JP7089514B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

援用記載
本出願は2017年6月29日に出願された日本出願の特願2017-127691に対して、優先権の利益を主張するものであり、その日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
この発明は、洗濯機に関し、主として洗剤を洗濯槽に投入する洗剤投入装置を備えた洗濯機に関するものである。
従来、洗濯機としては、投入された洗剤を注水された水とともに洗濯槽内に流し落とす洗剤投入装置を備えたものがある。
このような洗濯機において、洗剤成分を洗濯物の汚れに作用させるためには、粉末洗剤等を洗濯槽内の洗濯水に十分に溶解させることが必要である。粉末洗剤の溶解が不十分であると、十分な洗浄性能を得られないことになる。そこで、十分な洗浄性能を得るために、洗濯工程の時間を長くする等によって洗剤溶解を促すといった対応がなされてきた。
例えば、特許文献1に記載の洗濯機では、注水経路に複数の小さな注水孔を設けることで、粉末洗剤へ散水して、水が溜まっていくと共に、水の勢いにより粉末洗剤が溜まっていく水の中で撹拌されて、粉末洗剤が水に溶解されるようにしている。
特許第4577257号
しかしながら、上記特許文献1に記載された洗濯機では、水圧が安定していない地域では、水の吐出力が低下して所望の撹拌力が得られず、粉末洗剤の溶け残りによる孔やスリットの目詰まりが発生して排水不良となり、粉末洗剤が十分に洗濯槽に供給されなくなって洗浄性能が低下するという問題がある。
そこで、この発明の課題は、洗剤投入装置に備えた撹拌部において旋回水流により洗剤を水に溶解させて洗濯槽に投入することにより、洗濯工程において洗剤を洗濯水に溶解させる時間を設けることなく洗浄性能を向上できる洗濯機を提供することにある。
この発明の一態様に係る洗濯機は、
衣類を洗浄する洗濯動作を行う洗濯槽と、
上記洗濯槽内に水を供給する給水装置と、
上記給水装置からの水と洗剤とが混合された混合液を上記洗濯槽内に供給する洗剤投入装置と
を備え、
上記洗剤投入装置は、
上記洗剤が収容され、上記給水装置からの水と上記洗剤とを撹拌して上記混合液を生成するための器形状の撹拌部と、
上記給水装置からの水が上記撹拌部内に流入する1つまたは複数の流入経路と、
上記撹拌部内で生成された上記混合液が上記洗濯槽内へ流出する1つまたは複数の流出口と
を有すると共に、
上記撹拌部内に旋回水流が形成されるように、上記流入経路の流入口における水の吐出方向が設定されていることを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、洗剤投入装置に備えた撹拌部において旋回水流により洗剤を水に溶解させて洗濯槽に投入することにより、洗濯工程において洗剤を洗濯水に溶解させる時間を設けることなく洗浄性能を向上できる洗濯機を提供することにある。
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の斜視図である。 図2は上記縦型洗濯機を側方から見た縦断面図である。 図3は上記縦型洗濯機の洗剤投入装置の斜視図である。 図4は上記洗剤投入装置の上面図である。 図5は上記洗剤投入装置の分解斜視図である。 図6は上記洗剤投入装置の撹拌部の水流を説明する模式図である。 図7は上記撹拌部の水流を説明する断面模式図である。 図8は上記洗剤投入装置の粉末洗剤投入を説明する図である。 図9は上記洗剤投入装置の粉末洗剤投入を説明する図である。 図10は上記洗剤投入装置の分岐経路のサイホン構造について説明する図である。 図11は上記洗剤投入装置の洗剤ケースの上面図である。 図12は図11のXII-XII線から見た断面図である。 図13は図12のXIII-XIII線から見た断面図である。 図14は変形例の撹拌部の流入口の位置を説明する図である。 図15は変形例の撹拌部の流入口の位置を説明する図である。 図16は変形例の撹拌部の流入口の位置を説明する図である。 図17はこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部について説明する模式図である。 図18はこの発明の第3実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部について説明する模式図である。 図19はこの発明の第4実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部について説明する模式図である。 図20はこの発明の第5実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部について説明する図である。 図21はこの発明の第6実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の洗剤ケースの上面図である。 図22はこの発明の第7実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の洗剤ケースの斜視図である。 図23は上記洗剤ケースの上面図である。 図24は図23のXXIV-XXIV線から見た洗剤ケースの断面図である。 図25は上記撹拌部の上面図である。 図26は図25のXXVI-XXVI線から見た洗剤ケースの断面図である。 図27は上記洗剤ケースの上面図である。 図28は図27のXXVIII-XXVIII線から見た洗剤ケースの断面図である。 図29はバイパス経路のサイホン構造について説明する図である。
以下、この発明の洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の外観を示す斜視図を示している。
この第1実施形態の縦型洗濯機は、図1に示すように、金属または合成樹脂製の本体ケーシング101と、水槽102,洗濯槽103(図2に示す)の開口を開閉する上蓋104と、本体ケーシング101の上面に運転動作を選択指示入力すると共に運転状態を表示する操作表示部105とを備える。また、上記縦型洗濯機は、本体ケーシング101内の上面側かつ前面側に配置された洗剤投入装置100を備えている。この洗剤投入装置100は、本体ケーシング101の上面に開閉可能に設けられたカバー106で覆われている。
また、図2は上記縦型洗濯機を側方から見た縦断面図を示している。
