JP7099312B2 - スイッチの駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに並列接続された低耐量スイッチ及び高耐量スイッチの駆動制御を行うスイッチの駆動装置に関する。
この種の駆動装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、低耐量スイッチとしてのSiC-MOSFETと、高耐量スイッチとしてのSi-IGBTとの駆動制御を行うものが知られている。
特開2018-64147号公報
駆動装置は、低耐量スイッチ及び高耐量スイッチのスイッチングモードを定めるモード信号を生成する信号生成部と、生成されたモード信号を受信し、低耐量スイッチ及び高耐量スイッチのスイッチングモードを、受信したモード信号で定まるスイッチングモードに制御する駆動制御部とを備えている。
低耐量スイッチに大きな電流が流れる等、低耐量スイッチに作用する負荷が、低耐量スイッチの信頼性の低下を招く値まで上昇する事態が発生し得る。低耐量スイッチは、高耐量スイッチよりも耐量が低い。このため、低耐量スイッチの信頼性が低下し得る状況においては、低耐量スイッチを保護するために低耐量スイッチのスイッチングモードを迅速に変更することが要求される。ここで、スイッチングモードを変更するための信号が信号生成部において生成される構成の場合、その信号が生成されてから駆動制御部へと伝わるまでには、短時間ではあるもののある程度の時間を要する。この場合、低耐量スイッチのスイッチングモードを迅速に変更することができず、低耐量スイッチの信頼性が低下する懸念がある。
本発明は、低耐量スイッチの信頼性の低下を回避できるスイッチの駆動装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、低耐量スイッチと、該低耐量スイッチに並列接続され、該低耐量スイッチよりも耐量が高い高耐量スイッチとの駆動制御を行うスイッチの駆動装置において、
前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを定めるモード信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部により生成された前記モード信号を受信し、前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを、受信した前記モード信号で定まるスイッチングモードに制御する駆動制御部と、を備え、
次回のスイッチング周期において用いられる前記モード信号で定まるスイッチングモードを次回スイッチングモードとし、前記モード信号として、前記低耐量スイッチのエネルギ損失が異なる各スイッチングモードに対応するモード信号がある場合、前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期において前記低耐量スイッチに作用する負荷がその閾値を超えたと判定したことを条件として、次回のスイッチング周期において前記次回スイッチングモードの前記低耐量スイッチのエネルギ損失よりも前記低耐量スイッチのエネルギ損失が小さくなるように、次回のスイッチング周期における前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを前記次回スイッチングモードから変更する。
本発明の駆動制御部は、今回のスイッチング周期において低耐量スイッチに作用する負荷がその閾値を超えたと判定したことを条件として、次回のスイッチング周期において次回スイッチングモードの低耐量スイッチのエネルギ損失よりも低耐量スイッチのエネルギ損失が小さくなるように、次回のスイッチング周期における低耐量スイッチ及び高耐量スイッチのスイッチングモードを次回スイッチングモードから変更する。したがって、本発明によれば、次回のスイッチング周期における低耐量スイッチ及び高耐量スイッチのスイッチングモードを変更するための信号を信号生成部において生成する構成と比較して、低耐量スイッチのスイッチングモードを迅速に変更することができる。このため、低耐量スイッチの信頼性の低下を回避することができる。
第1実施形態に係る制御システムの全体構成図。 第1,第2スイッチの電流電圧特性を示す図。 ドライブIC及びその周辺構成を示す図。 第1モードにおける第1,第2スイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 第2モードにおける第1,第2スイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 第3モードにおける第1,第2スイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 第4モードにおける第1,第2スイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 ドライブICの処理の手順を示すフローチャート。 駆動信号及び第1センス電圧の推移を示すタイムチャート。 ドライブICの処理態様の一例を示すタイムチャート。 第2実施形態に係るドライブICの処理の手順を示すフローチャート。 ドライブICの処理態様の一例を示すタイムチャート。 第3実施形態に係るドライブICの処理の手順を示すフローチャート。 第4実施形態に係るドライブICの処理の手順を示すフローチャート。 第5実施形態に係るドライブICの処理の手順を示すフローチャート。 その他の実施形態に係る第1,第2スイッチの駆動態様を示すタイムチャート。 その他の実施形態に係る第1,第2スイッチの駆動態様を示すタイムチャート。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る駆動装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、制御システムは、直流電源10、インバータ20、回転電機30及び制御装置40を備えている。回転電機30は、例えば車載主機である。回転電機30は、インバータ20を介して直流電源10に電気的に接続されている。本実施形態では、回転電機30として、3相のものを用いている。回転電機30としては、例えば、永久磁石同期機を用いることができる。また、直流電源10は、例えば百V以上となる端子電圧を有する蓄電池である。直流電源10は、例えば、リチウムイオン蓄電池やニッケル水素蓄電池等の2次電池である。なお、直流電源10には、コンデンサ11が並列接続されている。
インバータ20は、各相に対応する上,下アームスイッチ部20H,20Lを備えている。各相において、上アームスイッチ部20Hと下アームスイッチ部20Lとは直列接続されている。各相において、上アームスイッチ部20Hと下アームスイッチ部20Lとの接続点には、回転電機30の巻線31の第1端が接続されている。各相の巻線31の第2端は、中性点で接続されている。
