μm、より好ましくは1~20μm程度であってよい。
材質そのものが親油性のもの、または、材質が親水性で親油性物質でコーティングされたもののいずれも用いることができるが、コーティングされる場合には孔内まで親油化されていることが好ましい。
本発明に用いる親油性多孔質粉体の最大吸油可能量は、粉体に対して100質量%以上であることが好ましい。最大吸油可能量は多孔質容積とも密接に関係し、多孔質形態は光の拡散性に影響を与えるからである。そのため、最大吸油可能量が100質量%未満であると、光拡散効果が不十分となり、十分な毛穴補正効果が得られない場合がある。
本発明における親油性多孔質粉体の配合量は、化粧料総量に対し、1-30質量%、より好ましくは1-20質量%である。1質量%より少ないと毛穴補正効果とさらさら感持続効果が損なわれる場合があり、また、30質量%を超えると粉末の分散不良を起こす場合がある。
(B)油溶性機能性成分
本発明に用いることができる油溶性機能性成分としては、例えば、紫外線吸収剤、油溶性抗酸化剤等が挙げられる。なお、本発明における“油溶性”とは、25℃において蒸留水に対する溶解度が10質量%以下である性質を意味する。
紫外線吸収剤としては、特に限定されることはなく、化粧料に汎用されるものを用いることができる。例えば、安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、ケイ皮酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ベンジリデンショウノウ誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、トリアジン誘導体、フェニルベンゾトリアゾール誘導体、アントラニル誘導体、イミダゾリン誘導体、ベンザルマロナート誘導体、4,4-ジアリールブタジエン誘導体等が例示される。以下に具体例及び商品名などを列挙するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
安息香酸誘導体としては、パラ-アミノ安息香酸(PABA)エチル、エチル-ジヒドロキシプロピルPABA、エチルヘキシル-ジメチルPABA(例えば「エスカロール507」、ISP社)、グリセリルPABA、PEG-25-PABA(例えば「ユビナールP25」、BASF社)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(例えば「ユビナールAプラス」)などが例示される。
サリチル酸誘導体としては、ホモサレート(「ユーソレックス(Eusolex)HMS」、ロナ/EMインダストリーズ社)、エチルヘキシルサリチレート(例えば「ネオ・ヘリオパン(NeoHeliopan)OS」、ハーマン・アンド・レイマー社)、ジプロピレングリコールサリチレート(例えば「ディピサル(Dipsal)」、スケル社)、TEAサリチラート(例えば「ネオ・ヘリオパンTS」、ハーマン・アンド・レイマー社)などが例示される。
ケイ皮酸誘導体としては、オクチルメトキシシンナメート又はメトキシケイ皮酸エチルヘキシル(例えば「パルソールMCX」、ホフマン-ラ・ロシュ社)、メトキシケイ皮酸イソプロピル、メトキシケイ皮酸イソアミル(例えば「ネオ・ヘリオパンE1000」、ハーマン・アンド・レイマー社)、シンノキセート、DEAメトキシシンナメート、メチルケイ皮酸ジイソプロピル、グリセリル-エチルヘキサノエート-ジメトキシシンナメート、ジ-(2-エチルヘキシル)-4'-メトキシベンザルマロネートなどが例示される。
ジベンゾイルメタン誘導体としては、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン(例えば「パルソール1789」)などが例示される。
β,β-ジフェニルアクリレート誘導体としては、オクトクリレン(例えば「ユビナールN539」、BASF社)などが例示される。
ベンゾフェノン誘導体としては、ベンゾフェノン-1(例えば「ユビナール400」、BASF社)、ベンゾフェノン-2(例えば「ユビナールD50」、BASF社)、ベンゾフェノン-3またはオキシベンゾン(例えば「ユビナールM40」、BASF社)、ベンゾフェノン-4(例えば「ユビナールMS40」、BASF社)、ベンゾフェノン-5、ベンゾフェノン-6(例えば「ヘリソーブ(Helisorb)11」、ノルクアイ社)、ベンゾフェノン-8(例えば「スペクトラ-ソーブ(Spectra-Sorb)UV-24」、アメリカン・シアナミド社)、ベンゾフェノン-9(例えば「ユビナールDS-49」、BASF社)、ベンゾフェノン-12などが例示される。
ベンジリデンショウノウ誘導体としては、3-ベンジリデンショウノウ(例えば「メギゾリル(Mexoryl)SD」、シメックス社)、4-メチルベンジリデンショウノウ、ベンジリデンショウノウスルホン酸(例えば「メギゾリルSL」、シメックス社)、メト硫酸ショウノウベンザルコニウム(例えば「メギゾリルSO」、シメックス社)、テレフタリリデンジショウノウスルホン酸(例えば「メギゾリルSX」、シメックス社)、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンショウノウ(例えば「メギゾリルSW」、シメックス社)などが例示される。
フェニルベンゾイミダゾール誘導体としては、フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸(例えば「ユーソレックス232」、メルク社)、フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム(例えば「ネオ・ヘリオパンAP」、ハーマン・アンド・レイマー社)などが例示される。
