JP7087473B2 - 加熱装置、及び、乾燥方法 - Google Patents

加熱装置、及び、乾燥方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7087473B2
JP7087473B2 JP2018042971A JP2018042971A JP7087473B2 JP 7087473 B2 JP7087473 B2 JP 7087473B2 JP 2018042971 A JP2018042971 A JP 2018042971A JP 2018042971 A JP2018042971 A JP 2018042971A JP 7087473 B2 JP7087473 B2 JP 7087473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
blower
processing surface
liquid
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018042971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019155653A (ja
Inventor
智裕 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2018042971A priority Critical patent/JP7087473B2/ja
Priority to US16/294,720 priority patent/US11040552B2/en
Publication of JP2019155653A publication Critical patent/JP2019155653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7087473B2 publication Critical patent/JP7087473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0022Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using convection means, e.g. by using a fan for blowing or sucking air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00212Controlling the irradiation means, e.g. image-based controlling of the irradiation zone or control of the duration or intensity of the irradiation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00216Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using infrared [IR] radiation or microwaves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0022Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using convection means, e.g. by using a fan for blowing or sucking air
    • B41J11/00222Controlling the convection means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は、加熱装置、及び、乾燥方法に関する。
特許文献1には、インク等の液体を媒体に付着させて印刷を行う印刷部と、印刷部による印刷済みの媒体を加熱する加熱装置と、を備えた印刷装置が開示されている。加熱装置は、媒体を加熱する発熱体と、発熱体を制御する制御部と、を備える。発熱体は、媒体の表裏両面のうち液体が吐出された面である処理面に向かい合って配置されている。媒体の処理面は、発熱体によって加熱され、これにより媒体は乾燥する。
特開2000-135785号公報
媒体には、メディアダメージが発生する温度が存在する。メディアダメージとは、媒体に変形や、損傷が生じることであり、一例として、媒体の熱収縮が挙げられる。メディアダメージの発生する温度は、媒体の種類によって異なる。制御部は、メディアダメージの発生する温度が低い媒体ほど発熱体の出力を低くすることで、メディアダメージの発生を抑制することができる。しかしながら、メディアダメージの発生を抑制するために発熱体の出力を下げると、処理面の温度が低下する。すると、液体の蒸発量が低下し、媒体の乾燥効率の低下を招く。
本発明の目的は、媒体の乾燥効率が低下することを抑制できる加熱装置、及び、乾燥方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する加熱装置は、液体が付着した媒体を加熱することで前記媒体を乾燥させる加熱装置であって、前記媒体の表裏両面のうち前記液体が付着した処理面に対向可能な位置に配置された発熱体と、前記媒体に対して前記処理面に向かい合う側から、前記発熱体と前記処理面との間の加熱領域に向けて気体を送風可能な送風機と、前記発熱体の出力、及び、前記送風機の駆動量を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記発熱体の出力を前記媒体の種類によらず一定にした状態で、前記送風機の駆動量を前記媒体の種類に応じて変更する。
