本明細書中に例示の方法及びシステムが説明されている。本明細書中に説明されているいかなる実施形態又は特徴例は、他の実施形態又は特徴に比べ好適又は有利であると必ずしも解釈されない。本明細書中に説明されている実施形態例に、限定の意図はない。開示されるシステム及び方法の特定の態様を、多種多様の異なる構成に再構成したり、組み合わせたりでき、そして、それらのすべてが本明細書中で考慮されていることは容易に理解されるであろう。
さらに、図面で示される具体的な配置も限定と見なすべきではない。他の実施形態が、任意の図面で示される各要素を多かれ少なかれ含むかもしれないことを理解する必要がある。これに加えて、説明した要素のいくつかは組み合わされたり、省略されたりしてよい。同様に、例示の実施形態は図面に説明されていない要素を含んでよい。
I. 概要
例示の実施形態は、印刷デバイスに関連付けられているルールの構築及び実行に関してよい。このようなルールは、印刷デバイスに関連付けられている繰り返し動作(例えば、繰り返し起こるユーザ動作又は繰り返し起こるデバイス動作)を自動化するために使用されてよい。
一例として、1以上の印刷デバイスに関連付けられているルールを構築及び実行する方法が挙げられる。方法は、組織のシステム内で行われてよい。例えば、システムは、1以上の印刷デバイス(例えば、プリンタ)と印刷デバイスマネージャ(例えば、非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶される命令を実行するよう構成されるプロセッサを有するコンピューティングデバイス)とを含んでよい。印刷デバイスマネージャは印刷デバイスにローカルで接続されてよい。代替的に、システムのコンポーネントはネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク、LAN又は公共インターネット)を介して互いに通信してよい。例えば、印刷デバイスマネージャは、ネットワーク制御部を介して公共インターネットに接続されるサーバであってよい。印刷デバイスマネージャは、組織内のすべての印刷デバイス又は組織内の印刷デバイスのサブセットを管理してよい。実施形態によっては、印刷デバイスマネージャはまた、他の組織からの印刷デバイスを管理してよい。
方法は、印刷デバイスマネージャが、1以上の印刷デバイスに対して発生するイベントをモニタすることを含んでよい。イベントは印刷デバイス自体によって開始されてよい(例えば、原稿を印刷すること、原稿をスキャンすること、電源を切ること、電源をつけること、ステータスライトを点灯すること、エラー又はアラートメッセージを伝送すること等)。追加的に又は代替的に、イベントは端末デバイス(例えば、ユーザからの入力を印刷デバイスへの指令に変換するよう構成されるパーソナルコンピューティングデバイス又はタブレットコンピューティングデバイス)によって開始されてよい。端末デバイスからのこのようなイベントとしては、印刷要求、スキャン要求、コピー要求、ファックス要求等が挙げられてよい。印刷デバイスに対して発生するイベントをモニタすることは、(例えば、所定の間隔で)関連付けられているデバイス状態を印刷デバイスにポーリングすることを含んでよい。イベントをモニタすることは、イベントログをチェックして、印刷デバイスに対して発生した先のイベント(例えば、前回のトナー交換、紙詰まり除去の頻度、又は前回の印刷デバイスへの点検技術者の派遣)を確立することも含んでよい。
そして、モニタされるイベントに基づいて、印刷デバイスマネージャはイベント間の一定の相関関係を特定してよい。相関関係を特定することは、1つのイベントを他のイベントと比較して、互いの具体的な期間のうちにそれらが発生したか確認することを含んでよい(例えば、第1イベント後、5分未満で第2イベントが発生した)。追加的に又は代替的に、相関関係を特定することは、第1イベントが発生する時に、特定の確率で互いの指定期間内に2つのイベントが発生するか判定することを含んでよい(例えば、印刷デバイスによって紙詰まりアラートが伝送される時、少なくとも90%の確率で24時間以内に印刷デバイスに技術者が派遣される)。従って、第1イベントタイプと第2イベントタイプとの間の相関関係を特定することは、関連付けられている相関値を閾値と比較して、相関関係があるかどうか判定することを含んでよい。例えば、典型的に金曜日の午後5:00にユーザが印刷デバイスの電源を切るとしたら、1年間でこれが発生する金曜日の数の測定を行ってよい。1年間の金曜日の数は、閾値である30と比較して、相関関係が実際に存在するか判定してよい(すなわち、1年間を通して少なくとも31の金曜日で印刷デバイスが午後5:00にシャットダウンされると、相関関係は存在する)。他の実施形態では、相関関係は2より多い一連のイベントに関連してよい(例えば、5、10又はさらには100のイベント)。さらに、様々な実施形態で、様々な潜在的な相関関係が特定されてよい。
相関関係を特定後、方法は、ルールを構築する印刷デバイスマネージャを含んでよい。ルールを構築することは、第1イベントに応じて、相関関係の第2イベントが自動化される必要があると判定することを含んでよい。上記の例を続けると、相関関係の第1イベントが、印刷デバイスの内部クロックが金曜日の午後5:00に達することだったとすると、ルールはユーザが印刷デバイスの電源を切るのではなく、印刷デバイスが自ら電源を切ることを提案してよい(例えば、ユーザではなく、印刷デバイス自体が第2イベントタイプを遂行する)。相関関係に基づく追加的なルール例を数件挙げると、1日に印刷デバイスで5回紙詰まりが発生する場合、印刷デバイスマネージャが印刷デバイスに点検技術者を派遣すること、1ヶ月間の印刷デバイスでの印刷が10ページより少ない場合、印刷デバイスはそのスリープ時間(すなわち、印刷デバイスがスリープモードになるまでの時間)を50%短縮すること、任意の日において少なくとも50%の確率でスキャン原稿が電子メールするには大きすぎる場合、印刷デバイスがデフォルトのスキャン解像度を抑えること、紙詰まりの数が3日間連続で1日から次の日にかけて50%増加する場合、印刷デバイスは印刷デバイス内のデカーラの設定を調整すること、印刷デバイスのネットワークの接続を確認する時間が500msを超える場合、印刷デバイスマネージャが印刷デバイスにメッセージを伝送し、印刷デバイスを再起動すること、及び暦月の第1日目に日付が達すると、印刷デバイスマネージャが印刷デバイスに関連付けられている各アカウントのアカウント残高をリセットする(例えば、各アカウントが各月に印刷デバイスを使用して印刷できるページ数が限られる場合)が挙げられてよい。
上記の通り、ルールには印刷デバイス及び/又は印刷デバイスマネージャによって行われる措置が含まれてよい。さらに、ルールの誘因イベント(例えば、第1イベント)は、印刷デバイスによって、印刷デバイスマネージャによって又は第三者(例えば、印刷デバイスを使用して、原稿を印刷又はスキャンするユーザ)によって行われるイベントであってよい。上記で列挙した以外の多くのルールもまた考えられる。
方法はまた、ルールが印刷デバイスで実行される必要があるという指示を(例えば、印刷デバイスマネージャによって)受信することもまた含んでよい。例えば、ルール構築後、印刷デバイスマネージャは提案されるルールを承諾するようユーザを促してよい。ユーザを促すことは、印刷デバイスマネージャが承諾リンク及び拒否リンク付きの電子メールを伝送すること、タブレットコンピューティングデバイス又はモバイルコンピューティングデバイスで稼動するアプリケーションにポップアップ通知を送信すること、又は印刷デバイスマネージャが、ユーザがルールを承諾又は拒否するかを要求しているとユーザインタフェースにテキストを表示することを含んでよい。
さらに、方法は印刷デバイスでルールを実行することを含んでよい。ルールを実行することは、印刷デバイスのメモリ内にルールを記憶すること及び/又は印刷デバイスマネージャ内にルールを記憶することを含んでよい。追加的に、ルールを実行することは、第1イベントタイプが発生すると、第2イベントタイプが誘発されて発生するように(例えば、トナーレベルが10%を下回ると、印刷デバイスマネージャが印刷デバイスの交換用トナーを注文する)、印刷デバイス内で発生するイベントをモニタすることを含んでよい。
II. システム例
図1は、例示の実施形態に係る印刷システム100の図である。印刷システム100は印刷デバイス102、端末デバイス104、インターネット106、クラウドサーバ108及びクラウドサービス110を含んでよい。
印刷デバイス102は、デジタルデータを複製するよう構成される(例えば、デジタルデータを印刷することによって)。実施形態によっては、このことはインクを使用して用紙に2次元(2D)印刷することを含んでよい。追加的に又は代替的に、デジタルデータを複製することは3次元(3D)印刷することを含んでよい。印刷に加えて、印刷デバイス102が複合機(MFP)である場合のように、印刷デバイス102はスキャン又はファックス等の他のタスクを実施するよう構成されてよい。さらに、実施形態によっては、印刷デバイスは1以上のコンピューティングコンポーネントを含んでよい(例えば、図3に示すように)。
端末デバイス104は、ユーザからの入力指令を受け、これらの指令を印刷デバイス102又はクラウドサーバ108に伝えるよう構成されてよいデバイスである。端末デバイス104は、図示されるように、インターネット106(例えば、公共インターネット)を通じて印刷デバイス102及びクラウドサーバ108と通信してよい。追加的に、端末デバイス104は、実施形態によっては、印刷デバイス102と、LAN又は広域ネットワーク(WAN)等を通じてローカルで通信してよい。当該通信は、様々な実施形態で、ワイヤレスに(例えばBLUETOOTH(登録商標)又はWi-Fi(商標)、IEEE802.11規格を使用して)又は有線接続(例えば、ユニバーサルシリアルバス、USB接続又はイーサネット(登録商標)接続)を介して行われてよい。端末デバイス104はまた、印刷デバイス102内で発生するイベントをモニタするよう構成されてよい(例えば、印刷されたページ、紙詰まり、電源オン、電源オフ、伝送、技術者によるサービス、スキャン、電子メール、送信ファックス、受信ファックス等)。
端末デバイス104は、様々な異なるデバイスのうちから選択されてよい。実施形態によっては、端末デバイス104は、図示されるように、パーソナルコンピュータ(PC)であってよい。代替的に、端末デバイス104はタブレットコンピューティングデバイス又はモバイルコンピューティングデバイス(例えば、携帯電話)であってよい。また、他の実施形態では、端末デバイス104は複数のデバイスの組み合わせであってよい(例えば、パーソナルコンピュータにワイヤレスでテザリングしているタブレットコンピューティングデバイス)。さらに、実施形態によっては、印刷システム100は1より多い端末デバイスを含んでよい。例えば、印刷システム100はPCの形態の第1端末デバイス及びタブレットコンピューティングデバイスの形態の第2端末デバイスを含んでよい。
クラウドサーバ108は、端末デバイス104及び/又は印刷デバイス102とクラウドサービス110との間のやりとりを容易にするサーバであってよい。クラウドサーバ108はまた、印刷デバイス102内で発生するイベントをモニタするよう構成されてよい(例えば、印刷されたページ、紙詰まり、電源オン、電源オフ、伝送、技術者によるサービス、スキャン、電子メール、送信ファックス、受信ファックス等)。さらに、クラウドサーバ108はメモリを内蔵してよい。メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリ及び/又は読み出し専用メモリ(ROM)等の不揮発性メモリを含む非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体であってよい。メモリは、クラウドサーバ108のプロセッサにより実行可能な命令を記憶して、インターネット106を通して端末デバイス104及び/又は印刷デバイス102と通信を行ってよい。追加的に又は代替的に、このようなメモリは、クラウドサーバ108のプロセッサにより実行可能な命令を記憶して、クラウドサービス110の動作を行ってよい。換言すると、実施形態によっては、クラウドサービス110は、クラウドサーバ108の外部のコンポーネントではなく、クラウドサーバの内部のソフトウェアを表してよい。またさらに、このようなメモリは、クラウドサービス110により使用されるデータを記憶してよい。
クラウドサービス110は、クラウドサーバ108に関連付けられているサブスクリプションサービスであってよい。代替的に、クラウドサービス110は、複数のクラウドサーバ又はデバイスにわたって広がってもよい。例えば、クラウドサービス110は、対応する複数のクラウドサーバのメモリ内に記憶される複数の命令セットに従って、複数のクラウドサーバにわたって広がる処理デバイスによって実行されてよい。
端末デバイス104及び/又は印刷デバイス102は、クラウドサービス110にログインする前に各デバイスを認証するために使用される認証情報(例えば、ユーザ識別、識別情報、また、関連するパスワード)を有してよい。クラウドサービス110内で、端末デバイス104と印刷デバイス102との間に関連があってよい。例えば、クラウドサービス110は、端末デバイス104がクラウドサービス110を使用して印刷デバイス102についての情報にアクセスすることを許可してよいし、逆もまた同様である。さらに、クラウドサービス110は、端末デバイス104から生じる要求(例えば、印刷要求)が印刷デバイス102に伝送及び/又印刷デバイス102で実行されることを許可してよい。
