JP7094768B2 - 塗装用ローラーカバー及びその塗装方法 - Google Patents

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Description

本開示は、建物などの構造物の塗装に用いる塗料用ローラーカバーに関するものであり、その塗装用ローラーカバーを用いた塗装方法に関するものである。
従来、建物などの構造物への塗装には、スプレーガンなどによるスプレー塗装や塗装用ローラーによるローラー塗装が行われている。
スプレーガンなどを用いたスプレー塗装では、塗装スピードが比較的早く、均一な塗膜を形成することができるものではあり、一度に複数色の塗料を塗装する多色吹きや多彩塗料といった塗料を用い意匠的に優れた塗装面を形成することができる塗装方法である。
しかし、塗装前の養生など準備が多くなることやその塗装時の近隣への飛散などの問題があるため減少傾向にある。
一方、塗装用ローラーによるローラー塗装では、塗装スピードがスプレー塗装に比べ若干遅くなるが、塗装時の飛散が少ないため建物などの構造物への塗装にはよく用いられる塗装方法である。しかし、塗装用ローラーでのローラー塗装では、意匠的に優れた多彩感のある多色塗装が難しいものであった。
特許文献1記載の塗装用ローラー及びそれを用いた塗装面の形成方法によれば、比較的簡単な作業で、美粧性に優れ且つグラデーションを有する多彩模様を形成できる塗装用ローラーと当該塗装用ローラーを用いた塗装方法が記載されている。
特許文献2記載の塗装用ローラーとこれを用いた塗装方法によれば、生産性が高く、種々の縞模様を容易に形成可能な塗装用ローラーが記載されている。
これら特許文献に記載されている塗装用ローラーによりローラー塗装であっても多彩模様など意匠的に優れた塗装を行うことができるようになった。
特開2015-150554号公報 特開2017-056439号公報
しかしながら特許文献1では、従来よりも比較的簡単な方法により美粧性に優れたグラデーションを有する多彩模様を塗装することができるが、安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものでは無かった。
つまり、この塗装用ローラーでは、外層を形成する材料の形状,種類によるが、その外層が塗装時の作業により変形し、所望する模様にならない場合がある。
また、特許文献2では、汎用的に使われている刷毛部を持った塗装用ローラーに使うことにより容易に多彩模様を形成することができる塗装用ローラーを得ることができるが、安定的に多彩模様を形成できるものでは無かった。
これは、その塗装用ローラーの刷毛部の長さなどに影響されるが、塗装時のローラーの回転方向に流れ方向に模様ができることがある。
本開示は、所望する模様を安定的で、継続的に多彩模様を形成できる塗装用ローラーカバーを提供し、それを用いた塗装方法を提供することにある。
被塗装面の全体に塗料を塗付する第一工程と、その塗料が硬化乾燥した後に、筒状部材と、筒状部材の外周に点在した、幅が5~50mmの範囲であり、吸水率の異なる複数種の発泡高分子材料により形成されたスポンジ状の塗料保持層により構成された塗装用ローラーカバーで、その塗装用ローラーカバーの外周が塗料保持層により凹凸状に形成されたものであり、塗装用ローラーカバーの円周に対して垂直方向である長手方向の断面に塗料保持層が2以上あり、その間隔が最大で塗装用ローラーカバーの長手方向の長さの1/2であり、その凹凸の高低差が凸部幅以下である塗装用ローラーカバーにより塗装する第二工程と、第二工程の塗料が硬化乾燥した後に、更に第三工程として前記に記載の塗装用ローラーカバーにより塗装する塗装方法であって、第三工程の塗装用ローラーカバーの凸部の大きさが第二工程の塗装用ローラーカバーの凸部の大きさの30~80%の範囲である塗装方法である。
これにより、安定的で、継続的に多彩感のある模様を形成することができる。
前記記載の塗装方法であって、被塗装面が凹凸形状であることにより、多彩感の他にボリューム感のある仕上がりを形成することができる。
塗装用ローラー全体を示す斜視図。 塗装用ローラーカバーの一例を示した斜視図。 塗装用ローラーカバーの断面図。 塗装用ローラーカバーの断面図。
本開示の実施形態を説明する。
