JP7086685B2 - 補強用リブ - Google Patents

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Description

本発明は、板状部の補強に用いられる補強用リブに関するもので、特に変速機ケースに用いて好適な補強用リブに関するものである。
車両等に搭載される変速機のケースは、一般的に鋳造によって形成されているが、ケースの全体的な強度(特に、ケースを構成する壁面の強度)を確保すると共に軽量化を図るため、ケースの表面にリブを形成することが公知である。(特許文献1)
特開2016-70300号公報
公知のリブは頂部の高さが略一定の直線形状であり、このような直線形状のリブの場合、軽量化のためにリブを小さくすると強度が低下してしまい、逆に強度を増加させようとするとリブを大型化する必要が生じて重量増を招く。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、強度を低下させることなく軽量化を図れる若しくは重量増を招くことなく強度向上を達成可能な補強用リブを提供することを目的としている。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の補強用リブは、二つの回転軸の各軸端を支持する二つの軸支持部が形成された変速機ケースにおける前記二つの軸支持部間における板状部の面上に立設された補強用リブであって、前記面の表裏方向の何れか一方向に湾曲したアーチ形状の第一リブと、前記第一リブ上に形成され前記面の表裏方向の他方向に湾曲したアーチ形状の第二リブと、を有し、前記第二リブは、前記第一リブよりも薄い肉厚で形成されていることを特徴としている。
(2)また、前記補強用リブは、前記第一リブが前記面の裏方向に湾曲した前記アーチ形状であり、前記第二リブが前記面の表方向に湾曲した前記アーチ形状であることが好ましい。
本発明によれば、異なる方向へ湾曲した二種のアーチ形状を備えた二つのリブで補強用リブを構成したので、公知の直線形状のリブと比較して、その強度を低下させることなく軽量化を達成できる。または、重量増を招くことなく強度向上を達成できる。
また、本発明によれば、二つの軸支持部間に前記補強用リブを形成することにより、より強度の高い変速機ケースを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る補強用リブを適用した変速機ケースの構成を示す平面図である。 図1のA-A線に沿う断面図である。 図1のB-B線に沿う一部拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
本実施形態は、本発明を油圧作動のベルト式無段変速機のケースに適用した例を示しており、図示しない変速機のケース本体の一端開口部を覆うケース(変速機ケース)10には、図示しない二本のプーリ軸の軸端を支持する軸受を収容するための二つの軸支持部12,14が形成されている。
また、ケース10には、プーリ軸の軸端から作動油を供給するための油路16、変速機の他の構造物を支持する支持部18、ボルト穴(ボルト支持部)20等が形成されている。
2つの支持部間、即ち、二つの軸支持部12,14との間、軸支持部12と支持部18との間、及び軸支持部12とボルト穴20との間にそれぞれ存在する薄肉部(板状部)10a,10b,10cには、それぞれ本発明に係る補強用リブ30が設けられている。なお、各補強用リブ30は、その全長が異なる以外は全て同じ構造を有している。
以下、代表して二つの軸支持部12,14間に設けられた補強用リブ30について説明する。
図2に示すように、補強用リブ30は、軸支持部12,14間において両軸支持部12,14を連結するように薄肉部10a(図1に二点鎖線で囲んで示す領域部分)の表面(面)10fに立設されており、表面10fの裏方向(矢印Cで示す方向)へ湾曲したアーチ形状を備えた第一リブ32と、第一リブ32上に設けられ表面10fの表方向(矢印Dで示す方向)へ湾曲したアーチ形状を備えた第二リブ34とから構成されている。
なお、第一リブ32及び第二リブ34のアーチ形状とは、各リブ32,34を側方(各リブ32,34が延びる方向と直角な方向)から見た形状であり、換言すれば、第一リブ32及び第二リブ34は何れもアーチ形状に延びているとも表現できる。
また、図3に示すように、第二リブ34は、第一リブ32よりも僅かに薄い肉厚で形成されている。
なお、図2,図3の破線40は、公知の直線形状でリブを形成した場合の形状を示している。
また、本実施形態では、各リブ32,34は、少なくともアーチ形状を描く頂部付近において、2つの支持部間に延びる基準面CPを中心に左右対称に形成されている。
上記のように構成されている補強用リブにおいて、薄肉部10aには、軸支持部12,14で軸支されたプーリ軸の軸方向移動(プーリに作用する油圧やギヤによるスラスト力で発生する。)により、表裏方向(矢印C,D方向)へ荷重がかかることになるが、補強用リブ30を荷重の方向に対向するように湾曲させた2種類のアーチ形状を備えた第一及び第二リブ32,34で形成したので、従来公知の直線形状のリブよりも剛性が向上し荷重に対する強度を向上させることができる。
従って、点線40で示す直線形状のリブよりも小さな体積で同等の剛性及び強度が得られるので、ケース10の軽量化が達成できる。
なお、本発明者の検証によれば、直線形状のリブよりも略30%少ない体積で略同等の剛性及び強度が得られることが判明している。
また、ベルト式無段変速機では、ベルトの張力により二本のプーリ軸に両者が近接する方向に荷重がかかり、その荷重が軸受に伝播するため、その応力でケースが変形する可能性がある。しかしながら、本実施態様では、二本のプーリ軸の軸支持部12,14間に補強用リブ30を設けたので、上記のようなケース10の変形を抑制することができる。
また、各リブ32,34が、少なくともアーチ形状を描く頂部付近において、2つの支持部間に延びる基準面CPを中心に左右対称に形成されているため、ケース10に加わる様々な方向の荷重に対してケース10の変形を効率よく抑制できるが、ケース10に加わる荷重の特性によっては、各リブ32,34の頂部付近においても左右非対称に形成することも有効になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態を適宜変形して実施することができる。
例えば、前記実施態様では本発明をベルト式無段変速機のケースに適用した場合を示したが、歯車式有段変速機に適用可能なことは言うまでもなく、本発明は壁面の表裏方向に荷重が懸かるようなケースに広く適用できるものである。
また、前記実施態様では、補強用リブをケースの表面側(外側)に突出させて設けた例を示したが、ケースの裏面側(内側)に突出させて設けても良い。
10 ケース(変速機ケース)
10a,10b,10c 薄肉部(板状部)
10f 表面(面)
12,14 軸支持部
30 補強用リブ
32 第一リブ
34 第二リブ

Claims (2)

  1. 二つの回転軸の各軸端を支持する二つの軸支持部が形成された変速機ケースにおける前記二つの軸支持部間における板状部の面上に立設された補強用リブであって、
    前記面の表裏方向の何れか一方向に湾曲したアーチ形状の第一リブと、
    前記第一リブ上に形成され前記面の表裏方向の他方向に湾曲したアーチ形状の第二リブと、を有し、
    前記第二リブは、前記第一リブよりも薄い肉厚で形成されている
    ことを特徴とする補強用リブ。
  2. 前記第一リブが前記面の裏方向に湾曲した前記アーチ形状であり、
    前記第二リブが前記面の表方向に湾曲した前記アーチ形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の補強用リブ
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