JP7091403B2 - 食肉様加工食品及び食肉様加工食品の製造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、以下を提供するものである。
1. 組織加工大豆たん白と、飽和脂肪酸含量7~15重量%の植物油脂を含む食肉様加工食品であって、食肉様加工食品100gあたり飽和脂肪酸を0.5~1.5g、かつ、コレステロールを1~6mg含有することを特徴とする食肉様加工食品。
2. 組織加工大豆たん白と植物油脂の重量比が、3:4~11:2である、1に記載の食肉様加工食品。
3. さらに、粉末状大豆たん白を含む、1又は2に記載の食肉様加工食品。
4. 粉末状大豆たん白1重量部に対して、組織加工大豆たん白1.5~8重量部、植物油脂2~3重量部となるように含まれている、3記載の食肉様加工食品。
5.(i)たん白、水、植物油脂を含むサスペンションを調製する工程、
(ii)組織加工大豆たん白を2~5倍重量の水を含む戻し液と混合し、戻したん白を調製する戻し工程、
(iii)前記サスペンションと前記戻したん白とを、重量比5:11~16:9で混合する工程、及び
(iv)(iii)の混合物を成形する工程、を含み、
食肉様加工食品100gあたりの飽和脂肪酸が0.5~1.5g、かつ、コレステロールが1~6mgである、食肉様加工食品の製造方法。
6. 前記サスペンションは、たん白、水、植物油脂を、それぞれ10~15重量%、50~80重量%、1~25重量%の割合で含むサスペンションである、5記載の食肉様加工食品の製造方法。
7. 前記たん白が粉末状大豆たん白である、5又は6に記載の製造方法。
本発明の食肉様加工食品は、組織加工大豆たん白と、飽和脂肪酸含量7~15重量%の植物油脂を含む食肉様加工食品であって、食肉様加工食品100gあたり飽和脂肪酸を0.5~1.5g、かつ、コレステロールを1~6mg含有する、ことを特徴とする。
本発明の食肉様加工食品の製造方法は、(i)たん白、水、植物油脂を含むサスペンションを調製する工程、(ii)組織加工大豆たん白を2~5倍重量の水を含む戻し液と混合し、戻したん白を調製する戻し工程、(iii)前記サスペンションと前記戻したん白とを、重量比5:11~16:9で混合する工程、及び(iv)(iii)の混合物を成形する工程を含み、と殺された動物由来の成分を使用しない、ことを特徴とする。
本発明の食肉様加工食品には、煮込みハンバーグ、ミートボール、メンチカツが含まれる。途中まで工程が共通することからまとめて記載する。本発明において、これらの食肉様加工食品は、分離大豆たん白、組織加工大豆たん白、及び油脂を、分離大豆たん白1重量部に対して、組織加工大豆たん白が5.5~8重量部、油脂が2~3重量部となるように含むことが望ましい。また、前記油脂は、キャノーラ油やゴマ油等、飽和脂肪酸含量が7~15重量%の植物油脂であれば、特にその種類が限定されるものではない。
本発明の食肉様加工食品には、ナゲット及びから揚げが含まれる。本発明において、ナゲット及びから揚げは、分離大豆たん白、組織加工大豆たん白、及び油脂を、分離大豆たん白1重量部に対して、組織加工大豆たん白が1.5~2.5重量部、油脂が2~2.5重量部となるように含むことが望ましい。また、前記油脂は、キャノーラ油やゴマ油等、飽和脂肪酸含量が7~15重量%の植物油脂であれば特にその種類が限定されるものではない。
本発明の食肉様加工食品には、カツ及びハムカツが含まれる。本発明において、ハム及びハムカツは、分離大豆たん白は含まれず、組織加工たん白、及び油脂が、9:2~11:2となるように配合することが望ましい。また、前記油脂は、キャノーラ油やゴマ油等、飽和脂肪酸含量が7~15重量%の植物油脂であれば、特にその種類が限定されるものではない。
組織加工植物性たん白1125gに水3375gを添加した戻したん白(A)4500g、組織加工植物性たん白400gに水800gを添加した戻したん白(B)1200g、そして市販されている戻し済みの組織加工植物性たん白(C)2000g、これら戻したん白(A)(B)(C)を混合し、混合した戻したん白7700gを、孔の径が8mmのプレートが装着されたミートチョッパーで切断した。また、粉末状植物性たん白435g、キャノーラ油870g、水1960g、その他添加物235gを添加し、サスペンション3500gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンション、さらにキャノーラ油300g、玉ねぎ4700g、パン粉900g、その他調味料や香辛料等の添加物4315gを混合し、全量21415gとなるように調製した。その後は畜肉の煮込みハンバーグの常法に従い、製造を行った。なお、キャノーラ油の飽和脂肪酸含有量は7.06重量%である。
組織加工植物性たん白1150gに水3450gを添加した戻したん白(A)4600g、組織加工植物性たん白334gに水666gを添加した戻したん白(B)1000g、そして市販されている戻し済みの組織加工植物性たん白(C)1500g、これら戻したん白(A)(B)(C)を混合し、混合した戻したん白7100gを、孔の径が8mmのプレートが装着されたミートチョッパーで切断した。また、粉末状植物性たん白500g、キャノーラ油1000g、水2240g、その他添加物260gを添加し、サスペンション4000gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンション、さらに玉ねぎ5000g、パン粉1000g、その他調味料や香辛料等の添加物5060gを混合し、全量22160gとなるように調製した。その後は畜肉のミートボールの常法に従い、製造を行った。
