JP7090707B2 - 報知対象検知装置、警報システムおよび報知対象検知方法 - Google Patents

報知対象検知装置、警報システムおよび報知対象検知方法 Download PDF

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Description

この発明は、車室内に放置されると自力で外部に出られない子供またはペットを、車外の人間に報知すべき対象(以下、報知対象と記載する)として検知する報知対象検知装置に関する。
従来から、車室内に放置されると自力で外部に出られない子供またはペットを検知し、車外の人間に報知を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、車室内に搭載された赤外線センサ、感圧センサ、重量センサおよび車内カメラを利用して、車室内に放置された子供を検知する装置が記載されている。
特開2006-159939号公報
特許文献1に記載される装置では、車室内のセンサの検知領域または車内カメラの撮像領域から外れた位置に子供が隠れた場合、当該子供が車室内に放置されても検知できないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、車室内に放置されると自力で外部に出られない子供またはペットである報知対象の検知漏れを低減することができる報知対象検知装置を得ることを目的とする。
本発明に係る報知対象検知装置は、車速またはシフト位置を示す車両情報を取得する車両情報取得部と、車室内が撮影された映像を取得する映像取得部と、映像取得部によって取得された車室内の映像に、車外の人間に報知すべき子供またはペットである報知対象以外の乗員が映っている場合に、車室内に乗員がいると判定し、車室内の映像に報知対象以外の乗員が映っていなければ、車室内に乗員がいないと判定する乗員有無判定部と、車室内の音声を取得する音声取得部と、音声取得部によって取得された車室内の音声に基づいて、車室内の音声の発生源が報知対象のみであるか否かを判別する音声源判別部を備え、音声源判別部は、車両情報取得部によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部によって車室内に乗員がいないと判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象のみであるか否かを判別する。
また、本発明に係る警報システムは、本発明に係る報知対象検知装置と、車両周辺に警報を出力する警報部と、車室内に報知対象が放置されていることを外部装置に通知する通信部を備え、警報部は、音声源判別部によって、車室内の音声の発生源が報知対象のみであると判別された場合に、警報を出力し、通信部は、警報部による警報の出力に応じて外部装置に通知する。
さらに、本発明に係る報知対象検知方法は、車両情報取得部が、車速またはシフト位置を示す車両情報を取得するステップと、映像取得部が、車室内が撮影された映像を取得するステップと、乗員有無判定部が、映像取得部によって取得された車室内の映像に、車外の人間に報知すべき子供またはペットである報知対象以外の乗員が映っている場合に、車室内に乗員がいると判定し、車室内の映像に報知対象以外の乗員が映っていなければ、車室内に乗員がいないと判定するステップと、音声取得部が、車室内の音声を取得するステップと、音声源判別部が、音声取得部によって取得された車室内の音声に基づいて、車室内の音声の発生源が報知対象のみであるか否かを判別するステップを備え、音声源判別部は、車両情報取得部によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部によって車室内に乗員がいないと判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象のみであるか否かを判別する。
本発明によれば、報知対象検知装置は、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、車室内に乗員がいない場合に、車室内の音声の発生源が車外の人間に報知すべき対象であるか否かを判別する。これにより、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在したために、車室内に乗員がいないと判定された場合であっても、車室内の音声から報知対象を検知することができる。従って、車室内に放置された子供またはペットである報知対象の検知漏れを低減することができる。
この発明の実施の形態1に係る警報システムの機能構成を示すブロック図である。 図2Aは、実施の形態1に係る報知対象検知装置の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図2Bは、実施の形態1に係る報知対象検知装置の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。 実施の形態1における警報処理の例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る警報システムの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る警報システムの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る警報システムの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。
以下、本発明をより詳細に説明するため、本発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る警報システム1の機能構成を示すブロック図である。警報システム1は、車室内に放置された報知対象を検知し、報知対象が検知されたことを車外の人間に報知する警報処理を行うシステムであり、報知対象検知装置2、警報部3および通信部4を備える。ここで、報知対象は、車室内に放置されると自力で外部に出られない乗員であり、例えば、子供(乳幼児)またはペットである。
車両が駐車されたときに依然として車室内に存在する子供またはペットは、車室内に放置された可能性が高い。そこで、報知対象検知装置2では、車両が駐車されたときに車室内に存在する子供またはペットを、報知対象として検知する。報知対象検知装置2は、車室内に存在する報知対象を検知したことを警報部3に通知する。
警報部3は、報知対象を検知したことを示す通知を報知対象検知装置2から受けると、車両周辺に警報を出力する。例えば、警報部3は、車両に搭載されたスピーカからアラーム音または音声メッセージを出力させる。また、警報部3は、車両のヘッドランプおよびテールランプを点滅させてもよい。
通信部4は、外部装置と通信する。例えば、通信部4は、車室内に報知対象が放置されたことを示す警報情報を外部装置に送信する。外部装置は、例えば、降車した乗員が携帯している携帯端末である。
報知対象検知装置2は、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24を備える。車両情報取得部20は、車速またはシフト位置を示す車両情報を取得する。例えば、車両情報取得部20は、車両に搭載された車速センサから車速に関する車両情報を取得し、車載用電子制御装置(以下、車載用ECUと記載する)からシフト位置に関する車両情報を取得する。
また、車両情報取得部20は、車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定する。上記閾値は、車両が駐車されたことを示す車速であり、例えば0(km/h)が設定される。ただし、乗員が降車した後に自動運転で駐車位置に移動させる場合を考慮して、例えば5(km/h)程度の車速を閾値に設定してもよい。
