JP7092737B2 - パンツ型着用物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パンツ型着用物品の製造方法に関する。
シート部と該シート部に固定された吸収体とを有する本体を備え、シート部は二つ折りされて所定箇所が接合されているパンツ型着用物品の製造方法が知られている。例えば特許文献1には、本体連続体の幅方向にガイド部材をそれぞれ配し、二つ折りされたときに相対向する面となる内側面及び該内側面とは逆方向を向く面となる外側面に、該ガイド部材をそれぞれ当接させつつ、本体連続体を搬送方向に連続搬送することで、内側面どうしが互いに近づくように本体連続体を折り曲げることが記載されている。
特開2019-42423号公報
特許文献1に記載の技術では、本体連続体の内側面と外側面にガイド部材を当接させて本体連続体を二つ折りにしているところ、本体連続体に吸収体が配されていると、該吸収体の剛性の高さなどに起因して該本体連続体を二つ折りする際の折起点の形成が不安定になることがあり、その結果、本体連続体が二つに折れる位置にバラツキが発生することがある。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るパンツ型着用物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、シート部と該シート部に固定された吸収体とを有する本体を備え、前記シート部は二つ折りされて所定箇所が接合されている、パンツ型着用物品の製造方法であって、前記本体が連なった構成の本体連続体を連続搬送しつつ、該本体連続体の幅方向の中央領域に中央ガイド部材を当接させて、該本体連続体に二つ折りの折起点を形成する工程と、前記本体連続体を連続搬送しつつ、前記折起点の両側に位置する領域それぞれの、二つ折りされたときに相対向する面となる内側面及び該内側面とは逆方向を向く面となる外側面に、それぞれ側部ガイド部材を当接させて、該本体連続体を、前記内側面どうしが互いに近づくように折り曲げる折り工程とを有するパンツ型着用物品の製造方法を提供するものである。
本発明のパンツ型着用物品の製造方法によれば、折起点の形成が安定するので、本体連続体が二つに折れる位置のバラツキの発生を防止することができる。
図1は、おむつの製造工程における、本体連続体の製造工程を模式的に示す斜視図である。 図2は、本体連続体を二つ折りにするガイド部材の概略構成を示す側面図である。 図3は、中央ガイド部材の構成及び中央ガイド部材と本体連続体との当接状態を説明する拡大図である。 図4は、図2のI-I線で切断して搬送方向に向かって見た時の中央ガイド部材と側部ガイド部材の状態を示す図である。 図5は、本体連続体と各ガイド部材との当接状態を時系列で示す動作図であり、(a)は、本体連続体と中央ガイド部材及び第2ガイド部材との当接状態を示す図、(b)は本体連続体と中央ガイド部材及び第1ガイド部材との当接状態を示す図、(c)は本体連続体と中央ガイド部材及び第3ガイド部材との当接状態を示す。 図6は、側部ガイド部材の変形例を示す拡大図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、パンツ型着用物品の一例であるパンツ型の使い捨ておむつの製造工程の一部が示されている。おむつ1は、以下に説明する製造工程を経て連続的に製造される。
図1に示すように、各原反ロール(図示せず)からそれぞれ連続的に供給される帯状の外層シート3aと内層シート3bとの間に、ウエストギャザーを形成するウエスト部弾性部材5、胴周ギャザーを形成する胴周り部弾性部材6及びレッグギャザーを形成するレッグ部弾性部材7が、所定の伸長率で伸長した状態で各々複数配置される。このとき、ウエスト部弾性部材5と胴周り部弾性部材6には、不図示の接着剤塗工機によってホットメルト接着剤が連続的又は間欠的に塗工される。又、外層シート3aと内層シート3bには、これらを重ね合わせる前に、両者の何れか一方又は双方の相対向する面の所定部位に、不図示の接着剤塗工機によってホットメルト接着剤が塗工される。
