JP7088078B2 - カメラ搭載構造 - Google Patents

カメラ搭載構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7088078B2
JP7088078B2 JP2019035005A JP2019035005A JP7088078B2 JP 7088078 B2 JP7088078 B2 JP 7088078B2 JP 2019035005 A JP2019035005 A JP 2019035005A JP 2019035005 A JP2019035005 A JP 2019035005A JP 7088078 B2 JP7088078 B2 JP 7088078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
vehicle
hood member
heater
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019035005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020138627A (ja
Inventor
政人 竹之内
穣 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019035005A priority Critical patent/JP7088078B2/ja
Publication of JP2020138627A publication Critical patent/JP2020138627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7088078B2 publication Critical patent/JP7088078B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

本発明は、カメラ搭載構造に関する。
車両のフロントウインドシールドガラスに近接してカメラが配置されるとともに、フロントウインドシールドガラスに対する防曇用の加熱装置(熱線ヒーター等の発熱体)が、そのカメラに近接して配置された構造は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-101004号公報
ところで、自動運転を含む高度な運転支援を目的として、レンズの大きさや高さなどが異なる複数(例えば2個)のカメラを使用する場合がある。しかしながら、その場合でも、部品点数の削減等のために、2個のカメラ(レンズ)に対し、1個の画角フード部材を設けることがある。そのため、画角フード部材は、2個のカメラの各レンズの大きさや高さなどに応じて、その形状が決められる。
例えば、画角フード部材の前端部を車幅方向に沿って折り曲げ、かつ画角フード部材の車幅方向中間部を車幅方向と交差する方向に沿って折り曲げることにより、その画角フード部材に段差部を形成する場合がある。この場合、画角フード部材の下面に発熱体を貼り付けようとすると、その発熱体を、画角フード部材と同様に車幅方向及び車幅方向と交差する方向に沿って折り曲げることになるため、発熱体に応力(曲げモーメント)が集中する部位が生じ、発熱体が歪んだり、発熱体に皺が発生したりする。
そこで、本発明は、フロントウインドシールドガラスに高さを異にして配置する少なくとも2個のカメラに対する画角フード部材に発熱体を貼り付ける際、その発熱体に歪みや皺が発生するのを抑制できるカメラ搭載構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のカメラ搭載構造は、フロントウインドシールドガラスの内面で、かつ車両上方側に高さを異にして設けられ、車両の周辺情報を検知する第1カメラ及び第2カメラと、前端部が前記フロントウインドシールドガラスの内面に非接触となるように車幅方向に沿って形成された第1折曲部と、前記第1カメラの高さと前記第2カメラの高さに合わせるための段差部を構成するように車幅方向と交差する方向に沿って形成された第2折曲部及び第3折曲部と、を有し、前記第1カメラ及び前記第2カメラの車両前方下側に配置された画角フード部材と、前記第1カメラに対応した前記画角フード部材の前記第2折曲部を含む一方側に配置された第1前端部と前記第2カメラに対応した前記画角フード部材の前記第3折曲部を含む他方側に配置された第2前端部との車両前後方向の位置を異にして前記画角フード部材の下面に貼り付けられ、前記フロントウインドシールドガラスに対する防曇用の発熱体と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、フロントウインドシールドガラスに対する防曇用の発熱体が、第1カメラに対応した画角フード部材の第2折曲部を含む一方側に配置された第1前端部と第2カメラに対応した画角フード部材の第3折曲部を含む他方側に配置された第2前端部との車両前後方向の位置を異にして、その画角フード部材の下面に貼り付けられている。