トリアジン誘導体としては、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、アニソトリアジン(例えば「チノソーブ(Tinosorb)S」、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社)、エチルヘキシルトリアゾン(例えば「ユビナールT150」、BASF社)、ジエチヘキシルブタミドトリアゾン(例えば「ユバソーブ(Uvasorb)HEB」、シグマ3V社)、2,4,6-トリス(ジイソブチル-4’-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジンなどが例示される。
フェニルベンゾトリアゾール誘導体としては、ドロメトリゾールトリシロキサン(例えば「シラトリゾール(Silatrizole)」、ローディア・シミー社)、メチレンビス(ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール)(例えば「チノソーブM」、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社)などが例示される。
アントラニル誘導体としては、アントラニル酸メンチル(例えば「ネオ・ヘリオパンMA」、ハーマン・アンド・レイマー社)などが例示される。
イミダゾリン誘導体としては、エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオナートなどが例示される。
ベンザルマロナート誘導体としては、ベンザルマロナート官能基を有するポリオルガノシロキサン(例えば、ポリシリコーン-15;「パルソールSLX」、DSMニュートリション ジャパン社)などが例示される。
4,4-ジアリールブタジエン誘導体としては、1,1-ジカルボキシ(2,2’-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエンなどが例示される。
このうち、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、オクトクリレン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ポリシリコーン-15、オキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、エチルヘキシルトリアゾン、が好ましく、特にメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、エチルヘキシルトリアゾンを好適に用いることができる。
油溶性抗酸化剤としては、例えば、カロチノイド、抗酸化作用を有する油溶性ビタミン等が挙げられる。
カロチノイドとしては、アクチニオエリスロール、アスタキサンチン、ビキシン、カンタキサンチン、カプサンチン、カプソルビン、β-8’-アポ-カロテナール(アポカロテナール)、β-12’-アポ-カロテナール、α-カロテン、β-カロテン、”カロテン”(α-及びβ-カロテン類の混合物)、γ-カロテン、β-クリプトキサンチン、エキネノン、ルテイン、リコピン、ビオラキサンチン、ゼアキサンチン等が挙げられる。
抗酸化作用を有する油溶性ビタミンとしては、ビタミンE、レチノイド、アスコルビン酸の油溶性誘導体等を挙げることができる。
ビタミンEとしては、特に限定されず、例えば、トコフェロール及びその誘導体からなる化合物群、並びにトコトリエノール及びその誘導体からなる化合物群から選ばれるものが挙げられる。これらは単独で用いても、複数併用して用いてもよい。またトコフェロール及びその誘導体からなる化合物群とトコトリエノール及びその誘導体からなる化合物群からそれぞれ選択されたものを組み合わせて使用してもよい。
レチノイドとしては、レチノール、3-ヒドロレチノール、レチナール、3-ヒドロレチナール、レチノイン酸、3-デヒドロレチノイン酸、ビタミンAアセテート等のビタミンA類;α,β,γ-カロテン、β-クリプトキサンチン、エキネノン等のカロチノイド、キサントフィル等のプロビタミンA類を挙げることができる。
アスコルビン酸の油溶化誘導体としては、ステアリン酸L-アスコルビルエステル、テトライソパルミチン酸L-アスコルビルエステル、パルミチン酸L-アスコルビルエステル、パルミチン酸エリソルビルエステル、テトライソパルミチン酸エリソルビルエステル、ジオレイン酸アスコルビル等のビタミンCの脂肪酸エステル類、ジパルミチン酸ピリドキシン、トリパルミチン酸ピリドキシン、ジラウリン酸ピリドキシン、ジオクタン酸ピリドキシン等のビタミンB6の脂肪酸エステル類等が挙げられる。
上記油溶性抗酸化剤のうち、酢酸トコフェロール、酢酸レチノール、レチノール、パルミチン酸レチノールを好適に用いることができる。
本発明に係る化粧料では、(B)の油溶性機能性成分は、水中油型乳化粒子に内包された状態で、(D)水性媒体中に分散している。当該水中油型乳化粒子は、マイクロエマルション(粒子径が100ナノメートル以下で、熱力学的に安定なエマルション)であってもよい。
また、本発明における(B)の油溶性機能性成分の配合量は、化粧料総量に対し、0.01-30質量%、より好ましくは0.03-20質量%であってもよい。
(C)高分子分散体
本発明に係る化粧料には、(A)親油性多孔質粉体を(D)水性媒体中に分散させるために、高分子からなる分散剤が配合される。この目的に用いることができる高分子としては、アクリル系ポリマーが好ましく、さらに架橋型アクリル酸コポリマーを好適に用いることができる。
