JP7093545B2 - ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法、並びにケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いた結晶配向アパタイト - Google Patents
ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法、並びにケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いた結晶配向アパタイト Download PDFInfo
- Publication number
- JP7093545B2 JP7093545B2 JP2018126484A JP2018126484A JP7093545B2 JP 7093545 B2 JP7093545 B2 JP 7093545B2 JP 2018126484 A JP2018126484 A JP 2018126484A JP 2018126484 A JP2018126484 A JP 2018126484A JP 7093545 B2 JP7093545 B2 JP 7093545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- lanthanum
- oxyapatite
- silicate
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Description
このようなケイ酸ランタンオキシアパタイトの結晶配向アパタイトは、高い酸化物イオン伝導率を有することから、酸化物イオン伝導体または固体電解質として有用であるが、クラックの無い高品質な結晶配向アパタイトを効率よく製造する方法の提示が望まれており、改良の余地が残されていた。
また、非特許文献5には、アルカリ土類金属ハロゲン化物のSrCl2をフラックス(融剤)として用いることで、六方晶系アパタイト(化学式:SrPr4(SiO4)3O)の結晶粒子を作製する方法が報告されている。しかし、非特許文献5に報告されたフラックス法を用いた六方晶系アパタイトの単結晶の育成実験では、得られる単結晶はc軸方向に伸長し、かつ(100)面が発達した柱状結晶である。すなわち、従来技術においては(001)面が発達した板状のアパタイト単結晶を効率的に得ることができないため、既述のテンプレート粒成長法を用いて結晶配向アパタイトを作製することが困難であるという問題があった。
また、本発明は、高い酸化物イオン伝導率を有する酸化物イオン伝導体及び固体電解質を提供することを目的とする。
(1)ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶であり、板状結晶粒子の発達面の直径を厚みで割った値(直径/厚み:アスペクト比)が3以上であることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。その直径とは、板状結晶粒子の発達面と同じ面積を有する円の直径のことである。
(2)アルカリ金属元素又はアルカリ土類金属元素(Mgを含む)、及びハロゲン元素を固溶することを特徴とする前記(1)に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(3)前記(2)に記載のアルカリ金属元素がKでありハロゲン元素がFであることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(4)一般式が(LaaAbBc)(Si6-d□d)(O26-eCe)(式中、Aは一種類または複数種類のアルカリ金属元素を表し、Bは一種類または複数種類のアルカリ土類金属元素(Mgを含む)を表し、Cは一種類または複数種類のハロゲン元素を表し、□はSi席の空孔を表す。さらに、8≦a+b+c≦10、0≦e≦1、3a+b+2c-4d+e=28である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(5)一般式が(LaaAb)(Si6-c□c)(O26-dBd)(式中、Aは一種類または複数種類のアルカリ金属元素を表し、Bは一種類または複数種類のハロゲン元素を表し、□はSi席の空孔を表す。さらに、8≦a+b≦10、0≦d≦1、3a+b-4c+d=28である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(6)前記(5)に記載の一般式が(LaaKb)(Si6-c□c)(O26-dFd)(式中、□はSi席の空孔を表す。さらに、8≦a+b≦10、0≦d≦1、3a+b-4c+d=28である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(7)一般式が(La10-x-yAxBy)Si5.5+0.5x+0.25y-0.25z(O26-zCz)(式中、Aは一種類または複数種類のアルカリ金属元素を表し、Bは一種類または複数種類のアルカリ土類金属元素(Mgを含む)を表し、Cは一種類または複数種類のハロゲン元素を表す。さらに、0≦x+y≦2、0≦z≦1である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(8)前記(7)に記載の一般式が(La10-xKx)Si5.5+0.5x-0.25y(O26-yFy)(式中、0≦x≦1、0≦y≦1である。)であることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶である。
(9)前記(1)~(8)のいずれか一つに記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶に関する製造方法であって、アルカリハライド又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物をフラックスとして用いること、かつ熱処理温度の最高値が1100℃よりも低いことを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の製造方法である。
