JP7085334B2 - 飲料容器および飲料容器セット - Google Patents

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Description

本発明は、飲料容器等に係るものであり、飲料容器の一例として飲料を充填するための金属缶等に使用される飲料容器に関する。
飲料を充填するために、例えば、金属缶が用いられることがある。この場合、金属缶等の外観をさらに向上させて付加価値を高めるために、可視光下にて発色する可視光塗料を用い塗装を行ない、装飾を施す場合がある。また紫外光等を照射することで蛍光を発する蛍光塗料を用いて、ロット番号や暗号等の隠しマークを印刷する場合がある。
特許文献1には、(A)エポキシ樹脂バインダー、(B)螢光着色剤、(C)テトラアルキルアンモニウム塩及びテトラアルキルホスホニウム塩から選択された導電剤及び(D)有機溶剤を含有させることにより紫外線照射で視認可能なインクジェットプリンター用透明蛍光インキ組成物が開示されている。
また特許文献2には、容器外表面に、紫外線照射で視認可能な隠しマークがインクジェット印刷により形成されて成る隠しマーク付き容器において、隠しマークが、ベース樹脂、蛍光着色剤、テトラアルキルアンモニウム塩及びテトラアルキルホスホニウム塩から選択される導電剤、及び有機溶剤から成り、蛍光着色剤が2,2’-(2,5-チオフェンジイル)-ビス(5-t-ブチルベンゾオキサゾール)であるインクジェット用インク組成物から成る青色系隠しマークと、インクジェット用インク組成物から形成される赤色系隠しマークの両方を有することを特徴とする隠しマーク付き容器が開示されている。
特開2004-59831号公報 特開2013-203801号公報
従来、飲料容器の装飾は、可視光下にて発色する可視光塗料のみを用いて行なわれている。
しかしながら、装飾を可視光塗料のみで行った場合、装飾は固定され変化することはないため、装飾性には限界がある。また明所では、装飾を視認できる一方で、暗所では、装飾を視認しにくく、暗所での装飾の視認性に問題が生じやすい。
本発明は、飲料容器に塗装を行なう場合に、可視光塗料に加え、蛍光塗料を用い、双方を利用した装飾を施すことにより、装飾性に優れ、明所のみならず暗所での視認性に優れた飲料容器等を提供しようとするものである。
かくして本発明によれば、飲料を内部に封入する基材と、基材に対して可視光下にて発色する可視光塗料を用いてなされる第1の装飾部と、基材に対して光の照射により蛍光を発する蛍光塗料を用い、第1の装飾部に加えて蛍光を発した際に装飾の一部として機能させるための基材に施される第2の装飾部と、を有する飲料容器が提供される。なお、蛍光塗料は蓄光を有する蓄光塗料でも構わない。
ここで、第2の装飾部に形成される蛍光塗料は、色材を有する有色蛍光塗料であり、有色蛍光塗料を用いた第2の装飾部の誘目性を利用して装飾の一部として機能させるようにすることができる。この場合、第2の装飾部に、暗所のみならず明所でも装飾性を発揮させることができる。
また、蛍光塗料を用いてなされる第2の装飾部は、可視光塗料を用いてなされる第1の装飾部とは別個の領域に形成されるようにすることができる。この場合、第1の装飾部と第2の装飾部とで、別々の装飾性を発揮させることができる。
さらに、有色蛍光塗料は、色材の色と蛍光の色とが異なる色相を有し、色材の色と異なる色相の蛍光による誘目性を利用して装飾の一部として機能させるようにすることができる。この場合、第2の装飾部の装飾性がより向上する。
またさらに、第2の装飾部に用いられる蛍光塗料は無色であり、第2の装飾部を可視光塗料を用いた第1の装飾部の画像の上に形成することで第2の装飾部の誘目性を利用して装飾の一部として機能させるようにすることができる。この場合、明所で視認できなかった装飾を、暗所において出現させることができる。
そして、第2の装飾部は、第1の装飾部による図柄に加えた図柄を表すことで装飾の一部として機能させることができる。この場合、第2の装飾部は、明所で視認できなかった装飾性を、第1の装飾部の装飾に加えて発揮させることができる。
また、蛍光塗料を用いて施された第2の装飾部の上には、可視光塗料を用いた第1の装飾部の画像は形成しないようにすることができる。この場合、第1の装飾部が、第2の装飾部を隠蔽しにくくなる。
さらに、基材は金属材であり、第2の装飾部は、金属材の有する金属光沢が得られる領域の上に形成されることができる。この場合、第2の装飾部が金属光沢を活かした図柄を表現することができる。
またさらに、第2の装飾部は、金属光沢に加えた図柄を表すことで装飾の一部として機能させることができる。この場合、第2の装飾部に、金属光沢と蛍光による相乗効果による装飾性を発揮させることができる。
そして、光は、紫外光とすることができる。この場合、より簡単に得られる光源を使用することができる。
更に、本発明によれば、複数の飲料容器を含む飲料容器セットであって、飲料容器は、飲料を内部に封入する基材と、基材に対して可視光下にて発色する可視光塗料を用いてなされる第1の装飾部と、基材に対して光の照射により蛍光を発する蛍光塗料を用い、第1の装飾部に加えて蛍光を発した際に第1の装飾部の一部として機能させるための基材に施される第2の装飾部と、を有する飲料容器セットが提供される。この場合、例えば、缶体を複数まとめて販売する場合に、それぞれの缶体の図柄を異なるものとすることができる。
ここで、複数の飲料容器の第1の装飾部および第2の装飾部により、一体的な1つの装飾を表すようにすることができる。この場合、第1の装飾部および第2の装飾部により、統一感がある装飾となる。
また、複数の飲料容器の第1の装飾部および第2の装飾部により、物語性を表すようにすることができる。この場合、第1の装飾部および第2の装飾部により、連続性がある装飾となる。
さらに、複数の飲料容器は、6個の飲料容器からなるようにすることができる。この場合、6個の缶体を1セットとして販売する商取引の実情に合わせることができる。
本発明によれば、装飾性に優れ、明所のみならず暗所での視認性に優れた飲料容器等を提供することができる。