図1に示すように、ウエスト部弾性部材5、胴周り部弾性部材6、レッグ部弾性部材7を伸長状態とし、且つこれら弾性部材と一緒に、帯状の外層シート3a及び内層シート3bを一対のニップロール111の間に送り込んで加圧する。これによって、外層シート3aと内層シート3bとの間に複数本の弾性部材5,6,7が伸長状態で配された帯状の外装体3が形成される。この外装体3はシート部である。その後、不図示の弾性部材プレカット手段を用いて、後述する吸収体2を配置する位置に対応させて、各複数本の胴周り部弾性部材6及びレッグ部弾性部材7を押圧してこれらに収縮機能が発現しないように、それぞれ複数個に分断する。
次に、別工程において製造された吸収体2を90°回転させ、帯状の外装体3を構成する内層シート3b上に間欠的に供給する。供給される吸収体2に、予めホットメルト接着剤を塗工しておくことで、内層シート3b上に吸収体2は固定される。吸収体2を固定するための接着剤は、吸収体2ではなく、内層シート3bにおける吸収体2の配置予定位置に予め塗工しておいても良い。
その後、図1に示すように、吸収体2が配置された帯状の外装体3におけるレッグ部弾性部材7で環状に囲まれた環状部の内側にレッグホールLOが形成される。このレッグホールLOを形成する工程は、ロータリーカッターやレーザーカッター等を用いて実施される。本実施形態においては、帯状の外装体3に吸収体2を配置した後にレッグホールLOを形成しているが、吸収体2を配置する前にレッグホールLOを形成していても良い。つまり、この工程では、シート部(外装体3)と該外装体3に固定された吸収体2とを有する本体1Aが形成されるとともに、この本体1Aが連続して形成されることで、本体1Aが連なった構成の本体連続体1Bが形成される。
本実施形態に係る製造方法は、本体連続体1Bを搬送方向Yに連続搬送しつつ、本体連続体1Bに二つ折りの折起点Aを形成する工程と、複数のガイド部材と本体連続体1Bを当接させることで本体連続体1Bを二つに折り曲げる折り工程とを有する。これら工程によって二つに折られた本体連続体1Bは、超音波式シール、ヒートシール等の接合装置によって両側縁部を接合されて一対のシール部4が形成されたのち、カットされておむつ1とされる。
折起点Aを形成する工程及び折り工程では、図2に示すガイド機構50によって本体連続体1Bがガイドされつつ搬送されて二つ折りに折り曲げられる。図2に示すガイド機構50は、図1に符号100で示すレッグホールLO形成後の製造装置における領域に配されて機能する。
図2に示すように、ガイド機構50は、中央ガイド部51と、側部ガイド部材53とを備えている。中央ガイド部51は、複数のローラ511~519と、ローラ511~519に巻きかけられた無端状の搬送ベルト521と、駆動モータ520とを備えている。ローラ512は駆動モータ520によって回転駆動され、他のローラは従動回転する。ローラ512とローラ513の間には、両ローラの間において搬送ベルト521に張力を付与するローラ510が配されている。搬送ベルト521は、断面円形のベルトで構成されている。ローラ511~519には、図3に示すように、搬送ベルト521が巻きかかる周溝56がそれぞれ形成されている。搬送ベルト521は、その外周面521aの一部がローラ外周面511a~519aよりも外方に突出するように各ローラに巻きかけられている。図2において、搬送ベルト521は、反時計回り方向に回転走行し、本体連続体1Bの内側面1Baと接触することで本体連続体1Bを図中左方から右方へ向かって搬送する。図2における紙面の上下方向が鉛直方向である。
ローラ513~519は、この順で、搬送方向Yに間隔をおいて直列に配されている。ローラ513~519は、搬送方向Yにおいて最初のローラ513を最上位置とした時、最後のローラ519が搬送方向Yにおいて最下位置を占めるように、搬送方向Yに向かって下り傾斜となるように配されている。ローラ513~519は、搬送方向Yと交差する幅方向Xに配されたサイドフレーム54,55に回転自在に支持されている。ローラ513~519及び搬送ベルト521は、図3に示すように、搬送される本体連続体1Bの幅方向Xの中央領域X1において内側面1Baの吸収体2と当接して本体連続体1Bに二つ折りの折起点Aを形成するように配されている。これらローラ513~519及び搬送ベルト521で中央ガイド部材52が構成されている。
