JP2011165047A - 保守計画策定システム、保守計画策定装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

保守計画策定システム、保守計画策定装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の作業を行うための産業機械を保守する計画を策定すること。
【解決手段】産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段と、産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段と、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置110とを備え、保守計画策定装置110は、産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部117と、産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部118と、産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部122と、類型分類部122が分類した類型に応じて、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部123とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、保守計画策定システム、保守計画策定装置、制御方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、特定の作業を行うための産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定システム、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置、当該保守計画策定装置を制御する制御方法、並びに当該保守計画策定装置用のプログラムに関する。
全世界の作業機械を一元的に管理し、故障の原因推定及び故障予測をする管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムでは、演算処理部は、稼働データベースと修理データベースとに現在まで蓄積されたデータに基づいて、故障予測を行うための基準値データベースを作成し、定期的に各作業機械から受信する稼働データを、この基準値データベースと比較して故障予測を行い、故障を防止するためのメンテナンス計画を策定する。
特開2000−259729号公報
特許文献1に記載の作業機械の管理システムによると、演算処理部は、定期的に各作業機械から受信する稼働データを、基準値データベースと比較して故障予測を行い、故障を防止するためのメンテナンス計画を策定する。しかしながら、このシステムでは、メンテナンス計画を策定するのに、定期的に各作業機械から受信する稼働データと基準値とを比較するだけなので、その稼働データの異常が判定されるか、あるいは異常範囲に近接した項目が抽出されてからでないと、有意なメンテナンス計画を策定することができない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、特定の作業を行うための産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定システムであって、産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段と、産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段と、第1の計測手段及び第2の計測手段によって計測された情報の各値に基づいて、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置とを備え、保守計画策定装置は、第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部と、第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部と、第1のパラメータ算出部、及び第2のパラメータ算出部が算出した各パラメータに基づいて、産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部と、類型分類部が分類した類型に応じて、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部とを有する。
第1のパラメータ算出部は、産業機械が最後に点検されてから経過した期間と、その期間内に第1の計測手段によって計測された値の変化量とに基づいて、当該値の単位期間あたりの変化量を、産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータとして算出してよい。
第2のパラメータ算出部は、産業機械が最後に点検されてから経過した時間と、その期間内に第2の計測手段によって計測された値の変化量とに基づいて、当該値の単位期間あたりの変化量を、産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータとして算出してよい。
類型分類部は、第1のパラメータ算出部、及び2のパラメータ算出部がそれぞれ算出したパラメータに基づいて、産業機械の利用形態の傾向を、特定の仕事のために動作する頻度が高い高仕事型、又は特定の仕事以外のために動作する頻度が高い低仕事型のいずれかの類型に分類してよい。
類型分類部は、第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上であり、第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下である場合、産業機械の利用形態の傾向を高仕事型の類型に分類してよい。
類型分類部は、第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下であり、第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上である場合、産業機械の利用形態の傾向を低仕事型の類型に分類してよい。
類型分類部は、第1のパラメータ算出部、及び2のパラメータ算出部がそれぞれ算出したパラメータに基づいて、産業機械の利用形態の傾向を、高仕事型、低仕事型の類型に加え、更に、特定の仕事のために動作する頻度とそれ以外のために動作する頻度のどちらも高い高稼働型、又は特定の仕事のために動作する頻度とそれ以外のために動作する頻度のどちらも低い低稼働型のいずれかの類型に分類してよい。
類型分類部は、第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上であり、第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上である場合、産業機械の利用形態の傾向を高稼働型の類型に分類してよい。
類型分類部は、第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下であり、第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下である場合、産業機械の利用形態の傾向を低稼働型の類型に分類してよい。
保守計画策定部は、類型分類部が分類した類型に応じて、産業機械を点検すべき時期についての計画を策定してよい。
保守計画策定部は、類型分類部が分類した類型に応じて、産業機械を点検するのに掛かる費用についての計画を策定してよい。
保守計画策定装置は、産業機械が最後に点検されてから第1の計測手段によって計測された情報の値の変化量の合計が、閾値を超えたか否かを判定する第1の変化量判定部と、産業機械が最後に点検されてから第2の計測手段によって計測された情報の値の変化量の合計が、閾値を超えたか否かを判定する第2の変化量判定部とを更に有し、保守計画策定部は、変化量の合計が閾値を超えたと第1の変化量判定部、又は第2の判定部が判定した場合、産業機械を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮してよい。
産業機械が稼働することによって変化する情報の値を計測する第3の計測手段を更に備え、保守計画策定装置は、産業機械が最後に点検されてから第3の計測手段によって計測された情報の値の変化量の合計が、閾値を超えたか否かを判定する第3の変化量判定部を更に有し、保守計画策定部は、変化量の合計が閾値を超えたと第1の変化量判定部、第2の変化量判定部、又は第3の変化量判定部が判定した場合、産業機械を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮してよい。
本発明の第2の形態によると、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置であって、産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部と、産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部と、第1のパラメータ算出部、及び第2のパラメータ算出部が算出した各パラメータに基づいて、産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部と、類型分類部が分類した類型に応じて、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部とを備える。
本発明の第3の形態によると、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置を制御する制御方法であって、産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出段階と、産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出段階と、第1のパラメータ算出段階、及び第2のパラメータ算出段階において算出された各パラメータに基づいて、産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類段階と、類型分類段階において分類された類型に応じて、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定段階とを備える。
本発明の第4の形態によると、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置用のプログラムであって、保守計画策定装置を、産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部、産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部、第1のパラメータ算出部、及び第2のパラメータ算出部が算出した各パラメータに基づいて、産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部、類型分類部が分類した類型に応じて、産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部として機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、産業機械の利用形態の傾向によって、産業機械を保守する計画を策定する。そのため、産業機械に異常の兆候がなくても、有意なメンテナンス計画を策定することができる。
一実施形態に係る隊列走行システム100の利用環境の一例を示す図である。 サーバ110のブロック構成の一例を示す図である。 サーバ110の動作フローの一例を示す図である。 変化量情報格納部111が格納している情報の一例をテーブル形式で示す図である。 産業機械情報格納部112が格納している情報の一例をテーブル形式で示す図である。 基本計画情報格納部113が格納している情報の一例をテーブル形式で示す図である。 保守計画情報格納部114が格納している情報の一例をテーブル形式で示す図である。 サーバ110のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る保守計画策定システム100の利用環境の一例を示す。保守計画策定システム100は、世界各地で利用されている複数のフォークリフト200a、b、c、・・・(以下、フォークリフト200と総称する。)を保守する計画を策定する。各フォークリフト200は、主に工場や倉庫、ホームセンター等の倉庫型小売店、貨物駅、港湾等の構内等の作業現場で利用される。フォークリフト200aには、フォークリフト200aが荷役作業のために動作した時間を計測する作業時間計測器、フォークリフト200aが走行した距離を計測する走行距離計測器、フォークリフト200aが稼働した時間を計測する稼働時間計測器、及び通信アンテナ201aが設けられている。なお、フォークリフト200は、この発明における「特定の作業を行うための産業機械」の一例であってよい。
なお、フォークリフト200a以外のフォークリフト200b、c、・・・も、フォークリフト200aが有する構成要素と同じ構成要素を有する。以後の説明では、フォークリフト200が有する構成要素がいずれのフォークリフト200の構成要素であるかを区別する場合には、各構成要素を有するフォークリフト200と同じ添え字(a、b、c、・・・)を各構成要素の末尾に付して区別する。例えば、通信アンテナ201a、通信アンテナ201b、及び通信アンテナ201cは、それぞれフォークリフト200a、フォークリフト200b、及びフォークリフト200cの構成要素であることを示す。
また、以後の説明において、添え字が付されていない構成要素の機能及び動作は、同じ符号が付されたいずれの構成要素の機能及び動作を示す。例えば、通信アンテナ200で説明された機能及び動作は、通信アンテナ200a、通信アンテナ200b、及び通信アンテナ200cの機能及び動作を示す。
保守計画策定システム100は、サーバ110、複数の車載コンピュータ130a、b、c、・・・(以下、車載コンピュータ130と総称する。)、複数の中継装置150a、b、c、・・・(以下、中継装置150と総称する。)、及び通信回線170を備える。なお、通信回線170は、インターネット等のコンピュータネットワーク、通信事業者のコアネットワーク、及び種々のローカルネットワークであってよい。
サーバ110は、各フォークリフト200を保守する計画を策定する。具体的には、サーバ110は、通信回線170を介して各中継装置150と電気的に接続されている。そして、サーバ110は、各フォークリフト200が荷役作業を行った時間、各フォークリフト200が走行した距離、及び各フォークリフト200が稼働した時間を示す情報を各中継装置150から受信すると、これら情報に基づいて、各フォークリフト200を保守する計画を策定する。なお、サーバ110は、この発明における「保守計画策定装置」の一例であってよい。また、各フォークリフト200が荷役作業を行った時間は、この発明における「産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値」の一例であってよい。また、各フォークリフト200が走行した距離は、この発明における「産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値」の一例であってよい。また、各フォークリフト200が稼働した時間は、この発明における「産業機械が稼働することによって変化する情報の値」の一例であってよい。
車載コンピュータ130は、フォークリフト200の各種情報を中継装置150に送信する。具体的には、車載コンピュータ130aは、フォークリフト200aに搭載されている。車載コンピュータ130aは、作業時間計測器、走行距離計測器、及び稼働時間計測器とそれぞれデータケーブルを介して電気的に接続されている。また、車載コンピュータ130aは、通信アンテナ201aと通信ケーブルを介して電気的に接続されている。そして、車載コンピュータ130aは、作業時間計測器、走行距離計測器、及び稼働時間計測器からそれぞれ出力されたデータの入力を受け付けると、それらデータを、通信アンテナ201aを介して中継装置150aに無線送信する。同様に、車載コンピュータ130bは、フォークリフト200bの各種情報を中継装置150aに送信する。また、車載コンピュータ130cは、フォークリフト200cの各種情報を中継装置150aに送信する。また、車載コンピュータ130dは、フォークリフト200dの各種情報を中継装置150bに送信する。また、車載コンピュータ130eは、フォークリフト200eの各種情報を中継装置150bに送信する。また、車載コンピュータ130fは、フォークリフト200fの各種情報を中継装置150cに送信する。なお、作業時間計測器は、この発明における「第1の計測手段」の一例であってよい。また、走行距離計測器は、この発明における「第2の計測手段」の一例であってよい。また、稼働時間計測器は、この発明における「第3の計測手段」の一例であってよい。