クラウドサーバ108及びクラウドサービス110は公共又は私的なクラウド上にあってよい。例えば、実施形態によっては、クラウドサービス110は、MICROSOFT(商標)AZURE(商標)又はCITRIX(商標)XENSERVER(商標)を使用して実装されてよい。
図2は印刷デバイス102の例を示す。印刷デバイス102は、様々なタイプの物理的出力媒体で電子文書を印刷するよう構成されてよい。これら出力媒体としては、様々なサイズ及びタイプの用紙、OHPシート等が挙げられるが、これらに限らない。印刷デバイス102は、区別せずに“プリンタ”、“印刷デバイス”、“印刷装置”、“画像形成デバイス”、“画像処理装置”、“画像処理デバイス”、“画像形成装置”等と呼ばれてよい。
印刷デバイス102は、パーソナルコンピュータ等の端末デバイス104に対するローカル周辺機器として機能してよい。これらの場合、印刷デバイス102は、シリアルポートケーブル、パラレルポートケーブル、USBケーブル、FIREWIRE(登録商標)(IEEE1394)ケーブル又は高精細度マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ケーブル等のケーブルによって端末デバイス104に取り付けられてよい。このように、端末デバイス104は、印刷デバイス102の電子文書(例えば、原稿データの形態)のソースとして機能してもよい。
追加的に又は代替的に、印刷デバイス102は、イーサネット(登録商標)又はWi-Fi(商標)(IEEE802.11規格)インタフェース等の有線又は無線ネットワークインタフェースを含んでよい。そのように配置され、印刷デバイス102は、ネットワークを通じて印刷デバイス102と通信を行うことができる任意の数の端末デバイスの印刷デバイスとして機能してよい。実施形態によっては、印刷デバイス102は同時にローカル周辺機器及びネットワーク化されたプリンタの両方として機能してもよい。印刷デバイス102を使用するために、端末デバイスは1以上のドライバをインストールしてよい。これらドライバは、端末デバイスに記憶される様々なローカル表現による印刷対象の電子文書を印刷デバイス102でサポートされる1以上の表現に変換するソフトウェアを含んでよい。
それでも、印刷デバイス102はコンピューティングデバイスを備えてよく、印刷関連及び非印刷関連の両方のタスクを実行してよい。例えば、印刷デバイス102は、コピー機、ファックス及びスキャナの機能も含んでよい(例えば、印刷デバイス102は複合製品であるMFPであってよい)。実施形態によっては、印刷デバイス102は、コピー機及び/又はファックスの機能の容易性を高めるためにスキャナ部を使用してよい。例えば、印刷デバイス102は、物理的原稿をスキャンして電子フォーマットにし、結果として生じる電子文書を印刷してコピーを提供してもよい、及び/又は結果として生じる電子文書を、電話インタフェースを介して伝送して、ファックス操作を提供してもよい。追加的に、印刷デバイス102は、電話インタフェースを介してファックスされた電子文書を受信し、当該電子文書の表現を圧縮して記憶することができてよい、及び/又は電子文書を印刷することができてよい。
様々な性能をサポートするために、印刷デバイス102は原稿送り装置/排紙トレイ202、用紙保管部204、ユーザインタフェース206、スキャン要素208及び筐体210を含んでよい。印刷デバイスは多種多様の形状であってよいと理解される。従って、印刷デバイス102は、図2で示されるよりもより多い又はより少ないコンポーネントを含んでよい及び/又は図2で示されるものとは異なるようにコンポーネントが配置されてよい。
原稿送り装置/排紙トレイ202は、スキャン、コピー又はファックス対象の物理的原稿(例えば、1以上の用紙の積み重ね)を保持してよい。原稿送り装置/排紙トレイ202は、印刷デバイス102による処理のために、手動での介入を必要とせずに、印刷デバイス102が複数の物理的原稿を自動で搬送できるようにしてよい。原稿送り装置/排紙トレイ202は、印刷デバイス102により処理された物理的原稿を保持するための1以上の分離した排紙トレイを含んでもよい。これらは、例えば、印刷デバイス102のファックス及び/又はコピー機能によって、作成された物理的原稿はもちろん、印刷デバイス102により印刷、スキャン、コピー又はファックスされた物理的原稿も含んでよい。
用紙保管部204は、様々なタイプの物理的媒体のためのトレイ及び/又は供給要素を含んでよい。例えば、用紙保管部204は、8.5×11インチ用紙、A4用紙、レターヘッド用紙、封筒等用の別々のトレイを含んでよい。物理的媒体を出力すること(例えば、印刷、コピー及び/又はファックス受信)に関わる印刷デバイス102のいかなる動作に対しても、用紙保管部204は物理的媒体を供給してよい。
ユーザインタフェース206は、ユーザからの入力を受け、ユーザへの出力を提供する等の印刷デバイス102と人間又は非人間のユーザとのやりとりを容易にしてもよい。このように、ユーザインタフェース206は、キーパッド、キーボード、タッチセンサー式又は存在感知パネル、ジョイスティック、マイクロホン、スチールカメラ及び/又はビデオカメラ等の入力コンポーネントを含んでよい。ユーザインタフェース206は、表示画面(例えば、存在感知パネルと組み合わされてよい)、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)に基づくディスプレイ、デジタル光処理(DLP(商標))技術を使用するディスプレイ、電球及び/又は現在既知の又は後に開発される1以上の他の類似のデバイス等の1以上の出力コンポーネントを含んでもよい。ユーザインタフェース206は、スピーカ、スピーカジャック、音声出力ポート、音声出力デバイス、イヤホン及び/又は現在既知の又は後に開発される他の類似のデバイスを介して可聴出力を生成することができるように構成されてもよい。
スキャン要素208は、ガラスパネルであってよく、ガラスパネルの下では可動式光源が動作して、ガラスパネルの上部に置かれた物理的媒体をスキャンしてよい。代替的に、ガラスパネルの下のデジタルカメラが、物理的媒体の画像を撮ることで、ガラスパネルの上部に置かれた物理的媒体を“スキャン”してもよい。スキャンされた物理的媒体の画像は、印刷デバイス102に関連付けられているデータ記憶部に記憶されてよい。
筐体210は、原稿送り装置/排紙トレイ202、用紙保管部204、ユーザインタフェース206及びスキャン要素208等の印刷デバイス102の様々なコンポーネントを含む及び/又は相互接続する物理的ハウジングを含んでよい。追加的に、筐体210は、図2に不図示の他のコンポーネントを収容してよい。例えば、筐体210は、1以上のトナーカートリッジ、液体インクジェット、ベルト、ローラ及び/又は電源を含んでよい。さらに、筐体210は、有線及び/又は無線ネットワークインタフェース、テレフォニーインタフェース(例えば、RJ45ジャック)、USBインタフェース、BLUETOOTH(登録商標)インタフェース、カードリーダーポート等の通信インタフェースを含んでよい。
さらに、印刷デバイス102は多目的及び/又は特別に設計されたコンピューティングデバイスのコンポーネントを採用してもよいため、筐体210はこれらのコンポーネントのいくつか又はすべてを収容してもよい。その点について、図3は、印刷デバイス102に含まれてよいコンピューティングデバイスコンポーネント300(例えば、コンピューティングデバイスの機能的要素)の実施形態例を示す。
コンピューティングデバイスコンポーネント300は、プロセッサ302、メモリ304及び入出力部306を含んでよく、これらのすべてはシステムバス308又は類似機構により接続されてよい。プロセッサ302は、1以上の汎用プロセッサ及び/又は1以上の専用プロセッサ(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)又はデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP))等の1以上の中央処理装置(CPU)を含んでよい。
次に、メモリ304は、揮発性及び/又は不揮発性データ記憶部を備えてよく、全体又は一部がプロセッサ302と一体化できる。メモリ304は、本明細書中に記載の様々な方法、工程又は機能を実行するために、プロセッサ302によって実行可能なプログラム命令及びこれらの命令によって操作されるデータを記憶してよい。代替的に、これらの方法、工程又は操作は、ハードウェア、ファームウェア及び/又はハードウェア、ファームウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせにより定義できる。そのため、メモリ304は、有形の、非一時的な、コンピュータ読取可能な媒体を含んでよく、媒体は、1以上のプロセッサ302によって実行されると、各デバイスに本明細書又は添付図面に開示されている方法、工程又は機能の何れかを実行させる、プログラム命令を記憶している。
メモリ304内の1セットの命令は、ファームウェア305であってよい。ファームウェア305は、印刷デバイス102が原稿を処理できるようにする、プロセッサ302によって実行可能な命令を含んでよい。例えば、ファームウェア305内に含まれるいくつかの命令は、端末デバイス104によってそれに送信された原稿を印刷することに関して印刷デバイス102を補助してよい。これに加えて、ファームウェア305は、例えば、印刷デバイスマネージャからのポーリングに応答するための、プロセッサ302によって実行可能な命令を含んでよい。
メモリ304は、印刷デバイス102によって受信される印刷ジョブを表し、完了を未来に指定する原稿等の後に処理(例えば、印刷又はファックス)されてよい圧縮及び非圧縮電子文書を記憶するよう構成されてもよい。このように、メモリ304は、これらの電子文書の出力媒体として機能してよい。
入出力部306は、ユーザインタフェース206に関連して説明されている動作及び/又は要素の何れかを含んでよい。このように入出力部306は、プロセッサ302の動作を設定及び/又は制御してよい。入出力部306はまた、プロセッサ302により行われた動作に基づく出力を提供してもよい。
図3に示されるものと類似のコンポーネントは、様々な実施形態において、端末デバイス104又はクラウドサーバ108内に含まれてよい。このような実施形態において、端末デバイス104及び/又はクラウドサーバ108内のメモリ304はファームウェア305を含まなくてもよい。
図4は、例示の実施形態に係る印刷デバイス管理システム400を示す。印刷デバイス管理システム400は、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420、分析サービス430及び印刷デバイス440を含んでよい。実施形態によっては、印刷デバイス管理システム400は、図1に示す印刷システム100の1以上のコンポーネントを採用する。例えば、コンピューティングデバイス420は、図1に示す端末デバイス104であってよい。さらに、印刷デバイス440は図1に示す印刷デバイス102であってよい。実施形態によっては、情報管理サービス410は図1に示すクラウドサーバ108又はクラウドサービス110内に記憶されてよい。代替的に、情報管理サービス410は端末デバイス104のコンポーネントであってよい。さらに他の実施形態では、情報管理サービス410は、スタンドアローン型端末デバイス又はクラウドサーバ(図1にはいずれも不図示)であってよい。これに加えて、分析サービス430は端末デバイス104のコンポーネントであってよい。他の実施形態では、分析サービス430はスタンドアローン型デバイス(例えば、スタンドアローン型端末デバイス、タブレットコンピューティングデバイス又はモバイルコンピューティングデバイス)であってよい。他の実施形態によっては、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420及び分析サービス430は、1以上のネットワーク及び/又は組織にわたる1以上の印刷デバイスを管理するよう構成される印刷デバイスマネージャを集合的に作成してもよい。
図示されるように、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420、分析サービス430及び印刷デバイス440は、互いに通信可能に接続されてよい。例として、コンピューティングデバイス420は、分析サービス430にデータ(例えば、ポーリング結果又は動作)を送信、印刷デバイス440にデータ(例えば、ポーリング要求)を送信、分析サービス430からデータ(例えば、提案されたルールが承諾される必要があるとの指示)を受信、及び情報管理サービス410からデータ(例えば、印刷デバイス440のサービス履歴)を受信してもよい。同様に、情報管理サービス410はコンピューティングデバイス420又は分析サービス430にデータを伝送してよい。これに加えて、分析サービス430は、コンピューティングデバイス420にデータ(例えば、ルールの承諾又は拒否)を伝送、印刷デバイス440にデータ(例えば、表示用ルール又はデータ)を伝送、コンピューティングデバイス420からデータ(例えば、ポーリングデータ又は動作データ)を受信、及び情報管理サービス410からデータ受信してよい。同様に、印刷デバイス440はコンピューティングデバイス420からデータ(例えば、ポーリングデータ)を受信、及び分析サービス430からデータ(例えば、表示用ルール又はデータの承諾又は却下)を受信してもよい。様々な実施形態において、情報管理サービス410と、コンピューティングデバイス420と、分析サービス430と、印刷デバイス440との他のタイプのデータ転送及び相互接続も考えられる。
