JP7091965B2 - 空気電池およびそれに用いる負極複合体 - Google Patents
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Description
まず図1及び図2を用いて、第1の実施形態に係る水溶液系のリチウム空気電池用の負極複合体について説明する。図1に示すように、第1の実施形態に係る負極複合体1は、図1において上下に設けられた2枚の金属箔ラミネートフィルム20a、20bの間に、固体電解質から構成されている隔離層5と、第2のセパレータ36と、負極積層体30とが挟まれた積層構造となっている。空気電池の空気極(図示省略)側に位置する一方の金属箔ラミネートフィルム20aには、その平面においてほぼ中央の位置に、開口部4が設けられている。
図4を用いて、第2の実施形態に係る水溶液系のリチウム空気電池用の負極複合体について説明する。なお、本第2の実施形態は、第1の実施形態(図1~3)の変形例であるため、図面における同一部分については同一番号を付して重複する説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
図6を用いて、第3の実施形態に係る水溶液系のリチウム空気電池用の負極複合体について説明する。なお、本第3の実施形態は、第1の実施形態(図1~3)の変形例であるため、重複する説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
図7を用いて、第4の実施形態に係る水溶液系のリチウム空気電池について説明する。なお、本第4の実施形態は、第1の実施形態(図1~3)および第2の実施形態(図4、図5)の負極複合体の変形例を用いたものであるため、重複する説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
図8を用いて、第5の実施形態に係る非水溶液系のリチウム空気電池について説明する。なお、本第5の実施形態は、第1の実施形態(図1~3)、第2の実施形態(図4、図5)の負極複合体の変形例を用いた第4の実施形態の変形例であるため、重複する説明を省略し、相違点について詳細に説明する。
前述した実施形態の説明は、本発明に係る空気電池およびそれに用いる負極複合体を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は前述した実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
負極複合体は、先ず、実施例と同様に、PP樹脂/Al箔/PET樹脂の金属箔ラミネートフィルムの中心部分を2×2cm角に打ち抜いた外装材、酸変性ポリプロピレンフィルム打ち抜き品(外周部3×3cm、内周2×2cm)、2.5×2.5cm角の固体電解質(LATP)、酸変性ポリプロピレンフィルム打ち抜き品(外周部3×3cm、内周2×2cm)の順に重ねて、固体電解質4辺をヒートシーラーで熱溶着接合して上側外装体とした。
空気極(正極)を、以下の手順で作製した。
(1)正極触媒として触媒活性を持つMnO2(比表面積300m2/g)を0.8gと、導電助剤としてケッチェンブラック(比表面積800m2/g)0.1gと、バインダー(結着剤)としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)分散液0.1gを計り取り、メノウ乳鉢に移し、分散剤としてエタノール(濃度70%)を5ml加えて混練し、正極材料とした。
(2)上記(1)の正極材料を2等分し、2.5×2.5cmの圧着部と1×5.5cmのタブ部とが一体となったTiメッシュの圧着部の両面に配置し、20kNの力でプレスすることで圧着した。その後、空気中で24時間自然乾燥させて、正極を作製した。
正極側の水溶液系電解液は、LiOHとLiClの混合液を用い、pHが10以下になるように調製した。LiOH水溶液を保持するため、3×3cmのポリアクリルアミドのシート上に1.5ml滴下し、正極と負極複合体との間に配置し、84mAh相当のセルを作製した。
