JP7095206B2 - プラスチック製のテープカッター - Google Patents
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Description
図1は、本発明のテープカッター1の使用状態を示す斜視図であり、図2は、本発明のテープカッター1の一方の分体111の斜視図であり、図3は、本発明のテープカッター1の一方の分体111の正面図及び切断刃21の拡大図であり、図4は、本発明のテープカッター1の一方の分体111の側面図である。本発明のテープカッター1は、プラスチック成型品からなるものであり、粘着テープロール保持部3と、切断部2とを有する。そして、切断部2は、切断刃21を有するとともに、必要に応じて、粘着面から粘着テープを保持するためのステージ部22を有する。本発明のテープカッター1は、繰り出し方向に平行に二分割できるものであることが好ましく、粘着テープロールをテープカッター1に装着する際には、テープカッター1を二分割して、分割された粘着テープロール保持部3に、粘着テープロールを嵌め込み、分割したテープカッター1の分体11を合体させて、粘着テープロールを固定する。
本発明のテープカッター1は、特に限定されることなく、任意の直径の粘着テープロールを保持可能な任意の大きさのものとすることができるが、プラスチック製のものであるため、比較的小型のものであることもまた好ましい。このため、粘着テープロール保持部3についても、比較的小径の粘着テープロールを保持可能なものであることが好ましい。より具体的には、本発明のテープカッター1の粘着テープロール保持部3は、32mm以上45mm以下の直径を有する粘着テープロールを保持可能なものであることが好ましい。
切断部2は、粘着テープロール保持部3から、繰り出し方向前方に突出した位置に固定されており、切断刃21とステージ部22とを有することが好ましい。
切断刃21は、繰り出し方向略前方に向かって形成された表面211と、表面211と一定の角度を保持して形成された裏面212とを有し、この表面211と裏面212の交線が稜線213を形成している。稜線213には、鋸歯状の連続する複数の凸部214が形成されており、この凸部214は、断面略三角形に形成されていて、粘着テープが、稜線213に押し当てられた際には、この複数の凸部214が粘着テープに食い込むことによって、複数の破断点が形成され、この破断点が軸方向に広がることにより、粘着テープが切断される。なお、本発明においては、鋸歯状の連続する凸部214の頂点は、略直線状に配置されていることが好ましい。
ステージ部22は、粘着テープロール保持部3の軸心と、切断刃21の稜線213とを結ぶ線から、高さ方向にやや突出して形成されており、粘着テープを切断した後、粘着テープの粘着面がステージ部22に接着することにより、粘着テープの繰り出し端部を保持できるようになっている。これにより、粘着テープを切断した後、切断刃21から粘着テープが外れてしまうことを有効に防止することができる。
本発明のテープカッター1は、軸方向の寸法(厚み)が20mm以上30mm以下であることが好ましく、23mm以上28mm以下であることがより好ましい。また、繰り出し方向の最大寸法は、62mm以上92mm以下であることが好ましく、70mm以上85mm以下であることがより好ましい。高さ方向の最大寸法は、40mm以上60mm以下であることが好ましく、45mm以上55mm以下であることがより好ましい。このような寸法のテープカッター1は、粘着テープの粘着力に比べて、その自重が軽いため、粘着テープロールから粘着テープを繰り出す際には、一方の手でテープカッター1を保持した状態で、他方の手で粘着テープを繰り出すことになる。
本発明のテープカッター1は、プラスチック製のものであるが、熱可塑性プラスチックの成型体であることが好ましく、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、又はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)の成型品であることがより好ましい。なお、ポリスチレンとしては、汎用ポリスチレン(GPPS)及び耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)等を挙げることができるが、価格面や汎用性等からは、汎用ポリスチレンの方が好ましい。これらの材質でテープカッター1を成形することにより、テープカッター1の強度が十分なものとなるとともに、切り易さも良好なものとなる。
成形型を使用し、2つの分体からなる汎用ポリスチレン(GPPS)成型体である、テープカッターを作製した。テープカッターの寸法は、繰り出し方向の寸法が77mm、軸方向の寸法が25mm、高さ方向の寸法が50mmで、隣接する凸部の頂点の距離が0.7mm、各凸部の頂点がなす角が45°、表面と裏面とがなす角が38°であった。
実施例1において、各凸部の頂点がなす角を45°から40°とした点以外は、実施例1と同様にして、テープカッターを作製した。
