JP7085736B2 - ロボットハンド - Google Patents
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Description
前記複数本の指部が閉じる際の先端部の動きのベクトルが、前記突出方向から見て、1つの中心点に向かっており、かつ、
前記指部のうちの少なくとも1本が、前記中心点を通る前記突出方向の線を中心軸として回動可能な回動指部である、ロボットハンドである。
前記2本の回動指部の回動方向が相互に逆方向であるとともに、当該2本の回動指部の先端部の対応箇所同士を結ぶ線の中心と、前記指部のうちの前記回動指部以外のいずれかの指部の先端部の中心とを結ぶ線が、前記突出方向からみて、前記中心点を通ることが好ましい。
前記指部のうちの少なくとも1本が、前記突出方向の所定の線を中心軸として第1の回動が可能な回動指部であり、かつ、
一端が前記中心軸を軸として回動可能に固定され、他端が前記回動指部の先端部とは反対側の端部近傍と接続するリンク部を有するとともに、当該リンク部が、その中途で、前記第1の回動方向に沿った第2の回動を可能とする連結部で接続された2本のリンク部材を有する、ロボットハンドである。
前記第1のリンク部材が前記規制部材により前記第1の回動が規制されるまでは、前記2本のリンク部材が一直線状になって前記第1の回動をし、
前記第1のリンク部材が前記規制部材により前記第1の回動が規制された際に、前記2本のリンク部材のうちの前記回動指部側の第2のリンク部材が、前記連結部を軸として前記第2の回動をすることが好ましい。
前記指部のうちの前記回動指部以外のいずれかの指部の先端部が、前記2本の回動指部の先端部の動く方向と対向する方向に動くようにすることが好ましい。
前記回動指部における前記中心軸が、全て前記中心点を通る構成、即ち、本発明の第1の態様と第2の態様とをともに備えることが好ましい。
以下説明する実施の形態は、本発明の第1の態様と本発明の第2の態様の両構成を併せ持つものである。
図1は、本発明の一例である実施の形態にかかるロボットハンド1の斜視図であり、図2は、ロボットハンド1の上面図である。また、図3は、ロボットハンド1の縦断面図であり、図2におけるA-A断面図である。
ロボットハンド1は、3つの指部10a,10b,10c(第1指部10a、第2指部10b、第3指部10c)と、これら指部10a,10b,10cを支持する支持部20と、指部10a,10b,10cを駆動する第1駆動部30及び第2駆動部40と、を備えて概略構成されている。
シャフト22の外周には、ボールねじを構成するネジ溝(不図示)が形成されており、支持環23の内周に設けられた内ネジ状のネジ溝(不図示)と螺合している。支持環23は、シャフト22を軸とする回転方向の動きが規制されており、シャフト22が回転すると上下方向(シャフト22の軸方向)に動くようになっている。
図4においては、指部が閉じる際のそれぞれの先端部111a,111b,111cの移動方向を矢印V111a,V111b,V111cで示している。これら矢印V111a,V111b,V111cは、それぞれの先端部111a,111b,111cの動きのベクトルと捉えることができる(これらベクトルを「ベクトルV111a,V111b,V111c」と表記する。)。また、先端部111a,111b,111cの移動方向の延長が、図中一点鎖線で表されている。このように、本例では、先端部111a,111b,111cの動きのベクトルV111a,V111b,V111cが、1つの中心点に向かっておらず、先端部111aと先端部111b,111cとで、把持しようとする対象物に対する把持力が有効に生かされていない状態になっていることがわかる。
図8は、本実施の形態にかかるロボットハンド1の縦断面図であり、図2におけるB-B断面図である。
ギアユニット42は、回転太陽歯車421と、固定太陽歯車422と、伝達歯車423と、固定内歯車424と、回転内歯車425と、第1の遊星歯車426と、第2の遊星歯車427と、を含んで構成される。これらがギアユニットケース428内に組み込まれて、一体となったギアユニット42が形成されている。
第1の遊星歯車426には、第1回動シャフト24b(図8、図11及び図12参照。図9及び図10では不図示)が、回転自在に嵌挿されて取り付けられている。第1の遊星歯車426の矢印Hあるいは矢印M方向への公転と共に第1回動シャフト24bも連れ回り、中心軸Oを軸として、回動移動する。この回動運動が、リンク部25bを介して第2指部10bへと伝達される。
なお、図19は、図18の状態から、第1のリンク部材26が矢印T方向へ回動した状態を示す模式平面図である。
図22は、図20に示す構成から、主としてリンク部25のみを抜き出して示す模式平面図である。
本実施の形態において、3つの指部10a,10b,10cの開閉による先端部11a,11b,11cの動きは、突出方向(矢印X方向)に対して垂直方向の動きになっている。単純にリンクを繋いで指部を形成しようとすると、指部を閉じる際に、先端部が円弧を描いて突出するような軌跡を描いてしまう。この指部の先端部の動きの軌跡が、ロボットハンド1を実際に操作する際に、指部の先端部の位置を意識しながら行う必要があり、操作の困難さに繋がっていた。