この構成によれば、制御部は、媒体の種類に応じて送風機の駆動量を変更する。送風機の駆動量が多くなると、送風機から送風される気体の風速が速くなる。気体の風速が速くなると、処理面の温度を低下させることができる。制御部は、発熱体の出力を媒体の種類によらず一定にしているため、処理面の温度は、送風機の駆動量によって制御されることになる。メディアダメージの発生する温度は、媒体の種類によって異なるため、媒体の種類に応じて気体の風速を変更することで、媒体の種類に応じて処理面の温度を制御することができる。これにより、媒体にメディアダメージが発生することを抑制できる。更に、気体の風速が速くなると、処理面の周囲の湿度が低下することで、液体の蒸発が促進される。このため、発熱体の出力を変更することで処理面の温度を制御する場合に比べて、乾燥効率の低下を抑制できる。
上記加熱装置においては、流路を備え、前記流路には、前記送風機が設けられており、前記流路のうち前記送風機による送風により気体が吹き出される吹出口は、前記処理面に対向可能な位置に開口していることが好ましい。
この構成によれば、流路によって気体の流れる方向を規定できる。処理面に向けて気体を誘導することができ、乾燥効率の向上が図られる。
上記加熱装置において、前記流路のうち前記流路に気体を流入させるための流入口は、前記処理面に対向可能な位置に開口しており、前記吹出口より吹き出された気体の一部は、前記流入口から前記流路に流入することが好ましい。
この構成によれば、吹出口から吹き出された気体の一部は、流入口から流路に戻ることになる。即ち、気体の一部は、循環することになる。吹出口から吹き出された気体は、発熱体と処理面との間の加熱領域を通過することで、加熱されている。加熱された気体を循環させることで、乾燥効率の向上が図られる。
上記加熱装置において、前記制御部は、前記媒体に付着した前記液体の量に応じて、前記送風機の駆動量を変更することが好ましい。
この構成によれば、媒体に付着した液体の量に応じて、処理面に送風される気体の風速が変化する。媒体を乾燥させるのに必要となる液体の蒸発量は、媒体に付着した液体の量によって変化する。媒体に付着した液体の量に応じて送風機の駆動量を変更することで、媒体を適切に乾燥させることができる。
上記加熱装置は、前記液体を吐出可能なヘッドから吐出された前記液体が前記処理面に付着した前記媒体を加熱する構成とされ、前記制御部は、前記ヘッドのパス数に応じて、前記送風機の駆動量を変更することが好ましい。
この構成によれば、ヘッドのパス数に応じて、処理面に送風される気体の風速が変化する。ヘッドのパス数が多いほど、媒体に吐出される液体の量も多くなる場合に、ヘッドのパス数に応じて送風機の駆動量を変更することで、媒体に吐出される液体の量に応じて送風機の駆動量を変更することができる。これにより、媒体を適切に乾燥させることができる。
上記課題を解決する乾燥方法は、液体が付着した媒体を加熱することで前記媒体を乾燥させる乾燥方法であって、一定の出力にされた発熱体によって、前記媒体の表裏両面のうち前記液体が吐出された処理面を加熱し、加熱されている前記媒体に対して前記処理面に向かい合う方向から、前記媒体の種類に応じた風速で気体を送風する。この方法によれば、媒体の乾燥効率が低下することを抑制できる。
印刷装置の一実施形態を模式的に示す側面図。 印刷装置の電気的構成を示すブロック図。 媒体の種類毎にメディアダメージ上限温度などを対応付けた表。 媒体の種類毎に処理面に送風される気体の風速を対応付けた表。
以下、印刷装置が備える加熱装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、印刷装置11は、媒体90を支持可能な支持部12と、媒体90を支持部12に沿って搬送する搬送部13と、媒体90に印刷を行う印刷部14と、印刷済みの媒体90を加熱する加熱装置15と、を備える。印刷装置11は、例えば、液体の一例であるインクを付着させることによって媒体90に文字、写真等の画像を印刷するインクジェット式のプリンターである。媒体90は、例えば、連続紙など長尺状のものである。
支持部12は、第1支持板16、第2支持板17、及び、第3支持板18を備える。各支持板16,17,18は、搬送部13により搬送される媒体90を支持するための支持面19,20,21を有し、媒体90の搬送方向において、上流側から順に第1支持板16、第2支持板17、第3支持板18の順に並んで配置されている。なお、以下の説明において、媒体90の搬送方向を搬送方向Yとして説明を行う。各支持板16,17,18のうち、第2支持板17は、印刷部14と対向するように位置し、第3支持板18は、加熱装置15と対向するように位置する。
搬送部13は、媒体90の搬送方向Yにおいて、第1支持板16よりも上流側に位置する第1回転軸22と、第3支持板18よりも下流側に位置する第2回転軸23と、を備える。第1回転軸22は、印刷前の媒体90をロール状に巻き重ねて形成したロール体R1を回転可能に支持する。第2回転軸23は、印刷済みの媒体90をロール状に巻き取って形成したロール体R2を回転可能に支持する。第1支持板16と第2支持板17との間、及び、第2支持板17と第3支持板18との間には、媒体90に接した状態で回転することによって媒体90を搬送する搬送ローラー24が配置されている。
印刷部14は、インク等の液体を吐出するヘッド25と、ヘッド25を保持するキャリッジ26と、キャリッジ26の移動を案内するガイド軸27と、を備える。ヘッド25は、第2支持板17と対向するように配置され、第2支持板17に支持される媒体90に液体を吐出可能である。すなわち、ヘッド25は、搬送方向Yと交差する方向に延びるガイド軸27に沿って、キャリッジ26とともに往復移動しながら液体を吐出可能である。そして、印刷部14は、ヘッド25から吐出した液体を媒体90に付着させることによって、媒体90に文字、図形等の画像を印刷する。
媒体90の表裏両面のうち、ヘッド25から吐出された液体が付着した面が、処理面91となる。本実施形態の処理面91は、媒体90の表裏両面のうち、第2支持板17の支持面20に媒体90が支持されたときにヘッド25に向かい合う面である。