まず、本開示に用いられる塗装用ローラーカバーは、筒状部材と筒状部材の外周の全面又は点在したスポンジ状の塗料保持層により構成された塗装用ローラーカバーであり、その塗装用ローラーカバーの外周が塗料保持層により凹凸状に形成されたものであって、塗装用ローラーカバーの円周に対して垂直方向である長手方向の断面に塗料保持層の凸部が2以上あり、その間隔が最大で塗装用ローラーカバーの長手方向の長さの1/2であり、その凹凸の高低差が凸部幅以下のものである。
図1は、本開示の一例である塗装用ローラーカバー11をローラー器具12に装着することにより塗装用ローラー13を構成することができるものであり、その塗装用ローラー13全体を示す斜視図である。
このローラー器具12は、把手14と支持部15とローラー支持体16により構成されている。
把手14は、この塗装用ローラー13を塗装に用いる場合に作業員が手で持って塗装作業を行う時に使うための持ち手であり、ローラー支持体16は、塗装用ローラーカバー11をローラー器具12に固定する部分であり、把手14とローラー支持体16を繋ぐ部分が支持部15である。
このように構成されるローラー器具12は、一般的に市販されているものを用いることができるため特に制限は無く、本開示の塗装用ローラーカバー11を固定できるものであればよい。
次に、図2には、円筒状部材17と塗料保持層18により構成されている本開示の塗装用ローラーカバー11の一例を示したものである。この塗装用ローラーカバーは、円筒状部材17に塗料保持層18を点在させたものである。
円筒状部材17は、塗料保持層18を固定させ、ローラー支持体16を挿入し、ローラー器具12と一体させるためのものである。
この円筒状部材17は、特に制限するものではなく、筒状のものであればよく、塗料保持層18を固定させることができ、ローラー支持体16を安定的に挿入することができるものであればよい。
また、円筒状部材17は、プラスチック製の硬質の配管用パイプなどを用いられ、水道用の配管などに用いられる樹脂製のパイプや縦樋用パイプなどを代用することも可能である。
塗料保持層18は、塗料を含められることができるスポンジ状のものが用いられ、円筒状部材17の表層の一部又は全面に配置される。
この塗料保持層18は、スポンジ状のもので、その内部に細かな孔が無数に空いている多孔質の柔らかいものであることにより、塗料に浸し圧力を掛け、変形させ圧力を開放すると孔内の空気と置換される形で液体を吸い取り塗料を保持することができる。
このように保持された塗料は、被塗装面に接し、塗装時の圧力により放出され、塗装することができる。
本開示の塗装用ローラーカバー11は、上記記載の構成材料により構成され、ローラー器具12に装着され、塗装用ローラー13として、塗装作業に用いられる。
また、塗装用ローラーカバー11は、円筒状部材17の表層の一部又は全面に塗料保持層18が配置され、その塗料保持層18により、塗装用ローラーカバー11に凹凸の形状を形成させるものである。
この凹凸状の形状は、細かくした塗料保持層18となるスポンジ状物を筒状部材17に直接張付け、凸部をスポンジ状物とし、凹部の底部は筒状部材17が露出した形態をとることができる。
図2に示した塗装用ローラーカバー11は、この形態の一例である。
また、筒状部材17の表面全面に塗料保持層18となるスポンジ状物を張付け、その張付けたスポンジ状物の表面を荒らして凹凸にすることや各種サイズに切断したスポンジ状物を筒状部材17の表面全面に張り、その切断した大きさにより凹凸にし、塗料保持層18を形成するなどにより塗料保持層18を凹凸状にすることができる。
この中でも好ましいものとして、各種サイズに切断したスポンジ状物を筒状部材17の表面全面に張り、その切断した大きさにより凹凸にし、塗料保持層18を形成したものであり、このような塗装用ローラーカバーであれば、凸部の大きさが一定範囲になりまとまりのある多彩模様を形成することができる。
この場合、凸部の周囲に直線部分が多くあるとそれにより形成される多彩模様の周囲に直線部分が多くなり、好ましい模様にならないことがある。そのため凸部を作る場合は、そのスポンジ状のものをはさみやナイフで切ることなく、手などでつまんで切ったりするなど直線部分が少なくなるようにすることが好ましいものである。