図25は、本実施の形態における指部10a,10b,10cの構造を説明するための概略図である。図25においては、3つの指部10a,10b,10cのうち、2つが描かれているが、指部の開閉機構については、指毎の差が無いので、指の別を識別するための末尾の符号a,b,cを省略する。したがって、図25による説明は、指部毎の相違に触れた記載を除き、3つの指部10a,10b,10cに共通するものである。
シャフト22には、図3で説明した支持環23が上下動可能に嵌挿されている他、その上端には固定環51が位置している。当該固定環51は、シャフト22を回転可能に、ケーシング50に対して支持している。
以下に、傘歯車の組み合わせを利用したギアユニットによる構成で、第2指部10bおよび第3指部10cの水平方向の回動動作を実現する変形例について説明する。
なお、本図においても、図面上の上下方向をそのまま上下として以下説明するが、実際のロボットハンドに組み込んだ場合の上下関係とは全く無関係である。
第1の傘歯車62の矢印Y方向の回転は、ギアが噛み合った第2の傘歯車63に伝達され、第2の傘歯車63が矢印Q方向に回転される。
第3の傘歯車64の矢印Z方向の回転は、貫通シャフト66を介して第2の回動リンク部68に伝達され、これも矢印Z方向に回転される。したがって、固定部684は矢印Z方向へ回動される。
勿論、遊星歯車や傘歯車を利用した構成以外の構成であっても構わない。
例えば、連結部で接続された2本のリンク部材を有しない(即ち、本発明の第2の態様に当たらない)本発明の第1の態様の構成のみであっても、図5~図7を用いて説明したように、対象物を良好に把持することができる。
勿論、本発明の第1の態様と本発明の第2の態様の両構成を併せ持つ構成であることが、より好ましい。
Claims (8)
- 支持部から突出し、当該突出方向と交差する方向に先端部が動くことで開閉する指部を3本以上有し、
前記3本以上の指部が閉じる際の先端部の動きのベクトルが、前記突出方向から見て、1つの中心点に向かっており、
前記指部のうちの少なくとも2本が、前記中心点を通る前記突出方向の線を中心軸として回動可能な回動指部であり、かつ、
前記2本の回動指部の回動方向が相互に逆方向であるとともに、当該2本の回動指部の先端部の対応箇所同士を結ぶ線の中心と、前記指部のうちの前記回動指部以外のいずれかの指部の先端部の中心とを結ぶ線が、前記突出方向からみて、前記中心点を通る、ロボットハンド。 - 支持部から突出し、当該突出方向と交差する方向に先端部が動く指部を1本以上有し、
前記指部のうちの少なくとも1本が、前記突出方向の所定の線を中心軸として第1の回動が可能な回動指部であり、かつ、
一端が前記中心軸を軸として回動可能に固定され、他端が前記回動指部の先端部とは反対側の端部近傍と接続するリンク部を有するとともに、当該リンク部が、その中途で、前記第1の回動方向に沿った第2の回動を可能とする連結部で接続された2本のリンク部材を有する、ロボットハンド。 - 前記2本のリンク部材のうちの前記中心軸側の第1のリンク部材における所定方向へのそれ以上の前記第1の回動を規制する規制部材を備え、
前記第1のリンク部材が前記規制部材により前記第1の回動が規制されるまでは、前記2本のリンク部材が一直線状になって前記第1の回動をし、
前記第1のリンク部材が前記規制部材により前記第1の回動が規制された際に、前記2本のリンク部材のうちの前記回動指部側の第2のリンク部材が、前記連結部を軸として前記第2の回動をする、請求項2に記載のロボットハンド。 - 前記指部を2本以上有し、そのうちの2本は、前記回動指部であり、かつ、それらの前記第1の回動方向が相互に逆方向である、請求項3に記載のロボットハンド。
- 前記2本の回動指部において、それぞれ、前記第1のリンク部材が前記規制部材により前記第1の回動が規制された後、前記第2のリンク部材に接続する2本の前記回動指部の先端部の動く方向が平行になるまで、前記第2のリンク部材が前記第2の回動をする、請求項4に記載のロボットハンド。
- 前記指部を3本以上有し、前記2本の回動指部の先端部の動く方向が平行になった際に、
前記指部のうちの前記回動指部以外のいずれかの指部の先端部が、前記2本の回動指部の先端部の動く方向と対向する方向に動く、請求項5に記載のロボットハンド。 - 前記第1のリンク部材が前記規制部材により回動が規制されていない状態における全ての前記指部の先端部の動きのベクトルが、前記突出方向から見て、1つの中心点に向かっており、
前記回動指部における前記中心軸が、全て前記中心点を通る、請求項5または6に記載のロボットハンド。 - 前記指部の先端部の動きが、前記突出方向に対して垂直方向の動きである、請求項1~7のいずれかに記載のロボットハンド。
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