JP6945817B2 - トレー - Google Patents

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本発明は、バンドを掛けるための切欠部を外縁部に有するトレーに関する。
特許文献1に開示のトレーは、矩形状をなす主板の外側面に主板の厚み方向に延在する複数の切欠溝を備えている。このトレーでは、主板の上に載置された荷物が複数の切欠溝に掛けられたバンドによって固定される。
特開2006−89083号公報([0033]、図2,3)
特許文献1のトレーでは、主板の辺部に対して斜めとなるようにバンドが斜め掛けにされると、バンドが切欠溝の角部に押し寄せられて変形したり破損したりするという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、バンドを斜め掛けしたときのバンドの変形や破損を抑制可能なトレーの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、平面視矩形状をなし、外縁部のうち互いに対向する1対の辺部にバンドを掛けるための複数の切欠部を備えるトレーであって、前記切欠部のうち前記トレーの内側の端部は、前記トレーの内側に突出する平面視円弧状に形成され、前記1対の辺部のうち一方の辺部に備えられた前記切欠部の内側の端部における円弧の先端が、前記1対の辺部の対向方向から見て、他方の辺部に備えられた前記切欠部の内側の端部における円弧の先端と重ならない位置に配置され、前記切欠部の縁部には、該縁部における前記トレーの内側の端部を外側の端部よりも上側に配置する高低差形成部位が備えられているトレーである。
請求項の発明は、請求項に記載のトレーにおいて前記高低差形成部位は、前記トレーの内側へ向かうにつれて上側へ向かうように傾斜するスロープで構成されているトレーである。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のトレーにおいて、前記切欠部の縁部には、その切欠部を備える辺部に沿って略水平に延びる第1水平部及び第2水平部が備えられ、前記第2水平部は、前記第1水平部に対して上側かつ前記トレーの内側に配置され、前記第1水平部と前記第2水平部が前記高低差形成部位によって連絡されているトレーである。
請求項の発明は、請求項に記載のトレーにおいて、前記第1水平部及び前記高低差形成部位は、前記第2水平部を挟むように対をなして設けられ、前記切欠部は、平面視で、前記トレーの内側へ向かうにつれて幅狭となる略三角形状に形成されているトレーである。
請求項の発明は、請求項1乃至のうち何れか1の請求項に記載のトレーにおいて、前記トレーの外周部のうち前記切欠部に近接する部位には、前記トレーの上面と交差する段差面を介して前記トレーの上面に連続する陥没面が備えられ、前記段差面には、水平面内で屈曲する屈曲部が少なくとも1つ形成されているトレーである。
発明では、切欠部のうちトレーの内側の端部が、トレーの内側に突出する平面視円弧状に形成されているので、バンドを斜め掛けしたときのバンドの変形や破損が抑制される。しかも、1対の辺部の対向方向から見て、一方の辺部に備えられた切欠部の内側の端部における円弧の先端が他方の辺部に備えられた切欠部の内側の端部における円弧の先端と重ならない位置に配置されるので、切欠部に掛けられたバンドを1対の辺部の対向方向に対して斜めに配置し易くなる。
発明では、切欠部の縁部におけるトレーの内側の端部が外側の端部よりも上側に配置されるので、切欠部の縁部の下方に、指を入り込ませるための隙間を形成することができる。これにより、載置されたトレーの持ち上げが容易となる。特に、切欠部の縁部に、トレーの内側へ向かうにつれて上側へ向かうように傾斜するスロープが形成されている構成とすれば、切欠部にバンドを巻き掛ける際に、スロープによってバンドを切欠部の奥深くへ誘導することが可能となり、バンドの巻き掛けが容易となる(請求項の発明)。
請求項3の発明では、切欠部の縁部に、その切欠部を備える辺部に沿って略水平に延びる第1水平部と第2水平部を備えることで、切欠部の縁部の強度アップが図られる。
請求項4の発明によれば、切欠部を備える辺部に沿った方向と上下方向の両方で、切欠部の奥側、即ち、トレーの内側にバンドを案内することが可能となり、切欠部にバンドが掛かりやすくなる。
