JP7084070B1 - 管楽器用リガチャーカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】マウスピースなどを傷つけることなく、従来よりもリードの振動効率を向上させ、楽器本体に好ましい影響を与える音作りができ、その吹奏する音質を演奏者の好みに合わせて調節できる管楽器用リガチャー及びリガチャーカバーを提供する。【解決手段】純マグネシウム製であり、円筒形状の一部にスリット16aが設けられる。スリット16aが設けられることにより、リガチャーの固定部材と干渉することなくマウスピースに取り付けられる。スリット16aの角度θは、148°であるが、使用するリガチャーのサイズに合わせて、120以上180°未満の範囲で適宜設計可能である。また、上端から下端にかけて内径及び外径が大きくなるテーパ状に形成されている。内径φ2よりも内径φ3が大きく設けられることにより、マウスピースへの取り付けが容易であり、かつ、取り付けた際にリガチャーにしっかりと当接し、音響改善効果が得られやすくなる。【選択図】図17

Description

特許法第30条第2項適用 令和3年1月2日ウェブサイト(https://suzzyy.net/)にて公開
本発明は、管楽器の音響改善を図る管楽器用リガチャーに関するものである。
木管楽器や金管楽器のサウンドの源は、マウスピースに装着されたリードの「振動」である。吹奏者の呼気の力で発生したリードの振動が、マウスピース、ネック、管楽器本体へと伝わり、最終的に管楽器本体が響いて強く振動すると、反応が良く、よく鳴り響くことができる。このことは従来から吹奏者の認識であり、マウスピースの振動エネルギーをロス無く楽器本体へ伝えて、より響かせようとする技術によって音響向上を図っていた。
吹奏中のリード振動で発生するサウンド源の振幅波形は、以下のように2つに分けて考えることができる。一つ目の振幅波形は、リードが振動して発生する振幅波形の大部分であり、マウスピースから吹き込む息の流れと共に楽器内を通過して出る振幅波形である。そして二つ目の振幅波形は、リードで発生する振動と、これがマウスピースに伝わり共鳴振動した際、この2つの振動が干渉、重畳されて生ずる歪んだ振幅波形である。
この二つ目の振幅波形の振動がマウスピースに伝わり共鳴振動する。そのリード振動と共鳴振動が干渉、重畳され、さらに振幅波形を歪ませる。これがサウンド源の振幅波形とマウスピース内で混ざって楽器内を通過する。それが今日まで「その楽器のサウンド」として演奏者や聴衆の耳に馴染んでいた。しかしこの状態ではリードが発したサウンドの振幅波形は歪んだ振幅波形を含んでいるため100%正常な波形ではない。
そこで、本発明者は、従来よりもリードの振動効率を向上させ、楽器本体に好ましい影響を与える音作りができ、その吹奏する音質を演奏者の好みに合わせて調節できる音響改善装置を既に提案している(特許文献1を参照)。
特許文献1の音響改善装置は、リード振動とマウスピース共鳴振動双方の振動を分け、音響を改善するものである。先ず吹奏中、リードにより発生する振動が、マウスピースに伝わり共鳴振動する。この時、リードとマウスピース二つの振動が干渉、重畳して、リード振動で発生する振幅波形のサウンドがその影響を受けて歪む。これは、スピーカーを紐で吊るした状態で振動紙の振動源から音楽などを再生した際に、同じタイミングでその振動がスピーカーのフレームに伝わって激しく共鳴振動するのと同様である。この時、振動紙から出た振動とスピーカーフレームの共鳴振動がスピーカー内で干渉、重畳する。その結果、振動紙から発生した振幅波形が歪んで本来のスピーカー再生能力が低下する。この再生能力が低下するありさまは、上記の楽器の音源であるリードの振幅波形が歪んだ状態と似ている。
そこで、特許文献1の音響改善装置は、マウスピース、リード及びリガチャーを有する管楽器におけるマウスピースに脱着自在に取り付ける装置であって、装置は、板状の錘であり、マウスピースにリードを装着した状態で、板状の錘の一端が、リードの取付面と反対側の外面、または、リードの取付面のマウスピースを挟んだ対向面に、リガチャーまたは留め具を介してマウスピースに取り付けられ、マウスピースの振動を板状の他端への伝達により減衰させる。
かかる構成によれば、演奏者の吹奏に応答してリードが振動して音が出る管楽器において、マウスピースに、脱着可能で実質的に板状の錘を設けて吹奏した際に、軽いマウスピースの振動が、重い板状の錘へ伝わる際に、マウスピースの共鳴振動の力が減衰抑圧され弱くなる。マウスピースの共鳴振動の力を、上記のごとく減衰抑圧することで、リード振動の振幅波形のサウンドが干渉、重畳による影響を受けなくなり、リード振動効率が向上し、結果的にリードから発生した振幅波形が正常なものになり、音の輪廓をはっきり綺麗に出した状態で表現力豊かなサウンド音になる。
しかしながら、特許文献1の音響改善装置は、鉄などの金属製の板状の錘をリガチャーとマウスピースの間に挟んで固定するものであるため、挟持した際に、リガチャーが変形する、またマウスピースに傷が付くといった問題があった。
また、特許文献1の音響改善装置は、リガチャーを用いてマウスピースにリードを取り付けることを前提とした装置であり、リガチャー自体に音響を改善する機能を持たせるものではなかった。
特許第6617366号公報