(a)~(b)は、本実施の形態の飲料容器が使用される第1の実施形態について説明した図である。 (a)~(b)は、第2の装飾部が、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。 (a)~(b)は、本実施の形態の飲料容器が使用される第2の実施形態について説明した図である。 (a)~(b)は、第2の装飾部が、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。 (a)~(b)は、本実施の形態の飲料容器が使用される第3の実施形態について説明した図である。 (a)~(b)は、本実施形態の飲料容器セットの第1の例を示した図である。 (a)~(b)は、本実施形態の飲料容器セットの第2の例を示した図である。 (a)~(b)は、本実施形態の飲料容器セットの第3の例を示した図である。 缶体への印刷を行う印刷装置を説明する図である。
以下、本発明を実施する形態について詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することが出来る。また、使用する図面は本実施の形態を説明するためのものであり、実際の大きさを表すものではない。
[第1の実施形態]
<飲料容器全体の説明>
図1(a)~(b)は、本実施の形態の飲料容器が使用される第1の実施形態について説明した図である。ここで図1(a)は、本実施の形態の飲料容器が使用される缶体Kの概略を示した図であり、図1(b)は、図1(a)の断面の一部分を拡大した図である。
図1(a)~(b)に示すように缶体Kは、本実施の形態の飲料容器10と、飲料容器10の上部を塞ぐための蓋部材20とから構成される。
そして飲料容器10は、飲料が充填可能な容器基体12と、容器基体12の外周面に形成される塗膜14とからなる。また本実施の形態では、塗膜14は、容器基体12の外周面に形成され標記が付される標記層としての印刷層142と、印刷層142を保護するために印刷層142上に形成される保護層としてのトップコート層143とから構成されている。
容器基体12は、飲料を内部に封入する基材の一例である。容器基体12は、本実施の形態では、飲料を充填するため例えば、図中上部が開口する有底円筒状を採る。飲料としては、特に限定されることはないが、例えばビールなどのアルコール類、ジュースなどのソフトドリンク類である。また容器基体12の材料としては、飲料を充填可能であるものであれば特に限定されるものではなく、PET(Polyethylene terephthalate)等の樹脂類やアルミニウム、鉄(スチール)等の金属類を使用することができる。ただし本実施の形態は、特に金属材を容器基体12の材料とする場合に好適に適用することができる。
容器基体12として金属類を使用した場合、蓋部材20は、外縁部をいわゆる巻き締めすることで飲料容器10に固定されている。蓋部材20には、飲み口としての開口部を形成するためにタブ(図示せず)が備えられていてもよい。
塗膜14の印刷層142は、本実施の形態では、容器基体12に直接印刷される層である。印刷層142により文字や図形などを含む種々の図柄が印刷され、これにより飲料容器10を見る者に、商品名、商標名を認識させることができる。さらに詳しくは後述するが、これにより容器基体12に装飾を施すことができ、飲料容器10を見る者に美観等を与えることができる。
塗膜14のトップコート層143は、上述の通り印刷層142を保護するために設けられる層である。トップコート層143の成分は、主として樹脂である。この樹脂の種類は透明であれば特に限定されるものではなく、エポキシ/フェノール樹脂、ポリエステル/アミノ系樹脂、エポキシ/ポリエステル/アクリル/アミノ系樹脂等を使用することができる。このうちエポキシ/ポリエステル/アクリル/アミノ系樹脂を使用した場合は、水性塗料とすることができる。そのため飲料容器10の製造時における塗膜14の焼付け乾燥時に揮発する有機溶剤量が少ない利点がある。また、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、低分子ポリエステル樹脂、天然油脂、蝋等の添加剤も任意に配合することができる。さらに、トップコート層143の塗装に使用する塗布液は、エクソンモービル社製のソルベッソ(登録商標)等の溶剤や添加剤を加えて所要粘度の液状塗料として調製されるが、塗布後の焼付け乾燥によって塗布液中の不揮発成分のみが残留する。従って、トップコート層143は、上述した樹脂等の不揮発成分によって構成されている。
本実施の形態において塗膜14の厚さは、例えば、2μm以上10μm以下とすることができる。
<印刷層142についての説明>
次に印刷層142について詳述する。
図1(b)に示すように、印刷層142は、第1の装飾部142aと、第2の装飾部142bとを備える。また本実施の形態では、第2の装飾部142bは、第1の装飾部142aとは別個の領域に形成される。よってこの場合、第1の装飾部142aと第2の装飾部142bとは、容器基体12上で同じ層として形成される、と言ってもよい。
第1の装飾部142aは、容器基体12に対して可視光下にて発色する可視光塗料を用いてなされる。
つまり第1の装飾部142aは、可視光が照射されると、可視光塗料の色に応じた光を反射し、その結果、予め定められた色に発色する。可視光塗料は、種々の色が用意されている。この色としては、例えば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)等を挙げることができる。よって第1の装飾部142aは、カラーの図柄を表現することができる。第1の装飾部142aは、可視光下にて発色することで、主たる装飾部を構成し、印刷層142に印刷される図柄の基本となる要素を表現する。
第2の装飾部142bは、容器基体12に対して光の照射により蛍光を発する蛍光塗料を用い、第1の装飾部142aに加えて蛍光を発した際に装飾部の一部として機能させるための容器基体12に施される。