組織加工植物性たん白1000gに水3000gを添加した戻したん白(A)4000g、組織加工植物性たん白600gに水1200gを添加した戻したん白(B)1800g、そして市販されている戻し済みの組織加工植物性たん白(C)1500g、これら戻したん白(A)(B)(C)を混合し、混合した戻したん白7300gを、孔の径が8mmのプレートが装着されたミートチョッパーで切断した。また、粉末状植物性たん白410g、キャノーラ油820g、水1850g、その他添加物220gを添加し、サスペンション3300gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンション、さらにキャノーラ油300g、玉ねぎ5300g、パン粉900g、その他調味料や香辛料等の添加物4610gを混合し、全量21710gとなるように調製した。その後は畜肉のメンチカツの常法に従い、製造を行った。
組織加工植物性たん白2100gに水6300gを添加し、戻したん白8400gを調製した。その後、この戻したん白を、孔の径が8mmのプレートが装着されたミートチョッパーで切断した。また、粉末状植物性たん白1120g、キャノーラ油2240g、水5040gを添加し、サスペンション8400gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンション、さらにキャノーラ油200g、その他調味料や香辛料等の添加物3780gを混合し、全量20780gとなるように調製した。そして、チキンナゲットの常法に従い、ナゲットを製造した。
組織加工植物性たん白2125gに水6375gを添加し、戻したん白8500gを調製した。その後、この戻したん白を、孔の径が8mmのプレートが装着されたミートチョッパーで切断した。また、粉末状植物性たん白1132g、キャノーラ油2264g、水5010gを添加し、サスペンション8500gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンション、さらにゴマ油400g、その他調味料や香辛料等の添加物5270gを混合し、全量22670gとなるように調製した。そして、鶏のからあげの常法に従い、からあげを製造した。なお、ゴマ油の飽和脂肪酸含量は15.04重量%である。
組織加工植物性たん白3600gに水10800gを添加し、戻したん白14400gを調製した。その後、この戻したん白をミキサーで撹拌しよくほぐした。また、キャノーラ油800g、水19400g、粉末卵白2400g、乳清たん白1200g、その他の添加物1900gを添加し、サスペンション25700gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンションを混合し、全量40100gとなるように調製した。そして、調製した原料をカツの形状に成形し、畜肉のカツの常法に従い製造した。
組織加工植物性たん白4400gに水13200gを添加し、戻したん白17600gを調製した。その後、この戻したん白をミキサーで撹拌しよくほぐした。また、キャノーラ油800g、水16000g、粉末卵白2400g、乳清たん白880g、その他の添加物2340gを添加し、サスペンション22420gを調製した。その後、上記戻したん白とサスペンションを混合し、全量40020gとなるように調製した。そして、調製した原料をハムカツの形状に成形し、ハムカツの常法に従い製造した。
Claims (6)
- 組織加工大豆たん白と、飽和脂肪酸含量7~15重量%の植物油脂を含む食肉様加工食品であって、食肉様加工食品100gあたり飽和脂肪酸を0.5~1.5g、かつ、コレステロールを1~6mg含有し、
さらに、粉末状大豆たん白を含み、
粉末状大豆たん白1重量部に対して、植物油脂が2~3重量部となるように含まれ、
ハンバーグ、ミートボール、メンチカツ、ナゲット、から揚げ、カツ、又は、ハムカツであり、且つ、調理後の食肉様加工食品であることを特徴とする食肉様加工食品。 - 組織加工大豆たん白と植物油脂の重量比が、3:4~11:2である、請求項1に記載の食肉様加工食品。
- 粉末状大豆たん白1重量部に対して、組織加工大豆たん白が1.5~8重量部となるように含まれている、請求項1又は2に記載の食肉様加工食品。
- (i)たん白、水、植物油脂を含むサスペンションを調製する工程、 (ii)組織加工大豆たん白を2~5倍重量の水を含む戻し液と混合し、戻したん白を調製する戻し工程、 (iii)前記サスペンションと前記戻したん白とを、重量比5:11~16:9で混合する工程、及び (iv)(iii)の混合物を成形する工程、を含み、食肉様加工食品100gあたりの飽和脂肪酸が0.5~1.5g、かつ、コレステロールが1~6mgであり、
食肉様加工食品が、さらに、粉末状大豆たん白を含み、
粉末状大豆たん白1重量部に対して、植物油脂が2~3重量部となるように食肉様加工食品に含まれ、
食肉様加工食品が、ハンバーグ、ミートボール、メンチカツ、ナゲット、から揚げ、カツ、又は、ハムカツであり、且つ、調理後の食肉様加工食品である、食肉様加工食品の製造方法。 - 前記サスペンションは、たん白、水、植物油脂を、それぞれ10~15重量%、50~8重量%、1~15重量%の割合で含むサスペンションである、請求項4に記載の食肉様加工食品の製造方法。
- 前記たん白が粉末状大豆たん白である、請求項4又は5に記載の製造方法。
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JP2020140649A JP7091403B2 (ja) | 2020-08-24 | 2020-08-24 | 食肉様加工食品及び食肉様加工食品の製造方法 |
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WO2011043384A1 (ja) | 2009-10-06 | 2011-04-14 | 不二製油株式会社 | 畜肉又は畜肉様加工食品及びその製造法 |
Non-Patent Citations (1)
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~おいしさにこだわり生み出した、初めての大豆ミートシリーズ~「まるでお肉!」シリーズ8品を新発売,2020年02月27日,pp.1-2 |
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