加熱装置15は、印刷部14によって画像を印刷され、搬送部13によって搬送される媒体90を加熱する。詳細にいえば、加熱装置15は、第3支持板18に支持される媒体90の処理面91を加熱し、加熱により媒体90に付着している液体を蒸発させ、その媒体90を乾燥させる。
加熱装置15は、第3支持板18の支持面21に対向するように配置されている。加熱装置15は、支持面21に対して間隔をあけて配置されている。支持面21と、加熱装置15との間の空間は、加熱装置15により加熱される加熱領域30である。搬送部13により搬送される媒体90は、加熱領域30を通過する。
以下、加熱装置15について詳細に説明する。
加熱装置15は、媒体90を加熱するための加熱部41と、加熱部41を収容する筐体42と、気体を送風するための送風機43と、を備える。加熱部41は、第3支持板18の支持面21に支持された媒体90を加熱する。加熱部41は、支持面21と対向する位置に配置される。加熱部41は、発熱可能な発熱体の一例であるヒーター管45を備える。本実施形態のヒーター管45は、搬送方向Yに2つ並んで配置されている。ヒーター管45は、第3支持板18に支持される媒体90の処理面91に対向可能である。
加熱部41は、ヒーター管45の赤外線を反射するための反射板46を備えていてもよい。この場合、反射板46は、ヒーター管45のうち支持面21と反対側の部分を囲うように配置されることが好ましい。反射板46は、ヒーター管45から生じる赤外線を支持面21に向けて反射する。なお、反射板46を備える場合、ヒーター管45及び反射板46の位置によって、加熱領域30の範囲が変わる。
筐体42は、加熱部41を囲む内壁51と、内壁51を囲む外壁52と、を備える。外壁52は内壁51の外側に配置される。内壁51と外壁52との間には気体の流れる流路44が区画されている。筐体42は、流路44を備えているといえる。流路44は、その両端が支持面21に向けて開口している。
流路44は、加熱部41を囲むように区画されている。流路44は、流路44に気体を流入させるための流入口53と、流路44から気体を吹き出すための吹出口54と、を備える。流入口53及び吹出口54は、加熱領域30に開口している。これにより、気体の流路44と、媒体90を加熱するための加熱領域30とは連通している。
送風機43は、流路44に配置されている。送風機43は、流路44内の気体を吹出口54に向けて流動させる。また、送風機43が流路44内の気体を流動させることにより、流入口53から流路44に気体が流入する。流路44内の気体とは例えば空気である。
流入口53は、加熱部41に対して印刷部14が位置する側とは反対側に位置する。即ち、流入口53は、搬送方向Yにおいて加熱部41よりも下流側に位置する。吹出口54は、加熱部41に対して印刷部14が位置する側に位置する。即ち、吹出口54は、搬送方向Yにおいて加熱部41よりも上流側に位置する。
吹出口54は、搬送方向Yにおいて、下流側を向くように開口している。言い換えれば、吹出口54から吹き出された気体が、流入口53が位置する下流側に向けて流れるように吹出口54は開口している。
吹出口54から吹き出された気体は、支持面21に支持された媒体90に吹き付けられた後、図1において矢印Aで示すように、処理面91に沿って搬送方向Yに流れる。流入口53、及び、吹出口54は、媒体90の処理面91に対向可能な位置に開口している。このため、吹出口54から吹き出される気体は、処理面91に向けて吹き出されることになる。送風機43は、処理面91に向かい合う側から、加熱領域30に向けて気体を送風可能といえる。
吹出口54から吹き出され、処理面91に沿って流れる気体は、一部が矢印Bに示すように流入口53に流入される。即ち、気体の一部は、流路44、及び、加熱領域30を循環する。流路44、及び、加熱領域30は、気体の循環路55を構成しているといえる。吹出口54から吹き出され、処理面91に沿って流れた気体の一部は、矢印Cに示すように流入口53と支持面21との間から循環路55の外部に排出される。
循環路55を循環する気体は、加熱部41により加熱されている。これにより、吹出口54から吹き出す気体の温度は、気体を循環させていない場合に比べて高くなる。即ち、処理面91に沿って流れる気体に、加熱部41によって加熱された気体が含まれるため、処理面91に沿って流れる気体の温度が、気体を循環させていない場合に比べて高くなる。また、加熱部41を囲むように流路44が位置するため、加熱部41から生じる熱により、流路44内の温度が高くなる。循環する気体が、流路44内を通過することによって、ヒーター管45が発する熱を回収して乾燥に再利用することができる。
加熱部41が媒体90を加熱すると、媒体90に付着した液体が蒸発することによって蒸気が生じる。この蒸気によって循環路55の湿度が上昇すると、媒体90が乾燥しにくくなる。このため、加熱装置15は、吹出口54から吹き出す気体の一部とともに蒸気を流入口53と支持面21との間から循環路55外に排出させる。これにより、循環路55における湿度の上昇が抑制される。
加熱装置15は、支持面21に支持される媒体90を加熱しつつ、媒体90に気体を吹き付けることによって、媒体90を乾燥させる。即ち、印刷済みの媒体90が支持部12に沿って搬送され、加熱装置15と支持面21との間の加熱領域30に到達すると、ヒーター管45が発する熱と、吹出口54から吹き出す気体とによって、その媒体90に付着した液体の蒸発が促進される。加熱装置15は、ヒーター管45からの輻射熱と、送風機43による気体の送風とで、処理面91を乾燥させているといえる。
次に、印刷装置11の電気的な構成について説明する。