請求項5の発明では、切欠部の近くに設けられた段差面に水平面内で屈曲する屈曲部が少なくとも1つ設けられているので、切欠部によるトレーの強度低下を屈曲部によって補うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係るトレーを上方から見た斜視図 トレーを下方から見た斜視図 トレーの平面図 トレーの切欠部周辺の(A)平面図、(B)側面図 トレーの切欠部周辺の側断面図 トレーの陥没部周辺の平面図 段積みされたトレーの斜視図 段積みされたトレーの側断面図 段積みされたトレーの側面図 積載物を載置したトレーの平面図 他の実施形態に係る陥没部の平面図
図1に示されるように、本実施形態のトレー10は、容器を裏返しにした形状をなし、天板11と、天板11の外縁部から垂下した外周壁12と、を備えている。天板11は、平面視略矩形状に形成されていて、外周壁12は、天板11の短辺部から垂下した1対の短辺側壁13,13と、天板11の長辺部から垂下した1対の長辺側壁14,14と、を備えている。
天板11の上面には、トレー10の積載物90(図10参照)を収容する複数の収容部21が形成されている。収容部21は、天板11の一部を下方に陥没させてなる。そして、図2に示されるように、天板11の下面のうち収容部21の裏側に位置する部分に、裏側突部22が形成されている。
詳細には、各収容部21は、平面視矩形状の第1凹部21Aと、第1凹部21Aよりも天板11の短辺方向に長くなった第2凹部21Bと、第1凹部21Aよりも天板11の短辺方向に短くなった第3凹部21Cと、からなる。第1凹部21A、第2凹部21B及び第3凹部21Cは、天板11の短辺方向に順番に並べられている。より詳細には、天板11の長辺方向で隣り合う2つの収容部21の間では、第1凹部21A、第2凹部21B及び第3凹部21Cの並び順が逆になっている。なお、天板11の下面に形成されている裏側突部22は、第1凹部21Aに対応する第1突部22Aと、第2凹部21Bに対応する第2突部22Bと、第3凹部21Cに対応する第3突部22Cと、からなる(図2参照)。
また、図1に示されるように、第2凹部21Bの底面には、複数の底面凹部23が形成されている。底面凹部23は、第2凹部21Bの底壁を陥没させてなる。そして、図2に示されるように、天板11の下面のうち底面凹部23の裏側に位置する部分に、係合突部24が形成されている。係合突部24は、トレー10がパレット80(図10参照)に載置されたときに、パレット80のデッキ面80Mに形成された図示しない係合孔と係合する。これにより、パレット80に載置されたトレー10の位置ずれが抑えられる。
図3に示されるように、本実施形態のトレー10は、その外縁部において互いに対向する辺部に切欠部30を備える。具体的には、天板11の各長辺部には、短辺方向に凹んだ側辺凹部16が形成されていて、長辺側壁14には、側辺凹部16の縁部から下方に延びる内壁31が形成されている(図1,2)。そして、内壁31の下端縁によって囲まれる部分に切欠部30が形成されている。なお、図1,5に示されるように、外周壁12の下端部には、外周壁12の全周に亘って、トレー10の外側に突出する下端リブ12Kが設けられていて、その下端リブ12Kが内壁31の下端部にも形成されている。
切欠部30は、トレー10の各長辺部に複数ずつ設けられていて、一方の長辺部に設けられた切欠部30は、短辺方向から見て、他方の長辺部に設けられた切欠部30とは重ならない位置に配置されている。具体的には、図3のトレー10において同図の上側に示される長辺部では、左側の端部に切欠部30が備えられると共に、その切欠部30から右側へ所定間隔ごとに他の切欠部30が並べられ、右側の端部には、切欠部30が備えられていない。一方、図3のトレー10において同図の下側に示される長辺部では、右側の端部に切欠部30が備えられると共に、その切欠部30から左側へ所定間隔ごとに他の切欠部30が並べられ、左側の端部には、切欠部30が備えられていない。なお、各切欠部30は、トレー10の短辺方向で収容部21の第3凹部21Cに突き合わされるように配置されている。また、各長辺部において隣り合う2つの切欠部30,30に挟まれた部分には、それら2つの切欠部30が突き合わされる2つの収容部21,21の間に挟まれた収容部21の第1凹部21Aが配置されている。