ここで光は、例えば、紫外光(UV:ultraviolet)である。第2の装飾部142bに対しUVを照射する光源としては、特に限られるものではなく、例えば、ブラックライトや殺菌灯などの紫外線低圧水銀ランプ、UV-LED(Light Emitting Diode)、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等が使用できる。また光は、紫外光に限られるものではなく、蛍光塗料が、蛍光を発するための励起光となるものであれば、特に限られるものではない。例えば、光は、可視光、X線等であってもよい。照射する光が可視光であった場合、照射した光より長波長の可視光が蛍光として発せられる。例えば、青色の可視光を照射したときに、黄色の蛍光を見ることができる。
第2の装飾部142bは、蛍光を発するための光を照射しない状態では、蛍光を発しない。対して、第2の装飾部142bは、蛍光を発するための光を照射した状態で、蛍光色で発色し、この状態において、第1の装飾部142aに対し、従たる装飾部を構成する。即ち、第2の装飾部142bは、印刷層142に印刷される図柄の基本構成を表現する第1の装飾部142aに加え、さらに付加的な図柄を表現する。なお、蛍光塗料は蓄光を有する蓄光塗料でも構わない。
また本実施の形態では、第2の装飾部142bに形成される蛍光塗料は、色材を有する有色蛍光塗料であり、この有色蛍光塗料を用いた第2の装飾部142bの誘目性を利用して装飾の一部として機能させる。ここで、「誘目性」とは、人の目をひきつけるかどうかの性質を言う。
図2(a)~(b)は、第2の装飾部142bが、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。このうち図2(a)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するのに対し、第2の装飾部142bは、蛍光を発しない状態を示す。即ち、図2(a)は、第2の装飾部142bが蛍光を発するための光を、照射しない状態での図柄を表している。また、図2(b)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するとともに、第2の装飾部142bが、蛍光を発した状態を示す。即ち、図2(b)は、第2の装飾部142bが蛍光を発するための光を、照射した状態での図柄を表している。
ここで第1の装飾部142aは、都会の風景を表し、前景であるビルディングS1と、後景である空S2の図柄からなる。また第2の装飾部142bは、ビルディングS1の窓J1の箇所に形成されている。
そして図2(a)の場合では、第1の装飾部142aは、可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた都会の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光は発しないが、色材を有する有色蛍光塗料により形成される。そのため第2の装飾部142bは、可視光下においてこの色材の色により発色する。図示する例では、窓J1の箇所に形成される第2の装飾部142bに含まれる色材の色を、例えば、グレーや青色など窓J1の色を表すものとする。これによりこの箇所の第2の装飾部142bは、色材の色にて認識することができ、窓J1として認識できる。
図2(a)の場合、缶体Kに対する照明環境を調整し、例えば、明るい照明とすることで、第1の装飾部142aの発色は、明るくなる。対して第2の装飾部142bの発色は、蛍光の色では、発色せず、含まれる色材の色により発色する。例えば、昼間の都会の風景を表現することができる。
一方、図2(b)の場合では、第1の装飾部142aは、可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた都会の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光を発し、この蛍光の色により発色する。本実施の形態では、この蛍光の色を、例えば、黄色とする。これにより窓J1の箇所に形成される第2の装飾部142bは、ビルディングS1の内部で点灯する照明の光が窓J1から見える様子として認識できる。即ち、第2の装飾部142bには、誘目性が生じる。
缶体Kに対する照明環境を調整し、例えば、暗めの照明とすることで、第1の装飾部142aの発色は、暗くなる。対して第2の装飾部142bの発色は、相対的に明るくなる。そのため、この場合、例えば、夕暮れの都会の風景を表現することができる。
またさらに照明環境を調整し、例えば、暗い照明とすることで、第1の装飾部142aの発色は、さらに暗くなり、認識しにくくなる。対して第2の装飾部142bの発色は、相対的にさらに明るくなる。そのため、この場合、例えば、夜の都会の風景を表現することができる。
有色蛍光塗料は、色材の色と蛍光の色とは、同色でもよいが、色材の色と蛍光の色とが異なる色相を有するようにすることが好ましい。これにより、蛍光を発しないときと、発するときとで、色が異なることになり、装飾性および誘目性がより向上する。
[第2の実施形態]
図3(a)~(b)は、本実施の形態の飲料容器が使用される第2の実施形態について説明した図である。ここで図3(a)は、本実施の形態の飲料容器が使用される缶体Kの概略を示した図であり、図3(b)は、図3(a)の断面の一部分を拡大した図である。
図3に示す缶体Kは、図1に示す缶体Kと同じ構造を有する。即ち、図3に示す缶体Kは、飲料容器10と蓋部材20とから構成される。また飲料容器10は、容器基体12と、塗膜14とからなり、塗膜14は、印刷層142と、トップコート層143とから構成される。
また印刷層142は、第1の装飾部142aと、第2の装飾部142bとを備える。だだし、第2の装飾部142bに用いられる蛍光塗料は無色であり、第2の装飾部142bを可視光塗料を用いた第1の装飾部142aの画像の上に形成する。よってこの場合、第1の装飾部142aと第2の装飾部142bとは、容器基体12上で異なる層として形成される、と言ってもよい。そして第2の装飾部142bを第2の装飾部142bの誘目性を利用して装飾の一部として機能させる。