図2に示すように、金属または合成樹脂製の本体ケーシング101は、直方体形状に成形され、その上面および底面は開口部となっている。本体ケーシング101の上面開口部には操作表示部105等が設けられた合成樹脂製の上面板111が固定されている。本体ケーシング101の底面開口部には、合成樹脂製のベース112が固定されている。
上記縦型洗濯機内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口101aを上面板111に設けている。その洗濯物投入口101aを開閉する上蓋104を、縦型洗濯機の奧側で上面板111に回動可能に支持している。上蓋104を上下に回動させて洗濯物投入口101aを開閉する。
また、本体ケーシング101内には、洗濯槽103とその洗濯槽103を収納する水槽102を配置している。洗濯槽103は、洗剤を溶かした水またはすすぎ用の水を溜める。水槽102および洗濯槽103は、上側が開口した有底筒状のカップの形状をしており、各々中心軸を垂直にして、水槽102を外側とし、洗濯槽103を内側とする形で同軸に配置されている。
洗濯槽103の上部開口部の縁に、洗濯物90の脱水のために洗濯槽103を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ140を装着している。また、洗濯槽103内の底面に攪拌翼120を回転可能に配置している。
また、本体ケーシング101内の水槽102の下側に、クラッチ・ブレーキ機構131と駆動モータ132とを有する駆動ユニット130を取り付けている。駆動ユニット130は、駆動装置の一例である。
また、クラッチ・ブレーキ機構131の回転軸131aの先端に攪拌翼120を取り付けている。
また、上記縦型洗濯機は、本体ケーシング101内の上側かつ後面側に配置された給水弁180を備えている。この給水弁180は、給水配管170に配設されている。上記給水配管170と給水弁180で給水装置を構成している。
上記給水弁180を開状態にすると、給水弁180を介して水道水が洗剤投入装置100に供給される。洗剤投入装置100(図1に示す)から粉末洗剤と水の混合液が洗濯槽103内に供給される。
<洗剤投入装置の構成>
図3は上記縦型洗濯機の洗剤投入装置100の斜視図を示し、図4は洗剤投入装置100の上面図を示し、図5は洗剤投入装置100の分解斜視図を示している。
上記洗剤投入装置100は、図3~図5に示すように、給水ユニット1と、給水ユニット1内に着脱可能に収容された洗剤ケース2と、給水ユニット1内に着脱可能に収容された柔軟仕上げ剤投入部3とから構成されている。
上記洗剤ケース2は、洗剤が収容される器形状の撹拌部21を有する。この撹拌部21の外側壁26と底27と内側壁28で環状の流路が形成されている。この環状の流路を水流が旋回する。上記撹拌部21の底に、上方に向かって突出する円錐台形状の凸部20を設けることによって、凸部20の外周側が内側壁28となっている。
また、撹拌部21の外側壁26に、撹拌部21内に水道水が流入する流入口22を設けている。また、撹拌部21の中央部かつ内側壁28よりも更に内側に流出口23を設けている。この流出口23は、凸部20の上部にすり鉢状に設けられており、その流出口23の底部中央に貫通穴23aを有する。
また、給水ユニット1は、上部が開口する箱体1aと、その箱体1aの一方の側面に設けられ、給水配管170の下流端と接続された流入経路11と、箱体1aの他方の側面の下側に設けられ、洗濯槽103(図2に示す)内に水と洗剤の混合液を供給するための投入口13を備えている。また、流入経路11は、撹拌部21の流入口22と連通するように構成されている。
また、撹拌部21の外側壁26には、分岐経路24が設けられており、分岐経路24の先には排水筒30(図10,図11に示す)を有している。この排水筒30にキャップ部品4を被せることによってサイホン構造が設けられている。上記分岐経路24の底は、撹拌部21の環状の流路から先端側の排水筒30に向かって徐々に低くなるように傾斜している。
給水ユニット1内には、箱型の柔軟仕上げ剤投入部3が搭載されている。この柔軟仕上げ剤投入部3は、給水弁180(図2に示す)と接続された第2の流入経路12と連通する第2の流入口31が側面に設けられている。
上記柔軟仕上げ剤投入部3の底に第2の排水筒(図示せず)を有し、その第2の排水筒にキャップ部品5を被せることによってサイホン構造が設けられている。柔軟仕上げ剤投入部3の底面は、第2の排水筒に向かって徐々に低くなるように傾斜している。
<撹拌部内の水流の主流>
図6は上記撹拌部21での水流を模式的に説明する図であり、図6の上段が上面図であり、下段が横断面図を模式的に書いた図面である。
流入口22より流入した水は、撹拌部21の外側壁26を沿うように旋回し、徐々に水位が上昇することになり、水位が内側壁28の高さを超えるところで中央の流出口23から流出することになる。水位が内側壁28の高さに至るまで、流入した水は直ぐに排出されず、撹拌部21内で旋回して撹拌力を得る。
<撹拌部内の水流の二次流れ>
図7は撹拌部21での水流ついて模式的に説明する断面図である。水面付近では粘性の働きが弱いため水流が早く遠心力(矢印R1)が大きくなり、底面付近では粘性の影響で水流が遅く、遠心力(矢印R2)が小さくなり、垂直方向に循環するような二次流れが発生する。詳しくは、撹拌部21の底では遠心力が小さく、内向きの流れができ、内側壁28で上昇し、水面で外向きの流れができ、外側壁26に沿って下がり循環する。この二次流れによって、さらに撹拌が促される。
<洗剤投入>
撹拌部21は洗剤投入部を兼ねており、撹拌部21の容積は必要洗剤量に合わせて選択することになる。図8および図9は粉末洗剤の投入例を示したものである。
図8のように、水流が旋回する部分にドーナツ状に投入した例では、流入口22から流入してきた水が底面より粉末を切り崩しながら撹拌する。上記二次流れの作用により、垂直方向の循環流れが撹拌力を増すと共に、粉末洗剤は二次流れに乗ることで、撹拌部21に残ることなく流出口23へと流れて行く。
また、図9に示すように、撹拌部21内の中央部から手前付近に投入した例では、粉末洗剤は水流が旋回する部分と流出口23の回りにきており、流入口22に一部こぼれ落ちてしまうことになるが、流出口23からの水流で問題なく給水ユニット1へと流れて行く。
<粉末洗剤のダマ>
