JP7098088B1 - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

包装容器(1)は、被包装物が収納される外箱(2)と、外箱(2)の内部において外箱(2)と被包装物との間に配置される緩衝部品(3)と、を備える。外箱(2)には、被包装物である第1の被包装物が収納可能、かつ、第1の被包装物とは外形が異なる被包装物である第2の被包装物が第1の被包装物に換えて収納可能である。緩衝部品(3)は、第1の被包装物に密着可能な第1の部分(3a)と、第2の被包装物に密着可能かつ第1の部分とは異なる形状の第2の部分(3b)とを有する。

Description

本開示は、被包装物を包装する包装容器に関する。
包装資材である段ボール材を組み立てて構成される外箱に被包装物を収納する場合に、合成樹脂の発泡材といった緩衝材が外箱と被包装物との間に配置されることがある。または、緩衝材に換えて、段ボール材を使用して形成された部品が被包装物と外箱との間に配置されることがある。
特許文献1には、製品を包装する包装容器に関し、外箱の内フラップを折り曲げて形成された枕部により製品を上から押さえるとともに、外箱の内部に配置された受け枠および押さえ枠によって製品を保持することが開示されている。受け枠および押さえ枠は、緩衝のための部品であって、段ボール材を使用して形成された部品である。
特開平5-338690号公報
特許文献1の技術において、受け枠および押さえ枠の各々には、製品の外形に対応する形状の窪みが形成されており、受け枠および押さえ枠の各窪みに製品が嵌め込まれる。外形が互いに異なる製品の各々を包装する場合には、製品の形状に合う窪みが形成された受け枠および押さえ枠が使用されることになる。このため、特許文献1の技術では、外形が互いに異なる被包装物の各々を包装する場合に、被包装物ごとに専用の包装資材が必要となる。包装資材の費用を抑えるためには、外形が互いに異なる被包装物同士で包装資材を共通化できることが望まれる。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、外形が互いに異なる被包装物同士での包装資材の共通化を可能とする包装容器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる包装容器は、被包装物が収納される外箱と、外箱の内部において外箱と被包装物との間に配置される緩衝部品と、を備える。外箱は、底面部と、底面部から立てられた部分であって外箱に収納された被包装物を囲う胴部と、胴部のうち底面部とは逆側の端を塞ぐ外装フラップと、外装フラップおよび被包装物の間に配置される天面内フラップとを有する。外箱には、被包装物である第1の被包装物が収納可能、かつ、第1の被包装物とは外形が異なる被包装物である第2の被包装物が第1の被包装物に換えて収納可能である。緩衝部品は、第1の被包装物に密着可能な第1の部分と、第2の被包装物に密着可能かつ第1の部分とは異なる形状の第2の部分とを有し、かつ、天面内フラップから分離されて外箱に着脱可能に取り付けられる部品である。
本開示にかかる包装容器は、外形が互いに異なる被包装物同士で包装資材を共通化できるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる包装容器の斜視図 実施の形態1にかかる包装容器の展開図 実施の形態1にかかる包装容器の緩衝部品が第1の被包装物に組み合わせられた様子を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の緩衝部品が第1の被包装物とともに外箱の内部に配置された様子を示す図 実施の形態1にかかる包装容器に第2の被包装物が収納される際における緩衝部品の向きについて説明するための図 実施の形態1にかかる包装容器の緩衝部品が第2の被包装物に組み合わせられた様子を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の緩衝部品が第2の被包装物とともに外箱の内部に配置された様子を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の外箱に第1の状態の緩衝部品が取り付けられ、かつ天面内フラップが閉じられた様子を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の外箱に第2の状態の緩衝部品が取り付けられ、かつ天面内フラップが閉じられた様子を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の外箱に緩衝部品が誤った向きで取り付けられた場合の例を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の側面内フラップと緩衝部品とにマークが付される例について説明するための第1の図 実施の形態1にかかる包装容器の側面内フラップと緩衝部品とにマークが付される例について説明するための第2の図 実施の形態1にかかる包装容器の外箱に緩衝部品が誤った向きで取り付けられた例を示す図 実施の形態1にかかる包装容器の外箱が有する緩衝部について説明するための第1の図 実施の形態1にかかる包装容器の外箱が有する緩衝部について説明するための第2の図
以下に、実施の形態にかかる包装容器を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる包装容器1の斜視図である。包装容器1は、被包装物の包装に用いられる箱である。実施の形態1において、被包装物は電子機器である。包装容器1は、被包装物が収納される外箱2と、外箱2の内部において外箱2と被包装物との間に配置される緩衝部品3とを有する。外箱2は、包装資材である単一の段ボールシートを折り曲げて組み立てられたものである。
外箱2は、底面部4と、胴部5と、天面内フラップ6と、外装フラップ7と、第1の側面内フラップである側面内フラップ8aと、第2の側面内フラップである側面内フラップ8bとを有する。図1には、天面内フラップ6および外装フラップ7が開かれ、かつ、外箱2から緩衝部品3が離されている状態の包装容器1を示す。