ここで、発熱体の第1前端部と第2前端部とが車両前後方向で同じ位置に配置されていると、第1折曲部と第2折曲部と第3折曲部との交点に集中する応力(曲げモーメント)を逃がすことが困難になる。しかしながら、本発明では、発熱体の第1前端部と第2前端部とが車両前後方向で異なる位置に配置されているため、第1折曲部と第2折曲部と第3折曲部との交点に集中する応力を逃がすことが可能となる。したがって、発熱体に歪みや皺が発生するのが抑制される。
以上のように、本発明によれば、フロントウインドシールドガラスに高さを異にして配置する少なくとも2個のカメラに対する画角フード部材に発熱体を貼り付ける際、その発熱体に歪みや皺が発生するのを抑制することができる。
本実施形態に係るカメラ搭載構造を備えたカメラユニットの一部を分解して示す斜視図である。 本実施形態に係るカメラ搭載構造を示す側断面図である。 本実施形態に係るカメラ搭載構造を車両上方側から見て示す斜視図である。 本実施形態に係るカメラ搭載構造を構成するフード部材及びヒーターを車両下方側から見て示す斜視図である。 本実施形態に係るカメラ搭載構造を構成するフード部材とヒーターを示す底面図である。 本実施形態に係るカメラ搭載構造を構成するフード部材とヒーターの変形例を示す底面図である。 比較例に係るフード部材とヒーターを車両下方側から見て模式的に示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両上方向、矢印FRを車両前方向、矢印RHを車両右方向、矢印LHを車両左方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両上下方向の上下、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図1に示されるように、車両12に搭載される本実施形態に係るカメラ搭載構造10を備えたカメラユニット20は、少なくとも車両12の後方側の映像を表示する表示装置の一例としての電子インナーミラー16よりも車両前方上側におけるフロントウインドシールドガラス14(図2参照)の内面に設けられている。カメラユニット20は、ステレオカメラ装置30とロケーター望遠カメラ装置40とを備えている。
図1~図3に示されるように、ステレオカメラ装置30は、車両12の前方側の走行環境を撮影して、車両12の周辺情報(位置、方向、距離等)を検知する左右一対のステレオカメラ32を有しており、ステレオカメラ32は、車幅方向に離間して装置本体30Aに設けられている。そして、ステレオカメラ装置30は、ロケーター望遠カメラ装置40の一部を収容するハウジング50よりも車両前方側に配置されている(図2参照)。
ロケーター望遠カメラ装置40は、車両12の前方側の走行環境を撮影して、車両12の周辺情報(位置、方向、距離等)を検知する運転支援用(自動運転用)のロケーターカメラ42と望遠カメラ44とを有している。左右一対の第1カメラ及び第2カメラであるロケーターカメラ42及び望遠カメラ44は、ステレオカメラ32とは異なる周辺情報を検知することから、左右のステレオカメラ32よりも車幅方向に近接して装置本体41に設けられている。
また、カメラユニット20は、フロントウインドシールドガラス14の内面で、かつ車両上方側の車幅方向中央部に接着剤等によって取り付けられたメインブラケット22を備えている。メインブラケット22は、ステレオカメラ装置30の後端部と、ロケーター望遠カメラ装置40(ハウジング50)とを取り付けるためのブラケットであり、平面視で略中央部分に開口部22Cを有する略矩形状に板金で形成されている。
詳細に説明すると、メインブラケット22の後端部における左右両側には、凹部22Aが形成されており、各凹部22Aの底面には、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。なお、左側の凹部22Aは、車両前後方向に延びており(車両前後方向が長手方向とされており)、その左側の凹部22Aの前端部(メインブラケット22の車両前後方向略中央部)にも、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。
また、メインブラケット22の前部(前端部22Fよりも後側に配置されている前部)における右側にも、凹部22Aが形成されており、その凹部22Aの底面にも、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、各凹部22Aにおける貫通孔には、ウエルドボルト54の軸部(図示省略)が挿通され、各ウエルドボルト54の頭部54Aは、各貫通孔周りの凹部22Aの底面に溶接によって固着されている。
この4本のウエルドボルト54と4個のナット(図示省略)により、ロケーター望遠カメラ装置40の装置本体41に形成されたフランジ部41A(図1参照)と、ハウジング50に形成されたフランジ部50A(図1参照)とがメインブラケット22に共締めされる(一緒に締結される)構成になっている。