粉末洗剤は、水に解かすときにダマになることがある。ダマ状の粉末洗剤はサイズが大きいため、遠心力が働き、かつ、水に浮くので、流出口23に直ぐに流れて行くことがない。水流による撹拌力を受け、徐々にダマが解れ、溶解したものから順に流れ出て行くことになる。ここで、ダマとは、表面だけが水に溶けて内部に水が浸透しにくく溶解しにくい状態になった粉末洗剤の塊のことである。
<分岐経路>
図10は撹拌部21から分岐する経路について説明する図である。撹拌部21から分岐する比較的細い分岐経路24であり、水が流入することで分岐経路24に水が流れ込むことになる。
分岐経路24は、旋回する主流を邪魔しないように設けられ、その先に排水筒30にキャップ部品4が被せられたサイホン構造を設けている。更に、分岐経路24の底面をサイホン構造に向かって徐々に低くなるように傾斜させることで、撹拌部21の撹拌力を落とさず、撹拌部21内の全ての水を排水することが可能となる。
上記排水筒30とキャップ部品4で構成されたサイホン構造は、排水補助部の一例である。
図11は上記洗剤ケース2の上面図であり、撹拌部21の外側壁26に分岐経路24を備えている。この分岐経路24の先にはサイホン用の排水筒30が接続され、排水筒30にキャップ部品4を被せることでサイホン構造を成すものである。
上記分岐経路24は、流入口22の直ぐ横から分岐しており、撹拌部21内の旋回水流の主流とは逆向きに分岐されるように設けている。撹拌部21内の旋回水流の主流と逆向きに分岐する経路にすることで、未溶解の粉末洗剤が分岐経路24に流入するのを防ぐことができる。
<流入口>
流入する水量は、一般的に毎分0.5~1.5リットルとされており、流量の少ない毎分0.5リットルにおいても撹拌され、かつ毎分1.5リットルで撹拌部21からの溢れ、粉末洗剤が撹拌されなかったり、粉末洗剤が流出されなかったりするといった問題が起きないようにする必要がある。主流の勢いが弱まる部分では、粉末洗剤の山を崩すことができずに、底面や側面に粉末洗剤が張付くことが起きる場合があり、特に流入する水量が毎分0.5リットルの場合に発生しやすい。
流入口22付近は、水流に十分勢いがあるが、撹拌部21内を旋回するにしたがって徐々に水流の勢いがなくなり、流入口22手前(旋回水流の上流側)にて流速が一番遅くなり、流入口22付近で流速が回復するような流れになる。必要流速を得るため、流入口22の直径は撹拌作用に合わせて適切に選択される。
図12は洗剤ケース2の流入口22の鉛直方向の設置角度を説明する図であり、図11に示すXII-XII線から見た断面図である。流入口22からの水の吐出方向は、水平方向に対して下方に傾斜しており、流入口22から撹拌部21の底面に向かって水が吐出される。
この流入経路11の流入口22における水の吐出方向は、流入口22から離れた位置で撹拌部21の底面に衝突する角度に設定されており、水流の弱まる場所に速い水流を送り、粉末洗剤を切り崩すことができる。また、流入口22における水の吐出方向は、撹拌部21内に旋回水流が形成されるように設定されている。
また、図13は流入口22の設置を説明する図であり、図12に示すXIII-XIII線から見た断面図である。
この第1実施形態では、流入経路11の中心線が外側壁26にほぼ接するように形成されている。流入口22からの水は、外側壁26の円に接するように流入するため、水の勢いの減少を最小限に抑えることができる。
<流出口>
流出口23は、内側壁28から一段高い位置に備えられている。流入口22から流入した水と粉末洗剤とが撹拌されながら撹拌部21内の水位が上昇し、流出口23から流れ出す。この流出口23から給水ユニット1(図3に示す)に流れ出した洗剤水は、投入口13(図3に示す)より洗濯槽103(図2に示す)へと供給される。
従来の特開平11-319380号公報や特許第3636107号では、洗剤投入箱内で水と洗剤を撹拌する撹拌翼を用い、洗剤を水に溶解させる洗濯機が開示されている。このような特開平11-319380号公報や特許第3636107号では、撹拌翼及び撹拌翼を駆動する動力が必要であり、堆積した洗剤によって撹拌翼の回転不良が発生することもあり、撹拌翼の定期的なメンテナンスが必要で、部品コストが高くなったり消費電力が増えたりするという課題があった。
また、特開2017-312号公報では、注水経路に設けられた複数の突起形状に、水流が衝突することで洗剤水を発泡させる洗濯機が開示されている。上記特開2017-312号公報では、複雑な経路を設けたりその経路にピンおよびリブを複数設けたりする必要があり、構造が複雑になるという課題があった。
これに対して、上記第1実施形態の縦型洗濯機によれば、洗剤投入装置100の撹拌部21において、流入経路11の流入口22から吐出される水の勢いにより器形状の撹拌部21内を旋回する水流を作り出すことができ、この旋回水流によって、撹拌部21内に投入された洗剤(主に粉末洗剤)は撹拌作用により効率よく溶解される。これにより、簡単な構成で、撹拌部21において旋回水流により洗剤を水に溶解させた後、流出口23を介して洗濯槽103に投入することができる。したがって、洗剤の溶け残りを減らして、洗浄性能の低下を防止することが可能となり、洗濯工程において洗剤を溶解する時間を設けることなく洗浄性能を向上できる。また、攪拌羽根やその駆動部などの攪拌機構を用いることなく、簡単な構成で洗剤を水に溶解することができる。
また、上記洗剤投入装置100の撹拌部21の外側壁26に流入口22が形成されることで、外側壁26に沿う水流を作り出すことができ、撹拌部21内に投入された粉末洗剤の山を切り崩す勢いが得られると共に、粉末洗剤の溶解を促す高い撹拌力が得られる。また、流入口22よりも高い位置に流出口23を設けることで、流出口23から流出が始まるまでに撹拌部21全体に水が行き渡り、撹拌部21内に投入された洗剤全てを撹拌可能となる。
また、上記洗剤投入装置100の撹拌部21の底に、上方に向かって突出する円錐台形状の凸部20を設けることによって、水流が旋回する環状の流路を容易に形成することができる。
また、上記洗剤投入装置100の撹拌部21内に環状の流路に形成することで、流路が絞られて旋回水流の勢いが増し、撹拌力を更に高めることが可能となる。また、上記撹拌部21内の環状の流路において、水の粘性の働きで水面と底面での流速差による二次流れが発生し、この垂直方向に循環する二次流れにより撹拌力を更に高めることが可能となる。
