JP7094459B2 - 保守管理システム及び保守管理地上システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両の保守管理システム及びその地上システムである保守管理地上システムに関する。
鉄道車両には、ブレーキシュー、ベアリング、ゴムパッキン、フィルタ、絶縁物といった部品が搭載されている。これらの部品は、経年又は走行距離に応じて、摩耗、変形、汚損、又は絶縁性能の低下などにより、所望の性能を発揮できなくなる消耗部品である。鉄道車両を安定的に運行するため、これらの部品は、性能が低下する前に交換することが行われている。
下記特許文献1には、部品の動作時間又は動作回数が保証時間内又は保証回数内であるか否かを判定し、交換基準に達したときには、当該部品の払い出し及び交換指示を行う保守サービスシステムが開示されている。
特開2009-54190号公報
しかしながら、部品の消耗又は劣化の程度は、運行路線、環境条件、温度といった種々の条件で変動する。従って、一律に交換基準を決める場合、円滑な保守サービスを実施するためには、種々の条件のなかで最も厳しい条件を採用する必要がある。一方、鉄道車両が比較的緩い条件で運行されている場合、交換基準に達しても、部品の消耗又は劣化の程度が低い場合も想定される。このような場合に、当該部品を新たな交換部品に交換することは、部品の使用量及び在庫数を増やすことに繋がり、保守費用の増加を招くという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保守費用の増加を抑制しつつ、円滑な保守サービスを実施することができる保守管理地上システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る保守管理地上システムは、データ管理部及び判断部を備える。データ管理部は、鉄道車両に搭載される部品の寿命に関する情報である寿命情報を保持及び管理する。判断部は、寿命情報と鉄道車両の定期検査を実施する実施場所への鉄道車両の搬入予定日及び搬出予定日に関する情報である搬出入情報とに基づいて、搬出予定日よりも後に寿命に達すると予測される第1部品が、定期検査の実施期間内に新たな交換部品に交換する必要があるか否かを判断する。
本発明に係る保守管理地上システムによれば、保守費用の増加を抑制しつつ、円滑な保守サービスを実施することができるという効果を奏する。
本実施の形態における車両システムの構成例を示す図 本実施の形態における保守管理地上システムの構成例を示す図 本実施の形態におけるサーバ装置を実現するハードウェア構成の一例を示す図 本実施の形態に係る保守管理システムの動作説明に使用するフローチャート 本実施の形態に係る保守管理システムの動作説明に使用するタイムチャート
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る保守管理システム及び保守管理地上システムについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
実施の形態.
まず、本実施の形態に係る鉄道車両の保守管理システム(以下、単に「保守管理システム」と呼ぶ)の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態における車両システム50の構成例を示す図である。図2は、本実施の形態における保守管理地上システム100の構成例を示す図である。本実施の形態に係る保守管理システムは、車両システム50と、保守管理地上システム100とによって構成される。
車両システム50は、図1に示されるように、データ処理部2と、送信処理部3とを備える。車両システム50の各構成要素は、鉄道車両(以下、単に「車両」と呼ぶ)5に搭載される。車両5の床下には、検出器1が具備される。検出器1は、車両5で使用される消耗部品における消耗の程度を検出する機器である。図1では、1編成が2台の車両5で構成され、各車両5に1台の検出器1が搭載される例を示しているが、この例に限定されない。各車両5に2台以上の検出器1が搭載されていてもよい。また、1編成の車両数は1台でもよいし、3台以上であってもよい。なお、以下において、複数の車両5からなる1編成の車両群を「列車」と呼ぶ場合がある。
消耗部品の例は、ブレーキシュー、ゴムパッキン、ベアリング、エアフィルタ、オイルフィルタ、各種の絶縁物である。検出器1は、ブレーキシューの消耗具合、ゴムパッキンの劣化具合、ベアリングの摩耗具合、エアフィルタ及びオイルフィルタの目詰まり具合又は汚損具合、絶縁物の劣化具合などを検出する。なお、検出方法の詳細は、ブレーキシューを例として後述する。また、ここに挙げた消耗部品は一例であり、検出器1の検出対象は、これらの例に限定されない。