図1及び図2に示すように、印刷装置11は、制御部60を備える。制御部60は、CPU61と、RAM及びROM等からなる記憶部62と、を備える。記憶部62には、印刷装置11を制御するための種々のプログラムが記憶されている。制御部60は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア(特定用途向け集積回路:ASIC)を備えていてもよい。即ち、制御部60は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、ASIC等の1つ以上の専用のハードウェア回路、あるいは、それらの組み合わせを含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU、並びに、RAM及びROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリ、即ち、コンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆるものを含む。
加熱装置15は、送風機43を駆動するためのモータ71、及び、モータ71を駆動するための駆動回路72を備える。駆動回路72は、モータ71に加えられる電圧を制御することで送風機43の駆動量を制御するモータドライバである。なお、駆動回路72としては、PWM制御を行うことで送風機43の駆動量を制御するものを用いてもよい。即ち、駆動回路72としては、モータ71の制御により送風機43の駆動量を制御できるものであればよい。
制御部60には、ヒーター管45、駆動回路72、搬送部13、及び、印刷部14が電気的に接続されている。制御部60は、ヒーター管45、駆動回路72、搬送部13、及び、印刷部14を制御することで、印刷装置11を動作させる。制御部60は、加熱装置15の一部であるヒーター管45、及び、駆動回路72の制御を行うため、制御部60は、加熱装置15の一部といえる。
印刷装置11は、制御部60に接続された入力部63を備える。入力部63は、印刷部14により印刷を行う媒体90の種類を制御部60に入力するためのものである。入力部63は、例えば、印刷装置11のユーザーによって操作される操作パネルである。制御部60は、入力部63によって入力された媒体90の種類に応じて、駆動回路72を制御する。これにより、モータ71に加えられる電圧は、媒体90の種類に応じて変化することになり、媒体90の種類に応じて送風機43の駆動量が変更されることになる。送風機43の駆動量によって、送風機43から送風される気体の風速は変化する。送風機43の駆動量が多いほど、送風機43から送風される気体の風速は速くなる。以下、媒体90を乾燥させる際に制御部60が行う加熱装置15の制御について詳細に説明する。
制御部60は、ヒーター管45の出力を制御する。制御部60は、ヒーター管45の出力を媒体90の種類によらず一定に保つ。本実施形態では、ヒーター管45の出力は最大出力、即ち、100%に保たれる。なお、ここでいう「一定」は、ヒーター管45の発する温度に影響を与えない、あるいは、ヒーター管45の発する温度に与える影響が無視できる程度の出力の変動を含むものである。即ち、媒体90の乾燥に影響を与えない程度の出力の変動は、「一定」に含まれる。
制御部60は、媒体90の種類に応じて送風機43の駆動量を変更することで、媒体90の種類に応じて加熱領域30を流れる気体の風速を変化させる。また、制御部60は、媒体90の種類に加えて、媒体90に吐出される液体の量に応じて、送風機43の駆動量を変更する。制御部60は、ヒーター管45の出力を一定にした状態で、気体の風速を変化させることで、媒体90の表面温度、即ち、処理面91の温度を制御する。制御部60は、処理面91の温度が許容温度を超えずに、かつ、媒体90を乾燥させるのに必要となる液体の蒸発量を確保できるように送風機43の駆動量を制御する。
媒体90を乾燥させるのに必要となる液体の蒸発量は、媒体90に吐出された液体の量、及び、媒体90の種類によって異なる。図3には、一例として、液体としてインクを用いた場合に媒体90を乾燥させるのに必要となる液体の蒸発量を、媒体90の種類、及び、液体の量に対応付けて記載している。また、図3には、媒体90の種類に対応付けて、メディアダメージ上限温度、風速と処理面91の温度との関係、風速と循環路55を循環する気体の温度との関係、及び、風速と液体の蒸発量との関係などを記載している。なお、図3に示す表の数値は一例であり、各数値は、環境温度、送風機43の送風量、加熱領域30の搬送方向Yの寸法など、様々な要素によって変わり得るものである。
図3に示すように、媒体90に吐出された液体の量、及び、媒体90の種類によって、媒体90を乾燥させるために必要となる液体の蒸発量は異なる。媒体90に吐出される液体の量は、ヘッド25のパス数や、画像の解像度などによって異なる。ヘッド25のパス数とは、1つの印刷領域に対してヘッド25が印刷動作を実行する回数のことを指す。即ち、パス数とは、1つの印刷領域に対してヘッド25が走査する回数ともいえる。パス数が多いほど、媒体90に吐出される液体の量は多くなる場合がある。液体の量が多いと、媒体90を乾燥させるために必要となる液体の蒸発量も多くなる。
また、媒体90の種類によって、メディアダメージ上限温度が異なる。図3では、媒体90の一例として、ポリ塩化ビニル、バナー(バナーフラッグ)、バックリット(バックライトフィルム)、テキスタイル、コート紙、及び、壁紙が挙げられている。なお、図3で示す媒体90の種類は、それぞれ、複数の媒体90を含むものの総称である。例えば、ポリ塩化ビニルであっても、ポリ塩化ビニルAとポリ塩化ビニルBでは仕様が異なり、異なる媒体90とみなすことができる。以下の説明において、適宜、ポリ塩化ビニル、バナー、バックリット、テキスタイル、コート紙、及び、壁紙など、複数の媒体90を含むものの分類を大分類とし、ポリ塩化ビニルAやポリ塩化ビニルBなど、大分類に含まれる媒体90のうちの個別の媒体90の分類を小分類として説明を行う。
メディアダメージとは、媒体90に変形や、損傷が生じることであり、一例として、媒体90の熱収縮が挙げられる。媒体90には、メディアダメージの発生する温度が存在する。メディアダメージの発生する温度は、媒体90を構成する材質の温度特性によって定まる。媒体90の種類によって、材質は異なるため、メディアダメージの発生する温度は、媒体90の種類によって異なる。また、同一の大分類に属する媒体90であっても、仕様の異なるものがある。例えば、図3に示すように、ポリ塩化ビニルであっても、ポリ塩化ビニルAと、ポリ塩化ビニルBでは仕様が異なり、メディアダメージの発生する温度も異なる。