中継装置150は、各車載コンピュータ130から送信されたデータをサーバ110に転送する。具体的には、各中継装置150は、各フォークリフト200が利用されている作業現場にそれぞれ設けられている。中継装置150は、その作業現場で利用されている各車載コンピュータ130から送信されたデータを受信すると、そのデータを記憶する。そして、中継装置150は、記憶しているデータを所定時間置きにサーバ110に送信する。
このような保守計画策定システム100においては、フォークリフト200aのエンジンが始動すると、フォークリフト200aに設けられている稼働時間計測器は、フォークリフト200aの稼働時間の計測を開始する。そして、フォークリフト200aのエンジンが停止すると、フォークリフト200aに設けられている稼働時間計測器は、フォークリフト200aが稼働した時間を示すデータを車載コントローラ130aに出力する。フォークリフト200aに設けられている稼働時間計測器は、フォークリフト200aが稼働する度に、このような処理を繰り返す。
また、フォークリフト200aが走行を開始すると、フォークリフト200aに設けられている走行距離計測器は、フォークリフト200aの走行距離の計測を開始する。そして、フォークリフト200aが走行を停止すると、フォークリフト200aに設けられている走行距離計測器は、フォークリフト200aが走行した距離を示すデータを車載コンピュータ130aに出力する。フォークリフト200aに設けられている走行距離計測器は、フォークリフト200aが走行する度に、このような処理を繰り返す。
また、フォークリフト200aが荷役作業を開始すると、フォークリフト200aに設けられている作業時間計測器は、フォークリフト200aの荷役作業時間の計測を開始する。そして、フォークリフト200aが荷役作業を終えると、フォークリフト200aに設けられている作業時間計測機は、フォークリフト200aが荷役作業を行った時間を示すデータを車載コンピュータ130aに出力する。フォークリフト200aに設けられている作業時間計測機は、フォークリフト200aが荷役作業を繰り返す度に、このような処理を繰り返す。
車載コンピュータ130aは、稼働時間計測器、走行距離計測器、及び作業時間計測器からそれぞれ出力されたデータの入力を受け付けると、そのデータを中継装置150aに送信する。中継装置150aは、車載コンピュータ130aから送信されたデータを受信すると、そのデータを記憶する。そして、中継装置150aは、記憶しているデータを所定時間置きにサーバ110に送信する。
サーバ110は、中継装置150aから送信されたデータを受信すると、受信したデータと、フォークリフト200aが最後に点検されてから経過した期間とに基づいて、フォークリフト200aの単位期間あたりの荷役作業時間と走行距離とを算出する。そして、サーバ110は、算出した単位期間あたりの荷役作業時間と走行距離の値に基づいて、フォークリフト200aの利用形態の傾向を、走行する頻度よりも荷役作業する頻度が高い高仕事型、荷役作業する頻度よりも走行する頻度が高い低仕事型、荷役作業する頻度も走行する頻度も高い高稼働型、又は荷役作業する頻度も走行する頻度も低い低稼働型のうち、いずれかの類型に分類する。そして、サーバ110は、分類した類型に応じて、フォークリフト200aを点検する時期や費用についての保守計画を策定する。
また、サーバ110は、中継装置150aから送信されたデータを受信すると、受信したデータに基づいて、フォークリフト200aが最後に点検されてから計測されたフォークリフト200aの荷役作業時間の合計、走行距離の合計、又は稼働時間の合計が、閾値を超えたか否かを判定する。そして、サーバ110は、フォークリフト200aを点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。
なお、本実施形態では、説明が煩雑になることを防ぐことを目的として、保守計画策定システム100が一のサーバ110を備える構成について説明したが、保守計画策定システム100は、複数のサーバ110を備えてよい。
図2は、サーバ110のブロック構成の一例を示す。サーバ110は、変化量情報格納部111、産業機械情報格納部112、計画基本情報格納部113、保守計画情報格納部114、計測データ受信部115、変化量算出部116、第1のパラメータ算出部117、第2のパラメータ算出部118、第1の変化量判定部119、第2の変化量判定部120、第3の変化量判定部121、類型分類部122、保守計画策定部123、出力要求受付部124、及び保守計画データ出力部125を有する。以下に、各構成要素の機能及び動作を説明する。
計測データ受信部115は、フォークリフト200に設けられた作業時間計測器、走行距離計測器、及び稼働時間計測器によってそれぞれ計測された値を示すデータを受信する。具体的には、計測データ受信部115は、フォークリフト200に設けられた作業時間計測器、走行距離計測器、及び稼働時間計測器によってそれぞれ計測された値を示すデータを中継装置150から受信すると、受信したデータを変化量算出部116に送る。
変化量算出部116は、フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間、走行した総距離、及び稼働した総稼働時間を算出する。具体的には、変化量算出部116は、フォークリフト200に設けられた作業時間計測器、走行距離計測器、及び稼働時間計測器によってそれぞれ計測された値を示すデータを計測データ受信部115から受け取ると、受け取ったデータと、変化量情報格納部111が格納している情報とに基づいて、フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間、走行した総距離、及び稼働した総稼働時間を算出する。そして、変化量算出部116は、算出した総作業時間、総距離、及び総稼働時間を示す情報を変化量情報格納部111に格納する。また、変化量算出部116は、算出した総作業時間を示すデータを第1のパラメータ算出部117、及び第1の変化量判定部119に送る。また、変化量算出部116は、算出した総距離を示すデータを第2のパラメータ算出部118、及び第2の変化量判定部120に送る。また、変化量算出部116は、算出した総稼働時間を示すデータを第3の変化量判定部121に送る。
第1のパラメータ算出部117は、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータを算出する。具体的には、第1のパラメータ算出部117は、フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間を示すデータを変化量算出部116から受け取ると、受け取ったデータと、産業機械情報格納部112が格納している情報とに基づいて、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータを算出する。そして、第1のパラメータ算出部117は、算出したパラメータを示すデータを類型分類部122に送る。なお、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータは、この発明における「産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータ」の一例であってよい。
第2のパラメータ算出部118は、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータを算出する。具体的には、第2のパラメータ算出部118は、フォークリフト200が最後に点検されてから走行した総距離を示すデータを変化量算出部116から受け取ると、受け取ったデータと、産業機械情報格納部112が格納している情報とに基づいて、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータを算出する。そして、第2のパラメータ算出部118は、算出したパラメータを示すデータを類型分類部122に送る。なお、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータは、この発明における「産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータ」の一例であってよい。