(10)前記(9)に記載のアルカリ金属元素がKでありハロゲン元素がFであって、KFをフラックスとして用いること、かつ熱処理温度の最高値が900℃またはそれ以下であることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の製造方法である。
(11)前記(1)~(8)のいずれかに一つに記載のアパタイトの板状結晶を用いてなる結晶配向アパタイトである。
(12)前記(1)~(8)のいずれか一つに記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いてなる酸化物イオン伝導体である。
(13)前記(1)~(8)のいずれか一つに記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いてなる固体電解質である。
(14)前記(1)~(8)のいずれか1つに記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶と、ケイ酸ランタンオキシアパタイトを主成分とする粉末との混合物に、熱処理を含む工程を施すことを特徴とする結晶配向アパタイト焼結体の製造方法である。
(15)前記(14)に記載のアパタイトの板状結晶の製造方法において、ケイ酸ランタンオキシアパタイトを主成分とする粉末がさらに添加物としてBaO、SrO、MgO、Al2O3、Fe2O3、GeO2およびB2O5からなる群より選択される一種類もしくは複数種類の酸化物を含むことを特徴とする結晶配向アパタイト焼結体の製造方法である。
また、本発明によれば、高い酸化物イオン伝導率を有する酸化物イオン伝導体及び固体電解質を提供することができる。
本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は、結晶粒子の外形が(001)面の発達した板状である。上述の結晶粒子の外形をより詳しく説明すると、該ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は、結晶粒子の発達面の直径を厚みで割った値(直径/厚み:アスペクト比)が3以上であり、より好ましくは5以上であることを特徴としている。
本発明においては、La2O3とSiO2からなる組成物にアルカリハライド又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物を添加した混合物を、好ましくは1100℃よりも低い温度(より好ましくは900℃またはそれ以下の温度)で加熱し、室温まで冷却することでケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を生成する。より具体的には、La2O3とSiO2からなる組成物にアルカリハライド又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物を添加した混合物を1100℃よりも低い温度に加熱すると、昇温過程でアルカリハライド又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物が融解し、その融液の中にLa2O3成分とSiO2成分が溶け込み、La2O3成分とSiO2成分、及びアルカリハライド成分又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物成分から構成される融液が生成する。この融液を1100℃よりも低い温度で加熱し続ける過程又はその後の室温までの冷却過程で、アルカリハライド又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物を主成分とするフラックスに対して、ケイ酸ランタンオキシアパタイト成分が過飽和となることでケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶が晶出する。
測定条件・使用機材は以下の通りであった。
・X線粉末回折装置:スペクトリス(株)パナリティカル事業部、X’Pert PRO Alpha-1
・入射X線:CuKα1線(45kV×40mA)
・2θ範囲:10.0°から70.0°
ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶だけでなく、ケイ酸ランタンオキシアパタイト以外の結晶相が晶出する場合には、生成物からケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を分離することが好ましい。具体的には、ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の結晶サイズは、ケイ酸ランタンオキシアパタイト以外の結晶相の結晶サイズと比較してより大きいものが多いので、ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶とケイ酸ランタンオキシアパタイト以外の結晶相は篩を用いて概ね分離することができる。
テンプレート粒成長法を用いて配向多結晶体を作製するためには、アスペクト比が3以上であり、より好ましくは5以上である板状結晶をテンプレート粒子として用いることが好ましい。そのため、アスペクト比が3以上であり、より好ましくは5以上であるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は、テンプレート粒成長法による結晶配向アパタイトの作製に好適であるとの観点から特に有用である。
本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の主要な構成元素は、走査型電子顕微鏡(SEM)に付属のエネルギー分散型X線分光器(EDS)を用いて調べた。例えば、フラックスとしてKFを用いて作製したケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の主要な構成元素はLa、K、Si、Oであることは、元素分析の結果を示すグラフ(図3に示す)から確認できる。すなわち、フラックスの構成成分であるKがLa席に固溶していると考えられる。
測定条件・使用機材は以下の通りであった。
[測定条件・使用機材]