映像取得部21は、車室内が撮影された映像を取得する。例えば、映像取得部21は、車両に搭載された車内カメラから、映像を取得する。なお、映像取得部21によって取得される映像は、車内カメラによって車室内の全ての席が映るアングルから撮影された映像である。車内カメラとして、ドライバモニタリングシステム(以下、DMSと記載する)が備えるカメラを使用してもよい。
乗員有無判定部22は、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定する。例えば、映像取得部21によって取得される映像には、車室内の全ての席が映っているので、乗員有無判定部22は、映像中の席のうち、一席でも乗員が着座する席が映っていれば、乗員の有りと判定する。また、映像中に乗員が着座する席が映っていなければ、乗員有無判定部22は、車室内に乗員がいないと判定する。
音声取得部23は、車室内の音声を取得する。例えば、音声取得部23は、車室内に設けられたマイクによって集音された音声を取得する。なお、車室内で発生した音声を漏れなく取得するために、車室内の席ごとにマイクを配置してもよく、後部座席には複数台のマイクを配置してもよい。音声取得部23によって取得された音声情報は、音声源判別部24に出力される。
音声源判別部24は、音声取得部23によって取得された車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。例えば、報知対象の音声の特徴を示す音声特徴データを、音声源判別部24に設定しておく。音声源判別部24は、音声取得部23によって取得された音声の特徴を解析し、音声の特徴に基づいて上記音声特徴データを参照することで、音声の発生源を判別する。
また、音声源判別部24は、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。
このように、音声源判別部24は、乗員有無判定部22によって映像に乗員が映っていない、すなわち、車室内に乗員がいないと判定された場合に、判定結果を追認するように車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、報知対象検知装置2では、例えば車内カメラの撮影範囲から外れた位置に報知対象が存在したために乗員有無判定部22が誤判定した場合であっても、車室内の音声から報知対象を検知することができる。
次に、報知対象検知装置2の機能を実現するハードウェア構成について説明する。
報知対象検知装置2における、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24の機能は、処理回路によって実現される。
すなわち、報知対象検知装置2は、図3を用いて後述するステップST1からステップST5までの処理を実行するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいが、メモリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図2Aは、報知対象検知装置2の機能を実現するハードウェア構成を示すブロック図である。図2Bは、報知対象検知装置2の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示すブロック図である。図2Aおよび図2Bにおいて、カメラ100は、車両に搭載された車内カメラであり、図1に示した映像取得部21は、カメラ100によって撮影された車室内の映像を取得する。
制御インタフェース101は、車載用ECU102から出力された車両情報を中継するインタフェースである。図1に示した車両情報取得部20は、制御インタフェース101を介して、車載用ECU102から車両情報を取得する。マイク103は、車室内に設けられたマイクである。図1に示した音声取得部23は、マイク103によって集音された音声を取得する。警報装置104は、図1に示した警報部3であり、通信装置105は、図1に示した通信部4である。
処理回路が、図2Aに示す専用のハードウェアの処理回路106である場合、処理回路106は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせたものが該当する。報知対象検知装置2における車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24の機能を、別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が、図2Bに示すプロセッサ107である場合、報知対象検知装置2における車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ108に記憶される。
プロセッサ107は、メモリ108に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、報知対象検知装置2における、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24の機能を実現する。すなわち、報知対象検知装置2は、プロセッサ107によって実行されるときに、図3に示すステップST1からステップST5までの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ108を備える。
これらのプログラムは、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24の手順または方法を、コンピュータに実行させる。メモリ108は、コンピュータを、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
メモリ108には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically-EPROM)などの不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどが該当する。
車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23および音声源判別部24の機能について一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、車両情報取得部20、映像取得部21および音声取得部23は、専用のハードウェアである処理回路106で機能を実現して、乗員有無判定部22および音声源判別部24は、プロセッサ107がメモリ108に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって機能を実現する。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせにより上記機能を実現することができる。
次に動作について説明する。
図3は、実施の形態1に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。
まず、車両情報取得部20が、車両の車速またはシフト位置を示す車両情報を取得する(ステップST1)。車両情報取得部20は、取得した車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定する(ステップST2)。ここで、車速が閾値を超えるか、シフト位置がパーク位置以外であれば(ステップST2;NO)、図3の処理が終了される。
車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置である場合(ステップST2;YES)、車両情報取得部20は、このことを映像取得部21に通知する。
映像取得部21は、車両情報取得部20から上記通知を受けると、車室内が撮影された映像を取得する(ステップST3)。例えば、映像取得部21は、図2Aおよび図2Bに示したカメラ100から車室内の映像を取得する。映像取得部21によって取得された映像は、乗員有無判定部22に出力される。