各スイッチ部20H,20Lは、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の並列接続体を備えている。各相において、上アームスイッチ部20Hの第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2それぞれの高電位側端子には、直流電源10の正極側が接続されている。各相において、下アームスイッチ部20Lの第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2それぞれの低電位側端子には、直流電源10の負極側が接続されている。各相において、上アームスイッチ部20Hの第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2それぞれの低電位側端子には、下アームスイッチ部20Lの第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2それぞれの高電位側端子が接続されている。
本実施形態において、第1スイッチSW1は、SiCデバイスとしてのNチャネルMOSFETである。このため、第1スイッチSW1において、低電位側端子はソースであり、高電位側端子はドレインである。また、第2スイッチSW2は、SiデバイスとしてのIGBTである。このため、第2スイッチSW2において、低電位側端子はエミッタであり、高電位側端子はコレクタである。なお、第2スイッチSW2には、フリーホイールダイオードが逆並列に接続されている。また、第1スイッチSW1には、ボディダイオードが形成されている。ちなみに、第1スイッチSW1にフリーホイールダイオードが逆並列に接続されていてもよい。
各スイッチ部20H,20LをIGBT及びMOSFETの並列接続体で構成した理由は、小電流領域においてオン抵抗が低いMOSFETの方に電流を多く流通させることにより、小電流領域における損失を低減するためである。以下、損失低減について、図2を用いて説明する。図2は、スイッチに流れる電流とスイッチの高,低電位側端子間の電圧Vonとの関係を示す図である。詳しくは、図2は、MOSFETのドレイン及びソース間電圧Vdsとドレイン電流Idとの電圧電流特性、並びにIGBTのコレクタ及びエミッタ間電圧Vceとコレクタ電流Icとの電圧電流特性を示す。
図2に示すように、電流が所定電流Iαよりも小さい小電流領域においては、ドレイン電流Idに対するドレイン及びソース間電圧Vdsが、コレクタ電流Icに対するコレクタ及びエミッタ間電圧Vceよりも低い。すなわち、小電流領域においては、MOSFETのオン抵抗がIGBTのオン抵抗よりも小さい。このため、小電流領域においては、互いに並列接続されたMOSFET及びIGBTのうち、MOSFETの方に電流が多く流れることとなる。一方、電流が所定電流Iαよりも大きい大電流領域においては、コレクタ電流Icに対するコレクタ及びエミッタ間電圧Vceがドレイン電流Idに対するドレイン及びソース間電圧Vdsよりも低い。すなわち、大電流領域においては、IGBTのオン抵抗がMOSFETのオン抵抗よりも小さい。このため、大電流領域においては、互いに並列接続されたMOSFET及びIGBTのうち、IGBTの方に電流が多く流れることとなる。
本実施形態では、第1スイッチSW1のドレイン電流の定格電流は、第2スイッチSW2のコレクタ電流の定格電流よりも小さい。
また、本実施形態では、第1スイッチSW1(低耐量スイッチに相当)の耐量は、第2スイッチSW2(高耐量スイッチに相当)の耐量よりも低い。本実施形態において、耐量は、短絡耐量である。第1スイッチSW1を例にして説明すると、短絡耐量は、第1スイッチSW1に流れるドレイン電流と第1スイッチSW1のドレイン及びソース間電圧との乗算値の、1スイッチング周期Tswに渡る時間積分値である。具体的には例えば、第1スイッチSW1の短絡耐量は、ドレイン電流とドレイン及びソース間電圧とのそれぞれが絶対最大定格を超えないとした場合における上記時間積分値である。
制御装置40は、信号生成部に相当し、回転電機30の制御量をその指令値に制御すべく、インバータ20を駆動する。制御量は、例えばトルクである。制御装置40は、インバータ20の各スイッチSW1,SW2をオンオフ駆動すべく、各スイッチSW1,SW2に対応する駆動信号INを、各スイッチ部20H,20Lに対して個別に設けられたドライブIC50(駆動制御部に相当)に対して出力する。制御装置40は、例えば、電気角で互いに位相が120°ずれた3相指令電圧と三角波等のキャリア信号との大小比較に基づくPWM処理により、各ドライブIC50に対応する駆動信号INを生成する。駆動信号INは、スイッチのオン駆動を指示するオン指令と、オフ駆動を指示するオフ指令とのいずれかをとる。各相において、上アーム側の駆動信号と、対応する下アーム側の駆動信号とは、交互にオン指令とされる。このため、各相において、上アームスイッチ部20Hの各スイッチSW1,SW2と、下アームスイッチ部20Lの各スイッチSW1,SW2とは、交互にオン状態とされる。
なお、制御装置40及びドライブIC50が提供する機能は、例えば、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ハードウェア、又はそれらの組み合わせによって提供することができる。
続いて、図3を用いて、ドライブIC50及びその周辺構成について説明する。
ドライブIC50は、制御基板100に設けられている。制御基板100には、制御装置40、第1絶縁伝達部51及び第2絶縁伝達部52が設けられている。本実施形態では、制御装置40が設けられる領域が低圧システム(第1領域に相当)とされており、ドライブIC50、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2が設けられる領域が高圧システム(第2領域に相当)とされている。各絶縁伝達部51,52は、低圧システム及び高圧システムの間を電気的に絶縁しつつ、低圧システムから高圧システムへと信号を伝達する。各絶縁伝達部51,52は、例えば、フォトカプラ又は磁気カプラである。
ドライブIC50は、制御装置40から第1絶縁伝達部51を介して駆動信号INを取得し、制御装置40から第2絶縁伝達部52を介してモード信号MODEを取得する。
本実施形態において、制御装置40は、各アームスイッチ部の第1,第2スイッチSW1,SW2に流す電流合計値が含まれる電流領域が小電流領域であるか又は大電流領域であるかの情報に基づいて、4つのスイッチングモードのいずれかを選択する。制御装置40は、選択したスイッチングモードを定めるモード信号MODEを生成して出力する。以下、4つのスイッチングモードについて説明する。
1つ目のスイッチングモードは、図4に示すように、電流合計値が小電流領域に含まれる場合に選択される第1モードである。図4(a)は、ドライブIC50に入力される駆動信号INの推移を示す。図4(b)において、実線は第1スイッチSW1のゲート電圧Vg1の推移を示し、破線は第2スイッチSW2のゲート電圧Vg2の推移を示す。