底面部4は、外箱2の底である。胴部5は、底面部4に対して垂直に立てられた筒状の部分であって、外箱2に収納される被包装物を囲う。胴部5は、4つの側板5a,5b,5c,5dからなる。第1の側板である側板5aと第2の側板である側板5bとは、互いに平行であって、外箱2に収納された被包装物を介して互いに向かい合う。第3の側板である側板5cと第4の側板である側板5dとは、互いに平行であって、外箱2に収納された被包装物を介して互いに向かい合う。
外装フラップ7は、折り曲げ線を介して側板5bと隣り合う。胴部5のうち底面部4とは逆側の端を外装フラップ7が塞ぐことによって、外箱2が閉じられる。また、胴部5の端を外装フラップ7が塞いでいる状態から、外装フラップ7が側板5a,5c,5dから持ち上げられることによって、外箱2が開かれる。外装フラップ7のうち側板5bとの間の折り曲げ線とは逆側の縁には、差し込み部9が設けられている。外装フラップ7と差し込み部9との間の折り曲げ線には、スリット14が形成されている。外箱2が閉じられる際に、後述する差し込み部10がスリット14に挿入される。
天面内フラップ6は、折り曲げ線を介して側板5aと隣り合う。天面内フラップ6は、外装フラップ7と、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。側板5aと天面内フラップ6との間の折り曲げ線には、スリット13が形成されている。外箱2が閉じられる際に、差し込み部9がスリット13に挿入される。側板5aと天面内フラップ6との間の折り曲げ線の付近には、側板5aから折り曲げられた差し込み部10が設けられている。
側面内フラップ8aは、折り曲げ線を介して側板5cと隣り合う。側面内フラップ8bは、折り曲げ線を介して側板5dと隣り合う。天面内フラップ6は、外箱2の内部へ折り込まれた側面内フラップ8a,8bの上に載せられる。なお、側面内フラップ8aの一部および側面内フラップ8bの一部は、外箱2と被包装物との間に配置される緩衝部として機能する。緩衝部の詳細については後述する。
緩衝部品3は、天面内フラップ6から分離されて外箱2に着脱可能に取り付けられる部品である。緩衝部品3は、1つの長手方向に延びる長尺形状である。緩衝部品3は、天面内フラップ6から抜き取られ、かつ抜き取られた状態から折り曲げられて、外箱2の内部に配置される。緩衝部品3は、長手方向に垂直な断面がL形となるように折り曲げられる。天面内フラップ6から緩衝部品3が抜き取られることによって、天面内フラップ6には、緩衝部品3の形状に合った穴12が残される。
緩衝部品3は、第1の部分3aと、第1の部分3aとは異なる形状の第2の部分3bとを有する。緩衝部品3は、第1の部分3aと第2の部分3bとの間の折り曲げ線3cにおいて折り曲げられる。
側面内フラップ8aと側面内フラップ8bとの各々には、スリット11が形成されている。緩衝部品3の両端の一方が側面内フラップ8aに差し込まれ、かつ緩衝部品3の両端の他方が側面内フラップ8bに差し込まれることによって、緩衝部品3が外箱2に組み込まれる。緩衝部品3の両端とは、緩衝部品3の長手方向における両端である。
緩衝部品3は、包装容器1の外部からの衝撃を緩和させる役割を担う。外箱2と被包装物との間に緩衝部品3が配置されることによって、衝撃によって包装容器1の内部の被包装物が破損すること、および、衝撃によって被包装物が包装容器1からとび出ることが防がれる。また、外箱2および緩衝部品3によって被包装物が保持されることで、包装容器1の内部における被包装物のがたつきを低減できる。
図2は、実施の形態1にかかる包装容器1の展開図である。図2には、展開された状態の包装容器1である段ボールシート20を示す。図2において、緩衝部品3は、天面内フラップ6に一体化されている。図2では、緩衝部品3に網点トーンを付している。
側板5bは、折り曲げ線を介して側板5cと隣り合う。側板5cは、折り曲げ線を介して側板5aと隣り合う。側板5aは、折り曲げ線を介して側板5dと隣り合う。段ボールシート20において、側板5b、側板5c、側板5aおよび側板5dは、1つの方向に並べられている。側板5aおよび側板5bが互いに向かい合うとともに側板5cおよび側板5dが互いに向かい合うように段ボールシート20が折り曲げられ、かつ側板5dが側板5bに連結されることによって、胴部5が形成される。
底面フラップ4bは、折り曲げ線を介して側板5bと隣り合う。底面フラップ4cは、折り曲げ線を介して側板5cと隣り合う。底面フラップ4aは、折り曲げ線を介して側板5aと隣り合う。底面フラップ4dは、折り曲げ線を介して側板5dと隣り合う。各底面フラップ4a,4b,4c,4dが各側板5a,5b,5c,5dに対し垂直になるように段ボールシート20が折り曲げられて、かつ底面フラップ4a,4b,4c,4dが組み合わせられることによって、底面部4が形成される。
次に、包装容器1の内部における緩衝部品3の配置の態様について説明する。図1に示す外箱2には、1つの被包装物である第1の被包装物が収納可能であって、かつ、第1の被包装物以外の1つの被包装物である第2の被包装物が第1の被包装物に換えて収納可能である。第2の被包装物は、第1の被包装物とは外形が異なる被包装物である。
図3は、実施の形態1にかかる包装容器1の緩衝部品3が第1の被包装物に組み合わせられた様子を示す図である。図4は、実施の形態1にかかる包装容器1の緩衝部品3が第1の被包装物とともに外箱2の内部に配置された様子を示す図である。図3および図4に示す製品30は、第1の被包装物の一例である。製品30は、プログラマブルロジックコントローラである。図4では、緩衝部品3には網点トーン、製品30にはハッチングを付している。