・ 走査型電子顕微鏡:日本電子(株)製、JSM-6010LA
・ エネルギー分散型X線分光器:日本電子(株)製、JED-2300
測定条件・使用機材は以下の通りであった。
[測定条件・使用機材]
・電子線プローブ微小部分析装置:日本電子(株)製、JXA-8230
・分光結晶:全元素分析にはTAP、LDE1L、PETJ、LIFH
・分光結晶:フッ素の検出:TAPL
・加速電圧:15kV、プローブ電流:200nA、プローブ径:15μm
本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は結晶構造中のSi席に空孔が存在するので、[La席の原子数]/[Si席の原子数]の値が1.709に達しており特許文献5で報告された[La席の原子数]/[Si席の原子数]の値の最大値(1.618)よりも大きいことから、高い酸化物イオン伝導率が期待できる。さらに、本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶はc軸に垂直な(001)面が発達した板状結晶であることから、テンプレート粒成長法に用いる板状テンプレート粒子として好適であり、酸化物イオン伝導体及び固体電解質として有用である。
本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶について、複数の板状結晶粒子の結晶構造を上記の単結晶X線回折法を用いて精密化した。精密化した結晶構造から化学式を決定してからxとy及びzの値の範囲を求めたところ、x+yは0~2の範囲の数であり、かつzは0~1の範囲の数である。
測定条件・使用機材は以下の通りであった。
[測定条件・使用機材]
・単結晶X線回折装置:ブルカー・エイエックス(株)製、D8 VENTURE
・測定温度:室温
・パソコンソフトウエア:APEX3、JANA2006
例えば、アルカリハライドのフラックスとしてフッ化カリウム(KF)を用いると、KがLa席に固溶しFがO席に固溶することから、KとFを含む化学組成であって、かつ板状結晶であれば本発明の範囲内と考えられる。
例えば、アルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物のフラックスとして塩化バリウム(BaCl2)を用いると、BaがLa席に固溶しClがO席に固溶することから、BaとClを含む化学組成であって、かつ板状結晶であれば本発明の範囲内と考えられる。
また、フラックスは一種類又は複数種類のアルカリハライドと一種類または複数種類のアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物を任意の組み合せかつ任意の量比で用いても良い。
本発明の結晶配向アパタイトは、既述の本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いてなることを特徴としている。
非特許文献5および非特許文献6には六方晶系アパタイトの単結晶を、アルカリハライドをフラックスに用いて育成すると、c軸方向に伸長した柱状結晶が得られることが報告されている。通常のフラックス法では、フラックス成分に富む融液中に原料物質をできるだけ高濃度で溶かし込むために、1100℃又はそれ以上の温度で原料物質とフラックスを加熱する。つまり、通常のフラックス法で六方晶系アパタイトの単結晶を育成すると、加熱温度が1100℃又はそれ以上の温度であるために、c軸方向に伸長した柱状結晶が得られる。こうして得られるケイ酸ランタンオキシアパタイトの柱状結晶は、テンプレート粒成長法には不適切な粒子形状をもつ。一方、本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の製造方法は、加熱工程の熱処理温度の最高値が好ましくは1100℃よりも低いことを特徴としている。より好ましくは加熱工程の熱処理温度の最高値が900℃またはそれ以下である。
本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は、高いアスペクト比(アスペクト比が3以上)を有することから、テンプレート粒成長法に用いる板状テンプレート粒子として好適であり、特に有用である。
本発明において、アスペクト比が3以上であり、より好ましくは5以上であるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶に対してドクターブレード法または該方法に準ずる方法を適用して該ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶が配向した集合体を作製し、これを加熱して結晶配向アパタイトを作製した。
該結晶配向アパタイトの配向度は、非特許文献2に記載された方法でロットゲーリングの式から算出することができる。この多結晶体の配向度を求めると0.98となり、高い配向度である。
本発明によるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、もしくは本発明によるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶とケイ酸ランタンオキシアパタイトを主成分とする粉末との混合物を用いて、高配向なケイ酸ランタンオキシアパタイト成形体やケイ酸ランタンオキシアパタイト焼結体を作製することができる。すなわち、本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は、テープ成形や押出し成形といった板状結晶に剪断力が印加される成形方法を用いて成形体を作製することで、板状結晶が配向された成形体を得ることができる。また、そのような高配向成形体を焼結させることで高配向焼結体を得ることができる。さらに、このケイ酸ランタンオキシアパタイト成形体やケイ酸ランタンオキシアパタイト焼結体には添加物質(例えばBaOなど)を均一に固溶させることが可能なため、添加物質によって付与しようとする所望の特性を最大限に発揮させることができる。なお、ケイ酸ランタンオキシアパタイト粉末が上述した添加物質を含んでいない場合には、上述した混合物の作製に際し添加物質を添加して均一に混合すればよい。