第1モードは、第2スイッチSW2をオフ駆動に維持しつつ、第1スイッチSW1を駆動信号INに基づいてオンオフ駆動するモードである。ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第1モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオン指令であると判定した場合、第1スイッチSW1のゲートに電荷を充電するオン駆動を実施する。オン駆動により、第1スイッチSW1のゲート電圧Vg1が上昇して第1閾値電圧Vth1以上となる。その結果、第1スイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替えられる。第1閾値電圧Vth1は、第1スイッチSW1をオン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態に切り替える電圧である。
ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第1モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオフ指令であると判定した場合、第1スイッチSW1のゲートから電荷を放電させるオフ駆動を実施する。オフ駆動により、第1スイッチSW1のゲート電圧Vg1が低下して第1閾値電圧Vth1未満となる。その結果、第1スイッチSW1がオン状態からオフ状態に切り替えられる。
本実施形態では、1スイッチング周期Tswにおいて、オン駆動の期間とオフ駆動の期間とが1回ずつある。本実施形態では、図4に示すように、1スイッチング周期Tswを、駆動信号INがオン指令に切り替えられてから、駆動信号INが次回オン指令に切り替えられるまでの期間としている。
2つ目のスイッチングモードは、図5に示すように、電流合計値が大電流領域に含まれる場合に選択される第2モードである。図5(a),(b)は、先の図4(a),(b)に対応している。
第2モードは、第1スイッチSW1をオフ駆動に維持しつつ、第2スイッチSW2を駆動信号INに基づいてオンオフ駆動するモードである。ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第2モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオン指令であると判定した場合、第2スイッチSW2のゲートに電荷を充電するオン駆動を実施する。オン駆動により、第2スイッチSW2のゲート電圧Vg2が上昇して第2閾値電圧Vth2以上となる。その結果、第2スイッチSW2がオフ状態からオン状態に切り替えられる。第2閾値電圧Vth2は、第2スイッチSW2をオン状態及びオフ状態のうち一方の状態から他方の状態に切り替える電圧である。
ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第2モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオフ指令であると判定した場合、第2スイッチSW2のゲートから電荷を放電させるオフ駆動を実施する。オフ駆動により、第2スイッチSW2のゲート電圧Vg2が低下して第2閾値電圧Vth2未満となる。その結果、第2スイッチSW2がオン状態からオフ状態に切り替えられる。
3つ目のスイッチングモードは、図6に示すように、電流合計値が小電流領域に含まれる場合に選択される第3モードである。図6(a),(b)は、先の図4(a),(b)に対応している。
第3モードは、第2スイッチSW2を先にオン状態に切り替えた後に第1スイッチSW1をオン状態に切り替え、その後、第2スイッチSW2を先にオフ状態に切り替えた後に第1スイッチSW1をオフ状態に切り替えるモードである。ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第3モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオン指令であると判定した場合、第2スイッチSW2をオン駆動する。ドライブIC50は、取得した駆動信号INがオン指令に切り替えられてから第1遅延期間経過した後、第1スイッチSW1をオン駆動する。
ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第3モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオフ指令であると判定した場合、第2スイッチSW2をオフ駆動する。ドライブIC50は、取得した駆動信号INがオフ指令に切り替えられてから第2遅延期間経過した後、第1スイッチSW1をオフ駆動する。なお、第1遅延期間と第2遅延期間とは、同じ長さの期間であってもよいし、異なる長さの期間であってもよい。
4つ目のスイッチングモードは、図7に示すように、電流合計値が大電流領域に含まれる場合に選択される第4モードである。図7(a),(b)は、先の図4(a),(b)に対応している。
第4モードは、第2スイッチSW2を先にオン状態に切り替えた後に第1スイッチSW1をオン状態に切り替え、その後、第1スイッチSW1を先にオフ状態に切り替えた後に第2スイッチSW2をオフ状態に切り替えるモードである。ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第4モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオン指令に切り替えられたと判定した場合、第2スイッチSW2をオン駆動する。ドライブIC50は、取得した駆動信号INがオン指令に切り替えられてから第1遅延期間経過した後、第1スイッチSW1をオン駆動する。
ドライブIC50は、取得したモード信号MODEが第4モードを指示する信号であると判定し、かつ、駆動信号INがオフ指令に切り替えられたと判定した場合、第1スイッチSW1をオフ駆動する。ドライブIC50は、取得した駆動信号INがオフ指令に切り替えられてから第3遅延期間経過した後、第2スイッチSW2をオフ駆動する。なお、第3遅延期間と上記第2遅延期間とは、同じ長さの期間であってもよいし、異なる長さの期間であってもよい。
本実施形態では、1スイッチング周期Tswにおいて発生する第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが、第1モード>第3モード>第4モード>第2モードであるとする。各モードのエネルギ損失Elossは、例えば、第1スイッチSW1のドレイン及びソース間電圧Vdsとドレイン電流Idとの乗算値を1スイッチング周期Tswに渡って時間積分することにより定めることができる。各モードのエネルギ損失Elossの大小は、例えば実験又はシミュレーションにより予め定めることができ、モード信号MODEに基づいて把握できるようになっている。
