JP2024044598A - 制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】報知ランプにおける報知内容をユーザに容易に認識させることができる制御装置および制御方法を提供する。【解決手段】実施形態の一態様に係る制御装置においては、車内に設置されるコントローラを備える。コントローラは、車内に設置される車載装置が報知内容に応じた点灯パターンで点灯させる報知ランプを車内カメラを用いて撮影する。また、コントローラは、撮影された映像に基づいて報知ランプの点灯パターンを認識して報知内容を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置および制御方法に関する。
従来、例えば車載装置に異常が発生した場合、車載装置に設けられた報知ランプを点灯させることで、異常の発生をユーザに報知する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来技術にあっては、報知する内容(すなわち、発生した異常の内容や種類)に応じて報知ランプの点灯パターンを変更するようにしている。
特開2004-306772号公報
しかしながら、従来技術において、ユーザが報知内容を認識するためには、報知ランプの点灯パターンがどのような報知内容に対応するものであるかを、例えば車載装置の説明書等で確認する必要があり、かかる作業はユーザにとって煩瑣であった。このように、従来技術には、報知ランプにおける報知内容をユーザに容易に認識させるという点で改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、報知ランプにおける報知内容をユーザに容易に認識させることができる制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御装置において、車内に設置されるコントローラを備える。前記コントローラは、前記車内に設置される車載装置が報知内容に応じた点灯パターンで点灯させる報知ランプを車内カメラを用いて撮影し、撮影された映像に基づいて前記報知ランプの前記点灯パターンを認識して前記報知内容を検出する。
本発明によれば、報知ランプにおける報知内容をユーザに容易に認識させることができる。
図1は、実施形態に係る制御方法の概要を説明するための図である。 図2は、実施形態に係る制御装置を含む車載装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、点灯パターン情報の一例を示す図である。 図4は、キーワード情報の一例を示す図である。 図5は、制御装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する制御装置および制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<制御方法の概要>
以下では先ず、実施形態に係る制御方法の概要について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る制御方法の概要を説明するための図である。
図1に示すように、実施形態に係る制御方法は、自動車などの車両Aに搭載された車載装置1によって実行される。正確には、実施形態に係る制御方法は、車載装置1が有する制御装置10によって実行される。なお、車載装置1としては、例えばドライブレコーダを用いることができる。
車載装置1は、制御装置10と、車外カメラ11と、車内カメラ12と、報知ランプ13とを備える。制御装置10は、車載装置1の本体部(筐体)1aに内蔵され、車載装置1全体を制御する。
車外カメラ11は、車両Aの外部(車外)を撮影する。なお、車外カメラ11は、本体部1aと一体となるように設けられるが、これに限られず、別体であってもよい。また、図1の例では、車外カメラ11は、車両Aの前方を撮影するが、これに限定されるものではなく、例えば車両Aの後方や側方を撮影してもよい。
車内カメラ12は、車両Aの内部、すなわち車内(車室A1内)を撮影する。例えば、車内カメラ12は、本体部1aとは別体とされ、車室A1の後部に設置される。そして、車内カメラ12は、車室A1の後部から前方へ向けて車内を撮影する。