つまり、フランジ部41A及びフランジ部50Aには、ウエルドボルト54の軸部を挿通させるための平面視で円形状の貫通孔41B、50B(図1参照)が車両前後方向に離間して形成されており、メインブラケット22に対するロケーター望遠カメラ装置40及びハウジング50の締結箇所は、前後左右の4箇所となっている。
また、メインブラケット22の右前部に形成された凹部22Aの底面における車幅方向外側には、凹部22Bが形成されており、その凹部22Bの底面には、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、その貫通孔にも、ウエルドボルト54の軸部(図示省略)が挿通され、そのウエルドボルト54の頭部54Aは、その貫通孔周りの凹部22Bの底面に溶接によって固着されている。
また、メインブラケット22の左側に形成された凹部22Aの底面における車両前方側にも、凹部22Bが形成されており、その凹部22Bの底面には、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、その貫通孔にも、ウエルドボルト54の軸部(図示省略)が挿通され、そのウエルドボルト54の頭部54Aは、その貫通孔周りの凹部22Bの底面に溶接によって固着されている。
一方、ステレオカメラ装置30の後端部における左右両側には、左右一対のフランジ部(図示省略)が車両後方側へ向けて突設されており、各フランジ部には、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、各フランジ部に形成された貫通孔には、凹部22Bに設けられたウエルドボルト54の軸部が挿通されるようになっている。
つまり、この2本のウエルドボルト54と2個のナット(図示省略)により、ステレオカメラ装置30の後端部における左右両側が、メインブラケット22に締結固定される構成になっている。そして、これにより、ハウジング50の前壁50Fがステレオカメラ装置30(装置本体30A)の後壁30Bに近接して配置される構成になっている(図2参照)。
また、カメラユニット20は、メインブラケット22の車両前方側におけるフロントウインドシールドガラス14の内面で、かつ車幅方向中央部に接着剤等によって取り付けられたサブブラケット24を備えている。サブブラケット24は、ステレオカメラ装置30の前端部を取り付けるためのブラケットであり、平面視でメインブラケット22よりも小さい略矩形状に板金で形成されている。
詳細に説明すると、サブブラケット24の前側の車幅方向中央部には、その両側が前端部を含んで切り欠かれることによって舌部25が形成されている。舌部25は、サブブラケット24の上面24Aよりも低位(車両下方側)に配置されるように、その付け根部分が屈曲形成されており、その舌部25の中央には、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。
そして、その貫通孔には、ウエルドボルト54よりも若干径の小さいウエルドボルト56の軸部56B(図2参照)が挿通され、そのウエルドボルト56の頭部56Aは、その貫通孔周りの舌部25の上面に溶接によって固着されている。
また、ステレオカメラ装置30の前端部における中央部には、平板状のフランジ部38が車両前方側へ向けて突設されており、そのフランジ部38には、平面視で円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、そのフランジ部38に形成された貫通孔には、ウエルドボルト56の軸部56Bが挿通されるようになっている。
つまり、この1本のウエルドボルト56と1個のナット55(図1、図2参照)により、ステレオカメラ装置30の前端部における中央部が、サブブラケット24に締結固定される構成になっており、サブブラケット24及びメインブラケット22に対するステレオカメラ装置30の締結箇所は、前側1箇所、後側2箇所の計3箇所となっている。
なお、メインブラケット22の車幅方向両端部には、ステレオカメラ装置30とハウジング50の前側部分とを車両下方側から覆うカバー58(図2参照)に設けられた左右一対の後側係止爪(図示省略)を前側から係止させる被係止部26が、左右一対で形成されている。
また、舌部25の左右両側におけるサブブラケット24の前端部24Bは、車両下方側へ向けて直角に折り曲げられており、その前端部24Bには、カバー58に設けられた左右一対の前側係止爪(図示省略)を前側から係止させる被係止孔28が、それぞれ形成されている。
また、図1、図3に示されるように、ステレオカメラ装置30の装置本体30Aにおけるステレオカメラ32の車両前方側には、平面視で車両前方側へ向かって車幅方向へ広がる等脚台形状の画角フード部34が一体に形成されている。そして、メインブラケット22には、平面視で車両前方側へ向かって車幅方向へ広がる略等脚台形状の画角フード部材(以下「フード部材」という)46が、開口部22Cを塞ぐように取り付けられている。
詳細に説明すると、フード部材46は、樹脂で形成されており、その左側辺縁部には、左側壁46Lが一体に立設され、その右側辺縁部には、右側壁46Rが一体に立設されている。左側壁46L及び右側壁46Rは、共に側面視で鈍角三角形状に形成されている(図2参照)。