図3は、図2に示した塗装用ローラーカバー11の円周に対して垂直方向である長手方向の断面を示したものであり、筒状部材17の外周表面にスポンジ状物の塗料保持層18を点在させたものである。
この塗料保持層18は、筒状部材17に接着材により固定することで、塗装用ローラーカバー11に凸部を形成し、全体として凹凸状になる。
図4には、筒状部材17の表面全面に塗料保持層18となるスポンジ状物を張付け、その張付けたスポンジ状物の表面を荒らして凹凸にした塗装用ローラーカバー11を示したものである。
塗装用ローラーカバー11の断面内に凸部が2以上あり、その間隔が塗装用ローラーカバー11の長手方向の長さLに対して、その半分の1/2Lの長さ以上である。
また、その凹凸の高低差が凸部幅以下のもので、その塗料保持層18の断面形状では、幅Wに対して、高さHが小さいものである。つまり、W≧Hになり、この部分が横長の形状になるものである。
これらの凸部の形状,凸部間の距離,形状により、安定的に塗装用ローラー13が被塗装面に対し転がり使うことができ、それにより所望する模様を安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。
断面に塗料保持層18の凸部が1個の場合では、被塗装面に対して、傾いたりし安定的に転がすことができない。
また、塗装用ローラーカバーの長さLに対して、その半分の1/2Lの長さより短い場合でも同様で、傾いたりし安定的の転がすことができない。
さらに、凸部の割合は、塗装用ローラーカバー11の長さLの30~70%の範囲であることが好ましく、塗装された面に点在される多彩模様が独立してはっきりと確認することができるものになる。
また、塗装用ローラー13が塗装に際に傾くことが少なく、より安定的に転がすことができることができるため、所望する模様を安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。
この凸部が、一部分に集中することなく、塗装用ローラーカバー全体にランダムになるように配置されていることが好ましいものである。
凸部の中心の間隔は、5.0~30.0mmの範囲が好ましいものであり、5.0mmより小さくすると、その隣り合う凸部が近接し過ぎて、非連続的に模様を形成させるのが困難になり、30.0mm以上になると、模様が間延びしてしまい、その模様にムラが生じやすくなるからである。
また、塗料保持層18の断面形状では、幅Wに対して、高さHが大きい縦長形状でW<Hの場合では、その塗料保持層18が塗装に際して、変形しやすくなり、所望する模様を安定的で、継続的に多彩模様を形成できない。
塗料保持層18の断面形状が、凹凸の高低差が凸部幅以下、つまり幅Wに対して、高さHが小さいものであり、幅Wが5~50mmの範囲であることが好ましいものである。
この範囲内であれば塗装された多彩模様の大きさのバランスなどが良いものであり、より安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。
また、高さHが3~20mmの範囲が好ましく、5~15mmの範囲がより好ましく、この部分が横長形状になるものであればよい。
また、塗料保持層18の凸部は、その平坦部分からの立上り角度αが30~90°の範囲であることが好ましいものである。この範囲内であれば、所望する模様をより安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。
90°より大きい場合は、凸部の上部が下部より大きい状態となり、塗装の際に塗料保持層18が変形し易いものとなる。30°より小さい場合では、塗料保持層18が少しの力でも潰れ、所望の大きさより大きい多彩模様になることがある。
塗装用ローラーカバー11の長さLは、50~300mmの範囲のものが好ましく用いられる。50mmより小さい場合では、塗装作業での塗り継ぎが多くなり、塗装斑が目立つことがある。
また、300mmより大きい場合では、扱い難いことがある。100~200mmの範囲のものであれば作業が行い易く、塗り継ぎが比較的少なくなるためより好ましいものである。
円筒状部材17の外径が直径で55~75mmの範囲が好ましく、この範囲であることで、塗装作業性に適したものであり、安定的に多彩模様を塗装することができるものである。