実施形態によっては、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420又は印刷デバイス440内に示される1以上のコンポーネントはソフトウェア(例えば、プロセッサにより実行可能な各デバイスに関連付けられている非一時的なコンピュータ読取可能な媒体内に記憶される命令)を表してもよい。例えば、コンピューティングデバイス420のデバイス管理ソフトウェア422は、関連付けられている機能を実施するためにコンピューティングデバイス420のプロセッサによって実行されてよい。
情報管理サービス410は、印刷デバイス440、コンピューティングデバイス420又は分析サービス430についてのデータ用のリポジトリであってよい。さらに、実施形態によっては、情報管理サービス410は追加の印刷デバイス(例えば、ネットワーク又は組織内の追加の印刷デバイス)についてのデータを含んでよい。情報管理サービス410は、サービス記録412、サービス派遣414及びサプライ注文416を含んでよい。サービス記録412、サービス派遣414及びサプライ注文416は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、サーバー上)に記憶されてよい。さらに、サービス記録412、サービス派遣414及びサプライ注文416は、印刷デバイス管理システム400(例えば、コンピューティングデバイス420)の他のコンポーネントによってアクセス可能であってよい。実施形態によっては、印刷デバイス管理システム400の他のコンポーネントは、例えば、情報管理サービス410内のネットワークコントローラと通信することによりデータにアクセスしてよい。
実施形態によっては、情報管理サービス410は追加のコンポーネントを含んでよい。例えば、情報管理サービス410は印刷デバイスで使用される設定を含んでよい。このような設定は、特定の条件に基づく(例えば、高所又は高温度に基づく)トナー供給、ドラム回転速度等に対する修正を含んでよい。
サービス記録412は、印刷デバイス管理システム400のネットワーク及び/又は組織内の1以上の印刷デバイスで行われた保守作業の一覧を含んでよい。例えば、サービス記録412は、印刷デバイス440で行われたすべての保守作業(例えば、トナーカートリッジの交換作業、ローラの洗浄、スキャナの交換作業、光源の交換作業等)のログを含んでよい。サービス記録412は、ルールを構築するためにデバイス管理ソフトウェア422に伝送されてよい。例えば、コンピューティングデバイス420は、サービス記録412からの1以上のイベントを、印刷デバイス440に対して発生する誘因イベント又は応答イベントとして使用してよく、このように将来のルールに組み込まれていく。
サービス派遣414は、点検技術者を呼ぶために実行可能な一連の命令(例えば、コンピューティングデバイスによって実行可能)を含んでよい。例えば、サービス派遣414は、組織内の印刷デバイスの1つ(例えば、印刷デバイス440)が保守を必要としていると示す通知を点検技術者に送信するために実行されてよい。このような通知は、印刷デバイスが保守を要求していること及び/又はどのような種類の保守が要求されているかに関するメタデータ(例えば、識別番号12345を有する25階の印刷デバイスから紙詰まりを除去する必要があるという指示)を含んでよい。実施形態によっては、サービス派遣414が実行されると、例えば、1以上の印刷デバイスに技術者が派遣されたことを反映するためにサービス記録412が更新されてよい。
サプライ注文416は、組織内の1以上の印刷デバイス用の交換サプライを注文する一連の命令(例えば、コンピューティングデバイス420によって実行可能)を含んでよい。例えば、サプライ注文416は、メーカ又は製造者から交換用ドラム、トナーカートリッジ、ギヤ、ベルト、トレイ、電子部品等を注文するために実行されてよい。例えば、サプライ注文416内において異なるサプライは異なる印刷デバイスの機種に関連付けられていてよい。実施形態によっては、サプライ注文416が実行されると、例えば、1以上の特定の印刷デバイスのために交換用サプライが注文されたことを反映するためにサービス記録412が更新されてよい。
コンピューティングデバイス420は、ルールを構築及び提案するために印刷デバイス440によって生成された又は情報管理サービス410内に記憶されたデータに対する解析を実施してよい。例えば、コンピューティングデバイス420は、印刷デバイス440及び/又は情報管理サービス410からのデータを使用して、イベント及びそれらのイベント間の相関関係を審査してよい。コンピューティングデバイス420は、デバイス管理ソフトウェア422を含む。デバイス管理ソフトウェア422は、例えば、コンピューティングデバイス420のメモリに記憶され、プロセッサによって実行されてもよい。デバイス管理ソフトウェア422は、ユーザインタフェース423、ルール424、タスク425、ポーリング426及び動作427を含んでよい。図示されるように、デバイス管理ソフトウェア422の様々なコンポーネントが、デバイス管理ソフトウェア422の他のコンポーネントに影響を与えてよい(例えば、タスク425は動作427に影響を与えてよく、ポーリング426はルール424に影響を与えてよく、ルール424はタスク425に影響を与えてよい)。
ユーザインタフェース423は、コンピューティングデバイス420のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイス420のユーザから入力を受け入れ、ユーザにフィードバックを提供する命令を含んでよい。ユーザインタフェース423は、コンピューティングデバイス420のモニタにグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示する命令を含んでよい。ユーザインタフェース423はまた、ユーザの入力(例えば、マウス又はキーボードから)をコンピューティングデバイス420によって行われるべき動作に変換する命令も含んでよい。例えば、実施形態によっては、ユーザインタフェース423は構築されたルールをGUI上でユーザに対して提示して、ルールを実行するかどうかユーザに尋ねる命令を含んでよい。ユーザの入力に基づき、ユーザインタフェース423は、ルールを実行して変数を設定するか、又はコンピューティングデバイス420の他の個所に通知を伝送するかの指示を使用する命令を含んでよい。続いて、変数又は伝送が使用されて、提案されたルールを実行してよい又は実行しなくてよい。ユーザインタフェース423はまた、入力を受け入れて、コンピューティングデバイス420内の基本設定を設定又は設定を変更してもよい(例えば、2つのイベントが十分に相関関係を持っているか判定し、ルールの作成が正当であるとするために使用される閾値を設定する)。さらに、ユーザインタフェース423はまた、入力を受け入れて、以前に実行されたルールを修正又は削除してもよい。これに加えて、ユーザインタフェース423はユーザからの入力を受け入れて、印刷デバイス440で実行するためのルールを作成又はルールをコンピューティングデバイス420に提案してよい。
ルール424は、コンピューティングデバイス420のプロセッサによって実行されると、ルールを構築及び/又は事前に構築されたルールを実行する命令を含んでよい。例えば、ルール424は、印刷デバイス440からのポーリング426によって集められたデータ及び/又は情報管理サービス410のサービス記録412からのデータに基づいてルールを考案する(例えば、所定の閾値への相関関係の比較を行うことによって)命令を含んでよい。さらに、ルール424は、構築された/提案されたルールが実行される必要があるかどうかを示す分析サービスからの指示を受信するために実行可能な命令を含んでよい。これに加えて、ルール424は、タスク425を生成するために使用される命令を含んでよい。実施形態によっては、例えば、ルール424は、第1イベントタイプが発生したという(例えば、印刷デバイス440の)ポーリング426から情報を受信してよい。それに応えて、タスク425での動作一覧に従って動作427によって行われる第2イベントタイプを割り当てるためルール424が実行されてよい。第2イベントタイプは続いて、タスク425に従った動作427に提供される。
タスク425は、印刷デバイス440で又は印刷デバイス440によって行われることができるイベントの一覧を含む命令を含んでよい。タスク425はルール424によって使用され、動作427によって行われるイベントを提供してよい。実施形態によっては、様々なイベント又は処理はルール424に基づいてタスク425に追加されることができる。例えば、ルール424内又は印刷デバイス440内でルールを実行するにあたり、第1イベントタイプの発生に応じて行われるタスクがタスク425に追加されてよい。
ポーリング426は、プロセッサによって実行されると、印刷デバイス440内で発生している活動に関するデータを印刷デバイス440に要求する命令を含んでよい。このような要求は、実施形態によっては分析サービス430を通して印刷デバイス440に伝送されてよい。このようなポーリングから受信されるデータはルール424によって使用され、相関関係の判定及びルールの構築に使用されてよい。
動作427は、プロセッサによって実行されると、印刷デバイス440又は分析サービス430で動作を実施する命令であってよい。このような動作は、情報管理サービス410内に記憶されたデータにアクセスし、印刷デバイス440でタスクを実施すること(例えば、サービス派遣414を使用して、印刷デバイス440への技術者の派遣を依頼すること)を含んでよい。動作427は、例えば、実行されたルールに基づいてルール424から割り当てられたタスクを受信してよい。
分析サービス430は、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420又は印刷デバイス440とのユーザインタラクションのためのユーザインタフェース432を提供してよい。例えば、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420又は印刷デバイス440が分析サービス430から離れた場所に位置する場合、分析サービス430は、ユーザインタラクション(例えば、印刷デバイス440で実行される又はコンピューティングデバイス420によって提案されるルールを承諾、拒否、修正、作成又は提案すること)のための端末を提供してよい。分析サービス430は、様々な実施形態例でデスクトップコンピューティングデバイス、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス又はモバイルコンピューティングデバイスとして実行されてよい。代替的に、分析サービス430は、Webブラウザを通して未知でアクセス可能なデバイスであるブラウザベースのサービス(例えば、サーバで遠隔的に実行される)であってよい。分析サービス430はユーザインタフェース432を含んでよい。
ユーザインタフェース432は、分析サービス430のプロセッサによって実行されると、ユーザから入力を受け、ユーザにフィードバックを提供する命令を含んでよい。入力は、印刷デバイス管理システム400の他のコンポーネント(例えば、コンピューティングデバイス420又は印刷デバイス440)に伝えられてよい。さらに、フィードバックは、印刷デバイス管理システム400の他のコンポーネント(例えば、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420又は印刷デバイス440)により提供されてよい。ユーザインタフェース432はまた、分析サービス430の画面(例えば、タッチパネル)にグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示する命令も含んでよい。ユーザインタフェース432は、ユーザの入力(例えば、タッチパネルから)を、分析サービス430(又は印刷デバイス管理システム400のその他のコンポーネント)によって行われる動作に変換する命令を含んでよい。例えば、実施形態によっては、ユーザインタフェース432は、構築されたルールをユーザに(例えば、GUI上で)提示し、ユーザにルールを実行するかどうかを尋ねる命令を含んでよい。ユーザの応答に基づき、ユーザインタフェース432はその後、提案されたルールを実行するかどうか示す通知をコンピューティングデバイス420に伝送してよい。ユーザインタフェース423はまた、入力を受け入れて、コンピューティングデバイス420内の基本設定を設定又は設定を変更してもよい(例えば、2つのイベントが十分に相関関係を持っているか判定し、ルールの作成が正当であるとするために使用される閾値を設定する)。さらに、ユーザインタフェース423は、入力を受け入れて、以前に実行されたルールを修正又は実行から削除してもよい。