報知ランプ13は、車内(車室A1内)に設置され、報知内容に応じた点灯パターンで点灯する。例えば、上記した制御装置10は、車載装置1の異常等を検知した場合、かかる報知ランプ13を点灯させる。このとき、制御装置10は、報知内容(言い換えると、検知した異常等の内容や種類)に応じた点灯パターンで報知ランプ13を点灯させる。なお、報知ランプ13は、本体部1aと一体となるように設けられるが、これに限られず、別体であってもよい。
ところで、従来技術において、ユーザUは、報知ランプ13が点灯すると、報知ランプ13の点灯パターンがどのような報知内容に対応するものであるかを、車載装置1の説明書等で確認していたが、かかる作業はユーザにとって煩瑣であった。
そこで、本実施形態に係る制御装置10にあっては、報知ランプ13における報知内容をユーザUに容易に認識させることができるような構成とした。
具体的に説明すると、制御装置10は、車内カメラ12を用いて、点灯している報知ランプ13を撮影する(ステップS1)。詳しくは、車内カメラ12は、車室A1内において報知ランプ13を撮影可能な位置に設置され、制御装置10は、かかる車内カメラ12で報知ランプ13を撮影する。
次いで、制御装置10は、撮影された映像に基づいて報知ランプ13の点灯パターンを認識して報知内容を検出する(ステップS2)。詳しくは、制御装置10は、撮影された報知ランプ13の映像を任意の映像解析手法を用いて解析し、解析結果から報知ランプ13の点灯パターンを認識する。なお、点灯パターンの例としては、1秒間隔で点滅するパターン、1.2秒間隔で点滅するパターン、1.5秒間隔で点滅するパターンなどである。
そして、制御装置10は、認識した点灯パターンと、予め記憶部30に記憶される点灯パターン情報33(図2参照)とに基づいて、報知ランプ13における報知内容を検出する。すなわち、点灯パターン情報33には、後述するように、点灯パターンと報知内容とを対応付ける情報が含まれており、制御装置10は、かかる点灯パターン情報33を参照することで、認識した点灯パターンに対応する報知内容を検出する。
次いで、制御装置10は、検出された報知内容をユーザUに報知する(ステップS3)。ここでの報知は、音声情報や表示情報などの出力により行われる。一例として、制御装置10は、車載装置1が備えるスピーカ15(図2参照)を介して報知内容を含む音声情報を出力して、報知内容をユーザUに報知する。別の例として、制御装置10は、車載装置1と通信可能に接続されたナビゲーション装置100(図2参照)の画面に報知内容を含む表示情報を出力して、報知内容をユーザUに報知する。
このように、本実施形態に係る制御装置10は、車内カメラ12を用いて報知ランプ13を撮影し、撮影された映像に基づいて報知ランプ13の点灯パターンを認識して報知内容を検出するようにした。
これにより、本実施形態にあっては、報知ランプ13の点灯時に、ユーザUは車載装置1の説明書等で報知内容を確認する必要がなく、よって報知ランプ13における報知内容をユーザに容易に認識させることができる。
また、本実施形態にあっては、点灯パターンのバリエーションを増加させることが可能になり、よって報知する内容の種類を増加させることができる。すなわち、従来技術では、ユーザUが報知ランプ13を視認して点灯パターンを認識する構成であるため、人が認識できる点灯パターン(例えば1秒間隔で点滅するパターンと、2秒間隔で点滅するパターンなど)しか用いることができない。
本実施形態にあっては、上記したように、映像に基づいて報知ランプ13の点灯パターンを認識するようにしたので、人による認識が難しい点灯パターン(例えば、1秒間隔で点滅するパターンと、1.2秒間隔で点滅するパターンなど)も用いることが可能になる。そのため、点灯パターンのバリエーションを、人が点灯パターンを認識する構成の場合に比べて増加させることが可能になり、点灯パターンの増加に伴って、それに対応する報知内容の種類を増加させることができる。言い換えると、本実施形態にあっては、点灯パターンのバリエーションが増加した分、より詳細な報知内容をユーザUに報知することが可能になる。
また、例えば車内カメラ12が後付けされるような場合に、本実施形態にあっては、後付けされた車内カメラ12を利用して、報知ランプ13における報知内容をユーザに容易に認識させることができる。
<制御装置を含む車載装置>