検出器1の検出結果は、データ処理部2に送られる。データ処理部2は、検出器1の検出結果に基づいて、部品の寿命に関する情報である寿命情報を生成する。寿命情報の詳細は、後述する。
寿命情報は、送信処理部3に送られる。送信処理部3は、寿命情報を集約して、保守管理システムの地上側のシステムである保守管理地上システム100に送信する。
保守管理地上システム100は、図2に示されるように、サーバ装置10及び端末装置14,15,16を備えるコンピュータシステムである。サーバ装置10は、データ管理部11と、判断部12と、発注処理部13と、部品交換指示部20と、在庫管理部30とを備えている。
図2では、保守管理地上システム100が、管理部門61、資材部門62及び保守部門63という3つの部門で使用される例が示されている。具体的に、サーバ装置10及び端末装置14は、管理部門61で使用される。端末装置15は、資材部門62で使用される。端末装置16は、保守部門63で使用される。
管理部門61は、車両5の保守業務を管理する部門である。図2では、部品の発注も管理部門61で実施される例としている。資材部門62は、発注した部品の受け入れを行う部門である。受け入れた部品は、部品倉庫31に保管される。保守部門63は、部品交換作業を行う部門である。部品交換作業は、部品倉庫31に保管された部品を使用して実施される。各部門における詳細な動作については、後述する。
なお、図2における部門の区分及び各部門の名称は一例であり、これらの例に限定されない。他の部門又は他の名称の部門が、保守管理地上システム100を使用してもよい。また、図2では、各部門が1台の端末装置を有するように図示されているが、各部門が複数台の端末装置を有していてもよい。或いは、複数の部門が1台の端末装置を共有するようにしてもよい。
次に、サーバ装置10の機能を実現するハードウェアについて説明する。図3は、本実施の形態におけるサーバ装置10を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置10における機能、並びに、車両システム50及び端末装置14との間で実施されるデータの送受信は、例えば、図3に示した演算装置101、記憶装置102、表示装置103、入力装置104及び通信インタフェース105で実現することができる。
演算装置101は、CPU(Central Processing Unit)である。演算装置101は、中央処理装置、処理装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)と呼ばれるものであってもよい。
記憶装置102は、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、ハードディスクなどである。不揮発性又は揮発性の半導体メモリとしては、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などを例示できる。
表示装置103は、液晶モニタ、ディスプレイなどである。入力装置104は、キーボード、マウスなどである。通信インタフェース105は、例えばネットワークインタフェースカード(Network Interface Card:NIC)である。
記憶装置102には、本実施の形態におけるサーバ装置10の機能を実行するプログラム、サーバ装置10によって生成されるデータ、及びサーバ装置10によって管理されるデータベースが格納される。演算装置101は、記憶装置102に格納されたプログラムを実行する。演算装置101による演算結果及び演算装置101によって処理又は生成される情報は、記憶装置102に記憶される。記憶装置102には、通信インタフェース105を介し、車両システム50から受信した情報、端末装置14,15,16との間でやり取りされた情報なども保持される。サーバ装置10に保持されるプログラム及びデータは、表示装置103及び入力装置104を使用し、サーバ装置10の管理者によって管理される。
端末装置14,15,16も図3と同様なハードウェア構成で実現することができる。各部門における使用者は、各端末装置を使用して、各部門の業務に必要な情報及びデータを確認又は入力することができる。なお、端末装置14,15,16は、専用の装置である必要はなく、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンといった無線通信機能を有する汎用の機器であってもよい。