印刷デバイス440は、ユーザインタフェースパネル441、アラート442、プロパティ/設定443、印刷部444、ルール445、スキャナ部446、センサ447及びプロセッサ448を含んでよい。様々な実施形態において、印刷デバイス440は、クラスタ、ネットワーク又は組織内にあってよい。例えば、印刷デバイス440は、組織内の複数のコンピューティングデバイスの複数のユーザに対応してよい。さらに、印刷デバイス440は、図1及び2に示される印刷デバイス102に類似していてよく、図3に示されるコンピューティングデバイスコンポーネント300に類似のコンポーネントを含んでよい。1以上の印刷デバイス440のコンポーネントは、プロセッサ(例えば、プロセッサ448)によって実行可能な命令(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を含んで、特定の機能を実施してよい。
ユーザインタフェースパネル441は、例えば、図2に示されるユーザインタフェース206に類似であってよい。例えば、ユーザインタフェースパネル441は、キーボード又はタッチパネルインタフェースを含んでよい。ユーザインタフェースパネル441は、ユーザから入力を受け入れ、ユーザにフィードバックを提供してよい。入力は、印刷デバイス管理システム400の他のコンポーネント(例えば、コンピューティングデバイス420又は分析サービス430)に伝えられてよい。さらに、ユーザインタフェースパネル441へのフィードバックは、印刷デバイス管理システム400の他のコンポーネント(例えば、情報管理サービス410、コンピューティングデバイス420又は分析サービス430)によって提供されてよい。ユーザインタフェースパネル441は、ユーザの入力(例えば、タッチパネルから)を印刷デバイス440(又は印刷デバイス管理システム400のその他のコンポーネント)によって行われる動作に変換する命令を含んでよい。例えば、実施形態によっては、ユーザインタフェースパネル441は、構築されたルールをユーザにGUI上で提示して、ルールを実行するかどうかユーザに尋ねる命令を含んでよい。ユーザの応答に基づき、ユーザインタフェースパネル441は、提案されたルールを実行するかどうか示す通知を分析サービス430に伝送してよい。ユーザインタフェースパネル441はまた、入力を受け入れて、印刷デバイス440内の基本設定を設定又は設定(例えば、プロパティ/設定443)を変更してもよい(例えば、特定の印刷ジョブ用にカラートナー又は黒色トナーが使用されるべきか設定する)。さらに、ユーザインタフェースパネル441はまた、入力を受け入れて、以前に実行されたルールを修正又は実行から削除してもよい。
アラート442は、実行されると、他のデバイス(例えば、コンピューティングデバイス420又は分析サービス430)又はユーザにフィードバックを提供して、印刷デバイス440の状況を示す命令を含んでよい。例えば、このようなフィードバックは、ユーザインタフェースパネル441のディスプレイに表示される指示(例えば、エラーライトの点灯)又は分析サービス430にメッセージを伝送することを含んでよい。
プロパティ/設定443は、例えば、印刷デバイス440のメモリ内に記憶される印刷デバイス440のための基本設定及び/又は設定の一覧を含んでよい。プロパティ/設定443は、カラー対黒色トナー、スキャン解像度、印刷解像度(例えば、ドット/インチ、dpi)、通常モード対電力節約モード等の事柄を含んでよい。さらに、プロパティ/設定443はまた、デバイスでルールがどのように実行されるか(例えば、2つのルールが誘発され、それらの結果として生じる動作が相反する場合、どちらが優先されるべきか)に影響を与えるプロパティ/設定の一覧も含んでよい。
印刷部444は、原稿を印刷する(例えば、デジタルデータを物理的媒体に変換する)印刷デバイスのコンポーネントであってよい。印刷部444は、印刷デバイス440がどのタイプの媒体に印刷するよう構成されているかによって、様々なコンポーネントを含んでよい。例えば、印刷デバイス440が3D印刷を行うように構成される場合、印刷部444は、プラスチック押出機構、1以上の金型、出力チャンバー等を含んでよい。印刷デバイス440が2D印刷を行うように構成される場合、印刷部444は、トナー供給機構(例えば、アプリケータ付カートリッジ)、用紙送り機構(例えば、ドラム)、トナー位置決め機構(例えば、1枚の用紙に対しトナー供給機構が二次元に動くことを可能にする一連のギヤ及びベルト)等を含んでよい。
ルール445は、実行されると、事前に定義されたルールに基づいて誘因イベントを待つ一連の命令(例えば、プロセッサ448によって実行可能)を含んでよい。特定のルールの誘因イベント発生後、ルール445は第2イベントを発生させる命令を含んでよい(例えば、印刷デバイス440で)。ルール445は、分析サービス430によって修正されてよい(例えば、ユーザインタフェース432からの入力に従って)。実施形態によっては、印刷デバイス440はルール445を含まなくてよい。例えば、コンピューティングデバイス420のルール424は印刷デバイス440をモニタし、その後、誘因イベントが発生すると、印刷デバイス440で(例えば、分析サービス430を介して)応答イベントを発生させてもよい。上記に示すように、ルール445は、ユーザインタフェースパネル441、分析サービス430のユーザインタフェース432及び/又はコンピューティングデバイス420のユーザインタフェース423で受信される入力に基づき修正又は削除されてよい。
スキャナ部446は、例えば、図2に示されるスキャン要素208と類似していてもよい。スキャナ部446は、印刷デバイス440がスキャン動作(例えば、物理的原稿を一連のビットとして記録することにより原稿をデジタル化すること)を行えるようにできてよい。スキャナ部446は、例えば、印刷デバイス440がMFPの場合、印刷デバイス440に含まれてよい。実施形態によっては、印刷デバイス440は、代わりに(例えば、スキャナ部446のみがあり、印刷部444がない)スキャンデバイスであってもよい。
センサ447は、印刷デバイス440のユーザにフィードバックを提供してよい。追加的に又は代替的に、センサ447は、印刷デバイス440内で発生するイベントをモニタすることに関して、分析サービス430及び/又はコンピューティングデバイス420を補助して(例えば、相関関係に基づいてルールを構築及び/又はルールを実行して)よい。センサ447内に含まれる例示のセンサは、用紙引き出しセンサ(例えば、用紙引き出しが開いている又は閉まっている際に示す)、スキャナ部センサ(例えば、スキャナ部が開いている又は閉まっている際に示す)、プラグ抜けセンサ、ネットワーク接続性センサ、Wi-Fi(商標)センサ、BLUETOOTH(登録商標)センサ又はトナーセンサである。
プロセッサ448は、例えば、図3に関して説明されているプロセッサ302に類似であってよい。代替的に、プロセッサ448は、実施形態によっては、図3に示されるコンピューティングデバイスコンポーネント300のすべての組み合わせに類似してよい。プロセッサ448は、印刷デバイス440の命令(例えば、印刷デバイス440のメモリ内に記憶される)を実行するよう構成されてよい。例えば、プロセッサ448は、メモリ内に記憶される印刷デバイス440のファームウェアに対応する命令を実行してよい。
III. プロセス例
図5Aは、例示の実施形態に係る方法500のデータフローチャートである。データフローチャートは、印刷デバイス502、分析サービス504、コンピューティングデバイス506及び情報管理サービス508間の動作、操作及び対話を示す。印刷デバイス502、分析サービス504、コンピューティングデバイス506及び情報管理サービス508は、例えば、図4で示される印刷デバイス440、分析サービス430、コンピューティングデバイス420及び情報管理サービス410と類似であってよい。
操作512で、方法500は印刷デバイス502で発生する第1イベントタイプを含む。第1イベントタイプは、印刷デバイス502内の多種多様の考えられるイベントを含んでよい。例えば、印刷、スキャン、コピー、ファックス、低トナーの検出、トナー交換、インクジェットヘッドの詰まり検出、インクジェットヘッドの洗浄、紙詰まり検出、紙詰まり除去、状況アラートの設定、電源オン、電源オフ、1日の特定時刻への到達(例えば、午後5:00)、特定日付への到達(例えば、1月1日)、特定の黒色トナーレベル又はカラートナーレベルへの到達(例えば、黒色トナーの残りが10%以下)、印刷デバイスへの新しいデバイス(例えば、USBドングル又はBLUETOOTH(登録商標)デバイス)の取付け/テザリングの発見、特定の不活動期間への到達(例えば、30分間の不活動)、スリープになること、印刷率の減少又は増加検出(例えば、1日に印刷されたページの増加)、印刷デバイスのネットワークへの接続を確認する率の増加は減少検出、用紙再充填、特定用紙レベル(例えば、残りの確保用紙が5%以下)の検出等、を第1イベントタイプは、含んでよい。第1イベントタイプは印刷デバイス502で発生するが、第1イベントタイプは印刷デバイス502(例えば、プラグが入れられたら電源オン)又はコンピューティングデバイス506(例えば、ユーザが印刷デバイス502によって印刷される印刷依頼を伝送する)により開始されてよい。
操作514で、方法500はコンピューティングデバイス506が印刷デバイス502をポーリングすることを含む。印刷デバイス502をポーリングすることは、印刷デバイス502内で発生するイベントに対応するデータの要求を印刷デバイス502に送信することを含んでよい。ポーリングは所定の間隔で起こってよい。例えば、コンピューティングデバイス506は、10分毎に印刷デバイス502に対しポーリングを行ってよい。印刷デバイス502内で最近のイベントがない時は、印刷デバイス502は、前回のポーリングから信号は一切変わっていないと示す応答を行ってよい。代替的に、印刷デバイス502内で最近イベントが起こっていない場合、印刷デバイス502は一切応答しなくてもよい。実施形態によっては、プッシュモデルが実行されてよい(プルモデルとは対照的に)。例えば、印刷デバイス502は、コンピューティングデバイス506にデータを要求するのではなく、所定の間隔でコンピューティングデバイス506にデータ送信してよい。
操作516で、方法500は、印刷デバイス502が第1イベントメタデータをコンピューティングデバイス506に送信することを含んでよい。第1イベントメタデータは、印刷デバイス502に関連付けられているデータ信号を含んでよい。例えば、第1イベントメタデータは、トナーレベルモニタリングデバイス又は用紙レベルモニタリングデバイス(例えば、印刷デバイス502内の用紙の量を計量するために使用されるスケール)からの示度を含んでよい。実施形態によっては、第1イベントメタデータは、印刷デバイス502の様々なコンポーネント直接からの未加工のデータ(例えば、電圧又は電流の示度)であってよい。他の実施形態では、印刷デバイス502はまず、未加工のデータを数値(例えば、残りのトナー量を表す値又は残りの用紙の数)に変換し、ポーリングに応じてコンピューティングデバイス506にメッセージを送信してよい。さらに、操作516は、例えば印刷デバイス502が操作514でコンピューティングデバイス506によってポーリングされたことに応じて起こってよい。
操作518で、方法500は印刷デバイス502で発生する第2イベントタイプを含む。第2イベントタイプは、操作512に関して上記で記載された考えられるイベントを1以上含んでよい。他のイベントもまた考えられる。操作512と同様に、第2イベントタイプは、ユーザによって開始されてもよい(例えば、印刷ジョブが起こってもよい)又はコンピューティングデバイス/印刷デバイスによって開始されてもよい(例えば、指定された不活動期間後、印刷デバイスが自らシャットダウンする)。
操作520で、方法500はコンピューティングデバイス506が印刷デバイス502をポーリングすることを含む。操作520は、操作514と同等であってよいが、時間的には後に発生する。コンピューティングデバイス506が印刷デバイス502を所定の間隔でポーリングしたら、例えば、操作514の後、任意の複数の間隔で操作520が起こってよい(例えば、操作514の後、1、5、10、100又は500間隔)。例えば、コンピューティングデバイス506は、印刷デバイス502を5.0秒毎にポーリングしてよい。1回目は、コンピューティングデバイス506は、操作514を行い、それに対し印刷デバイス502が操作516で応答する。そして、コンピューティングデバイス506は、印刷デバイス502のメタデータの変更を示す応答がなければ、この後5時間の間、5.0秒毎に印刷デバイス502をポーリングし続ける。その後(例えば、600回目のポーリングの際)、印刷デバイス502が更新されたメタデータと共に応答する(例えば、操作522で)。
操作522で、方法500は、印刷デバイス502が第2イベントメタデータをコンピューティングデバイス506に送信することを含む。第2イベントメタデータは印刷デバイス502に関連付けられているデータ信号を含んでよい。例えば、第2イベントメタデータは、上記の第1イベントメタデータに対する任意のカテゴリからのメタデータを含んでよい。同様に、第2イベントメタデータは、印刷デバイス502の様々なコンポーネント直接からの未加工のデータであってよい。他の実施形態では、印刷デバイス502はまず、未加工のデータを数値に変換し、その後、ポーリングに応じて数値をコンピューティングデバイス506に送信してよい。さらに、操作522は、印刷デバイス502が例えば操作520でコンピューティングデバイス506からポーリングを受信することに応じて起こってよい。