また、フード部材46の後側辺縁部には、左側壁46L及び右側壁46Rと連続する後壁47が一体に立設されている。そして、その後壁47には、ロケーターカメラ42のレンズ(標準レンズ)42Aを前方へ露出させる切欠部47Aと、望遠カメラ44のレンズ(望遠レンズ)44Aを前方へ突出させる開口部47Bと、が形成されている。
また、図4に示されるように、フード部材46の左側壁46Lの上端後部から車幅方向外側(左側)へ平板状のフランジ部66が突設されており、フード部材46の右側壁46Rの上端略中央部(前後方向中央部よりも若干後側)から車幅方向外側(右側)へ平板状のフランジ部68が突設されている。
各フランジ部66、68には、それぞれ小孔66A、68Aが形成されており、図3に示されるように、各フランジ部66、68は、メインブラケット22における開口部22Cの両側に形成された一対の小孔27及び小孔66A、68Aに締結ピン69が圧入されることによって、そのメインブラケット22に取り付けられている。
また、図1~図5に示されるように、フード部材46の前端部46Fにおける中央部には、爪部70が形成されており、フード部材46の前端部46Fにおける左右両端部には、爪部72、74が形成されている。そして、爪部70の先端部がメインブラケット22の前端部22Fにおける上面に上方から係止し、爪部72、74の先端部がメインブラケット22の前端部22Fにおける下面に下方から係止している。
つまり、爪部70と爪部72、74とでメインブラケット22の前端部22Fを上下から挟持している。以上により、フード部材46が、メインブラケット22に固定され、かつ大きさの異なるロケーターカメラ42のレンズ42A及び望遠カメラ44のレンズ44Aの前方下側に配置されている。
また、ロケーターカメラ42のレンズ42Aと望遠カメラ44のレンズ44Aとは、その高さを異にしている。具体的には、望遠カメラ44のレンズ44Aの中心位置が、ロケーターカメラ42のレンズ42Aの中心位置よりも低位に配置されている。ここで、フード部材46は、部品点数の削減及びハウジング50の車幅方向における寸法低減のため、一対のロケーターカメラ42及び望遠カメラ44に対して1個だけしか設けられていない。
そのため、フード部材46は、ロケーターカメラ42側が高位となり、望遠カメラ44側が低位となるように、その高さが車幅方向略中央部分で異なるように形成されている。すなわち、フード部材46の車幅方向略中央部には、ロケーターカメラ42と望遠カメラ44との高さの違いに合わせるための段差部46A(図3参照)が形成されている。
詳細には、図4、図5に示されるように、ロケーターカメラ42のレンズ42Aの前方下側に、平面視で右側壁46Rとで車両前方側へ向かって車幅方向へ広がる略等脚台形状が形成されるような角度で後側辺縁部から第1稜線部T1(後述)まで延在する断面略円弧状に山折りされた第2折曲部としての第2稜線部T2と、望遠カメラ44のレンズ44Aの前方下側に、平面視で左側壁46Lとで車両前方側へ向かって車幅方向へ広がる略等脚台形状が形成されるような角度で後側辺縁部から第1稜線部T1まで延在する断面略円弧状に谷折りされた第3折曲部としての第3稜線部T3と、により、段差部46Aが構成されている。
また、フード部材46の前端部46Fは、車幅方向に沿って山折りされた第1折曲部としての第1稜線部T1によって前方下側へ向けて延在している。これにより、フード部材46の前端部46Fの上面がフロントウインドシールドガラス14の内面に接触しない(非接触となる)構成になっている(図2参照)。つまり、フード部材46の前端部46Fの上面がフロントウインドシールドガラス14の内面に接触することによる異音の発生が防止される構成になっている。
なお、第2稜線部T2の前端部と第3稜線部T3の前端部と第1稜線部T1とは1点で交わっており、以下においては、その点を交点Pとする。また、第2稜線部T2及び第3稜線部T3は、断面視で曲率が最も大きい部位を指す。更に、フード部材46は、フロントウインドシールドガラス14を透過した光の反射(ロケーターカメラ42及び望遠カメラ44への写り込み)を抑制又は防止するために、例えば黒色に着色されている。
図4、図5に示されるように、フード部材46の下面には、発熱体としてのヒーター60が、その上面全体を接触させた状態に貼り付けられている。ヒーター60は、フード部材46よりも一回り小さく、かつフード部材46と略同形状に形成されており、その左端部には、通電用の配線(図示省略)が接続される矩形状のコネクタ36(図4参照)が一体に設けられている。
また、ヒーター60において、ロケーターカメラ42に対応した画角フード部材46の第2稜線部T2を含む一方側(右側)に配置された第1前端部としての右前端部60Rと、望遠カメラ44に対応した画角フード部材46の第3稜線部T3を含む他方側(左側)に配置された第2前端部としての左前端部60Lと、の車両前後方向の位置が異にされている。
換言すれば、ヒーター60の右前端部60Rには、その右前端部60Rにおける車両前後方向の長さを、左前端部60Lにおける車両前後方向の長さよりも所定長さ(例えば2mm程度)短くする切欠部62が形成されている。なお、以下において、右前端部60Rと左前端部60Lとの境界部分を段差部61とする。