乗員有無判定部22は、映像取得部21から入力した車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定する(ステップST4)。例えば、乗員有無判定部22は、車室内の映像を画像認識して、乗員が映っているか否かを判定する。判定対象の乗員には報知対象は含まれない。車室内の映像に乗員が映っていた場合(ステップST4;YES)、車室内に大人が残っていると判断されるため、図3の処理が終了される。
車室内の映像に乗員が映っていなかった場合(ステップST4;NO)、乗員有無判定部22は、このことを音声源判別部24に通知する。音声源判別部24は、乗員有無判定部22から上記通知を受けると、音声取得部23によって取得された車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する(ステップST5)。このようにして、音声源判別部24は、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。
なお、下記の条件に当てはまる場合、音声源判別部24の動作を一時的に停止させてもよい。例えば、第1の条件として、車両が駐車されたときに乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定された状態で車両ドアが開閉された場合が挙げられる。この場合、既に降車した者が報知対象を降車させている状態と考えられるため、音声源判別部24の動作を停止させる。第2の条件として、車載機器に対して、明らかに報知対象では不可能な操作が行われた場合が挙げられる。報知対象では不可能な操作は、例えば、文字入力、分岐機能の的確な選択操作などがある。この場合、車室内に残っている者は、報知対象ではなく、いつでも車外に出られる大人であると考えられるので、音声源判別部24の動作を停止させる。
第3の条件として、音声源判別部24によって音声の発生源として報知対象以外の乗員(大人)が判別された場合が挙げられる。この場合、車室内に大人が残っていると判断されるので、音声源判別部24の動作を停止させる。第4の条件として、車両が駐車されてから音声源判別部24を動作させる一定の期間内に、音声取得部23によって音声が取得されなかった場合が挙げられる。この場合、音声で検知可能な報知対象が車室内にいないと判断されるので、音声源判別部24の動作を停止させる。第5の条件として、報知対象が車室内に放置されない要因が報知対象検知装置2に設定されていた場合が挙げられる。例えば、乗員が、報知対象を乗車させていないことを音声源判別部24に設定する。これにより、音声源判別部24は動作を停止する。
図4は、実施の形態1における警報処理の例を示すフローチャートである。図4に示すステップST1aの処理は、図3に示したステップST5の処理と同じである。
音声源判別部24は、音声取得部23によって取得された車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する(ステップST1a)。ここで、音声源判別部24は、音声の発生源が報知対象(子供、ペットなど)のみである場合に、音声の発生源が報知対象であると判定する。すなわち、複数の音声発生源の中に報知対象以外の音声、例えば、大人の音声が含まれる場合、音声の発生源が報知対象であると判定されない。
車室内の音声の発生源が報知対象ではない場合(ステップST1a;NO)、車室内に報知対象が放置されていないので、図4の処理が終了される。
車室内の音声の発生源が報知対象であれば(ステップST1a;YES)、音声源判別部24は、車室内に報知対象が放置されたことを警報部3に通知する。警報部3は、音声源判別部24からの上記通知を受けると、報知対象が放置されたことを示す警報を開始する(ステップST2a)。警報が開始されると、通信部4は、車室内に報知対象が放置されたことを外部装置に通知する(ステップST3a)。外部装置は、例えば、降車した乗員に携帯された携帯端末である。
前述したように、実施の形態1に係る報知対象検知装置2では、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、車室内の映像に乗員が映っていない場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在したために車室内の映像に乗員が映っていないと判定された場合であっても、車室内の音声から報知対象を検知することができる。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することができる。
実施の形態1に係る警報システム1は、報知対象検知装置2、警報部3および通信部4を備える。報知対象検知装置2による報知対象の検知漏れが低減されるので、報知対象が放置されたことの警報と外部装置への通知を的確に行うことができる。
実施の形態1に係る報知対象検知方法では、図3に示した一連の処理が行われるので、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することができる。
車両情報取得部20が、車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、音声源判別部24が、車両情報取得部20から入力した車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定してもよい。
乗員有無判定部22が、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定したが、これに限定されるものではない。
例えば、乗員有無判定部22が、車室内に設けられた赤外線センサ、感圧センサおよび重量センサのいずれかが出力する検知情報に基づいて、車室内の乗員の有無を判定してもよい。この場合、報知対象検知装置2から映像取得部21を省略してもよく、音声源判別部24は、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内で報知対象を検知するセンサの検知領域から外れた位置に報知対象が存在しても、車室内の音声から報知対象を判別することができる。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減できる。
また、乗員有無判定部22は、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定し、さらに、車室内に設けられた赤外線センサ、感圧センサ、および重量センサのいずれかが出力する検知情報に基づいて、車室内の乗員の有無を判定してもよい。この場合も、音声源判別部24は、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内で報知対象を検知するセンサの検知領域から外れた位置に報知対象が存在するか、あるいは、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在しても、車室内の音声から報知対象を判別することができる。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る警報システム1Aの機能構成を示すブロック図である。図5において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。警報システム1Aは、車室内に放置された報知対象の検知を実施し、報知対象が検知された場合に警報処理を行うシステムであり、報知対象検知装置2A、警報部3および通信部4を備える。また、報知対象検知装置2Aは、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25を備えて構成される。
