JP7095404B2 - ブロックポリマー - Google Patents
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Description
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノアルキル(メタ)アクリレート類;
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等のアミノアルキル(メタ)アクリルアミド類;
ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートモノアルキルエーテル等のアルキレンオキサイド鎖を有する(メタ)アクリレート類;
製品名で、サイラプレーンFM-0711、サイラプレーンFM-0721((以上、チッソ株式会社製)等のポリジメチルシロキサン(メタ)アクリレート類;
製品名で、ケミノックスFAAC-4、ケミノックスFAAC-6、ケミノックスFAMAC-4、ケミノックスFAMAC-6(以上、ユニマテック社製)、R-1110、R-1210、R-1420、R-1620、R-5210、R-5410、R-5610、M-1110、M-1210、M-1420、M-1620、M-5210、M-5410、M-5610(以上、ダイキン社製)、ライトアクリレートFA-108(共栄社化学社製)、ビスコート-3F、ビスコート-3FM、ビスコート-4F、ビスコート-8F、ビスコート-8FM(以上、大阪有機化学工業社製)等のフッ素含有(メタ)アクリレート類;
製品名で、マクロモノマーAA-6(メチルメタクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAB-6(ブチル(メタ)アクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAW-6S(イソブチル(メタ)アクリレート系マクロモノマー)、マクロモノマーAS-6(スチレン系マクロモノマー)、マクロモノマーAN-6S(スチレン/アクリロニトリル系マクロモノマー)、マクロモノマーAK-5(ジメチルシロキサン系マクロモノマー)(以上、東亞合成社製)等のビニル共重合系マクロモノマー類;
製品名で、ビスコート#150D(テトラヒドロフルフリルアルコールオリゴアクリレート)、ビスコート#190D(エトキシジエチレングリコールオリゴアクリレート)(以上、大阪有機化学工業社製)等の(メタ)アクリル酸多量体型(メタ)アクリレート類;
ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、シアノエチル(メタ)アクリレート等の各種(メタ)アクリレート類が挙げられ、これらの他に、ラジカル重合可能なスチレン、酢酸ビニル等も用いることができる。
これらの(メタ)アクリルモノマーは、使用する目的に合わせて適宜選択することができ、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
2,2’-アゾビスイソブチロニトリル、2,2’-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、1,1’-アゾビス(シクロヘキサン1-カルボニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチル-4-メトキシバレロニトリル)、ジメチル2,2’-アゾビス(2-メチルプロピオネート)、4,4’-アゾビス(4-シアノバレリック酸)、2,2’-アゾビス(2-ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2’-アゾビス[2-(2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]等のアゾ系化合物が挙げられる。これらの重合開始剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2-ジメチル-1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-テトラメチル-1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4-シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、3,4-ジカルボキシ-1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレンコハク酸二無水物、2,3,5-トリカルボキシ-2-シクロペンタン酢酸二無水物、ビシクロ[2.2.2]オクト-7-エン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、2,3,4,5-テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、3,5,6-トリカルボキシ-2-ノルボルナン酢酸二無水物等の脂環式テトラカルボン酸二無水物類、
1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸二無水物等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物類が挙げられる。これらの酸二無水物は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、実施例中の樹脂固形分濃度、数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、分子量分散度(PDI)、酸無水物価の測定方法は次の通りである。
JISK5601-1-2に準拠し、加熱温度150℃、加熱時間20分で測定した時の加熱残分を樹脂固形分濃度(%)とした。
<数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、分子量分散度(PDI)>
RI検出器を装備したGPC(Shodex社製、GPC-104)にて、カラムとしてShodexGPCLF-604(Shodex社製)、展開溶媒にTHFを用いた時のポリスチレン換算分子量を用いて、数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)を測定し、分子量分散度(PDI=Mw/Mn)を算出した。
<酸無水物価測定>
酸無水物価は、片末端に酸無水物基を有する(メタ)アクリル重合体をa(g)秤量した後にキシレン中に溶解させ、酸無水物基の当量以上のオクチルアミンをb(mmol)添加することで酸無水物基と1級アミノ基を反応させた。その後、室温まで冷却し、残存するオクチルアミン量を、0.1Mエタノール性過塩素酸を用いて滴定することにより定量した。滴定量をc(ml)とすると、以下の式から片末端に酸無水物基を有する(メタ)アクリル重合体の酸無水物価Xが求められる。
X=(b-0.1×c)/a
PGMEA:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
AIBN:2,2-アゾビスイソブチロニトリル
MMA:メチルメタクリレート
BA:ノルマルブチルアクリレート
PMDA:ピロメリット酸二無水物
TDA-100:製品名「リカシッドTDA-100」、新日本理化社製
ODA:4,4’-ジアミノジフェニルエーテル