本発明に好適に用いることができるアクリル系ポリマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸n-ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t-ブチル、(メタ)アクリル酸2-エチルへキシル、(メタ)アクリル酸n-へキシル、(メタ)アクリル酸n-オクチル、(メタ)アクリル酸シクロへキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸へプタデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソステアリル、(メタ)アクリル酸オレイル、(メタ)アクリル酸ベヘニル、直鎖状、分岐鎖状又は脂環式の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステル;アクリロニトリル;アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N-t-ブチルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、N-t-オクチルアクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;2-(メタ)アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸基含有(メタ)アクリルアミド;アミノエチル(メタ)アクリレート、t-ブチルアミノエチルメタクリレート、メチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)メタアクリルアミド;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の、環式化合物とメタ)アクリル酸のエステル類;(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコールと(メタ)アクリル酸とのモノエステル類;スルホン酸基含有(メタ)アクリルエステル;(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート等のメタアクリロイルオキシアルキルリン酸モノエステル;(メタ)アクリル酸グリセリル、2-メタアクリロイルオキシエチルコハク酸、2-(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、β-カルボキシエチルアクリレート、アクリロイルオキシエチルサクシネート、2-(メタ)アクリロイルオキシエチルテトラヒドロフタル酸、2-(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸;1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン(n=2~50)グリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレン(n=2~50)グリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、ビスフェノールF EO変性(n=2~50)ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA EO変性(n=2~50)ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールS EO変性(n=2~50)ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリカプロラクトネートトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘキサントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネートテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトール等が挙げられる。
また、架橋型アクリル酸コポリマーとしては、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体((アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー等)が挙げられる。
このうち、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体が好ましく、例えば、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーを好適に用いることができる。また、本発明の化粧料には、上記高分子分散体を単独で、または2種以上を組み合わせて配合することができる。
本発明に係る化粧料では、(A)親油性多孔質粉体の周囲を(C)高分子分散剤が取り囲み、その状態で(D)水性媒体中に良好に分散している。当該(C)高分子分散剤は親水基を外側((D)水性媒体と接する側)に向けて配向しているので、(B)油溶性機能性成分を内包する水中油型乳化粒子が(A)親油性多孔質粉体の孔に吸収されにくくなっていると考えられる。
本発明における高分子分散剤の配合量は、化粧料総量に対し、0.005-2質量%、より好ましくは0.01-1質量%である。0.005質量%より少ないと粉末の分散不良を起こす場合があり、また、2質量%を超えるとさらさらとした感触が損なわれる場合がある。
