JP7096735B2 - 手摺装置 - Google Patents
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Description
被介助者が立位姿勢を保持できるようにするための手摺装置であって、
それぞれ上下方向に延びる左右一対の縦握り棒を有し、
前記各縦握り棒はそれぞれ、手前側に凸となるように湾曲状に形成され、
前記各縦握り棒の間隔が被介助者の肩幅よりも小さくなるように設定されて、該一対の縦握り棒によって、立位姿勢にある被介助者における上半身の前面部が支承される、
ようにしてある。
(1)左右一対の縦握り棒によって、立位姿勢にある被介助者の上半身の前面部を支承して、被介助者の立位姿勢を安定して保持させることができる。この場合、被介助者は、前のめりになった状態で左右一対の縦握り棒にもたれかかるような姿勢となるので、左右一対の縦握り棒からずり落ちることなく、確実に立位姿勢が保持される。
(2)縦握り棒が左右一対有することから、被介助者は、左右いずれか一方の縦握り棒に体重を多く預けることにより、この一方の縦握り棒側へと回旋することが容易となり、立位姿勢を保持したまま回旋を行わせる上でも好ましいものとなる。
(3)上下方向に延びる縦握り棒が左右一対有することから、これに接近した被介助者は
、上下方向および左右方向の広い範囲の中から選択した適切な位置でもって縦握り棒を把持することができ、縦握り棒を握りながらの立ち上がりや着座を容易に行うことができる。また、手摺装置に対する接近方向を限定させることなく、広い方向から手摺装置へと接近可能とする上でも好ましいものとなる。
(4)左右一対の縦握り棒の下端部は、奥側に位置させることもできるので、この場合は、被介助者の足下スペースを十分に確保する上で好ましいものとなる。このことは、立位姿勢に保持された被介助者の衣服の着脱や上げ下げを行う介助者の手作業のスペース確保という点で極めて好ましいものとなる。
(5)手摺装置を利用して被介助者自身でもって立位姿勢を保持するので、立位姿勢保持のための介助者が不要となり、介護負担軽減の上で極めて好ましいものとなる。また、被介助者は、立位姿勢では前のめりとなっているので、衣服の上げ下げや着脱がしやすくなり、介助者の負担も軽減される。
(6)自立が可能な被介助者は、左右一対の縦握り棒にもたれかかった状態で、自由になる両手あるいは片手を用いて、被介助者自身でもって衣服を上げ下げすることができる。
(A)左右一対の縦握り棒21、22の上端部同士を連結する上連結部23と、左右一対の縦握り棒21、22の下端部同士を連結する下連結部24と、を有していることにより、左右一対の縦握り棒21、22と上連結部23および下連結部24とで閉じられた強度的に優れた環状構造を構成して、被介助者からの荷重を確実に受け止めることができる。
(B)上下方向に延びて上連結部23と下連結部24とを連結すると共に、前記左右一対の縦握り棒21、22よりも奥側に位置された保持部31を有していることにより、左右一対の縦握り棒21、22に関連した部分の構造をよりしっかりとしたものとすることができる。また、保持部31は、左右一対の縦握り棒21、22の奥側に位置されているので、立位姿勢にある被介助者Pを支承する際に保持部31が被介助者Pに当たってしまう事態を確実に防止できる。
(C)保持部31に、立位姿勢にある被介助者における上半身の前面部を支承するパッド部が構成された受け部40を設けることにより、受け部40によっても被介助者Pを支承して、より安定した支承を得る上で、また被介助者Pに局所的な痛みを与えないようにする上で好ましいものとなる。さらに、受け部40を、上下の連結部23と24とを連結している保持部31に設けることにより、受け部40をしっかりと保持させておく上でも好ましいものとなる。
(D)左右一対の縦握り棒21、22が、保持部31を介して、壁面3または床面に支持されていることにより、保持部31を、左右一対の縦握り棒21、22を壁面3や床面に対して連結する連結部材(フレーム部材の一部)として有効に利用することができる。また、保持部31は、左右一対の縦握り棒21、22の間および上下の連結部23、24の間という手摺装置20の中央部位に位置されているので、左右一対の縦握り棒21、22を壁面3や床面に対してバランスよく連結する上でも好ましいものとなる。
(E)左右一対の縦握り棒2、22は、上方から見た平面視において、互いに異なる方向に向けて張り出していることにより、被介助者Pが左側(着座式便器1側)から左の縦握り棒21を掴もうとしたときも、あるいは右側(車椅子10側)から右の縦握り棒22を掴もうとしたときも、いずれに場合も縦握り棒を掴みやすいものとなる。なお、縦握り棒21、22の形状にもよるが、上連結部23や下連結部24を短くすることも可能である。