なお、本実施形態において、第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが、第1モード>第3モード>第4モード>第2モードとなっているのは、第1スイッチSW1の定常損失(DC損失)に起因するエネルギ損失が、第1スイッチSW1のターンオフ時,ターンオン時それぞれのスイッチング損失に起因するエネルギ損失よりも大きいためである。電流合計値が小電流領域に含まれる場合、第1モードよりも第3モードの方が第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが小さい。一方、電流合計値が大電流領域に含まれる場合、第4モードよりも第2モードの方が第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが小さい
上述したエネルギ損失Elossの関係は一例であり、各モードのエネルギ損失Elossの大小関係は、スイッチング素子の特性によっても変わる可能性がある。このため、大小関係が上述した関係から入れ替わる可能性がある。
図3の説明に戻り、第1スイッチSW1は、自身に流れるドレイン電流と相関のある微少電流を出力する第1センス端子St1を備えている。第1センス端子St1には、第1抵抗体60の第1端が接続され、第1抵抗体60の第2端には、第1スイッチSW1のソースが接続されている。第1センス端子St1から出力された微少電流によって第1抵抗体60で電圧降下が生じる。本実施形態では、第1スイッチSW1のソース電位に対する第1抵抗体60の第1端側の電位を第1センス電圧Vse1と称すこととする。第1センス電圧Vse1は、ドライブIC50に入力される。なお、本実施形態では、第1スイッチSW1のソース電位を0とし、第1抵抗体60の第1端側の電位がソース電位よりも高い場合の第1センス電圧Vse1が正と定義されている。
第2スイッチSW2は、自身に流れるコレクタ電流と相関のある微少電流を出力する第2センス端子St2を備えている。第2センス端子St2には、第2抵抗体70の第1端が接続され、第2抵抗体70の第2端には、第2スイッチSW2のエミッタが接続されている。本実施形態では、第2スイッチSW2のエミッタ電位に対する第2抵抗体70の第1端側の電位を第2センス電圧Vse2と称すこととする。第2センス電圧Vse2は、ドライブIC50に入力される。なお、本実施形態では、第2スイッチSW2のエミッタ電位を0とし、第2抵抗体70の第1端側の電位がエミッタ電位よりも高い場合の第2センス電圧Vse2が正と定義されている。
高圧システムには、第1スイッチSW1の温度を検出する第1温度検出部61と、第2スイッチSW2の温度を検出する第2温度検出部71とが設けられている。各温度検出部61,71は、例えば感温ダイオードで構成されている。各温度検出部61,71の検出値は、ドライブIC50に入力される。
高圧システムには、第1スイッチSW1のドレイン及びソース間電圧である第1端子間電圧VH1を検出する第1電圧検出部62と、第2スイッチSW2のコレクタ及びエミッタ間電圧である第2端子間電圧VH2を検出する第2電圧検出部72とが設けられている。各電圧検出部62,72の検出値は、ドライブIC50に入力される。
続いて、図8を用いて、ドライブIC50が行う処理について説明する。
ステップS10では、今回のスイッチング周期において、次回のスイッチング周期で用いるモード信号MODEを取得する。なお、今回のスイッチング周期において、次回のスイッチング周期で用いられるモード信号MODEを既に取得している場合、ステップS10の処理を飛ばしてステップS11に移行することとする。
ステップS11では、判定フラグFが0であるか否かを判定する。本実施形態において、判定フラグFの初期値は0にされている。
ステップS11において判定フラグFが0であると判定した場合には、ステップS12に進み、第1スイッチSW1に作用する負荷として、第1センス電圧Vse1を取得する。そして、取得した第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えているか否かを判定する。電流閾値Vsαは、第1スイッチSW1に対応する過電流閾値OC以下の値に設定されており、本実施形態では、過電流閾値OCよりも小さい値に設定されている。過電流閾値OCは、例えば、第1スイッチSW1の定格電流に設定されている。
ちなみに、第1センス電圧Vse1の推移の一例を図9に示す。図9(b)の時刻t1~t2で示す期間は、ドレイン電流に応じたセンス電圧にノイズが重畳する過渡センス期間であり、時刻t2~t3に示す期間は、ドレイン電流と相関を有する定常センス期間である。図9(a)は、駆動信号INの推移を示す。
ステップS12において否定判定した場合には、ステップS13に進み、次回のスイッチング周期Tswにおける第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを、次回スイッチングモードに設定する。次回スイッチングモードとは、今回のスイッチング周期において取得した、次回のスイッチング周期において用いるモード信号MODEで定まるスイッチングモードのことである。つまり、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsα以下の場合、第1,第2スイッチSW1,SW2は、モード信号MODEで定まるスイッチングモードに従って駆動される。
ステップS12において第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定した場合には、ステップS14に進み、判定フラグFを1にする。
ステップS15では、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定したタイミングが、第1スイッチSW1がオン状態とされている期間の途中であるか否かを判定する。本実施形態では、図9に示すように、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定したタイミングが、時刻t2~t3までの期間に含まれると判定した場合、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定したタイミングが、第1スイッチSW1がオン状態とされている期間の途中であると判定する。時刻t3は、ドライブIC50に入力される駆動信号INがオフ指令に切り替えられる時刻t4よりも前のタイミングである。
ステップS15において肯定判定した場合には、ステップS16に進み、現在実施されているスイッチングモードを、第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossがより小さいスイッチングモードに変更する。以下、図4~図7を参照して、この変更例について説明する。
(A)第1モードを実施している場合、今回のスイッチング周期において第2~第4モードのいずれかに切り替える。第2モードに切り替える場合、今回のスイッチング周期において第2スイッチSW2をオン状態に切り替え、第1スイッチSW1をオフ状態に切り替える。一方、第3モード又は第4モードのいずれかに切り替える場合、今回のスイッチング周期において第2スイッチSW2もオン状態に切り替える。