また、上記洗剤投入装置100の撹拌部21の中央側に流出口23を設けることによって、撹拌部21にて十分に溶解した洗剤だけを流出口23から流出させることが可能である。無作為に投入された粉末洗剤は、旋回する主流および二次流れにより撹拌されることになるが、洗剤は二次流れにより徐々に中央側へと集まり、撹拌部21の中央側にある流出口23へと送られることで、全ての洗剤を洗濯槽103へ投入可能とすると共に、洗剤の溶け残りを防止する。また、ダマ状の粉末洗剤は、遠心力により撹拌部21内の流路の外側を旋回することになり、撹拌作用でダマが解消されて、溶解または粉末の粒になった段階で流出口23へ流れ出す。
なお、洗剤投入装置100の撹拌部21の中央側に設けた流出口23の代わりに、撹拌部21の側壁かつ上側に流出口を設けてもよい(第3実施形態参照)。
さらに、洗剤投入装置100の撹拌部21の中央側に流出口を設けると共に、撹拌部21の側壁の上側に流出口を設けてもよい。これによって、撹拌部21にて十分に溶解した洗剤だけを中央の流出口から流出させる一方、流入口22からの水の流入量が多い時に撹拌部21の側壁かつ上側の流出口から流出させることで、撹拌部21からの溢れを防止することができる。
また、上記洗剤投入装置100の撹拌部21の側壁から分岐して排水補助部(4,30)に接続された1つの分岐経路24を形成することによって、撹拌部21の側壁から分岐経路24へ流れ込み、排水補助部の一例としてのサイホン構造(4,30)により、流出口23から排出されなかった残水を排水し、撹拌部21内に給水された水を全て排出することが可能となる。
また、サイホン構造を撹拌部21内の水流が旋回する領域に配置しないため、旋回水流の主流を邪魔せず、撹拌力を落とさずに液体洗剤にも対応することが可能である。
図14~図16は流入口22の設置位置が異なる変形例である。図14は流入口22Aに連なる流入経路11の中心線が外側壁26の接線の外側に配置したものである。また、図15は流入口22Bに連なる流入経路11の中心線が外側壁26の接線の内側に配置したものである。また、図16は流入口22Cに連なる流入経路11の中心線が更に外側壁26の接線の内側に配置したものである。
図14,図15のように、流入経路11の中心線が外側になるに連れて流入口22A,22Bの開口が広くなってしまうため、図13のように流入口22の径を小さくする形状をとることで、水量によらず吐出する向きが安定する。環状の流路を有する撹拌部21の場合、流入口22は内側壁28に衝突しないように配置される必要がある。
上記第1実施形態では、円錐台の側面を外側壁26とする撹拌部21を備えたが、撹拌部の外側壁の形状はこれに限らず、例えば角錐台の側面や円柱の側面などを外側壁とする撹拌部でもよく、旋回水流が形成可能な器形状の撹拌部であればよい。
〔第2実施形態〕
図17はこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部を説明する模式図である。この第2実施形態の縦型洗濯機は、洗剤投入装置の撹拌部の流出口を除いて第1実施形態の縦型洗濯機と同一の構成をしており、図1,図2を援用する。なお、図17において、2011は流入経路、2027は撹拌部2021内の底、2028は撹拌部2021の内側壁である。
上記第1実施形態の図7に示す撹拌部21のように、撹拌部21の底に設けられた凸部20の中央に流出口23が設けられているのに対して、この第2実施形態の縦型洗濯機では、図17に示すように、撹拌部2021の底に設けられた低凸部2020が流入口2022よりも低くなっている。このため、低凸部2020の中央に設けられた流出口2023は、流入口2022よりも低い位置にある。
上記構成の縦型洗濯機によれば、撹拌部2021において、流入経路2011の流入口2022から吐出される水の勢いにより器形状の撹拌部2021内を旋回する水流を作り出すことができ、この旋回水流によって、撹拌部2021内に投入された洗剤(主に粉末洗剤)は撹拌作用により効率よく溶解される。これにより、簡単な構成で、撹拌部2021において旋回水流により洗剤を水に溶解させて洗濯槽103(図2に示す)に投入することができる。したがって、洗剤の溶け残りを減らして、洗浄性能の低下を防止することが可能となり、洗濯工程において洗剤を溶解する時間を設けることなく洗浄性能を向上できる。
また、上記撹拌部2021の外側壁2026に流入口2022が形成されることで、外側壁2026に沿う早い水流を作り出すことができ、撹拌部2021内に投入された粉末洗剤の山を切り崩す勢いが得られると共に、粉末洗剤の溶解を促す高い撹拌力が得られる。
また、上記撹拌部2021の中央側に流出口2023を設けることによって、撹拌部2021にて十分に溶解した洗剤だけを流出口2023から流出させることが可能である。無作為に投入された粉末洗剤は、旋回水流により撹拌されて、徐々に撹拌部2021の中央側にある流出口2023へと送られることで、全ての洗剤を洗濯槽103へ投入可能とすると共に、洗剤の溶け残りを防止する。また、ダマ状の粉末洗剤は、遠心力により撹拌部2021内の流路の外側を旋回することになり、撹拌作用でダマが解消されて、溶解または粉末の粒になった段階で流出口20233へ流れ出す。
〔第3実施形態〕
図18はこの発明の第3実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部を説明する模式図である。この第3実施形態の縦型洗濯機は、洗剤投入装置の撹拌部の流出口を除いて第1実施形態の縦型洗濯機と同一の構成をしており、図1,図2を援用する。なお、図18において、3011は流入経路、3027は撹拌部3021内の底、3123は流出口3023からの混合液を案内する流出経路である。
上記第1実施形態では、図7に示す撹拌部21のように、器形状の撹拌部21の底に設けられた凸部20の中央に流出口23が設けられているのに対して、この第3実施形態の縦型洗濯機では、図18に示すように、撹拌部3021の外側壁3026かつ流入口3022よりも高い位置に流出口3023を設けている。
上記縦型洗濯機では、到達水位の高さに合わせ、外側壁3026に流出口3023を設置することで、第1実施形態と同じ撹拌性能を得ることが可能である。
また、撹拌部3021内を旋回する水流において外側壁3026の流速が早くなり、内側壁3028側の水位が低くなる一方で外側壁3026側が高くなって水面が傾斜する。したがって、外側壁3026の上部に流出口3023を設けておくことによって、流入口3022からの水の流入量が多い時に、流出口3023から排水して、撹拌部3021内からの溢れを防止することができる。