図3には、二つに折り曲がる前の展開した状態の本体連続体1Bが示されている。図3中、符号X2,X3は、幅方向Xにおける折起点Aの両側に位置する領域である。領域X2,X3は、中央領域X1と幅方向Xにおいて隣接している領域である。領域X2,X3は、中央領域X1の端部から本体連続体1Bの幅方向に位置する端部までの範囲とする。中央領域X1の幅は、少なくとも搬送ベルト521の幅である。
本実施形態においては、本体連続体1Bは、図2に示すように、中央ガイド部51が備える中央ガイド部材52と当接した状態で搬送方向Yへと搬送されると、搬送が進むに従い徐々に下方へと押し下げられる。
図4は、図2のI-I線で切断して搬送方向に向かって見た時の中央ガイド部材と側部ガイド部材の状態を示す図である。図4において、本体連続体1Bは、二つに折り曲がる前の展開した状態とし、その位置もずらして記載している。図4に示すように、側部ガイド部材53は、本体連続体1Bの折起点Aの両側に位置する領域X2,X3で、本体連続体1Bと当接可能な左右一対の第1ガイド部材531,第2ガイド部材532,第3ガイド部材533で構成されている。第2ガイド部材532は、図2に示すように、搬送方向Yにおいて最上流側に配され、第3ガイド部材533は搬送方向Yにおいて最下流側に配され、第1ガイド部材531は、第2ガイド部材532と第3ガイド部材533の間に配されている。
第2ガイド部材532と第3ガイド部材533は、本体連続体1Bが二つ折りされたときに相対向する面となる内側面1Baに当接可能な内側ガイド部材として機能する。第1ガイド部材531は、内側面1Baとは逆方向を向く面となる本体連続体1Bの外側面1Bbに当接可能な外側ガイド部材として機能する。これら第2ガイド部材532、第1ガイド部材531、第3ガイド部材533は、搬送方向Yに沿ってこの順で配されている。
本実施形態において、本体連続体1Bのガイド機構50への導入側には、内側面1Baに当接する第2ガイド部材532が配され、本体連続体1Bのガイド機構50からの排出側には、内側面1Baに当接する第3ガイド部材533が配された構成となっている。
中央ガイド部材52と当接した状態で搬送方向Yへと進み、徐々に下方へと押し下げられる本体連続体1Bには、最初、図5(a)に示すように、第2ガイド部材532が内側面1Baに当接するので、内側からテンションが付与される。第2ガイド部材532が内側面1Baに当接された本体連続体1Bには、図5(b)に示すように、第1ガイド部材531が外側面1Bbに当接する。このため、本体連続体1Bは、搬送が進むに従い折起点Aを中心にして内側面1Ba同士が近づく方向に折り曲げられる。
さらに、第1ガイド部材531が外側面1Bbと接触し、第2ガイド部材532が内側面1Baと接触することで、本体連続体1Bの幅方向Xへのブレを抑制することができるので、搬送状態が安定する。
第1ガイド部材531を通過した本体連続体1Bは、図5(c)に示すように、第3ガイド部材533が内側面1Baと接触することで、第1ガイド部材531と第3ガイド部材533によって幅方向Xへのブレを抑制することができるため、より搬送状態が安定する。
第1ガイド部材531~第3ガイド部材533は、図5に示すように、軸部531a,532a,533aと、軸部531a,532a,533aにそれぞれ回転可能に支持された回転体となるロール531b,532b,533bをそれぞれ備えている。ロール531b,532b,533bは、ロール軸長方向に延びた細長いロールとして形成されている。ロール532bとロール533bは内側面1Baと接することで連れ回りし、ロール531bは外側面1Bbと接することで連れ回りするように構成されている。本実施形態において、ロール531b,532b,533bは、同一径であり且つロール軸長方向に対する表面の粗さも同一とされている。