そして、このヒーター60が発熱することにより、樹脂製のフード部材46が加熱され、その周辺の空気が温められることにより、フロントウインドシールドガラス14に対する防曇性能が確保されるようになっている。また、図2に示されるように、ヒーター60の下面には、そのヒーター60の熱が下方へ逃げない(放熱しない)ようにするために、ヒーター60(フード部材46)と略同形状に形成された断熱部材48が設けられている。
また、図1に示されるように、ハウジング50の底壁における車幅方向略中央部には、電子インナーミラー16を取り付けるためのミラーブラケット52が設けられている。このミラーブラケット52に、電子インナーミラー16のアーム部材18における上端部18Aが取り付けられることにより、電子インナーミラー16が、ハウジング50に支持されるようになっている。
以上のような構成とされた本実施形態に係るカメラ搭載構造10において、次にその作用について説明する。
図4、図5に示されるように、フード部材46の下面には、フード部材46よりも一回り小さく、かつフード部材46と略同形状に形成されたヒーター60が、その上面全体を接触させた状態に貼り付けられている。ここで、フード部材46には、段差部46Aが形成されている。
したがって、図7に示されるように、フード部材46の下面に、例えば切欠部62を有していない(右前端部60Rと左前端部60Lとの車両前後方向の位置が同一とされている)ヒーター80を貼り付けようとしても、第1稜線部T1と第2稜線部T2と第3稜線部T3との交点Pに対応する部位に応力(曲げモーメント)が集中し(応力を逃がすことが困難になり)、その交点Pに対応する部位が歪んだり、その交点Pに対応する部位に皺が発生したりして、全面で貼り付けることが困難になる。
また、フード部材46の下面に貼り付けたヒーター80に歪みや皺が発生していると、ヒーター80の抵抗値に斑が生じたり、ヒーター80に熱や振動等のストレスが外部から加わることにより、ヒーター80がフード部材46の下面から剥がれたりする。更に、図示は省略するが、歪みや皺が発生しない程度までヒーター80を小さく形成すると、フード部材46を効果的に加熱することができなくなり、フード部材46を介したフロントウインドシールドガラス14に対する防曇性能が低下する。
これに対し、本実施形態におけるヒーター60では、図4、図5に示されるように、ロケーターカメラ42に対応した画角フード部材46の第2稜線部T2を含む右側に配置された右前端部60Rと、望遠カメラ44に対応した画角フード部材46の第3稜線部T3を含む左側に配置された左前端部60Lと、の車両前後方向の位置が異にされている。換言すれば、右前端部60Rが左前端部60Lよりも短くなるように、その右前端部60Rには、切欠部62が形成されている。
したがって、右前端部60Rと左前端部60Lとの境界部分である段差部61をきっかけとしてヒーター60を折り曲げ易くなり、交点Pに対応する部位に集中する応力(曲げモーメント)を逃がすことができる。よって、フード部材46の下面に全面に亘って貼り付けられたヒーター60に歪みや皺が発生するのを抑制又は防止することができる。
そして、これにより、ヒーター60の抵抗値に斑が生じるのを抑制又は防止することができ、ヒーター60に熱や振動等のストレスが外部から加わっても、ヒーター60がフード部材46の下面から剥がれるのを抑制又は防止することができる(フード部材46の下面に貼り付けられたヒーター60の耐久性を向上させることができる)。
また、歪みや皺が発生しない程度までヒーター60を小さく形成する必要がないため、ヒーター60を最大限の大きさに形成することができる。換言すれば、ヒーター60の左前端部60Lを可能な限り前方側へ延長させることができる。これにより、フード部材46を効果的に加熱することができ、フード部材46を介したフロントウインドシールドガラス14に対する防曇性能を向上させることができる。
更に、ヒーター60の下面には、断熱部材48が設けられている。したがって、ヒーター60の熱が下方へ逃げる(放熱される)のを効果的に抑制することができ、フード部材46を効率よく加熱することができる。これにより、ヒーター60のフード部材46を介したフロントウインドシールドガラス14に対する防曇性能をより一層向上させることができる。
なお、ヒーター60の形状は、図5に示される形状に限定されるものではない。例えば図6に示されるように、ヒーター60において、交点Pに対応する部位を含んだ平面視略矩形状の切欠部64を形成するようにしてもよい。これによれば、ヒーター60をより一層折り曲げ易くなり、ヒーター60に歪みや皺が発生するのを更に抑制又は防止することができる。
また、図6に示されるヒーター60には、切欠部62と切欠部64の両方が形成されているが、ヒーター60には、切欠部64のみが形成されていてもよい。また、切欠部64の幅及び長さは、交点Pを含んでいればよく、図示のものに限定されるものではない。更に、切欠部64の形状は、図示の平面視略矩形状に限定されるものでもない。