(D)水性媒体
本発明における水性媒体は、水を主成分として含む媒体であって、水単独でもよく、また、低級アルコール及び/または多価アルコールを含んでいてもよい。
本発明における水は、イオン交換水、精製水、水道水であってよい。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール等の2価アルコール、グリセリン等の3価アルコールが挙げられる。
なお、上記多価アルコールは、後述するように、保湿剤として配合されたものであってもよい。
本発明の水性媒体に占める低級アルコール及び多価アルコールの割合は、30質量%以下、より好ましくは25質量%以下である。
本発明における水性媒体の配合量は、化粧料総量に対し、10-80質量%、より好ましくは20-70質量%である。10質量%より少ないと粉末の分散不良を起こす場合があり、また、80質量%を超えるとさらさらとした感触が損なわれる場合がある。
本発明の化粧料には、さらに粘度が100mPa・s以下の油分を好適に配合することができる。当該油分が(A)親油性多孔質粉体の孔の少なくとも一部に保持されることにより、該粉体の屈折率が変化し、優れた毛穴補正効果を発揮することができるようになる。
当該油分としては、特に制限されず、極性油、非極性油等を用いることができる。なお、油分全体としての粘度が100mPa・sを超えると親油性多孔質粉体中に保持されにくくなり、十分な毛穴補正効果が得られない場合がある。
極性油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等のエステル油を好適に用いることができる。
このうち、親油性多孔質粉体として架橋型ポリメチルメタクリレートを用いた場合には、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリルを特に好適に用いることができる。
極性油を用いた場合には、組成物粘度が比較的低く抑えられ、スキンケア組成物、特に美容液、乳液に近似した使用感(みずみずしさ、べたつきがない等)を得ることができる。
非極性油としては、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)、アクリルシリコーン類等であって、粘度が100mPa・s未満であるものを好適に用いることができる。
このうち、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、流動パラフィンを特に好適に用いることができる。
非極性油を用いた場合には、比較的高粘度となるため、ジェル状スキンケア組成物に近似した使用感を得ることができる。
また、油分量は、下記の式を満たすことが好ましい。
[(毛穴補正組成物中の油分の含有量(質量%)/(毛穴補正組成物中の親油性多孔質粉体の含有量(質量%))×100]/親油性多孔質粉体の最大吸油量(質量%)≦1
油分量が上記式を満たさない場合には、毛穴補正効果が得られない場合がある。なお、油分量が0.1倍よりも少ないと、毛穴補正効果が劣ってしまう場合がある。
本発明の化粧料には、上記成分の他、化粧品や医薬部外品に通常用いられる成分、例えば、保湿剤、粉末成分(成分(A)を除く)、液体油脂、固形油脂、ロウ、炭化水素油、高級アルコール、界面活性剤、増粘剤、糖類等を1種または2種以上配合することができる。以下に、配合可能な成分を例示する。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
成分(A)以外の粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、チタン酸鉄等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等が挙げられる。
ただし、高屈折率(屈折率2以上など)の無機粉体を配合する場合には、組成物中5質量%以下、好ましくは1質量%以下とすることが好ましい。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
また、本発明に係る化粧料には、乳化剤として、各種の界面活性剤を配合してもよい。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、ローカストビーンガム、グアガム、タマリンドガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー、及びこれらのコポリマーやクロスポリマー((アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー等)等が挙げられる。
前記水溶性高分子以外の増粘剤としては、例えば、デキストリン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