なおこの場合、蛍光塗料を用いて施された第2の装飾部142bの上には、可視光塗料を用いた第1の装飾部142aの画像は形成しないようにする。これにより第2の装飾部142bから発する蛍光が、第1の装飾部142aにより遮断されることが防止できる。
図4(a)~(b)は、第2の装飾部142bが、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。このうち図4(a)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するのに対し、第2の装飾部142bは、蛍光を発しない状態を示す。また、図4(b)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するとともに、第2の装飾部142bが、蛍光を発した状態を示す。
ここで第1の装飾部142aは、海辺の風景を表し、前景である海S3と、後景である空S4の図柄からなる。また第2の装飾部142bは、花火J2となる箇所に形成されている。
そして図4(a)の場合では、第1の装飾部142aは、可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた海辺の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光は発せず、無色の蛍光塗料により形成される。そのため第2の装飾部142bは、可視光下において発色しない。図示する例では、花火J2の箇所に形成される第2の装飾部142bは、認識できない。一方、第2の装飾部142bの下に形成された第1の装飾部142aは、可視光下で発色するため、第2の装飾部142bの下に形成された第1の装飾部142aは、認識できる。つまりこの部分の第1の装飾部142aは、第2の装飾部142bを通して透過して認識することができる。
一方、図4(b)の場合では、第1の装飾部142aは、可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた海辺の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光を発し、この蛍光の色により発色する。本実施の形態では、この蛍光の色を、例えば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)が混在した色とする。これにより花火J2の箇所に形成される第2の装飾部142bは、空S4中に打ち上げられた花火J2として認識できる。
図4(a)の場合、缶体Kに対する照明環境を調整し、例えば、明るい照明とすることで、第1の装飾部142aの発色は、明るくなる。対して第2の装飾部142bの発色は、蛍光の色では、発色せず、さらに無色である。そのため、この場合、例えば、昼間の海辺の風景を表現することができる。
一方、図4(b)の場合では、缶体Kに対する照明環境を調整し、例えば、暗い照明とすることで、第1の装飾部142aの発色は、暗くなり、認識しにくくなる。対して第2の装飾部142bの発色は、相対的に明るくなる。そのため、この場合、例えば、花火J2が打ち上げられた夜の海辺の風景を表現することができる。つまりこの場合、第2の装飾部142bは、第1の装飾部142aによる図柄に加えた図柄を表すことで装飾の一部として機能させる、と言うこともできる。
なお第1の実施形態では、蛍光塗料として、有色蛍光塗料を用いたが、無色の蛍光塗料を用いてもよい。同様に第2の実施形態では、蛍光塗料として、無色の蛍光塗料を用いたが、有色蛍光塗料を用いてもよい。
[第3の実施形態]
第1の実施形態および第2の実施形態では、容器基体12全体を覆うように第1の装飾部142aまたは第2の装飾部142bが形成されていたが、容器基体12全体を覆う必要は必ずしもない。
図5(a)~(b)は、本実施の形態の飲料容器が使用される第3の実施形態について説明した図である。このうち図5(a)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するのに対し、第2の装飾部142bは、蛍光を発しない状態を示す。また、図5(b)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するとともに、第2の装飾部142bが、蛍光を発した状態を示す。
図5に示す缶体Kは、図3に示す缶体Kと同様に、印刷層142は、第1の装飾部142aと、第2の装飾部142bとを備える。そして第2の装飾部142bに用いられる蛍光塗料は無色である。ただし第2の装飾部142bを第1の装飾部142a上には、形成せず、容器基体12上に直接形成している。また第1の装飾部142aと第2の装飾部142bとは、少なくとも一部で接触せず、離間する。
より具体的な図柄としては、例えば、図4において、空S4を表す第1の装飾部142aを形成しない場合が考えられる。これにより第1の装飾部142aは、海S3の部分だけに形成される。また花火J2を表す第2の装飾部142bは、図5(b)のように、容器基体12上に直接形成されることになる。つまりこの場合、第2の装飾部142bは、容器基体12の材料である金属材の有する金属光沢が得られる領域の上に形成される。
この場合でも、第2の実施形態と同様の図柄を認識することができる。
つまり図5(a)の場合では、第1の装飾部142aは、海S3の箇所が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた海辺の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、上述したように蛍光は発せず、無色であるため可視光下において発色しない。そして空S4の箇所は、容器基体12の金属光沢が認識され、これが空S4を表す。
一方、図5(b)の場合では、第1の装飾部142aは、海S3の箇所が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた海辺の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光を発し、この蛍光の色により発色する。これにより花火J2の箇所に形成される第2の装飾部142bは、空S4中に打ち上げられた花火J2として認識できる。つまりこの場合、第2の装飾部142bは、金属光沢に加えた図柄を表すことで装飾の一部として機能させる、と言うこともできる。
