JP7094519B2 - トレー - Google Patents

トレー Download PDF

Info

Publication number
JP7094519B2
JP7094519B2 JP2018114236A JP2018114236A JP7094519B2 JP 7094519 B2 JP7094519 B2 JP 7094519B2 JP 2018114236 A JP2018114236 A JP 2018114236A JP 2018114236 A JP2018114236 A JP 2018114236A JP 7094519 B2 JP7094519 B2 JP 7094519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
trays
stacked
wall
corrugated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018114236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019218064A (ja
Inventor
章一 小林
高司 大鷲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2018114236A priority Critical patent/JP7094519B2/ja
Publication of JP2019218064A publication Critical patent/JP2019218064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7094519B2 publication Critical patent/JP7094519B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)

Description

本開示は、複数のワーク受容溝を横並びに備えた波形壁を有するトレーに関する。
従来、この種のトレーとして、円柱状のワークや円板形のワークを重ねて円柱状にしたものをワーク受容溝に受容した状態で段積み可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6-67333号公報(図1,図2、図4)
上述した従来のトレーに対し、段積み時の高さを抑えたトレーの開発が求められている。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、波形に湾曲又は屈曲し、隣り合う波同士の間が複数のワーク受容溝となった波形壁を側壁にて包囲してなるトレーにおいて、前記波形壁の下面は、前記側壁の下面の上方に位置し、前記トレー同士が180°旋回されて段積みされると、下段側のトレーの上部が上段側のトレーの前記側壁の内側に受容されると共に、前記下段側のトレーの前記波形壁の上側ピーク部の真上に前記上段側のトレーの前記波形壁の下側ピーク部が位置し、前記トレー同士を180°旋回して段積みしたときには、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対して平行になり、前記トレー同士を同じ向きにして段積みしたときには、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対して傾斜するトレーである。
請求項2の発明は、前記波形壁の断面が三角波状になっている請求項1に記載のトレーである。
請求項3の発明は、トレーの平面形状の中心に対して互いに点対称となる第1位置と第2位置との一方に、上方に向かって開口する上面凹部が形成されると共に、他方に、下方に向かって突出する係合突部が形成され、かつ、前記上面凹部と前記係合突部とが前記中心を通る架空の線を挟んだ一方の領域と他方の領域とに分かれて配置され、前記トレー同士を180°旋回して段積みしたときには、上段側の前記トレーの前記係合突部が下段側の前記トレーの前記上面凹部に受容されて、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対し平行になり、前記トレー同士を同じ向きにして段積みしたときには、前記上段側のトレーの前記係合突部が前記下段側の前記トレーの上面に当接して、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対して傾斜する請求項1又は2に記載のトレーである。
請求項4の発明は、前記トレーの平面形状は長方形をなし、前記上面凹部が1方の長辺にのみ配され、前記係合突部が他方の長辺にのみ配されている請求項3に記載のトレーである。
[請求項1の発明]
請求項1のトレーは、180°旋回されて段積みされると、下段側のトレーの上部が上段側のトレーの側壁の内側に受容されると共に、下段側のトレーの波形壁の上側ピーク部の真上に上段側のトレーの波形壁の下側ピーク部が位置する。これにより、下段側のトレーのワーク受容溝に受容されたワーク同士の隙間に、上段側のトレーの下側ピーク部が突入してデッドスペースが減り、トレーの段積み時の高さを抑えることができる。
[請求項2の発明]
請求項2のトレーでは、波形壁の断面が三角波状になっているので、鉛直断面が円形のワークを心出しした状態で受容することができる。
[請求項3の発明]