矢印Aは、底面部4と、外箱2を閉じた状態における外装フラップ7とが互いに向かい合う方向を表す。矢印Bは、側板5cと側板5dとが互いに向かい合う方向を表す。矢印Cは、側板5aと側板5bとが互いに向かい合う方向を表す。以下、矢印Aの方向を高さ方向、矢印Bの方向を幅方向、矢印Cの方向を奥行き方向と称する。底面部4から見て外装フラップ7がある方を上、外装フラップ7から見て底面部4がある方を下とする。製品30は、外箱2に対してあらかじめ定められた姿勢で収納される。製品30についても、製品30が外箱2に収納される場合における矢印A、矢印Bおよび矢印Cの各方向を、高さ方向、幅方向および奥行き方向と称する。
製品30の面31は、製品30が外箱2に収納される場合において上へ向けられる面である。面31には、上方へ突出した凸部32が設けられている。製品30が外箱2に収納される場合における製品30の上端部は、凸部32が設けられていることによる段差を有する。緩衝部品3の長手方向長さは、幅方向における製品30の長さよりも長い。緩衝部品3は、第1の部分3aが下へ向けられた状態で、製品30の上端部に嵌め合わせられる。第1の部分3aは、面31に垂直に立てられる。以下、第1の部分3aが下へ向けられているときの緩衝部品3の状態を、第1の状態と称する。
第1の部分3aのうち第1の状態において下へ向けられる縁には、製品30の形状に一致する凹みが形成されている。すなわち、第1の部分3aには、製品30の形状が反映されている。幅方向における凹みの長さは、幅方向における製品30の長さと一致する。または、幅方向における凹みの長さは、幅方向における製品30の長さよりも長い。凹みには、製品30の段差に合う形状が形成されている。高さ方向における凹みの深さは、緩衝部品3が外箱2に組み合わせられた状態において製品30の上端部が凹みに密着するように設定される。このように、第1の部分3aは、製品30の形状が反映されており、製品30に密着可能に形成されている。実施の形態1では第1の部分3aが隙間無く製品30に密着するものとしたが、第1の部分3aと製品30との間には、緩衝部品3と製品30との接触を避けるためのクリアランスが設けられても良い。例えば、凸部32が意匠部分である場合は、第1の部分3aの形状を、凸部32と第1の部分3aとの間にクリアランスが設けられるような形状とすることで、凸部32への緩衝部品3の接触を避けることとしても良い。
製品30が外箱2の内部に配置され、かつ、第1の状態の緩衝部品3が側面内フラップ8a,8bに取り付けられることによって、第1の部分3aは、隙間無く製品30に密着する。製品30は、外箱2の内部において緩衝部品3によって保持される。図4には、製品30が外箱2の内部に配置され、かつ、第1の状態の緩衝部品3が側面内フラップ8a,8bに取り付けられたときの包装容器1を示す。側面内フラップ8aのスリット11には、第1の部分3aの両端の一方が差し込まれる。側面内フラップ8bのスリット11には、第1の部分3aの両端の他方が差し込まれる。第1の部分3aの両端とは、緩衝部品3の長手方向における両端である。図4に示す状態から天面内フラップ6と外装フラップ7とが順次閉じられることによって、製品30の包装が完了する。
図5は、実施の形態1にかかる包装容器1に第2の被包装物が収納される際における緩衝部品3の向きについて説明するための図である。図6は、実施の形態1にかかる包装容器1の緩衝部品3が第2の被包装物に組み合わせられた様子を示す図である。図7は、実施の形態1にかかる包装容器1の緩衝部品3が第2の被包装物とともに外箱2の内部に配置された様子を示す図である。図5には、天面内フラップ6および外装フラップ7が開かれ、かつ、外箱2から緩衝部品3が離されている状態の包装容器1を示す。図7では、緩衝部品3に網点トーンを付している。図7では、製品40にハッチングを付している。
図6および図7に示す製品40は、第2の被包装物の一例である。製品40は、プログラマブルロジックコントローラである。製品40についても、製品40が外箱2に収納される場合における矢印A、矢印Bおよび矢印Cの各方向を、高さ方向、幅方向および奥行き方向と称する。
製品40の面41は、製品40が外箱2に収納される場合において上へ向けられる面である。面41には、上方へ突出した凸部は設けられていない。製品40が外箱2に収納される場合における製品40の上端部は、平坦な面41を有する。製品30の外形と製品40の外形との第1の差異点は、製品30の上端部は段差を有するのに対し製品40の上端部には段差が無く、上端部の形状が互いに異なる点である。また、製品30の外形と製品40の外形との第2の差異点は、製品30の高さ方向長さが製品40の高さ方向長さとは異なる点である。なお、製品30の幅方向長さは、製品40の幅方向長さと同じである。製品30の奥行き方向長さは、製品40の奥行き方向長さと同じである。
図5に示すように、製品40が収納される場合において、緩衝部品3は、第2の部分3bが下へ向けられた状態とされる。以下、第2の部分3bが下へ向けられているときの緩衝部品3の状態を、第2の状態と称する。第1の状態のときから折り曲げ線3cを中心に緩衝部品3を90度回転させた状態が、第2の状態である。このように、外箱2に製品30が収納されるときと外箱2に製品40が収納されるときとで緩衝部品3の向きを異ならせて、緩衝部品3が外箱2に取り付けられる。
図6に示すように、緩衝部品3は、第2の部分3bが下へ向けられた状態で、製品40の上端部に嵌め合わせられる。第2の部分3bのうち第2の状態において下へ向けられる縁には、製品40の形状に一致する凹みが形成されている。すなわち、第2の部分3bには、製品40の形状が反映されている。幅方向における凹みの長さは、幅方向における製品40の長さと一致する。または、幅方向における凹みの長さは、幅方向における製品40の長さよりも長い。凹みの形状は、面41に合わせて平坦な形状である。高さ方向における凹みの深さは、緩衝部品3が外箱2に組み合わせられた状態において製品40の上端部が凹みに密着するように設定される。このように、第2の部分3bは、製品40の形状が反映されており、製品40に密着可能に形成されている。実施の形態1では第2の部分3bが隙間無く製品40に密着するものとしたが、第2の部分3bと製品40との間には、緩衝部品3と製品40との接触を避けるためのクリアランスが設けられても良い。例えば、面41の一部が意匠面である場合は、第2の部分3bの形状を、面41の意匠面と第2の部分3bとの間にクリアランスが設けられるような形状とすることで、面41の意匠面と緩衝部品3との接触を避けることとしても良い。