上記第3実施形態の縦型洗濯機は、第1実施形態の撹拌部21の中央側に流出口23を設けた構成による効果を除き第1実施形態の縦型洗濯機と同様の効果を有する。
〔第4実施形態〕
図19はこの発明の第4実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部を説明する模式図である。この第4実施形態の縦型洗濯機は、洗剤投入装置の撹拌部の流入口を除いて第1実施形態の縦型洗濯機と同一の構成をしており、図1,図2を援用する。なお、図19において、4011は流入経路、4026は撹拌部4021の外側壁、4027は撹拌部4021内の底、4028は撹拌部4021の内側壁である。
上記第1実施形態の図7に示す撹拌部21のように、器形状の撹拌部21の凸部20の流出口23よりも低い位置に流入口22が設けられているのに対して、この第4実施形態の縦型洗濯機では、図19に示すように、撹拌部4021の外側壁4026かつ凸部4020の流出口4023よりも高い位置に流入口4022を設けている。
上記第4実施形態の縦型洗濯機は、第1実施形態の流入口22よりも高い位置に流出口23を設けた構成による効果を除き第1実施形態の縦型洗濯機と同様の効果を有する。
〔第5実施形態〕
図20はこの発明の第5実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の撹拌部について説明する図である。この第5実施形態の縦型洗濯機は、洗剤投入装置の撹拌部の分岐経路がない点とサイホン構造を除いて第1実施形態の縦型洗濯機と同一の構成をしており、図1,図2を援用する。なお、図20において、5020は器形状の撹拌部5021の底に設けられた凸部、5026は撹拌部5021の外側壁、5028は撹拌部5021の内側壁である。
<液体洗剤>
図20は液体洗剤を使用について説明するものである。液体洗剤を使用する場合、濃度の高い洗剤液が洗濯物の変色や脱色を起こしてしまう可能性があるため、水で薄めたうえで給水し、洗濯槽103(図2に示す)に直接投入されないような構造になっている。
この第5実施形態では、器形状の撹拌部5021内に液体洗剤を投入した際に、洗剤水位が流出口5023の高さに達しないように設定される。更に、洗剤水位は流入口5022よりも下になるように設定される。長期間の使用で洗剤が固着してしまうことがあり、流入口5022の内部の詰まりや、詰まりによる撹拌不良になる場合がある。
<サイホン構造>
上記第5実施形態の縦型洗濯機では、流入経路5011からの水と洗剤とが撹拌された洗剤水を撹拌部5021内から全て流出させるため、サイホン構造を用いている。図20に示しているサイホン構造は、撹拌部5021の底5027に配置されている。撹拌部5021の底に設けられた排水筒5030は、先端の排出口5030aが液体洗剤の水位より高い位置になっている。この排水筒5030にキャップ部品5004を被せてサイホン構造を構成している。
このサイホン構造によって、液体洗剤は撹拌部5021内に一次的に留められることになる。その後、流入口5022から水が流入して液体洗剤が希釈されて、水位が上昇することで排水筒5030の排出口5030aから溢水し、サイホン効果により撹拌部5021内のすべての水が排出される。
上記第5実施形態の縦型洗濯機は、第1実施形態の分岐経路24の構成による効果を除き第1実施形態の縦型洗濯機と同様の効果を有する。
〔第6実施形態〕
図21はこの発明の第6実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の洗剤ケース6002の上面図である。この第6実施形態の縦型洗濯機は、洗剤投入装置の撹拌部の凸部を除いて第1実施形態の縦型洗濯機と同一の構成をしており、図1,図2を援用する。なお、図21において、6023は流出口、6023aは貫通穴、6024は分岐経路、6026は撹拌部6021の外側壁、6027は撹拌部6021内の底、6028は撹拌部6021の内側壁である。
上記第6実施形態の縦型洗濯機では、図21に示すように、平面視において、器形状の撹拌部6021の中心O1に対して、撹拌部6021の凸部6020の中心O2が、流入口6022近傍かつ旋回水流の上流側にずれた位置にある。
これによって、撹拌部6021内に形成された環状の流路を旋回する水流で流速が弱まる低速領域(流入口6022近傍かつ旋回水流の上流側)の流路断面積を狭くして流速を速くでき、旋回する水流の速さのバラツキを抑え、旋回水流の低速領域で粉末洗剤が滞留したり攪拌力が低下したりするのを防止でき、安定した撹拌が行える。
上記第6実施形態の縦型洗濯機は、第1実施形態の縦型洗濯機と同様の効果を有する。
〔第7実施形態〕
図22はこの発明の第7実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗剤投入装置の洗剤ケース7002の斜視図であり、図23は洗剤ケース7002の上面図であり、図24は図23のXXIV-XXIV線から見た洗剤ケース7002の断面図である。この第7実施形態の縦型洗濯機は、洗剤投入装置の撹拌部の凸部およびバイパス経路を除いて第1実施形態の縦型洗濯機と同一の構成をしており、図1,図2を援用する。なお、図22~図24において、7023は流出口、7023aは貫通穴、7027は撹拌部7021内の底である。
図22,図23に示すように、撹拌部7021の外側壁7026には、排水筒7030を有するバイパス経路7025が設けられている。この排水筒7030にキャップ部品7004を被せることによってサイホン構造が設けられている。上記バイパス経路7025は、撹拌部7021内の旋回水流の一部が流れ込むように設けられた第1経路7025aと、第1経路7025aの下流端に接続された円柱状の第2経路7025bと、第2経路7025bに上流端が接続され、下流端が流入口7022近傍かつ上流側に開口する第3経路7025cとを有する。
また、図24に示すように、器形状の撹拌部7021の内側壁7028(凸部7020の側面)が2段構成になっている。これは、撹拌部7021の底面側が狭く、水面側が広くなるようにすることが目的であり、必ずしも2段構成である必要はない。このように撹拌部7021の底面側を狭くすることによって、底付近の流速が速くなるので、粉末洗剤の切り崩しが容易になる。
また、図25は洗剤ケース7002の上面図であり、図26は図25のXXVI-XXVI線から見た洗剤ケース7002の断面図である。