音声源判別部24Aは、車両の車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、物体検知部25によって車室内に報知対象に関わる物体が検知された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。物体検知部25は、映像取得部21によって取得された映像に基づいて、車室内に存在する報知対象に関わる物体を検知する。
報知対象に関わる物体とは、車室内で報知対象に付随されている物体である。例えば、報知対象が子供であれば、子供に関わる物体は、車両の座席に取り付けられたチャイルドシートである。また、報知対象がペットであれば、ペットに関わる物体は、ペットが収容されるペット用ケースである。なお、報知対象に関わる物体は、報知対象が乗車していることを示す要件として利用されるため、報知対象に関わる物体には、車両が出荷されたときに車室内に予め取り付けられて報知対象との関わりが不明な物体は含まれない。
報知対象検知装置2Aにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25の機能は、処理回路によって実現される。処理回路が、図2Aに示した専用のハードウェアの処理回路106である場合、処理回路106は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。報知対象検知装置2Aにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25の機能を別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が、図2Bに示したプロセッサ107である場合、報知対象検知装置2Aにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ108に記憶される。
プロセッサ107は、メモリ108に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、報知対象検知装置2Aにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25の機能を実現する。すなわち、報知対象検知装置2Aは、プロセッサ107によって実行されるときに、後述する図6に示すステップST1bからステップST6bまでの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ108を備える。
これらのプログラムは、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25の手順または方法を、コンピュータに実行させる。メモリ108は、コンピュータを、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Aおよび物体検知部25として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
次に動作について説明する。
図6は、実施の形態2に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。
なお、図6に示すステップST1bからステップST4bまでの処理は、図3に示したステップST1からステップST4までの処理と同じであるので説明を省略する。
物体検知部25は、ステップST3bにおいて映像取得部21によって取得された映像に基づいて、報知対象に関わる物体を検知する(ステップST5b)。例えば、物体検知部25は、車室内の映像を画像認識して、報知対象に関わる物体を検知する。
以下、報知対象が子供またはペットであり、報知対象に関わる物体がチャイルドシートまたはペット用ケースであるものとして説明する。
チャイルドシートまたはペット用ケースが検知されなかった場合(ステップST5b;NO)、報知対象である子供またはペットがいないので、図6の処理が終了される。
一方、チャイルドシートまたはペット用ケースが検知された場合(ステップST5b;YES)、物体検知部25は、このことを音声源判別部24Aに通知する。
音声源判別部24Aは、物体検知部25から上記通知を受けると、音声取得部23によって取得された車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する(ステップST6b)。このように、音声源判別部24Aは、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、物体検知部25によって報知対象に関わる物体が検知された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。
ステップST6bでは、図4に示したステップST1aの処理が実行され、判別結果に応じて、ステップST1a以降の処理が実行される。すなわち、車室内の音声の発生源が報知対象のみであった場合、警報部3は、報知対象が放置されたことを示す警報を開始する。警報が開始されると、通信部4は、車室内に報知対象が放置されたことを外部装置に通知する。
前述したように、実施の形態2に係る報知対象検知装置2Aは、報知対象に関わる物体を検知する物体検知部25を備える。音声源判別部24Aは、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、物体検知部25によって報知対象に関わる物体が検知された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在したために車室内の映像に乗員が映っていないと判定された場合であっても、車室内の音声から報知対象を検知することができる。特に、実施の形態2では、報知対象に関わる物体が検知された場合に、音声の発生源が報知対象であるか否かが判別されるので、報知対象の検知精度が向上して、実施の形態1の構成よりも報知対象の検知漏れを低減できる。
実施の形態2に係る警報システム1Aは、報知対象検知装置2A、警報部3および通信部4を備える。報知対象検知装置2Aによる報知対象の検知漏れが低減されるので、報知対象が放置されたことの警報と外部装置への通知を的確に行うことができる。
実施の形態2に係る報知対象検知方法では、図6に示した一連の処理が行われるので、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することができる。
車両情報取得部20が、車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、音声源判別部24Aが、車両情報取得部20から入力した車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定してもよい。
乗員有無判定部22が、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定したが、これに限定されるものではない。
例えば、乗員有無判定部22が、車室内に設けられた赤外線センサ、感圧センサおよび重量センサのいずれかが出力する検知情報に基づいて、車室内の乗員の有無を判定してもよい。この場合、報知対象検知装置2Aから映像取得部21を省略してもよく、音声源判別部24Aは、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定され、車室内に報知対象に関わる物体が検知された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内で報知対象を検知するセンサの検知領域から外れた位置に報知対象が存在しても、車室内の音声から報知対象を判別することができる。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