アルキレンオキシド誘導体としては、例えば、POE(9)POP(2)ジメチルエーテル、POE(14)POP(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジメチルエーテル、POE(6)POP(14)ジメチルエーテル、POE(15)POP(5)ジメチルエーテル、POE(25)POP(25)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(22)POP(40)ジメチルエーテル、POE(35)POP(40)ジメチルエーテル、POE(50)POP(40)ジメチルエーテル、POE(55)POP(30)ジメチルエーテル、POE(30)POP(34)ジメチルエーテル、POE(25)POP(30)ジメチルエーテル、POE(27)POP(14)ジメチルエーテル、POE(55)POP(28)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(17)POP(4)ジメチルエーテル等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);血行促進剤(ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸β-ブトキシエステル、ミノキシジル又はその類縁体、γ-オリザノール、アルコキシカルボニルピリジンN-オキシド、塩化カルプロニウム、及びアセチルコリン又はその誘導体等);各種抽出物(例えば、ショウガ、ウバク、オウレン、シコン、バーチ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、ボタン、海藻等)、賦活剤(例えば、パンテニールエチルエーテル、ニコチン酸アミド、ビオチン、パントテン酸、ローヤルゼリー、コレステロール誘導体等);抗脂漏剤(例えば、ピリドキシン類、チアントール等)等が挙げられる。
本発明の化粧料は、外皮に適用される化粧品、医薬品、及び医薬部外品に広く適用することが可能である。その剤型は水中油型乳化系(乳液、クリーム、化粧水等)であり、一般的な水中油型乳化組成物の製造方法を、具体的な配合成分の内容に当てはめて、本発明の化粧料を所望の形態にて製造することが可能である。例えば、これに限定されるものではないが、油溶性物質を乳化剤で乳化したのち、多孔質粉末を分散した水性媒体と混合してもよい。また、油溶性物質の乳化には、POE・POP-セチルエーテル(例として、POE(20)POP(8)セチルエーテル)を好適に用いることができる。
本発明に係る化粧料の粘度は、25℃における粘度が100000mPa・s以下であることが好ましい。毛穴補正組成物の粘度が100000mPa・s以下であることにより、スキンケア感覚を得ることができる。
なお、当該粘度が100mPa・s以下になると、(A)親油性多孔質粉体が沈降しやすくなり、成分(B)油溶性機能性成分を内包する水中油型乳化粒子を含む上層、成分(A)親油性多孔質粉体を含む下層、及びその他の成分からなる中間層の3層に分離する場合があるが、懸濁して使用すれば本発明の効果が得られるので問題はない。
よって、本発明に係る化粧料は、定常状態で、前記3層に分離していてもよい。
本発明の化粧料の製品形態は特に限定されることはなく、化粧水、乳液、美容液、クリーム、美白剤、アイケアクリーム、日焼け止め化粧料等のスキンケア化粧料、ファンデーション、化粧下地等のメイクアップ化粧料に好適に用いることができる。
以下に本発明に係る実施例などを説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、下記の処方中の量は質量%である。
最初に、実施例で使用した化粧料の製造方法及びその評価方法について説明する。
<製造方法>
高分子分散剤とその他の成分を添加した水性媒体に多孔質粉体を分散させた後、油分を添加し、さらに、別途製造した油溶性機能性成分を内包する水中油型乳化粒子を添加して化粧料を得た。
<評価方法>
(1)紫外線防御効果
測定プレート(Sプレート)(5×5cmのV溝PMMA板、SPFMASTER-PA01)に各試験例の化粧料(サンプル)を2mg/cmの量で滴下し、60秒間指で塗布し、15分間乾燥させた後、株式会社日立製作所社製U-3500型自記録分光光度計を用いて吸光度を測定した。無塗布プレートをコントロールとして、前記プレート上に形成された塗膜の吸光度(Abs)を以下の式で算出した。
Abs=-log(T/To)
T:サンプルの透過率、To:無塗布の透過率
得られた測定結果の波長310nmのAbsを比較し、下記基準に従って判定を行い、表中に記号で表した。本願では、B以上の場合に効果を有すると判定した。
[判定]
A:Absが0.9以上
B:Absが0.5以上、0.9未満
C:Absが0.5未満
また、同様の手法で、吸収スペクトルも測定した。試験例2及び3の結果を図1に示す。
(2)さらさら感の持続効果
10名の専門パネルに化粧料を顔に塗布してもらい、4時間後のさらさら感について評価してもらった。下記基準に従って判定を行い、表中に記号で表した。本願では、B以上の場合に効果を有すると判定した。
[判定]
A:10名中8名以上が、さらさら感が持続していると評価した。
B:10名中4~7名が、さらさら感が持続していると評価した。
C:10名中3名以下が、さらさら感が持続していると評価した。
(3)毛穴補正効果
10名の専門パネルに化粧料を顔に塗布してもらい、毛穴補正効果の有無を評価してもらった。下記基準に従って判定を行い、表中に記号で表した。本願では、Aの場合に効果を有すると判定した。
[判定]
A:効果があると答えたパネルが5名以上
B:効果があると答えたパネルが4名以下
[試験例1]
下表1の処方の化粧料を前記方法に従って製造し、前記評価項目について評価した結果を表1に示す。なお、定常状態(20℃、1気圧下で1日静置後)において、試験例1と2は1層であったが、試験例3と4は、紫外線吸収剤を内包する水中油型乳化粒子を含む上層、多孔質粉体を含む下層、及びその他の成分からなる中間層の3層に分離していた。そのため、前記官能試験では、試験例3と4の化粧料が入った容器を懸濁して1層状態にしてから、塗布してもらった。
表中の化合物としては、以下のものを用いた。
*1:PRESS-AID SP(PRESPERSE社製)