また第2の実施形態と同様に、図5(a)のときは、缶体Kに対する照明環境を調整し、例えば、明るい照明とすることで、昼間の海辺の風景を表現することができる。
さらに図5(b)のときは、缶体Kに対する照明環境を調整し、例えば、暗い照明とすることで、花火J2が打ち上げられた夜の海辺の風景を表現することができる。
<飲料容器セットの説明>
上述した缶体Kおよび飲料容器10は、複数個をセットとし、これにより複数の缶体セットや複数の飲料容器を含む飲料容器セットとすることもできる。
図6(a)~(b)は、本実施形態の飲料容器セットStの第1の例を示した図である。
図6(a)~(b)は、第2の装飾部142bが、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。即ち、図6(a)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するのに対し、第2の装飾部142bは、蛍光を発しない状態を示す。また、図6(b)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するとともに、第2の装飾部142bが、蛍光を発した状態を示す。
図示する飲料容器セットStは、4個の飲料容器10である飲料容器10a、10b、10c、10dからなる。またこれは、4個の缶体Kからなる缶体セットStであると言うこともできる。
ここで第1の装飾部142aは、雪原の風景を表し、前景である雪原S5および木S6と、後景である空S7の図柄からなる。また第2の装飾部142bは、第1の装飾部142a上に無色の蛍光塗料によって、サンタクロースJ3、そりJ4、トナカイJ5およびトナカイ同士を繋ぐ紐J6となる箇所に形成されている。
そして図6(a)の場合では、第1の装飾部142aは、雪原S5、木S6、および空S7の箇所が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた雪原の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、上述したように蛍光は発せず、無色であるため可視光下において発色しない。そのため図6(a)の場合、サンタクロースJ3、そりJ4、トナカイJ5、およびトナカイ同士を繋ぐ紐J6は、認識することはできない。
一方、図5(b)の場合では、第1の装飾部142aは、雪原S5、木S6、および空S7の箇所が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた雪原の風景を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光を発し、この蛍光の色により発色する。これによりサンタクロースJ3、そりJ4、トナカイJ5およびトナカイ同士を繋ぐ紐J6の箇所に形成される第2の装飾部142bは、雪原の中を走るサンタクロースJ3、そりJ4、トナカイJ5、およびトナカイ同士を繋ぐ紐J6として認識できる。
図示する飲料容器セットStは、飲料容器10a、10b、10c、10dのそれぞれの図柄を組み合わせることで、全体として1つの図柄を形成している。つまりこの場合、飲料容器10a、10b、10c、10dの第1の装飾部142aおよび第2の装飾部142bにより、一体的な1つの装飾を表す。
図7(a)~(b)は、本実施形態の飲料容器セットStの第2の例を示した図である。
図7(a)~(b)は、第2の装飾部142bが、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。即ち、図7(a)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するのに対し、第2の装飾部142bは、蛍光を発しない状態を示す。また、図7(b)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するとともに、第2の装飾部142bが、蛍光を発した状態を示す。
図示する飲料容器セットStは、図6の場合と同様に、4個の飲料容器10である飲料容器10a、10b、10c、10dからなる。
ここで第1の装飾部142aは、階段S8の図柄からなる。また第2の装飾部142bは、第1の装飾部142a上に無色の蛍光塗料によって、人J7となる箇所に形成されている。
そして図7(a)の場合では、第1の装飾部142aは、階段S8の図柄が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた階段S8の図柄を認識することができる。また第2の装飾部142bは、上述したように発色しないため、図7(a)の場合、人J7は、認識することはできない。
一方、図7(b)の場合では、第1の装飾部142aは、階段S8の図柄が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた階段S8の図柄を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光を発し、この蛍光の色により発色する。これにより人J7の箇所に形成される第2の装飾部142bは、人J7として認識できる。
図示する飲料容器セットStは、飲料容器10a、10b、10c、10dのそれぞれの図柄を組み合わせることで、人J7が階段S8を登る様子を表している。つまりこの場合、飲料容器10a、10b、10c、10dの第1の装飾部142aおよび第2の装飾部142bにより、物語性を表す。
図8(a)~(b)は、本実施形態の飲料容器セットStの第3の例を示した図である。