軸部531a,532a,533aは、支持部534a,534b,534cによってそれぞれ保持されている。支持部534a,534b,534cは、軸部531a,532a,533aを保持する位置が調整可能とされていて、搬送される本体連続体1Bに対して第1ガイド部材531~第3ガイド部材533を符号B1~B3で示す進退方向に移動可能にしている。すなわち、第1ガイド部材531と本体連続体1Bの外側面1Bb及び第2ガイド部材532、第3ガイド部材533と本体連続体1Bの内側面1Baとのそれぞれの幅方向に沿う接触長さを調整することで、接触面積を調整可能としている。B1は第1ガイド部材531の進退方向、符号B2は第2ガイド部材532の進退方向、符号B3は第2ガイド部材532の進退方向をそれぞれ示す。
支持部534a,534b,534cは、ガイド機構50のフレームなどの基部に固定されたブラケット535a,535b,535cにそれぞれ揺動可能に支持されている。この揺動時の揺動方向A1~A3は、ロール532b,533bが内側面1Baと近接離間する方向であり、またロール531bが外側面1Bbと近接離間する方向である。A1は第2ガイド部材532の揺動方向、A2は第1ガイド部材531の揺動方向、A3は第3ガイド部材533の揺動方向をそれぞれ示す。すなわち、第1ガイド部材531~第3ガイド部材533は、本体連続体1Bの内側面1Baと外側面1Bbに対して近接離間する方向に揺動可能とされていて、第1ガイド部材531と外側面1Bbとの接触角度、並びに第2ガイド部材532及び第3ガイド部材533と内側面1Baとの接触角度を調整して、接触面積を調整可能としている。
図2に示すように、本体連続体1Bの搬送方向Yに沿う第1ガイド部材531と第2ガイド部材532のピッチP1は、第1ガイド部材531と第3ガイド部材533のピッチP2よりも短く設定されている。ピッチP1は軸部531aと軸部532aの軸中心線間ピッチであり、ピッチP2は軸部531aと軸部533aの軸中心線間ピッチである。つまり、第1ガイド部材531と第2ガイド部材532は、第1ガイド部材531と第3ガイド部材533よりも近接配置されている。
本体連続体1Bの外側面1Bbと当接する第1ガイド部材531は、内側面1Baと当接する第2ガイド部材532及び第3ガイド部材533よりも、幅方向Xに沿う長さL1が長く且つ本体連続体1Bとの接触面積が大きく形成されている。すなわち、第1ガイド部材531のロール531bと外側面1Bbとの幅方向Xに沿う接触する長さL1は、第2ガイド部材532のロール532bと内側面1Baとの幅方向Xに沿う接触する長さL2より長く設定されている。また、第1ガイド部材531のロール531bと外側面1Bbとの幅方向Xに沿う接触する長さLは、第3ガイド部材533のロール533bと内側面1Baとの幅方向Xに沿う接触する長さL3より長く設定されている。
つまり、本実施形態においては、同一径で同一表面粗さを有する側部ガイド部材53と本体連続体1Bとの、幅方向Xにおける接触長さL1~L3、及び接触する角度を調整することで本体連続体1Bとの接触面積を調整可能にしている。第2ガイド部材532と、第3ガイド部材533は、吸収体2が存在している部位に当接しないように、本体連続体1Bと当接するように、その長さL2,L3が設定されている。
本体連続体1Bの内側面1Baは、製品であるおむつ1になった際に使用者の肌に接触する面となるため、吸収体2が位置していることから、外側面1Bbに比べて凹凸が多く、第2ガイド部材532のロール532bや第3ガイド部材533のロール533bが想定外の部位に当たると折起点Aの位置がずれてしまう。また、本体連続体1Bの折り曲げを側部ガイド部材53だけで行おうとすると、折起点Aが形成される位置が定まらず、折起点Aのバラツキの要因となってしまうことが懸念される。