この塗料保持層18に使われるスポンジ状のものは、ポリウレタンなどの高分子材料を発泡成形させたものが用いられる。
このスポンジには、その孔の構造により連続発泡体と独立気泡体とに分けられ、連続発泡体のものが好ましく用いられ、繋がった連続した気泡により、塗料の吸い取りや放出が容易に行うことができるものである。
また、連続発泡体のものであることで、限界近くまで圧縮することができるため、より多くの塗料を保持することができる。
この塗料保持層18に使われるスポンジ状のものの多くは、ウレタンフォームで、ポリオールとポリイソシアネートとを主成分として、発泡剤、整泡剤、触媒、着色剤など材料を混合し樹脂化させながら発泡させたものでる。
この中でも気泡が連通し柔らかくて復元性のある軟質ウレタンフォームが好ましく、発泡倍率が約10~60倍、見かけ密度は16~100kg/m程度の軽量なものがより好ましいものである。
この塗料保持層18に用いられるスポンジ状である多孔質のものは、一定の空隙率があるためその空隙に塗料を保持し、塗装用ローラーカバー11の塗布面が柔らかく被塗装面に当てた際に、塗料保持層18から塗料が滲み出して、塗装することができる。この空隙率が20~80%であるものが好ましいものである。
この範囲内であれば、塗装用ローラーカバー11に含まれる塗料の量が適当であり、塗装作業が行いやすく、仕上がりも良好なものとなる。
この軟質ウレタンフォームは、要求に応じて、適切な性状、物性や性能が広い範囲で調整でき、材料の種類や混合割合,製造条件などにより、軽量性,クッション性,耐久性,耐薬品性,吸水性などを調整することが可能である。
スポンジ状の塗料保持層18は、吸水率の異なる複数種の発泡高分子材料により形成されたものが好ましく用いられる。
このようなものには、チップウレタンと呼ばれる吸水率や硬さなど物性の異なるウレタンフォームを粉砕後、接着剤をブレンドして型に入れ蒸気で押し固めたもので、 へたり難く、型くずれし難いという性質を有するものである。
このチップウレタンのような吸水率や硬さなど物性の異なるものを使うことにより、塗料保持層18に塗料の含み方が異なるため、その含んだ塗料の放出の仕方も変わり、それにより塗装された被塗装面に微妙な陰影が付き、より多彩感のある模様を形成することができるものである。
本開示の塗装用ローラーカバー11は、このように構成され、塗装に用いられるものであり、塗装面の多彩感を安定的に表すことができるものである。
この塗装用ローラーカバー11のみで塗装することも出来るが、より効果的に塗装する方法としては、被塗装面の全体に塗料を塗付する第一工程と、その塗料が硬化乾燥した後に、第一工程で使用した塗料とは異なる色の塗料により、この塗装用ローラーカバー11により塗装する第二工程とする塗装方法が
好ましく行われる。
これにより、塗装面全体により安定した多彩感のある模様を形成することができる。
さらに、前記第二工程の塗料が硬化乾燥した後に、第三工程としてこの塗装用ローラーカバー11により塗装することがより好ましい塗装方法である。
この場合、第三工程で使用する塗料は、第一工程,第二工程で使用した塗料とは異なる色の塗料で行う。
これにより、各工程の色や模様を十分に強調させより多彩感のある模様を形成することができるものである。
このように複数の工程で塗装を行うことにより、第一工程では、被塗装面の全体に単一の塗料により塗装を行い、その塗料の色を第二工程や第三工程で使用する塗料と調和のとれた色とすることができる。
また、第一工程の塗装により被塗装面全体の斑などを消し、均一な塗装面を得るために塗料を塗付することになる。
この塗装用ローラーカバー11により第二工程として、塗装を行うことで、二色により仕上げられた塗装面とすることができ、その塗装面は、第一工程と第二工程,第三工程により塗装された塗膜がまだらに見え、全体として調和のとれた多彩感のある仕上げとすることができる。
第三工程として、塗装用ローラーカバー11を用いて、第二工程により塗装された面に塗装する場合では、第三工程で使用する塗装用ローラーカバー11は、第二工程で使用したものとは、凸部の大きさが異なるものであり、その大きさが小さいものであることが、好ましいものである。この凸部の大きさは、その形状でのWになり、直接塗装する部分のことである。