請求項3のトレーでは、トレー同士を180度旋回して段積みしたときには、上段側のトレーの係合突部が下段側のトレーの上面凹部に受容されて、上段側のトレーが下段側のトレーに対し平行になる。これに対し、トレー同士を同じ向きにして段積みしたときには、上段側のトレーの係合突部が下段側のトレーの上面に当接して、上段側のトレーが下段側のトレーに対して傾斜するので、トレー同士を同じ向きにして段積みされたことを気づかせることができる。
[請求項4の発明]
請求項4のトレーでは、その平面形状の長方形の1対の長辺に上面凹部と係合突部とが配置されているので、1対の短辺に配置されている場合に比べ、トレー同士を同じ向きにして段積みしたときの上段側のトレーの傾斜が大きくなり、トレー同士を同じ向きにして段積みされたことを容易に気づかせることができる。
本開示の実施形態に係るトレーの上面側の斜視図 トレーの下面側の斜視図 目印を逆向きして対向させた1対のトレーの斜視図 段積されたトレーの側断面図 段積されたトレーの一部破断の斜視図 段積されたトレーの一部破断の斜視図 段積されたトレーの一部破断の斜視図 パレットの斜視図 パレット上に段積みされたトレーの斜視図 パレット上に段積みされたトレーの側断面図 目印を同じ向きして対向させた1対のトレーの斜視図 目印を同じ向きして対向させた1対のトレーの側断面図 同じ向きで段積されたトレーの一部破断の斜視図 同じ向きで段積されたトレーの一部破断の斜視図 同じ向きで段積されたトレーの一部破断の側面図
以下、図1~図15に基づいてトレー10の一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のトレー10は、波形壁14を1対の内部側壁15,15で挟んでなるトレー本体部16を側壁20,21にて包囲した構造をなしている。
波形壁14は、第1水平方向H1に長い帯状の板を、その第1水平方向H1に谷折り部11と山折り部12とが並ぶように三角波状に屈曲させた構造をなしている。また、谷折り部11の両側の傾斜板部13,13の開き角と、山折り部12の両側の傾斜板部13,13の開き角は、共に90~130度の一定角度になっている。さらに、図4に示すように、谷折り部11は、その両隣の1対の傾斜板部13,13の間に水平な底板部11Aを有した面取り構造をなしている。一方、山折り部12は、底板部11Aに相当する部位を備えず、傾斜板部13,13同士が交差した構造になっている。
図1に示すように波形壁14のうち隣り合う波の間は、複数のワーク受容溝40になっている。換言すれば、波形壁14のうち谷折り部11とその両側の傾斜板部13,13とからなるV溝部分が複数のワーク受容溝40になっている。そして、それら複数のワーク受容溝40が一定のピッチPで第1水平方向H1に並んでいる。なお、本実施形態では、ワーク受容溝40の数は、奇数個になっているが、偶数個であってもよい。
波形壁14の一端のワーク受容溝40における一方の傾斜板部13の上端からは補完プレート24が張り出し、その補完プレート24の先端に側壁21の上端が接続されている。一方、波形壁14の他端のワーク受容溝40における一方の傾斜板部13の上端には、直接、側壁21の上端が接続されている。また、補完プレート24のうち第1水平方向H1と直交する第2水平方向H2の中央には、外側を指した矢印形の目印24Aが刻印されている。
補完プレート24の第1水平方向H1の大きさは、複数のワーク受容溝40が並ぶ1ピッチPの略半分、即ち、「1/2ピッチ」になっている。つまり、1ピッチをP、ワーク受容溝40の個数をnとすると、補完プレート24を含む波形壁14の第1水平方向H1の全長Lは、
L=P×n+1/2・P
になっている。これにより、波形壁14における第1水平方向H1の中央位置(トレー10全体の第1水平方向H1の中央位置でもある)は、それに最も近い谷折り部11と山折り部12との真中に配置されている。換言すれば、前記中央位置は、それに最も近い谷折り部11と山折り部12とから1/4ピッチずれた位置に配置されている。これにより、図3に示すように、トレー10に対して、別のトレー10を180度旋回させて、それらトレー10,10の第1水平方向H1の中心同士を合わせると、下側のトレー10の谷折り部11及び山折り部12に対し、上段側のトレー10の谷折り部11及び山折り部12が、第1水平方向H1で1/2ピッチずれた位置関係になって、図4に示すように、下側のトレー10の谷折り部11の真上に上側のトレー10の山折り部12が位置し、下側のトレー10の山折り部12の真上に上側のトレー10の谷折り部11が位置する。
図7に示すように、1対の内部側壁15,15は、第2水平方向H2で波形壁14を挟み、ワーク受容溝40の両端部を閉塞している。また、図5に示すように、内部側壁15の下端は、波形壁14に対応した三角波状をなし、波形壁14より下方には突出していない。一方、内部側壁15の上端は、波形壁14より上方に位置しかつ水平になっている。また、ワーク受容溝40の底面から内部側壁15の上端までの高低差は、例えば、ワーク受容溝40の溝幅より小さくなっている。これにより、少なくともワーク受容溝40の溝幅と略同じ外形のワーク80がワーク受容溝40に受容されると、ワーク80の一部が内部側壁15より上方に突出する。
前述したようにトレー本体部16は、波形壁14を1対の内部側壁15,15で挟んでなり、そのトレー本体部16は、図1に示すように、側壁20,21にて四方から包囲されている。以下、側壁20,21を区別するために、長側壁20を「長側壁20」といい、側壁21を「短側壁21」という。
1対の短側壁21,21の上端は、前述の通り第1水平方向H1における波形壁14の一端と他端とに接続されている。また、短側壁21の下端は、波形壁14の下面より下方に位置している。具体的には、図4に示すように、短側壁21は、波形壁14の全体の高さの2~3倍の高さをなし、短側壁21によって支持された波形壁14の下方には、波形壁14の全体の高さ以上の空間が形成されている。