以上、本実施形態に係るカメラ搭載構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係るカメラ搭載構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、段差部46Aは、図示の形状に限定されるものではない。
また、ロケーター望遠カメラ装置40には、ロケーターカメラ42及び望遠カメラ44の2個のカメラではなく、3個のカメラが設けられてもよい。つまり、フード部材46には、2個の段差部46Aが形成されてもよい。その場合、各段差部46Aに対応したヒーター60の適宜部位が切り欠かれることは言うまでもない。また、ロケーターカメラ42と望遠カメラ44とは、図示のものとは左右逆に配置されてもよい。その場合、フード部材46及びヒーター60の形状が左右逆(左右対称)に形成されることは言うまでもない。
10 カメラ搭載構造
12 車両
14 フロントウインドシールドガラス
42 ロケーターカメラ(第1カメラ)
44 望遠カメラ(第2カメラ)
46 フード部材(画角フード部材)
60 ヒーター(発熱体)
60R 右前端部(第1前端部)
60L 左前端部(第2前端部)
T1 第1稜線部(第1折曲部)
T2 第2稜線部(第2折曲部)
T3 第3稜線部(第3折曲部)

Claims (1)

  1. フロントウインドシールドガラスの内面で、かつ車両上方側に高さを異にして設けられ、車両の周辺情報を検知する第1カメラ及び第2カメラと、
    前端部が前記フロントウインドシールドガラスの内面に非接触となるように車幅方向に沿って形成された第1折曲部と、前記第1カメラの高さと前記第2カメラの高さに合わせるための段差部を構成するように車幅方向と交差する方向に沿って形成された第2折曲部及び第3折曲部と、を有し、前記第1カメラ及び前記第2カメラの車両前方下側に配置された画角フード部材と、
    前記第1カメラに対応した前記画角フード部材の前記第2折曲部を含む一方側に配置された第1前端部と前記第2カメラに対応した前記画角フード部材の前記第3折曲部を含む他方側に配置された第2前端部との車両前後方向の位置を異にして前記画角フード部材の下面に貼り付けられ、前記フロントウインドシールドガラスに対する防曇用の発熱体と、
    を備えたカメラ搭載構造。
JP2019035005A 2019-02-27 2019-02-27 カメラ搭載構造 Active JP7088078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019035005A JP7088078B2 (ja) 2019-02-27 2019-02-27 カメラ搭載構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019035005A JP7088078B2 (ja) 2019-02-27 2019-02-27 カメラ搭載構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020138627A JP2020138627A (ja) 2020-09-03
JP7088078B2 true JP7088078B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=72264259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019035005A Active JP7088078B2 (ja) 2019-02-27 2019-02-27 カメラ搭載構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7088078B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220371528A1 (en) * 2021-05-21 2022-11-24 Kojima Industries Corporation Fixing structure of heater for onboard camera

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7267980B2 (ja) * 2020-10-01 2023-05-02 ダイハツ工業株式会社 車両用カメラ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007623A (ja) 2013-05-30 2015-01-15 株式会社リコー 走行支援装置、車両
JP2015509458A (ja) 2012-03-05 2015-03-30 サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France 電気加熱可能なバッフルプレートを備えたウインドガラス装置
US20160091714A1 (en) 2014-09-26 2016-03-31 Delphi Technologies, Inc. Vehicle imager assembly with localized window defogging