製品40が外箱2の内部に配置され、かつ、第2の状態の緩衝部品3が側面内フラップ8a,8bに取り付けられることによって、第2の部分3bは、隙間無く製品40に密着する。製品40は、外箱2の内部において緩衝部品3によって保持される。図7には、製品40が外箱2の内部に配置され、かつ、第2の状態の緩衝部品3が側面内フラップ8a,8bに取り付けられたときの包装容器1を示す。側面内フラップ8aのスリット11には、第2の部分3bの両端の一方が差し込まれる。側面内フラップ8bのスリット11には、第2の部分3bの両端の他方が差し込まれる。第2の部分3bの両端とは、緩衝部品3の長手方向における両端である。図7に示す状態から天面内フラップ6と外装フラップ7とが順次閉じられることによって、製品40の包装が完了する。
図8は、実施の形態1にかかる包装容器1の外箱2に第1の状態の緩衝部品3が取り付けられ、かつ天面内フラップ6が閉じられた様子を示す図である。図8では、第2の部分3bに網点トーンを付している。外箱2に第1の状態の緩衝部品3が取り付けられ、かつ天面内フラップ6が閉じられた状態において、第2の部分3bは、穴12のうち第2の部分3bが抜き取られた部分に一致する。第2の部分3bは、穴12のうち第2の部分3bが抜き取られた部分に嵌め込まれる。
このように、外箱2に製品30が収納される際には、天面内フラップ6から緩衝部品3が抜き取られた後の穴12に第2の部分3bが嵌め込まれる。製品30の包装を行う作業者は、穴12のうち第2の部分3bが嵌め込まれる部分の形状と、第2の部分3bの形状とが一致したことから、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたことを認識できる。
図9は、実施の形態1にかかる包装容器1の外箱2に第2の状態の緩衝部品3が取り付けられ、かつ天面内フラップ6が閉じられた様子を示す図である。図9では、第1の部分3aに網点トーンを付している。外箱2に第2の状態の緩衝部品3が取り付けられ、かつ天面内フラップ6が閉じられた状態において、第1の部分3aは、穴12のうち第1の部分3aが抜き取られた部分に一致する。第1の部分3aは、穴12のうち第1の部分3aが抜き取られた部分に嵌め込まれる。
このように、外箱2に製品40が収納される際には、天面内フラップ6から緩衝部品3が抜き取られた後の穴12に第1の部分3aが嵌め込まれる。製品40の包装を行う作業者は、穴12のうち第1の部分3aが嵌め込まれる部分の形状と、第1の部分3aの形状とが一致したことから、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたことを認識できる。
図10は、実施の形態1にかかる包装容器1の外箱2に緩衝部品3が誤った向きで取り付けられた場合の例を示す図である。図10では、第1の部分3aに網点トーンを付している。図10には、図5に示す向きとは異なる向きで緩衝部品3が外箱2に取り付けられ、かつ天面内フラップ6が閉じられた様子を示す。この場合、第1の部分3aは、穴12のうち第2の部分3bが抜き取られた部分に入る。穴12のうち第1の部分3aが嵌め込まれる部分の形状は、第1の部分3aの形状とは一致しない。製品40の包装を行う作業者は、穴12のうち第1の部分3aが嵌め込まれる部分の形状が、第1の部分3aの形状とは一致しないことから、緩衝部品3が誤った向きで取り付けられたことを認識できる。
外箱2に製品30が収納される際には第2の部分3bが穴12に嵌め込まれ、外箱2に製品40が収納される際には第1の部分3aが穴12に嵌め込まれることによって、緩衝部品3の向きの誤りを識別することが可能となる。これにより、外箱2への緩衝部品3の取り付けにおける誤りを低減でき、作業性の向上が可能となる。緩衝部品3が天面内フラップ6から抜き取られた部品であることによって、緩衝部品3が抜き取られた後の穴12を、緩衝部品3の向きの誤りを識別するために有効に利用することができる。
側面内フラップ8aまたは側面内フラップ8bと、緩衝部品3とには、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたか否かを識別するためのマークが付されても良い。ここでは、図11から図13を参照して、側面内フラップ8aおよび側面内フラップ8bのうち側面内フラップ8aにマークが付され、かつ緩衝部品3にマークが付される例について説明する。図11は、実施の形態1にかかる包装容器1の側面内フラップ8aと緩衝部品3とにマークが付される例について説明するための第1の図である。図12は、実施の形態1にかかる包装容器1の側面内フラップ8aと緩衝部品3とにマークが付される例について説明するための第2の図である。図13は、実施の形態1にかかる包装容器1の外箱2に緩衝部品3が誤った向きで取り付けられた例を示す図である。図11および図13では、第2の部分3bに網点トーンを付している。図12では、第1の部分3aに網点トーンを付している。
図11から図13において、側面内フラップ8aのうち、側面内フラップ8aが側板5cから折り曲げられた状態において上に向けられる面には、円形のマーク51aと四角形のマーク51bとが付されている。図11に示すように、第2の部分3bの両端のうち一方の端の付近に、円形のマーク52aが付されている。図12に示すように、第1の部分3aの両端のうち一方の端の付近に、四角形のマーク52bが付されている。