この大きさは、第二工程で使用する塗装用ローラーカバー11の凸部Wの30~80%の範囲で小さいものである。
このことにより、各工程の色や模様を十分に強調させより多彩感のある模様を形成することができる。
このように、前工程より同一面上で、塗装面積を少なくすることで、前工程の色を隠すことが少なく、塗装用ローラーカバー11により塗装される多彩模様の形状も表現し易いものである。
各工程で使用する塗料の色調は、異なるものを用いるが、その塗料により形成される塗膜の色の明度の差が3以内であることが好ましい。つまり、第一工程、第二工程及び第三工程で用いられる塗料により形成される塗膜の明度の差が3以内であることである。
この範囲内であることにより、形成された塗装面の多彩感が違和感なく、全体的に多彩感の調和したものとなる。
このように本開示により塗装を行うものとして、建築物の壁面の中でもコンクリートの打ち放し面で効果を有効に発揮することがある。
このコンクリートの打ち放し面は、コンクリート色の微妙な斑やそれらのグラデーションが好まれ、よく用いられることがある。
しかし、微妙な斑を安定的に表現することが難しく、塗装により再現することがある。
この塗装に本開示の塗装用ローラーカバー11を用いて、その多彩模様を塗装することで、コンクリートによる微妙な斑やそれらのグラデーションを容易に再現することができる。
また、塗装された面にクリヤー塗料により保護層を設けることも可能で、塗装面の耐久性の向上や汚れ防止となり好ましく行われるものである。
このクリヤー塗料により形成される保護層の厚さは、10~100μmの範囲が好ましく、スプレーガン,塗装用ローラーを用いて行うことができる。
クリヤー塗料は、アクリル系樹脂をベースにしたアクリル系塗料であってもよいし、アクリルシリコン系樹脂をベースにしたアクリルシリコン系塗料であってもよい。又、フッ素系樹脂をベースにしたフッ素系塗料であってもよく、水性塗料であっても溶剤系塗料であっても良い。
炭酸カルシウム、珪藻土や樹脂ビーズなどの艶消し剤をクリヤー塗料に添加して用いてもよい。
保護層に意匠性を付与するべく、マイカ又は着色骨材を混合したクリヤー塗料を用いてもよく、顔料などを添加したクリヤー塗料を用い、保護層を有色としてもよい。
この保護層は、必ずしも透明である必要はなく、例えば半透明であってもよい。
このように塗装用ローラーカバー11により被塗装面を多彩感のある仕上がりとすることができるが、その被塗装面の形状が凹凸状の面であることが好ましい。
これにより多彩感の他にボリューム感のある仕上がりとなる。
この被塗装面の凹凸形状は、複数の凸部及び複数の凹部の少なくとも一方が設けられており、各凸部の高さ及び各凹部の深さは、0.5~10.0mmの範囲であり、各凸部の立ち上がり角度及び各凹部の立ち上がり角度は、5~85度の範囲であり、好ましくは、1.0~7.0mmの範囲である。
この凸部の高さが0.5mmより低い場合には、立体的でボリューム感のある仕上がりを実現することが難しく、10mmより高い場合では、塗装用ローラーカバー11による塗装が難しくなり、所望の多彩感を得ることができないことがあり、その意匠効果が少なくなることがある。
また、凸部の立ち上がり角度が5度より小さい場合では、立体的でボリューム感のある多彩感を実現することが困難であり、85度より大きい場合では、立ち上がり部分に塗装用ローラーカバー11により塗装することが困難である。好ましくは、10~60度の範囲である。
凸部の立ち上がり角度が5~85度の範囲であるということは、凸部が被塗装面の表面に対して傾斜しているものである。
また、凸部の立ち上がり部分から頂点に近づくにつれて、接線の傾きが徐々に小さくなっているものや傾きが徐々に大きくなる部分又は変わらない部分を含んでもよい。
凸部のうちの隣り合うもの同士の間の間隔は必ずしも一定でなくてもよく、必ずしも規則的に配置されている必要はなく、ランダムに配置されていてもよい。
凸部は、被塗装面の全体にわたって設けられていてもよいし、表面の一部のみに設けられていてもよい。
凸部のうちの一部、大部分又は全部は互いに隣接していてもよく、互いに離れていてもよい。凸部のうちの一部、大部分又は全部は互いに連続していてもよく、連続していなくてもよい。