しかし、本製造方法によれば、中央ガイド部材52が本体連続体1Bの中央領域X1に当接して折起点Aを形成するので、折起点Aが形成される位置が安定する。また、外側面1Bbに当接させる第1ガイド部材531は、内側面1Baに当接させる第2ガイド部材532よりも、本体連続体1Bとの接触面積が大きいので、第2ガイド部材532と吸収体2との干渉を抑制することができる。このため、第2ガイド部材532と吸収体2との干渉による本体連続体1Bの折起点Aの位置ずれを抑制できるので、折起点Aの形成が安定し、本体連続体1Bの二つに折れる位置のバラツキの発生を防止することができる。
さらに、外側面1Bbに当接させる第1ガイド部材531は、内側面1Baに当接させる第2ガイド部材532よりも、本体連続体1Bの幅方向Xに沿う長さLが長い。別な表現をすると、内側面1Baに当接させる第2ガイド部材532は、外側面1Bbに当接させる第1ガイド部材531よりも本体連続体1Bの幅方向Xに沿う長さLが短い。このため、第2ガイド部材532と吸収体2との干渉を抑制することができ、第2ガイド部材532と吸収体2との干渉による本体連続体1Bの折起点Aの位置ずれを抑制できる。この結果、折起点Aの形成がより安定し、本体連続体1Bの二つに折れる位置のバラツキの発生を防止することができる。
本製造方法によれば、第2ガイド部材532と第1ガイド部材531とが本体連続体1Bの搬送方向Yに沿って、この順で配されているので、搬送方向Yに搬送される本体連続体1Bは、最初、第1ガイド部材531と第2ガイド部材532によって、外側面1Bbと内側面1Baとが本体連続体1Bの折起点Aの両側から案内される。このため、本体連続体1Bの搬送方向Yへの搬送が進んでも、本体連続体1Bの搬送状態が安定し、本体連続体1Bの二つに折れる位置が安定する。
更に本製造方法によれば、第1ガイド部材531と第3ガイド部材533が搬送方向Yに沿って、この順で配されているので、第1ガイド部材531を通過した本体連続体1Bは、第1ガイド部材531と第3ガイド部材533によって、外側面1Bbと内側面1Baとが両側から案内される。このため、本体連続体1Bの搬送状態がより安定し、本体連続体1Bの二つに折れる位置が安定する。さらに、第1ガイド部材531の長さL1は、第3ガイド部材533の長さL3よりも長いので、本体連続体1Bの搬送状態が安定し、本体連続体1Bの二つに折れる位置が安定する。
本実施形態に係るおむつ1の製造方法において、その加工速度は低速から生産速度まで安定して折加工が可能である。加工速度の範囲は、1[m/min]から300[m/min]がその範囲となる。加工速度は、1[m/min]以上、好ましくは100[m/min]以上であり、300[m/min]以下、好ましくは250[m/min]以下である。
ここで、接触長さL1~L3について説明する。
第1ガイド部材531の接触長さL1は、50mm以上、好ましくは100mm以上、また500mm以下、好ましくは400mm以下である。
第2ガイド部材532の接触長さL2は、10mm以上、好ましくは20mm以上、150mm以下、好ましくは100mm以下である。
第3ガイド部材533の接触長さL3は、10mm以上、好ましくは20mm以上、150mm以下、好ましくは100mm以下である。
接触長さL1>接触長さL2の大小関係は、例えば、接触長さL2に対して接触長さL1が2倍以上、好ましくは3倍以上である。
接触長さL1>接触長さL3の大小関係は、例えば、接触長さL3に対して接触長さL1が2倍以上、好ましくは3倍以上である。
本製造方法によれば、少なくとも第2ガイド部材532は、内側面1Baと接することで連れ回りする回転体としてのロール532bで構成されているので、本体連続体1Bの搬送時の抵抗を軽減することができ、本体連続体1Bの搬送状態がより安定し、本体連続体1Bの二つに折れる位置が安定する。
内側面1Baは、肌に接する面であることから、毛羽立ちを抑えるのが好ましい。このような観点から、内側面1Baに当接する第2ガイド部材532の表面532sを、第1ガイド部材531の表面531sよりも滑らかに形成するのが好ましい。滑らかに形成するとは、例えばロール533bの表面粗さをロール531bの表面粗さよりも小さく形成することである。あるいは、第2ガイド部材532のロール532bに用いる材質を第1ガイド部材531のロール531bに用いる材質よりも摩擦係数の小さい材質で形成することが挙げられる。このように、第2ガイド部材532の表面532sを第1ガイド部材531の表面531sよりも滑らかに形成することで、内側面1Baとの接触抵抗を低減できるとともに、毛羽立ちを抑えることができる。