媒体90には、上記したメディアダメージの発生する温度を考慮した上で、メディアダメージ上限温度が設定されている。メディアダメージ上限温度は、媒体90に生じるメディアダメージを許容できる温度の上限である。処理面91の許容温度は、例えば、メディアダメージ上限温度である。なお、マージンなどを加味して、処理面91の許容温度は、メディアダメージ上限温度よりも低い温度としてもよい。即ち、処理面91の許容温度は、メディアダメージが発生し始める温度から、メディアダメージ上限温度までの範囲内で、適宜設定することができる。そして、制御部60は、処理面91の温度が許容温度を超えないように処理面91の温度を制御する。
図3に示すように、送風機43から送風される気体の風速を速くすると、処理面91の温度上昇を抑えることができる。これは、風速を速くすることにより、ヒーター管45から奪われる熱量が多くなることと、循環路55の換気率が上昇することで気体の温度が下がることとに起因する。制御部60は、風速を変化させることで、処理面91の温度を制御可能である。
図4に示すように、制御部60は、大分類に属する媒体90の種類に応じて、気体の風速、即ち、送風機43の駆動量を変更する。記憶部62には、大分類に属する媒体90の種類に対応付けて、電圧の情報が記憶されている。制御部60は、入力部63により設定された媒体90の種類に対応する電圧が送風機43に加わるように駆動回路72を制御する。これにより、媒体90の種類に応じた風速となるように送風機43は制御される。本実施形態では、媒体90の乾燥に必要となる液体の蒸発量を確保できる風速のうち、処理面91の温度が最も低くなる風速となるように制御部60は駆動回路72の制御を行う。
また、制御部60は、同一の媒体90を乾燥させる場合であっても、媒体90に吐出された液体の量に応じて、気体の風速、即ち、送風機43の駆動量を変更する。例えば、図4に示すように、ポリ塩化ビニルに印刷を行う場合、印刷モードが9パスである(ヘッド25のパス数が9に設定される)場合よりも7パスである場合の方が液体の量が少なくなり、媒体90の乾燥に必要となる液体の蒸発量も少なくなる。図4に示す例では、印刷モードが7パスである場合の印刷速度に比べて、9パスである場合の印刷速度を遅くしている。7パスの場合に比べて、9パスの場合の方が時間をかけて乾燥を行うため、9パスの場合の方が処理面91の温度が上昇しやすい。制御部60は、7パスの場合の風速に比べて、9パスの場合の風速を速くすることで、処理面91の温度が上昇することを抑制して、メディアダメージの発生を抑制している。制御部60は、ヘッド25のパス数に応じて送風機43の駆動量を変更しているといえる。
ここで、送風機43の駆動量を一定とし、ヒーター管45の出力を媒体90の種類に応じて変更させることで処理面91の温度を制御することもできる。しかしながら、ヒーター管45の出力を変更することで処理面91の温度を制御する場合、メディアダメージの発生を抑制できる一方で、乾燥能力が不足しやすい。例えば、図3に枠F1で示す部分には、ヒーター管45の出力を変更することでバナーの表面温度を90℃にした場合と、送風機43の駆動量を変更することでバナーの表面温度を90℃にした場合の例を記載している。バナーの処理面91の表面温度が同一温度であっても、ヒーター管45の出力を変更させた場合より送風機43の駆動量を変更させた場合の方が、乾燥能力が高くなり、液体の蒸発量は多くなることがわかる。これは、処理面91の温度を低下させるために風速を速くすることで、送風された気体による揮発効果が上昇することと、循環路55の換気率が高くなることで、処理面91の周囲の湿度が低下することとに起因する。
また、図3において、枠F2及び枠F3に示すように、媒体90がバックリットの場合であっても、テキスタイルの場合であっても、ヒーター管45の出力を変更して処理面91の温度を制御する場合には、同様の課題が生じ得る。
このように、気体の風速を一定にした状態でヒーター管45の出力を変更する場合、メディアダメージの発生の抑制と、乾燥効率の両立が困難である。結果として、処理面91の乾燥に必要となる液体の蒸発量を確保するためには、図3に示す印刷速度よりも遅い速度で印刷を行う必要があり、生産性が低下する。
一方で、ヒーター管45の出力を一定にした状態で、送風機43の駆動量を変更する場合、処理面91の温度上昇を抑制しつつ、処理面91の温度上昇を抑制したことによる乾燥効率の低下も抑制できる。即ち、メディアダメージの発生の抑制と、乾燥能力の不足の抑制の両立を図ることができる。結果的に、気体の風速を一定にした状態でヒーター管45の出力を変更する場合に比べて、印刷速度を速くすることができる。
次に、加熱装置15の作用について、加熱装置15を用いた乾燥方法とともに説明を行う。
印刷装置11によって、媒体90に印刷を行う場合、印刷装置11のユーザーは、入力部63によって、媒体90の種類を選択する。印刷装置11が印刷を実行する際、制御部60は、入力部63によって入力された媒体90の種類、及び、液体の量に対応する風速となるように、駆動回路72を制御する。また、制御部60は、ヒーター管45の出力を一定に保つ。
これにより、加熱装置15を用いた乾燥方法では、一定の出力に保たれたヒーター管45の輻射熱によって媒体90の処理面91が加熱される。更に、加熱されている媒体90に対して吹出口54から吹き出された気体が処理面91に向かい合う側から送風される。媒体90の種類に応じて、送風機43の駆動量を変更させることで、処理面91に送風される気体の風速は、媒体90の種類に応じたものとなる。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)制御部60は、媒体90の種類に応じて送風機43の駆動量を変更する。送風機43の駆動量が多くなると、送風機43から送風される気体の風速が速くなる。気体の風速が速くなると、処理面91の温度を低下させることができる。制御部60は、ヒーター管45の出力を媒体90の種類によらず一定にしているため、処理面91の温度は、送風機43の駆動量によって制御されることになる。メディアダメージの発生する温度は、媒体90の種類によって異なるため、媒体90の種類に応じて気体の風速を変更することで、媒体90の種類に応じて処理面91の温度を制御することができる。これにより、媒体90にメディアダメージが発生することを抑制できる。更に、気体の風速が速くなると、処理面91の周囲の湿度が低下することで、液体の蒸発が促進される。このため、ヒーター管45の出力を変更することで処理面91の温度を制御する場合に比べて、乾燥効率の低下を抑制できる。