(B)第3モードを実施している場合、今回のスイッチング周期において第2モード又は第4モードのいずれかに切り替える。第4モードに切り替える場合、今回のスイッチング周期において、第1スイッチSW1が第2スイッチSW2よりも先にオフ状態に切り替えられる。
(C)第4モードを実施している場合、今回のスイッチング周期において第2モードに切り替える。
先の図8の説明に戻り、ステップS16の処理が完了した場合、又はステップS15において否定判定した場合には、ステップS17に進む。ステップS17では、次回スイッチングモードで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが、今回のスイッチング周期で用いられたモード信号MODEで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Eloss以上であるか否かを判定する。次回スイッチングモードで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossは、取得した次回のスイッチング周期で用いるモード信号MODEに基づいて把握すればよい。
ステップS17において否定判定した場合には、ステップS13に進む。この場合、ステップS12において肯定判定したものの、次回のスイッチング周期で発生するエネルギ損失Elossが今回のスイッチング周期で発生するエネルギ損失Elossよりも大きくならないと予想される。このため、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを次回スイッチングモードに設定する。
ステップS17において肯定判定した場合には、ステップS18に進み、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを現スイッチングモードに維持する。現スイッチングモードとは、今回のスイッチング周期において用いたモード信号MODEで定まるスイッチングモードである。
なお、本実施形態において、ドライブIC50は、今回のスイッチング周期のうち、第1,第2スイッチSW1,SW2の双方がオフ状態とされている期間において、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードの変更を決定する。これにより、スイッチングモードの切り替えを安全に実施できる。ここで、図9(b)に、今回のスイッチング周期のうち、第1,第2スイッチSW1,SW2の双方がオフ状態とされている期間の開始タイミングを時刻t5にて示す。
ステップS13若しくはステップS18の処理が完了した場合、又はステップS11において否定判定した場合には、ステップS19に進み、駆動信号INがオフ指令からオン指令に切り替わったか否かを判定する。ステップS19においてオン指令に切り替わったと判定した場合には、次回のスイッチング周期に移行したと判定し、ステップS20に進む。ステップS20では、判定フラグFを0にする。
続いて、図10を用いて、スイッチングモードの変更態様について説明する。図10(a)は、ドライブIC50に入力されるモード信号MODEの推移を示し、図10(b)は、第1センス電圧Vse1の推移を示し、図10(c)は、ドライブIC50が選択したスイッチングモードの推移を示す。なお、図10(b)は、あるスイッチング周期において第1センス電圧が電流閾値Vsαを超えたか否かを示すために記載されたものである。このため、図10(b)の第1センス電圧Vse1の波形は、先の図9(b)の波形よりも簡略化されたものとなっている。また、各時刻t1,t2,…は、ドライブIC50に入力される駆動信号INがオン指令に切り替えられるタイミングを示す。
時刻t1から始まるスイッチング周期において、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsα超えると判定される。その後、今回のスイッチング周期(t1~t2)において、ステップS15で否定判定され、ステップS17で肯定判定される。その結果、今回のスイッチング周期においてスイッチングモードは変更されないものの、時刻t2~t3までの次回のスイッチング周期におけるスイッチングモードが、第1モードではなく第2モードに維持される。
時刻t4~t5までのスイッチング周期では、モード信号MODEに従って第4モードが設定される。時刻t5から始まるスイッチング周期において、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsα超えると判定される。その後、今回のスイッチング周期(t5~t6)において、ステップS15で肯定判定され、ステップS17で肯定判定される。その結果、今回のスイッチング周期の途中において第3モードから、第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossがより小さい第2モードに切り替えられ、時刻t6~t7までの次回のスイッチング周期におけるスイッチングモードが第2モードに維持される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
ドライブIC50は、次回スイッチングモードで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが現スイッチングモードで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossよりも大きいと判定した場合、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを現スイッチングモードに維持する。これにより、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを変更するための信号を制御装置40において生成する構成と比較して、第1スイッチSW1のスイッチングモードを迅速に変更することができる。その結果、第1スイッチSW1の信頼性の低下を回避することができる。
ドライブIC50は、今回のスイッチング周期のうち第1スイッチSW1がオン状態とされている期間の途中において第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定した場合、現スイッチングモードで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossよりも第1スイッチSW1に作用するエネルギ損失Elossが小さくなるように、今回のスイッチング周期において、第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを現スイッチングモードから変更する。これにより、低耐量の第1スイッチSW1のスイッチングモードを安全側のスイッチングモードにより迅速に変更することができる。