毛羽立ちを抑える観点から、内側面1Baに当接する第3ガイド部材533の表面533sも、第1ガイド部材531の表面531sよりも滑らかに形成すると、内側面1Baとの接触抵抗をより低減できるとともに、毛羽立ちを一層抑えることができるので好ましい。
一般的に搬送用に使用しているロールは表面処理をして材料が滑らないようになされている。これに対し、本実施形態においては、摩擦係数の小さい材質として、例えばアルミなどの金属類を研磨した物、あるいはカーボン製などの表面が滑らかな物をコーティングせずに使用している。
前記実施形態において、第2ガイド部材532のロール532bはロール軸長方向に対して同一の表面粗さであるものとして説明したが、ロール532bと内側面1Baとの当接は、ロール軸長方向全域で接触する場合だけでなく、内側面1Baに対する第2ガイド部材532の接触角度によっては第2ガイド部材532の先端部(ロール532bの先端部532c)だけが接触する場合も想定される。
このような場合、第2ガイド部材532と内側面1Baとの当接による毛羽立ちを抑える観点、搬送時の摩擦抵抗を低減する観点から、図6に示すように、内側面1Baと当接する部位となる第2ガイド部材532の先端部となるロール532bの先端部532cと、内側面1Baと接しないロール532bの中間部532dとで表面粗さを異ならせてもよい。先端部532cの表面粗さは中間部532dの表面粗さよりも低くするか、先端部532cと中間部532dとで平滑性や摩擦係数などが異なる材質を用いて先端部532cを滑りやすくするか、あるいは、先端部532cを中間部532dに対して転動可能に設けてもよい。
このように構成すると、第2ガイド部材532の先端部532cと中間部532dとで表面粗さを個別に設定できるので、本体連続体1Bの搬送時の抵抗を任意に調整することができるとともに、毛羽立ちを抑えることができるので好ましい。
また、内側面1Baとの当接による毛羽立ちを抑える観点、搬送時の摩擦抵抗を低減する観点から、第3ガイド部材533の構成も第2ガイド部材532と同様の構成とすることが好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、第1ガイド部材531よりも第2ガイド部材532の直径を小径として、本体連続体1Bとの接触面積を小さくして搬送抵抗を低減するようにしてもよい。あるいは、本体連続体1Bの特性に応じて第1ガイド部材531~第3ガイド部材533の本体連続体1Bとの接触角度を増減して接触面積、摩擦抵抗等を調整してもよい。また、本体連続体1Bの特性に応じて第1ガイド部材531~第3ガイド部材533の本体連続体1Bとの接触長さを増減して接触面積、摩擦抵抗等を調整してもよい。
なお、本体連続体1Bの特性とは、幅方向Xへの外装体3の幅、外層シート3aや内層シート3bの材質、吸収体2の大きさや材質等である。
上述の実施形態では、図6に示すように、第2ガイド部材532の先端部となるロール532bの先端部532cと中間部532dとで表面粗さを異ならせたものとして説明したが、第1ガイド部材531、第3ガイド部材533においても、それぞれの先端部となるロール531bの先端部531cと中間部531d及びロール533bの先端部533cと中間部533dとで表面粗さを異ならせてもよい。このような構成とすると、より毛羽立ちを抑えることができるとともに、搬送時の接触抵抗を軽減できるので好ましい。
また、第1ガイド部材531~第3ガイド部材533は、最上流に配された第2ガイド部材532から第1ガイド部材531を経て最下流に配された第3ガイド部材533に向かってガイド部材の向きを鉛直方向に近づくように設定することで、極端なテンション変動を避けることができるので好ましい。