(2)流路44によって気体の流れる方向を規定できる。処理面91に向けて気体を誘導することができ、乾燥効率の向上が図られる。
(3)吹出口54から吹き出された気体の一部は、流入口53から流路44に戻ることになる。即ち、気体の一部は、循環することになる。吹出口54から吹き出された気体は、ヒーター管45と処理面91との間の加熱領域30を通過することで、加熱されている。加熱された気体を循環させることで、乾燥効率の向上が図られる。
(4)媒体90に吐出される液体の量に応じて、処理面91に送風される気体の風速が変化する。媒体90を乾燥させるのに必要となる液体の蒸発量は、媒体90に吐出される液体の量によって変化する。媒体90に吐出される液体の量に応じて送風機43の駆動量を変更することで、媒体90を適切に乾燥させることができる。
(5)ヘッド25のパス数に応じて、処理面91に送風される気体の風速が変化する。ヘッド25のパス数が多いほど、媒体90に吐出される液体の量も多くなる場合に、ヘッド25のパス数に応じて送風機43の駆動量を変更することで、媒体90に吐出される液体の量に応じて送風機43の駆動量を変更することができる。これにより、媒体90を適切に乾燥させることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。以下に示す変形例は、適宜組み合わせてもよい。
・実施形態に記載したように、媒体90に吐出される液体の量は、解像度によっても異なる。このため、制御部60は、解像度に応じて、送風機43の駆動量を異ならせてもよい。
・制御部60は、媒体90に吐出される液体の量に関わらず、媒体90の種類に応じて送風機43の駆動量を制御してもよい。即ち、制御部60は、少なくとも、媒体90の種類に応じて送風機43の駆動量を制御するようにしてもよい。
・流入口53は、処理面91に対向可能な位置に開口していなくてもよい。例えば、流入口53は、加熱領域30の外部から気体を取り入れるように開口していてもよい。この場合、送風機43によって送風される気体は、循環しなくてもよい。
・送風機43は、流路44を介することなく処理面91に気体を送風してもよい。例えば、送風機43を処理面91に向かい合うように配置して、送風機43が駆動すると、気体が処理面91に送風されるようにしてもよい。この場合、筐体42は、流路44を有していなくてもよい。
・送風機43に代えて、ポンプによって気体を送風するようにしてもよい。即ち、印刷装置11は、気流を発生させる発生装置を備えていればよい。
・媒体90の種類は、印刷装置11と有線又は無線で通信可能に接続されたホスト装置によって指定されてもよい。ホスト装置を操作することで、印刷装置11には、印刷ジョブが指令される。印刷ジョブには、印刷制御に必要な各種のコマンドと、ユーザーにより指定された印刷モード等の印刷条件に係る印刷条件情報と、印刷画像データとが含まれる。印刷条件情報に媒体90の種類が含まれるようにすることで、ホスト装置によって媒体90の種類を指定することができる。
・印刷装置11は、媒体90の種類を認識する認識部を備えていてもよい。この認識部は、例えば、媒体90に帯されたバーコード又はQRコード(登録商標)などの標識を読み取って、媒体90の種類を認識するものであってもよい。また、認識部は、媒体90を撮像した撮像データから媒体90の種類を認識するものであってもよい。制御部60は、認識部によって認識された媒体90の種類に応じて、送風機43の駆動量を制御する。
・制御部60は、ポリ塩化ビニルAや、ポリ塩化ビニルBなど、小分類に属する媒体90に応じて、送風機43の駆動量を変更してもよい。例えば、制御部60は、ポリ塩化ビニルAを乾燥させる場合、ポリ塩化ビニルBを乾燥させる場合に比べて、送風機43の駆動量が大きくなるようにしてもよい。このようにすることで、媒体90に適した送風機43の駆動量をより細かく設定することができる。
なお、小分類に属する媒体90に対応する送風機43の駆動量は、ネットワークを通じて取得されるようにしてもよい。例えば、初期設定として、大分類に属する媒体90と、これに対応付けられた送風機43の駆動量が記憶部62に記憶されている。ユーザーは、購入などにより媒体90を入手すると、ネットワークを通じて当該媒体90に対応する送風機43の駆動量を取得する。これにより、記憶部62には、ユーザーの所持する媒体90に対応した送風機43の駆動量が記憶されることになる。
・加熱装置15が複数の送風機43を備えている場合、制御部60は、媒体90の種類に応じて、各送風機43の駆動量を制御してもよい。即ち、制御部60は、加熱領域30を流れる気体の風速を媒体90の種類に応じた速度にできればよく、加熱領域30を流れる気体の風速に影響を与える送風機43が複数ある場合、複数の送風機43の駆動量を変更することで風速を変化させてもよい。
・実施形態に記載したように、媒体90の乾燥に必要となる液体の蒸発量が少なくなると、処理面91の温度を下げても媒体90を乾燥させることができる。このため、仮に、7パスの場合の印刷速度と、9パスの場合の印刷速度とを同一とした場合、制御部60は、9パスの場合に比べて、7パスの場合の方が送風機43の駆動量を多くしてもよい。制御部60は、パス数が少ないほど、言い換えれば、媒体90に吐出される液体の量が少ないほど風速を速くすることで、処理面91の温度上昇を抑制することができる。