短側壁21全体は、下方に向かうに従って外側に向かうように傾斜している。そして、短側壁21は、例えば、波形壁14の下面と略同じ高さで屈曲し、その屈曲部21Kより下側の傾斜角の方が、上側の傾斜角より鉛直に近くなっている。また、短側壁21の下端部からは、側方に下端フランジ22が張り出している。そして、図1に示すように、短側壁21のうち屈曲部21Kより下側部分と下端フランジ22との間を連絡する外面リブ23が、短側壁21の第2水平方向H2における両端と両端寄り位置とに形成されている。それら外面リブ23は、縦長の四角形をなし、上面は水平になっている。
短側壁21の第2水平方向H2の複数位置には、短側壁21の一部を外側から段付き状に陥没させて側面陥没部21Aが形成されている。また、図2に示すように、側面陥没部21Aは、短側壁21の内面側からは突出している。
図15に示すように、側面陥没部21Aは、下方に向かって僅かに幅狭となった四角形をなし、屈曲部21Kを跨いで短側壁21の上端寄り位置から下端寄り位置に亘って形成されている。また、図4に示すように、側面陥没部21A内の底部は、短側壁21のうち屈曲部21Kより下側部分と平行に傾斜し、屈曲部21Kより上方に向かって側面陥没部21Aが徐々に浅くなっている。さらに、図6に示すように、側面陥没部21Aの下縁部の段差面は傾斜していて、ゴミ等が溜まり難くなっている。
図1に示すように、1対の長側壁20,20は、内部側壁15,15の側方に配置されていす。そして、図7に示すように、長側壁20と内部側壁15,15の上端同士が水平な天井壁29を介して接続されている。また、長側壁20は、短側壁21の屈曲部21Kより下側部分と略同じ一定の傾斜角で上から下端まで傾斜している。さらに、図2に示すように、長側壁20の下端は、短側壁21の下端と同じ位置に配置されている。そして、前述の下端フランジ22がトレー10の下端部全体に形成されて長側壁20の下端部からも側方に張り出している。
図1に示すように、長側壁20の第1水平方向H1の複数位置にも、側面陥没部20Aが形成されている。それら側面陥没部20Aは、長側壁20の上端から下端寄り位置に亘り、上端は長側壁20の上面に開放している。また、側面陥没部20Aの下縁部の段差面も、前述の側面陥没部21Aと同様に傾斜している。
図2に示すように、長側壁20と内部側壁15の対向面間は、複数の補強リブ27によって連絡されている。それら補強リブ27は、次述する一部を除き、波形壁14の谷折り部11に対応した内部側壁15の三角部の下端頂点から天井壁29に亘って形成されている。また、図7に示すように、補強リブ27の下面は、波形壁14における谷折り部11の下面より上方に位置で水平になっている。
図3に示すように、トレー10のうち第2水平方向H2における波形壁14より一方側には、例えば、波形壁14の補完プレート24側の端部から数えて2番目の谷折り部11の位置(つまり、波形壁14の補完プレート24側の端部から2.5ピッチ(2.5P)離れた位置)と、補完プレート24の反対側の端部から数えて3番目の谷折り部11の位置(つまり、波形壁14の補完プレート24と反対側の端部から3ピッチ(3P)離れた位置)に、前述の補強リブ27の代わりに係合突部26が備えられている。図7に示すように、係合突部26は、補強リブ27を下方に延長した構造をなし、谷折り部11の下面より下方に突出し、下面は水平になっている。
図3に示すように、トレー10のうち第2水平方向H2における波形壁14より他方側には、例えば、内部側壁15と長側壁20と天井壁29とからなる二重壁部の上端部を陥没させて1対の上面凹部25,25が形成されている。それらのうち一方の上面凹部25は、例えば波形壁14の補完プレート24側の端部から数えて2番目の谷折り部11より補完プレート24から離れる側に半ピッチずれた位置(つまり、波形壁14の補完プレート24側の端部から3ピッチ(3P)離れた位置)に配置され、他方の上面凹部25は、例えば、波形壁14の補完プレート24と反対側の端部から数えて2番目の谷折り部11より補完プレート24から離れる側に半ピッチずれた位置(つまり、波形壁14の補完プレート24側の端部から2.5(2.5P)ピッチ離れた位置)に配置されている。
つまり、上述した上面凹部25,25と係合突部26,26とは、トレー10を180度旋回させたときに互いに点対称となる第1位置と第2位置の一方と他方とに分けて配置されている。これにより、図5に示すように、トレー10を180度旋回させて段積みすると、下段側のトレー10の上面凹部25,25に上段側のトレー10の係合突部26,26が受容される。また、補強リブ27の下面に対する係合突部26の下方への突出量は、上面凹部25の天井壁29の上面に対する陥没量と同じかそれより小さくなっている。これにより、図6に示すように、係合突部26が上面凹部25に受容されると、補強リブ27の下面が天井壁29の上面に当接する。また、この状態で、下段側のトレー10における外面リブ23の上面が、上段側のトレー10の下端フランジ22の下面に当接する。さらには、図7に示すように、下段側のトレー10における外面側の側面陥没部20Aの陥没部分に、上段側のトレー10の内面側の側面陥没部20Aの突出部分が嵌合して、上下のトレー10,10同士が第1水平方向H1と第2水平方向H2との両方向で位置決めされる。