また、乗員有無判定部22は、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定し、さらに、車室内に設けられた赤外線センサ、感圧センサおよび重量センサのいずれかが出力する検知情報に基づいて車室内の乗員の有無を判定してもよい。この場合も、音声源判別部24Aは、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定され、車室内に報知対象に関わる物体が検知された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内で報知対象を検知するセンサの検知領域から外れた位置に報知対象が存在するか、あるいは、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在しても、車室内の音声から報知対象を判別することが可能である。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3に係る警報システム1Bの機能構成を示すブロック図である。図7において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。警報システム1Bは、車室内に放置された報知対象の検知を実施し、報知対象が検知された場合に警報処理を行うシステムであり、報知対象検知装置2B、警報部3および通信部4を備える。また、報知対象検知装置2Bは、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26を備えて構成される。
音声源判別部24Bは、車両の車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、温度取得部26によって取得された温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。また、温度取得部26は、車両に搭載された温度センサから車室内の温度情報を取得する。図7において、温度センサの図示は省略したが、車室内の温度を検知できる位置および能力を有したセンサであればよい。
許容温度範囲は、車室内に放置された報知対象の健康が保たれる温度範囲であり、低温側の許容温度と高温側の許容温度によって規定される。例えば、下限の許容温度を5℃とし、上限の許容温度を30℃とした場合、許容温度範囲は、5℃以上30℃以下の範囲である。車室内の温度が許容温度範囲外であると、この車室内に長く放置された報知対象は健康を害する可能性がある。このため、迅速に、車両周辺に警報を出力して、外部装置に通知する必要がある。
一方、車室内の温度が許容温度範囲内である場合は、音声源判別部24Bによって音声の発生源が判別されず、警報部3が警報を行わず、通信部4が通知を行わない。これは、大人が意図的に報知対象を車室内に残したときに、車室内の温度が許容温度範囲内であれば、警報および通知が行われないことを意味する。これにより、実施の形態3に係る警報システム1Bでは、車室内の温度が許容温度範囲を外れた適切なタイミングで、車室内に報知対象が放置されたことを警報および通知することが可能となる。
報知対象検知装置2Bにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26の機能は、処理回路によって実現される。処理回路が、図2Aに示した専用のハードウェアの処理回路106である場合、処理回路106は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。報知対象検知装置2Bにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26の機能を別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が、図2Bに示したプロセッサ107である場合、報知対象検知装置2Bにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ108に記憶される。
プロセッサ107は、メモリ108に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、報知対象検知装置2Bにおける車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26の機能を実現する。すなわち、報知対象検知装置2Bは、プロセッサ107によって実行されるときに、後述する図8に示すステップST1cからステップST7cまでの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ108を備える。
これらのプログラムは、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26の手順または方法を、コンピュータに実行させる。メモリ108は、コンピュータを、車両情報取得部20、映像取得部21、乗員有無判定部22、音声取得部23、音声源判別部24Bおよび温度取得部26として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
次に動作について説明する。
図8は、実施の形態3に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。
なお、図8に示すステップST1cからステップST4cまでの処理は、図3に示したステップST1からステップST4までの処理と同じであるので説明を省略する。
温度取得部26は、車両に搭載された温度センサから、車室内の温度を取得する(ステップST5c)。温度取得部26によって取得された温度情報は、音声源判別部24Bに出力される。
音声源判別部24Bは、温度取得部26によって取得された車室内の温度が許容温度範囲を外れたか否かを判定する(ステップST6c)。このとき、車室内の温度が許容温度範囲を外れていなければ(ステップST6c;NO)、ステップST5cの処理に戻る。これにより、車室内の今後の温度変化が監視される。
一方、車室内の温度が許容温度範囲を外れていた場合(ステップST6c;YES)、音声源判別部24Bは、音声取得部23によって取得された車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する(ステップST7c)。
このようにして、音声源判別部24Bは、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、温度取得部26によって取得された温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。
ステップST7cでは、図4に示したステップST1aの処理が実行され、判別結果に応じて、ステップST1a以降の処理が実行される。すなわち、車室内の音声の発生源が報知対象のみであった場合、警報部3は、報知対象が放置されたことを示す警報を開始する。警報が開始されると、通信部4は、車室内に報知対象が放置されたことを外部装置に通知する。
前述したように、実施の形態3に係る報知対象検知装置2Bは、車室内の温度を取得する温度取得部26を備える。音声源判別部24Bは、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在したために車室内の映像に乗員が映っていないと判定された場合であっても、車室内の音声の発生源から報知対象を判別することができる。
特に、実施の形態3では、車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、音声の発生源が報知対象であるか否かが判別されるので、報知対象の健康を考慮した適切なタイミングで、車室内に報知対象が放置されたことを警報および通知することが可能となる。