上述の実施形態では、側部ガイド部材53として、第1ガイド部材531から第3ガイド部材533の3つを搬送方向Yに向かって並べて配置したが、このような配置に限定されるものでなく、少なくとも第1ガイド部材531と第2ガイド部材532の2つを備えていればよい。また、本体連続体1Bを二つに折るための搬送経路が長い場合、あるいは急激に二つに折り曲げることを避ける観点から、側部ガイド部材53として4つ以上のガイド部材を配置してもよい。
上述の実施形態では、本体連続体1Bと側部ガイド部材53との接触する順序を内側面1Ba、外側面1Bb、内側面1Baとしているが、4つ以上のガイド部材を備えた構成においては、内側面1Ba、外側面1Bb、外側面1Bb、内側面1Ba、あるいは内側面1Ba、内側面1Ba、外側面1Bb、内側面1Baの順序で側部ガイド部材が本体連続体1Bと当接するようにしてもよい。
1 パンツ型着用物品
1A 本体
1B 本体連続体
1Ba 内側面
1Bb 外側面
52 中央ガイド部材
531 第1ガイド部材(側部ガイド部材)
531s 第1ガイド部材の表面
532 第2ガイド部材(側部ガイド部材)
532s 第2ガイド部材の表面
532c 第2ガイド部材の先端部
532d 第2ガイド部材の中間部
533 第3ガイド部材(側部ガイド部材)
A 折起点
X 本体連続体の幅方向
L1 第1ガイド部材の幅方向に沿う長さ
L2 第2ガイド部材の幅方向に沿う長さ
L3 第3ガイド部材の幅方向に沿う長さ
X1 中央領域
X2,X3 折起点の両側に位置する領域

Claims (6)

  1. シート部と該シート部に固定された吸収体とを有する本体を備え、前記シート部は二つ折りされて所定箇所が接合されている、パンツ型着用物品の製造方法であって、
    前記本体が連なった構成の本体連続体を連続搬送しつつ、該本体連続体の幅方向の中央領域に中央ガイド部材を当接させて、該本体連続体に二つ折りの折起点を形成する工程と、
    前記本体連続体を連続搬送しつつ、前記折起点の両側に位置する領域それぞれの、二つ折りされたときに相対向する面となる内側面及び該内側面とは逆方向を向く面となる外側面に、それぞれ側部ガイド部材を当接させて、該本体連続体を、前記内側面どうしが互いに近づくように折り曲げる折り工程とを有し、
    前記側部ガイド部材は、前記外側面に当接させる第1ガイド部材と、前記内側面に当接させる第2ガイド部材及び第3ガイド部材とを有しており、
    前記第1ガイド部材は、前記第2ガイド部材及び前記第3ガイド部材それぞれよりも前記本体連続体との接触面積が大きく、
    前記第3ガイド部材は、前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材よりも前記本体連続体の搬送方向下流側に配置されている、パンツ型着用物品の製造方法。
  2. 前記第1ガイド部材は、前記第2ガイド部材よりも前記本体連続体との幅方向に沿う長さが長く形成されている、請求項に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  3. 前記第2ガイド部材と前記第1ガイド部材とは、前記本体連続体の搬送方向に沿って、この順で配されている、請求項又はに記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  4. 前記第1ガイド部材の表面よりも、前記第2ガイド部材の表面が滑らかに形成されている、請求項1~3の何れか一項に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  5. 少なくとも前記第2ガイド部材は、前記内側面と接することで連れ回りする回転体で構成されている、請求項1~4の何れか一項に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
  6. 前記第2ガイド部材は、前記内側面に接する先端部と接しない中間部とで表面粗さを異ならせている、請求項1~5の何れか一項に記載のパンツ型着用物品の製造方法。
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