かかる状況に鑑みて、本発明は、マウスピースなどを傷つけることなく、従来よりもリードの振動効率を向上させ、楽器本体に好ましい影響を与える音作りができ、その吹奏する音質を演奏者の好みに合わせて調節できる管楽器用リガチャー及びリガチャーカバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明のリガチャーカバーは、管楽器用リガチャーに脱着自在に取付けられるリガチャーカバーであって、リガチャーカバーは、制振特性を有する金属から成り、形状が略円筒形状の一部にスリットが設けられ平面視でC字状を呈する。
制振特性を有する金属が用いられることにより、マウスピースの共鳴振動の力を効果的に減衰抑圧することができる。平面視でC字状を呈することにより、公知のリガチャーとの干渉を防止しつつ、脱落しにくい構造とすることができる。また、スリットが設けられることにより、公知のリガチャーの固定部材等と干渉することなく、リガチャーカバーをマウスピースに取り付けることができる。
本発明のリガチャーカバーは、上端部の内径が最も小さく、下端部の内径が最も大きく、全体形状としてテーパ状に形成されることが好ましい。テーパ状に形成されることにより、マウスピースへの取り付けが容易となり、かつ、取り付けた際にリガチャーにしっかりと当接し、音響改善効果が得られやすくなる。
本発明のリガチャーカバーにおいて、スリットは、平面視で120°以上180°未満の範囲で設けられることが好ましく、より好ましくは、125°以上175°未満の範囲である。120°未満であると、リガチャーの固定部材等と干渉しやすくなる。また、180°以上であると、装着時にリガチャーカバーが脱落しやすくなる。上記範囲とされることで、公知のリガチャーとの干渉を防止しつつ、脱落しにくい構造とすることができる。
本発明のリガチャーカバーにおいて、金属は、純マグネシウム又はマグネシウム合金であることが好ましい。純マグネシウムや、マグネシウムを主成分とするマグネシウム合金が用いられることにより、マウスピースの共鳴振動の力を効果的に減衰抑圧することができる。
本発明のリガチャーカバーにおいて、金属は、ジルコニウム合金、マンガン合金、ニッケル-チタン合金の何れかの制振合金であることでもよい。
本発明の第1の観点の管楽器用リガチャーは、管楽器用リガチャーにおいて、制振特性を有する金属から成り、形状が略円筒形状を呈することを特徴とする。
かかる構成によれば、演奏者の吹奏に応答してリードが振動して音が出る管楽器において、本発明の管楽器用リガチャーを用いてマウスピースにリードを取り付けた管楽器を吹奏すると、軽いマウスピースの振動が、制振特性を有する金属から成るリガチャーへ伝わる際に、マウスピースの共鳴振動の力が減衰抑圧され弱くなる。マウスピースの共鳴振動の力を、上記のごとく減衰抑圧することで、リード振動の振幅波形のサウンドが干渉、重畳による影響を受けなくなり、リード振動効率が向上し、結果的にリードから発生した振幅波形が正常なものになり、音の輪廓をはっきり綺麗に出した状態で表現力豊かなサウンド音になる。
本発明の第1の観点の管楽器用リガチャーは、外周と内周の間の肉厚が、偏肉であることでもよい。略円筒形状の管楽器用リガチャーが、偏肉に成形されることにより、中心点をずらして偏心させることができる。これにより、マウスピースにリードをセットする際に、リガチャーを差し込み回すことでマウスピース各部位やリードに接触する金属の厚みが変わり、音質や吹奏感が変化し、吹奏者が望む最適な音質や吹奏感が得られる。
本発明の第1の観点の管楽器用リガチャーは、内周面が略円柱形状であり、外周面は楕円柱形状であることでもよい。外周面が楕円柱形状とされることにより、偏肉に成形された管楽器用リガチャーの音質や吹奏感を多様に変化させることが可能となる。
本発明の第2の観点の管楽器用リガチャーは、管楽器用リガチャーにおいて、制振特性を有する金属から成る制振部材が取付けられたことを特徴とする。制振特性を有する金属から成る制振部材が取付けられることにより、公知の管楽器用リガチャーを用いることができ、作製が容易となる。
本発明の第2の観点の管楽器用リガチャーは、制振部材が、リガチャーの全周囲に取付けられたことでもよい。制振部材が、リガチャーの全周囲に取付けられることにより、マウスピースの共鳴振動の力を効果的に減衰抑圧することができる。
本発明の第2の観点の管楽器用リガチャーは、制振部材が、リガチャーの周囲の一部に取付けられたことでもよい。制振部材が、リガチャーの周囲の一部に取付けられることにより、マウスピースの共鳴振動の力を、ユーザの好みに合わせて減衰抑圧することができる。
本発明の第2の観点の管楽器用リガチャーは、制振部材は、円柱又は角柱のブロックの形状を呈し、取付けるブロックの個数を任意に調整できることでもよい。制振部材が、円柱又は角柱のブロックの形状を呈することにより、制振部材の成形や取付が容易となる。
本発明の第1又は第2の観点の管楽器用リガチャーにおいて、金属は、純マグネシウム又はマグネシウム合金であることが好ましい。純マグネシウムや、マグネシウムを主成分とするマグネシウム合金が用いられることにより、マウスピースの共鳴振動の力を効果的に減衰抑圧することができる。
本発明の第1又は第2の観点の管楽器用リガチャーにおいて、金属は、ジルコニウム合金、マンガン合金、ニッケル-チタン合金の何れかの制振合金であることでもよい。