ドライブIC50は、今回のスイッチング周期のうち第1,第2スイッチSW1,SW2がオン状態とされている期間の途中において第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定して、かつ、現スイッチングモードが第2スイッチSW2を先にオフ状態に切り替える第3モードであると判定した場合、今回のスイッチング周期において、スイッチングモードを第4モードに切り替える。第1,第2スイッチSW1,SW2の双方がオン状態にされている状況において、第2スイッチSW2が先にオフ状態に切り替えられると、第2スイッチSW2に流れる電流を第1スイッチSW1が受け持つことになる。この場合、第1スイッチSW1に過電流が流れるおそれがある。この点、第1スイッチSW1を第2スイッチSW2よりも先にオフ状態にする第4モードに切り替えられることにより、第1スイッチSW1に過電流が流れることを防止できる。
ドライブIC50は、今回のスイッチング周期において第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたと判定した場合、次回のスイッチング周期において第1モードを選択しない。これにより、次回のスイッチング周期において第1スイッチSW1が単独でオン状態にされないため、第1スイッチSW1の信頼性の低下を好適に回避できる。
ドライブIC50は、制御装置40が設けられる低圧システムとは電気的に絶縁された高圧システムに設けられている。このため、スイッチングモードを変更するための信号が制御装置40において生成されてから、その信号がドライブIC50へと伝わるまでの時間が長くなりやすい。
この点、第1センス電圧Vse1を取得する機能がドライブIC50に備えられており、取得された第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsαを超えたか否かがドライブIC50により判定される本実施形態によれば、その判定処理及びスイッチングモードの変更処理を高圧システム側で完結できる。これにより、第1スイッチSW1のスイッチングモードを迅速に変更できる。
なお、本実施形態では、制御装置40が第1センス電圧Vse1等の情報を取得しない構成とされている。この構成では、制御装置40により生成されるモード信号MODEに基づくスイッチングモードが、第1スイッチSW1の信頼性を保護する上で適正なスイッチングモードからずれ得る。このため、制御装置40が第1センス電圧Vse1等の情報を取得しない構成においては、高圧システム側のドライブIC50でスイッチングモードを変更するメリットが大きい。
<第1実施形態の変形例>
・ドライブIC50は、第1スイッチSW1のオン抵抗と第2スイッチSW2のオン抵抗との比率に基づいて、第2センス電圧Vse2から第1センス電圧Vse1を算出し、算出した第1センス電圧Vse1を図8のステップS12の処理で用いてもよい。
・第2センス電圧Vse2によれば、第2スイッチSW2がオフ状態に切り替えられた場合に第1スイッチSW1に上乗せされる電流分を把握できる。この場合、第1センス電圧Vse1及び第2センス電圧Vse2の加算値を第1スイッチSW1に作用する負荷として用いることができる。このため、ドライブIC50は、例えば、ステップS12の処理において、第1センス電圧Vse1に代えて、第1センス電圧Vse1及び第2センス電圧Vse2の加算値を電流閾値Vsαと比較してもよい。
・ドライブIC50は、第1温度検出部61により検出された第1スイッチSW1の温度が高いほど、電流閾値Vsαを小さく設定してもよい。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、ドライブIC50の行う処理を図11のように変更する。図11において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
ステップS17において肯定判定した場合には、ステップS20に進み、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを、次回スイッチングモードで定まる第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossよりも第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossが小さくなるスイッチングモードに変更する。以下、図4~図7を参照して、この変更例について説明する。
(D)次回スイッチングモードが第1モードである場合、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを、第2~第4モードのいずれかに設定する。
(E)次回スイッチングモードが第3モードである場合、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを、第2モード又は第4モードのいずれかに設定する。
(F)次回スイッチングモードが第4モードである場合、次回のスイッチング周期における第1,第2スイッチSW1,SW2のスイッチングモードを第2モードに設定する。
続いて、図12を用いて、スイッチングモードの変更態様について説明する。図12(a)~図12(c)は、先の図10(a)~図10(c)に対応している。
時刻t1から始まるスイッチング周期において、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsα超えると判定される。その後、今回のスイッチング周期(t1~t2)において、ステップS15で否定判定され、ステップS17で肯定判定される。その結果、今回のスイッチング周期においてスイッチングモードは変更されないものの、時刻t2~t3までの次回のスイッチング周期におけるスイッチングモードが、第1モードではなく第3モードに設定される。
時刻t4~t5までのスイッチング周期では、モード信号MODEに従って第4モードが設定される。時刻t5から始まるスイッチング周期において、第1センス電圧Vse1が電流閾値Vsα超えると判定される。その後、今回のスイッチング周期(t5~t6)において、ステップS15で肯定判定され、ステップS17で肯定判定される。その結果、今回のスイッチング周期の途中において第3モードから、第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossがより小さい第4モードに切り替えられる。また、時刻t6~t7までの次回のスイッチング周期におけるスイッチングモードが、第3モードではなく第4モードに設定される。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、第1スイッチSW1に作用する負荷として、第1センス電圧Vse1に代えて、第1スイッチSW1の電力損失を用いる。
図13に、ドライブIC50が行う処理の手順を示す。図13において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