[実施例1]
本実施例では、アルカリハライド系のフラックスとしてフッ化カリウム(KF)を用いて得られるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法について説明する。
出発原料として酸化ランタン(La2O3)試薬と酸化ケイ素(SiO2)試薬、フッ化カリウム(KF)試薬を、[La2O3:SiO2:KF]=[1.00:1.29:42.64]のモル比で秤量し、原料混合粉末を準備した。この原料混合粉末を10ccの白金坩堝に入れ、電気炉中で室温から900℃まで5時間かけて昇温し、引き続き900℃で72時間保持し、さらに600℃まで150時間かけて徐冷し、600℃で電気炉の電源をOFFにして室温に冷却した。試料を坩堝ごと取り出し、KF成分に富む固化物をイオン交換水で溶解してから除去することで粉末状の試料を得た。
上記のX線粉末回折パターンでケイ酸ランタンオキシアパタイトに帰属される反射のうち、回折面指数が002および004の反射が顕著に観測されることから、ケイ酸ランタンオキシアパタイトの結晶粒子は、(001)面の発達した板状であることが確かめられた。
ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶1の外形は走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察した(図2(A)に示す)。板状結晶1の発達面の面積は3669.1μm2であるので、この発達面と同じ面積を有する円(図2(B)に示す)の直径は68.3μmである。さらに板状結晶1の厚みは7.0μmであるので、板状結晶1の発達面の直径(この直径とは、板状結晶粒子の発達面と同じ面積を有する円の直径のことである)を厚みで割った値(直径/厚み:アスペクト比)は9.8である。板状結晶1に関する上記の値は、表2の試料番号1に記載されている。
板状結晶1以外のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶(表2の試料番号2から11)について、アスペクト比を求めた結果を表2に示す。表2の試料番号1から11のケイ酸ランタンオキシアパタイトの11個の板状結晶に関して、板状結晶粒子の発達面の直径を厚みで割った値(直径/厚み:アスペクト比)は全て3以上であった。なお、それらの平均値は9.2(表2に示す)であった。すなわち、本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶は、アスペクト比は3以上であり、より好ましくは5以上であることを特徴としている。
アルカリハライド系のフラックスとしてフッ化カリウム(KF)を用いて得られるカリウムとフッ素を固溶するケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いて結晶配向アパタイトを作製した。
フラックスとしてフッ化カリウム(KF)を用いて育成したカリウムとフッ素を固溶するケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を、顕微鏡下または肉眼で観察しながら選別し、溶媒を用いて基板上に分散する過程で10個の板状結晶を配向させ、さらに加熱することで結晶配向アパタイトを得た。
CuKα1線(45kV×40mA)を入射光とするX線粉末回折装置を用いて、上記の結晶配向アパタイトから回折X線のプロフィル強度を測定した。X線粉末回折パターンには回折面指数が002および004の反射が顕著に観測されることから、配向面に垂直な方向に沿ってc軸が配向していることが確かめられた。
この結晶配向アパタイトの配向度は、下記式(1)に示すロットゲーリングの式から算出することができる。
式(1)において、ρ0は、配向していないケイ酸ランタンオキシアパタイトにおいて、回折X線の2θ範囲が10.0°から70.0°の間に出現した全回折反射の強度の合計と、回折面指数が002および004の回折反射の強度の合計を用いて、式(2)によって求められる。
ただし、式(2)のΣI0(hkl)は2θ範囲が10.0°から70.0°の間に出現した全回折反射の強度の合計を表し、式(2)のΣI0(00l)は回折面指数が002および004の回折反射の強度の合計を表す。
一方、式(1)中のρは、結晶配向アパタイトにおいて、回折X線の2θ範囲が10.0°から70.0°の間に出現した全回折反射の強度の合計と、回折面指数が002および004の回折反射の強度の合計を用いて、式(3)によって求められる。
ただし、式(3)のΣI(hkl)は2θ範囲が10.0°から70.0°の間に出現した全回折反射の強度の合計を表し、式(3)のΣI(00l)は回折面指数が002および004の回折反射の強度の合計を表す。以上の式(1)~式(3)を用いて、この結晶配向アパタイトの配向度を求めると0.98となり、極めて高い配向度である。
本発明によるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶と、ケイ酸ランタンオキシアパタイト粉末との混合物を用いて結晶配向アパタイトを作製する。
カリウムとフッ素を固溶するケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を[実施例1]に記載した方法で作製し、顕微鏡下または肉眼で観察しながら選別して、ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶のみから成る試料(試料A)を準備する。
本発明によるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶とケイ酸ランタンバリウムオキシアパタイト粉末との混合物を用いてBaOを固溶する結晶配向アパタイトを作製する。
酸化ランタン(La2O3)試薬と炭酸バリウム(BaCO3)試薬、酸化ケイ素(SiO2)試薬を[La2O3:BaCO3:SiO2]=[9.32:0.56:11.74]のモル比で秤量し、原料混合粉末を準備する。この原料混合粉末を10ccの白金坩堝に入れ、電気炉中で室温から1600℃まで3時間かけて昇温し、引き続き1600℃で5時間保持し、さらに600℃まで24時間かけて徐冷し、600℃で電気炉の電源をOFFにして室温に冷却する。坩堝から試料を取り出し、取り出した試料を粉砕して粉末状のケイ酸ランタンバリウムオキシアパタイト(化学式はLa9.32Ba0.28Si5.87O26)の試料(試料C)を得る。