本実施形態のトレー10の構成に関する説明は以上である。次ぎに、このトレー10の作用効果について説明する。図8には、トレー10の搬送に使用されるパレット90が示されている。このパレット90は、トレー10の平面形状に対応した長方形をなし、その短手方向に貫通する1対のフォーク挿入孔91,91を有する。また、パレット90の上面の外縁部には段差面92が形成されて、段差面92より内側が段付き状に高い台座部93になっている。
トレー10は、長側壁20及び短側壁21の内側に台座部93が嵌合されるようにパレット90上に載置される。すると、トレー10の下端フランジ22とパレット90の段差面92、及び、トレー10の底板部11Aとパレット90の台座部93との両方が当接するか、何れか一方が当接しかつ他方が近接した状態になる。
この状態で、図9及び図10に示すように、パレット90上のトレー10のワーク受容溝40にワーク80が受容される。具体的には、図9及び図10に示したワーク80は、例えば、金属製の円板であって、複数重ねられて円柱状になった状態でワーク受容溝40に受容されている。また、トレー10毎に同じ外径のワーク80が受容される。そして、ワーク80は、ワーク受容溝40で1対の傾斜板部13,13に当接することで心出しされると共に、内部側壁15,15の支持によりワーク受容溝40内で起立した状態に維持される。
トレー10の複数のワーク受容溝40がワーク80で満たされたら、その上に別のトレー10が段積みされ、そのトレー10のワーク受容溝40がワーク80で満たされたら、さらに、その上に別のトレー10を段積されていく。その際、上下で隣り合うトレー10,10の目印24Aの向きが互いに逆向きになるように、複数のトレー10が交互に180度向きを変えて段積みされていく。
すると、図6に示すように、下段側のトレー10の上部が上段側のトレー10の側壁の内側に突入し、下段側のトレー10の上面凹部25,25に上段側のトレー10の係合突部26,26が受容される。そして、下段側のトレー10の上面に補強リブ27が当接し、上段側のトレー10が下段側のトレー10と平行になる。
また、このとき、図7に示すように、下段側のトレー10の外面側の側面陥没部20Aの陥没部分に、上段側のトレー10のの内面側の側面陥没部20Aの突出部分が嵌合して、上下のトレー10,10同士が水平方向で位置決めされる。そして、図10に示すように、下段側のトレー10の波形壁14の上側ピーク部(即ち、山折り部12)の真上に上段側のトレー10の波形壁14の下側ピーク部(即ち、谷折り部11)が位置する。これにより、下段側のトレー10のワーク受容溝40に受容されて第1水平方向H1で隣り合うワーク80,80同士の隙間に、上段側のトレー10の下側ピーク部が突入して、デッドスペースが削減され、トレー10の段積み時の高さを抑えることができる。また、ワーク80の外径によっては、下段側のトレー10のワーク80に上段側のトレー10の波形壁14の下面を当接させた状態に段積みすることもでき、これにより、デッドスペースのさらなる削減が図られ、トレー10の段積み時の高さが抑えられる。
なお、ワーク80を受容していない不使用時にも、複数のトレー10が交互に180度向きを変えて段積みしておけば、トレー10同士が互いに平行な状態で安定すると共に、トレー10同士の僅かな隙間が形成されて密着しなくなり、トレー10同士の離間が容易になる。
ところで、図12に示すように、上下のトレー10,10の目印24Aを同じ向きにして誤って段積みされることが想定される。また、誤って段積みされると、図12に示すように下段側のトレー10のワーク80に対し、上段側のトレー10の下側ピーク部が突き合わされ、上述したデットスペースの削減を図ることができなくなる。しかしながら、本実施形態のトレー10では、上下のトレー10,10の目印24Aを同じ向きにして誤って段積みされると、図13及び図14に示すように、上段側のトレー10の係合突部26が下段側のトレー10の上面凹部25に受容されず、下段側のトレー10の上面に当接して、図15に示すように、上段側のトレー10が下段側のトレー10に対して傾斜する。これにより、誤りに気づかせることができる。また、本実施形態のトレー10では、平面形状の長方形の1対の長辺に上面凹部25と係合突部26とが配置されているので、1対の短辺に配置されている場合に比べ、誤ってトレー10,10同士を同じ向きにして段積みしたときの上段側のトレー10の傾斜が大きくなり、容易に誤りを気づかせることができる。
[他の実施形態]
(1)前記実施形態のトレー10の波形壁14は、三角波形状をなしていたが、これに限定されるものではなく、波形壁の形状を、正弦波形状でもよく、また、山部と谷部とが異なる形の波形状であってもよい。具体的には、従来技術で言及した実開平6-67333号公報に開示のトレーの波形壁のように、円弧溝部と平坦部分とが交互に繰り返された波形形状の波形壁を有するトレーに、上記開示の構成を適用してもよい。
(2)前記実施形態のトレー10に受容されるワーク80は、円板状であったが、円柱状又は円筒状であってもよい。
(3)前記実施形態のトレー10は、同じ向きで段積みしたときに上段側のトレー10が傾斜するように上面凹部25と係合突部26とを備えていたが、上面凹部25及び係合突部26に相当する部位を設けずに、同じ向きで段積みしたときに上段側のトレーが下段側のトレーに対して傾斜しない構成にしてもよい。その場合、上段側のトレーの上側ピーク部の下方に下段側のトレーの上側ピーク部が突入する構成にして、不使用時の段積み高さが小さくなるようにしてもよい。
10 トレー
14 波形壁
20 長側壁(側壁)
21 短側壁(側壁)
25 上面凹部
26 係合突部
40 ワーク受容溝
80 ワーク