(F)左右一対の縦握り棒21、22のうち一方の縦握り棒が、他方の縦握り棒よりも大きく手前側に張り出しているようにすることによって、被介助者Pを左右一対の縦握り棒21、22で支承した際に、被介助者Pの身体が不用意に横に流れてしまうような動きを一方の縦握り棒が規制する上で好ましいものとなる。また、他方側の縦握り棒と被介助者Pの身体の間に手を差し入れて衣服を上げ下げし易くなる上でも好ましいものとなる。
(G)左右一対の縦握り棒21、22のうち着座式便器1から遠い側にある一方の縦握り棒が、他方の縦握り棒よりも大きく手前側に張り出しているようにすることによって、被介助者Pを左右一対の縦握り棒21、22で支承した際に、被介助者Pの身体が不用意に横に流れてしまうような動きを一方の縦握り棒が規制する上で好ましいものとなる。
K:前方空間
1:着座式便器
2:後壁面
3:横壁面
10:車椅子
20:手摺装置
21:第1縦握り棒
22:第2縦握り棒
23:上連結部
24:下連結部
30:フレーム部
31:保持部
32:ベース部
33:ブラケット部
34:固定具
35:取付部
40:パッド部
1B:着座式便器(図12)
20B:手摺装置(図12)
100:ベッド(図12)
20C:手摺装置(図13~図15)
121:縦握り棒(図13~図15)
122:縦握り棒(図13~図15)
130:上連結部(図13~図15)
131:側方部(図13~図15)
132:中央連結部(図13~図15)
140:受け部(図13~図15)
143:取付部(図13~図15)
150:フレーム部(図13~図15)
S:待避空間(図13~図15)
Claims (9)
- 被介助者が立位姿勢を保持できるようにするための手摺装置であって、
それぞれ上下方向に延びる左右一対の縦握り棒を有し、
前記各縦握り棒はそれぞれ、手前側に凸となるように湾曲状に形成され、
前記各縦握り棒の間隔が被介助者の肩幅よりも小さくなるように設定されて、該一対の縦握り棒によって、立位姿勢にある被介助者における上半身の前面部が支承され、
前記左右一対の縦握り棒の上端部同士を連結する上連結部を有しており、
前記上連結部は、前記左右一対の縦握り棒の上端部から奥側に延びる左右一対の側方部と、略水平に延びて該左右一対の側方部の下端部同士を連結する中央連結部と、を有している、
ことを特徴とする手摺装置。 - 前記左右一対の縦握り棒の間に、被介助者における上半身の前面部を支承する受け部が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の手摺装置。
- 被介助者が立位姿勢を保持できるようにするための手摺装置であって、
それぞれ上下方向に延びる左右一対の縦握り棒を有し、
前記各縦握り棒はそれぞれ、手前側に凸となるように湾曲状に形成され、
前記各縦握り棒の間隔が被介助者の肩幅よりも小さくなるように設定されて、該一対の縦握り棒によって、立位姿勢にある被介助者における上半身の前面部が支承され、
前記左右一対の縦握り棒の間に、被介助者における上半身の前面部を支承する受け部が設けられ、
前記受け部が、前記左右一対の縦握り棒よりも奥側に位置されている、
ことを特徴とする手摺装置。 - 前記左右一対の縦握り棒の上端部同士を連結する上連結部を有している、ことを特徴とする請求項3に記載の手摺装置。
- 前記左右一対の縦握り棒の下端部同士を連結する下連結部を有している、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の手摺装置。
- 前記左右一対の縦握り棒を床面または壁面に支持するためのフレーム部を有している、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の手摺装置。
- 前記左右一対の縦握り棒が、着座式便器の前側方に設置される、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の手摺装置。
- 前記左右一対の縦握り棒はそれぞれ、上方から見た平面視において、前記着座式便器側に向かうよう傾斜されている、ことを特徴とする請求項7に記載の手摺装置。
- 前記受け部のうち、少なくとも被介助者に対向される側の面が、クッション性を有するパッド部として構成されている、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の手摺装置。
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- 2018-08-24 JP JP2018156998A patent/JP7096735B2/ja active Active
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2022
- 2022-06-24 JP JP2022101600A patent/JP7434429B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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