・ヒーター管45の出力は、一定であればよく、例えば、90%に保たれてもよい。
・媒体90の種類に応じた送風機43の駆動量は、処理面91の温度が許容温度を超えずに、かつ、媒体90を乾燥させるのに必要となる液体の蒸発量を確保できる範囲内で適宜変更してもよい。
・加熱装置15を制御する制御部と、印刷部14や搬送部13を制御する制御部とを個別に設けてもよい。
・加熱装置15は、印刷装置11に着脱可能に装着されてもよい。
・印刷装置11は、ヘッド25から吐出した液体を媒体90に付着させる場合に限らず、孔版に付着させた液体を媒体90に転写させる場合など、他の印刷方法で媒体90に印刷を行うものであってもよい。
・加熱部41が備える発熱体は、ヒーター管45に限らず、電熱線、熱源ランプなどでもよい。
・印刷部14が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、印刷部14が液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出してもよい。
・印刷装置11は、ページ単位で印刷するページプリンターであってもよい。
・加熱装置15は印刷物以外の物の乾燥を促進するために用いてもよい。
Y…搬送方向、11…印刷装置、12…支持部、13…搬送部、14…印刷部、15…加熱装置、16…第1支持板、17…第2支持板、18…第3支持板、19,20,21…支持面、22…第1回転軸、23…第2回転軸、24…搬送ローラー、25…ヘッド、26…キャリッジ、27…ガイド軸、30…加熱領域、41…加熱部、42…筐体、43…送風機、44…流路、45…ヒーター管(発熱体)、46…反射板、51…内壁、52…外壁、53…流入口、54…吹出口、55…循環路、60…制御部、90…媒体、91…処理面。

Claims (4)

  1. 液体が付着した媒体を加熱することで前記媒体を乾燥させる加熱装置であって、
    前記媒体の表裏両面のうち前記液体が付着した処理面に対向可能な位置に配置された発熱体と、
    前記媒体に対して前記処理面に向かい合う側から、前記発熱体と前記処理面との間の加熱領域に向けて気体を送風可能な送風機と、
    前記発熱体の出力、及び、前記送風機の駆動量を制御する制御部と、を備え、
    前記加熱装置は、前記液体を吐出可能なヘッドから吐出された前記液体が前記処理面に付着した前記媒体を加熱する構成とされ、
    前記制御部は、
    前記発熱体の出力を前記媒体の種類によらず一定にした状態で、前記送風機の駆動量を前記媒体の種類、前記媒体に付着した前記液体の量、及び前記ヘッドのパス数に応じて変更することを特徴とする加熱装置。
  2. 流路を備え、
    前記流路には、前記送風機が設けられており、
    前記流路のうち前記送風機の駆動により気体が吹き出される吹出口は、前記処理面に対向可能な位置に開口していることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記流路のうち前記流路に気体を流入させるための流入口は、前記処理面に対向可能な位置に開口しており、
    前記吹出口より吹き出された気体の一部は、前記流入口から前記流路に流入することを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 液体を吐出可能なヘッドから吐出された前記液体処理面に付着した媒体を加熱することで前記媒体を乾燥させる乾燥方法であって、
    一定の出力にされた発熱体によって、前記媒体の表裏両面のうち前記液体が吐出された前記処理面を加熱し、
    加熱されている前記媒体に対して前記処理面に向かい合う方向から、前記媒体の種類、前記媒体に付着した前記液体の量、及び前記ヘッドのパス数に応じた風速で気体を送風することを特徴とする乾燥方法。
JP2018042971A 2018-03-09 2018-03-09 加熱装置、及び、乾燥方法 Active JP7087473B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042971A JP7087473B2 (ja) 2018-03-09 2018-03-09 加熱装置、及び、乾燥方法
US16/294,720 US11040552B2 (en) 2018-03-09 2019-03-06 Heating device and drying method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018042971A JP7087473B2 (ja) 2018-03-09 2018-03-09 加熱装置、及び、乾燥方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019155653A JP2019155653A (ja) 2019-09-19
JP7087473B2 true JP7087473B2 (ja) 2022-06-21

Family

ID=67844309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018042971A Active JP7087473B2 (ja) 2018-03-09 2018-03-09 加熱装置、及び、乾燥方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11040552B2 (ja)
JP (1) JP7087473B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7275732B2 (ja) * 2019-03-25 2023-05-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2022065420A (ja) 2020-10-15 2022-04-27 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001334647A (ja) 2000-05-25 2001-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェットプリンタ及びプリント方法