*2:テクポリマー MBP-8HP(球状、積水化成品工業株式会社製)
*3:サンスフェアL-51s(球状、AGC エスアイテック株式会社製)
*4:PEMULEN TR-2(BFGoodrich社製)
*5:SIMULGEL NS(SEPPIC社製)
*6:ケルトロール(ケルコ社製)
*7:PPG-1000(三洋化成工業株式会社製)
*8:ザッハトレーベン RC-402P(SACHTLEBEN PIGMENTS OY社製)
Figure 0007101167000001
表1に示されるように、親油性多孔質粉体として架橋型ポリメチルメタクリレート粉体、高分子分散剤としてアクリル系ポリマーであるアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体((アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー)、及び水性媒体を含み、紫外線吸収剤を含まない試験例1の化粧料では、前記親油性多孔質粉体が水相中に良好に分散し、さらさら感の持続効果と毛穴補正効果に優れていたが、紫外線防御効果は得られなかった。この化粧料に、(油分の組成を少し変えるとともに)紫外線吸収剤を配合した試験例2の化粧料では、紫外線防御効果は少し見られたものの、毛穴補正効果とさらさら感の持続効果が損なわれる結果となった。これは、親油性多孔質粉体が紫外線吸収剤を吸収したことにより、該粉体の屈折率が変化し、さらに、該粉体による皮脂の吸収が妨げられためと考えられる。
これに対し、紫外線吸収剤を水中油型乳化粒子に内包される状態で配合した試験例3の化粧料では、当該水中油型乳化粒子及び親油性多孔質粉体がそれぞれ水相中に分散しており、紫外線防御効果、さらさら感持続効果、毛穴補正効果のいずれについても優れていた。しかしながら、試験例3の化粧料の多孔質体を親水性の多孔質シリカに代えた化粧料(試験例4)では、毛穴補正効果が損なわれる結果となった。
さらに、試験例3の化粧料からなる塗膜は、試験例2の化粧料からなる塗膜よりも紫外線領域での吸光度が高く、紫外線防御効果に優れていることが示された(図1)。
よって、前記高分子分散剤によって親油性多孔質粉体が水性媒体中に分散した系に紫外線吸収剤を直接配合すると、親油性多孔質粉体による毛穴補正効果・さらさら感持続効果が損なわれ、紫外線防御効果も十分には発揮されないが(試験例1と2の比較)、紫外線吸収剤を水中油型乳化粒子に内包される状態で配合すれば、親油性多孔質粉体の前記効果が損なわれることなく、且つ、紫外線防御効果も十分に発揮されること(試験例3)が示された。
以下に、本発明の水中油型乳化組成物を配合した各種化粧料の処方例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
処方例1:美容液
成分 配合量(質量%)
トリエチルヘキサノイン 1
パルミチン酸エチルヘキシル 3
イソステアリン酸 0.5
架橋型ポリメチルメタクリレート多孔質粉体*2
レチノール 0.1
キサンタンガム 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー*4 0.03
PEG-60水添ヒマシ油 1
グリセリン 10
ジプロピレングリコール 5
1,3-ブチレングリコール 8
エチルパラベン 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
メタリン酸Na 0.01
トリエタノールアミン 2.8
イオン交換水 残余
処方例2:美容液
成分 配合量(質量%)
トリエチルヘキサノイン 1
パルミチン酸エチルヘキシル 3
イソステアリン酸 0.5
架橋型ポリメチルメタクリレート多孔質粉体*2
酢酸トコフェロール 0.1
キサンタンガム 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー*4 0.03
PEG-60水添ヒマシ油 1
グリセリン 10
ジプロピレングリコール 5
1,3-ブチレングリコール 8
エチルパラベン 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
メタリン酸Na 0.01
トリエタノールアミン 2.8
イオン交換水 残余
処方例3:美容液
成分 配合量(質量%)
トリエチルヘキサノイン 1
パルミチン酸エチルヘキシル 3
イソステアリン酸 0.5
架橋型ポリメチルメタクリレート多孔質粉体*2
ユビキノン 0.1
キサンタンガム 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー*4 0.03
PEG-60水添ヒマシ油 1
グリセリン 10
ジプロピレングリコール 5
1,3-ブチレングリコール 8
エチルパラベン 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
メタリン酸Na 0.01
トリエタノールアミン 2.8
イオン交換水 残余
処方例4:日中用乳液
成分 配合量(質量%)
グリセリン 2
1,3-ブチレングリコール 8
ジプロピレングリコール 4.2
キサンタンガム 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー*4 0.03
POE(20)POP(8)セチルエーテル 1
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1
セバシン酸ジイソプロピル 2
イソステアリン酸 0.2
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7.5