本実施例では、アルカリハライド系のフラックスとしてフッ化カリウム(KF)を用いて得られるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法について説明する。
出発原料として酸化ランタン(La2O3)試薬と酸化ケイ素(SiO2)試薬、フッ化カリウム(KF)試薬を、[La2O3:SiO2:KF]=[1.00:1.29:61.01]のモル比で秤量し、原料混合粉末を準備した。この原料混合粉末を10ccの白金坩堝に入れ、電気炉中で室温から870℃まで1.5時間かけて昇温し、引き続き870℃で0.5時間保持し、さらに770℃まで200時間かけて徐冷し、770℃で電気炉の電源をOFFにして室温に冷却した。試料を坩堝ごと取り出し、KF成分に富む固化物をイオン交換水で溶解してから除去することで粉末状の試料を得た。
上記のX線粉末回折パターンでケイ酸ランタンオキシアパタイトに帰属される反射のうち、回折面指数が002および004の反射が顕著に観測されることから、ケイ酸ランタンオキシアパタイトの結晶粒子は、(001)面の発達した板状であることが確かめられた。
本実施例では、アルカリハライド系のフラックスとしてフッ化カリウム(KF)を用いて得られるケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法について説明する。
出発原料として酸化ランタン(La2O3)試薬と酸化ケイ素(SiO2)試薬を[La2O3:SiO2] = [9.33:12.00]のモル比で秤量し、原料混合粉末を準備した。この原料混合粉末を10ccの白金坩堝に入れ、電気炉中で室温から1600℃まで2時間かけて昇温し、引き続き1600℃で10時間保持し、さらに電気炉の電源をOFFにして室温に冷却した。得られた試料を粉砕し、La9.33Si6O26組成のケイ酸ランタンオキシアパタイトの粉末状試料を得た。
上記のX線粉末回折パターンでケイ酸ランタンオキシアパタイトに帰属される反射のうち、回折面指数が002および004の反射が顕著に観測されることから、ケイ酸ランタンオキシアパタイトの結晶粒子は、(001)面の発達した板状であることが確かめられた。
非特許文献5の合成実験を参考にして、フラックスとして塩化ストロンチウム(SrCl2)を用いたケイ酸ランタンオキシアパタイトの柱状結晶の製造方法について説明する。
出発原料として酸化ランタン(La2O3)試薬と酸化ケイ素(SiO2)試薬、塩化ストロンチウム(SrCl2)試薬を、[La2O3:SiO2:SrCl2]=[1.0:1.2:3.8]のモル比で秤量し、原料混合粉末を準備した。この原料混合粉末を10ccの白金坩堝に入れ、電気炉中で室温から1100℃まで19時間かけて昇温し、1100℃で10時間保持した後に600℃まで50時間かけて徐冷し、600℃で電気炉の電源をOFFにして室温に冷却した。試料を坩堝ごと取り出し、SrCl2成分に富む固化物をイオン交換水で溶解して除去することで粉末状の試料を得た。
ケイ酸ランタンオキシアパタイトの結晶外形は走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察したところ、該ケイ酸ランタンオキシアパタイトは平均長が約3μmの柱状結晶であった。
前記のフラックス法における熱処理温度の最高値は1100℃であり、比較的高い温度であることから、c軸方向に伸長した柱状結晶が生成する。すなわち、フラックス法を用いてケイ酸ランタンオキシアパタイトの結晶を1100℃で育成すると、柱状結晶のアパタイトが生成することが示された。
一方、本発明のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶の製造方法は、加熱工程の熱処理温度の最高値が好ましくは1100℃よりも低いことを特徴としている。より好ましくは加熱工程の熱処理温度の最高値が900℃またはそれ以下である。
2 板状結晶1の発達面と同じ面積を有する円の直径
Claims (15)
- ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶であり、板状単結晶粒子の発達面の直径を厚みで割った値(直径/厚み:アスペクト比)が3.2以上であることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- アルカリ金属元素又はアルカリ土類金属元素(Mgを含む)、及びハロゲン元素を固溶することを特徴とする請求項1に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 請求項2に記載のアルカリ金属元素がKでありハロゲン元素がFであることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 一般式が(LaaAbBc)(Si6-d□d)(O26-eCe)(式中、Aは一種類または複数種類のアルカリ金属元素を表し、Bは一種類または複数種類のアルカリ土類金属元素(Mgを含む)を表し、Cは一種類または複数種類のハロゲン元素を表し、□はSi席の空孔を表す。さらに、8≦a+b+c≦10、0≦e≦1、3a+b+2c-4d+e=28である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 一般式が(LaaAb)(Si6-c□c)(O26-dBd)(式中、Aは一種類または複数種類のアルカリ金属元素を表し、Bは一種類または複数種類のハロゲン元素を表し、□はSi席の空孔を表す。さらに、8≦a+b≦10、0≦d≦1、3a+b-4c+d=28である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 請求項5に記載の一般式が(LaaKb)(Si6-c□c)(O26-dFd)(式中、□はSi席の空孔を表す。