また、塗料又は塗材の塗布及び乾燥により被塗装面に凸部を形成することもでき、前記第一工程で形成することも可能である。
この塗料又は塗材は、砂や砂利などの骨材を塗料に混合して得られる塗材を被塗装面に塗布して乾燥することにより、凸部が表面に設けることである。
この場合使用される骨材の粒径は、0.5mm以上であることが好ましく、より好ましくは1mm以上である。又、骨材を混合する代わりに粘度調整剤又は充填材を塗料に添加することにより高粘度の塗材を作製し、それを使用してもよい。
この塗料又は塗材の塗布は、建築分野で一般的に使用されているリシンガン、タイルガン、スタッコガンなどの塗装用ガンを用いて行うことができ、マスチックローラーのような塗装用ローラーを用いて行うこともできる。
上記実施形態によれば、以下の効果を少なくとも得ることができる。
・塗装用ローラーカバーの長さが50~300mmの範囲のもので、凸部の割合がその長さに対して、30~70%の範囲であることにより、塗装作業での塗り継ぎによる塗装斑が目立ちにくく、その扱いやすいものであり、塗装された面に点在される多彩模様が独立してはっきりと確認することができるものになり、塗装用ローラーが塗装の際に傾くことが少なく、より安定的に転がすことができることができるため、所望する模様を安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。
・さらに、塗装用ローラーカバーの長さが100~200mmの範囲のもので、円筒状部材の外径が直径で55~75mmの範囲であることにより、作業が行い易く、塗り継ぎが比較的少ない、塗装作業性に適したもので、安定的に多彩模様を塗装することができるものである。
・凸部の中心の間隔が5.0~30.0mmの範囲であることにより、隣り合う凸部が近接し過ぎることなく、非連続的に模様を形成させることができ、模様が間延びすることなく、その模様にムラが生じにくいものとなる。
・塗料保持層の凸部の幅が5~50mmの範囲であることにより、塗装された多彩模様の大きさのバランスなどが良いものであり、より安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。
・塗料保持層の凸部の立上り角度αが30~90°の範囲であることにより、所望する模様をより安定的で、継続的に多彩模様を形成できるものである。又、塗装の際に塗料保持層が変形しにくく、所望の大きさより大きい多彩模様を得ることができる。
・塗料保持層のスポンジ状のものが軟質ウレタンフォームであり、発泡倍率が約10~60倍、見かけ密度は16~100kg/mのもので、空隙率が20~80%であるものであることより、塗装用ローラーカバーが軽量で、含まれる塗料の量が適当であり、塗装作業が行いやすく、仕上がりも良好なものとなる。
・第三工程で使用する塗装用ローラーカバーの凸部の大きさが第二工程で使用する塗装用ローラーカバーの凸部の幅の30~80%の範囲で小さいものであることにより、前工程の色を隠すことが少なく、塗装用ローラーカバーにより塗装される多彩模様の形状も表現し易いもので、各工程の色や模様を十分に強調させより多彩感のある模様を形成することができる。
・多彩模様に塗装された塗装面にクリヤー塗料により10~100μmの範囲で保護層を設けることにより、塗装面の耐久性の向上や汚れ防止となり好ましく行われるものである。
さらに、より具体的に本開示の実施形態を説明する。
まず、本開示の塗装用ローラーカバーにより塗装を行い、コンクリートの打ち放し面を再現する。下地には、ALC板を用い、必要な下地処理をセメント系の下地調整材を使って行ったものを使用した。
この塗装に使用した塗料は、アクリル系合成樹脂エマルション塗料により行った。多彩模様を塗装するための塗料の色調は、日塗工の色見本カードにあるN77とN70を使用した。
一回目の多彩模様には、N77の塗料を使い、二回目の多彩模様には、N70の塗料を用いた。第一工程の全面に塗装を行うことは行わずに、下地調整材のセメント色を利用した。
これら下地調整材の色とN70,N77の塗膜の色の明度の差は、1以内であった。
この塗装に使用した塗装用ローラーカバー11は、そのスポンジ状物にチップウレタンを使い、このウレタンチップには、複数の吸水率と硬さが異なり、その空隙率が50~80%に調整した気泡が連通し柔らかくて復元性のある軟質ウレタンフォームにより形成されているものである。