ステップS10の処理の完了後、ステップS21では、第1センス電圧Vse1と、第1電圧検出部62により検出された第1端子間電圧VH1とを取得する。そして、取得した第1センス電圧Vse1及び第1端子間電圧VH1を乗算することにより、第1スイッチSW1の電力損失である第1電力損失W1を算出する。
ステップS11において肯定判定した場合には、ステップS22に進み、算出した第1電力損失W1が電力閾値Wαを超えているか否かを判定する。ここで、本実施形態では、算出した第1電力損失W1が規定時間継続して電力閾値Wαを超えているか否かを判定する。規定時間は、ドレイン電流Idとドレイン及びソース間電圧Vdsとで規定される第1スイッチSW1の動作点が、Id,Vdsと関係付けられてオン状態の継続時間の許容上限値が規定された安全動作領域(SOA)内にあるとの条件を満たすように定めることができる。規定時間は、例えば、第1センス電圧Vse1が大きかったり、第1端子間電圧VH1が高かったりするほど短く設定されればよい。
ステップS30において否定判定した場合には、ステップS13に進む。一方、ステップS30において肯定判定した場合には、ステップS14に進む。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態の変形例>
・ドライブIC50は、第1スイッチSW1のゲート電圧を検出する機能を有し、図13のステップS22で説明した規定時間を、検出したゲート電圧が高いほど短く設定してもよい。また、ドライブIC50は、上記規定時間を、検出した第1スイッチSW1の温度が高いほど短く設定してもよい。
・第3実施形態において、第2実施形態で説明した図11のステップS20の処理が用いられてもよい。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、第1スイッチSW1に作用する負荷として、第1センス電圧Vse1に代えて、第1端子間電圧VH1を用いる。
本実施形態において、第1,第2スイッチSW1,SW2の耐量は、サージ耐量である。サージ耐量とは、スイッチがオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替えられる場合に発生するサージ電圧のピーク値の許容上限値のことである。なお、本実施形態では、サージ耐量及び短絡耐量について、第2スイッチSW2よりも第1スイッチSW1の方が小さいこととする。
図14に、ドライブIC50が行う処理の手順を示す。図14において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
ステップS11において肯定判定した場合には、ステップS30に進み、取得した第1端子間電圧VH1が電圧閾値Vαを超えているか否かを判定する。電圧閾値Vαは、第1スイッチSW1のサージ耐量以下の値に設定され、本実施形態では、第1スイッチSW1のサージ耐量よりも小さい値に設定されている。ステップS30で用いる第1端子間電圧VH1は、例えば、今回のスイッチング周期において第1スイッチSW1がオフ状態からオン状態に切り替えられる場合に第1電圧検出部62により検出される値のピーク値として取得されればよい。この場合、第1電圧検出部62は、ピークホールド回路で構成されていればよい。
ステップS30において否定判定した場合には、ステップS13に進む。一方、ステップS30において肯定判定した場合には、ステップS14に進む。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態の効果に準じた効果を得ることができる。
<第4実施形態の変形例>
第4実施形態において、第2実施形態で説明した図11のステップS20の処理が用いられてもよい。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、第1スイッチSW1に作用する負荷として、第1センス電圧Vse1に代えて、第1温度検出部61により検出された第1スイッチSW1の温度を用いる。
本実施形態において、第1,第2スイッチSW1,SW2の耐量は、熱耐量である。熱耐量とは、スイッチの温度の許容上限値のことである。なお、本実施形態では、熱耐量、サージ耐量及び短絡耐量について、第2スイッチSW2よりも第1スイッチSW1の方が小さいこととする。
図15に、ドライブIC50が行う処理の手順を示す。図15において、先の図8に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。
ステップS11において肯定判定した場合には、ステップS40に進み、第1スイッチSW1の温度T1を取得し、取得した温度T1が温度閾値Tαを超えているか否かを判定する。温度閾値Tαは、第1スイッチSW1の温度の許容上限値未満の値に設定されている。
ステップS40において否定判定した場合には、ステップS13に進む。一方、ステップS40において肯定判定した場合には、ステップS14に進む。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態の効果に準じた効果を得ることができる。
<第5実施形態の変形例>
第5実施形態において、第2実施形態で説明した図11のステップS20の処理が用いられてもよい。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・モード信号MODEで定められるスイッチングモードとしては、図4~図7に示した4つのモードに限らない。例えば、図4及び図5に示した第1,第2モードに加え、図16及び図17に示す6つのスイッチングモードからなる8つのモードであってもよい。ここで、図16の第3-1モードは、先の図6の第3モードと同じモードであり、図17の第4-1モードは、先の図7の第4モードと同じモードである。ここで、第1スイッチSW1のエネルギ損失Elossは、例えば、第2モードよりも第4-1~第4-3モードそれぞれの方が大きく、第4-1~第4-3モードそれぞれよりも第3-1~第3-3モードそれぞれの方が大きく、第3-1~第3-3モードそれぞれよりも第1モードの方が大きい。なお、上述した8つのモードのエネルギ損失Elossの大小関係は一例であり、各モードのエネルギ損失Elossの大小関係は、スイッチング素子の特性によっても変わる可能性がある。このため、大小関係が上述した関係から入れ替わる可能性がある。例えば、第4-1モードと第3-3モードのように、包含関係になっていないモードは入れ替わる可能性がある。
・各スイッチ部を構成するスイッチは、互いに異なる種類のスイッチに限らない。例えば、同じMOSFETである場合であっても、例えばチップサイズの違いにより耐量(例えば短絡耐量)に違いがあるなら、本発明の適用が有効である。
・各スイッチ部を構成するスイッチとしては、2つに限らず、3つ以上であってもよい。この場合、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2のうち、少なくとも一方が複数のスイッチであってもよい。なお、各スイッチ部が例えば3つ以上のスイッチで構成されている場合、例えば、各スイッチのうち、最も耐量の低いスイッチを低耐量スイッチにし、それ以外のスイッチを高耐量スイッチにすればよい。