操作524で、方法500はコンピューティングデバイス506がルールを構築することを含む。ルールを構築することは、第1イベントタイプと第2イベントタイプとの間に相関関係を確立することを含んでよい。追加的に、ルールを構築することは、相関関係を閾値と比較して、ルールが確立される必要があるかを判定してもよい(例えば、第1イベントタイプと第2イベントタイプとの間の時間を比較し、ルールが確立される正当な理由となるほど十分に近接した範囲内で発生したかを判定する)。構築されたルールは第1イベントタイプが発生したと検知した時に、第2イベントタイプを発生させる必要がある(例えば、インクジェットヘッドの詰まりが検知され、インクジェットヘッドの洗浄工程が実行される必要がある)ことを示してよい。
操作526で、方法500はコンピューティングデバイス506が、実行のために分析サービス504にルールを提案することを含む。分析サービス504に提案されたルールは、操作524で構築されたルールであってよい。実施形態によっては、ルールを提案することは、分析サービス504にメッセージを伝送することを含んでよい。提案されたルールは、例えば、デバイス上でルールを“承諾”又は“拒否”するかをユーザに促してよい(例えば、分析サービス504に関連付けられているタブレットコンピューティングデバイス又はモバイルコンピューティングデバイス”)。追加的に、ユーザを促すことは、ポップアップ表示(例えば、モバイルコンピューティングデバイス上)、複数の応答リンク(例えば、ルールの実施を承諾する1つのリンクとルールの実施を拒否する1つのリンク)付の電子メールの形態であってもよい。さらに、分析サービス504は、実施される前にユーザがルールに修正又は調整することを許可してよい。例えば、提案されたルールが、トナーが10%満たされた状態に達した時に起こる、提案された第1イベント(例えば、提案された誘因イベント)を有している場合、ユーザ入力が使用されて、10%ではなく、15%のトナーで第1イベントが誘発されるようにルールを修正してよい。
操作528で、方法500は分析サービス504がコンピューティングデバイス506によって提案されたルールを承諾することを含む。ルールを承諾することは、分析サービス504がコンピューティングデバイス506に承諾メッセージを伝送ことを含んでよい(例えば、ルールは印刷デバイス502で実行される必要があるという指示を伝送する)。実施形態によっては、ルールを承諾することは、ルールについての追加のメタデータ(例えば、どの期間又はどの条件下でルールが実行される必要があるか)をコンピューティングデバイス506に伝送することも含んでよい。さらに他の実施形態では、分析サービス504内で設定が選択されて、すべての提案されたルールを承諾してもよい。これは、分析サービス504内の承諾フラグ又はインジケーターセットに導いてよい。従って、コンピューティングデバイス506は、コンピューティングデバイス506が分析サービス504からの応答を待つ必要がなく、単に操作530に移動すればいいだけであることを認知してよい。
操作530で、方法500はコンピューティングデバイス506が印刷デバイス502でルールを実行することを含む。実施形態によっては、印刷デバイス502でルールを実行することは、印刷デバイス502のメモリ内にルールを記憶することを含んでよい。代替的に、印刷デバイス502でルールを実行することは、(例えば、図4で示すデバイス管理ソフトウェア422内でのように分析サービス504又はコンピューティングデバイス506内で)ルールを印刷デバイスに関連付けることを含んでよい。さらに、ルールを実行することは、第1イベントタイプの誘因の発生に応じて、印刷デバイス502又はコンピューティングデバイス506が第2イベントタイプを実行することを含んでよい。例えば、ルールを実行した後、第1イベントタイプが生じる(例えば、印刷デバイス502内で低カラートナーレベルが検知される)場合、第2イベントタイプを生じさせてよい(例えば、印刷デバイス502で白黒のみの印刷に変換する)。
図5Bは、例示の実施形態に係る方法550のデータフローチャートである。データフローチャートは、印刷デバイス502、分析サービス504、コンピューティングデバイス506及び情報管理サービス508間の動作、操作及び対話を示す。印刷デバイス502、分析サービス504、コンピューティングデバイス506及び情報管理サービス508は、例えば、図4で示される印刷デバイス440、分析サービス430、コンピューティングデバイス420及び情報管理サービス410と類似であってよい。
操作562で、方法550は印刷デバイス502で発生する第1イベントタイプを含む。図5Aで示される操作512と同様に、第1イベントタイプは、印刷デバイス502内で発生する多種多様の考えられるイベントを含んでよい。例えば、印刷、スキャン、コピー、ファックス、トナー交換、インクジェットヘッドの詰まり検出、インクジェットヘッドの洗浄、紙詰まり検出、紙詰まり除去、状況アラートの設定、電源オン、電源オフ、1日の特定時刻への到達(例えば、午後5:00)、特定日付への到達(例えば、1月1日)、特定の黒色トナーレベル又はカラートナーレベルへの到達(例えば、トナーの残りが10%以下)、印刷デバイスへの新しいデバイスの取付け/テザリングの発見(例えば、USBドングル又はBLUETOOTH(登録商標)デバイス)、特定の不活動期間への到達(例えば、30分間の不活動)、スリープになること、印刷率の減少又は増加検出(例えば、1日に印刷されたページ)、印刷デバイスのネットワークへの接続を確認する率の増加又は減少検出、用紙再補充、特定用紙レベル検出(例えば、残りの確保用紙が5%以下)等、を第1イベントタイプは含んでよい。第1イベントタイプは印刷デバイス502で発生するが、第1イベントタイプは印刷デバイス502(例えば、プラグが入れられたら電源オン)又はコンピューティングデバイス506(例えば、ユーザが印刷デバイス502によって印刷される印刷要求を送信する)により開始されてよい。
操作564で、方法550はコンピューティングデバイス506が印刷デバイス502をポーリングすることを含む。実施形態によっては、操作564は図5Aに示される操作514に似ていてよい。例えば、印刷デバイス502をポーリングすることは、印刷デバイス502内で発生するイベントに対応するデータの要求を印刷デバイス502に送信することを含んでよい。
操作566で、方法550は印刷デバイス502が第1イベントメタデータをコンピューティングデバイス506に送信することを含む。実施形態によっては、操作566は図5Aに示される操作516に似ていてよい。操作516と同様に、第1イベントメタデータは、印刷デバイス502の様々なコンポーネント直接からの未加工のデータであってよい。代替的に、印刷デバイス502は未加工のデータを数値に変換し、その後、数値をコンピューティングデバイス506に送信してよい。
操作568で、方法550はコンピューティングデバイス506が情報管理サービス508からサービス記録を要求することを含む。実施形態によっては、サービス記録を要求することは、データベース要求を情報管理サービス508(の、例えば、記憶データ)に関連付けられているサーバに伝送することを含んでよい。このようなデータベース要求は、例えば、構造化照会言語(SQL)を使用して送信されてよい。要求されたサービス記録は、例えば、図4に示されるサービス記録412と類似であってよい。
操作570で、方法550は情報管理サービス508がサービス記録をコンピューティングデバイス506に送信することを含む。サービス記録は、(例えば、分析サービス504によって又はコンピューティングデバイス506によって)印刷デバイス502に対して行われたイベントのログを含んでよい。例えば、ユーザにより要求/行われたイベントはサービス記録内に含まれてよい。サービス記録内のイベント例としては、交換用トナーを注文すること、点検技術者を派遣すること、紙詰まりを除去すること、手動でプリンタを再起動すること、印刷デバイス502の製造者に連絡すること(例えば、交換部品の注文又は印刷デバイス502についての問い合わせ)、印刷デバイス502の組織又はネットワーク内に追加の印刷デバイスをインストールすること、印刷デバイス502の組織又はネットワーク内の印刷デバイスを廃止すること、印刷デバイス502内のトナー又は用紙を交換すること等が挙げられる。
操作572で、方法550はコンピューティングデバイス506がルールを構築することを含む。ルールを構築することは第1イベントタイプと第2イベントタイプとの相関関係を確立することを含んでよい。ここで、第1イベントタイプは操作562の第1イベントタイプであってよく、第2イベントタイプは操作570で伝送されたサービス記録内に含まれるイベントの1つであってよい。追加的に、ルールを構築することは、相関関係を閾値と比較して、ルールが確立される必要があるかを判定してもよい(例えば、第1イベントタイプと第2イベントタイプとの間の時間を比較し、ルールが確立される正当な理由となるほど十分に近接した範囲内にあるかを判定する)。構築されたルールは第1イベントタイプが発生したと検知した時に、第2イベントタイプを発生させる必要がある(例えば、1日のうちに印刷デバイス502内で少なくとも10回の紙詰まりが発生した場合、点検技術者が印刷デバイス502に派遣される必要がある)ことを示してよい。
操作574で、方法550はコンピューティングデバイス506が実行のために分析サービス504にルールを提案することを含む。分析サービス504に提案されるルールは、操作572で構築されたルールであってよい。操作574は操作526に似ていてよい。例えば、提案されたルールは、デバイス上でユーザに“承諾”又は“拒否”することを促してよい。
操作576で、方法550は分析サービス504がコンピューティングデバイス506からのルールを承諾することを含む。操作576は、図5Aに示される操作528に似ていてよい。例えば、ルールを承諾することは、分析サービス504がコンピューティングデバイス506に承諾メッセージを伝送することを含んでよい。
操作578で、方法550はコンピューティングデバイス506は印刷デバイス502でルールを実行することを含む。操作578は、図5Aに示される操作530に似ていてよい。例えば、印刷デバイス502でルールを実行することは、印刷デバイス502のメモリ内にルールを記憶することを含んでよい。
図6は例示の実施形態に係る方法600を示す。方法600は、例えば、図4に示される印刷デバイス管理システム400により実施されてよい。
ブロック601で、方法600は印刷デバイス信号履歴を入手することを含んでよい。デバイス信号履歴は印刷デバイス内の異なるセンサ(例えば、トナーセンサ)の値の一覧を含んでよい。さらに、印刷デバイス信号履歴は、印刷デバイスにより伝送される1以上の送信メッセージ又は印刷デバイスにより受信される受信メッセージの一覧を含んでよい。印刷デバイス信号履歴は、印刷デバイスによって行われたイベント(例えば、印刷、スキャン等)に関連又は印刷デバイス上でユーザ又は印刷デバイス管理システムによって行われたイベント(例えば、紙詰まりの除去、印刷デバイスのリセット、遠隔的な印刷デバイスの電源オン/オフ等)に関連する信号を含んでよい。
ブロック601で取得したデバイス信号は、印刷デバイスのポーリングに基づき取得されてよい(例えば、印刷デバイス管理システム内のコンピューティングデバイスによって)。例えば、印刷デバイスは、印刷デバイスのデバイス信号履歴に含まれるファイルを含むメッセージを伝送することによりポーリングに応答してよい。このようなポーリング/応答体系は、実施形態によっては、所定の間隔で複数回起こってよい(例えば、5分毎、1時間毎、1日に1度)。別の実施形態では、デバイス信号履歴に関して印刷デバイスをポーリングするよりも、印刷デバイスがコンピューティングデバイスにデバイス信号を連続的に伝送してもよい(例えば、印刷デバイス内にどれほどのトナーが残っているか示すセンサからの数値)。信号は、ノイズに対して事前に処理されていてよい(例えば、印刷デバイスによって又はコンピューティングデバイスによって)。そして、コンピューティングデバイス自体は、印刷デバイス信号履歴のログを保持して、経時的に発生するイベントを追跡してよい。トナーレベルの追跡は、例えば、図8に示されるものと類似のプロットを生み出してよい。
追加的に、印刷デバイス信号履歴は、印刷デバイス管理システムのコンピューティングデバイスによって使用されて、2以上のイベント間の相関関係を判定してよい。このような相関関係は、例えば、紙詰まりが発生した時と紙詰まりが除去された時との間の時間の差を含んでよい。これらの相関関係は、本明細書中に示されるようにその後、閾値と比較されてよい。閾値との比較は、印刷デバイス管理システム内で“誤検出”が起こることを防いでよい。例として、2つのイベントが互いに一時的に近い近接性で一度発生したとしても、2つのイベントは必ずしも一度より多く一時的に近い近接性で発生するとは限らない。このように、2つのイベントは互いから完全に独立して起こってよく、ルールの実行の正当な理由とはならない。このように、相関関係が十分かどうかを判定するために閾値を使用することで、このようなイベントがルール作成を招くことを防いでよい。実施形態によっては、イベントタイプは、以下の相関関係の1より多い又はすべての一部であることができる。