図4(A)に示されるように、切欠部30の平面形状は、トレー10の内側、即ち、切欠部30の開放端と反対側(以下、「切欠部30の奥側」という。)へ向かうにつれて幅狭となる略三角形状となっている。そして、切欠部30の奥側の端部は、平面視で、天板11の内側に膨出する円弧状に形成されている。
具体的には、側辺凹部16は、平面視で、トレー10の内側(詳細には、天板11の短辺方向の中心側)へ向かうにつれて幅狭となる略三角形状に形成されていて、その三角形の頂点部分に、トレー10の内側に膨出する円弧部16Aを備え、三角形の底辺寄り部分に、トレー10の内側へ向かって互いに近づくように傾斜した1対の誘導傾斜部16B,16Bを備えている。また、内壁31の平面形状は、側辺凹部16と同様に、トレー10の内側へ向かうにつれて幅狭となる略三角形状となっていて、三角形の頂点部分に、トレー10の内側へ膨出する円弧壁32を備え、三角形の底辺寄り部分に、トレー10の内側へ向かって互いに近づくように傾斜した誘導傾斜壁33,33を備えている。
図4(B)及び図5に示されるように、円弧壁32の上下方向の長さは略一定となっている。また、誘導傾斜壁33は、切欠部30の開口端を形成する開口端形成部33Aと、開口端形成部33Aと円弧壁32とを連絡する連絡部33Bと、で構成されている。開口端形成部33Aの上下方向の高さは略一定となっていて、開口端形成部33Aの下端縁は、円弧壁32の下端縁よりも下方に配置されている。また、連絡部33Bは、切欠部30の開放端側へ向かうにつれて上下方向に長くなり、連絡部33Bの下端縁は、切欠部30の開放端側へ向かうにつれて下方へ下るように傾斜する。そして、切欠部30の縁部において、開放端形成部33Aの下端縁が、トレー10の長辺方向に沿って略水平に配置される第1水平部41を構成し、円弧壁32の下端縁が、トレー10の長辺方向に沿って略水平に配置される第2水平部42を構成する。また、切欠部30において、連絡部33Bの下端縁は、切欠部30の奥側へ向かうにつれて上側へ向かうように傾斜するスロープ43を構成する。
図3,6に示されるように、天板11の外周部のうち切欠部30に近接する部位には、陥没部50が形成されている。詳細には、陥没部50は、天板11の隅部に配置され、天板11の長辺方向で収容部21(詳細には、第1凹部21A)との間に切欠部30を挟む。具体的には、図3に示されるように、トレー10では、同図の左上隅部と右下隅部に陥没部50が設けられていて、同図の上側に示される長辺部では、陥没部50が最も左側の切欠部30に近接配置され、同図の下側に示される長辺部では、陥没部50が最も右側の切欠部30に近接配置されている。
なお、詳細には、陥没部50に近接配置される切欠部30は、他の切欠部30と異なり、平面形状がトレー10の長辺方向で非対称となっている(図4(A),6参照)。具体的には、陥没部50に近接配置される切欠部30において陥没部50に近い側の縁部を構成する誘導傾斜壁33は、陥没部50から離れた側の縁部を構成する誘導傾斜壁33よりもトレー10の短辺に対する傾斜が小さくなっている。
図1,6に示されるように、陥没部50は、天板11の一部を段付き状に陥没させてなり、陥没部50の内側面は、天板11と交差する段差面51となっている。そして、陥没部50の底面が、段差面51を介して天板11の上面に連続する陥没面52となっている。
本実施形態では、陥没部50は、平面視略矩形状をなすメイン陥没部50Aと、帯状をなしてメイン陥没部50Aに連絡する複数のサブ陥没部50Bと、からなる。各サブ陥没部50Bは、メイン陥没部50Aのコーナー部から該コーナー部を挟む2辺のうち一方の辺を延長する方向に延びている。図6に示される例では、陥没部50は、3つのサブ陥没部50Bを備え、2つのサブ陥没部50Bは、直線状に形成され、1つの陥没部50Bは、L字状に形成されている。そして、陥没部50の段差面51(図6には、3つの段差面51が示されている。)には、水平面内で屈曲する屈曲部53が少なくとも1つ設けられている。