さらに、8≦a+b≦10、0≦d≦1、3a+b-4c+d=28である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 一般式が(La10-x-yAxBy)Si5.5+0.5x+0.25y-0.25z(O26-zCz)(式中、Aは一種類または複数種類のアルカリ金属元素を表し、Bは一種類または複数種類のアルカリ土類金属元素(Mgを含む)を表し、Cは一種類または複数種類のハロゲン元素を表す。さらに、0≦x+y≦2、0≦z≦1である。)で表されることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 請求項7に記載の一般式が(La10-xKx)Si5.5+0.5x-0.25y(O26-yFy)(式中、0≦x≦1、0≦y≦1である。)であることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶に関する製造方法であって、アルカリハライド又はアルカリ土類金属(Mgを含む)ハロゲン化物をフラックスとして用いること、かつ加熱工程の熱処理温度の最高値が1100℃よりも低いことを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶の製造方法。
- 請求項9に記載のアルカリ金属元素がKでありハロゲン元素がFであって、KFをフラックスとして用いること、かつ加熱工程の熱処理温度の最高値が900℃またはそれ以下であることを特徴とするケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶の製造方法。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶を用いてなる結晶配向アパタイト。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶を用いてなる酸化物イオン伝導体。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶を用いてなる固体電解質。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載のケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状単結晶と、ケイ酸ランタンオキシアパタイトを主成分とする粉末との混合物に、熱処理を含む工程を施すことを特徴とする結晶配向アパタイト焼結体の製造方法。
- 請求項14に記載のアパタイトの板状単結晶の製造方法において、ケイ酸ランタンオキシアパタイトを主成分とする粉末がさらに添加物としてBaO、SrO、MgO、Al2O3、Fe2O3、GeO2およびB2O5からなる群より選択される一種類もしくは複数種類の酸化物を含むことを特徴とする結晶配向アパタイト焼結体の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017198613 | 2017-10-12 | ||
| JP2017198613 | 2017-10-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019073430A JP2019073430A (ja) | 2019-05-16 |
| JP7093545B2 true JP7093545B2 (ja) | 2022-06-30 |
Family
ID=66543719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018126484A Active JP7093545B2 (ja) | 2017-10-12 | 2018-07-03 | ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法、並びにケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いた結晶配向アパタイト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7093545B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230161435A (ko) * | 2021-03-31 | 2023-11-27 | 미쓰이금속광업주식회사 | 적층체 |
| CN114122509B (zh) * | 2021-11-26 | 2026-03-13 | 澳门大学 | 一种陶瓷氧化物固态电解质及其制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005126269A (ja) | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Hyogo Prefecture | 酸化物イオン伝導体及びその製造方法 |
| JP2014148443A (ja) | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Nagoya Institute Of Technology | アパタイト型ケイ酸ランタン多結晶体及びその製造方法、並びに酸化物イオン伝導体、固体電解質 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56143286A (en) * | 1980-04-11 | 1981-11-07 | Mitsubishi Electric Corp | Preparation of terbium-activated lanthanum yttrium silicate phosphor |
-
2018
- 2018-07-03 JP JP2018126484A patent/JP7093545B2/ja active Active
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005126269A (ja) | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Hyogo Prefecture | 酸化物イオン伝導体及びその製造方法 |