次に、実施形態に係る制御装置10を含む車載装置1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、実施形態に係る制御装置10を含む車載装置1の構成例を示すブロック図である。なお、図2のブロック図では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2のブロック図に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2以降の説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、省略する場合がある。
車載装置1は、車内に設置され、図2に示すように、上記した制御装置10と、車外カメラ11と、車内カメラ12と、報知ランプ13と、センサ群14と、スピーカ15と、マイク16と、通報ボタン17とを備える。
また、車載装置1には、ナビゲーション装置100および車外通報装置110が通信可能に接続される。ナビゲーション装置100は、図示しないディスプレイやスピーカを備え、例えば車両の経路を示す経路案内情報など各種情報をディスプレイやスピーカを介してユーザに提供する。
車外通報装置110は、後述するように、車両の周辺(車外)に向けた通報を行う際に作動する装置である。車外通報装置110としては、例えばクラクション、ヘッドライト、テールライトなどを用いることができる。
車外カメラ11は、車両の外部(車外)を撮影し、撮像した映像を制御装置10へ出力する。車内カメラ12は、車両の内部(車内)を撮影し、撮像した映像を制御装置10へ出力する。
報知ランプ13は、車内に設置され、報知内容に応じた点灯パターンで点灯する。報知ランプ13としては、例えばLED(Light Emitting Diode)ランプを用いることができる。
センサ群14は、車両に関する各種の信号を制御装置10へ出力する。例えば、センサ群14には、加速度センサが含まれ、車両に作用する加速度を検出し、検出した加速度を示す信号を制御装置10へ出力する。また、センサ群14には、温度センサが含まれ、車内の温度を検出し、検出した車内温度を示す信号を制御装置10へ出力する。なお、センサ群14には、上記した加速度センサや温度センサに加えて、あるいは代えて、車速センサなどその他の種類のセンサが含まれてもよい。
スピーカ15は、車内に設置され、制御装置10からの制御信号に応じて音声情報を出力する。マイク16は、車内に設置され、車内に発生する音声(例えば車両の乗員(ユーザ)の発話音声など)を集音し、制御装置10へ出力する。
通報ボタン17は、車内に設置され、乗員(ユーザ)が警察や救急などの関係機関に対する通報を要求する場合に操作される。例えば、車両がタクシーであり、乗客が乗務員に危害を加える行動、あるいは危害を加えるおそれのある行動をとった場合など乗務員が緊急状態にあるとき、通報ボタン17は、乗務員によって操作される。通報ボタン17は、乗務員(乗員。ユーザ)に操作されると、通報要求を示す信号を制御装置10へ出力する。なお、通報ボタン17は、乗員が急病などの緊急状態にあるときに操作されてもよい。
制御装置10は、コントローラ(制御部)20と、記憶部30とを備える。記憶部30は、例えば、不揮発性メモリやデータフラッシュ、ハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成される記憶部である。かかる記憶部30には、車外映像31、車内映像32、点灯パターン情報33、キーワード情報34および各種プログラムなどが記憶される。
車外映像31は、車両の外部(車外)の映像(映像データ)である。車内映像32は、車両の内部(車内)の映像(映像データ)である。
点灯パターン情報33は、上記したように、報知ランプ13の点灯パターンと報知内容とを対応付ける情報である。ここで、図3を参照して点灯パターン情報33について説明する。図3は、点灯パターン情報33の一例を示す図である。
図3に示すように、点灯パターン情報33には、「報知内容」および「点灯パターン」の項目が含まれ、各項目のデータは互いに関連付けられている(対応付けられている)。
「報知内容」は、報知内容を示す情報である。「報知内容」は、例えば制御装置10によって検知された情報であり、例えば車載装置1の異常や車内温度の異常、通報要求等を示す情報が含まれる。
具体的に「報知内容」には、車外カメラ11の動作不良などを示す「車外カメラ異常」、映像の記録不良などを示す「映像記録異常」、車内温度が閾値以上の高温となったことを示す「車内温度異常」、通報ボタン17が操作されて通報要求がなされたことを示す「通報要求」などの情報が含まれる。なお、上記では、「報知内容」を具体的に示したが、これらはあくまでも例示であって限定されるものではない。
「点灯パターン」は、報知ランプ13の点灯パターンを示す情報である。「点灯パターン」には、例えば1秒間隔で点滅するパターン、1.2秒間隔で点滅するパターン、1.5秒間隔で点滅するパターンなどを示す情報などが含まれる。なお、図3に示す例では、便宜上、「点灯パターン」を「パターン01」といったように抽象的な記載とするが、「パターン01」には具体的な情報が記憶されるものとする。
図3に示す例では、報知内容が「車外カメラ異常」のとき、点灯パターンは「パターン01」であることを示している。
図2の説明に戻ると、キーワード情報34は、乗員(ユーザ。乗務員)が緊急状態にあるときに乗員が発話するキーワードの情報であり、予め記憶部30に記憶される。ここで、図4を参照してキーワード情報34について説明する。図4は、キーワード情報34の一例を示す図である。
図4に示すように、キーワード情報34には、「キーワードID」および「キーワード」の項目が含まれ、各項目のデータは互いに関連付けられている(対応付けられている)。
「キーワードID」は、キーワードを識別する識別情報である。「キーワード」は、乗員が緊急状態にあるときに乗員が発話するキーワードの情報である。例えば「キーワード」には、上記したようにタクシーの乗客が乗務員(乗員)に危害を加える行動等をとった場合など乗務員が緊急状態にあるときに乗務員が発話するキーワードや、乗員が急病などの緊急状態にあるときに乗員が発話するキーワードなどが含まれる。
具体的に「キーワード」には、「助けて」、「通報して」、「警察呼んで」、「救急車呼んで」などのキーワード情報が含まれる。なお、上記では、「キーワード」を具体的に示したが、これらはあくまでも例示であって限定されるものではない。
図4に示す例では、キーワードID「A01」のキーワードは、「キーワード01」であることを示している。
図2の説明に戻ると、コントローラ20は、車内に設置され、記録部21と、検知部22と、ランプ制御部23と、認識部24と、報知部25と、通報部26とを備える。また、コントローラ20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、コントローラ20の記録部21、検知部22、ランプ制御部23、認識部24、報知部25および通報部26として機能する。また、コントローラ20の記録部21、検知部22、ランプ制御部23、認識部24、報知部25および通報部26の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
コントローラ20の記録部21は、車外カメラ11から映像を取得し、取得した映像を記憶部30に車外映像31として記録する。また、記録部21は、車内カメラ12から映像を取得し、取得した映像を記憶部30に車内映像32として記録する。なお、車内映像32には、上記したように、報知ランプ13の映像が含まれる。
また、記録部21は、センサ群14の加速度センサの出力に基づいて車両の急ブレーキ、急加速、急ハンドル、接触事故による衝撃などを検知した場合、検知前後の所定時間分の車内映像および車外映像のデータについて上書きを禁止する処理を行ってもよい。
検知部22は、車載装置1の異常等を検知する。例えば、検知部22は、車外カメラ11から入力される映像データを監視し、映像データが入力されない場合に、車外カメラ11に動作不良などが発生したと推定し、車外カメラ11の異常を検知する。
また、検知部22は、記録部21を監視し、映像データが記憶部30に正常に記録されない場合に、映像の記録不良などが発生したと推定し、映像記録の異常を検知する。
また、検知部22は、センサ群14の温度センサの出力を監視し、車内温度が閾値以上の高温となった場合に、車内温度の異常を検知する。なお、上記した閾値は、室内に乗員がいた場合、かかる乗員に健康上の影響を与えるおそれがある値に設定されるが、これに限定されるものではなく、任意の値に設定可能である。
また、検知部22は、通報ボタン17から通報要求を示す信号が入力された場合、乗員による通報要求があったことを検知する。そして、検知部22は、検知した情報(例えば、車載装置1の異常や車内温度の異常、通報要求等を示す情報)をランプ制御部23へ出力する。
ランプ制御部23は、報知ランプ13を制御する。具体的には、ランプ制御部23は、報知内容に応じた点灯パターンで報知ランプ13を点灯させる。例えば、ランプ制御部23は、検知部22によって検知された情報と、点灯パターン情報33とに基づいて報知ランプ13を点灯させる制御を行う。
具体的には、ランプ制御部23は、検知部22によって車外カメラ11の異常が検知された場合、点灯パターン情報33の「パターン01」(図3参照)の点灯パターンで報知ランプ13を点灯させる。また、ランプ制御部23は、検知部22によって映像記録の異常が検知された場合、点灯パターン情報33の「パターン02」(図3参照)の点灯パターンで報知ランプ13を点灯させる。また、ランプ制御部23は、検知部22によって車内温度の異常が検知された場合、点灯パターン情報33の「パターン03」(図3参照)の点灯パターンで報知ランプ13を点灯させる。また、ランプ制御部23は、検知部22によって通報要求が検知された場合、点灯パターン情報33の「パターン04」(図3参照)の点灯パターンで報知ランプ13を点灯させる。
認識部24は、上記した報知ランプ13の点灯パターンを認識して報知内容を検出する。例えば、認識部24は、撮影された報知ランプ13の映像(正確には車内映像)に基づいて報知ランプ13が点灯していると判定された場合、報知ランプ13の点灯パターンを認識する。
詳しくは、認識部24は、報知ランプ13の映像を解析し、撮影された報知ランプ13の点灯パターンが、点灯パターン情報33に含まれる複数の点灯パターンのうち、どの点灯パターンに該当するかを判定する処理(マッチング処理)を行う。そして、認識部24は、該当した点灯パターンに対応する報知内容を、報知ランプ13における報知内容として検出する。そして、認識部24は、検出した報知内容を示す情報を報知部25および通報部26へ出力する。
報知部25は、認識部24によって検出された報知内容が、通報要求や車内温度異常ではなく、例えば車外カメラ異常や映像記録異常などであった場合、車外カメラ異常等の報知内容をユーザに報知する。
例えば、報知部25は、検出された報知内容を含む音声情報(例えば「車外カメラ異常です」などの音声情報)を、スピーカ15を制御して出力し、報知内容をユーザに報知する。
また、報知部25は、スピーカ15に加えて、あるいは代えて、ナビゲーション装置100などその他の装置を用いて報知内容をユーザに報知してもよい。すなわち、報知部25は、検出された報知内容を示す情報をナビゲーション装置100へ送信し、ナビゲーション装置100のディスプレイを介して報知内容を含む表示情報を報知してもよい。また、報知部25は、ナビゲーション装置100のスピーカを介して報知内容を含む音声情報を報知してもよい。
これにより、本実施形態にあっては、報知ランプ13の点灯時に、ユーザは車載装置1の説明書等で報知内容を確認する必要がなく、よって報知ランプ13における報知内容をユーザに容易に認識させることができる。
通報部26は、通報処理を行う。通報処理には、例えば警察や救急などの関係機関に図示しない通信回線を介して通報する処理、上記した車外通報装置110を介して車外の人に通報する処理などが含まれる。なお、通報処理は、上記の処理に限定されるものではなく、例えば警備会社へ通報する処理や、車両等を管理する会社(例えばタクシー会社など)へ通報する処理などその他の通報処理が含まれてもよい。
具体的には、例えば通報部26は、認識部24によって検出された報知内容が車内温度異常である場合、車内の乗員の有無を検出する。一例として、通報部26は、車内映像を解析し、車内映像に頭部や顔部、体部など乗員(人)の特徴点が含まれる場合、車内に乗員が存在することを検出する。なお、上記では、通報部26は、車内映像を用いて車内の乗員の有無を検出したが、これに限定されるものではなく、例えば座席に設けられた着座センサなどその他の装置の出力に基づいて車内の乗員の有無を検出してもよい。
そして、通報部26は、報知内容が車内温度異常であり、かつ、車内に乗員が存在することを検出した場合、通報処理を実行する。具体的には、通報部26は、認識部24によって車内温度異常を示す点灯パターンが認識されて報知内容として車内温度異常が検出され、かつ、車内に乗員が存在することを検出した場合、警察等の関係機関に対する通報処理を実行する。
これにより、本実施形態にあっては、車内に乗員(例えば子供)が残された状態で車内が高温になっていること、すなわち乗員が緊急状態にあることを、警察等の関係機関に早期に通報することができる。
また、通報部26は、警察等の関係機関に対する通報処理に加えて、あるいは代えて、車両の周辺に向けた通報を行ってもよい。具体的には、通報部26は、車外通報装置110を制御して車外の人に通報してもよい。より具体的には、通報部26は、車外通報装置110であるクラクションを鳴らす、ヘッドライトやテールライトなどを点灯(点滅)させるなどして、車外の人に通報してもよい。
これにより、本実施形態にあっては、車内に乗員が残された状態で車内が高温になっていることを、すなわち乗員が緊急状態にあることを、車両の周辺に存在する車外の人に早期に通報することができる。
また、通報部26は、報知内容が通報要求である場合、通報処理を実行する。具体的には、通報部26は、認識部24によって通報要求を示す点灯パターンが認識されて報知内容として通報要求が検出された場合、警察等の関係機関に対する通報処理を実行する。
これにより、本実施形態にあっては、乗員が緊急状態にあることを、警察等の関係機関に早期に通報することができる。すなわち、上記したように、通報ボタン17は乗員が緊急状態にあるときに操作され、かかる操作によって報知ランプ13が通報要求を示す点灯パターンで点灯する。本実施形態にあっては、かかる点灯パターンを認識し報知ランプ13の報告内容が通報要求であることを検出し、通報処理を行うようにしたので、乗員が緊急状態にあることを、警察等の関係機関に早期に通報することができる。
また、上記した通報処理は、報知ランプ13の点灯をトリガとして行われる。そのため、例えばタクシーの乗務員に対して危害を加える行動等をとっている乗客は通報されたことに気が付きにくく、これにより通報によって乗客を過度に刺激することを抑制することができる。
また、通報部26は、乗員から通報要求がなされたとき、警察等の関係機関に対する通報処理に加えて、あるいは代えて、車両の周辺に向けた通報を行ってもよい。具体的には、通報部26は、マイク16を介して車内の音声情報を取得する、詳しくは乗員(ユーザ)の発話内容を示す音声情報を取得する。
そして、通報部26は、取得された音声情報に、キーワード情報34のキーワード(すなわち、乗員が緊急状態にあることを示すキーワード(例えば「助けて」など))が含まれる場合、車両の周辺に向けた通報を含む通報処理を実行する。
詳しくは、通報部26は、取得した音声情報をテキスト化して音声文字情報に生成する。そして、通報部26は、生成された音声文字情報の中に、キーワード情報34の「キーワード」に一致あるいは略一致するものがある場合、乗員が緊急状態にあると推定し、車両の周辺に向けた通報を行う。具体的には、通報部26は、車外通報装置110を制御して車外の人に通報する。
これにより、本実施形態にあっては、乗員が緊急状態にあることを、車両の周辺に存在する車外の人に早期に通報することができる。
<制御装置の制御処理>
次に、制御装置10における具体的な処理手順の一例について図5を用いて説明する。図5は、制御装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、制御装置10のコントローラ20は、車内カメラ12を用いて報知ランプ13を撮影する(ステップS10)。次いで、コントローラ20は、報知ランプ13が点灯しているか否かを判定する(ステップS11)。コントローラ20は、報知ランプ13が点灯していないと判定された場合(ステップS11,No)、ステップS10の処理へ戻る。
コントローラ20は、報知ランプ13が点灯していると判定された場合(ステップS11,Yes)、撮影された映像に基づいて報知ランプ13の点灯パターンを認識して報知内容を検出する(ステップS12)。
次いで、コントローラ20は、報知ランプ13の点灯パターンから検出された報知内容が、通報要求であるか否かを判定する(ステップS13)。コントローラ20は、報知内容が通報要求であると判定された場合(ステップS13,Yes)、警察等の関係機関に対して通報する通報処理を実行する(ステップS14)。
続いて、コントローラ20は、マイク16によって集音された音声情報、言い換えると乗員の発話内容を示す音声情報に、乗員が緊急状態にあることを示すキーワードが含まれているか否かを判定する(ステップS15)。
コントローラ20は、音声情報にキーワードが含まれていると判定された場合(ステップS15,Yes)、車外通報装置110(図2参照)を制御して車両の周辺に向けた通報を行う(ステップS16)。一方、コントローラ20は、音声情報にキーワードが含まれていないと判定された場合(ステップS15,No)、処理を終了する。なお、コントローラ20は、音声情報にキーワードが含まれていないと判定された場合に、数分から数十分程度の所定時間の間、ステップS15の処理に戻るようにしてもよい。
他方、コントローラ20は、報知内容が通報要求ではないと判定された場合(ステップS13,No)、報知ランプ13の点灯パターンから検出された報知内容が車内の温度異常であり、かつ、乗員が検出されたか否かを判定する(ステップS17)。
コントローラ20は、報知内容が車内の温度異常であり、かつ、乗員が検出されたと判定された場合(ステップS17,Yes)、警察等の関係機関に対して通報する通報処理を実行する(ステップS18)。なお、コントローラ20は、ステップS18の処理において、車外通報装置110(図2参照)を制御して車両の周辺に向けた通報を行ってもよい。
一方、コントローラ20は、報知内容が車内の温度異常であり、かつ、乗員が検出されたと判定されない場合(ステップS17,No)、言い換えると、報知内容が通報要求や温度異常ではなく、例えば車外カメラ異常などであった場合、ステップS12で検出された報知内容(例えば車外カメラ異常)をユーザに報知する(ステップS19)。
上述してきたように、実施形態に係る制御装置10は、車内に設置されるコントローラ20を備える。コントローラ20は、車内に設置される車載装置1が報知内容に応じた点灯パターンで点灯させる報知ランプ13を車内カメラ12を用いて撮影し、撮影された映像に基づいて報知ランプ13の点灯パターンを認識して報知内容を検出する。これにより、報知ランプ13における報知内容をユーザに容易に認識させることができる。
なお、上記では、車内カメラ12が報知ランプ13を撮影するように構成したが、これに限定されるものではなく、例えば携帯端末(スマートフォン)などその他の機器が備えるカメラで報知ランプ13を撮影する構成であってもよい。かかる場合、携帯端末等は、撮影された映像に基づいて報知ランプ13の点灯パターンを認識して報知内容を検出することとなる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10 制御装置
12 車内カメラ
13 報知ランプ
20 コントローラ

Claims (7)

  1. 車内に設置されるコントローラを備えた制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記車内に設置される車載装置が報知内容に応じた点灯パターンで点灯させる報知ランプを車内カメラを用いて撮影し、
    撮影された映像に基づいて前記報知ランプの前記点灯パターンを認識して前記報知内容を検出する、
    制御装置。
  2. 前記コントローラは、
    検出された前記報知内容をユーザに報知する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記映像に基づいて前記車内の温度異常を示す前記点灯パターンを認識して前記温度異常を検出し、かつ、前記車内に乗員が存在することを検出した場合、通報処理を実行する、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記コントローラは、
    車両の周辺に向けた通報を含む前記通報処理を実行する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記映像に基づいて通報要求を示す前記点灯パターンを認識して前記通報要求を検出した場合、通報処理を実行する、
    請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記コントローラは、
    車両の乗員の発話内容を示す音声情報を取得し、
    取得された前記音声情報に、予め定められたキーワードであって前記乗員が緊急状態にあることを示すキーワードが含まれる場合、前記車両の周辺に向けた通報を含む前記通報処理を実行する、
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 車内に設置される制御装置のコントローラが、
    前記車内に設置される車載装置が報知内容に応じた点灯パターンで点灯させる報知ランプを車内カメラを用いて撮影し、
    撮影された映像に基づいて前記報知ランプの前記点灯パターンを認識して前記報知内容を検出する、
    制御方法。
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