次に、本実施の形態に係る保守管理システムの動作について説明する。図4は、本実施の形態に係る保守管理システムの動作説明に使用するフローチャートである。なお、理解を容易とするため、車両システム50の処理では、ブレーキシューを部品の例として説明する。
ブレーキシューは、鋳鉄で形成された合金である。ブレーキシューは、空気圧及び油圧により車輪踏面に押し付ける部品である。或いは、ブレーキシューは、車輪に機械的に結合されたブレーキディスクを挟み込む形で摩擦力を発生させ、車両5に制動力を発揮する部品である。
車両5には、ブレーキシューによるブレーキ機構とは別に、回生ブレーキが搭載されている場合が多い。しかしながら、回生ブレーキは、高速度から急減速させる場合の性能が充分ではない。このため、ブレーキシューによるブレーキ機構は、車両5における必須の構成要素である。このように、ブレーキシューは、回生ブレーキが十分に機能しない条件下で車両5に充分な制動力を与える重要な部品である。
ブレーキシューは、原理上、使用するにつれて摩耗する。具体的に、発生させる摩擦力が大きく、摩擦力が生じている時間が長いほど、ブレーキシューの摩耗量は多くなる。言い替えると、ブレーキ力が大きく、ブレーキをかけている時間が長いほど、ブレーキシューの摩耗量は多くなる。その一方で、車両5の運行条件は様々であり、勾配路線及び各駅停車での運用などでブレーキ頻度が高い場合と、平坦路線の特急運用などでブレーキ頻度が低い場合とがある。また、車両5によって、回生ブレーキが装備されているものもあれば、装備されていないものもある。従って、ブレーキシューの摩耗量は、車両5によって差異が生じる。このため、検出器1は、車両5ごと、もしくは車輪ごとにブレーキシューの摩耗量に関する情報収集を行う(ステップS0)。
なお、ブレーキシューの摩耗量は、ブレーキシューの厚みを直接検出して出力する方法でよい。或いは、空気圧の大きさ及び加圧時間に基づいて、ブレーキシューの摩耗量の推定値を出力する方法でもよい。また、これら以外の方法でもよい。
検出器1によって収集された、ブレーキシューの摩耗量に関する情報は、データ処理部2へ出力される(ステップS1)。
データ処理部2は、検出器1からの情報に基づいて寿命情報を生成する(ステップS2)。寿命情報は、部品の劣化状況を推定するための情報である。具体的に、寿命情報の一例は、新品のブレーキシューの厚みに対する現状のブレーキシューの厚みの割合である。これに代えて、現状のブレーキシューの厚みそのものであってもよい。寿命情報の他の例は、空気圧の大きさと加圧時間との積である。これに代えて、空気圧の大きさと加圧時間との積の比較値に対する割合などでもよい。なお、これらの寿命情報に加え、ブレーキシューの使用を継続した場合に、あと何日程度使用できるといった残寿命を示す情報があれば好ましい。このため、データ処理部2は、寿命情報を用いてブレーキシューの残寿命を算出する(ステップS3)。なお、説明の簡便化のため、以下では、寿命情報に残寿命が含まれるものとする。データ処理部2は、寿命情報を送信処理部3へ出力する(ステップS4)。
送信処理部3は、車両内又は編成内の複数のデータ処理部2から送られた各部品の寿命情報を集約し(ステップS5)、地上側の保守管理地上システム100へ送信する(ステップS6)。以降、ステップS1からステップS6の処理が繰り返される。また、同時並行的にステップS7以下の処理が実施される。
車両システム50から送信された寿命情報は、保守管理地上システム100のデータ管理部11に入力されて保持される。データ管理部11には、1つの編成だけではなく他の編成の送信処理部3から送信された寿命情報も入力される。データ管理部11は、複数の編成の寿命情報に基づいてデータベースを作成し、作成したデータを管理する(ステップS7)。データベースには、寿命情報に加え、列車番号、車両番号、受信時刻、装置名、及び部品名を含むことが好ましい。また、データ管理部11は、部品ごとの平均寿命を算出してデータベースに保持する(ステップS7)。平均寿命の算出は、寿命情報を受信したときに実施してもよく、或いは、受信処理を行っていないときに実施してもよい。
データ管理部11は、受信した寿命情報と、データベースに保持されている平均寿命とを比較し、それらの差異が判定値以上である場合は、差異情報を生成する(ステップS7)。差異情報は、例えば、ある車両のブレーキシューの摩耗量が平均値と比較して差異がある場合、即ち当該摩耗量と同種の部品の平均値との間の差異が大きい場合に生成される情報である。この差異情報は、端末装置14,15,16を使用して確認することができる。差異情報が生成された場合、生成された差異情報が保守部門の端末装置16に強制的に出力されるようにしてもよい。このようにすれば、ブレーキシューの摩耗量が過大であることを、保守担当者に迅速に伝えることができる。また、保守担当者は、差異情報の傾向から、ブレーキシューの摩耗量の増大が空気圧の過大によるものである等、車両の異常によるものと判断することができる。これにより、保守担当者は、ブレーキシューの摩耗量を抑制するための措置を迅速に講ずることができる。