ブロック602で、方法600は相関関係1が閾値(T1)よりも大きいかどうかを判定することを含んでよい。相関関係1がT1よりも大きい場合、方法600はブロック603に進んでよい。相関関係1がT1よりも大きくない場合、方法600はブロック604に進んでよい。実施形態によっては、相関関係1は、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプ(例えば、5%の閾値をトナーレベルが下回る)と、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプ(例えば、トナーが技術者によって交換される)との間の関連性に対応してよい。追加的に、T1は、第1イベントタイプの指定時間内に第2イベントタイプが発生する特定の確率に対応してよい(例えば、50%の確率で5%の閾値をトナーレベルが下回ってから7日以内で技術者によってトナーが交換される)。
ブロック603で、方法600はルール(ルール1)を提案することを含んでよい。ルール1を提案することはルール1を構築することを含んでよい。ルール1は、例えば、相関関係1に基づいてよい。さらに、ルール1は相関関係1とT1との間の差の算出に基づいてよい。ルール1を提案することはまた、ユーザに対し、ルール1を表示すること及びルール1の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ブロック602に提示される例によると、ルール1は、5%の閾値をトナーレベルが下回ると、関連付けられている印刷デバイスに技術者を派遣することを含んでよい。
ブロック604で、方法600は、相関関係2が閾値(T2)よりも大きいかどうかを判定することを含んでよい。相関関係2がT2よりも大きい場合、方法600はブロック605に進んでよい。相関関係2がT2よりも大きくない場合、方法600はブロック606に進んでよい。実施形態によっては、相関関係2は、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプと、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプとに対応してよい。相関関係2の2つのイベントタイプは、単位時間毎のイベントに関する割合であってよい。例えば、相関関係2は、1時間につき起こる紙詰まりの回数(第2イベントタイプ)に相関のある1時間につき印刷されるページ数(第1イベントタイプ)に対応してよい。追加的に、T2は第1イベントタイプと第2イベントタイプとの間の特定の直線関係に対応してよい。例えば、第1イベントタイプが特定の割合で増加した時に(例えば、1時間につき60ページ印刷)第2イベントタイプが対応する、相対的な割合で増加した(例えば、1時間につき少なくとも3回の紙詰まり)場合、T2が成立されてよい。言い換えると、1つの軸において回帰直線が第1イベントタイプでプロットされ、直交軸において第2イベントタイプでプロットされる場合、T2は回帰直線の閾値勾配に対応してよい(例えば、3/60すなわち0.05、詰まり/印刷ページ)。詰まり/印刷ページが0.05より多く起こる場合、例えば、ブロック604は、相関関係2が十分に相関を有し、閾値を上回ると判定してよい。
ブロック605で、方法600はルール(ルール2)を提案することを含んでよい。ルール2を提案することは、ルール2を構築することを含んでよい。ルール2は、例えば、相関関係2に基づいてよい。さらに、ルール2は相関関係2とT2との間の差の算出に基づいてよい。ルール2を提案することはまた、ユーザに対し、ルール2を表示すること及びルール2の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ブロック604に提示される例によると、ルール2は、関連付けられている印刷デバイスによって20ページ印刷されるたびに関連付けられている印刷デバイスで紙詰まりの点検方法及び/又は紙詰まりの除去方法を実行することを含んでよい。代替的に、相関関係2がT2よりも著しく大きい場合に(例えば、詰まり/印刷ページが1.0ある)、関連付けられている印刷デバイスの組織内の他のすべての印刷デバイスが現在利用できない場合、ルール2は関連付けられている印刷デバイスを使用してのみ印刷を許可してもよい。
ブロック606で、方法600は相関関係3が閾値(T3)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係3がT3よりも大きい場合、方法600はブロック607に進んでよい。相関関係3がT3よりも大きくない場合、方法600はブロック608に進んでよい。実施形態によっては、相関関係3は、印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプのイベントと、印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプとを含んでよい。例えば、第1イベントタイプは、印刷デバイスで10分間アクティブな印刷ジョブを含んでよく、第2イベントタイプは、用紙切れ指示に応じて印刷デバイスで用紙が交換されることを含んでよい。T3は、第2イベントタイプが起こる前の第1イベントタイプに関連付けられている時間を含んでよい(例えば、用紙が交換される前の少なくとも5分間、印刷デバイスで印刷ジョブがアクティブだった)。
ブロック607で、方法600はルール(ルール3)を提案することを含んでよい。ルール3を提案することは、ルール3を構築することを含んでよい。ルール3は、例えば、相関関係3に基づいてよい。さらに、ルール3は相関関係3とT3との間の差の算出に基づいてよい。ルール3を提案することはまた、ユーザに対し、ルール3を表示すること及びルール3の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール3は、例えば、5分間、印刷デバイスで印刷ジョブがアクティブだった時にユーザに用紙切れ指示を伝送することを含んでよい。
ブロック608で、方法600は相関関係4が閾値(T4)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係4がT4よりも大きい場合、方法600はブロック609に進んでよい。相関関係4がT4よりも大きくない場合、方法600はブロック610に進んでよい。実施形態によっては、相関関係4は、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプと、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプと対応してよい。第1イベントタイプは、1日又は1週間の特定の時が到達すること(例えば、金曜日の午後5:00)を含んでよく、第2イベントタイプは関連付けられている印刷デバイスの電源をオフにすることに対応してよい。さらに、相関関係4は、関連付けられている印刷デバイスが金曜日の午後5:00に電源オフにされたこと(例えば、午後5:00の15分以内に電源オフ)が昨年、何回あったかのログを含んでよい。さらに、T4は、電源オフが起こった時の閾値分数に対応してよい(例えば、先の52週間のうちの30週で、金曜日の午後5:00の15分以内で関連付けられている印刷デバイスの電源がオフにされた)。
ブロック609で、方法600はルール(ルール4)を提案することを含んでよい。ルール4を提案することは、ルール4を構築することを含んでよい。ルール4は、例えば、相関関係4に基づいてよい。さらに、ルール4は相関関係4とT4との間の差の算出に基づいてよい。ルール4を提案することはまた、ユーザに対し、ルール4を表示すること及びルール4の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール4は、毎金曜日の午後5:00に関連付けられている印刷デバイスが自ら電源をオフにすることを含んでよい。代替的に、ルール4は、印刷デバイスマネージャが金曜日の午後5:00に関連付けられている印刷デバイスに、関連付けられている印刷デバイスの電源をオフにする必要があることを示す命令を伝送することを含んでよい。
ブロック610で、方法600は相関関係5が閾値(T5)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係5がT5よりも大きい場合、方法600はブロック611に進んでよい。相関関係5がT5よりも大きくない場合、方法600はブロック612に進んでよい。実施形態によっては、相関関係5は、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプと、1以上の印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプと対応してよい。第1イベントタイプは、単位時間毎の印刷ページの割合における変化(例えば、増加又は減少)に対応してよい。実施形態によっては、このような相関関係を算出することは、単位時間毎の印刷ページの導関数を算出することを含んでよい。例えば、第1イベントタイプは1時間に50ページの印刷から1時間に100ページの印刷への増加に対応してよい。第2イベントタイプは、異なる印刷デバイス内の異常に対応してよい。このように、相関関係5は、組織内の他の印刷デバイスが使用できないため、原稿の印刷を希望するユーザが第1イベントタイプに関連付けられている印刷デバイスに印刷ジョブを移行させることを示してよい。さらに、T5は、1時間につき印刷されるページ数における閾値増加(又は減少)を表してよい(例えば、T5は、1時間の間で1時間、50ページの増加と同等であってよい、すなわち、50ページ/時間/時間)。
ブロック611で、方法600はルール(ルール5)を提案することを含んでよい。ルール5を提案することは、ルール5を構築することを含んでよい。ルール5は、例えば、相関関係5に基づいてよい。さらに、ルール5は相関関係5とT5との間の差の算出に基づいてよい。ルール5を提案することはまた、ユーザに対し、ルール5を表示すること及びルール5の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール5は、例えば、第1イベントタイプが発生した時、第2イベントタイプに関連付けられている印刷デバイスに技術者を派遣することを含んでよい(例えば、1時間以内の間での1時間の印刷ページが少なくとも50ページ増加した時、第2印刷デバイスに技術者を派遣する)。
ブロック612で、方法600は相関関係6が閾値(T6)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係6がT6よりも大きい場合、方法600はブロック613に進んでよい。相関関係6がT6よりも大きくない場合、方法600はブロック614に進んでよい。実施形態によっては、相関関係6は、印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプと、印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプと対応してよい。例えば、第1イベントタイプは、印刷デバイスが最初の印刷要求を受信した時に電源オンにされてからの時間における変化であってよい(例えば、典型的には電源オンにされてから30分以内に、印刷要求が受信されるが、第1イベントタイプは電源オンにされてから3時間で、その後、印刷要求を受信することを含む)。第2イベントタイプは、例えば、印刷デバイスに技術者を派遣し、印刷デバイスのネットワークコントローラを評価することを含んでよい。このような例において、T6は時間の長さにおける変化であってよい(例えば、T6は標準タイミングと第1イベントタイミングとの2時間の差を表す)。
ブロック613で、方法600はルール(ルール6)を提案することを含んでよい。ルール6を提案することは、ルール6を構築することを含んでよい。ルール6は、例えば、相関関係6に基づいてよい。さらに、ルール6は相関関係6とT6との間の差の算出に基づいてよい。ルール6を提案することはまた、ユーザに対し、ルール6を表示すること及びルール6の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール6は、例えば、電源オンから3時間以内に印刷要求が検知された場合、印刷デバイスに技術者を派遣することを含んでよい。
ブロック614で、方法600は相関関係7が閾値(T7)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係7がT7よりも大きい場合、方法600はブロック615に進んでよい。相関関係7がT7よりも大きくない場合、方法600はブロック616に進んでよい。実施形態によっては、相関関係7は、組織内で複数の印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプと、組織内で印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプを含んでよい。例えば、第1イベントタイプは、各印刷デバイスにより印刷される合計ページ数(例えば、100万ページ)を含んでよく、第2イベントタイプは組織内の各印刷デバイスを第1イベントタイプの特定のページ数内に廃止することを含んでよい(例えば、各印刷デバイスを100万印刷ページ+/-50000ページで廃止する)。そして、T7は、第2イベントタイプも発生する第1イベントタイプの発生回数の閾値を含んでよい(例えば、T7は、100万印刷ページに印刷デバイスが到達し950000から1050000印刷ページの間で廃止された回数に対応してよい)。例えば、50%の確率で印刷デバイスが100万印刷ページに到達する場合、100万印刷ページのうち50000印刷ページ以内で廃止される。