第1の変化量判定部119は、フォークリフト200が最後に点検されてから作業時間計測器によって計測されたフォークリフト200の荷役作業時間の合計が、閾値を超えたか否かを判定する。具体的には、第1の変化量判定部119は、フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間を示すデータを変化量算出部116から受け取ると、その総作業時間が閾値を超えたか否かを判定する。そして、第1の変化量判定部119は、「フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間が、閾値を超えた」と判定した場合、その旨を示すデータを保守計画策定部123に送る。
第2の変化量判定部120は、フォークリフト200が最後に点検されてから走行距離計測器によって計測されたフォークリフト200の走行距離の合計が、閾値を超えたか否かを判定する。具体的には、第2の変化量判定部120は、フォークリフト200が最後に点検されてから走行した総距離を示すデータを変化量算出部116から受け取ると、その総距離が閾値を超えたか否かを判定する。そして、第2の変化量判定部120は、「フォークリフト200が最後に点検されてから走行した総距離が、閾値を超えた」と判定した場合、その旨を示すデータを保守計画策定部123に送る。
第3の変化量判定部121は、フォークリフト200が最後に点検されてから稼働時間計測器によって計測されたフォークリフト200の稼働時間の合計が、閾値を超えたか否かを判定する。具体的には、第3の変化量判定部121は、フォークリフト200が最後に点検されてから稼働した総稼働時間を示すデータを変化量算出部116から受け取ると、その総稼働時間が閾値を超えたか否かを判定する。そして、第3の変化量判定部121は、「フォークリフト200が最後に点検されてから稼働した総稼働時間が、閾値を超えた」と判定した場合、その旨を示すデータを保守計画策定部123に送る。
類型分類部122は、フォークリフト200の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する。具体的には、類型分類部122は、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータを第1のパラメータ算出部117から受け取り、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータを第2のパラメータ算出部118から受け取ると、これら受け取ったデータに基づいて、フォークリフト200の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する。そして、類型分類部122は、分類した類型を示すデータを保守計画策定部123に送る。
保守計画策定部123は、フォークリフト200を保守する計画を策定する。具体的には、保守計画策定部123は、フォークリフト200の利用形態の傾向を分類した類型を示すデータを類型分類部122から受け取ると、受け取ったデータと、変化量情報格納部111、産業機械情報格納部112、及び計画基本情報格納部113がそれぞれ格納している情報とに基づいて、フォークリフト200を保守する計画を策定する。そして、保守計画策定部123は、策定した計画を示す情報を保守計画情報格納部124に格納する。
また、保守計画策定部123は、「フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間が、閾値を超えた」と第1の変化量判定部119が判定した場合、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。具体的には、保守計画策定部123は、「フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間が、閾値を超えた」と判定したことを示すデータを第1の変化量判定部119から受け取ると、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。そして、保守計画策定部123は、保守計画情報格納部124が格納している情報のうち、短縮した時期の計画を示す情報を更新する。
また、保守計画策定部123は、「フォークリフト200が最後に点検されてから走行した総距離が、閾値を超えた」と第2の変化量判定部120が判定した場合、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。具体的には、保守計画策定部123は、「フォークリフト200が最後に点検されてから走行した総距離が、閾値を超えた」と判定したことを示すデータを第2の変化量判定部120から受け取ると、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。そして、保守計画策定部123は、保守計画情報格納部124が格納している情報のうち、短縮した時期の計画を示す情報を更新する。
また、保守計画策定部123は、「フォークリフト200が最後に点検されてから稼働した総稼働時間が、閾値を超えた」と第3の変化量判定部121が判定した場合、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。具体的には、保守計画策定部123は、「フォークリフト200が最後に点検されてから稼働した総稼働時間が、閾値を超えた」と判定したことを示すデータを第3の変化量判定部121から受け取ると、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する。そして、保守計画策定部123は、保守計画情報格納部124が格納している情報のうち、短縮した時期の計画を示す情報を更新する。
出力要求受付部124は、フォークリフト200を保守する計画を出力するよう要求する旨の入力を受け付ける。具体的には、出力要求受付部124は、例えば、キーボード等の入力手段を介して入力された、フォークリフト200を保守する計画の出力要求を受け付けると、その旨を示すデータを保守計画情報出力部125に送る。
保守計画情報出力部125は、フォークリフト200を保守する計画を示す表示データ等の出力用データを、ディスプレイ等の出力手段に出力する。具体的には、保守計画情報出力部125は、フォークリフト200を保守する計画の出力要求を受け付けたことを示すデータを出力要求受付部124から受け取ると、保守計画情報格納部114が格納している情報に基づいて、例えば、フォークリフト200を保守する計画を示す表示データを生成する。そして、保守計画情報格納部114は、生成した表示データを、例えば、ディスプレイ等の出力手段に出力する。
図3は、サーバ110の動作フローの一例を示す。フォークリフト200に設けられた作業時間計測器は、フォークリフト200が荷役作業のために動作する度に、その作業時間を計測し、計測した時間を示すデータを中継装置150に送信する。また、フォークリフト200に設けられた走行距離計測器は、フォークリフト200が走行する度に、その走行距離を計測し、計測した距離を示すデータを中継装置150に送信する。また、フォークリフト200に設けられた稼働時間計測器は、フォークリフト200が稼働する度に、その稼働時間を計測し、計測した時間を示すデータを中継装置150に送信する。そして、中継装置150は、作業時間計測器、走行距離計測器、及び稼働時間計測器から送信されたデータを受信すると、これらデータを記憶する。そして、中継装置150は、記憶しているデータを、例えば1日置きにサーバ110に送信する。
中継装置150から送信されたデータを計測データ受信部115が受信すると(S101)、変化量算出部116は、計測データ受信部115が受信したデータに基づいて、フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間、走行した総走行距離、及び稼働した総稼働時間を算出する(S102)。
そして、第1の変化量判定部119は、変化量算出部116が算出した総作業時間が、閾値として設定された時間を超えたか否かを判定する(S103)。そして、「フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間が、閾値を超えていない」と第1の変化量判定部119が判定した場合(S103:No)、第2の変化量判定部120は、変化量算出部116が算出した総走行距離が、閾値として設定された距離を超えたか否かを判定する(S104)。
