JP7091744B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Description
図1及び図2には、ヘッド1の基準状態が示されている。本明細書において、ヘッド1の「基準状態」とは、シャフト軸中心線CLが任意の基準垂直面VP内に配置されかつ規定のライ角βに保持されるとともに、フェース3が規定のロフト角αに保持されて水平面HPに置かれた状態を意味する。
ヘッド1は、典型的なアイアン型の形状を有し、フェース3、トップ4、ソール5、トウ6及びホーゼル7を含んでおり、各部が金属材料で構成されている。
図1に示されるように、複数の溝8は、いずれもトウ・ヒール方向に沿って、互いに平行に延びている。前記「トウ・ヒール方向に沿って」とは、トウ・ヒール方向に対して本質的に平行であることを意味し、トウ・ヒール方向に対して、例えば、±1°程度の誤差は許容されるものである。
図4には、基準状態にあるヘッド1をフェース3が垂直となるように前傾させた状態でのフェース3の正面図が描かれている。図4に示されるように、複数の細溝9は、トウ・ヒール方向に対して傾斜して配置されている。この実施形態では、細溝9は、トウ・ヒール方向に対して直交するように傾斜している。
本実施形態のヘッド1でのショット時、ボールは、フェース3上を細溝9の長手方向に沿って移動しやすくなる。また、細溝9は、特定の非対称の三角形状とされるので、ボールとフェース3との間に介在する芝を、その長手方向(芝の繊維が延びる方向)に沿った切断ラインで効果的に破砕し、ボールとフェース3とをより大きな面積で接触させることができる。
ボールとフェース3との間に介在する芝をその長手方向に沿った切断ラインで破砕する作用をより高めるためには、細溝9は、トウ・ヒール方向に対して直交、すなわち、トウ・ヒール方向に対する角度δ(図4参照)が90度であることが特に望ましい。一方、細溝9は、必ずしもトウ・ヒール方向に対して直交している必要はない。他の態様では、細溝9は、トウ・ヒール方向に対して、例えば、30度以上の角度δで傾斜していれば十分に上記作用を奏することができ、好ましくは45度以上、さらに好ましくは60度以上とされる。なお、本実施形態では、複数の細溝9は、互いに平行に配置されているが、前記角度の範囲内で互いに異なる角度を有しても良い。
図5に示されるように、細溝9の溝幅wは、芝の破砕効果を高めるために、例えば、50~350μm とされるが、より好ましくは、50~70μmの範囲とされるのが望ましい。細溝9の深さdについては、溝8の深さDよりも小さければ特に限定されることなく種々定めることができ、例えば、10~25μmの範囲、より好ましくは、20~25μmの範囲とされるのが望ましい。このような細溝9は、例えば機械加工によって形成することができる。
細溝9のピッチpは、溝8のピッチPよりも小さければ特に限定されることなく種々定めることができる。一方、細溝9のピッチpが小さくなると、芝の破砕性は高められるが、ボールのカバーが傷つきやすいという傾向がある。このような観点より、細溝9のピッチpは、細溝9の溝幅wの2.5倍以上、より好ましくは3.0倍以上とされるのが望ましい。逆に、細溝9のピッチpが大きくなると、ボールのカバーの傷つきを防止できるが、芝の破砕効果が低下するおそれがある。このような観点より、細溝9のピッチpは、細溝9の溝幅wの5.0倍以下、より好ましくは4.0倍以下とされるのが望ましい。
好ましい態様では、細溝9の横断面において、第1コーナ部21又は第2コーナ部22は、円弧で面取りされる。本実施形態では、好ましい態様として、第1コーナ部21及び第2コーナ部22がいずれも円弧で面取りされている。このような態様では、ボールのカバーの傷つきなどを抑制しつつ、芝の破砕効果を高めることができる。この効果をより確実に発揮させるために、円弧の曲率半径は、10μm 以下であるのが望ましい。
3 フェース
4 トップ
5 ソール
6 トウ
8 溝
9 細溝
11 第1壁
12 第2壁
21 第1コーナ部
22 第2コーナ部
Claims (8)
- ゴルフクラブヘッドであって、
ボールを打撃するためのフェースを有し、
前記フェースには、トウ・ヒール方向に沿って延びる複数の溝と、前記溝よりも小さい溝幅を有する複数の細溝とが形成されており、
前記細溝は、それぞれトウ・ヒール方向に対して直交するように延びており、
前記細溝の横断面は、第1壁と、前記第1壁よりも長さが大きい第2壁とを含む非対称の三角形状であり、
前記細溝の溝幅は、50~350μm であり、
前記第1壁の前記フェースに沿った長さAと、前記細溝の溝幅wとの比(A/w)が0以上かつ0.5未満であり、
前記第1壁と前記フェースとがなす第1コーナ部の角度が90~135度であり、
前記第1壁が、前記ゴルフクラブヘッドのトウ側に位置するように、前記細溝が形成されている、
ゴルフクラブヘッド。 - 前記細溝の前記横断面において、前記第1コーナ部、又は、前記第2壁と前記フェースが交わる第2コーナ部は、円弧で面取りされている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記第1コーナ部及び前記第2コーナ部が円弧で面取りされている、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記円弧の曲率半径が10μm 以下である、請求項2又は3に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記複数の細溝のピッチは、前記細溝の溝幅の2.5倍以上5.0倍以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記細溝の深さが10~25μmである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
- ゴルフクラブヘッドであって、
ボールを打撃するためのフェースを有し、
前記フェースには、トウ・ヒール方向に沿って延びる複数の溝と、前記溝よりも小さい溝幅を有する複数の細溝とが形成されており、
前記細溝は、それぞれトウ・ヒール方向に対して直交するように延びており、
前記細溝の横断面は、第1壁と、前記第1壁よりも長さが大きい第2壁とを含む非対称の三角形状であり、
前記第1壁の前記フェースに沿った長さAと、前記細溝の溝幅wとの比(A/w)が0以上かつ0.5未満であり、
前記第1壁が、前記ゴルフクラブヘッドのトウ側に位置するように、前記細溝が形成されている、
ゴルフクラブヘッド。 - ゴルフクラブヘッドであって、
ボールを打撃するためのフェースを有し、
前記フェースには、トウ・ヒール方向に沿って延びる複数の溝と、前記溝よりも小さい溝幅を有する複数の細溝とが形成されており、
前記細溝は、それぞれトウ・ヒール方向に対して直交するように延びており、
前記細溝の横断面は、第1壁と、前記第1壁よりも長さが大きい第2壁とを含む非対称の三角形状であり、
前記第1壁と前記フェースとがなす第1コーナ部の角度が90~135度であり、
前記第1壁が、前記ゴルフクラブヘッドのトウ側に位置するように、前記細溝が形成されている、
ゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
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JP2018050991A JP7091744B2 (ja) | 2018-03-19 | 2018-03-19 | ゴルフクラブヘッド |
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2018
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