図7〜9には、トレー10が上下に段積みされたときの様子が示されている。トレー10が上下に段積みされると、下側のトレー10の収容部21に上側のトレー10の裏側突部22が収容される(図8参照)。なお、ここで、切欠部30を囲む内壁31は、下側へ向かうにつれて切欠部30の内側へ向かうように傾斜していて、上側のトレー10の内壁31は、下側のトレー10の内壁31に切欠部30の内側から重ねられる(図9参照)。
図8に示されるように、上側のトレー10の裏側突部22は、下側のトレー10の収容部21の深さ方向の途中位置まで入り込んで収容部21に嵌合される。そして、上側のトレー10の天板11が下側のトレー10の天板11に対して浮き上がり、上側のトレー10の外周壁12の下端と下側のトレー10の外周壁12の下端との間に隙間が生じる。ここで、本実施形態では、切欠部30におけるトレー10の内側の端部が外側の端部よりも上側に配置されているので、作業者は、下側のトレー10と上側のトレー10との間に指を入り込ませて上側のトレー10を持ち上げ易くなり、段積みされたトレー10をばらばらにする作業が容易となる。また、本実施形態では、切欠部30におけるトレー10の内側の端部が外側の端部よりも上側に配置されているので、最下段のトレー10において、切欠部30の縁部の下方に形成される隙間を広くとることができる。これにより、最下段のトレー10を持ち上げ易くなる。
図10には、本実施形態のトレー10の使用形態の一例が示されている。同図の例では、トレー10は、パレット80の上に載置され、トレー10の各収容部21に積載物90が収容されている。なお、上述したように、トレー10は、係合突部24がパレット80のデッキ面の係合孔(図示せず)と係合することで、パレット80に対して位置決めされる。
各収容部21に収容された積載物90は、以下のようにして固定される。即ち、複数の積載物90の上に押え板81が載せられ、その押え板81がバンド85によって上側から押え付けられる。バンド85は、トレー10の短辺方向に対して斜めに配置され、トレー10の各長辺部に設けられた切欠部30に掛けられる。バンド85の両端部は、例えば、パレット80のデッキ面80Mに取り付けられたバンド固定部材82に固定される。なお、バンド85の固定の別の例としては、パレット80のフォーク挿通孔等に挿通されて、バンド85の両端部同士が固定されることが挙げられる。
トレー10の別の使用形態としては、パレット80を用いずに、バンド85をトレー10に巻きつけてもよい。バンド85がトレー10の短辺に対して斜めに配置される点は、図10に示される使用形態と同様である。このとき、バンド85は、トレー10と積載物90を縛るように巻き付けられ、バンド85の両端部同士が固定される。なお、積載物90の大きさ、形状等によっては、押え板81を用いずに、バンド85で積載物90を直に押さえ付けてもよい。
本実施形態のトレー10の構成に関する説明は以上である。次に、トレー10の作用効果について説明する。
本実施形態のトレー10では、切欠部30のうちトレー10の内側の端部がトレー10の内側に突出する平面視円弧状に形成されているので、バンド85を斜め掛けしたときのバンド85の変形や破損が抑制される。しかも、トレー10の短辺方向(即ち、天板11の短辺方向)から見て、一方の長辺部に備えられた切欠部30の内側の端部における円弧の先端(円弧壁32の頂点)が他方の長辺部に備えられた切欠部30の内側の端部における円弧の先端(円弧壁32の頂点)と重ならない位置に配置されるので、切欠部30に掛けられたバンド85をトレー10の短辺方向に対して斜めに配置し易くなる。
また、本実施形態のトレー10では、図5に示されるように、切欠部30の縁部におけるトレー10の内側の端部が外側の端部よりも上側に配置されるので、切欠部30の縁部の下方に、指を入り込ませるための隙間を形成することができる。これにより、地面に載置されたトレー10の持ち上げが容易となる。また、トレー10が段積みされた場合(図7〜9参照)には、トレー10をばらばらにする作業が容易となる。しかも、切欠部30の縁部には、トレー10の内側へ向かうにつれて上側へ向かうように傾斜するスロープ43が形成されているので、トレー10と積載物90を縛るようにバンド85を巻きつける場合には、スロープ43によってバンド85を切欠部30の奥深くへ誘導することが可能となり、バンド85の巻き掛けが容易となる。さらに、切欠部30は、平面視で、トレー10の内側へ向かうにつれて幅狭となる略三角形状に形成されているので、水平方向と上下方向の両方で、切欠部30の奥側、即ち、トレー10の内側にバンド85を案内することが可能となり、切欠部30にバンド85が掛かりやすくなる。
また、本実施形態のトレー10では、切欠部30の縁部にトレー10の長辺方向に沿って略水平に延びる第1水平部41と第2水平部42を備えることで、切欠部30の縁部の強度アップが図られる。さらに、本実施形態では、切欠部30の近くに、天板11の上面と交差する段差面51を介して天板11の上面に連続する陥没面52が備えられていて、段差面51に水平面内で屈曲する屈曲部53が少なくとも1つ設けられているので、切欠部30によるトレー10の強度低下を屈曲部53によって補うことが可能となっている。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、トレー10に掛けられるバンド85が複数本であったが、1本であってもよい。この場合、バンド85は、天板11の対角線に沿って配置されることが好ましい。
(2)上記実施形態において、連絡部33Bの下端縁に段差を設けて、その段差を境に連絡部33Bの高さが段付き状に変化する構成としてもよい。この場合、当該段差が本発明の「高低差形成部位」となる。
(3)上記実施形態において、陥没部50は、トレー10の長辺方向で隣り合う切欠部30同士の間に配置されてもよい。また、上記実施形態において、陥没部50を備えない構成としてもよい。
(4)上記実施形態において、陥没部50の平面形状は、L字状であってもよいし(図11(A)参照)、クランク状であってもよいし、コの字状であってもよい。また、陥没部50の平面形状は、図11(B)に示されるように、矩形状のメイン陥没部50Aの各辺部から直線状のサブ陥没部50Bが張り出した形状であってもよい。
10 トレー
11 天板
12 外周壁
30 切欠部
31 内壁
32 円弧壁
33 誘導傾斜壁
41 第1水平部
42 第2水平部
43 スロープ
50 陥没部
85 バンド

Claims (5)

  1. 平面視矩形状をなし、外縁部のうち互いに対向する1対の辺部にバンドを掛けるための複数の切欠部を備えるトレーであって、
    前記切欠部のうち前記トレーの内側の端部は、前記トレーの内側に突出する平面視円弧状に形成され、
    前記1対の辺部のうち一方の辺部に備えられた前記切欠部の内側の端部における円弧の先端が、前記1対の辺部の対向方向から見て、他方の辺部に備えられた前記切欠部の内側の端部における円弧の先端と重ならない位置に配置され
    前記切欠部の縁部には、該縁部における前記トレーの内側の端部を外側の端部よりも上側に配置する高低差形成部位が備えられているトレー。
  2. 請求項1に記載のトレーにおいて
    前記高低差形成部位は、前記トレーの内側へ向かうにつれて上側へ向かうように傾斜するスロープで構成されているトレー。
  3. 請求項1又は2に記載のトレーにおいて、
    前記切欠部の縁部には、その切欠部を備える前記トレーの辺部に沿って略水平に延びる第1水平部及び第2水平部が備えられ、
    前記第2水平部は、前記第1水平部に対して上側かつ前記トレーの内側に配置され、
    前記第1水平部と前記第2水平部が前記高低差形成部位によって連絡されているトレー。
  4. 請求項3に記載のトレーにおいて、
    前記第1水平部及び前記高低差形成部位は、前記第2水平部を挟むように対をなして設けられ、
    前記切欠部は、平面視で、前記トレーの内側へ向かうにつれて幅狭となる略三角形状に形成されているトレー。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載のトレーにおいて、
    前記トレーの外周部のうち前記切欠部に近接する部位には、前記トレーの上面と交差する段差面を介して前記トレーの上面に連続する陥没面が備えられ、
    前記段差面には、水平面内で屈曲する屈曲部が少なくとも1つ形成されているトレー。
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