ブロック615で、方法600はルール(ルール7)を提案することを含んでよい。ルール7を提案することは、ルール7を構築することを含んでよい。ルール7は、例えば、相関関係7に基づいてよい。さらに、ルール7は相関関係7とT7との間の差の算出に基づいてよい。ルール7を提案することはまた、ユーザに対し、ルール7を表示すること及びルール7の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール7は、組織内の各印刷デバイスに対し、対応する印刷デバイスが100万ページ印刷すると、対応する印刷デバイスと交換する新たな印刷デバイスを注文することを含んでよい。
ブロック616で、方法600は相関関係8が閾値(T8)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係8がT8よりも大きい場合、方法600はブロック617に進んでよい。相関関係8がT8よりも大きくない場合、方法600はブロック618に進んでよい。実施形態によっては、相関関係8は、印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプと、印刷デバイスに関連付けられている第2イベントタイプを含んでよく、第1イベントタイプ及び第2イベントタイプは両方とも印刷デバイスで行われる(印刷デバイスによって行われるのとは対照的に)。例えば、第1イベントタイプは、コンピューティングデバイスからファームウェアアップグレード通知を受信することを含んでよく、第2イベントタイプはコンピューティングデバイスによって印刷デバイスをロックして、ファームウェアアップグレードとの干渉防ぐことを含んでよい。このような実施形態で、T8は2つのイベント間の期間を含んでよい(例えば、印刷デバイスをロックすることである第2イベントタイプが、コンピューティングデバイスからファームウェアアップグレード通知を受信することである第1イベントタイプの100ms以内で発生する場合、T8は成立してよい)。
ブロック617で、方法600はルール(ルール8)を提案することを含んでよい。ルール8を提案することは、ルール8を構築することを含んでよい。ルール8は、例えば、相関関係8に基づいてよい。さらに、ルール8は相関関係8とT8との間の差の算出に基づいてよい。ルール8を提案することはまた、ユーザに対し、ルール8を表示すること及びルール8の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール8は、コンピューティングデバイスからのファームウェアアップグレード通知を受信することに応じて印刷デバイスのロックを含んでよい。
ブロック618で、方法600は相関関係9が閾値(T9)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係9がT9よりも大きい場合、方法600はブロック619に進んでよい。相関関係9がT9よりも大きくない場合、方法600はブロック620に進んでよい。実施形態によっては、相関関係9は、関連付けられている印刷デバイスで発生する第1イベントタイプと、関連付けられている印刷デバイスで発生する第2イベントタイプとを含んでよい。例えば、第1イベントタイプは印刷デバイスを使用してページをスキャンすることであり得、第2イベントタイプは標準の電子メールアドレスに(例えば、ユーザによる手動選択に基づいて)スキャンしたページを電子メールすることであり得る。T9は、電子メールが送信される期間を含んでよい(例えば、電子メールが30秒以内に送信された場合、T9の閾値が満たされる)。
ブロック619で、方法600はルール(ルール9)を提案することを含んでよい。ルール9を提案することは、ルール9を構築することを含んでよい。ルール9は、例えば、相関関係9に基づいてよい。さらに、ルール9は相関関係9とT9との間の差の算出に基づいてよい。ルール9を提案することはまた、ユーザに対し、ルール9を表示すること及びルール9の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール9は、印刷デバイスにより画像がスキャンされるといつでも、印刷デバイスによってスキャンされた画像付の電子メールを標準の電子メールアドレスに送信することを含んでよい。
ブロック620で、方法600は相関関係10が閾値(T10)よりも大きいかどうか判定することを含んでよい。相関関係10がT10よりも大きい場合、方法600はブロック621に進んでよい。実施形態によっては、相関関係10は、印刷デバイスに関連付けられている第1イベントタイプ又は第2イベントタイプと、印刷デバイスに関連付けられている第3イベントタイプとに対応してよい。例えば、第1イベントタイプは、印刷デバイスが100000ページ印刷することであってよく、第2イベントタイプは印刷デバイスが設置から1年間の稼動に達したことであってよい。さらに、第3イベントタイプは印刷デバイスで行われる保守作業であってよい。従って、T10は、第1イベントタイプ又は第2イベントタイプが発生した確率及び第3イベントタイプが所定期間内で発生した確率を含んでよい。(例えば、T10は、1ヶ年に達した印刷デバイスの1ヶ月以内又は100000ページ印刷した印刷デバイスの1ヶ月以内に印刷デバイスで保守作業が行われた、50%等の確率閾値を表す)。
ブロック621で、方法600はルール(ルール10)を提案することを含んでよい。ルール10を提案することは、ルール10を構築することを含んでよい。ルール10は、例えば、相関関係10に基づいてよい。さらに、ルール10は相関関係10とT10との間の差の算出に基づいてよい。ルール10を提案することはまた、ユーザに対し、ルール10を表示すること及びルール10の実行を承諾することを要求することも含んでよい。ルール10は、印刷デバイスが1ヶ年に達する又は100000ページ目を印刷することに応じて保守施設又は保守作業員に連絡することを含んでよい。
上記の相関関係及び閾値は例として理解される。様々な実施形態において、他の相関関係及び閾値もまた考えられる。また、図6中、ブロック621後の3つの点により図示されるように、方法600は、ブロック601に戻る前に、様々な追加の相関関係が追加の閾値と比較されることを含んでよい。代替的に、実施形態によっては、より少ない相関関係がより少ない閾値と比較されてよい。例えば、一実施形態では、ブロック601に戻る前に、1つのみの相関関係が1つの閾値と比較されてよい。
また別の実施形態では、閾値を超える相関関係が見つかるまでのみ、相関関係が閾値と比較されてよい。例えば、相関関係4が閾値4よりも大きい場合、方法600は終了し、相関関係4のみがルールを構築するために使用されてよい。さらに別の実施形態では、相関関係が閾値よりも大きいのではなく、閾値未満であるかどうか判定するため1以上の比較が行われ得る。例えば、任意の相関関係のイベント間の時間量(例えば、トナーが10%を下回ってから、新たなトナーが注文されるまでにかかる時間量)が閾値の時間(例えば、24時間)と比較され、相関関係が任意の閾値を下回るかどうかを判定してよい。
実施形態によっては、ユーザは閾値を設定することができてよい。例えば、2つの相関イベントに基づいたルールを構築するために、2つのイベントがいかに相関しているはずかを調整する制御を分析デバイスのユーザインタフェースが提供してよい。さらに、実施形態によっては、相関関係は、2つのみでなく、3以上のイベント間であってよい。例えば、電源オンイベント、印刷ページ数、電源オフイベント間の相関関係であってよい。相関関係は、電源オンイベントと電源オフイベントと印刷ページ数との間の時間に基づく単位時間に印刷されたページの判定を含んでよい。この数値(単位時間に印刷されたページ)は、例えば、閾値である単位時間に印刷されたページ数と比較されてよい。
図7Aは、様々な組織の印刷分布のプロット700である。プロット700は、低印刷ボリュームカーブ702、中印刷ボリュームカーブ704及び高印刷ボリュームカーブ706を含む。カーブ702、704及び706は、各組織のボルツマン分布を表す。他の実施形態では、ガウス分布が代わりにモデルとして使用されてよい。さらに他の実施形態では、他の統計的分布が使用されてよい。(例えば、様々な状態を占めるシステム内の粒子を表すために使用される様々な分布が使用されてよい)。プロット700は、印刷ボリュームの範囲にわたって任意の印刷ボリュームで印刷する印刷デバイスの数を示す。プロット700は、例えば、示される3つの組織のそれぞれにおいて同じ数の印刷デバイスであると想定してよい。
実施形態によっては、印刷デバイスの数ではなく、印刷ボリュームを有する任意の印刷デバイスの可能性が縦軸にプロットされてよい。このような実施形態では、組織にわたって同じ数の印刷デバイスであるという想定は使用されなくてよい。
図7Aに示されるカーブ702、704及び706は、組織内で印刷に関するルールを構築する時にコンピューティングデバイスによって使用されてよい。追加的に又は代替的に、カーブ702、704及び706は、既存のルールを修正するために使用されてよい(例えば、追加の印刷デバイスが組織に追加された時)。例えば、組織のネットワークに印刷デバイスが追加された時、追加された印刷デバイスは、組織内の平均印刷デバイスよりも多く使用されると想定されてよい(例えば、古い印刷デバイスと比較して新しく、性能も上がっているため)。例えば、追加される印刷デバイスは、平均より上に印刷ボリューム1標準偏差を有すると想定してよい。追加される印刷デバイスに関して、分布内における他の位置もまた考えられる。
印刷デバイスが追加される時、印刷デバイスは各組織分布の平均より上の1標準偏差に挿入されてよい。その後、分布内の他の印刷デバイスは、組織は閉鎖システムであると想定して、カーブに沿って位置移動をしてよい(例えば、平均より上の第1標準偏差にある又はそれより下の印刷デバイスが低い印刷ボリュームに下方移動してよい)。移動は、図7Bに示されるプロット750で高印刷ボリュームカーブ706として図示されてよい(例えば、印刷デバイス752の追加によって矢印で示される方向に分布を移動させてよい)。このような新たな印刷デバイスの追加は、組織内の他のたった1つの印刷デバイス又は組織内の他のすべてほど多数の印刷ボリュームを修正してよい。さらに、分布内に追加印刷デバイスが挿入される場所は、具体的な組織内のユーザの仕様、追加される印刷デバイスの仕様及び/又は具体的な組織内の他の印刷デバイスの仕様に依存してよい。
このような情報は、以下の方法でルールを修正するために使用されてよい。平均印刷ボリュームの印刷デバイスは、所定期間の後、紙詰まりの除去又はトナーカートリッジの交換がされていてもよい。しかしながら、組織内への新たな印刷デバイスの追加後、以前平均にあった印刷デバイスは、今は低下した印刷ボリュームを有してよい。このように、今では頻繁にサービスを必要としないかも知れないため、紙詰まりが除去された又はトナーカートリッジが交換された所定期間は延長されてよい。組織的な分布に基づいたルール修正の他の方法もまた考えられる。
同様に、印刷デバイスが廃止される(例えば、組織から永久的に除去される)時、カーブ702、704及び706も調整されてよい。例えば、平均より上の第2標準偏差にあった印刷デバイスが廃止される場合、組織内の1以上の他の印刷デバイスは印刷ボリュームを増加させ、これを補う必要があってよい。
図7Aに示される3つの組織のための、カーブ702、704及び706で表されるボルツマン分布は、現在の印刷デバイスの使用のヒストグラムに基づき決定されてよい。例えば、図7Cに図示されるように、組織内ですべての印刷デバイスに1ヶ月毎の調査を行ってもよい。調査は、先月の組織内の各印刷デバイスの印刷ボリュームを記録してよく、これらの印刷ボリュームを使用してヒストグラム(例えば、図7Cに示されるヒストグラム760)を生成してよい。ヒストグラムはその後、分布(例えば、ボルツマン分布)に適合されて組織の状態(例えば、高ボリューム、中ボリューム又は低ボリューム状態)を判定してよい。組織の状態は、粒子(例えば、気体粒子)の正準なボルツマン分布での温度とおおむね対応していてよい。図7Cに図示されるように、生成されたヒストグラムは、結果として分布に適合される高印刷ボリュームカーブ706となることができる。調査は定期的に更新されてよく(例えば、印刷デバイスからの最近の月の印刷ボリュームデータに基づいて)、更新された調査は更新ヒストグラム及び更新ボルツマン分布を生成するために使用されてよい。更新された分布/ヒストグラムに基づき、組織での印刷デバイスに対する特定のルールも更新されてよい。(例えば、印刷デバイスが今、組織分布の底部ではなく、上部付近にある場合、デバイスの適正な機能を確保するために、印刷デバイスに点検技術者をより頻繁に派遣してよい)。
図8は、組織内の印刷デバイスのトナーレベル(満たされたパーセンテージで測定)対時間(週で測定)のプロット800である。プロット800は実施形態によっては印刷デバイス内に記憶されてよい。代替的に、プロット800は、印刷デバイスから受信されるデバイス信号に基づいて対応するコンピューティングデバイスによって生成されてよい。プロット800は、経時的なトナーレベルの変化を示すとともに、一貫性のないトナー使用を強調している。トナーにおける急な縦向きの上昇(例えば、週1、週2及び週3)は各印刷デバイス内でのトナーカートリッジの交換作業に対応してよい。このように、トナーカートリッジが新しい満タンのトナーカートリッジと交換されると、トナーレベルは100%に戻る。