図11には、製品30を包装する場合において、第1の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた状態を示す。側面内フラップ8aのマーク51aは、第1の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた場合に、第2の部分3bのマーク52aと隣り合う位置に付されている。製品30の包装を行う作業者は、側面内フラップ8a,8bのスリット11に緩衝部品3が差し込まれてから天面内フラップ6を閉じる前に、側面内フラップ8aのマーク51aと緩衝部品3のマーク52aとを確認する。作業者は、円形であるマーク51aと円形であるマーク52aとが隣り合わせられることによって、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたことを認識できる。
図12には、製品40を包装する場合において、第2の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた状態を示す。側面内フラップ8aのマーク51bは、第2の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた場合に、第1の部分3aのマーク52bと隣り合う位置に付されている。製品40の包装を行う作業者は、側面内フラップ8a,8bのスリット11に緩衝部品3が差し込まれてから天面内フラップ6を閉じる前に、側面内フラップ8aのマーク51bと緩衝部品3のマーク52bとを確認する。作業者は、四角形であるマーク51bと四角形であるマーク52bとが隣り合わせられることによって、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたことを認識できる。
図13には、製品30を包装する場合において、第1の状態の緩衝部品3が誤った向きで取り付けられた状態を示す。図12に示す場合とは緩衝部品3の向きが異なることによって、第2の部分3bのマーク52aは、側面内フラップ8aのマーク51aと隣り合わせにならない。製品30の包装を行う作業者は、円形であるマーク51aと円形であるマーク52aとが隣り合わせられていないことによって、緩衝部品3が誤った向きで取り付けられたことを認識できる。
製品40を包装する場合において、第2の状態の緩衝部品3が誤った向きで取り付けられたときには、第1の部分3aのマーク52bは、側面内フラップ8aのマーク51bと隣り合わせにならない。製品40の包装を行う作業者は、四角形であるマーク51bと四角形であるマーク52bとが隣り合わせられていないことによって、緩衝部品3が誤った向きで取り付けられたことを認識できる。
このように、側面内フラップ8aにマーク51a,51b、緩衝部品3にマーク52a,52bがそれぞれ付され、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたか否かを識別可能としたことによって、外箱2への緩衝部品3の取り付けにおける誤りを低減でき、作業性の向上が可能となる。
側面内フラップ8bにマーク51a,51bが付される場合は、側面内フラップ8bのマーク51aは、第1の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた場合に、第2の部分3bのマーク52aと隣り合う位置に付される。側面内フラップ8bのマーク51bは、第2の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた場合に、第1の部分3aのマーク52bと隣り合う位置に付される。側面内フラップ8bにマーク51a,51bが付される場合も、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたか否かを作業者が識別することができ、作業性の向上が可能となる。
マーク51a,51bは、側面内フラップ8aまたは側面内フラップ8bに付されるものに限られない。マーク51a,51bは、天面内フラップ6に付されるものであっても良い。実施の形態1において、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたか否かを識別するためのマークは、側面内フラップ8a、側面内フラップ8bおよび天面内フラップ6のうちの少なくとも1つと、緩衝部品3とに設けられていれば良い。
天面内フラップ6にマーク51a,51bが付される場合は、天面内フラップ6のうち、天面内フラップ6が閉じられた状態において上に向けられる面に、マーク51aとマーク51bとが付される。天面内フラップ6のマーク51aは、第1の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた場合に、第2の部分3bのマーク52aと隣り合う位置に付される。天面内フラップ6のマーク51bは、第2の状態の緩衝部品3が正しい向きで取り付けられた場合に、第1の部分3aのマーク52bと隣り合う位置に付される。
製品30の包装を行う作業者は、天面内フラップ6を閉じてから外装フラップ7を閉じる前に、天面内フラップ6のマーク51aと緩衝部品3のマーク52aとを確認する。作業者は、円形であるマーク51aと円形であるマーク52aとが隣り合わせられることによって、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたことを認識できる。製品40の包装を行う作業者は、天面内フラップ6を閉じてから外装フラップ7を閉じる前に、天面内フラップ6のマーク51bと緩衝部品3のマーク52bとを確認する。作業者は、四角形であるマーク51bと四角形であるマーク52bとが隣り合わせられることによって、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたことを認識できる。天面内フラップ6にマーク51a,51bが付される場合も、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたか否かを作業者が識別することができ、作業性の向上が可能となる。