比較例としてセラミックス粒子層のないセパレ-タを使用した負極複合体(図4においてセラミックス粒子層がない例)の作製方法を説明する。負極複合体は、先ず、実施例と同様に、PP樹脂/Al箔/PET樹脂の金属箔ラミネートフィルムの中心部分を2×2cm角に打ち抜いた外装材、酸変性ポリプロピレンフィルム打ち抜き品(外周部3×3cm、内周2×2cm)、2.5×2.5cm角の固体電解質(LATP)、酸変性ポリプロピレンフィルム打ち抜き品(外周部3×3cm、内周2×2cm)の順に重ねて、固体電解質4辺をヒートシーラーで熱溶着接合して上側外装体とした。
上記の通りに作製した84mAh相当のセル(実施例)を、4mA(電流密度2mA/cm2相当)で6時間放電し、理論容量の70%の負極容量に調整した。その後、4mA(電流密度2mA/cm2相当)で4時間の充電、放電(負極容量70%-90%間)を繰り返した際の電圧の推移を25℃の温度にて北斗電工社製HJ1001SD8で測定した。その結果を図9に示す。また、比較のため、比較例のセルについても同様の試験を行った。その結果を図10に示す。図10(a)、(b)に示すように、比較例では、81サイクル目で放電時の下限電圧が0Vとなってしまったのに対し、図10(a)、(b)に示すように、実施例では、100サイクルまで続けても放電時の下限電圧が0Vとならず、充放電サイクル特性が大きく向上したことが確認された。
2 外装体
3a 圧力緩和空間
4 開口部
5 隔離層
6 空孔
9 開口
20 金属箔ラミネートフィルム
21 第1の樹脂層
22 金属箔層
23 第2の樹脂層
30 負極積層体
31 フィルム
32 負極集電体
33 負極層
34 第1のセパレータ
36 第2のセパレータ
40、41、42、43 セラミックス粒子層
50 空気極
100 空気電池
Claims (10)
- 空気電池用の負極複合体であって、
負極集電体と、
前記負極集電体の空気極側に積層され、空気電池の負極活物質である金属を含む負極層と、
前記負極層の空気極側に積層され、前記金属のイオンおよび有機電解液が通過可能な複数の空孔を有する第1のセパレータと、
前記第1のセパレータの空気極側に、前記第1のセパレータに対して電極間方向に移動可能に設けられ、前記金属のイオンおよび有機電解液が通過可能な複数の空孔を有する第2のセパレータと
前記第1のセパレータの負極層側および空気極側、並びに前記第2のセパレータの負極層側および空気極側からなる群から選ばれる少なくとも1つの位置に配置されるセラミックス粒子層と
を備える負極複合体。 - 前記セラミックス粒子層のセラミックスが、アルミニウム、ジルコニウム、シリコン、及びマグネシウムからなる群から選択される少なくとも一種類の元素の酸化物である請求項1に記載の負極複合体。
- 前記セラミックス粒子層の粒子の中心粒径が、0.1~2.0μmの範囲である請求項1又は2に記載の負極複合体。
- 前記負極集電体と前記第1のセパレータとにより前記負極層を封止してなる請求項1~3のいずれか一項に記載の負極複合体。
- 前記第2のセパレータが、前記第1のセパレータに対して間隔をおいて配置されている請求項1~4のいずれか一項に記載の負極複合体。
- 前記第2のセパレータの前記複数の空孔は、少なくとも一部において前記第1のセパレータの前記複数の空孔と位置が異なるように配置されている請求項1~5のいずれか一項に記載の負極複合体。
- 前記負極集電体の空気極と反対側に積層され、前記有機電解液に耐性を有する樹脂シートを更に備える請求項1~6のいずれか一項に記載の負極複合体。
- 前記第2のセパレータの空気極側に固体電解質を更に備え、前記第2のセパレータは、ガスが通過可能な開口を有する請求項1~7のいずれか一項に記載の負極複合体。
- 前記負極集電体の両側にそれぞれ前記負極層が積層され、これら2つの負極層の外側にそれぞれ前記第1のセパレータが積層され、これら2つの第1のセパレータの外側にそれぞれ前記第2のセパレータが設けられ、これら2つの第2のセパレータの外側にそれぞれ固体電解質を更に備える請求項1~8のいずれか一項に記載の負極複合体。
- 請求項1~9のいずれか一項に記載の負極複合体と、空気極とを備える空気電池。
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