また、図27は洗剤ケース7002の上面図であり、図28は図27のXXVIII-XXVIII線から見た洗剤ケース7002の断面図である。
<バイパス経路>
図29は撹拌部7021の水流を分岐し再度撹拌部7021へ戻るバイパス経路7025について説明する図である。バイパス経路7025によって撹拌部7021内の主流から分岐された水流は、主流の勢いを受けてバイパス経路7025を介して迂回する比較的速い分岐水流を作ることができる。流入口7022より流入した水が撹拌部21にて洗剤と撹拌する時、バイパス経路7025に分岐水流が発生し、溶解前の粉末洗剤がバイパス経路7025内に混入しても再度撹拌部7021へと戻ることで再撹拌されることになる。
上記バイパス経路7025の第1経路7025aは、水流の旋回方向かつ外側壁7026に接するように設けると水が流入しやすく、再度撹拌部21へ戻る第3経路7025cも、主流との合流部で外側壁7026に接するように設けるとよい。
また、サイホン構造から排出される速さに対して十分速い分岐水流が発生することで、未溶解の粉末洗剤のサイホン構造内部への侵入、内部の詰まりを防ぐことができ、迂回したバイパス経路7025の途中の第2経路7025bにサイホン構造を配置可能とする。ここで、サイホン構造は、排水筒7030と、その排水筒7030にかぶせたキャップ部品(図示せず)で構成されている。
また、図25~図28に示すように、バイパス経路7025の第1経路7025aは、撹拌部7021内の底7027よりも上側に上流端の開口が設けられている。溶解前の粉末洗剤は、撹拌部7021内の旋回水流の下側に沈下するので、バイパス経路7025に流れ込む分岐水流に混入しにくくなり、バイパス経路7025内に粉末洗剤が滞留するのを効果的に抑制できる。
これに対して、上記バイパス経路7025の第3経路7025cの底は、撹拌部7021の環状の流路から先端側の排水筒7030に向かって徐々に低くなるように傾斜している。したがって、このバイパス経路7025の第3経路7025cから排水し、撹拌部21内に給水された水を全て排出することが可能となる。
上記縦型洗濯機によれば、撹拌部7021の外側壁7026から分岐して再び撹拌部7021内に合流するバイパス経路7025を形成することで、比較的流速の速い分岐流れを作り出すことが可能となる。このバイパス経路7025中に排水補助部の一例としてのサイホン構造を備えることで、バイパス経路7025およびサイホン構造付近の粉末洗剤の堆積を防止することができる。
上記第7実施形態の縦型洗濯機は、第1実施形態の分岐経路24の構成による効果を除き第1実施形態の縦型洗濯機と同様の効果を有する。
上記第7実施形態では、撹拌部7021の側壁から分岐して再び撹拌部7021内に合流するバイパス経路7025を1つ形成したが、撹拌部7021の側壁から分岐して再び撹拌部7021内に合流するバイパス経路を複数形成してもよい。
上記第1~第7実施形態では、乾燥機能を備えていない縦型洗濯機について説明したが、乾燥機能を備えた縦型洗濯乾燥機にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1~第7実施形態では、縦型洗濯機について説明したが、ドラム式洗濯機やドラム式洗濯乾燥機などにこの発明を適用してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1~第7実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1~第7実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る洗濯機は、
衣類を洗浄する洗濯動作を行う洗濯槽103と、
上記洗濯槽103内に水を供給する給水装置(170,180)と、
上記給水装置(170,180)からの水と洗剤とが混合された混合液を上記洗濯槽103内に供給する洗剤投入装置100と
を備え、
上記洗剤投入装置100は、
上記洗剤が収容され、上記給水装置(170,180)からの水と上記洗剤とを撹拌して上記混合液を生成するための器形状の撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021と、
上記給水装置(170,180)からの水が上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に流入する1つまたは複数の流入経路11,2011,3011,4011,5011と、
上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内で生成された上記混合液が上記洗濯槽103内へ流出する1つまたは複数の流出口23,2023,3023,4023,5023,6023,7023と
を有すると共に、
上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に旋回水流が形成されるように、上記流入経路11,2011,3011,4011,5011の流入口22,2022,3022,4022,5022,6022,7022における水の吐出方向が設定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、洗剤投入装置100の撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021において、流入経路11,2011,3011,4011,5011の流入口22,2022,3022,4022,5022,6022,7022から吐出される水の勢いにより器形状の撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内を旋回する水流を作り出すことができ、この旋回水流によって、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に投入された洗剤(主に粉末洗剤)は撹拌作用により効率よく溶解される。これにより、簡単な構成で、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021において旋回水流により洗剤を水に溶解させた後、流出口23,2023,3023,4023,5023,6023,7023を介して洗濯槽103に投入することができる。したがって、洗剤の溶け残りを減らして、洗浄性能の低下を防止することが可能となり、洗濯工程において洗剤を溶解する時間を設けることなく洗浄性能を向上できる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100は、