JP2016085187A (ja) 2014-10-29 2016-05-19 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 レーザレーダ装置
JP2017114484A (ja) 2015-12-22 2017-06-29 日本板硝子株式会社 ウインドシールド
JP2018118617A (ja) 2017-01-25 2018-08-02 トヨタ自動車株式会社 車載カメラ用フロントガラス加熱装置
JP2018198145A (ja) 2017-05-23 2018-12-13 東京コスモス電機株式会社 発熱装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015509458A (ja) 2012-03-05 2015-03-30 サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France 電気加熱可能なバッフルプレートを備えたウインドガラス装置
JP2015007623A (ja) 2013-05-30 2015-01-15 株式会社リコー 走行支援装置、車両
US20160091714A1 (en) 2014-09-26 2016-03-31 Delphi Technologies, Inc. Vehicle imager assembly with localized window defogging
JP2016085187A (ja) 2014-10-29 2016-05-19 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 レーザレーダ装置
JP2017114484A (ja) 2015-12-22 2017-06-29 日本板硝子株式会社 ウインドシールド
JP2018118617A (ja) 2017-01-25 2018-08-02 トヨタ自動車株式会社 車載カメラ用フロントガラス加熱装置
JP2018198145A (ja) 2017-05-23 2018-12-13 東京コスモス電機株式会社 発熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220371528A1 (en) * 2021-05-21 2022-11-24 Kojima Industries Corporation Fixing structure of heater for onboard camera

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020138627A (ja) 2020-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7172682B2 (ja) カメラ搭載構造
JP6962161B2 (ja) センサー搭載構造
JP6885315B2 (ja) センサー搭載構造
JP6922706B2 (ja) センサー搭載構造
US20160264065A1 (en) Vehicle-mounted camera, method of manufacturing vehicle-mounted camera, and method of manufacturing vehicle body
JP6922705B2 (ja) センサー搭載構造
US10681250B2 (en) In-vehicle camera apparatus
JP7088078B2 (ja) カメラ搭載構造
US10625689B2 (en) Structure for mounting a rear view camera on a vehicle
US20190375344A1 (en) Bracket and sensor device
JP7067422B2 (ja) 車両用撮影装置
JP5488202B2 (ja) 車載カメラ
JP2017206080A (ja) 車載カメラ
JP4526016B2 (ja) 制御ボックス取付ブラケット
JP2020117186A (ja) カメラ搭載構造
JP7192565B2 (ja) カメラ搭載構造
JP4746657B2 (ja) カメラ取り付け構造
JP4118860B2 (ja) 車両用ステレオカメラの取付構造
JP7302298B2 (ja) 車載カメラ固定構造
EP4219242A1 (en) Imager support device and imaging device
JP2019001347A (ja) 車両のセンサ支持ブラケット
WO2020003904A1 (ja) ステレオカメラ装置
JP2006103528A (ja) 車両用ステレオカメラの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7088078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151