実施の形態3に係る警報システム1Bは、報知対象検知装置2B、警報部3および通信部4を備える。報知対象検知装置2Bによる報知対象の検知漏れが低減されるので、報知対象が放置されたことの警報と外部装置への通知を的確に行うことができる。
実施の形態3に係る報知対象検知方法では、図8に示した一連の処理が行われるので、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することができる。
車両情報取得部20が、車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、音声源判別部24Bが、車両情報取得部20から入力した車両情報に基づいて、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定してもよい。
乗員有無判定部22が、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定したが、これに限定されるものではない。
例えば、乗員有無判定部22が、車室内に設けられた赤外線センサ、感圧センサおよび重量センサのいずれかが出力する検知情報に基づいて、車室内の乗員の有無を判定してもよい。この場合、報知対象検知装置2Bから映像取得部21を省略してもよく、音声源判別部24Bは、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定され、車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内で報知対象を検知するセンサの検知領域から外れた位置に報知対象が存在しても、車室内の音声から報知対象を判別することができる。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
また、乗員有無判定部22は、映像取得部21によって取得された車室内の映像に乗員が映っているか否かを判定し、さらに、車室内に設けられた赤外線センサ、感圧センサおよび重量センサのいずれかが出力する検知情報に基づいて車室内の乗員の有無を判定してもよい。この場合も、音声源判別部24Bは、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であり、乗員有無判定部22によって車室内に乗員がいないと判定され、車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内で報知対象を検知するセンサの検知領域から外れた位置に報知対象が存在するか、あるいは、車内カメラの撮像領域から外れた位置に報知対象が存在しても、車室内の音声から報知対象を判別することができる。従って、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
これまで、図1に示した報知対象検知装置2に対して温度取得部26を追加した構成を示したが、実施の形態3に係る報知対象検知装置は、図5に示した報知対象検知装置2Aに対して温度取得部26を追加した構成であってもよい。この場合、音声源判別部24Bは、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、乗員有無判定部22によって車室内の映像に乗員が映っていないと判定され、物体検知部25によって報知対象に関わる物体が検知され、車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。このように構成しても、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
実施の形態4.
図9は、この発明の実施の形態4に係る警報システム1Cの機能構成を示すブロック図である。図9において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。警報システム1Cは、車室内に放置された報知対象の検知を実施し、報知対象が検知された場合に警報処理を行うシステムであり、報知対象検知装置2C、警報部3および通信部4を備える。また、報知対象検知装置2Cは、車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27を備えて構成される。
音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたときに報知対象検知部27によって報知対象が検知され、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。閾値は、車両が駐車されたことを示す車速であり、例えば0(km/h)が設定される。音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたとき、すなわち車両の走行中に報知対象検知部27によって報知対象が検知されたことを、車室内に報知対象が放置されたか否かの判定を開始する条件としている。
報知対象検知部27は、映像取得部21によって取得された映像に基づいて車室内の報知対象を検知する。例えば、報知対象検知部27は、車室内の映像を画像認識して、報知対象を検知する。DMSは、一般に、車両を運転している運転者の状態を監視するシステムであるため、DMSが備える車内カメラは、車両が走行しているときに起動して車室内を撮影し、車両が駐車された場合には動作が停止される。このため、映像取得部21が、DMSが備える車内カメラから車室内の映像を取得する場合、車両が走行しているときの映像のみが取得される。報知対象検知部27は、DMSが起動している車両の走行中に、車室内に報知対象が存在するか否かを検知する。
報知対象検知装置2Cにおける車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27の機能は、処理回路により実現される。処理回路が、図2Aに示した専用のハードウェアの処理回路106である場合、処理回路106は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。報知対象検知装置2Cにおける車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27の機能を別々の処理回路で実現してもよく、これらの機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
処理回路が、図2Bに示したプロセッサ107である場合、報知対象検知装置2Cにおける車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27の機能は、ソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。なお、ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述されてメモリ108に記憶される。
プロセッサ107は、メモリ108に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、報知対象検知装置2Cにおける車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27の機能を実現する。すなわち、報知対象検知装置2Cは、プロセッサ107によって実行されるときに、後述する図10に示すステップST1dからステップST5dまでの処理が結果的に実行されるプログラムを記憶するためのメモリ108を備える。
これらのプログラムは、車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27の手順または方法をコンピュータに実行させる。メモリ108は、コンピュータを、車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27として機能させるためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
次に動作について説明する。
図10は、実施の形態4に係る報知対象検知方法を示すフローチャートである。
まず、映像取得部21は、車室内が撮影された映像を取得する(ステップST1d)。例えば、映像取得部21は、図2Aおよび図2Bに示したカメラ100から車室内の映像を取得して、報知対象検知部27に出力する。報知対象検知部27は、映像取得部21によって取得された映像に基づいて、車室内の報知対象を検知する。報知対象の有無を示す検知情報は、報知対象検知部27から音声源判別部24Cに出力される。
車両情報取得部20が、車両の車速またはシフト位置を示す車両情報を取得して、音声源判別部24Cに出力する(ステップST2d)。
音声源判別部24Cは、車両情報取得部20によって取得された車両情報と、報知対象検知部27から入力した検知情報とに基づいて、車速が閾値を超えているときに車室内に報知対象が検知されたか否かを判定する(ステップST3d)。車速が閾値を超えているときに車室内に報知対象が検知されなかった場合(ステップST3d;NO)、報知対象が車両に乗車していないと判断されるので、図10の処理が終了される。
車速が閾値を超えているときに車室内に報知対象が検知された場合(ステップST3d;YES)、音声源判別部24Cは、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて、車両の車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置であるかを判定する(ステップST4d)。車速が閾値を超えるか、シフト位置がパーク位置以外であれば(ステップST4d;NO)、車両は走行中であるので図10の処理が終了される。
一方、車速が閾値以下であるか、またはシフト位置がパーク位置である場合(ステップST4d;YES)、音声源判別部24Cは、音声取得部23によって取得された車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する(ステップST5d)。
このようにして、音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたときに報知対象検知部27によって報知対象が検知され、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。
ステップST5dでは、図4に示したステップST1aの処理が実行され、判別結果に応じて、ステップST1a以降の処理が実行される。すなわち、車室内の音声の発生源が報知対象のみであった場合、警報部3は、報知対象が放置されたことを示す警報を開始する。警報が開始されると、通信部4は、車室内に報知対象が放置されたことを外部装置に通知する。
前述したように、実施の形態4に係る報知対象検知装置2Cは、車両情報取得部20、映像取得部21、音声取得部23、音声源判別部24Cおよび報知対象検知部27を備える。音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたときに報知対象検知部27によって報知対象が検知され、車両情報取得部20によって取得された車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。これにより、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。また、音声源判別部24Cは、車両の走行中に車室内に報知対象が検知された場合に、車両が駐車されたタイミングで車室内の音声の発生源を判別する。従って、車両が駐車されたときに車室内の映像を用いて乗員の有無を判定する必要がなく、報知対象検知装置2Cの処理負荷を低減できる。
実施の形態4に係る警報システム1Cは、報知対象検知装置2C、警報部3および通信部4を備える。報知対象検知装置2Cによる報知対象の検知漏れが低減されるので、報知対象が放置されたことの警報と外部装置への通知を的確に行うことができる。
また、実施の形態4に係る報知対象検知方法では、図10に示した一連の処理が行われるので、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することができる。
また、実施の形態4に係る報知対象検知装置2Cに対して、実施の形態2で示した物体検知部25を追加してもよい。この場合、音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたときに報知対象が検知されており、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、物体検知部25によって報知対象に関わる物体が検知された場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。このように構成しても、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
さらに、実施の形態4に係る報知対象検知装置2Cに対して、実施の形態3で示した温度取得部26を追加してもよい。この場合、音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたときに報知対象が検知されており、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、温度取得部26によって取得された車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。このように構成しても、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
さらに、実施の形態4に係る報知対象検知装置2Cに対して、実施の形態2で示した物体検知部25および実施の形態3で示した温度取得部26を追加してもよい。この場合、音声源判別部24Cは、車速が閾値を超えていたときに報知対象が検知されており、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、物体検知部25によって報知対象に関わる物体が検知され、温度取得部26によって取得された車室内の温度が許容温度範囲を外れた場合に、車室内の音声の発生源が報知対象であるか否かを判別する。
このように構成しても、車室内に放置された報知対象の検知漏れを低減することが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、実施の形態のそれぞれの自由な組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る報知対象検知装置は、車室内に放置された報知対象物の検知漏れを低減することができるので、車両の乗員監視システムに利用可能である。
1,1A,1B,1C 警報システム、2,2A,2B,2C 報知対象検知装置、3 警報部、4 通信部、20 車両情報取得部、21 映像取得部、22 乗員有無判定部、23 音声取得部、24,24A,24B,24C 音声源判別部、25 物体検知部、26 温度取得部、27 報知対象検知部、100 カメラ、101 制御インタフェース、102 車載用ECU、103 マイク、104 警報装置、105 通信装置、106 処理回路、107 プロセッサ、108 メモリ。

Claims (10)

  1. 車速またはシフト位置を示す車両情報を取得する車両情報取得部と、
    車室内が撮影された映像を取得する映像取得部と、
    前記映像取得部によって取得された前記車室内の映像に、車外の人間に報知すべき子供またはペットである報知対象以外の乗員が映っている場合に、前記車室内に乗員がいると判定し、前記車室内の映像に前記報知対象以外の乗員が映っていなければ、前記車室内に乗員がいないと判定する乗員有無判定部と、