なお、側面内フラップ8a、側面内フラップ8bおよび天面内フラップ6のうちの少なくとも1つと緩衝部品3とに付されるマークは、緩衝部品3が正しい向きで取り付けられたか否かを識別可能なものであれば良く、実施の形態1で説明するマーク51a,51b,52a,52b以外のマークであっても良い。実施の形態1において、マークは、視覚により形状を識別可能な表示であるものとする。マークは、円形または四角形以外の図形であっても良い。マークは、図形に限られず、文字であっても良い。マークは、図形と文字とを組み合わせたものであっても良い。マークの位置および形状は任意であるものとする。
包装容器1は、製品30に密着可能な第1の部分3aと製品40に密着可能な第2の部分3bとを有する緩衝部品3を備えることで、製品30を包装する場合と製品40を包装する場合とにおいて共通の段ボールシート20を使用することができる。外形が互いに異なる製品30と製品40とで段ボールシート20を共通化できることによって、製品ごとに専用の包装資材が必要である場合と比べて、包装資材の費用を抑えることができる。
緩衝部品3が天面内フラップ6から抜き取られた部品であることによって、緩衝部品3を形成するための包装資材を段ボールシート20とは別に用意しなくても良い。段ボールシート20以外の包装資材が不要であることによって、包装資材の費用を抑えることができる。なお、緩衝部品3は、天面内フラップ6から抜き取られた部品に限られず、段ボールシート20のうち天面内フラップ6以外の部分から抜き取られて形成される部品であっても良い。緩衝部品3は、段ボールシート20以外の包装資材を用いて形成される部品であっても良い。
上記説明では、第1の被包装物である製品30と第2の被包装物である製品40とは、上端部の形状が互いに異なり、かつ高さ方向長さが互いに異なるものとした。製品30と製品40とは、幅方向長さが互いに異なるものであっても良い。共通の段ボールシート20を使用して包装可能な被包装物は、被包装物の上端部の形状と、高さ方向長さと、幅方向長さとのうち少なくとも1つが互いに異なることによって、外形が互いに異なるものであれば良い。第1の被包装物の外形に一致する形状を有する第1の部分3aと、第2の被包装物の外形に一致する形状を有する第2の部分3bとが緩衝部品3に備えられることによって、外形が互いに異なる被包装物同士で包装資材を共通化できるという効果を得ることができる。
包装容器1は、2つの被包装物の各々を収納可能であるものに限られない。包装容器1は、3つ以上の被包装物の各々を収納可能なものであっても良い。実施の形態1にかかる包装容器1は、第1の被包装物および第2の被包装物とは異なる外形の被包装物の収容が可能であっても良い。例えば、互いに異なる形状の緩衝部品3が抜き取り可能となるように天面内フラップ6に切り取り線を施しておき、被包装物の外形に合う形状の緩衝部品3を天面内フラップ6から抜き取れるようにしても良い。このように緩衝部品3の形状を適宜変えられるようにすることで、第1の被包装物および第2の被包装物とは異なる外形の被包装物に密着可能な緩衝部品3を得ることができる。
次に、側面内フラップ8aの一部および側面内フラップ8bの一部である緩衝部について説明する。図14は、実施の形態1にかかる包装容器1の外箱2が有する緩衝部について説明するための第1の図である。図14には、図1と同様に、天面内フラップ6および外装フラップ7が開かれ、かつ、外箱2から緩衝部品3が離されている状態の包装容器1を示す。
天面内フラップ6は、側面内フラップ8aのうち側板5cと折り曲げ線を介して隣り合う部分と、側面内フラップ8bのうち側板5dと折り曲げ線を介して隣り合う部分とに載せられる。天面内フラップ6が載せられる部分から側面内フラップ8a,8bを延伸させて、緩衝部が形成されている。
側面内フラップ8aおよび側面内フラップ8bの各々は、緩衝部である第1の緩衝部15、第2の緩衝部16および第3の緩衝部17を有する。第1の緩衝部15は、第1の方向において被包装物と向かい合って被包装物に密着する。第1の方向は、側板5cと側板5dとが向かい合う方向であって、上記の幅方向である。第2の緩衝部16は、第2の方向において被包装物と向かい合って被包装物に密着する。第2の方向は、側板5aと側板5bとが向かい合う方向であって、上記の奥行き方向である。図14において、側面内フラップ8bの第1の緩衝部15、第2の緩衝部16および第3の緩衝部17は見えない位置にある。図14では、第1の緩衝部15には網点トーン、第2の緩衝部16にはハッチングを付している。
図14に示すように、側面内フラップ8aの第1の緩衝部15は、側面内フラップ8aのうち側板5cと折り曲げ線を介して隣り合う部分から折り曲げられて、底面部4に対して垂直に立てられる。側面内フラップ8aの第1の緩衝部15は、側板5cと、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。側面内フラップ8aの第1の緩衝部15は、被包装物のうち、幅方向における一方の端である面に密着する。側面内フラップ8bの第1の緩衝部15は、側面内フラップ8bのうち側板5dと折り曲げ線を介して隣り合う部分から折り曲げられて、底面部4に対して垂直に立てられる。側面内フラップ8bの第1の緩衝部15は、側板5dと、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。側面内フラップ8bの第1の緩衝部15は、被包装物のうち、幅方向における他方の端である面に密着する。側面内フラップ8aの第1の緩衝部15と側面内フラップ8bの第1の緩衝部15とは、幅方向において被包装物を保持する。
側面内フラップ8aの第2の緩衝部16は、2つの部分に分かれている。2つの部分の各々は、側面内フラップ8aのうち側板5cと折り曲げ線を介して隣り合う部分から折り曲げられて、底面部4に対して垂直に立てられる。2つの部分の一方は、奥行き方向において側面内フラップ8aの第1の緩衝部15と側板5aとの間に立てられて、側板5aと、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。2つの部分の一方は、被包装物のうち、奥行き方向における一方の端である面に密着する。2つの部分の他方は、奥行き方向において側面内フラップ8aの第1の緩衝部15と側板5bとの間に立てられて、側板5bと、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。2つの部分の他方は、被包装物のうち、奥行き方向における他方の端である面に密着する。側面内フラップ8aの第2の緩衝部16は、奥行き方向において被包装物を保持する。