また、それらの発泡倍率が約10~60倍、見かけ密度は16~100kg/mの範囲に調整したもので、軽量な塗装用ローラーカバー11で塗装を行った。
この塗装用ローラーカバーに使用した円筒状部材17は、プラスチック製の縦樋用パイプを使い、その外径が直径で75mm、その長さが200mmのものを用いた。
一回目の多彩模様を塗装する場合(第二工程)では、その使用する塗装用ローラーカバー11は、図4に示したような、筒状部材17の表面全面に塗料保持層18となるスポンジ状物があり、そのスポンジ状物は、20mm×20mmに切断し、筒状部材17の表面全面に張り、スポンジ状物の表面を千切って荒らして、極力直線部分が少なくなるようにし、そのスポンジ状物により凹凸状にしたものである。
一回目に用いた塗装用ローラーカバー11の断面内に凸部が5カ所あり、一部分に集中することなく、塗装用ローラーカバー全体にランダムになるように配置され、凸部の中心の間隔は、20.0mm程度であった。
凸部の形状は、幅Wを5~10mmの範囲で、高さHを5~10mmの範囲で調整し、形状が横長形状のものであった。又、立上り角度αを30~90°の範囲で調整し、塗装のしやすいものとした。
凸部の割合は、塗装用ローラーカバー11の長さLの70%程度にも調整されたものであった。
二回目の多彩模様を塗装する場合(第三工程)では、その使用する塗装用ローラーカバー11も図4に示したような、筒状部材17の表面全面に塗料保持層18となるスポンジ状物があった。
そのスポンジ状物は、10mm×10mmに切断し、筒状部材17の表面全面に張り、スポンジ状物の表面を千切って荒らして、極力直線部分が少なくなるようにし、そのスポンジ状物により凹凸状にしたものである。
一回目に用いた塗装用ローラーカバー11の断面内に凸部が5カ所あり、一部分に集中することなく、塗装用ローラーカバー全体にランダムになるように配置され、凸部の中心の間隔は、10.0mm程度であった。
凸部の形状は、幅Wを5~7mmの範囲で、高さHを5~10mmの範囲で調整し、形状が横長形状のものであった。又、立上り角度αを30~90°の範囲で調整し、塗装のしやすいものとした。
凸部の割合は、塗装用ローラーカバー11の長さLの50%程度にも調整されたものであった。
この塗装用ローラーカバー11を図1に示したように、ローラー器具12に装着し、塗装用ローラー13として塗装に用いた。
コンクリート色の下地調整材の表面に一回目の多彩模様の塗装を行った。その後乾燥した後に、二回目の多彩模様の塗装を行った。
このように塗装を行うことで、コンクリートの打ち放し面のようなコンクリート色の微妙な斑やそれらのグラデーションを形成することができ、微妙な斑を安定的に表現することができた。
また、表面に艶消しのアクリルシリコン系クリヤーにより保護層を設け、塗装面の保護を行い、耐久性をより向上させた。
次に、平面の壁面に対して、吹付けタイルにより凹凸を付け、その後に第一工程として、被塗装面全面に塗料により塗装を行い、塗装用ローラーカバー11を用いて、第二工程,第三工程の塗装を行い、御影石調の塗装を行い、多彩感の他にボリューム感のある仕上がりとなった。
この吹付けタイルは、一般市販されているもので、タイルガンを用い、塗装仕様通りに塗装を行った。
これにより、被塗装面の凹凸形状を斑なく、ランダムに付けることができ、その複数の凸部の高さが2.0~5.0mmの範囲に調整され、各凸部の立ち上がり角度及び各凹部の立ち上がり角度は、5~85度の範囲であった。
第一工程として、アクリル系合成樹脂エマルション塗料をウールローラーにより全面塗装を行った。この塗料の色調は、グレー色であった。
また、第二工程の多彩模様を塗装するための塗料もアクリル系エマルション塗料で、ピンク系の色調のものを用いた。第三工程の塗料も同様で、ホワイト系の色調の塗料を用いた。
これらグレー色,ピンク系,ホワイト系の塗料の塗膜での明度差は、3以内であった。
この塗装に使用した塗装用ローラーカバー11は、前記同様にスポンジ状物にチップウレタンを使い、吸水率と硬さが異なり、空隙率が50~80%に調整した連通気泡で、柔らかくて復元性のある軟質ウレタンフォームにより形成されているものである。