データ管理部11が受信した寿命情報は、後段の判断部12に出力される(ステップS7)。判断部12には、寿命情報に加え、搬出入情報が入力される(図2参照)。搬出入情報には、列車情報、搬入予定日情報、搬出予定日情報、営業復帰情報などが含まれる。列車情報は、定期検査が実施される列車の列車番号及び編成に関する情報である。搬入予定日情報は、定期検査の実施場所に搬入される予定日に関する情報である。搬出予定日情報は、定期検査の実施場所から搬出される予定日に関する情報である。営業復帰情報は、定期検査を終了した列車が営業運転に復帰する予定日に関する情報である。定期検査は、事前に計画されて実施されるものである。
図4におけるステップS8以降の処理については、理解を容易とするため、先に図5の説明を実施する。図5は、本実施の形態に係る保守管理システムの動作説明に使用するタイムチャートである。図5において、横軸は時間を表し、縦軸は保守作業の動きを表している。
図5には、時間軸に沿って、定期検査のスケジューリングがなされている。「前回の定期検査」は、既に実施された定期検査である。「次回の定期検査」、「次々回の定期検査」及び「次々次回の定期検査」は、今後予定される定期検査である。ハッチングで示されている矩形の左端は搬入予定日を表し、矩形の右端は搬出予定日を表している。また、現在の時刻tを「t0」とするとき、判断部12は、時刻t0以降、常時動作している。
図5には、次々回の定期検査の搬入予定日の前に寿命が到来することが見込まれる部品Aが示されている。このような部品Aが存在する場合、判断部12は、次回の定期検査時に部品Aの交換作業が実施できるように、納期を逆算した予測納期に基づいて、部品Aの発注処理を行う。
また、図5には、次々次回の定期検査の搬入予定日の前に寿命が到来することが見込まれる部品Bが示されている。この判断も時刻t0で実施される。このような部品Bが存在する場合、判断部12は、予測納期を考慮して、部品Bの交換作業を実施する定期検査を決定する。図5の例の場合、部品Bの予測納期は短いため、次回の定期検査及び次々回の定期検査の何れでも交換作業は可能である。このような場合は、次々回の定期検査時に交換作業を実施するように部品Bの発注処理が行われる。このようにすれば、部品Bの発注処理を遅らせることができるので、現在の部品Bを寿命の範囲内でより長い時間使用することができる。これにより、部品Bの総合的な使用量を減らすことができ、保守費用の増加を抑制することができる。
図4の説明に戻る。判断部12は、次々回の定期検査の搬入予定日の前までに寿命が到来する部品があるか否かを判断する(ステップS8)。該当する部品がない場合(ステップS8,No)、ステップS13に移行する。該当する部品がある場合(ステップS8,Yes)、判断部12は、当該部品を要交換部品として抽出し、発注指示を行う(ステップS9)。具体的に、判断部12は、発注指示情報を発注処理部13に送る。ステップS9の処理後は、ステップS10~S12の処理と、ステップS13以降の処理とが並行して実施される。
発注処理部13には、判断部12から送られて来た発注指示情報の他、部品に関する納期情報も入力される。発注処理部13は、発注指示情報及び納期情報に基づいて、部品メーカに対して部品の発注処理を行う(ステップS10)。例えば、部品納期が30日である場合、当該部品の交換日に間に合うように、部品交換を行う定期検査の実施期間における交換予定日から少なくとも30日前に発注処理を行う。発注処理部13は、発注部品情報を資材部門62の端末装置15へ出力する。なお、発注処理部13が発注処理を行う際、在庫管理部30が管理する在庫リストから発注部品に関する在庫情報を取得し、取得した在庫情報に基づいて発注処理を行ってもよい。例えば、在庫品が定期検査時の交換のために発注された部品ではなく、予備品として取得されたものであれば、これを活用してもよい。このようにすれば、在庫品を有効活用できる。
部品メーカから部品が納入されると、資材部門62において、受入作業が行われる(ステップS11)。受け入れた部品は、部品倉庫31へ保管される。また、部品を受け入れた際には、端末装置15に部品の入着情報が入力され、入着した部品の数である入着数が在庫リストに反映される(ステップS12)。