そして、「フォークリフト200が最後に点検されてから走行距離計測器によって計測されたフォークリフト200の走行距離の合計が、閾値を超えていない」と第2の変化量判定部120が判定した場合(S104:No)、第3の変化量判定部121は、変化量算出部116が算出した総稼働時間が、閾値として設定された時間を超えたか否かを判定する(S105)。
そして、「フォークリフト200が最後に点検されてから稼働時間計測器によって計測されたフォークリフト200の稼働時間の合計が、閾値を超えていない」と第3の変化量判定部120が判定した場合(S105:No)、第1のパラメータ算出部117は、変化量算出部116が算出した総作業時間に基づいて、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータを算出する(S106)。例えば、第1のパラメータ算出部117は、フォークリフト200の単位期間あたりの荷役作業時間を、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータとして算出する。
そして、第2のパラメータ算出部118は、変化量算出部116が算出した総走行距離に基づいて、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータを算出する(S107)。例えば、第2のパラメータ算出部118は、フォークリフト200の単位期間あたりの走行距離を、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータとして算出する。
そして、類型分類部122は、フォークリフト200の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する(S108)。例えば、類型分類部122は、第1のパラメータ算出部117が算出したフォークリフト200の単位期間あたりの荷役作業時間と、閾値として設定された時間とを比較する。また、類型分類部122は、第2のパラメータ算出部117が算出したフォークリフト200の単位期間あたりの走行距離と、閾値として設定された距離とを比較する。そして、単位期間あたりの荷役作業時間が閾値以上であって、単位期間あたりの走行距離が閾値以下である場合、類型分類部122は、フォークリフト200の利用形態の傾向を、荷役作業のために動作する頻度が高い高仕事型の類型に分類する。また、単位期間あたりの荷役作業時間が閾値以下であって、単位期間あたりの走行距離が閾値以上である場合、類型分類部122は、フォークリフト200の利用形態の傾向を、走行する頻度が高い低仕事型の類型に分類する。また、単位期間あたりの荷役作業時間が閾値以上であって、単位期間あたりの走行距離が閾値以上である場合、類型分類部122は、フォークリフト200の利用形態の傾向を、荷役作業のために動作する頻度も走行する頻度もどちらも高い高稼働型の類型に分類する。また、単位期間あたりの荷役作業時間が閾値以下であって、単位期間あたりの走行距離が閾値以下である場合、類型分類部122は、フォークリフト200の利用形態の傾向を、荷役作業のために動作する頻度も走行する頻度もどちらも低い低稼働型の類型に分類する。
そして、保守計画策定部123は、類型分類部122が分類した類型に応じて、フォークリフト200を保守する計画を策定する(S109)。例えば、保守計画策定部123は、フォークリフト200を点検すべき時期や、点検にかかる費用についての計画を策定する。
そして、フォークリフト200を保守する計画を出力するよう要求する旨の入力を、出力要求受付部124が受け付けると(S110)、保守計画情報出力部125は、例えば、保守計画策定部123が策定した計画を示す表示データ等の出力用データを、ディスプレイ等の出力手段に出力する(S111)。このようにして、例えば、ディスプレイには、フォークリフト200を保守する計画が表示されることになる。
サーバ110は、中継装置150から送信されたデータを受信する度に、ステップS101〜S111に関連して説明した処理を繰り返す。このとき、保守計画策定部123は、策定した計画を示す情報を保守計画情報格納部114に格納している。
そこで、「フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間が、閾値を超えた」と第1の変化量判定部119が判定した場合(S103:Yes)、保守計画策定部123は、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する(S112)。そして、保守計画策定部123は、保守計画情報格納部124が格納している情報のうち、短縮した時期の計画を示す情報を更新する。
同様に、「フォークリフト200が最後に点検されてから走行距離計測器によって計測されたフォークリフト200の走行距離の合計が、閾値を超えた」と第2の変化量判定部120が判定した場合(S104:Yes)、保守計画策定部123は、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する(S112)。そして、保守計画策定部123は、保守計画情報格納部124が格納している情報のうち、短縮した時期の計画を示す情報を更新する。
同様に、「フォークリフト200が最後に点検されてから稼働時間計測器によって計測されたフォークリフト200の稼働時間の合計が、閾値を超えた」と第3の変化量判定部120が判定した場合(S105:Yes)、保守計画策定部123は、フォークリフト200を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する(S112)。そして、保守計画策定部123は、保守計画情報格納部124が格納している情報のうち、短縮した時期の計画を示す情報を更新する。
図4は、変化量情報格納部111が格納している情報の一例をテーブル形式で示す。変化量情報格納部111は、車体番号、総作業時間、総走行距離、及び総稼働時間を対応付けて格納している。
車体番号は、保守計画策定システム100によって保守する計画が策定される対象のフォークリフト200の中で、各フォークリフト200を一意に識別するための識別符号であってよい。総作業時間は、車体番号によって識別されるフォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った時間の合計値であってよい。総走行距離は、車体番号によって識別されるフォークリフト200が最後に点検されてから走行した距離の合計値であってよい。総稼働時間は、車体番号によって識別されるフォークリフト200が最後に点検されてから稼働した時間の合計値であってよい。
変化量算出部116は、変化量情報格納部111が格納しているこれら情報と、計測データ受信部115から受け取ったデータとに基づいて、フォークリフト200が最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間、走行した総距離、及び稼働した総稼働時間を算出する。例えば、変化量算出部116は、車体番号「001」のフォークリフト200aが1日の間に荷役作業を行った作業時間「1時間」、走行した距離「13km」、及び稼働した時間「2時間」を示すデータを計測データ受信部115から受け取ったと仮定する。その場合、変化量算出部116は、変化量情報格納部111が格納している情報のうち、車体番号「001」と対応付けられている総作業時間「221時間」、総走行距離「3745km」、及び総稼働時間「523時間」を示す各情報を読み出す。そして、変化量算出部116は、読み出したこれら各情報の値に、計測データ受信部115から受け取ったデータによって示される情報の各値を加算して、車体番号「001」によって識別されるフォークリフト200aの最新の総作業時間、総走行距離、及び総稼働時間を算出する。この例の場合、変化量算出部116は、変化量情報格納部111が格納している総作業時間「221時間」に、計測データ受信部115から受け取ったデータによって示される1日の作業時間「1時間」を加算して、最新の総作業時間を「222時間」と算出する。また、変化量算出部116は、変化量情報格納部111が格納している総走行距離「3745km」に、計測データ受信部115から受け取ったデータによって示される1日の走行距離「13km」を加算して、最新の総走行距離を「3758km」と算出する。また、変化量算出部116は、変化量情報格納部111が格納している総稼働時間「523時間」に、計測データ受信部115から受け取ったデータによって示される1日の稼働時間「2時間」を加算して、最新の総稼働時間を「525時間」と算出する。そして、変化量算出部116は、算出した各値を以て、変化量情報格納部111が格納している情報を更新する。