側面内フラップ8bの第2の緩衝部16は、2つの部分に分かれている。2つの部分の各々は、側面内フラップ8bのうち側板5dと折り曲げ線を介して隣り合う部分から折り曲げられて、底面部4に対して垂直に立てられる。2つの部分の一方は、奥行き方向において側面内フラップ8bの第1の緩衝部15と側板5aとの間に立てられて、側板5aと、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。2つの部分の一方は、被包装物のうち、奥行き方向における一方の端である面に密着する。2つの部分の他方は、奥行き方向において側面内フラップ8bの第1の緩衝部15と側板5bとの間に立てられて、側板5bと、外箱2に収納された被包装物との間に配置される。2つの部分の他方は、被包装物のうち、奥行き方向における他方の端である面に密着する。側面内フラップ8bの第2の緩衝部16は、奥行き方向において被包装物を保持する。
側面内フラップ8aの第3の緩衝部17のうち、外箱2が組み立てられた状態において側板5aに接する辺と、外箱2が組み立てられた状態において側板5bに接する辺との各々に、突出部17aが形成されている。側面内フラップ8aの第3の緩衝部17は、側面内フラップ8aの第2の緩衝部16から折り曲げられて、底面部4に重ねられる。側面内フラップ8aの第3の緩衝部17は、底面部4と被包装物との間に配置される。また、側面内フラップ8aの第3の緩衝部17に形成されている2つの突出部17aの一方が側板5aに押し当てられ、かつ他方が側板5bに押し当てられることによって、側面内フラップ8aの第3の緩衝部17は、底面部4上の特定の位置に固定される。側面内フラップ8aは、側面内フラップ8aの第3の緩衝部17が固定されることによって、折り曲げ前の状態に戻るような変形が抑えられ、第1の緩衝部15および第2の緩衝部16が被包装物に密着可能な状態を維持する。
側面内フラップ8bの第3の緩衝部17のうち、外箱2が組み立てられた状態において側板5aに接する辺と、外箱2が組み立てられた状態において側板5bに接する辺との各々に、突出部17aが形成されている。側面内フラップ8bの第3の緩衝部17は、側面内フラップ8bの第2の緩衝部16から折り曲げられて、底面部4に重ねられる。側面内フラップ8bの第3の緩衝部17は、底面部4と被包装物との間に配置される。また、側面内フラップ8bの第3の緩衝部17に形成されている2つの突出部17aの一方が側板5aに押し当てられ、かつ他方が側板5bに押し当てられることによって、側面内フラップ8bの第3の緩衝部17は、底面部4上の特定の位置に固定される。側面内フラップ8bは、側面内フラップ8bの第3の緩衝部17が固定されることによって、折り曲げ前の状態に戻るような変形が抑えられ、第1の緩衝部15および第2の緩衝部16が被包装物に密着可能な状態を維持する。
側面内フラップ8aの第1の緩衝部15は、側板5cと被包装物との間に配置される。側面内フラップ8bの第1の緩衝部15は、側板5dと被包装物との間に配置される。側面内フラップ8aの第2の緩衝部16は、側板5aと被包装物との間、および側板5bと被包装物との間に配置される。側面内フラップ8bの第2の緩衝部16は、側板5aと被包装物との間、および側板5bと被包装物との間に配置される。側面内フラップ8aの第3の緩衝部17および側面内フラップ8bの第3の緩衝部17は、底面部4と被包装物との間に配置される。側面内フラップ8a,8bの第1の緩衝部15、第2の緩衝部16および第3の緩衝部17は、包装容器1の外部からの衝撃を緩和させる役割を担う。
第1の緩衝部15、第2の緩衝部16および第3の緩衝部17が設けられることによって、衝撃によって包装容器1の内部の被包装物が破損すること、および、衝撃によって被包装物が包装容器1からとび出ることが防がれる。また、第1の緩衝部15および第2の緩衝部16によって被包装物が保持されることで、包装容器1の内部における被包装物のがたつきを低減できる。なお、包装容器1は、第1の緩衝部15、第2の緩衝部16および第3の緩衝部17の全てを有するものに限られず、第1の緩衝部15、第2の緩衝部16および第3の緩衝部17のうち少なくとも1つが省略されても良い。
図15は、実施の形態1にかかる包装容器1の外箱2が有する緩衝部について説明するための第2の図である。図15には、図2と同様に、展開された状態の包装容器1である段ボールシート20を示す。図15では、緩衝部品3と第1の緩衝部15とには網点トーン、第2の緩衝部16にはハッチングを付している。
外箱2を展開させた状態において、側板5b、側板5c、側板5aおよび側板5dは、1つの方向に並べられる。外箱2を展開させた状態において、外装フラップ7と、側面内フラップ8aと、天面内フラップ6と、側面内フラップ8bとは、側板5b、側板5c、側板5aおよび側板5dが並べられる方向と同じ方向である1つの方向に並べられる。
領域21は、段ボール原紙から段ボールシート20を切り出す際に、段ボール原紙のうち廃棄の対象となる部分の1つを表す。側面内フラップ8a,8bが天面内フラップ6および外装フラップ7とともに1つの方向に並べられていることで、側板5a,5b,5c,5d、天面内フラップ6および外装フラップ7を含む矩形の範囲に側面内フラップ8a,8bが収まる。このため、段ボール原紙のうち廃棄される部分をできるだけ少なくしながら、側面内フラップ8a,8bを有する段ボールシート20を得ることができる。廃棄される部分を少なくできることによって、段ボールシート20の製造における歩留まりの向上が可能となる。