| JP2014148443A (ja) | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Nagoya Institute Of Technology | アパタイト型ケイ酸ランタン多結晶体及びその製造方法、並びに酸化物イオン伝導体、固体電解質 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2019073430A (ja) | 2019-05-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR102637203B1 (ko) | 전해질 물질 및 형성 방법 | |
| US20150118571A1 (en) | Fluorine-containing lithium-garnet-type oxide ceramics | |
| JP6913924B2 (ja) | 結晶化ガラス、リチウムイオン伝導性材料、固体電解質及びリチウム電池 | |
| JP5503017B2 (ja) | Sofcスタック用の薄く細粒で完全高密度のガラス−セラミックスシール | |
| Kimura et al. | Crystallographic texture development in bismuth sodium titanate prepared by reactive‐templated grain growth method | |
| CN107522495B (zh) | 一种使用流延法制备氮化铝电子陶瓷基板的方法和流延法制备陶瓷用溶剂 | |
| JP7364804B2 (ja) | イオン伝導性材料、イオン伝導性材料を含む電解質、およびその形成方法 | |
| CN108383162A (zh) | 石榴石型氧化物固体电解质的制造方法 | |
| CN1142813A (zh) | 制造氮化铝陶瓷的低温烧结方案 | |
| JP7093545B2 (ja) | ケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶、及びその製造方法、並びにケイ酸ランタンオキシアパタイトの板状結晶を用いた結晶配向アパタイト | |
| JP5301542B2 (ja) | 酸化物焼結体、同焼結体からなるスパッタリングターゲット、同焼結体の製造方法及び同焼結体スパッタリングターゲットゲートの製造方法 | |
| US20230295049A1 (en) | Li-metal oxide/garnet composite thin membrane and method of making | |
| JP6603965B2 (ja) | 六方晶窒化ホウ素単結晶およびその製造方法、該六方晶窒化ホウ素単結晶を配合した複合材組成物並びに該複合材組成物を成形してなる放熱部材 | |
| JP6649959B2 (ja) | 透明アルミナ焼結体の製法 | |
| US20250266449A1 (en) | High entropy mxenes and methods of making thereof | |
| US7625831B2 (en) | Anisotropically shaped ceramic particles and method for producing the same | |
| Chen et al. | Achieving ultrafast discharge speed and excellent energy storage efficiency in environmentally friendly niobate-based glass ceramics | |
| JP2021004168A (ja) | 結晶配向アパタイト及びその製造方法 | |
| KR102557205B1 (ko) | 투명 AlN 소결체 및 그 제법 | |
| JP6905719B2 (ja) | 六方晶窒化ホウ素単結晶、該六方晶窒化ホウ素単結晶を配合した複合材組成物および該複合材組成物を成形してなる放熱部材 | |
| US4138455A (en) | Method for preparing dense, beta-alumina ceramic bodies by liquid phase sintering | |
| EP4547622A2 (en) | Multi-doped garnet electrolytes | |
| JP2017061390A (ja) | イオン伝導性セラミックス及びその製造方法 | |
| Kimijima et al. | Low-temperature growth of idiomorphic cubic-phase Li 7 La 3 Zr 2 O 12 crystals using LiOH flux | |
| JP2017033801A (ja) | ガーネット型酸化物固体電解質の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190416 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210322 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220121 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220208 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220328 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220607 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220613 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7093545 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |




