JP2012170273A - 充電支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に搭載された大容量のバッテリに充電する際に効率よく駐車場が利用できるように支援する充電支援装置を提供すること。
【解決手段】 充電支援装置30はバッテリ11のSOCに基づき充電に必要な充電予測時間を算出する。算出した充電予測時間が所定の充電時間よりも長ければ、装置30はユーザに対して所定位置(例えば、ショッピングモール等の店舗入り口位置)からの距離が長くなる充填駐車スペースの充電スタンド40を利用して車両10のバッテリ11に充電することを提示する。これにより、充電時間が長くなる場合であっても駐車場を出入りする他の車両に対して迷惑をかけることなく車両10のバッテリ11を適切に充電できる。又、ユーザは提示される情報をに従うか否かについては全く自由であるが、提示された情報に従って車両10を駐車させれば極めてスムーズにかつ早期に充電できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載された大容量のバッテリへの充電を支援する充電支援装置に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に示されているような電源の制御方法及びその装置は知られている。この従来の電源の制御方法及びその装置は、バッテリを有する充電式車両又はそのユーザから得られる少なくとも一つの情報を収集し、この収集された各情報にポイントを付与するようになっており、この付与されたポイントに応じてバッテリを充電するようになっている。そして、この従来の電源の制御方法及びその装置では、ポイントの付与に関し、収集された各情報(充電式車両の位置情報)にユーザが利用する店舗の有用度に応じた重み付けが行われるようになっている。これにより、ユーザ側及び店舗側の双方がメリットを享受するようになっている。
又、従来から、例えば、下記特許文献2に示されているような電力供給システムも知られている。この従来の電力供給システムは、対象となる電力利用事業者の負荷に関する電力需要の情報を収集するとともに、駐車場内の複数のハイブリッド型電気自動車の電力供給に関する情報を収集するようになっている。そして、この従来の電力供給システムは、これらの収集された情報から需給バランスをとるため、電力供給可能なハイブリッド型電気自動車の選択と、選択したハイブリッド型電気自動車に出力指令値を設定する需給制御センタを備えるようになっている。これにより、商業施設や工場において、分散型電源によらず、それぞれの負荷パターンを平準化できるようになっている。
特開2009−183135号公報 特開2007−006573号公報
上記特許文献1に示された従来の電源の制御方法及びその装置においては、充電式車両の位置情報に重み付けがなされることによってポイントが付与され、このポイントを使用してバッテリに充電することができる。すなわち、この従来の電源の制御方法及びその装置では、付与されたポイントを使用してバッテリを充電することができるため、ユーザがポイント欲しさに、充電式車両を、例えば、店舗入り口から遠く駐車したり、雨の日に屋根の無い場所に駐車したりすることができる。
ところで、上記従来の電源の制御方法及びその装置においては、充電式車両を充電するときに、ユーザに対して何らの情報も提示されず又支援もされないため、ユーザは全く自由に充電式車両を駐車して充電することが可能である。このため、例えば、雨の日等の特定の条件が成立する状況では、特定の駐車場(駐車位置)が充電式車両によって混雑する可能性がある。その結果、特定の駐車場(駐車位置)には常に充電式車両が駐車されている状況が生じやすく、至急充電が必要であるにもかかわらず、他の充電式車両が充電することができないという状況が生じ得ることが容易に想定される。
又、このような特定の駐車場には、通常、充電式車両ではない一般の車両を駐車させる駐車位置も設けられている。このため、特定の駐車場が充電式車両により混雑している状況では、充電式車両が一般の車両の駐車場への出入りを邪魔して迷惑をかける可能性がある。又、充電式車両によって混雑することにより、充電式車両が一般の車両の駐車位置への駐車を邪魔して迷惑をかける可能性もある。
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的は、車両に搭載された大容量のバッテリに充電する際に効率よく駐車場が利用できるように支援する充電支援装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明による充電支援装置は、複数の車両を駐車させる駐車スペースのうち大容量のバッテリを有するプラグイン電気車両の前記バッテリを充電するための充電施設を備えた充電駐車スペースにて、前記プラグイン電気車両の前記バッテリへの充電を支援するものである。このため、充電支援装置の特徴は、充電状態取得手段と、利用態様設定手段と、提示手段とを備えることにある。
前記充電状態取得手段は、前記プラグイン電気車両の前記バッテリの充電状態を取得するものである。この場合、前記充電状態取得手段は、例えば、前記プラグイン電気車両の前記バッテリに充電すべき充電量を予測し、この予測した充電量を充電状態として取得することができる。又、前記充電状態取得手段は、例えば、前記プラグイン電気車両の前記バッテリが実際に充電している電力量を検出し、この検出した実際の電力量を充電状態として取得することことができる。これにより、プラグイン電気車両のバッテリにおける充電状態を把握することができる。
前記利用態様設定手段は、前記充電状態取得手段によって取得された前記プラグイン電気車両の前記バッテリの充電状態に基づいて、前記充電施設を利用して前記プラグイン電気車両の前記バッテリを充電するときの利用態様を設定する。この場合、前記利用態様設定手段は、前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、所定位置からの距離が異なるように前記充電駐車スペースを選択し、同選択した充電駐車スペースを利用して前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができる。より具体的には、前記利用態様設定手段は、例えば、前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリに充電すべき充電量が大きいときは、前記バッテリに充電すべき充電量が小さいときに比して、前記所定位置からの距離が長くなる位置に設置された充電駐車スペースを選択し、同選択した充電駐車スペースを利用して前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができ、又、前記利用態様設定手段は、例えば、前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリの充電に必要な充電時間が長いときは、前記バッテリの充電に必要な充電時間が短いときに比して、前記所定位置からの距離が長くなる位置に設置された充電駐車スペースを選択し、同選択した充電駐車スペースを利用して前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができる。
前記提示手段は、前記利用態様設定手段によって設定された前記利用態様を前記プラグイン電気車両のユーザに提示するものである。これにより、充電駐車スペースにて充電施設を利用してプラグイン電気車両のバッテリを充電する際に有用な情報をユーザに提示することができる。
これらによれば、利用態様設定手段がプラグイン電気車両のバッテリの充電状態に基づいて、バッテリの充電に適した充電駐車スペースを分散させるように選択し、プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができる。したがって、例えば、充電時間が長くなる場合であっても、駐車場を出入りする他の車両に対して迷惑をかけることなく、プラグイン電気車両のバッテリを適切に充電することができる。又、ユーザは、充電支援装置の提示手段によって提示される情報をに従うか否かについては、全く自由であるが、提示された情報に従ってプラグイン電気車両を駐車させることにより、極めてスムーズにかつ早期にプラグイン電気車両を駐車させて充電することができる。
又、充電支援装置の他の特徴は、前記利用態様設定手段が、少なくとも、前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に基づいて、前記充電駐車スペースを利用する複数のプラグイン電気車両間で前記バッテリに充電するときの優先順位を決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することにもある。この場合、より詳しくは、前記利用態様設定手段は、例えば、前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリに充電すべき充電量が小さなプラグイン電気車両は、前記バッテリに充電すべき充電量が大きいプラグイン電気車両に比して、前記バッテリに充電するときの優先順位を繰り下げて決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができ、又、前記利用態様設定手段は、例えば、前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリの充電に必要な充電時間が短いプラグイン電気車両は、前記バッテリの充電に必要な充電時間が長くなるプラグイン電気車両に比して、前記バッテリに充電するときの優先順位を繰り下げて決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができる。ここで、バッテリに充電するときの優先順位が繰り下げられると、同優先順位の繰り下げられたプラグイン電気車両のバッテリの充電が停止されるとよい。
さらに、これらの場合には、前記利用態様設定手段は、前記プラグイン電気車両を利用してユーザが移動する今後の移動距離が短いとき、前記プラグイン電気車両が内燃機関を備えたプラグインハイブリッド車両であるとき、前記バッテリへの充電が一定時間以上経過しているとき、前記プラグイン電気車両に子供又は高齢者が乗車しているとき、及び、前記充電駐車スペースの利用頻度が少ないときの各項目のうちの少なくとも一つの項目が満たされるか否かの判定に基づいて、前記充電駐車スペースを利用する複数のプラグイン電気車両間で前記バッテリに充電するときの優先順位を決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができ、より具体的には、前記利用態様設定手段は、例えば、前記各項目の少なくとも一つの項目が満たされると前記バッテリに充電するときの優先順位を繰り下げて決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することができる。
これらによれば、上述したように、例えば、充電時間が長くなる場合であっても、駐車場を出入りする他の車両に対して迷惑をかけることなく、プラグイン電気車両のバッテリを適切に充電することができる。そして、この効果に加えて、充電するときの優先順位を設定することにより、充電を必要とするプラグイン電気車両のバッテリを優先して確実に充電することができる。
本発明に係る充電支援装置の適用可能なシステムの構成を示す概略図である。 図1の充電支援装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係り、店舗入り口と各駐車場との位置関係を説明するための概略的な図である。 図2の電子制御ユニットが実行する充電支援プログラムのフローチャートである。 図2の電子制御ユニットが実行する注意喚起プログラムのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る充電支援装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、充電支援装置の適用可能なシステムの概略構成を示している。このシステムを構成する車両10は、大容量のバッテリ11を搭載しており、外部電源からバッテリ11に充電できるようにしたプラグイン電気車両、例えば、バッテリ11の電力で走行する電気自動車(EV車両)や、さらに内燃機関を備えたプラグインハイブリッド車両(PHV車両)、あるいは、電動自転車、アシスト自転車、電動バイクなどの二輪車等である。ここで、車両10の構成自体は、周知の構成を採用することができ、又、本発明に直接関係しないため、以下に簡単に説明しておく。
車両10は、図1に示すように、走行駆動系として、大容量のバッテリ11から出力される直流電力を三相交流電力に変換するインバータ12と、インバータ12から出力される三相交流電力により駆動されて車輪Wを回転させる走行用モータ13と、インバータ12の出力を制御するモータ制御ユニット14(以下、「モータECU14」と称呼する。)とを備えている。これにより、車両10は、モータECU14がインバータ12を介してバッテリ11から走行用モータ13に供給される電力を制御することによって走行することができる。
又、車両10は、バッテリ11を充電するための充電システム20を備えている。充電システム20は、図1に示すように、充電用接続ケーブルKのプラグK1が接続可能に設けられた受電コネクタ21と、受電コネクタ21に供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリ11に直流電力を出力するAC/DC変換器22と、バッテリ11の充電を制御する車両側充電制御ユニット23(以下、「車両側充電ECU23」と称呼する。)とを備えている。又、充電システム20においては、受電コネクタ21とAC/DC変換器22との間の電源ラインに、充電制御スイッチ24が設けられている。この充電制御スイッチ24は、車両側充電ECU23からの制御信号によりオン状態とオフ状態とに切り替え可能となっている。さらに、充電システム20においては、バッテリ11に設けられてバッテリ11の充電状態を示す値(電力量)であるSOC(State Of Charge)を検出するSOC検出部25が設けられている。SOC検出部25は、SOCを表す信号を車両側充電ECU23及び後述する充電支援装置30の電子制御ユニット31に出力する。
そして、このような充電システム20を備えた車両10においては、図1に示すように、ユーザの自宅駐車場や後に詳述する大規模施設の特定の駐車場等に設置された充電施設としての充電スタンド40の充電用コンセント41と電気的に接続されることによって、バッテリ11が充電される。充電スタンド40は屋外、例えば、建物の外壁あるいは敷地内に設けられており、同スタンド40に設けられる充電用コンセント41は、防水ケーシング内にプラグ差し込みコネクタを備えている。これにより、車両10のバッテリ11を充電する場合には、充電用接続ケーブルKのプラグK2を充電用コンセント41に差し込むとともに、上述したように充電用接続ケーブルKのプラグK1を受電コネクタ21に差し込むことにより、充電用コンセント41から車両10のバッテリ11に電力が供給される。なお、充電用コンセント41から供給される電圧は、充電対象となる車両10の供給電圧設定値に合わせて100V又は200Vに設定されている。
ここで、充電スタンド40は、電力供給制御ユニット42(以下、「電力供給ECU42」と称呼する。)を備えている。電力供給ECU42は、マイクロコンピュータを主要構成部品とするものであり、図1に示すように、充電システム20の車両側充電ECU23と通信アンテナを介して互いに近距離無線通信することにより、適切な量の電力を供給するようになっている。すなわち、電力供給ECU42と車両側充電ECU23とは、互いに所定の周期により、種々の情報(例えば、充電におけるリクエストコードやレスポンスコード、車両10(すなわち、ユーザ)を特定するID情報、バッテリ11のSOC等)を送受信することにより、適切な量の電力を供給する、言い換えれば、適切にバッテリ11を充電するようになっている。
充電支援装置30(以下、単に「本装置30」とも称呼する。)は、ユーザに対して、特に外出先にて車両10のバッテリ11を充電するときに有用な各種情報を提供して支援するものである。このため、充電支援装置30は、図2に概略的に示すように、互いに通信可能に接続された電子制御ユニット31、入力ユニット32、液晶表示ユニット33、通信ユニット34、記憶ユニット35、ナビゲーションユニット36及び各種センサ37を備えている。
電子制御ユニット31は、CPU、ROM、RAM等を主要構成部品とするマイクロコンピュータであり、後述するプログラムを含む各種プログラムを実行することにより、本装置30の作動を統括的に制御する。ここで、電子制御ユニット31には、例えば、各種センサ37等と通信可能に接続する周知のインターフェースが設けられており、各種センサ37等によって検出された各検出値を取得できるようになっている。又、電子制御ユニット31に設けられるインターフェースはSOC検出部25と、例えば、無線通信可能とされており、電子制御ユニット31はSOC検出部25からSOC情報を取得できるようにもなっている。入力ユニット32は、液晶表示ユニット33の近傍に設けられた操作スイッチ、液晶表示ユニット33内に組み込まれて表示パネルのタッチ操作を検出するパネルタッチスイッチ等からなり、ユーザによる各種入力を可能とするものである。液晶表示ユニット33は、文字、図形等を表示パネル上に表示するものである。
通信ユニット34は、図示を省略するが、例えば、インターネット網を介して各種情報を提供する外部のセンタに設けられたサーバコンピュータと無線又は有線通信を可能とするものである。記憶ユニット35は、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶媒体及び同記憶媒体のドライブ装置を含むものであり、電子制御ユニット31が本装置30の作動を統括的に制御するにあたって必要なプログラム及びデータを予め記憶しているとともに、ナビゲーションユニット36が経路を探索するにあたって必要な各種データ(例えば、地図データや道路データ等)を予め記憶している。
ナビゲーションユニット36は、記憶ユニット35に予め記憶されている各種データあるいは通信ユニット34を介して外部のセンタから取得した各種データを利用して、ユーザによって指定された目的地までの経路を探索し、同探索した経路を案内するものである。各種センサ37は、電子制御ユニット31がユーザに情報を提示するために必要なデータ(検出値)を取得するものであり、例えば、本装置30の現在地を検出するために必要なセンサとしてGPS(Global Positioning System)信号検出センサや、車両10の車速(すなわち本装置30の移動速度)を検出する車速センサ等を備えるように構成される。
ここで、本装置30は、ユーザが車両10を利用して外出するときに、外出先での充電に関する情報を提示できればよいため、例えば、ユーザは車両10に搭載されている情報端末装置を本装置30として利用することができる。又、ユーザが所有する携帯情報端末装置(例えば、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等)を本装置30として使用することもできる。
次に、本装置30の作動について、図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。本装置30は、例えば、ユーザがショッピングモール等の大規模施設に車両10を利用して出掛ける際、収容台数の多い大規模施設等の駐車場(より詳しくは、駐車スペース)のうち充電スタンド40の設けられた駐車スペース(以下、単に、「充電駐車スペース」と称呼する。)をユーザが効率よく利用できるように有用な情報を提示してユーザを支援するものである。より具体的には、例えば、図3に示すように、ショッピングモールに駐車場A〜Eが設けられている場合、来店した客は店舗の入り口に近い駐車場A又は駐車場Bに車両を駐車しやすい傾向がある。このとき、例えば、駐車場A〜Eのそれぞれに充電駐車スペースが設置されている場合、車両10のユーザは、前記傾向に従えば、駐車場A又は駐車場Bに設けられた充電駐車スペースを優先的に利用するようになる。
そして、バッテリ11のSOCが少なくて長時間充電しなければならない車両10が駐車場A又は駐車場Bの充電駐車スペースを利用している状況では、例えば、買い物が既に終了しているにもかかわらず、充電が完了していないためにユーザが車両10を移動させない場合が生じる可能性がある。この場合、常に、店舗の入り口に近い駐車場A又は駐車場Bの充電駐車スペースが占有された状態であり、又、他の車両10のユーザが充電するために駐車場A及び駐車場Bに入ってくることによって駐車場A又は駐車場Bが混雑し、出入りする他の車両10や一般の車両に対して迷惑をかける可能性がある。
そこで、本装置30は、車両10に搭載されたバッテリ11のSOC、言い換えれば、バッテリ11を充電するために必要な充電時間に応じて、車両10が利用する充電駐車スペースを選択して案内する。より具体的には、本装置30は、例えば、充電時間が長くなる(すなわち、現在のバッテリ11のSOCが小さく充電すべき充電量が大きい)車両10のユーザに対しては、充電するときの利用態様として、図3に示すように、店舗の入り口までの距離が長くなる駐車場Dや駐車場Eに設けられた充電駐車スペースに駐車して車両10のバッテリ11を充電することを設定(選択)して提示し、充電時間が短い(すなわち、現在のバッテリ11のSOCが大きく充電すべき充電量が小さい)車両10のユーザに対しては、充電するときの利用態様として、店舗の入り口までの距離が短くなる駐車場Aや駐車場Bに設けられた充電駐車スペースに駐車して車両10のバッテリ11を充電することを設定(選択)して提示する。
なお、ユーザは、本装置30が提示する情報を参考として取得するものであり、提示される情報と異なるように車両10を駐車可能であることは言うまでもない。例えば、駐車場の空車率の高くなる平日の昼間において、本装置30が充電時間が長くなる車両10のユーザに対して駐車場Dや駐車場Eに設けられた充電駐車スペースに駐車して車両10のバッテリ11を充電することを提示したとしても、ユーザは自らの判断に基づき、駐車場Aや駐車場Bの空車率が高ければ駐車場Aや駐車場Bの充電駐車スペースに車両10を駐車して充電することが可能である。逆に、例えば、駐車場の満車率の高くなる休日の昼間において、本装置30が充電時間が短い車両10のユーザに対して駐車場Aや駐車場Bに設けられた充電駐車スペースに駐車して車両10のバッテリ11を充電することを提示したとしても、ユーザは自らの判断に基づき(好みに合わせて)、駐車場Dや駐車場Eの充電駐車スペースに車両10を駐車して充電することが可能である。
以下、このような本装置30の作動を図4に示す充電支援プログラムのフローチャートに従って詳細に説明する。ユーザは、所定の手順に従って本装置30を起動させると、まず、車両10を利用して移動する複数の目的地を設定する。すなわち、ユーザは、本装置30の入力ユニット32を操作して、最初の目的地として、例えば、ショッピングモールを設定し、次の目的地として、例えば、自宅を設定する。なお、設定される目的地を数について、この実施形態においては、複数の目的地を一時に設定するように実施するが、移動の際にユーザがその都度目的地を設定するように実施可能であることは言うまでもない。
そして、このように、ユーザによって目的地が設定されると、本装置30の電子制御ユニット31は、充電支援プログラムの実行をステップS10にて開始し、続くステップS11にて、車両10(すなわち、本装置30)が最初の目的地に接近しているか否かを判定する。具体的に説明すると、電子制御ユニット31は、各種センサ37を構成するGPS信号検出センサによる検出値を利用して車両10(本装置30)の現在地を検出し、記憶ユニット15に記憶されている地図データを利用して特定した最初の目的地(ショッピングモール)の位置との間の距離を算出し、例えば、算出した距離が予め設定された所定の距離以上であるか否かを判定する。すなわち、電子制御ユニット31は、算出した距離が予め設定された所定の距離以上であれば、未だ、車両10が最初の目的地に接近していないため、ステップS11にて「No」と判定し続ける。そして、電子制御ユニット31は、算出した距離が予め設定された所定の距離未満となれば、車両10が最初の目的地に接近しているため、ステップS11にて「Yes」と判定してステップS12に進む。
ステップS12においては、電子制御ユニット31は、周知のインターフェースを介して通信可能に接続されたSOC検出部25から車両10のバッテリ11における現在のSOCを取得するとともに、次の目的地(すなわち、自宅)までの走行に必要な電力量(すなわち、SOC)を算出する。ここで、記憶ユニット35は、過去にユーザが車両10を走行させたときの消費電力(具体的に、例えば、単位距離当たりの消費電力量等)を記憶している。これにより、電子制御ユニット31は、最初の目的地(ショッピングモール)から次の目的地(自宅)まで走行する(帰宅する)ために必要な電力量Wnを、最初の目的地(ショッピングモール)から次の目的地(自宅)までの距離Lに前記単位距離当たりの消費電力量(W/L)を乗算して算出することができる。そして、電子制御ユニット31は、現在のバッテリ11のSOCを取得するとともに電力量Wnを算出すると、ステップS13に進む。
ステップS13においては、電子制御ユニット35は、前記ステップS12にて取得したバッテリ11のSOCと電力量Wnとを比較し、最初の目的地(ショッピングモール)から次の目的地(自宅)まで走行するためにバッテリ11の充電が必要であるか否かを判定する。すなわち、電子制御ユニット31は、現在のバッテリ11の充電状態を表すSOC(電力量)が次の目的地(自宅)まで走行する時に必要な電力量Wn以上であれば、バッテリ11の充電は必要ないために「No」と判定してステップS14に進む。
ステップS14においては、電子制御ユニット31は、車両10のバッテリ11のSOCが次の目的地(自宅)まで十分に走行できる電力量であるため、すなわち、バッテリ11に充電する必要がないため、電駐車スペースではない一般の駐車スペースに車両10を駐車することを選択する。そして、電子制御ユニット31は、前記ステップS14にて一般の駐車スペースに車両10を駐車することを選択すると、ステップS22に進む。
一方、前記ステップS13にて、現在のバッテリ11の充電状態を表すSOC(電力量)が次の目的地(自宅)まで走行する時に必要な電力量Wnよりも小さければ、電子制御ユニット31は、バッテリ11の充電が必要であるために「Yes」と判定してステップS15に進む。
ステップS15においては、電子制御ユニット31は、ショッピングモールの駐車場A〜駐車場Eのうち充電駐車スペースが設けられている駐車場の数Nを取得する。すなわち、電子制御ユニット31は、通信ユニット34を利用して、外部のセンタ(例えば、ショッピングモールを運営する会社等)に設けられたサーバコンピュータと通信し、来店しているショッピングモールにおける充電駐車スペースの設置状況を確認する。なお、この場合、以下の説明の理解を容易とするために、例示的に、充電駐車スペースを設けていない場合(すなわち、駐車場の数N=0)、充電駐車スペースが一か所に集約されている場合(すなわち、駐車場の数N=1)、充電駐車スペースが各駐車場に設けられている場合(すなわち、駐車場の数N>2)として説明する。このように、充電駐車スペースの設置された駐車場の数Nを取得すると、電子制御ユニット31はステップS16に進む。
ステップS16においては、電子制御ユニット31は、前記ステップS15にて取得した駐車場の数Nが「1」未満、すなわち、駐車場の数Nが「0」であり充電駐車スペースが設置されていなければ、「Yes」と判定してステップS17に進む。ステップS17においては、電子制御ユニット31は、最初の目的地であるショッピングモール付近すなわち車両10(本装置30)の現在地付近に存在する充電駐車スペースの設けられた他の駐車場を検索して選択する。具体的に、電子制御ユニット31は、通信ユニット34を利用して外部のセンタから取得した車両10(本装置30)の現在地周辺の地図データ又は記憶ユニット35に予め記憶されている地図データを用いて、現在地周辺に存在する充電駐車スペースの設けられた駐車場を検索する。そして、電子制御ユニット31は、検索した駐車場のうち、例えば、車両10(本装置30)の現在地から最も近くに存在する駐車場を選択し、ステップS22に進む。
一方、前記ステップS16において、前記ステップS15にて取得した駐車場の数Nが「1」未満でなければ、電子制御ユニット31は「No」と判定してステップS18に進む。ステップS18においては、電子制御ユニット31は、前記ステップS15にて取得した駐車場の数Nが「2」よりも多いか否かを判定する。すなわち、電子制御ユニット31は、取得した駐車場の数Nが「2」よりも多い、すなわち、駐車場の数Nが「3」以上であるときには、「Yes」と判定してステップS19に進む。
ステップS19においては、電子制御ユニット31は、バッテリ11のSOCを電力量Wnとなるまで充電するために必要な充電予測時間Tを算出するとともに、この算出した充電予測時間Tが予め設定された所定の充電予測時間Toよりも大きいか(長いか)否かを判定する。具体的に説明すると、電子制御ユニット31は、まず、前記ステップS12にて次の目的地(自宅)まで走行するために必要な電力量Wnと現在のバッテリ11のSOC(電力量)との差、すなわち、充電しなければならない電力量Wjを算出する。次に、電子制御ユニット31は、車両10のバッテリ11を充電する時に設定されている供給電圧設定値(100V又は200V)に基づき、この供給電圧設定値によって電力量Wjだけバッテリ11を充電するために必要な充電予測時間Tを算出する。そして、算出した充電予測時間Tが所定の充電予測時間Toよりも大きければ(長ければ)、電子制御ユニット31は「Yes」と判定してステップS20に進む。一方、前記算出した充電予測時間Tが所定の充電予測時間To以下であれば(短ければ)、電子制御ユニット31は「No」と判定してステップS21に進む。
ステップS20においては、電子制御ユニット31は、前記ステップS15にて充電駐車スペースの設けられた3つ以上の駐車場のうち、ショッピングモールの店舗入り口から遠くなる駐車場を選択する。すなわち、この場合には、車両10のバッテリ11の充電予測時間Tが長くなるため、例えば、図3に示した店舗入り口に近い駐車場A又は駐車場Bの充電駐車スペースに車両10を駐車すると、この充電駐車スペースが長時間に渡り占有された状態となる。この結果、店舗入り口に近くて利便性に優れており、来店した客が駐車を希望する駐車場A又は駐車場Bが混雑し、出入りする他の車両に対して迷惑をかける可能性がある。このため、電子制御ユニット31は、充電予測時間Tが長くなる場合には、例えば、図3に示した店舗入り口から遠くに充電駐車スペースが設けられた駐車場D又は駐車場Eを選択する。これにより、充電予測時間Tの長い車両10に、本来的に店舗入り口から遠くて利便性に劣り、来店した客が積極的に利用しない駐車場D又は駐車場Eに設けられた充電駐車スペースを利用させることが可能となり、長時間に渡り駐車しても他の車両に対して迷惑をかける可能性が低くなるとともに、駐車場全体(より詳しくは、各駐車場に設置された充電用コンセント41)の利用率を平準化して向上させることもできる。そして、電子制御ユニット31は、車両10の充電予測時間Tが長くなるために、店舗入り口から遠くに充電駐車スペースが設けられた駐車場を選択すると、ステップS22に進む。
前記ステップS18における判定処理によって充電駐車スペースの設けられた駐車場の数Nが「1」又は「2」と判定された場合、又は、前記ステップS19における判定処理によって充電予測時間Tが所定の充電予測時間To以下であると判定された場合に、電子制御ユニット31は、ステップS21を実行する。ステップS21においては、電子制御ユニット31は、ショッピングモールの店舗入り口に近い駐車場を選択する。この場合、例えば、複数の充電駐車スペースが1つの駐車場に集約されいる場合には、結果的に店舗入り口に近いその駐車場を選択する。又、車両10のバッテリ11の充電予測時間Tが短い場合には、例えば、図3に示した店舗入り口に近い駐車場A又は駐車場Bの充電駐車スペースに車両10を駐車させても、短時間の経過後にユーザが車両10をこの充電駐車スペースから移動させる可能性が高く、来店した客が駐車を希望する駐車場A又は駐車場Bに出入りする他の車両に対して迷惑をかける可能性が低くなる。このため、電子制御ユニット31は、充電予測時間Tが短い場合には、例えば、図3に示した店舗入り口の近くに充電駐車スペースが設けられた駐車場A又は駐車場Bを積極的に選択する。そして、電子制御ユニット31は、車両10の充電予測時間Tが短いために、店舗入り口の近くに充電駐車スペースが設けられた駐車場を選択すると、ステップS22に進む。
前記ステップS14,S17,S20及びステップS21のいずれかのステップ処理を実行すると、電子制御ユニット31はステップS22を実行する。ステップS22においては、前記ステップS14,S17,S20及びステップS21のいずれかのステップ処理によって選択された駐車場をユーザに対して案内(提示)する。具体的に説明すると、電子制御ユニット31は、例えば、ナビゲーションユニット16を利用して選択した駐車場までの経路を探索し、同探索した経路を液晶表示ユニット33の表示パネル上に表示して案内することにより、ユーザに対して選択した駐車場に設けられた充電駐車スペースに車両10を駐車して充電することを提示したり(促したり)、あるいは、図示を省略したスピーカを介してユーザに対して選択した駐車場に設けられた充電駐車スペースを利用することを提示したり(促したり)する。ユーザにおいては、このような提示を参考にして、例えば、バッテリ11の充電が不要であるときには、店舗の入り口に最も近い駐車場Aの一般の駐車スペースに車両10を駐車したり、混雑を避けて、敢えて駐車場Cの一般の駐車スペースに車両10を駐車したりすることができる。そして、このように、ユーザに対して情報を提示すると、電子制御ユニット31は、ステップS23に進み、充電支援プログラムの実行を終了する。
ところで、上述したように、例えば、ショッピングモール等の大規模施設において、ユーザが本装置30による提示に従って車両10を選択された充電駐車スペースの設けられた駐車場に駐車してバッテリ11に充電した場合、最終的には、時間の経過に伴ってバッテリ11の充電は完了する。この場合、バッテリ11の充電が完了した車両10が引き続き充電駐車スペースに駐車されていると、充電が必要な他の車両10(他のユーザ)に対して迷惑をかける可能性がある。又、バッテリ11を備えていない車両が充電駐車スペースに駐車している場合も、充電が必要な他の車両10(他のユーザ)に対して迷惑をかける可能性がある。特に、例えば、図3に示した店舗の入り口に近い駐車場A又は駐車場Bに設けられた充電駐車スペースに駐車している場合には、迷惑をかける可能性が高くなる。
そこで、充電用コンセント41に設けられた電力供給ECU42は、充電駐車スペースに駐車している車両について、充電が必要であるか否かを判定し、充電不要の車両が充電駐車スペースに駐車しないようにユーザに注意喚起する。以下、このような電力供給ECU42の作動を図5に示す注意喚起プログラムのフローチャートに従って詳細に説明する。
充電用コンセント41に設けられた電力供給ECU42は、所定の短い時間の経過ごとに、図5に示す注意喚起プログラムの実行をステップS50にて開始する。そして、電力供給ECU42は、続くステップS51にて、自身の設置されている充電駐車スペースに車両が駐車されているか否かを、例えば、充電駐車スペースに設置されている感知センサによる車両感知結果等を用いて判定する。すなわち、電力供給ECU42は、自身の設置されている充電駐車スペースに車両が駐車されていれば「Yes」と判定してステップS52に進む。一方、充電駐車スペースに車両が駐車されていなければ、電力供給ECU42は「No」と判定してステップS55に進み、本プログラムの実行を一旦終了する。そして、所定の短い時間の経過後、再び、ステップS10にてプログラムの実行を開始する。
ステップS52においては、電力供給ECU42は、充電駐車スペースに駐車されている車両がバッテリ11を備えた車両10(具体的に、EV車両やPHV車両)であるか否かを判定する。すなわち、電力供給ECU42は、例えば、充電用コンセント41と車両10の受電コネクタ21とが充電用接続ケーブルKによって接続されている、あるいは、車両10に搭載された充電システム20の車両側充電ECU23と通信アンテナを介して互いに近距離無線通信することにより、充電駐車スペースに車両10が駐車されていれば「Yes」と判定してステップS53に進む。一方、充電駐車スペースにバッテリ11を備えておらず充電の必要がない一般的な車両が駐車されていれば、電力供給ECU42は「No」と判定して後述するステップS54に進む。
ステップS53においては、電力供給ECU42は、現在、車両10のバッテリ11が充電中であるか否かを判定する。すなわち、電力供給ECU42は、車両側充電ECU23と近距離無線通信することにより取得したバッテリ11のSOCに基づいてバッテリ11の充電状態を確認し、充電中であれば「Yes」と判定してステップS55に進み、本プログラムの実行を一旦終了する。そして、所定の短い時間の経過後、再び、ステップS10にてプログラムの実行を開始する。なお、前記ステップS53における判定処理において、例えば、バッテリ11の充電状態が既に満充電状態になっている場合には、例えば、充電開始から一定時間の間は、未だ充電中であると判定することも可能である。
一方、前記ステップS53にて、バッテリ11の充電が既に完了していれば(なお、上述した一定時間以内の場合は除く)、電力供給ECU42は「No」と判定してステップS54に進む。
ステップS54においては、電力供給ECU42は、ユーザに対して、充電駐車スペースに駐車しないように通知して注意喚起する。具体的に、電力供給ECU42は、充電駐車スペースに充電の必要がない一般の車両が駐車されている場合には、例えば、充電駐車スペースの周囲に設置されたスピーカを介して車両のユーザに駐車しないように注意喚起したり、店舗内の放送を利用して該当する充電駐車スペースに車両を駐車したユーザに対して駐車しないように注意喚起する。又、電力供給ECU42は、充電駐車スペースに充電の完了した車両10が引き続き駐車されている場合には、例えば、充電駐車スペースの周囲に設置されたスピーカを介して車両のユーザに駐車しないように注意喚起したり、店舗内の放送を利用して該当する充電駐車スペースに車両を駐車したユーザに対して駐車しないように注意喚起したり、近距離無線及び車両側充電ECU23を介することにより、本装置30の電子制御ユニット31に対してユーザに注意喚起するように依頼する。これにより、電子制御ユニット31は、例えば、液晶表示ユニット33の表示パネル上にメッセージを表示したり、通信ユニット34を利用してユーザの携帯情報端末にメッセージを送信したりする。
このように、注意喚起すると、電力供給ECU42はステップS55に進み、本プログラムの実行を一旦終了する。そして、所定の短い時間の経過後、再び、ステップS10にてプログラムの実行を開始する。なお、このように、電力供給ECU42が注意喚起プログラムを実行することにより、充電の必要がない車両を充電駐車スペースに駐車させないように注意喚起したにもかかわらず、継続して車両を駐車させ続けている場合には、このユーザに対して、例えば、駐車料金を課金することも可能である。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、車両10のバッテリ11を充電するために必要な充電予測時間Tが長くなる場合であっても、駐車場を出入りする他の車両に対して迷惑をかけることなく、車両10のバッテリ11を適切に充電することができる。又、ユーザは、本装置30によって提示される情報をに従うか否かについては、全く自由であるが、提示された情報に従って車両10を駐車させることにより、極めてスムーズにかつ早期に車両10を駐車させて充電することができる。又、充電必要時間Tに応じて、適切に充電駐車スペースを有する駐車場を選択してユーザに提示することができるため、充電用コンセント41の利用率を平準化して向上させることもできる。
a.第1変形例
上記実施形態においては、ユーザに対して、車両10のバッテリ11の充電予測時間Tに応じて充電駐車スペースが設けられた駐車場を選択して提示するように実施した。ところで、大規模施設(例えば、ショッピングモール等)のように、多数の来店が予想される場合であっても、契約電力等の制約からバッテリ11の充電に供給できる電力が制限される場合がある。この場合、ユーザが車両10を充電駐車スペースに駐車していても、実際にはバッテリ11に充電できない状況が想定される。したがって、このような状況においては、本装置30は、車両10を駐車した充電駐車スペースに設置されている充電用コンセント41(より詳しくは、電力供給ECU42)と協働して、充電する時の利用態様として、バッテリ11への充電必要性を順位付け(すなわち、充電の優先順位付け)を行い、この決定した優先順位に従って車両10を充電することができる。
具体的に説明すると、本装置30の電子制御ユニット31は、上記実施形態にて説明した充電支援プログラムを実行し、複数の車両10のそれぞれのユーザに対して充電駐車スペースの設けられた駐車場を選択して案内する。これにより、それぞれのユーザは、案内(提示)された駐車場に車両10を移動させ、駐車場に設置された任意の充電駐車スペースに車両10を駐車する。そして、ユーザは、駐車した車両10の受電コネクタ21と充電用コンセント41とを充電用接続ケーブルKを用いて接続することにより、充電に必要な準備を完了させる。
この状態において、電子制御ユニット31は、以下に示す各項目のうちの少なくとも一つの項目を満たす場合には、車両10のバッテリ11に充電するときの優先順位を繰り下げる。以下、優先順位を繰り下げ又は繰り上げるための項目について詳しく説明する。
(イ)次の目的地までの距離が短いか
電子制御ユニット31は、上述したように、ユーザによって設定されている次の目的地(例えば、自宅)までの距離(例えば、前記充電支援プログラムにおけるステップS12にて算出した距離L)が短かければ、充電の優先順位を繰り下げる。逆に、電子制御ユニット31は、ユーザによって設定されている次の目的地(例えば、自宅)までの距離が長ければ、次の目的地まで車両10を確実に走行させる必要があるために、充電の優先順位を繰り上げる。
(ロ)車両10がPHV車両であるか
電子制御ユニット31は、ユーザの所有する車両10がPHV車両であれば、内燃機関による走行が可能であるため、充電の優先順位を繰り下げる。一方、電子制御ユニット31は、ユーザの所有する車両10が内燃機関を有しないEV車両であれば、バッテリ11電力によってのみ車両10を走行させる必要があるために、充電の優先順位を繰り上げる。
(ハ)バッテリ11のSOCが大きいか
電子制御ユニット31は、車両10の現在のバッテリ11のSOCすなわち現在充電されている(残存している)電力量が多ければ、次の目的地まで走行するためにバッテリ11に充電しなければならない電力量が少なくなるため、充電の優先順位を繰り下げる。逆に、電子制御ユニット31は、車両10の現在のバッテリ11のSOCが少なければ、次の目的地まで車両10を確実に走行させる必要があるために、充電の優先順位を繰り上げる。
(ニ)充電開始から一定時間以上経過しているか
電子制御ユニット31は、車両10のバッテリ11の充電を開始してから一定時間以上経過していれば、既に幾分かの電力がバッテリ11に充電されているため、充電の優先順位を繰り下げる。逆に、電子制御ユニット31は、車両10のバッテリ11の充電を開始してから一定時間以上経過していなければ、未だ十分に電力がバッテリ11に充電されていないため、充電の優先順位を繰り上げる。
(ホ)車両10に子供や高齢者が同乗していないか
電子制御ユニット31は、車両10に子供や高齢者が同乗していなければ、充電時間が長くなっても待つことができるため、充電の優先順位を繰り下げる。逆に、電子制御ユニット31は、車両10に子供や高齢車が同乗していれば、速やかに充電を完了させる必要があるため、充電の優先順位を繰り上げる。なお、同乗者に子供や高齢者が含まれるか否かの判断については、電子制御ユニット31が、例えば、車載カメラの映像を解析することによって子供や高齢者が同乗していると判断したり、各種センサ37に含まれる車両10の着座センサによるチャイルドシートの有無の検出結果に基づいて子供が同乗していると判断したり、通信ユニット34を利用して外部のセンタに設けられたサーバコンピュータと通信することにより高齢者向けの携帯電話が使用されていれば高齢者が同乗していると判断することができる。
(へ)今回の目的地(大規模施設)への移動(来店)頻度が低いか
電子制御ユニット31は、例えば、記憶ユニット35に記憶された各種情報に基づき、今回の目的地(大規模施設)への移動(来店)頻度が低ければ、充電の優先順位を繰り下げる。逆に、電子制御ユニット31は、今回の目的地(大規模施設)への移動(来店)頻度が高ければ、例えば、ユーザはお得意様と判断することができるため、充電の優先順位を繰り上げる。
電子制御ユニット31は、上記(イ)〜(へ)の各項目について、少なくとも一つの項目を満たす場合には、充電の優先順位を繰り下げる。このように充電の優先順位を繰り下げる場合、電子制御ユニット31は、車両10に搭載された充電システム20の車両側充電ECU23に対して、自車両10の充電の優先順位が繰り下がったことを通知する。これにより、車両側充電ECU23は、近距離無線により、充電用コンセント41に設けられた電力供給ECU42に対して、現在、充電駐車スペースに駐車されて充電用接続ケーブルKで接続された車両10に対する充電の優先順位が繰り下がったことを通知する。
優先順位が繰り下げられた電力供給ECU42においては、他の充電用コンセント41に接続された他の車両10への充電を優先させるため、例えば、自身の設置されている充電駐車スペースに駐車されている車両10(すなわち、充電の優先順位が繰り下げられた車両10)への電力の供給を一時的に遮断する。これにより、充電に供給できる電力を確保することができるようになり、充電の優先順位が高い車両10のバッテリ11を確実に充電することができる。なお、このように、優先順位の繰り下げに伴って電力の供給を遮断した電力供給ECU42は、例えば、ネットワークに接続された他の電力供給ECU42(すなわち、充電の優先順位が高い車両10に電力を供給した充電用コンセント41の電力供給ECU42)からの情報に基づき、充電に供給できる電力が確保できるようになれば、自身の設置されている充電駐車スペースに駐車されている車両10(すなわち、充電の優先順位が繰り下げられた車両10)への電力の供給を再開することができる。したがって、若干、充電時間が増加するものの、充電駐車スペースに駐車された車両10のバッテリ11は充電される。
以上の説明からも理解できるように、この第1変形例によれば、上記実施形態による効果に加えて、優先順位を設定することにより、充電を必要とする車両10のバッテリ11を優先して確実に充電することができる。
なお、上記第1変形例においては、充電に供給できる電力が不足気味であるときに、充電の優先順位を設定するように実施した。この場合、設定される充電の優先順位に応じて、例えば、上記項目(イ)について、次の目的地までの距離が極めて短いにもかかわらず、バッテリ11のSOCが大きい、言い換えれば、必要十分の電力がバッテリ11に残っている場合には、この余剰電力を充電用コンセント41を介して売電し、他の車両10に電力を供給することも可能である。このように、電力を売電することができる車両10が存在することにより、充電に供給できる電力を増やすことができ、充電の優先順位の高い車両10のバッテリ11に対して確実に電力を供給することができる。
又、上記第1変形例においては、各車両10がそれぞれ充電駐車スペースに駐車されていて充電用コンセント41に接続されている状況を想定し、上記各項目(イ)〜(へ)のうちの少なくとも一つの項目を満たす場合、電力の供給を一時的に遮断するように実施した。この場合、例えば、ショッピングモールに来店する車両10の数が充電駐車スペースの数よりも多く、全ての車両10が充電駐車スペースに駐車することができない状況を想定することも可能である。このような状況においては、例えば、上記各項目(イ)〜(へ)のいずれの項目も満たさない車両10、すなわち、充電の優先順位が高い車両10を優先して空いた充電駐車スペースに案内することによって、充電の必要な車両10のバッテリ11を確実に充電することができる。なお、この状況において、上記各項目(イ)〜(へ)のうちの少なくとも一つの項目を満たす場合には、電子制御ユニット31は、例えば、液晶表示ユニット33を利用して、充電できない旨あるいは充電に時間がかかる旨をユーザに通知することができる。これにより、もし充電が必要であれば、ユーザは、例えば、ナビゲーションユニット16を利用して周囲の充電駐車スペースを探索し、この探索した充電駐車スペースにてバッテリ11に充電することができる。したがって、ユーザの利便性を確保することができる。
b.第2変形例
上記実施形態においては、本装置30の電子制御ユニット31は、充電支援プログラムにおける前記ステップS20又はステップS21を実行することにより、例えば、図3に示した駐車場A〜駐車場Eを選択するとき、単に、充電予測時間Tが所定の充電予測時間Toよりも大きいときには、店舗入り口から遠くの駐車場D又は駐車場Eを選択し、充電予測時間Tが所定の充電予測時間To以下であるときには、店舗入り口から近くの駐車場A、駐車場B又は駐車場Cを選択するように実施した。この場合、前記ステップS19にて算出されて推定される充電予測時間Tに応じて、よりきめ細かくユーザに案内する駐車場を選択するように実施することが可能である。
すなわち、上記充電支援プログラムの前記ステップS20又は前記ステップS21にて、図3に示した駐車場A〜駐車場Eのいずれかを選択するとき、電子制御ユニット31は、例えば、前記ステップS19にて算出した充電予測時間Tが0.5時間以内であれば駐車場Aを選択し、充電予測時間Tが0.5時間〜1時間以内であれば駐車場Bを選択し、充電予測時間Tが1時間〜3時間であれば駐車場Cを選択し、充電予測時間Tが3時間以上であれば駐車場D又は駐車場Eを選択するように実施することができる。このように、充電予測時間Tに応じてきめ細かく駐車場を選択することにより、他の車両10に迷惑をかける可能性をより小さくできてユーザの利便性をさらに向上させることができる。
c.第3変形例
上記実施形態及び上記各変形例においては、本装置30の電子制御ユニット31が充電予測時間Tに応じて車両10を駐車させる駐車場を選択して提示するように実施した。すなわち、上記実施形態及び上記各変形例においては、ユーザが提示された駐車場まで移動した後は、充電駐車スペースを自ら選択するように実施した。この場合、ユーザは、任意の充電駐車スペースを自ら選択するに際し、例えば、充電駐車スペースごとに異なる可能のある充電用コンセント41の配置や向き等に合わせて、車両10を駐車しやすいか否かを1つの判断基準として充電駐車スペースを選択することが考えられる。
このため、上記充電支援プログラムの前記ステップS22を実行することにより、電子制御ユニット31がユーザに選択した駐車場を案内する際、充電駐車スペースに設置された充電用コンセント41の配置や向きに関する情報をも提示するように実施することも可能である。具体的に、電子制御ユニット31は、液晶表示ユニット33の表示パネル上に、各充電駐車スペースに設置された充電用コンセント41の配置や向きに応じて、例えば、車両10を前向きに駐車する充電駐車スペースや車両10をスペースに対して右よりに駐車する充電駐車スペース等をグループ分け(色分け)して表示する。これにより、ユーザは、自身の運転技術等に合わせて、容易に駐車できる充電駐車スペースを極めて容易に選択することができる。そして、ユーザは、充電駐車スペースに車両10を駐車させた後の充電準備作業を極めて容易に行うことができる。
なお、この場合、ユーザが車両10を運転して充電駐車スペースに駐車させる場合を想定して説明した。しかし、この場合、例えば、車両10が駐車アシストシステムを備えていたり、車両10がユーザによらない、所謂、自動運転可能である場合であっても、電子制御ユニット31が、液晶表示ユニット33の表示パネル上に、各充電駐車スペースに設置された充電用コンセント41の配置や向きに関する情報を提示することにより、ユーザの好みに合わせて車両10を駐車させることができる。そして、このようにユーザの好みに合わせて車両10を充電駐車スペースに駐車させることにより、ユーザは、車両10を駐車させた後の充電準備作業を極めて容易に行うことができる。
d.第4変形例
上記実施形態及び上記各変形例においては、本装置30の電子制御ユニット31が上記充電支援プログラムの前記ステップS19,S20,S21にて充電予測時間Tに応じて車両10を駐車させる駐車場を選択して提示するように実施した。この場合、電子制御ユニット31が充電予測時間Tを算出することに代えてSOC検出部25によって検出された現在バッテリ11のSOCを取得し、この取得したSOC(電力量)の大きさに応じて、車両10を駐車させる駐車場を選択して提示するように実施することも可能である。
すなわち、電子制御ユニット31がSOC検出部25から取得したSOC(電力量)を用いる場合においては、取得したSOCが小さければ充電する電力量(充電量)が多くなり結果として充電に必要な時間が長くなるため、電子制御ユニット31は前記ステップS20を実行して店舗入り口から遠くなる駐車場を選択する。一方、取得したSOCが大きければ充電する電力量(充電量)が少なくなり結果として充電に必要な時間が短くなるため、電子制御ユニット31は前記ステップS21を実行して店舗入り口に近い駐車場を選択する。したがって、この場合においても、上記実施形態及び各実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態及び上記各変形例においては、本装置30の電子制御ユニット31が上記充電支援プログラムの前記ステップS19にて充電予測時間Tを算出するように実施した。この場合、電子制御ユニット31が充電予測時間Tを算出することに代えて必要な充電量を算出して実施することも可能である。すなわち、算出した必要充電量が大きければその結果として充電予測時間Tが長くなり、算出した必要充電量が小さければその結果として充電予測時間Tが短くなるため、上記実施形態及び上記各変形例と同様の効果が得られることは言うまでもない。
又、上記実施形態及び各変形例においては、上記充電支援プログラムにおける前記ステップS15にて、充電駐車スペースの設けられている駐車場の数Nを取得するように実施した。この場合、駐車場の数Nに代えて、例えば、目的地(例えば、ショッピングモール等)の駐車場に設けられている充電駐車スペースの数及び各充電駐車スペースの場所を取得するように実施することも可能である。このように充電駐車スペースの数及び場所を取得することによっても、上記実施形態及び各変形例と同様に、例えば、充電予測時間Tに応じた車両10の駐車位置を選択することができ、駐車場を出入りする他の車両に対して迷惑をかけることなく、車両10のバッテリ11を適切に充電することができる。又、充電必要時間Tに応じて、適切に充電駐車スペースを有する駐車場を選択してユーザに提示することができるため、充電用コンセント41の利用率を平準化して向上させることもできる。
又、上記実施形態及び各変形例においては、上記充電支援プログラムにおける前記ステップS15にて、充電駐車スペースの設けられている駐車場の数Nを取得するように実施した。この場合、現在利用されている充電駐車スペースを考慮して駐車場の数Nを取得するように実施することも可能である。すなわち、この場合には、電子制御ユニット31は、通信ユニット34を利用して外部のセンタ(例えば、ショッピングモールを運営する会社等)に設けられたサーバコンピュータと通信し、充電駐車スペースの利用状況を取得する。これにより、電子制御ユニット31は、現在利用されている充電駐車スペースを把握することができ、例えば、図3に示した駐車場Aの充電駐車スペースが全て利用中であれば、充電駐車スペースの設けられている駐車場の数Nを4つ(駐車場B〜駐車場E)として実施することもできる。これにより、ユーザに対して提示する情報の精度をより高めることができる。
さらに、上記実施形態及び各変形例においては、複数の充電駐車スペースの設けられた複数の駐車場を有する大規模施設としてショッピングモールを例示して実施した。しかし、複数の充電駐車スペースの設けられた複数の駐車場を有する大規模施設としては、例えば、ユーザの自宅であるマンションであってもよい。この場合であっても、充電駐車スペースを共用する場合があり、上述したショッピングモールの場合と同様にユーザに情報を提示することにより、駐車場を出入りする他の車両に対して迷惑をかけることなく、車両10のバッテリ11を適切に充電することができる。
10…車両、11…バッテリ、12…インバータ、13…走行用モータ、14…モータ制御ユニット、20…充電システム、21…受電コネクタ、22…AC/DC変換器、23…車両側充電ECU、24…充電制御スイッチ、25…SOC検出部、30…充電支援装置、31…電子制御ユニット、32…入力ユニット、33…液晶表示ユニット、34…通信ユニット、35…記憶ユニット、36…ナビゲーションユニット、37…各種センサ、40…充電用コンセント、41…電力供給ECU、K…充電用接続ケーブル、K1,K2…プラグ

Claims (11)

  1. 複数の車両を駐車させる駐車スペースのうち大容量のバッテリを有するプラグイン電気車両の前記バッテリを充電するための充電施設を備えた充電駐車スペースにて、前記プラグイン電気車両の前記バッテリへの充電を支援する充電支援装置であって、
    前記プラグイン電気車両の前記バッテリの充電状態を取得する充電状態取得手段と、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記プラグイン電気車両の前記バッテリの充電状態に基づいて、前記充電施設を利用して前記プラグイン電気車両の前記バッテリを充電するときの利用態様を設定する利用態様設定手段と、
    前記利用態様設定手段によって設定された前記利用態様を前記プラグイン電気車両のユーザに提示する提示手段とを備えたことを特徴とする充電支援装置。
  2. 請求項1に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、所定位置からの距離が異なるように前記充電駐車スペースを選択し、同選択した充電駐車スペースを利用して前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  3. 請求項2に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリに充電すべき充電量が大きいときは、前記バッテリに充電すべき充電量が小さいときに比して、前記所定位置からの距離が長くなる位置に設置された充電駐車スペースを選択し、同選択した充電駐車スペースを利用して前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  4. 請求項3に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリの充電に必要な充電時間が長いときは、前記バッテリの充電に必要な充電時間が短いときに比して、前記所定位置からの距離が長くなる位置に設置された充電駐車スペースを選択し、同選択した充電駐車スペースを利用して前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  5. 請求項1に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、少なくとも、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に基づいて、前記充電駐車スペースを利用する複数のプラグイン電気車両間で前記バッテリに充電するときの優先順位を決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  6. 請求項5に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリに充電すべき充電量が小さなプラグイン電気車両は、前記バッテリに充電すべき充電量が大きいプラグイン電気車両に比して、前記バッテリに充電するときの優先順位を繰り下げて決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  7. 請求項6に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、
    前記充電状態取得手段によって取得された前記バッテリの充電状態に応じて、前記バッテリの充電に必要な充電時間が短いプラグイン電気車両は、前記バッテリの充電に必要な充電時間が長くなるプラグイン電気車両に比して、前記バッテリに充電するときの優先順位を繰り下げて決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  8. 請求項5ないし請求項7のうちのいずれか一つに記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、さらに、
    前記プラグイン電気車両を利用してユーザが移動する今後の移動距離が短いとき、前記プラグイン電気車両が内燃機関を備えたプラグインハイブリッド車両であるとき、前記バッテリへの充電が一定時間以上経過しているとき、前記プラグイン電気車両に子供又は高齢者が乗車しているとき、及び、前記充電駐車スペースの利用頻度が少ないときの各項目のうちの少なくとも一つの項目が満たされるか否かの判定に基づいて、前記充電駐車スペースを利用する複数のプラグイン電気車両間で前記バッテリに充電するときの優先順位を決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  9. 請求項8に記載した充電支援装置において、
    前記利用態様設定手段は、
    前記各項目の少なくとも一つの項目が満たされると前記バッテリに充電するときの優先順位を繰り下げて決定し、同決定した優先順位に従って前記プラグイン電気車両を充電する利用態様を設定することを特徴とする充電支援装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか一つに記載した充電支援装置において、
    前記充電状態取得手段は、
    前記プラグイン電気車両の前記バッテリに充電すべき充電量を予測し、この予測した充電量を充電状態として取得することを特徴とする充電支援装置。
  11. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか一つに記載した充電支援装置において、
    前記充電状態取得手段は、
    前記プラグイン電気車両の前記バッテリが実際に充電している電力量を検出し、この検出した実際の電力量を充電状態として取得することを特徴とする充電支援装置。
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