実施の形態1によると、包装容器1は、第1の被包装物に密着可能な第1の部分3aと、第2の被包装物に密着可能かつ第1の部分3aとは異なる形状の第2の部分3bとを有する緩衝部品3を備えることで、第1の被包装物を包装する場合と第2の被包装物を包装する場合とにおいて共通の包装資材を使用することができる。これにより、包装容器1は、外形が互いに異なる被包装物同士で包装資材を共通化できるという効果を奏する。
実施の形態1において、包装容器1に収納される被包装物は、プログラマブルロジックコントローラ以外の電子機器であっても良い。被包装物は、包装の対象となり得る物であれば良く、電子機器以外の物であっても良い。また、上記説明では、包装容器1を構成する包装資材は段ボール材としたが、これに限られない。包装資材は、段ボール材以外の材料、例えば厚紙などであっても良い。
以上の実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものである。実施の形態の構成は、別の公知の技術と組み合わせることが可能である。本開示の要旨を逸脱しない範囲で、実施の形態の構成の一部を省略または変更することが可能である。
1 包装容器、2 外箱、3 緩衝部品、3a 第1の部分、3b 第2の部分、3c 折り曲げ線、4 底面部、4a,4b,4c,4d 底面フラップ、5 胴部、5a,5b,5c,5d 側板、6 天面内フラップ、7 外装フラップ、8a,8b 側面内フラップ、9,10 差し込み部、11,13,14 スリット、12 穴、15 第1の緩衝部、16 第2の緩衝部、17 第3の緩衝部、17a 突出部、20 段ボールシート、21 領域、30,40 製品、31,41 面、32 凸部、51a,51b,52a,52b マーク。

Claims (9)

  1. 被包装物が収納される外箱と、
    前記外箱の内部において前記外箱と前記被包装物との間に配置される緩衝部品と、を備え、
    前記外箱は、底面部と、前記底面部から立てられた部分であって前記外箱に収納された前記被包装物を囲う胴部と、前記胴部のうち前記底面部とは逆側の端を塞ぐ外装フラップと、前記外装フラップおよび前記被包装物の間に配置される天面内フラップとを有し、
    前記外箱には、前記被包装物である第1の被包装物が収納可能、かつ、前記第1の被包装物とは外形が異なる前記被包装物である第2の被包装物が前記第1の被包装物に換えて収納可能であって、
    前記緩衝部品は、前記第1の被包装物に密着可能な第1の部分と、前記第2の被包装物に密着可能かつ前記第1の部分とは異なる形状の第2の部分とを有し、かつ、前記天面内フラップから分離されて前記外箱に着脱可能に取り付けられる部品であることを特徴とする包装容器。
  2. 前記胴部は、前記外箱に収納された前記被包装物を介して互いに向かい合う第1の側板および第2の側板を有し、
    前記天面内フラップは、折り曲げ線を介して前記第1の側板と隣り合い、
    前記外装フラップは、折り曲げ線を介して前記第2の側板と隣り合うことを特徴とする請求項に記載の包装容器。
  3. 前記外箱に前記第1の被包装物が収納されるときと前記外箱に前記第2の被包装物が収納されるときとで前記緩衝部品の向きを異ならせて、前記緩衝部品が前記外箱に取り付けられることを特徴とする請求項に記載の包装容器。
  4. 前記外箱に前記第1の被包装物が収納される際には、前記天面内フラップから前記緩衝部品が抜き取られた後の穴に前記第2の部分が嵌め込まれ、
    前記外箱に前記第2の被包装物が収納される際には、前記天面内フラップの前記穴に前記第1の部分が嵌め込まれることを特徴とする請求項に記載の包装容器。
  5. 前記胴部は、前記外箱に収納された前記被包装物を介して互いに向かい合う第3の側板および第4の側板を有し、
    前記外箱は、折り曲げ線を介して前記第3の側板と隣り合う第1の側面内フラップと、折り曲げ線を介して前記第4の側板と隣り合う第2の側面内フラップとを有し、
    前記第1の側面内フラップ、前記第2の側面内フラップおよび前記天面内フラップのうちの少なくとも1つと、前記緩衝部品とには、前記外箱に前記第1の被包装物が収納される場合と前記外箱に前記第2の被包装物が収納される場合との各々において前記緩衝部品が正しい向きで取り付けられたか否かを識別するためのマークが付されていることを特徴とする請求項またはに記載の包装容器。
  6. 前記胴部は、前記外箱に収納された前記被包装物を介して互いに向かい合う第3の側板および第4の側板を有し、
    前記外箱は、折り曲げ線を介して前記第3の側板と隣り合う第1の側面内フラップと、折り曲げ線を介して前記第4の側板と隣り合う第2の側面内フラップとを有し、
    前記緩衝部品の両端の一方が前記第1の側面内フラップに差し込まれ、かつ前記緩衝部品の前記両端の他方が前記第2の側面内フラップに差し込まれることによって、前記緩衝部品が前記外箱に組み込まれることを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の包装容器。
  7. 前記第1の側面内フラップおよび前記第2の側面内フラップの各々は、前記第3の側板と前記第4の側板とが向かい合う方向である第1の方向において前記被包装物と向かい合って前記被包装物に密着する第1の緩衝部を有することを特徴とする請求項に記載の包装容器。
  8. 前記第1の側面内フラップおよび前記第2の側面内フラップの各々は、前記第1の側板と前記第2の側板とが向かい合う方向である第2の方向において前記被包装物と向かい合って前記被包装物に密着する第2の緩衝部を有することを特徴とする請求項に記載の包装容器。
  9. 前記外箱は、単一のシートを折り曲げて組み立てられており、
    前記外箱を展開させた状態において、前記外装フラップと、前記第1の側面内フラップと、前記天面内フラップと、前記第2の側面内フラップとは、1つの方向に並べられることを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の包装容器。
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