実施例1において、隣接する凸部の頂点の距離が0.7mmから0.6mmとした点以外は、実施例1と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなる成型体をポリメチルメタクリレート(PMMA)成型体とした点以外は、実施例1と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなる成型体をポリメチルメタクリレート(PMMA)成型体とした点以外は、実施例2と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなる成型体をポリメチルメタクリレート(PMMA)成型体とした点以外は、実施例3と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなるテープカッターを、汎用ポリスチレン(GPPS)成型体とし、隣接する凸部の頂点の距離を0.4mm、各凸部の頂点がなす角を60°、表面と裏面とがなす角を45°とした点以外は、実施例1と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなるテープカッターを、汎用ポリスチレン(GPPS)成型体とし、隣接する凸部の頂点の距離を0.8mm、各凸部の頂点がなす角を85°、表面と裏面とがなす角を33°とした点以外は、実施例1と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなるテープカッターを、ポリメチルメタクリレート(PMMA)成型体とした点以外は、比較例2と同様にして、テープカッターを作製した。
2つの分体からなるテープカッターを、汎用ポリスチレン(GPPS)成型体とし、隣接する凸部の頂点の距離を1.3mm、各凸部の頂点がなす角を60°、表面と裏面とがなす角を45°とした点以外は、実施例1と同様にして、テープカッターを作製した。
[官能での切断性]
実施例及び比較例のテープカッターを既存テープカッターと比較し、以下の基準に従って、切り易いか切り辛いかを評価した。
○:切り易い、△:なんとか切れる、△×:切り辛い、×:切れない
捻り角度30°にて、1,000mm/minの速度で切断した際の引張強さを測定した。粘着テープを10回切断し、平均値を測定値とした。
上記切断試験で切断したテープを50倍に拡大し、切断面の起伏量を測定した。最大値を測定値とした。
実施例及び比較例のテープカッターで粘着テープロールを切断し、その切り口を写真撮影した。
11 分体
111 一方の分体
112 他方の分体
2 切断部
21 切断刃
211 表面
212 裏面
213 稜線
214 凸部
22 ステージ部
3 粘着テープロール保持部
31 壁部
Claims (5)
- 表面と、裏面と、表面及び裏面の交線である陵線と、を有し、前記陵線に鋸歯状の連続する凸部が形成されている、切断部を有し、粘着テープを切断するプラスチック製のテープカッターであって、 切断部に形成された、隣接する凸部の頂点の距離が、0.5mm 以上1.0mm以下であり、
各凸部の頂点がなす角が、40°以上60°以下であり、
前記表面と、前記裏面とがなす角が、33°より大きく65°以下である、プラスチック製のテープカッター。 - 熱可塑性樹脂の成型体である、請求項1に記載のプラスチック製のテープカッター。
- ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、又はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)の成型体である、請求項2に記載のプラスチック製のテープカッター。
- 鋸歯状の連続する凸部の頂点が、略直線状に配置されている、請求項1から3のいずれかに記載のプラスチック製のテープカッター。
- テープカッターの切断部に用いられ、表面と、裏面と、表面及び裏面の交線である陵線と、を有し、前記陵線に鋸歯状の連続する凸部が形成されている、粘着テープを切断するプラスチック製の切断刃であって、
切断部に形成された、隣接する凸部の頂点の距離が、0.5mm以上1.0mm以下であり、
各凸部の頂点がなす角が、40°以上60°以下であり、
前記表面と、前記裏面とがなす角が、33°より大きく65°以下である、プラスチック製の切断刃。
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JP2018059846A JP7095206B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | プラスチック製のテープカッター |
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JP2018059846A JP7095206B2 (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | プラスチック製のテープカッター |
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JP3183424U (ja) | 2013-02-28 | 2013-05-16 | 株式会社タケダ | 巻回帯状物用ホルダー |
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- 2018-03-27 JP JP2018059846A patent/JP7095206B2/ja active Active
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JP3183424U (ja) | 2013-02-28 | 2013-05-16 | 株式会社タケダ | 巻回帯状物用ホルダー |
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