Claims (4)

  1. 波形に湾曲又は屈曲し、隣り合う波同士の間が複数のワーク受容溝となった波形壁を側壁にて包囲してなるトレーにおいて、
    前記波形壁の下面は、前記側壁の下面の上方に位置し、
    前記トレー同士が180°旋回されて段積みされると、下段側のトレーの上部が上段側のトレーの前記側壁の内側に受容されると共に、前記下段側のトレーの前記波形壁の上側ピーク部の真上に前記上段側のトレーの前記波形壁の下側ピーク部が位置し、
    前記トレー同士を180°旋回して段積みしたときには、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対して平行になり、前記トレー同士を同じ向きにして段積みしたときには、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対して傾斜するトレー。
  2. 前記波形壁の断面が三角波状になっている請求項1に記載のトレー。
  3. トレーの平面形状の中心に対して互いに点対称となる第1位置と第2位置との一方に、上方に向かって開口する上面凹部が形成されると共に、他方に、下方に向かって突出する係合突部が形成され、かつ、前記上面凹部と前記係合突部とが前記中心を通る架空の線を挟んだ一方の領域と他方の領域とに分かれて配置され、
    前記トレー同士を180°旋回して段積みしたときには、上段側の前記トレーの前記係合突部が下段側の前記トレーの前記上面凹部に受容されて、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対し平行になり、
    前記トレー同士を同じ向きにして段積みしたときには、前記上段側のトレーの前記係合突部が前記下段側の前記トレーの上面に当接して、上段側の前記トレーが前記下段側の前記トレーに対して傾斜する請求項1又は2に記載のトレー。
  4. 前記トレーの平面形状は長方形をなし、前記上面凹部が1方の長辺にのみ配され、前記係合突部が他方の長辺にのみ配されている請求項3に記載のトレー。
JP2018114236A 2018-06-15 2018-06-15 トレー Active JP7094519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018114236A JP7094519B2 (ja) 2018-06-15 2018-06-15 トレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018114236A JP7094519B2 (ja) 2018-06-15 2018-06-15 トレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019218064A JP2019218064A (ja) 2019-12-26
JP7094519B2 true JP7094519B2 (ja) 2022-07-04