ステップS9の処理後は、判断部12は、現在が定期検査の実施中であるかを判断する(ステップS13)。定期検査の実施中でなければ(ステップS13,No)、ステップS7に戻り、ステップS7からの処理を繰り返す。一方、定期検査の実施中であれば(ステップS13,Yes)、次回の定期検査の搬入予定日の前までに寿命が到来する部品があるか否かを判断する(ステップS14)。該当する部品がない場合(ステップS14,No)、ステップS7に戻り、ステップS7からの処理を繰り返す。一方、該当する部品がある場合(ステップS14,Yes)、判断部12は、当該部品の部品交換を行うため、部品交換指示部20に対して部品交換を指示する(ステップS15)。具体的に、判断部12は、部品交換指示部20に対して部品交換指示情報を出力する。ステップS15の処理後は、ステップS7以降の処理を繰り返す処理と、ステップS16の処理とが並行して実施される。
部品交換指示部20は、部品交換指示情報に基づいて生成した交換指示情報を保守部門63の端末装置16へ出力する。交換指示情報は、部品の交換作業に必要な情報であり、少なくとも交換部品名、装置名、車両番号、交換日及び個数の情報が含まれている。保守部門63では、端末装置16を通じて、部品交換の指示及び情報を得ることができる。これにより、部品交換作業が行われる(ステップS16)。交換作業が終わると、端末装置16を使用して作業完了報告がなされ、部品の使用数が在庫リストに反映される。
以上、本実施の形態に係る保守管理システムの動作例について説明した。図4及び図5では、理解を容易とするため、実施予定の定期検査を、「次回の定期検査」、「次々回の定期検査」及び「次々次回の定期検査」という3つに区分して説明したが、これらの区分は本質的ではない。これらの区分に依らない、保守管理システムの動作は以下の通りである。
判断部12は、ある定期検査の搬出予定日よりも後に寿命に達すると予測される第1部品が、当該定期検査の実施期間内に新たな交換部品に交換する必要があるか否かを判断している。ここで言う「ある定期検査」を図5の「次回の定期検査」とすると、図5の「部品A」は、「次回の定期検査」の搬出予定日よりも後に寿命に達すると予測される部品である。従って、ここで言う「第1部品」は、「部品A」に該当する。また、ここで言う「ある定期検査」を図5の「次々回の定期検査」とすると、図5の「部品B」は、「次々回の定期検査」の搬出予定日よりも後に寿命に達すると予測される部品である。従って、ここで言う「第1部品」は、「部品B」に該当する。
なお、図5において、部品Aの予測納期が長い場合、判断時点において発注をかけても次回の定期検査に間に合わないケースが想定される。しかしながら、上述した保守管理システムを継続的に使用すれば、図5に示される部品A,Bの発注処理のように、納品までの充分な時間が確保されるケースが殆どである。従って、想定されるケースは、殆どないと考えてよい。また、仮に想定されるケースにおいても、当該部品の在庫品を保持しておけば、対応可能であることは言うまでもない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、判断部は、寿命情報及び搬出入情報に基づいて、定期検査の実施場所への搬出予定日よりも後に寿命に達すると予測される第1部品が、当該定期検査の実施期間内に新たな交換部品に交換する必要があるか否かを判断している。これにより、第1部品を寿命の範囲内でより長い時間使用することができるので、第1部品の総合的な使用量を減らすことができる。これにより、保守費用の増加を抑制しつつ、円滑な保守サービスを実施することができる。
また、本実施の形態によれば、発注処理部は、更に交換部品の納期を予測した納期予測情報に基づいて交換部品の発注処理を行う。また、発注処理部は、第1部品が寿命に達すると予測される時点である寿命予測時点よりも前に実施される定期検査の実施時に、第1部品の交換部品への交換が可能となるように交換部品の発注処理を行う。これらの処理により、在庫品の数量を減らして、部品倉庫での保管期間を短くすることができる。これにより、円滑な保守サービスを確実に実施することができる。
また、本実施の形態によれば、在庫管理部は、交換部品が定期検査の実施場所に入着した際に、入着した旨の入着情報及び入着した交換部品の部品数を受信して第1部品の在庫情報へ反映する。また、在庫管理部は、第1部品の交換部品への交換作業が完了した際に、部品交換が完了した旨の完了情報及び第1部品の使用情報を受信して在庫情報へ反映する。更に、部品交換指示部は、判断部によって定期検査の実施期間内に第1部品を交換部品に交換する必要があると判断された場合、第1部品を交換部品に交換するための指示情報を生成して出力する。これらの処理により、円滑な保守サービスを確実に実施することができる。