図8(a)~(b)は、第2の装飾部142bが、蛍光を発しない状態と、発した状態とで図柄を比較した図である。即ち、図8(a)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するのに対し、第2の装飾部142bは、蛍光を発しない状態を示す。また、図8(b)は、第1の装飾部142aが、可視光下にて発色するとともに、第2の装飾部142bが、蛍光を発した状態を示す。
図示する飲料容器セットStは、図6および図7の場合と異なり、6個の飲料容器10である飲料容器10a、10b、10c、10d、10e、10fからなる。
ここで第1の装飾部142aは、○○コーヒーである商品名S9の図柄からなる。また第2の装飾部142bは、第1の装飾部142a上に無色の蛍光塗料によって、人J8となる箇所に形成されている。
そして図8(a)の場合では、第1の装飾部142aは、商品名S9の図柄が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた商品名S9の図柄を認識することができる。また第2の装飾部142bは、上述したように発色しないため、図8(a)の場合、人J8は、認識することはできない。
一方、図8(b)の場合では、第1の装飾部142aは、商品名S9の図柄が可視光下で発色し、缶体Kを見る者は、第1の装飾部142aにより描かれた商品名S9の図柄を認識することができる。また第2の装飾部142bは、蛍光を発し、この蛍光の色により発色する。これにより人J8の箇所に形成される第2の装飾部142bは、人J8として認識できる。
この場合、人J8は、6人であり、例えば、6人の人J8によりアイドルユニットを表す。つまりこの場合、飲料容器10a、10b、10c、10d、10e、10fの第1の装飾部142aおよび第2の装飾部142bにより、一体的な1つの装飾を表す。そして缶体Kは、6個を1セットとして、販売されることが多い。そのため複数の飲料容器10が、6個の飲料容器10a、10b、10c、10d、10e、10fからなることは、商業的な意味で、意義を有する。
<飲料容器10の製造方法>
[印刷層形成用インク]
印刷層142を形成させるために、印刷層形成用インクを用いて印刷を行なう。印刷層形成用インクとしては、上述した可視光塗料と、蛍光塗料とが用いられる。
可視光塗料は、例えば、顔料を含む金属印刷用のインクを用いることができる。ここで顔料(色量)としては、各種の有機顔料や無機顔料が用いられる。また、インクの展色剤(ビヒクル)としては、熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂等の樹脂を主成分とすることができる。そして熱硬化性樹脂としては、アルキッド型又はポリエステル型の樹脂等が用いられる。また紫外線硬化性樹脂としては、紫外線ラジカル重合型、紫外線カチオン重合型の樹脂等が用いられる。さらに、インクには添加剤が含有されていてもよい。添加剤としては、艶消し剤、ワックス類(天然系、石油系、合成系)、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、架橋剤、ゲル化剤、増粘剤、皮張り防止剤、安定剤、消泡剤、光重合開始剤等が挙げられる。
可視光塗料は、例えば、顔料を変更することで、イエロー、マゼンタ、シアン、白、黒の各色のインクとすることができる。
また蛍光塗料は、蛍光材料を含む金属印刷用のインクを用いることができる。ここで蛍光材料としては、上述した紫外線等の励起光で蛍光を発するものであれば、特に限られるものでないが、例えば、蛍光体を用いることができる。
紫外線を励起光とする場合、蛍光体としては、例えば、蛍光ランプやプラズマディスプレイ(PDP)に用いられる赤色蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体を使用することができる。具体的には、赤色蛍光体として、Y:Eu3+(YOX)が使用できる。また緑色蛍光体として、LaP:Ce、Tb(LAP)が使用できる。さらに青色蛍光体として、BaMgAl1017:Eu(BAM)や(Sr、Ba、Ca)10(POCl12:Eu(SCA)が使用できる。
また青色の可視光を励起光とする場合、蛍光体としては、例えば、白色LED用蛍光体を使用することができる。具体的には、緑色蛍光体として、(Ba、Sr、Mg)(SiO:Eu、MnやSrSi13Al:Euが使用できる。また黄色蛍光体として、(Ba、Sr、Mg)SiO:Eu、Mnが使用できる。さらに赤色蛍光体として、SrSiAlON13:Euが使用できる。
また蛍光体の代わりあるいは蛍光体に加え、n共役架橋ポリマーから形成されたナノ粒子を使用することができる。
このn共役架橋ポリマーとしては、例えば、下記(1)式で示されるn共役モノマーと、(2)式で示される架橋剤とを含む。
下記(1)式中、RおよびRは、それぞれ独立して、基:-X-Qである。またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって環を形成するように連結されている。
ここで、Xは、(1~30C)アルキレン、(2~30C)アルケニレン、(2~30C)アルキニレン、-[(CH-O]-、-[O-(CH-、-(CH(CF-、および-[O-Si(Rz)-(Rzは、(1~4C)アルキルであり、nは、1から30であり、mは、0から30である)からなる群から選択される。
Qは、水素、メチル、ヒドロキシル、カルボキシ、(1~4C)アルコキシカルボニル、アミノ、-C=CH、-C≡CH、-SH、-ビオチン、-ストレプトアビジン、-CF、ならびにアクリレート、エポキシおよびスチレンから選択される重合性基から選択される末端基である。
また下記(2)式中、Yは、存在しないか、結合であるか、または架橋基である。
Figure 0007085334000001
Figure 0007085334000002
また蛍光塗料の他の成分は、可視光塗料とほぼ同様である。このとき蛍光塗料を色材を有する有色蛍光塗料とする場合は、色材として上述した顔料を利用することができる。また蛍光塗料を無色蛍光塗料とする場合は、色材として上述した顔料を含ませないようにする。
[飲料容器10の製造装置]
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図9は、缶体への印刷を行う印刷装置1を説明する図である。