図5は、産業機械情報格納部112が格納している情報の一例をテーブル形式で示す。産業機械情報格納部112は、車体番号、機種、最終点検日、顧客、及び所在地を対応付けて格納している。なお、車体番号は、変化量情報格納部111が格納している車体番号と同じ意味を持つ情報であるため、その詳細な説明を省略する。
機種は、車体番号によって識別されるフォークリフト200の機種を示す情報であってよい。最終点検日は、車体番号によって識別されるフォークリフト200が最後に点検された日付であってよい。顧客は、車体番号によって識別されるフォークリフト200を利用している顧客を示す情報であってよい。所在地は、車体番号によって識別されるフォークリフト200を利用している顧客の所在を示す情報であってよい。
第1のパラメータ算出部117は、産業機械情報格納部112が格納しているこれら情報と、変化量算出部116から受け取ったデータとに基づいて、フォークリフト200が荷役作業のために動作した程度を示すパラメータを算出する。例えば、第1のパラメータ算出部117は、車体番号「001」のフォークリフト200aが最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間「222時間」を示すデータを変化量算出部116から受け取ったと仮定する。その場合、第1のパラメータ算出部117は、産業機械情報格納部112が格納している情報のうち、車体番号「001」と対応付けられている最終点検日「2009年4月15日」を示す情報を読み出す。そして、第1のパラメータ算出部117は、サーバ110のシステムの時計を利用して、最終点検日「2009年4月15日」から経過している日数を算出する。例えば、サーバ110のシステムの時計から取得した日付が「2010年1月18日」である場合、第1のパラメータ117は、最終点検日「2009年4月15日」から経過している日数を「279日」と算出する。そして、第1のパラメータ算出部117は、フォークリフト200aが最後に点検されてから荷役作業を行った総作業時間「222時間」と、フォークリフト200aの最終点検日「2009年4月15日」から経過している日数「279日」とに基づいて、例えば、1年間あたりにフォークリフト200aが荷役作業を行うであろう作業時間を算出する。この例の場合、第1のパラメータ算出部117は、1年間あたりにフォークリフト200aが荷役作業を行うであろう作業時間を、222÷279×365≒290時間と算出する。
第2のパラメータ算出部118は、産業機械情報格納部112が格納しているこれら情報と、変化量算出部116から受け取ったデータとに基づいて、フォークリフト200が走行した程度を示すパラメータを算出する。例えば、第2のパラメータ算出部117は、車体番号「001」のフォークリフト200aが最後に点検されてから走行した総走行時間「3758km」を示すデータを変化量算出部116から受け取ったと仮定する。その場合、第2のパラメータ算出部118は、産業機械情報格納部112が格納している情報のうち、車体番号「001」と対応付けられている最終点検日「2009年4月15日」を示す情報を読み出す。そして、第2のパラメータ算出部118は、サーバ110のシステムの時計を利用して、最終点検日「2009年4月15日」から経過している日数を算出する。例えば、サーバ110のシステムの時計から取得した日付が「2010年1月18日」である場合、第2のパラメータ118は、最終点検日「2009年4月15日」から経過している日数を「279日」と算出する。そして、第2のパラメータ算出部118は、フォークリフト200aが最後に点検されてから走行した総走行距離「3758km」と、フォークリフト200aの最終点検日「2009年4月15日」から経過している日数「279日」とに基づいて、例えば、1年間あたりにフォークリフト200aが走行するであろう走行距離を算出する。この例の場合、第2のパラメータ算出部118は、1年間あたりにフォークリフト200aが走行するであろう走行距離を、3758÷279×365≒4916kmと算出する。
類型分類部122は、第1のパラメータ算出部117、及び第2のパラメータ算出部118がそれぞれ算出したこれら各値に基づいて、フォークリフト200の利用形態の傾向を、上述した高仕事型、低仕事型、高稼働型、及び低稼働型のいずれかの類型に分類する。例えば、類型分類部122は、第1のパラメータ算出部117が算出したフォークリフト200の単位期間あたりの荷役作業時間と、閾値として設定された時間「300時間」とを比較する。また、類型分類部122は、第2のパラメータ算出部117が算出したフォークリフト200の単位期間あたりの走行距離と、閾値として設定された距離「5000km」とを比較する。上述した例の場合、第1のパラメータ算出部117は、1年間あたりにフォークリフト200aが荷役作業を行うであろう作業時間を、「290時間」と算出している。また、第2のパラメータ算出部118は、1年間あたりにフォークリフト200aが走行するであろう走行距離を、4916kmと算出している。この例の場合、第1のパラメータ算出部117、及び第2のパラメータ算出部118がそれぞれ算出したパラメータは、いずれも閾値以下である。したがって、類型分類部122は、フォークリフト200aの利用形態の傾向を、低稼働型の類型に分類する。
図6は、計画基本情報格納部113が格納している情報の一例をテーブル形式で示す。計画基本情報格納部113は、サービス項目、高仕事型、低仕事型、高稼働型、及び低稼働型を対応付けて格納している。
サービス項目は、フォークリフト200aの点検内容を示す情報であってよい。高仕事型は、高仕事型の類型に分類されるフォークリフト200aを、最後に点検を行ってから再点検すべき、各点検内容の期間を示す情報であってよい。低仕事型は、低仕事型の類型に分類されるフォークリフト200aを、最後に点検を行ってから再点検すべき、各点検内容の期間を示す情報であってよい。高稼働型は、高稼働型の類型に分類されるフォークリフト200aを、最後に点検を行ってから再点検すべき、各点検内容の期間を示す情報であってよい。低稼働型は、低稼働型の類型に分類されるフォークリフト200aを、最後に点検を行ってから再点検すべき、各点検内容の期間を示す情報であってよい。
保守計画策定部123は、変化量情報格納部111、産業機械情報格納部112、及び計画基本情報格納部113がそれぞれ格納しているこれら情報と、類型分類部122から受け取ったデータとに基づいて、フォークリフト200を保守する計画を策定する。例えば、保守計画策定部123は、車体番号「001」のフォークリフト200aの利用形態の傾向が低稼働型であることを示すデータを類型分類部122から受け取ったと仮定する。その場合、保守計画策定部123は、変化量情報格納部111、及び産業機械情報格納部111が格納している情報のうち、車体番号「001」と対応付けられている各種情報を読み出す。そして、保守計画策定部123は、これら読み出した各情報を以て、保守計画情報格納部114が格納している情報を更新する。また、保守計画策定部123は、基本計画情報格納部113が格納している情報に基づいて、各点検内容の点検予定日を算出し、その算出した日付を以て、保守計画情報格納部114が格納している情報を格納する。この例の場合、保守計画策定部123は、計画基本情報格納部113が格納している情報のうち、低稼働型の類型に分類されるフォークリフト200aを再点検すべき、各点検内容の期間を示す情報を読み出す。また、保守計画策定部123は、産業機械情報格納部111が格納している情報のうち、車体番号「001」のフォークリフト200aの最終点検日「2009年4月15日」を示す情報を読み出す。そして、保守計画策定部123は、最終点検日「2009年4月15日」に、計画基本情報格納部113から読み出した各点検内容の期間を加算して、フォークリフト200aを再点検すべき日付を算出する。例えば、低稼働型のサービス項目「油圧保守」の点検期間は、「1年」である。したがって、保守計画策定部123は、最終点検日「2009年4月15日」に点検期間「1年」を加算して、サービス項目「油圧保守」に該当する再点検を受けるべき日付を「2010年4月15日」と算出する。
この例の場合、計画基本情報格納部113は、最後に点検を行ってから再点検すべき、各点検内容の期間を格納している。その他、基本計画情報格納部113は、各点検内容の点検を行うのに掛かる費用を示す情報を格納してよい。その場合、保守計画策定部123は、計画基本情報格納部113が格納している情報に基づいて、フォークリフト200を点検するのに掛かる費用についての計画を策定することができるようになる。