さらに減少したトナー使用(週3で開始するプロット800のそれほど極端でない減少部分により示される)は、ルールの構築で使用される相関関係内の第1イベント又は第2イベントに対応してよい。例えば、減少したトナー使用は、組織内の数名の従業員が休暇中又は他の印刷デバイスが印刷組織に追加されたことを示してもよい。代替的に、減少したトナー使用は、印刷デバイスに関する問題を示してもよい(例えば、ファームウェアの更新が必要、ネットワーク通信の不具合、インターネット接続性の欠如、トナーヘッドの詰まり、印刷デバイスへのパスワードアクセスの変更等)。
プロット800を例とすると、第1イベントは、トナーレベルが25%に達することに対応してよい。さらに、第2イベントは、トナーカートリッジの交換作業に対応してよい(例えば、トナーレベルを上げて100%まで戻す)。これは印刷デバイス内でルールとして実行され得る(例えば、週2の後)。例えば、トナーが25%に達すると、トナーカートリッジを交換するために技術者がプリンタに派遣される又はコンピューティングデバイスに低トナーを示すアラートが送信される。このように、週3において、トナーレベルが25%に達することに応じてトナーカートリッジが交換される。週3以降、まだトナーレベルは25%に再到達していない。従って、まだトナーカートリッジは交換されない。
プロット800を使用する別の例として、第1イベントは週の終わり(例えば、週1の終わり)に対応してよく、第2イベントはトナーカートリッジの交換作業に対応してよい(例えば、トナーレベルを上げて100%まで戻す)。これは印刷デバイス内でルールとして実行され得る(例えば、週2の後)。このようなルールは、毎週の終わりに印刷デバイスでトナーカートリッジを交換することを含んでよい。しかしながら、コンピューティングデバイスは、ルールはもはや実施される必要がないという指示を受信し得る(例えば、ルールはもはや必須ではないというユーザからの指示)。このように、週4、5、6及び7以降、トナーカートリッジは交換されず、トナーレベルは100%に戻らない。
図9は、例示の実施形態に係る方法900の図である。方法900は、実施形態によっては、印刷デバイス管理システム(例えば、図4に示される印刷デバイス管理システム400)によって行われてよい。
ブロック902で、方法900は、コンピューティングデバイスによって、1以上の印刷デバイスに関連付けられているイベントをモニタすることを含む。イベントは、1以上の印刷デバイスによって行われる活動(例えば、印刷、スキャン、コピー、ファックス、トナー交換、インクジェットヘッドの洗浄、紙詰まり除去、アラート設定、電源オン、電源オフ等)を含んでよい。追加的に又は代替的に、イベントは、ユーザから1以上の印刷デバイスに伝送される要求(例えば、印刷要求、スキャン要求、コピー要求、ファックス要求、設定変更、電源オフ要求、電源オン要求、リセット要求、サービス要求、ファームウェアアップグレード要求等)を含んでよい。1以上の印刷デバイスに関連付けられているイベントをモニタすることは、1以上の所定のポーリング間隔で、関連付けられているデバイスの状態をコンピューティングデバイスによって1以上の印刷デバイスにポーリングすることを含んでよい。例えば、コンピューティングデバイスは関連付けられているデバイス状態又は一連の関連付けられているデバイス状態を、10分毎に印刷デバイスに要求してよい。
ブロック904で、方法900は、コンピューティングデバイスによって、モニタされたイベントの第1イベントタイプとモニタされたイベントの第2イベントタイプとの間の相関関係を特定することを含んでよい。第2イベントタイプは、設定変更、特性変更、アラート、エラー、警告又はデバイスの発見を含んでよい。このようなイベントは、1以上の印刷デバイスについての活動と呼ばれてよい。相関関係を特定することは、第1イベントタイプと第2イベントタイプとの間の相関値を算出すること、相関値を閾値の相関値と比較すること、及び相関値が閾値の相関値よりも大きいことを判定すること(例えば、図6に図示されるように)を含んでよい。実施形態によっては、閾値は、所定期間(例えば、5分)のうちに第2イベントタイプも発生する第1イベントタイプの発生割合に対応してよい。
ブロック906で、方法900は、コンピューティングデバイスによって、相関関係に基づくルールを構築することを含んでよい。ルールに従って、第1イベントタイプが発生すると、それに応じてコンピューティングデバイスが第2イベントタイプを発生させる。別の実施形態では、ルールは、第1イベントタイプが発生すると、第2イベントタイプを発生させる1以上の印刷デバイスの少なくとも1つを含んでよい。
ブロック908で、方法900は、コンピューティングデバイスによって、1以上の印刷デバイスでルールが実行される必要があるという指示を受信することを含んでよい。実施形態によっては、指示は、コンピューティングデバイスのユーザインタフェースを通して受信されてよい。さらに、指示は、ルールが実行される必要があると示すユーザからの選択を含んでよい。
ブロック910で、方法900は、コンピューティングデバイスによって、1以上の印刷デバイスでルールを実行することを含んでよい。ルールを実行することはコンピューティングデバイスのメモリ内にルールを記憶することを含んでよい。追加的に又は代替的に、ルールを実行することは、1以上の印刷デバイスの1以上のメモリ内にルールを記憶することを含んでよい。
別の実施形態では、方法900はまた、コンピューティングデバイスによって、1以上の印刷デバイスに関連付けられている組織に追加される追加の印刷デバイスに応じて、ルールを修正することも含んでよい。ルールを修正することは、コンピューティングデバイスによって、組織が閉鎖システムとして表すことができるという想定を引き起こすことを含んでよい。このような閉鎖システムは、実施形態によっては、長期間にわたる均一成長率を有してよい(例えば、各年印刷ボリュームが5%ずつ増加する)。ルールを修正することはまた、コンピューティングデバイスによって、ボルツマン分布(例えば、図7Aに示されるボルツマン分布の1つ)を使用して組織の印刷ボリュームを表すことも含んでよい。さらに、ルールを修正することは、コンピューティングデバイスによって、1以上の印刷デバイスの位置を追加された印刷デバイスが占めるボルツマン分布に沿って調整することを含んでよい。これに加えて、ルールを修正することは、コンピューティングデバイスによって、ボルツマン分布に沿った1以上の印刷デバイスの調整された位置に基づいて1以上の印刷デバイスの印刷ボリュームを予測することを含んでよい。またさらに、ルールを修正することは、コンピューティングデバイスによって、予測される印刷ボリュームに基づくルールを調整することを含んでよい。他の実施形態では、分布に沿って印刷デバイスの位置を調整することは、2以上の印刷デバイスの印刷ボリュームを交換することを含んでよい。例えば、1つの印刷デバイスの印刷ボリュームは、他の印刷デバイスの印刷ボリュームが減ったのと同量だけ増加してよく、それにより、分布に沿ったこれら2つの印刷デバイスの間での印刷ボリュームの交換が効果的に行える。
追加的に又は代替的に、方法900は、コンピューティングデバイスによって、もはやルールが1以上の印刷デバイスで実行される必要がないという指示を受信することを含んでよい。さらに、方法900は、コンピューティングデバイスによって、1以上の印刷デバイスでルールを実行することを削除することを含んでよい(例えば、指示の受信に応じて)。
実施形態によっては、方法900はまた、コンピューティングデバイスによって、構築されたルールを修正するためのユーザからの要求を受信することも含んでよい。さらに、方法900は、コンピューティングデバイスによって、構築されたルールを修正することを含んでよい。これに加えて、方法900は、コンピューティングデバイスによって、修正されたルールを1以上の印刷デバイスで実行することを含んでよい。
様々な実施形態で、方法900は、コンピューティングデバイスによって、第1イベントタイプが発生したという指示を受信することを含んでよい。方法900はまた、コンピューティングデバイスによって、ルールに基づき1以上の印刷デバイスで第2イベントタイプを発生させることも含んでよい。
さらに、実施形態によっては、方法900は、コンピューティングデバイスによって、構築されたルールを承諾するように、ユーザを促すことを含んでよい。
IV. 結論
上記の詳細な説明は、添付図面を参照して開示されたシステム、デバイス、方法の様々な特性及び機能を説明している。本明細書中に様々な態様及び実施形態が開示されたが、他の態様及び実施形態も明らかである。本明細書中に開示された様々な態様及び実施形態は、説明の目的のみであり、限定する意図はなく、真の適用範囲は下記の請求項によって示される。
本出願において記述されている具体的な実施形態に関して、本開示は限定されるべきではなく、それらはいろいろな態様の実例として意図されている。当業者にとって明白であるように、本開示の主旨と範囲から逸脱することなく多くの変更及び変形をすることが可能である。本記載に列挙されていることに加え、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置は前述の記載から当業者に明白であろう。そのような変更及び変形は、添付された請求項の範囲内に入るように意図されている。
上記の詳細な説明は、添付図面を参照して開示されたシステム、デバイス、方法の様々な特性及び機能を説明している。図において、同じ符号は、一般的に、他に異なる記載がない限り同じ構成要素とする。本明細書中及び図面に記載された例示の実施の形態は限定することを意図するものではない。他の実施形態も利用可能であり、また開示された主題の主旨又は範囲を逸脱することなく変更をすることは可能である。全般的に記載され、また図面に示されている本開示の諸態様は、広範囲にわたる様々な構成に再構成し、置換え、連結し、分割し、及び設計することができ、そして、それらのすべてが本記載の中で明らかに考慮されていることは容易に理解される。
情報の処理を表すブロックは、本明細書中に説明されている方法もしくは手法の特定の論理機能を実行するように構成することができる回路に対応することが可能である。それに代えて又はさらに、情報の処理を表すブロックは、モジュール、セグメント、もしくはプログラムコードの一部(関連するデータを含めて)に対応することが可能である。前記プログラムコードは、方法もしくは手法において特定の論理機能もしくは動作を実行するために、プロセッサにより実行可能な1つ以上の命令を含むことが可能である。前記プログラムコード及び/又は関連データは、ディスクもしくはハードドライブあるいはその他の記憶媒体を含む記憶装置等、任意の種類のコンピュータ読み取り可能な媒体に格納することが可能である。
前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、また、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、及びランダムアクセスメモリ(RAM)のような、短期間データを格納するコンピュータ読み取り可能な媒体等の、非一時的でコンピュータ読み取り可能な媒体を含み得る。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、また、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、光学もしくは磁気ディスク、コンパクトディスク・リードオンリーメモリ(CD‐ROM)のような、二次もしくは持続的長期記憶装置等の、より長期間プログラムコード及び/又はデータを格納する非一時的でコンピュータ読み取り可能な媒体を含み得る。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、また、その他の揮発性もしくは非揮発性の記憶システムであってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体、すなわち有形の記憶デバイスと見なすことができる。
さらに、1以上の情報送信を表すブロックは、同一の物理的デバイス内のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュール間の情報送信に対応してよい。しかしながら、他の情報送信が異なる物理的デバイス内のソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアモジュール間にあってよい。
図に示されている特定の配置は限定するものと見なすべきではない。他の実施形態は、付与された図に示される各要素を多かれ少なかれ含み得ると理解すべきである。さらに、示されている要素のいくつかは組み合わされもしくは省略されてもよい。さらにまた、例示の実施形態は、図に示されていない要素を含む場合がある。
本明細書において様々な態様及び実施形態が開示されたが、当業者には他の態様及び実施形態も明白であろう。本明細書において開示された様々な態様及び実施形態は、説明の目的のためであり、限定することを意図されてはいない、そして真の範囲は以下の請求項により示されている。