図9に示す印刷装置1には、円柱状に形成され、図中反時計回り方向へ間欠的に回転する旋回タレット2が設けられている。さらに、旋回タレット2の外周面から突出するように設けられ、且つ、放射状に配置され、飲料容器10を支持する缶体支持部材3が設けられている。
旋回タレット2は、飲料容器10を保持した状態で回転を行って飲料容器10の搬送を行なう。
缶体支持部材3は、合計で9個設けられ、旋回タレット2の回転方向において、40°おきに配置されている。
さらに、各缶体支持部材3の先端には、円筒状のマンドレル4が設けられている。マンドレル4は、飲料容器10の内部に挿入され、飲料容器10の内側から飲料容器10を支持する。
さらに、本実施形態では、印刷装置1への飲料容器10の投入が行われる缶体投入部100、印刷装置1からの飲料容器10の排出が行われる缶体排出部200が設けられている。
缶体投入部100には、不図示の缶体供給装置が設けられ、この缶体供給装置によって、マンドレル4への飲料容器10の供給が行われる。
缶体排出部200には、不図示の缶体取り外し装置が設けられ、マンドレル4からの飲料容器10(印刷済みの飲料容器10)の取り外しが行われる。
さらに、本実施形態では、飲料容器10が移動していく移動経路の上に(鉛直方向における上方に)、印刷手段として機能する第1インクジェットヘッドH1~第6インクジェットヘッドH6の6つのインクジェットヘッドHが設けられている。
6つのインクジェットヘッドHは、旋回タレット2の回転方向において、40°おきに配置されている。インクジェットヘッドHの各々は、下面に、複数のインク吐出口(不図示)を備え、このインク吐出口から下方の飲料容器10に向けてインクを吐出し、飲料容器10への印刷を行う。
なお、第1インクジェットヘッドH1は、例えば、イエローのインクを下方に位置する飲料容器10に吐出する。また、第2インクジェットヘッドH2は、マゼンタのインクを吐出し、第3インクジェットヘッドH3は、シアンのインクを吐出し、第4インクジェットヘッドH4は、白のインクを吐出する。さらに、第5インクジェットヘッドH5は、黒のインクを吐出する。さらに第6インクジェットヘッドH6は、蛍光塗料によるインクを吐出する。なお本実施の形態では、蛍光塗料によるインクは、1色のみとしているが、インクジェットヘッドHをさらに増設し、複数色としてもよい。
さらに、旋回タレット2の回転方向において、6つのインクジェットヘッドHの下流側には、UVLED(紫外線照射装置)300が設置されている。
各インクジェットヘッドHでは、UV硬化型のインクが、飲料容器10の外周面へ吐出される。本実施形態では、UVLED300から飲料容器10へ紫外線を照射することで、飲料容器10の外周面に形成された画像を硬化させる。
なお、UVLED300に換えて、UVランプを設置してもよい。また、熱硬化型のインクを用いる場合には、UVLED300に換えてヒータを設置する。
印刷装置1の動作を説明する。
缶体投入部100では、回転を停止したマンドレル4が待機しており、不図示の缶体供給装置によって、このマンドレル4に対し、飲料容器10が供給される。これにより、マンドレル4による飲料容器10の保持が開始される。
マンドレル4による飲料容器10の保持が開始されると、旋回タレット2の回転が開始され、マンドレル4は、第1インクジェットヘッドH1の下部に到達する。マンドレル4が第1インクジェットヘッドH1の下部に到達すると、旋回タレット2の回転は一旦停止される。
また、本実施形態では、マンドレル4による飲料容器10の保持が開始された後、不図示のロータリエンコーダ付モータによりマンドレル4の回転が開始される。
缶体支持部材3内には、ロータリエンコーダ付モータが設けられおり、マンドレル4による飲料容器10の保持が開始されると、このロータリエンコーダ付モータによりマンドレル4の回転が開始される。
このため、本実施形態では、第1インクジェットヘッドH1の下部にマンドレル4が達した際、マンドレル4および飲料容器10が周方向に回転している。そして、本実施形態では、第1インクジェットヘッドH1から、鉛直方向における下向きにインクが吐出される。これにより、飲料容器10に画像が形成される。
飲料容器10が1回転すると、飲料容器10の全周に亘って画像が形成された状態となり、第1インクジェットヘッドH1における印刷は終了する。
なお、本実施形態では、第1インクジェットヘッドH1がインクの吐出を開始したときの飲料容器10の回転位置を、ロータリエンコーダを用いて検出し、制御部(不図示)に格納する。
その後、本実施形態では、旋回タレット2の回転が再び開始され、飲料容器10が、第2インクジェットヘッドH2の下部に達する。そして、第2インクジェットヘッドH2からインクが吐出される。
より具体的には、飲料容器10の回転位置が、制御部に格納された上記回転位置になると、第2インクジェットヘッドH2からのインクの吐出が開始される。そして、飲料容器10が1回転すると、第2インクジェットヘッドH2における印刷は終了する。
次いで、旋回タレット2の回転が再び行われ、飲料容器10が、第3インクジェットヘッドH3の下部に達する。そして、第3インクジェットヘッドH3からのインクの吐出が開始される。そして、インクの吐出開始から飲料容器10が1回転すると、第3インクジェットヘッドH3での印刷は終了する。
同様に、旋回タレット2の回転が再び行われ、飲料容器10が、第4インクジェットヘッドH4の下部に達し、第4インクジェットヘッドH4からのインクの吐出が行われる。そして、インクの吐出開始から飲料容器10が1回転すると、第4インクジェットヘッドH4での印刷は終了する。
その後、旋回タレット2の回転が再び行われ、飲料容器10が、第5インクジェットヘッドH5の下部に達し、第5インクジェットヘッドH5からのインクの吐出が行われる。インクの吐出開始から飲料容器10が1回転すると、第5インクジェットヘッドH5での印刷は終了する。