図7は、保守計画情報格納部114が格納している情報の一例をテーブル形式で示す。保守計画情報格納部114は、顧客、車体番号、機種、所在地、及び点検予定日を対応付けて格納している。なお、車体番号は、変化量情報格納部111が格納している車体番号と同じ意味を持つ情報であるため、その詳細な説明を省略する。また、顧客、機種、及び所在地の各情報は、産業機械情報格納部112が格納している各情報と同じ意味を持つ情報であるため、その詳細な説明を省略する。
この例の場合、保守計画策定部123は、顧客、車体番号、機種、所在地、及び点検予定日を対応付けて格納しているが、変化量情報格納部111、産業機械情報格納部112、及び計画基本情報格納部113がそれぞれ格納しているこれら情報のうち、所望の情報を、保守計画情報格納部114に格納するようにしてよい。
以上説明したように、保守計画策定システム100は、フォークリフト200の利用形態の傾向によって、フォークリフト200を保守する計画を策定する。そのため、保守計画策定システム100においては、フォークリフト200に異常の兆候がなくても、有意なメンテナンス計画を策定することができる。
図8は、サーバ110をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す。サーバ110は、CPU(Central Processing Unit)周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ901により相互に接続されるCPU902、RAM(Random Access Memory)903、グラフィック・コントローラ904、及び表示装置905を有する。入出力部は、入出力コントローラ906によりホスト・コントローラ901に接続される通信インターフェイス907、ハードディスクドライブ908、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ909を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ906に接続されるROM(Read Only Memory)910、フレキシブルディスク・ドライブ911、及び入出力チップ912を有する。
ホスト・コントローラ901は、RAM903と、高い転送レートでRAM903をアクセスするCPU902、及びグラフィック・コントローラ904とを接続する。CPU902は、ROM910、及びRAM903に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ904は、CPU902等がRAM903内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置905上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ904は、CPU902等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ906は、ホスト・コントローラ901と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ908、通信インターフェイス907、CD−ROMドライブ909を接続する。ハードディスクドライブ908は、CPU902が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス907は、ネットワーク通信装置991に接続してプログラム又はデータを送受信する。CD−ROMドライブ909は、CD−ROM992からプログラム又はデータを読み取り、RAM903を介してハードディスクドライブ908、及び通信インターフェイス907に提供する。
入出力コントローラ906には、ROM910と、フレキシブルディスク・ドライブ911、及び入出力チップ912の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM910は、サーバ110が起動時に実行するブート・プログラム、あるいはサーバ110のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ911は、フレキシブルディスク993からプログラム又はデータを読み取り、RAM903を介してハードディスクドライブ908、及び通信インターフェイス907に提供する。入出力チップ912は、フレキシブルディスク・ドライブ911、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU902が実行するプログラムは、フレキシブルディスク993、CD−ROM992、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ908にインストールされ、RAM903に読み出されてCPU902により実行される。CPU902により実行されるプログラムは、サーバ110を、図1から図7に関連して説明した産業機械情報格納部112、変化量情報格納部111、計画基本情報格納部113、保守計画情報格納部114、計測データ受信部115、変化量算出部116、第1のパラメータ算出部117、第2のパラメータ算出部118、第1の変化量判定部119、第2の変化量判定部120、第3の変化量判定部121、類型分類部122、保守計画策定部123、出力要求受付部124、及び保守計画データ出力部125として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク993、CD−ROM992の他に、DVD(Digital Versatile Disk)又はPD(Phase Disk)等の光学記録媒体、MD(MiniDisk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして保守計画策定システム100を提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 保守計画策定システム
110 サーバ
111 変化量情報格納部
112 産業機械情報格納部
113 計画基本情報格納部
114 保守計画情報格納部
115 計測データ受信部
116 変化量算出部
117 第1のパラメータ算出部
118 第2のパラメータ算出部
119 第1の変化量判定部
120 第2の変化量判定部
121 第3の変化量判定部
122 類型分類部
123 保守計画策定部
124 出力要求受付部
125 保守計画データ出力部
130 車載コンピュータ
150 中継装置
170 通信回線
901 ホスト・コントローラ
902 CPU
903 RAM
904 グラフィック・コントローラ
905 表示装置
906 入出力コントローラ
907 通信インターフェイス
908 ハードディスクドライブ
909 CD−ROMドライブ
910 ROM
911 フレキシブルディスク・ドライブ
912 入出力チップ
991 ネットワーク通信装置
992 CD−ROM
993 フレキシブルディスク

Claims (16)

  1. 特定の作業を行うための産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定システムであって、
    前記産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段と、前記産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段と、前記第1の計測手段及び前記第2の計測手段によって計測された情報の各値に基づいて、前記産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置とを備え、
    前記保守計画策定装置は、
    前記第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部と、
    前記第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部と、
    前記第1のパラメータ算出部、及び前記第2のパラメータ算出部が算出した各パラメータに基づいて、前記産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部と、
    前記類型分類部が分類した類型に応じて、前記産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部と
    を有する保守計画策定システム。