    前記車室内の音声を取得する音声取得部と、
    前記音声取得部によって取得された前記車室内の音声に基づいて、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する音声源判別部と
    を備え、
    前記音声源判別部は、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、前記乗員有無判定部によって前記車室内に乗員がいないと判定された場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する
    ことを特徴とする報知対象検知装置。
  2. 前記乗員有無判定部は、前記車室内の映像に乗員が映っているか否かに加え、前記車室内に設けられたセンサが出力する検知情報に基づいて、前記車室内に乗員がいるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の報知対象検知装置。
  3. 前記映像取得部によって取得された前記車室内の映像の画像認識結果に基づいて、前記報知対象に付随されている物体を検知する物体検知部を備え、
    前記音声源判別部は、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、前記乗員有無判定部によって前記車室内乗員がいないと判定され、前記物体検知部によって前記報知対象に付随されている物体が検知された場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の報知対象検知装置。
  4. 前記車室内の温度を取得する温度取得部を備え、
    前記音声源判別部は、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、前記乗員有無判定部によって前記車室内に乗員がいないと判定され、前記温度取得部によって取得された温度が許容温度範囲を外れた場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項1記載の報知対象検知装置。
  5. 車速またはシフト位置を示す車両情報を取得する車両情報取得部と、
    車速が閾値を超えていたときに車室内が撮影された映像を取得する映像取得部と、
    前記車室内の音声を取得する音声取得部と、
    前記音声取得部によって取得された前記車室内の音声に基づいて、前記車室内の音声の発生源が車外の人間に報知すべき子供またはペットである報知対象のみであるか否かを判別する音声源判別部と、
    前記映像取得部によって取得された前記車室内の映像の画像認識結果に基づいて、前記報知対象を検知する報知対象検知部と
    を備え、
    前記音声源判別部は、車速が閾値を超えていたときに前記報知対象検知部によって前記報知対象が検知され、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定された場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する
    ことを特徴とする報知対象検知装置。
  6. 前記映像取得部によって取得された前記車室内の映像の画像認識結果に基づいて、前記報知対象に付随されている物体を検知する物体検知部を備え、
    前記音声源判別部は、車速が閾値を超えていたときに前記報知対象検知部によって前記報知対象が検知され、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、前記物体検知部によって前記報知対象に付随されている物体が検知された場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項5に記載の報知対象検知装置。
  7. 前記車室内の温度を取得する温度取得部を備え、
    前記音声源判別部は、車速が閾値を超えていたときに前記報知対象検知部によって前記報知対象が検知され、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、前記温度取得部によって取得された温度が許容温度範囲を外れた場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項5に記載の報知対象検知装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項記載の報知対象検知装置と、
    車両周辺に警報を出力する警報部と、
    前記車室内に前記報知対象が放置されていることを外部装置に通知する通信部と
    を備え、
    前記警報部は、前記音声源判別部によって、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであると判別された場合に、警報を出力し、
    前記通信部は、前記警報部による警報の出力に応じて前記外部装置に通知する
    ことを特徴とする警報システム。
  9. 車両情報取得部、映像取得部、乗員有無判定部、音声取得部および音声源判別部を備えた報知対象検知装置による報知対象検知方法であって、
    前記車両情報取得部が、車速またはシフト位置を示す車両情報を取得するステップと、
    前記映像取得部が、車室内が撮影された映像を取得するステップと、
    前記乗員有無判定部が、前記映像取得部によって取得された前記車室内の映像に、車外の人間に報知すべき子供またはペットである報知対象以外の乗員が映っている場合に、前記車室内に乗員がいると判定し、前記車室内の映像に前記報知対象以外の乗員が映っていなければ、前記車室内に乗員がいないと判定するステップと、
    前記音声取得部が、前記車室内の音声を取得するステップと、
    前記音声源判別部が、前記音声取得部によって取得された前記車室内の音声に基づいて、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別するステップと
    を備え、
    前記音声源判別部は、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定され、前記乗員有無判定部によって前記車室内に乗員がいないと判定された場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する
    ことを特徴とする報知対象検知方法。
  10. 車両情報取得部、映像取得部、音声取得部、音声源判別部および報知対象検知部を備えた報知対象検知装置による報知対象検知方法であって、
    前記車両情報取得部が、車速またはシフト位置を示す車両情報を取得するステップと、
    前記映像取得部が、車速が閾値を超えていたときに車室内が撮影された映像を取得するステップと、
    前記音声取得部が、前記車室内の音声を取得するステップと、
    前記音声源判別部が、前記音声取得部によって取得された前記車室内の音声に基づいて、前記車室内の音声の発生源が、車外の人間に報知すべき子供またはペットである報知対象のみであるか否かを判別するステップと、
    前記報知対象検知部が、前記映像取得部によって取得された前記車室内の映像の画像認識結果に基づいて、前記報知対象を検知するステップと、
    を備え、
    前記音声源判別部は、車速が閾値を超えていたときに前記報知対象検知部によって前記報知対象が検知され、前記車両情報取得部によって取得された前記車両情報に基づいて、車速が閾値以下またはシフト位置がパーク位置であると判定された場合に、前記車室内の音声の発生源が前記報知対象のみであるか否かを判別する
    ことを特徴とする報知対象検知方法。
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