上記流入口22,2022,3022,4022,5022,6022,7022を上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021の側壁26,2026,3026,4026,5026,6026,7026または底に設けると共に、
上記流出口23,2023,3023,4023,5023,6023,7023を上記流入口22,2022,3022,4022,5022,6022,7022よりも高い位置に設けている。
上記実施形態によれば、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021の側壁26,2026,3026,4026,5026,6026,7026(または底)に流入口22,2022,3022,4022,5022,6022,7022が形成されることで、側壁26,2026,3026,4026,5026,6026,7026(または底)に沿う早い水流を作り出すことができ、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に投入された粉末洗剤の山を切り崩す勢いが得られると共に、粉末洗剤の溶解を促す高い撹拌力が得られる。また、流入口22,2022,3022,4022,5022,6022,7022よりも高い位置に流出口23,2023,3023,4023,5023,6023,7023を設けることで、流出口23,2023,3023,4023,5023,6023,7023から流出が始まるまでに撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021全体に水が行き渡り、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に投入された洗剤全てを撹拌可能となる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100の上記撹拌部21,3021,4021,5021,6021,7021の底に、上方に向かって突出する凸部20,3020,4020,5020,6020,7020が設けられている。
上記実施形態によれば、洗剤投入装置100の撹拌部21,3021,4021,5021,6021,7021の底に、上方に向かって突出する凸部20,3020,4020,5020,6020,7020を設けることによって、水流が旋回する環状の流路を容易に形成できる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記撹拌部6021の底に設けられた上記凸部6020の中心は、平面視において上記撹拌部6021の中心に対してずれた位置にある。
上記実施形態によれば、撹拌部6021の底に設けられた凸部6020の中心は、平面視において撹拌部6021の中心に対してずれた位置にあり、例えば、形成された環状の流路を旋回する水流で流速が遅くなる低速領域の流路断面積を狭くして流速を速くでき、旋回水流の低速領域で粉末洗剤が滞留したり攪拌力が低下したりするのを防止できる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100の上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に、水流が旋回する環状の流路が形成されている。
上記実施形態によれば、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に環状の流路に形成することで、流路が絞られて旋回水流の勢いが増し、撹拌力を更に高めることが可能となる。
また、上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に形成された環状の流路において、水の粘性の働きで水面と底面での流速差による二次流れが発生し、この垂直方向に循環する流れにより撹拌力を更に高めることが可能となる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100の上記撹拌部21,2021,4021,5021,6021,7021の中央側に上記流出口23,2023,4023,5023,6023,7023が設けられている。
上記実施形態によれば、洗剤投入装置100の撹拌部21,2021,4021,5021,6021,7021の中央側に流出口23,2023,4023,5023,6023,7023を設けることによって、撹拌部21,2021,4021,5021,6021,7021にて十分に溶解した洗剤だけを流出口23,2023,4023,5023,6023,7023から流出させることが可能である。撹拌部21,2021,4021,5021,6021,7021内に無作為に投入された粉末洗剤は、旋回する主流および二次流れにより撹拌されることになるが、洗剤は二次流れにより徐々に中央側へと集まり、撹拌部21,2021,4021,5021,6021,7021の中央側にある流出口23,2023,4023,5023,6023,7023へと送られることで、全ての洗剤を洗濯槽103へ投入可能とすると共に、洗剤の溶け残りを防止する。また、ダマ状の粉末洗剤は、遠心力により撹拌部21,2021,4021,5021,6021,7021内の流路の外側を旋回することになり、撹拌作用でダマが解消されて、溶解または粉末の粒になった段階で流出口23,2023,4023,5023,6023,7023へ流れ出す。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100の上記撹拌部3021の側壁3026かつ上側に上記流出口3023が設けられている。
上記実施形態によれば、洗剤投入装置100の撹拌部3021の側壁3026かつ上側に流出口3023を設けることによって、流入口3022からの水の流入量が多い時に撹拌部3021の側壁かつ上側の流出口3023から流出させることで、撹拌部3021からの溢れを防止することができる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置の上記撹拌部の中央側および上記撹拌部の側壁の上側に、上記流出口が夫々設けられている。