  2. 前記第1のパラメータ算出部は、前記産業機械が最後に点検されてから経過した期間と、その期間内に前記第1の計測手段によって計測された値の変化量とに基づいて、当該値の単位期間あたりの変化量を、前記産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータとして算出する
    請求項1に記載の保守計画策定システム。
  3. 前記第2のパラメータ算出部は、前記産業機械が最後に点検されてから経過した時間と、その期間内に前記第2の計測手段によって計測された値の変化量とに基づいて、当該値の単位期間あたりの変化量を、前記産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータとして算出する
    請求項1又は2に記載の保守計画策定システム。
  4. 前記類型分類部は、前記第1のパラメータ算出部、及び前記2のパラメータ算出部がそれぞれ算出したパラメータに基づいて、前記産業機械の利用形態の傾向を、特定の仕事のために動作する頻度が高い高仕事型、又は特定の仕事以外のために動作する頻度が高い低仕事型のいずれかの類型に分類する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の保守計画策定システム。
  5. 前記類型分類部は、前記第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上であり、前記第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下である場合、前記産業機械の利用形態の傾向を前記高仕事型の類型に分類する
    請求項4に記載の保守計画策定システム。
  6. 前記類型分類部は、前記第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下であり、前記第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上である場合、前記産業機械の利用形態の傾向を前記低仕事型の類型に分類する
    請求項4又は5に記載の保守計画策定システム。
  7. 前記類型分類部は、前記第1のパラメータ算出部、及び前記2のパラメータ算出部がそれぞれ算出したパラメータに基づいて、前記産業機械の利用形態の傾向を、前記高仕事型、前記低仕事型の類型に加え、更に、特定の仕事のために動作する頻度とそれ以外のために動作する頻度のどちらも高い高稼働型、又は特定の仕事のために動作する頻度とそれ以外のために動作する頻度のどちらも低い低稼働型のいずれかの類型に分類する
    請求項4乃至6のいずれかに記載の保守計画策定システム。
  8. 前記類型分類部は、前記第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上であり、前記第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以上である場合、前記産業機械の利用形態の傾向を前記高稼働型の類型に分類する
    請求項7に記載の保守計画策定システム。
  9. 前記類型分類部は、前記第1のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下であり、前記第2のパラメータ算出部が算出したパラメータが閾値以下である場合、前記産業機械の利用形態の傾向を前記低稼働型の類型に分類する
    請求項7又は8に記載の保守計画策定システム。
  10. 前記保守計画策定部は、前記類型分類部が分類した類型に応じて、前記産業機械を点検すべき時期についての計画を策定する
    請求項1乃至9のいずれかに記載の保守計画策定システム。
  11. 前記保守計画策定部は、前記類型分類部が分類した類型に応じて、前記産業機械を点検するのに掛かる費用についての計画を策定する
    請求項1乃至10のいずれかに記載の保守計画策定システム。
  12. 前記保守計画策定装置は、
    前記産業機械が最後に点検されてから前記第1の計測手段によって計測された情報の値の変化量の合計が、閾値を超えたか否かを判定する第1の変化量判定部と、
    前記産業機械が最後に点検されてから前記第2の計測手段によって計測された情報の値の変化量の合計が、閾値を超えたか否かを判定する第2の変化量判定部と
    を更に有し、
    前記保守計画策定部は、変化量の合計が閾値を超えたと前記第1の変化量判定部、又は前記第2の判定部が判定した場合、前記産業機械を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する
    請求項10又は11に記載の保守計画策定システム。
  13. 前記産業機械が稼働することによって変化する情報の値を計測する第3の計測手段を更に備え、
    前記保守計画策定装置は、
    前記産業機械が最後に点検されてから前記第3の計測手段によって計測された情報の値の変化量の合計が、閾値を超えたか否かを判定する第3の変化量判定部
    を更に有し、
    前記保守計画策定部は、変化量の合計が閾値を超えたと前記第1の変化量判定部、前記第2の変化量判定部、又は前記第3の変化量判定部が判定した場合、前記産業機械を点検すべき時期の計画において、その時期を短縮する
    請求項12に記載の保守計画策定システム。
  14. 産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置であって、
    前記産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部と、
    前記産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部と、
    前記第1のパラメータ算出部、及び前記第2のパラメータ算出部が算出した各パラメータに基づいて、前記産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部と、
    前記類型分類部が分類した類型に応じて、前記産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部と
    を備える保守計画策定装置。
  15. 産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置を制御する制御方法であって、
    前記産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出段階と、
    前記産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出段階と、
    前記第1のパラメータ算出段階、及び前記第2のパラメータ算出段階において算出された各パラメータに基づいて、前記産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類段階と、
    前記類型分類段階において分類された類型に応じて、前記産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定段階と
    を備える制御方法。
  16. 産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定装置用のプログラムであって、前記保守計画策定装置を、
    前記産業機械が特定の仕事のために動作することによって変化する情報の値を計測する第1の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事のために動作した程度を示すパラメータを算出する第1のパラメータ算出部、
    前記産業機械が特定の仕事以外のために動作することによって変化する情報の値を計測する第2の計測手段によって計測された情報の値に基づいて、前記産業機械が特定の仕事以外のために動作した程度を示すパラメータを算出する第2のパラメータ算出部、
    前記第1のパラメータ算出部、及び前記第2のパラメータ算出部が算出した各パラメータに基づいて、前記産業機械の利用形態の傾向を、予め定められた複数の類型のうち、いずれかの類型に分類する類型分類部、
    前記類型分類部が分類した類型に応じて、前記産業機械を保守する計画を策定する保守計画策定部
    として機能させるプログラム。
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