また、本実施の形態によれば、データ管理部は、寿命情報を用いて、複数の同種の部品の平均寿命を算出し、第1部品の寿命が平均寿命と比較して差異がある場合、当該差異がある旨の差異情報を生成して出力する。これにより、検査業務とは離れた通常業務の中で、部品の異常を判定することができ、不測の不具合を抑制することができる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
例えば図1及び図2では、データ処理部2までを車両5に搭載し、データ管理部11以降を保守管理地上システム100に配置しているが、この構成に限定されない。これらの構成部は、情報のやり取りが可能な範囲であれば、車両又は地上のうちの何れかの場所に配置してもよい。
また、本明細書では、鉄道車両の保守管理システムについて説明しているが、鉄道車両への適用のみに限定されるものではなく、種々の関連分野への適用が可能であることも言うまでもない。
1 検出器、2 データ処理部、3 送信処理部、5 車両、10 サーバ装置、11 データ管理部、12 判断部、13 発注処理部、14,15,16 端末装置、20 部品交換指示部、30 在庫管理部、31 部品倉庫、50 車両システム、61 管理部門、62 資材部門、63 保守部門、100 保守管理地上システム、101 演算装置、102 記憶装置、103 表示装置、104 入力装置、105 通信インタフェース。

Claims (7)

  1. 鉄道車両に搭載される部品の寿命に関する情報である寿命情報を保持及び管理するデータ管理部と、
    前記寿命情報と、前記鉄道車両の定期検査を実施する実施場所への前記鉄道車両の搬入予定日及び搬出予定日に関する情報である、入力される搬出入情報とに基づいて、前記搬出予定日よりも後に寿命に達すると予測される第1部品が、前記定期検査の実施期間内に新たな交換部品に交換する必要があるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果と、前記寿命情報と、前記交換部品の納期を予測した納期予測情報とに基づいて前記交換部品の発注処理を行う発注処理部と、
    を備え
    前記発注処理部は、前記第1部品が寿命に達すると予測される時点である寿命予測時点よりも前に実施される前記定期検査の実施時に前記第1部品の前記交換部品への交換が可能となるように前記交換部品の発注処理を行う
    とを特徴とする保守管理地上システム。
  2. 前記交換部品が前記実施場所に入着した際に、入着した旨の入着情報及び入着した前記交換部品の部品数を受信して前記第1部品の在庫情報へ反映する在庫管理部を備えたことを特徴とする請求項に記載の保守管理地上システム。
  3. 前記在庫管理部は、前記第1部品の前記交換部品への交換作業が完了した際に、部品交換が完了した旨の完了情報及び前記第1部品の使用情報を受信して前記在庫情報へ反映する
    ことを特徴とする請求項に記載の保守管理地上システム。
  4. 前記判断部によって、前記定期検査の実施期間内に前記第1部品を前記交換部品に交換する必要があると判断された場合、前記第1部品を前記交換部品に交換するための指示情報を生成して出力する部品交換指示部を備えたことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の保守管理地上システム。
  5. 前記データ管理部は、前記寿命情報を用いて、複数の同種の前記部品の平均寿命を算出し、前記第1部品の寿命が、前記平均寿命と比較して差異がある場合、当該差異がある旨の差異情報を生成して出力する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の保守管理地上システム。
  6. 請求項1からの何れか1項に記載の保守管理地上システムと、
    前記寿命情報を前記保守管理地上システムに送信する車両システムと、
    を備えたことを特徴とする保守管理システム。
  7. 前記車両システムは、前記第1部品の寿命を予測した情報を前記寿命情報として前記保守管理地上システムに送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の保守管理システム。
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