また、発泡倍率が約10~60倍、見かけ密度は16~100kg/mの範囲に調整した軽量な塗装用ローラーカバー11で塗装を行った。
この塗装用ローラーカバーに使用した円筒状部材17は、プラスチック製の配管用パイプを使い、その外径が直径で55mm、その長さが300mmのものを用いた。
一回目の多彩模様を塗装する場合(第二工程)では、その使用する塗装用ローラーカバー11は、図2や図3に示したような、円筒状部材17に塗料保持層18を点在させたものである。
塗装用ローラーカバー11は、細かくした塗料保持層18となるスポンジ状物を筒状部材17に直接張付け、凸部をスポンジ状物とし、凹部の底部は筒状部材17が露出した形態をとることができる。
筒状部材17の表面全面に塗料保持層18となるスポンジ状物があり、そのスポンジ状物は、5~50mmの範囲になるように千切って、筒状部材17の表面に斑なく点在するように張ったものである。
一回目(第二工程)に用いた塗装用ローラーカバー11の断面内に凸部が7カ所程度あり、一部分に集中することなく、塗装用ローラーカバー全体にランダムになるように配置されたものであった。
凸部の中心の間隔は、5.0~30.0mmの範囲で調整し、凸部の幅Wを5~10mmの範囲で、高さHを5~10mmの範囲で調整し、形状が横長形状のもので、立上り角度αを30~90°の範囲で調整たものであった。
凸部の割合は、塗装用ローラーカバー11の長さLの70%程度にも調整されたものであった。
二回目の多彩模様を塗装する場合(第三工程)に用いる塗装用ローラーカバー11も同様な形状のものを使った。
この塗装用ローラーカバー11は、筒状部材17の表面全面に塗料保持層18となるスポンジ状物があり、それを5~30mm範囲になるように千切って、筒状部材17の表面に斑なく点在するように張ったものである。
この塗装用ローラーカバー11の断面内に凸部が10カ所程度あり、一部分に集中することなく、塗装用ローラーカバー全体にランダムになるように配置されたもので、凸部の中心の間隔は、10.0mm程度であった。
凸部の形状は、幅Wを3~6mmの範囲で、高さHを5~10mmの範囲で調整し、形状が横長形状のものであった。
また、立上り角度αを30~90°の範囲で調整し、凸部の割合は、塗装用ローラーカバー11の長さLの50%程度にも調整されたものであった。
この塗装用ローラーカバー11を図1に示したように、ローラー器具12に装着し、塗装用ローラー13として塗装に用いた。
吹付けタイルを塗装したスレート板にグレー色の塗料で全面を塗装し(第一工程)、乾燥後、塗装用ローラーカバー11で、ピンク色の塗料で一回目の多彩模様の塗装を(第二工程)行った。その後乾燥した後に、ホワイト色の塗料で二回目の多彩模様の塗装(第三工程)を行った。
このように塗装を行うことで、スレート板にボリューム感のある御影石調の塗装面を得ることができた。
11・・・塗装用ローラーカバー
12・・・ローラー器具
13・・・塗装用ローラー
14・・・把手
15・・・支持部
16・・・ローラー支持体
17・・・円筒状部材
18・・・塗料保持層

Claims (2)

  1. 被塗装面の全体に塗料を塗付する第一工程と、その塗料が硬化乾燥した後に、筒状部材と、筒状部材の外周に点在した、幅が5~50mmの範囲であり、吸水率の異なる複数種の発泡高分子材料により形成されたスポンジ状の塗料保持層により構成された塗装用ローラーカバーで、その塗装用ローラーカバーの外周が塗料保持層により凹凸状に形成されたものであり、塗装用ローラーカバーの円周に対して垂直方向である長手方向の断面に塗料保持層が2以上あり、その間隔が最大で塗装用ローラーカバーの長手方向の長さの1/2であり、その凹凸の高低差が凸部幅以下である塗装用ローラーカバーにより塗装する第二工程と、第二工程の塗料が硬化乾燥した後に、更に第三工程として前記に記載の塗装用ローラーカバーにより塗装する塗装方法であって、第三工程の塗装用ローラーカバーの凸部の大きさが第二工程の塗装用ローラーカバーの凸部の大きさの30~80%の範囲である塗装方法。
  2. 請求項1に記載の塗装方法であって、被塗装面が凹凸形状である塗装方法。
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