さらに、旋回タレット2の回転が再び行われ、飲料容器10が、第6インクジェットヘッドH6の下部に達し、第6インクジェットヘッドH6からのインクの吐出が行われる。インクの吐出開始から飲料容器10が1回転すると、第6インクジェットヘッドH6での印刷は終了する。
なお、互いに隣接するインクジェットヘッドH間において、マンドレル4(飲料容器10)は、継続して回転させてもよいし、停止や減速させてもよい。
なお、停止や減速させる場合は、各インクジェットヘッドHに飲料容器10が到達する度に、マンドレル4の回転数を増加させ、回転数が予め定められた回転数になると、印刷が開始される。
第6インクジェットヘッドH6での印刷が終了すると、飲料容器10は、旋回タレット2の更なる回転に伴い、UVLED300の下部に到達する。
この位置でも、飲料容器10の回転(自転)が行われ、UVLED300からのUV光が飲料容器10の外周面に照射される。これにより、飲料容器10に付着したインクが硬化する。その後、旋回タレット2の回転に伴い、飲料容器10は、缶体排出部200に到達する。
缶体排出部200では、マンドレル4からの飲料容器10の取り外しが行われる。
取り外された飲料容器10は、後の工程へ移送される。なお、飲料容器10が取り外れた後の空のマンドレル4は、缶体投入部100に再び達し、缶体投入部100では、このマンドレル4に対して新たな飲料容器10が供給される。
なお上述した例では、印刷装置1として、旋回タレット2が回転するに従い、飲料容器10が旋回タレット2の周方向に移動し、インクジェットヘッドHにより順次印刷を行なう印刷方式について説明したがこれに限られるものではない。例えば、インクジェットヘッドHを直線状に配し、飲料容器10を、直線状に移動して、このインクジェットヘッドHにより順次印刷を行なう印刷方式であってもよい。
また上述した例では、インクジェットヘッドHからインクを吐出し、これにより印刷を行なうインクジェット印刷について説明したがこれに限られるものではない。例えば、印刷版面の凸部にインクを付着させ、飲料容器10に圧力印刷する凸版印刷により行なう方法でもよい。
1…印刷装置、10…飲料容器、12…容器基体、14…塗膜、142…印刷層、143…トップコート層、K…缶体

Claims (14)

  1. 金属材からなり、飲料を内部に封入する基材と、
    可視光下にて発色するが紫外光の照射により蛍光を発しない金属印刷用のインクである可視光塗料を用いた印刷を行なうことにより、前記基材に施される第1の装飾部と、
    可視光下では蛍光を発しないが紫外光の照射により蛍光を発するとともに色材を有する金属印刷用のインクである有色蛍光塗料を用いた印刷を行なうことにより、可視光下において当該色材の色により発色するとともに紫外光下において蛍光を発することで、前記第1の装飾部に加えて装飾の一部として機能させるために、前記基材に施される第2の装飾部と、
    を有する飲料容器。
  2. 前記第2の装飾部に形成される前記有色蛍光塗料は、当該有色蛍光塗料を用いた当該第2の装飾部の誘目性を利用して装飾の一部として機能させる、ことを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  3. 前記有色蛍光塗料を用いてなされる前記第2の装飾部は、前記可視光塗料を用いてなされる前記第1の装飾部とは別個の領域に形成される、ことを特徴とする請求項2記載の飲料容器。
  4. 前記有色蛍光塗料は、色材の色と蛍光の色とが異なる色相を有し、色材の色と異なる色相の蛍光による誘目性を利用して装飾の一部として機能させる、ことを特徴とする請求項2記載の飲料容器。
  5. 前記第2の装飾部は、前記第1の装飾部による図柄に加えた図柄を表すことで装飾の一部として機能させる、ことを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  6. 前記有色蛍光塗料を用いて施された前記第2の装飾部の上には、前記可視光塗料を用いた前記第1の装飾部の画像は形成しない、ことを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  7. 記第2の装飾部は、前記金属材の有する金属光沢が得られる領域の上に形成される、ことを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  8. 前記第2の装飾部は、前記金属光沢に加えた図柄を表すことで装飾の一部として機能させる、ことを特徴とする請求項7記載の飲料容器。
  9. 照明環境の変化にともない、前記第1の装飾部および前記第2の装飾部の発色が変化することを利用し、装飾を表現する請求項1記載の飲料容器。
  10. 前記照明環境が明るいときは前記装飾として昼の風景を表現し、当該照明環境が暗いときは当該装飾として夜の風景を表現する請求項9記載の飲料容器。
  11. 複数の飲料容器を含む飲料容器セットであって、
    前記飲料容器は、
    金属材からなり、飲料を内部に封入する基材と、
    可視光下にて発色するが紫外光の照射により蛍光を発しない金属印刷用のインクである可視光塗料を用いた印刷を行なうことにより、前記基材に施される第1の装飾部と、
    可視光下では蛍光を発しないが紫外光の照射により蛍光を発するとともに色材を有する金属印刷用のインクである有色蛍光塗料を用いた印刷を行なうことにより、可視光下において当該色材の色により発色するとともに紫外光下において蛍光を発することで、前記第1の装飾部に加えて装飾の一部として機能させるために、前記基材に施される第2の装飾部と、
    を有する飲料容器セット。
  12. 前記複数の飲料容器の前記第1の装飾部および前記第2の装飾部により、一体的な1つの装飾を表す、ことを特徴とする請求項11記載の飲料容器セット。
  13. 前記複数の飲料容器の前記第1の装飾部および前記第2の装飾部により、物語性を表す、ことを特徴とする請求項11記載の飲料容器セット。
  14. 前記複数の飲料容器は、6個の当該飲料容器からなる、ことを特徴とする請求項11記載の飲料容器セット。
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