IPDI:イソホロンジイソシアネート
DBA:N,N-ジメチルベンジルアミン
DMF:N,N-ジメチルホルムアミド
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、PGMEA832部、MMA800部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器を80℃に加熱して、2-メルカプトコハク酸24.0部、AIBN8.0部を添加し、12時間反応した。固形分測定により95%が反応したことを確認した。
得られた溶液を50℃まで冷却した後、無水酢酸16.3部を反応容器に仕込み、100℃で9時間反応させた。酸無水物価の測定で、95%以上の連鎖移動剤の末端ジカルボン酸が酸無水物化するまで反応させた。得られた(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-1)の溶液は、樹脂固形分濃度が50%であり、数平均分子量は5,000、重量平均分子量は9,000、分子量分散度は1.8であった。
2-メルカプトコハク酸、無水酢酸の配合量をそれぞれ40.0部、27.2部に変更した以外は、合成例1と同様の操作を行った。得られた(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-2)の溶液は、樹脂固形分濃度が50%であり、数平均分子量は3,000、重量平均分子量は4,500、分子量分散度は1.5であった。
(メタ)アクリルモノマーをMMAからBAに変更した以外は、合成例1と同様の操作を行った。得られた(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-3)の溶液は、樹脂固形分濃度が50%であり、数平均分子量は5,000、重量平均分子量は9,500、分子量分散度は1.9であった。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、PMDA29.4部,DMF200部を仕込み窒素ガスで置換した。室温で撹拌しながらODA20.6部をゆっくり添加した後、反応容器を70℃に加熱し、赤外吸収スペクトル測定により酸無水物基に由来する1850cm-1の吸収の消失を確認して反応を終了した。ポリアミック酸ユニット(B-1)の設計分子量は10,000であり、得られたポリアミック酸ユニット(B-1)溶液の樹脂固形分濃度は20%であった。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、PMDA24.2部,IPDI25.8部、DBA0.2部、DMF350部を仕込み、窒素ガスで置換した。撹拌しながら反応容器を135℃に加熱し、赤外吸収スペクトル測定により酸無水物に由来する1850cm-1の吸収の消失とイミド基に由来する1780cm-1の吸収の出現を確認して反応を終了した。ポリイミドユニット(C-1)の設計分子量は10,000であり、得られたポリイミドユニット(C-1)溶液の樹脂固形分濃度は20%であった。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-1)溶液140.1部、PMDA14.9部,DMF330部を仕込み窒素ガスで置換した。室温で撹拌しながらODA15.1部をゆっくり添加した後、反応容器を70℃に加熱し、赤外吸収スペクトル測定により酸無水物基に由来する1850cm-1の吸収の消失を確認して反応を終了した。ブロックポリマー(AB-1)中のポリアミック酸ユニットの設計分子量は4,300であり、得られたブロックポリマー(AB-1)溶液の樹脂固形分濃度は20%であった。
(メタ)アクリル樹脂ユニットの溶液、酸二無水物、ジアミン、溶剤の種類と配合量を表1の通り変更した以外は、実施例1と同様の操作を行い、ブロックポリマー(AB-2)~(AB-6)を得た。ブロックポリマー中のポリアミック酸ユニットの設計分子量、得られたブロックポリマー(AB-2)~(AB-6)溶液の樹脂固形分濃度を表1に示す。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-1)溶液100部、DMF150部を仕込み窒素ガスで置換した。室温で撹拌しながらポリアミック酸ユニット(B-1)溶液250部をゆっくり添加した後、反応容器を70℃に加熱し、赤外吸収スペクトル測定により酸無水物基に由来する1850cm-1の吸収の消失を確認して反応を終了した。得られたブロックポリマー(AB-7)溶液の樹脂固形分濃度は20%であった。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-1)溶液140部、PMDA14.1部,IPDI15.9部、DBA0.2部、DMF330部を仕込み、窒素ガスで置換した。撹拌しながら反応容器を135℃に加熱し、赤外吸収スペクトル測定により酸無水物に由来する1850cm-1の吸収の消失と、イミド基に由来する1780cm-1の吸収の出現を確認して反応を終了した。ブロックポリマー中のポリイミドユニットの設計分子量は4,300であり、得られたブロックポリマー(AC-1)の樹脂固形分濃度20%であった。
PMDA、IPDI、DMFの配合量を表1の通り変更した以外は、実施例8と同様の操作を行いブロックポリマー(AC-2)~(AC-3)を得た。ブロックポリマー中のポリイミドユニットの設計分子量、得られたブロックポリマー(AC-2)~(AC-3)溶液の樹脂固形分濃度を表1に示す。
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、(メタ)アクリル樹脂ユニット(A-1)溶液100部、ポリイミドユニット(C-1)溶液250部、DBA0.2部、DMF150部を仕込み窒素ガスで置換した。撹拌しながら反応容器を135℃に加熱し、赤外吸収スペクトル測定により酸無水物に由来する1850cm-1の吸収の消失と、イミド基に由来する1780cm-1の吸収の出現を確認して反応を終了した。得られたブロックポリマー(AC-4)溶液の樹脂固形分濃度は20%であった。
ブロックポリマーの形成を確認するために、実施例1~11で得られたブロックポリマーの溶液、および合成例1~5で得られた(メタ)アクリル樹脂ユニット、ポリアミック酸ユニット、ポリイミドユニットの樹脂溶液について次のような溶解性試験を行った。判定結果を表2に示す。
(溶解性)
得られた樹脂溶液を樹脂の固形分濃度が1%となるようにシクロヘキサノンで希釈し、以下の評価基準でシクロヘキサンへの溶解性を判定した。
○:完全に溶解している。
△:沈殿、凝集物が僅かに発生している。
×:不溶である。
Claims (3)
- (メタ)アクリル樹脂ユニット(A)とポリアミック酸ユニット(B)および/またはポリイミドユニット(C)がアミド結合および/またはイミド結合により連結されたブロックポリマーであり、(メタ)アクリル樹脂ユニット(A)の分子量分散度が1.25以上であり、前記アミド結合および/またはイミド結合が、(メタ)アクリル樹脂ユニット(A)の末端部に導入された連鎖移動剤残基により形成され、前記連鎖移動剤が2-メルカプトコハク酸であることを特徴とするブロックポリマー。
- トリブロックポリマーであることを特徴とする請求項1記載のブロックポリマー。
- 請求項1または2記載のブロックポリマーと基材からなる積層体。
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