・各スイッチ部に対応してドライブICが1つ設けられる構成に代えて、各スイッチ部を構成する各スイッチに対応して個別にドライブICが設けられる構成であってもよい。
・本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
40…制御装置、50…ドライブIC、SW1,SW2…第1,第2スイッチ。

Claims (11)

  1. 低耐量スイッチ(SW1)と、該低耐量スイッチに並列接続され、該低耐量スイッチよりも耐量が高い高耐量スイッチ(SW2)との駆動制御を行うスイッチの駆動装置において、
    前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチの複数のスイッチングモードの中からいずれかを選択し、選択したスイッチングモードを定めるモード信号を生成する信号生成部(40)と、
    前記信号生成部により生成された前記モード信号を受信し、前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを、受信した前記モード信号で定まるスイッチングモードに制御する駆動制御部(50)と、を備え、
    前記複数のスイッチングモードの中には、前記低耐量スイッチのエネルギ損失が異なる複数のスイッチングモードが含まれており、
    次回のスイッチング周期において用いられる前記モード信号で定まるスイッチングモードを次回スイッチングモードとする場合、前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期において前記低耐量スイッチに作用する負荷がその閾値を超えたと判定したことを条件として、次回のスイッチング周期において前記次回スイッチングモードの前記低耐量スイッチのエネルギ損失よりも前記低耐量スイッチのエネルギ損失が小さくなるように、次回のスイッチング周期における前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを前記次回スイッチングモードから変更するスイッチの駆動装置。
  2. 今回のスイッチング周期において用いられる前記モード信号で定まるスイッチングモードを現スイッチングモードとする場合、前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期において前記低耐量スイッチに作用する負荷が前記閾値を超え、かつ、前記次回スイッチングモードの前記低耐量スイッチのエネルギ損失が前記現スイッチングモードの前記低耐量スイッチのエネルギ損失よりも大きいと判定した場合、次回のスイッチング周期における前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを前記現スイッチングモードに維持する請求項1に記載のスイッチの駆動装置。
  3. 今回のスイッチング周期において用いられる前記モード信号で定まるスイッチングモードを現スイッチングモードとする場合、前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期のうち前記低耐量スイッチがオン状態とされている期間の途中において前記低耐量スイッチに作用する負荷が前記閾値を超えたと判定した場合、前記現スイッチングモードの前記低耐量スイッチのエネルギ損失よりも前記低耐量スイッチのエネルギ損失が小さくなるように、今回のスイッチング周期において、前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードを前記現スイッチングモードから変更する請求項1又は2に記載のスイッチの駆動装置。
  4. 前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期のうち前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチがオン状態とされている期間の途中において前記低耐量スイッチに作用する負荷が前記閾値を超えたと判定して、かつ、前記現スイッチングモードが、前記高耐量スイッチを前記低耐量スイッチよりも先にオフ状態に切り替えるスイッチングモードであると判定した場合、今回のスイッチング周期において、前記低耐量スイッチを前記高耐量スイッチよりも先にオフ状態に切り替える請求項3に記載のスイッチの駆動装置。
  5. 前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期において前記低耐量スイッチに作用する負荷が前記閾値を超えたと判定した場合、次回のスイッチング周期において前記低耐量スイッチを単独でオン状態にしない請求項1~4のいずれか1項に記載のスイッチの駆動装置。
  6. 前記駆動制御部は、前記信号生成部が設けられる第1領域とは電気的に絶縁された第2領域に設けられており、
    前記第2領域に設けられ、前記低耐量スイッチに作用する負荷を取得する取得部を備え、
    前記駆動制御部は、前記取得部が取得した負荷に基づいて、前記低耐量スイッチに作用する負荷が前記閾値を超えたか否かを判定する請求項1~5のいずれか1項に記載のスイッチの駆動装置。
  7. 前記取得部は、前記低耐量スイッチに作用する負荷として、前記低耐量スイッチに流れる電流値を取得し、
    前記閾値を電流閾値とする場合、前記駆動制御部は、前記取得部が検出した電流値が前記電流閾値を超えているか否かを判定する請求項6に記載のスイッチの駆動装置。
  8. 前記取得部は、前記低耐量スイッチに作用する負荷として、前記低耐量スイッチの端子間電圧及び前記低耐量スイッチに流れる電流値に基づく前記低耐量スイッチの電力損失を取得し、
    前記閾値を電力閾値とする場合、前記駆動制御部は、前記取得部が取得した電力損失が前記電力閾値を超えているか否かを判定する請求項6に記載のスイッチの駆動装置。
  9. 前記取得部は、前記低耐量スイッチに作用する負荷として、前記低耐量スイッチの端子間電圧を取得し、
    前記閾値を電圧閾値とする場合、前記駆動制御部は、前記取得部が取得した端子間電圧が前記電圧閾値を超えているか否かを判定する請求項6に記載のスイッチの駆動装置。
  10. 前記取得部は、前記低耐量スイッチに作用する負荷として、前記低耐量スイッチの温度を取得し、
    前記閾値を温度閾値とする場合、前記駆動制御部は、前記取得部が取得した温度が前記温度閾値を超えているか否かを判定する請求項6に記載のスイッチの駆動装置。
  11. 前記駆動制御部は、今回のスイッチング周期のうち前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチの双方がオフ状態とされている期間において、次回のスイッチング周期における前記低耐量スイッチ及び前記高耐量スイッチのスイッチングモードの変更を決定する処理を行う請求項1~10のいずれか1項に記載のスイッチの駆動装置。
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