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 3
エチルヘキシルトリアゾン 1
PPG-17 1
架橋型ポリメチルメタクリレート多孔質粉体 8
エチルパラベン 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
メタリン酸Na 0.01
酸化チタン 1
トリエタノールアミン 2.8
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー
0.6
合成炭化水素ワックス 2
ポリビニルアルコール 0.05
イオン交換水 残余
処方例5:日中用乳液
成分 配合量(質量%)
グリセリン 2
1,3-ブチレングリコール 8
ジプロピレングリコール 4.2
キサンタンガム 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー*4 0.03
POE(20)POP(8)セチルエーテル 1
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1
セバシン酸ジイソプロピル 2
イソステアリン酸 0.2
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7.5
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 3
エチルヘキシルトリアゾン 1
PPG-17 1
架橋型ポリメチルメタクリレート多孔質粉体 8
エチルパラベン 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
メタリン酸Na 0.01
酸化チタン 1
トリエタノールアミン 2.8
(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)
クロスポリマー 0.3
合成炭化水素ワックス 2
ポリビニルアルコール 0.05
イオン交換水 残余
処方例6:日中用乳液
成分 配合量(質量%)
グリセリン 2
1,3-ブチレングリコール 8
ジプロピレングリコール 4.2
キサンタンガム 0.1
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))
クロスポリマー*4 0.03
POE(20)POP(8)セチルエーテル 1
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 1
セバシン酸ジイソプロピル 2
イソステアリン酸 0.2
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7.5
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン

フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 3
エチルヘキシルトリアゾン 1
PPG-17 1
架橋型ポリメチルメタクリレート多孔質粉体 8
エチルパラベン 適量
メチルパラベン 適量
フェノキシエタノール 適量
メタリン酸Na 0.01
酸化チタン 1
トリエタノールアミン 2.8
結晶セルロース 0.2
合成炭化水素ワックス 2
ポリビニルアルコール 0.05
イオン交換水 残余

Claims (9)

  1. (A)親油性多孔質粉体
    (B)油溶性機能性成分を内包する水中油型乳化粒子
    (C)高分子分散剤
    (D)水性媒体
    を含み、
    成分(A)の表面に成分(C)が存在し、
    成分(A)及び成分(B)が、成分(D)中にそれぞれ分散し、
    成分(B)を含む上層、成分(A)を含む下層、及びその他の成分からなる中間層の3層に分離していること
    を特徴とする化粧料。
  2. (A)親油性多孔質粉体が架橋型ポリメチルメタクリレートを主素材とすることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. (C)高分子分散剤がアクリル系ポリマーであることを特徴とする、請求項1または2に記載の化粧料。
  4. (A)親油性多孔質粉体の最大吸油可能量が該粉体に対し100質量%以上であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の化粧料。
  5. さらに粘度100mPa・s以下の油分を含み、該油分が成分(A)の孔の少なくとも一部に保持されていることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の化粧料。

  6. 下記の式を満たすことを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載の化粧料。
    [(化粧料中の油分の含有量(質量%)/(化粧料中の親油性多孔質粉体の含有量(質量%))×100]/親油性多孔質粉体の最大吸油量(質量%)≦1
  7. 25℃における粘度が100000mPa・s以下であることを特徴とする、請求項6に記載の化粧料。
  8. 成分(B)の油溶性機能性成分が紫外線吸収剤であることを特徴とする、請求項1~7のいずれかに記載の化粧料。
  9. さらに乳化剤を含むことを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の化粧料。
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