上記実施形態によれば、洗剤投入装置の撹拌部の中央側に流出口を設けることによって、撹拌部にて十分に溶解した洗剤だけを流出口から流出させることが可能である。さらに、洗剤投入装置の撹拌部の側壁かつ上側に流出口を設けることによって、流入口からの水の流入量が多い時に撹拌部の側壁かつ上側の流出口から流出させることで、撹拌部からの溢れを防止することができる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100の上記撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021の側壁26,2026,3026,4026,5026,6026,7026から分岐して排水補助部(4,30,5004,5030,6030,7004,7030)に接続された1つまたは複数の分岐経路24,6024が形成されている。
上記実施形態によれば、洗剤投入装置100の撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021の側壁26,2026,3026,4026,5026,6026,7026から分岐して排水補助部(4,30,5004,5030,6030,7004,7030)に接続された1つまたは複数の分岐経路24,6024を形成することによって、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内から分岐経路24,6024へ流れ込み、分岐経路24,6024に接続された排水補助部(4,30,5004,5030,6030,7004,7030)を備えることで、流出口23,2023,3023,4023,5023,6023,7023から排出されなかった残水を排水し、撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内に給水された水を全て排出することが可能となる。ここで、排水補助部は、例えばサイホン構造を利用した排水口である。
また、サイホン構造などの排水補助部(4,30,5004,5030,6030,7004,7030)を撹拌部21,2021,3021,4021,5021,6021,7021内の水流が旋回する領域に配置しないため、旋回水流を邪魔せず、撹拌力を落とさずに液体洗剤にも対応することが可能である。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗剤投入装置100の上記撹拌部7021の側壁7026から分岐して再び上記撹拌部7021内に合流するバイパス経路7025が1つまたは複数形成されており、
上記バイパス経路7025が排水補助部(7004,7030)に接続されている。
上記実施形態によれば、撹拌部7021の水流を分岐して再度撹拌部7021へ戻るような迂回するバイパス経路7025を形成することで、比較的流速の速い分岐流れを作り出すことが可能となる。このバイパス経路7025中に排水補助部(7004,7030)を備えることでバイパス経路7025および排水補助部(7004,7030)付近の粉末洗剤の堆積を防止することができる。ここで、排水補助部は、例えばサイホン構造を利用した排水口である。
1…給水ユニット
2,6002,7002…洗剤ケース
3…柔軟仕上げ剤投入部
4,5004,7004…キャップ部品
11,2011,3011,4011,5011…流入経路
12…第2の流入経路
13…投入口
20,3020,4020,5020,6020,7020…凸部
21,2021,3021,4021,5021,6021,7021…撹拌部
22,2022,3022,4022,5022,6022,7022…流入口
23,2023,3023,4023,5023,6023,7023…流出口
24,6024…分岐経路
26,2026,3026,4026,5026,6026,7026…外側壁
27,2027,3027,4027,5027,6027,7027…底
28,2028,3028,4028,5028,6028,7028…内側壁
30,5030,6030,7030…排水筒
31…第2の流入口
101…本体ケーシング
102…水槽
103…洗濯槽
104…上蓋
105…操作表示部
111…上面板
112…ベース
120…攪拌翼
130…駆動ユニット
131…クラッチ・ブレーキ機構
132…駆動モータ
140…バランサ
170…給水配管
180…給水弁
100…洗剤投入装置
2020…低凸部
7025…バイパス経路
7025a…第1経路
7025b…第2経路
7025c…第3経路

Claims (3)

  1. 衣類を洗浄する洗濯動作を行う洗濯槽と、
    上記洗濯槽内に水を供給する給水装置と、
    上記給水装置からの水と洗剤とが混合された混合液を上記洗濯槽内に供給する洗剤投入装置と
    を備え、
    上記洗剤投入装置は、
    上記洗剤が収容され、上記給水装置からの水と上記洗剤とを撹拌して上記混合液を生成するための器形状の撹拌部と、
    上記給水装置からの水が上記撹拌部内に流入する1つまたは複数の流入経路と、
    上記撹拌部内で生成された上記混合液が上記洗濯槽内へ流出する1つまたは複数の流出口と
    を有すると共に、
    上記撹拌部は、上記洗剤投入装置の上記撹拌部の底に、上方に向かって突出する凸部を有し、上記凸部の外周に形成された内側壁と、上記撹拌部の外側壁で環状の流路が形成され、
    上記流入経路の流入口および上記流出口は、上記内側壁の高さ以下の位置に形成されるとともに、上記凸部の中央に上記流出口が設けられ、
    上記環状の流路内に旋回水流が形成されるように、上記流入口における水の吐出方向が設定され、上記環状の流路を旋回する水流が上記内側壁の高さを超えると上記流出口から流出することを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    上記洗剤投入装置は、
    上記流入口を上記撹拌部の上記外側壁または底に設けると共に、
    上記流出口を上記流入口よりも高い位置に設けていることを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1又は2に記載の洗濯機において、
    上記撹拌部の底に設けられた上記凸部の中心は、上記流入口近傍かつ上記旋回水流の上流側にずれた位置にあることを特徴とする洗濯機。
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