Family

ID=69095433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018114236A Active JP7094519B2 (ja) 2018-06-15 2018-06-15 トレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7094519B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180123013A (ko) * 2016-03-31 2018-11-14 가부시키가이샤 오사카소다 광경화성 수지 조성물, 잉크 및 도료

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7475642B2 (ja) * 2020-04-08 2024-04-30 三甲株式会社 トレー

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200391412Y1 (ko) 2005-03-28 2005-08-05 유이상 보강부가 구비된 계란재치판
JP2007269345A (ja) 2006-03-30 2007-10-18 Tdk Corp マグネットロール収容容器及びその多段重ね構造体
JP2010231042A (ja) 2009-03-27 2010-10-14 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用ロール収容容器
JP2010269853A (ja) 2010-09-02 2010-12-02 Morioka Seiko Instruments Inc 収納トレー及び収納体
JP2017170122A (ja) 2016-02-05 2017-09-28 ビー.ブラウン アビタム アーゲーB. Braun Avitum Ag 医療無菌包装ユニット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200391412Y1 (ko) 2005-03-28 2005-08-05 유이상 보강부가 구비된 계란재치판
JP2007269345A (ja) 2006-03-30 2007-10-18 Tdk Corp マグネットロール収容容器及びその多段重ね構造体
JP2010231042A (ja) 2009-03-27 2010-10-14 Tokai Rubber Ind Ltd 電子写真機器用ロール収容容器
JP2010269853A (ja) 2010-09-02 2010-12-02 Morioka Seiko Instruments Inc 収納トレー及び収納体
JP2017170122A (ja) 2016-02-05 2017-09-28 ビー.ブラウン アビタム アーゲーB. Braun Avitum Ag 医療無菌包装ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180123013A (ko) * 2016-03-31 2018-11-14 가부시키가이샤 오사카소다 광경화성 수지 조성물, 잉크 및 도료
KR102230846B1 (ko) 2016-03-31 2021-03-22 가부시키가이샤 오사카소다 광경화성 수지 조성물, 잉크 및 도료

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019218064A (ja) 2019-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7094519B2 (ja) トレー
US6401810B1 (en) Retaining structure of heat-radiating fins
EP1886932B1 (en) Tray for brittle columnar body
US20080000618A1 (en) Heat Dissipating Module
WO2005044694A1 (ja) 基板搬送用トレイ
JP2008044636A (ja) 収納用トレー
JP6945817B2 (ja) トレー
WO2024122419A1 (ja) カッププレート積層型熱交換器
US7438185B2 (en) Stackable tray with integral latch
US20130075073A1 (en) Heat-dissipating fin and heat-dissipating fin assembly
JP2010120678A (ja) 蓋体セット及びコンテナ
JP4621650B2 (ja) 紙製箱
JP7060869B2 (ja) 組立フェンス
US20020178555A1 (en) Clip device for two flaps of boxes
JP5796224B2 (ja) 見切接続具
JP2019199287A (ja) トレイ及びトレイのブランク
JP6214040B2 (ja) トレー
JP2006188239A (ja) 仕切り板および仕切り
JP7129811B2 (ja) 物品固定具及び梱包用品
TW202021880A (zh) 承載盤及承載盤堆疊組件
JP2010030668A (ja) 段ボールシートおよび仕切り体
JP3228392U (ja) 箱用シート
CN115946944B (zh) 托盘组件
JP4274083B2 (ja) R状コーナー部材
JP3888227B2 (ja) 搬送用パレット

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7094519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150