JP2003237034A (ja) 2002-02-14 2003-08-26 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置
JP2011235479A (ja) 2010-05-07 2011-11-24 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2018001501A (ja) 2016-06-29 2018-01-11 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2761671B2 (ja) * 1990-09-28 1998-06-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JPH11179889A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
EP0997301A3 (en) 1998-10-30 2000-07-12 Xerox Corporation Infrared foil heater for drying ink jet images on a recording medium
DE60322610D1 (de) * 2002-02-14 2008-09-18 Noritsu Koki Co Ltd Bilderzeugungsgerät
US8596777B2 (en) * 2010-04-30 2013-12-03 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus
JP6635247B2 (ja) * 2014-12-04 2020-01-22 セイコーエプソン株式会社 媒体乾燥装置、記録装置及び蒸気除去装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001334647A (ja) 2000-05-25 2001-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェットプリンタ及びプリント方法
JP2003237034A (ja) 2002-02-14 2003-08-26 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置
JP2011235479A (ja) 2010-05-07 2011-11-24 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2018001501A (ja) 2016-06-29 2018-01-11 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11040552B2 (en) 2021-06-22
JP2019155653A (ja) 2019-09-19
US20190275813A1 (en) 2019-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10195873B2 (en) Drying control
US20140009548A1 (en) Recording apparatus
JP7087473B2 (ja) 加熱装置、及び、乾燥方法
US9387698B2 (en) Printer convection dryer
US20180004143A1 (en) Printing apparatus
JP6909603B2 (ja) インク乾燥装置および印刷システム
US11241892B2 (en) Heating device and medium processing apparatus
JP2020104320A (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP6405458B2 (ja) フローバルブ付きのドライヤ
CN108068455B (zh) 印刷装置
US10882338B2 (en) Dryer for drying images on coated substrates in aqueous ink printers
JP2005195897A (ja) 乾燥装置
JP7073854B2 (ja) 乾燥装置、液体吐出装置、乾燥方法、及びプログラム
US9527309B2 (en) Liquid discharging apparatus
JP6928889B2 (ja) 搬送装置及び印刷装置
JP2007233145A (ja) 乾燥処理装置
KR101702088B1 (ko) 출력물의 건조장치
US20240174003A1 (en) Heating device, image forming apparatus, and liquid discharge apparatus
US11554595B2 (en) Fixing unit and method for fixing a print image on a recording medium
US11660879B2 (en) Ink jet printer
JP2019171716A (ja) 記録装置
US20240174005A1 (en) Recording apparatus
JP2021049734A (ja) 印刷装置、乾燥部の設定方法
JP6965801B2 (ja) 乾燥装置および画像形成装置
JP2024079556A (ja) 加熱装置、画像形成装置及び液体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7087473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150