本発明のリガチャー装着用リングは、管楽器用リガチャーに脱着自在に取付けられるリング部材であって、周囲または一部の周囲に制振特性を有する金属から成る制振部材が取付けられたことを特徴とする。リガチャー装着用リングによれば、リガチャーに装着することにより、吹奏途中で消音器のミュートをベルに差し込んで音色を変えるのと同じことをリード管楽器で実現することができる。
ここで、金属は、純マグネシウム又はマグネシウム合金であることが好ましい。純マグネシウムや、マグネシウムを主成分とするマグネシウム合金が用いられることにより、マウスピースの共鳴振動の力を効果的に減衰抑圧することができる。また、制振部材は、円柱又は角柱のブロックの形状を呈し、取付けるブロックの個数を任意に調整できることでもよい。
本発明の管楽器用リガチャー及びリガチャーカバーによれば、マウスピースなどを傷つけることなく、マウスピースの共鳴振動を減衰抑圧することにより、楽器特有の音を作り出すリード振動と、マウスピースの共鳴振動がマウスピース内で重畳、干渉する乱れが少なくなりその結果、リードの振動効率向上による振幅波形数の増大を実現させ、楽器から出たサウンドの表現力や音量が向上するといった効果がある。より具体的には、吹奏音に含まれる倍音が大幅に多くなり、音に迫力、凄み、存在感が出るようになり、楽器の潜在的ポテンシャルが上がり、聴く人への訴求力が強くなるといった効果がある。特に、ピアニッシモからフォルテッシモの間のダイナミックレンジが従来に比べて大幅に広がることで、曲調の抑揚や表現力が思い通りにコントロールできるようになるといった効果がある。
第1の実施形態のリガチャーの平面図 第1の実施形態のリガチャーの部材説明図 第2の実施形態のリガチャーの部材説明図 第2の実施形態のリガチャーの取付イメージ図 第3の実施形態のリガチャーの部材説明図 第3の実施形態のリガチャーの取付イメージ図 第3の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図 第3の実施形態のリガチャーの装着状態における音声スペクトルの測定図 第4の実施形態のリガチャーの外観斜視図 第4の実施形態のリガチャーの取付イメージ図 第4の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図 第4の実施形態のリガチャーの装着状態における音声スペクトルの測定図 ノーマル状態における音声スコープ測定図 ノーマル状態における音声スペクトルの測定図 第5の実施形態のリガチャーの外観図 第6の実施形態のリガチャーの取付イメージ図 第7の実施形態のリガチャーカバーの外観図 第7の実施形態のリガチャーカバーの外観斜視図 第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図(1) 第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図(2) 第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図(3) コイル状リガチャーの説明図 第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図(4) 第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図(5) 第7の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図(1) 第7の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図(2) 第8の実施形態のリガチャーカバーの外観図 第9の実施形態の偏心リガチャーの平面図
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、第1の実施形態のリガチャーの平面図を示している。図1に示すように、リガチャー1は、マグネシウム合金部材(2,3)及びリガチャー本体4から成る。リガチャー1は、アルトサックス用のリガチャーである。
図2は、第1の実施形態のリガチャーの部材説明図を示している。図2(1)に示すマグネシウム合金部材2と、図2(2)に示すマグネシウム合金部材3は、何れもマグネシウム合金で形成されており、厚みは1mmである。マグネシウム合金部材(2,3)の合計重量は、8gである。
図2(3)に示すリガチャー本体4は、公知の一般的なリガチャーの平面図であり、本実施例ではテナーサックス用のリガチャーを用いている。リガチャー本体4は、真鍮製の保持部4a、固定部材(4b,4c)及び螺子部材4dから成る。管楽器のマウスピースへの取付の際には、螺子部材4dを固定部材(4b,4c)に締め付ける。また、取外しは、螺子部材4dを固定部材(4b,4c)から緩めることで行う。
図1に示すマウスピース6は、マウスピースの先端側から見た状態を示している。第1の実施形態のリガチャーを取り付ける際には、図1に示すように、アルトサックスのマウスピース6の周囲に、マグネシウム合金部材(2,3)を巻き付けるように配置した上で、リガチャー本体4を用いて挟着する。マグネシウム合金部材(2,3)を巻き付けるように取り付けるため、リード(図示せず)等を傷つけにくい構造となっている。
テナーサックス用のリガチャーは、アルトサックス用のリガチャーよりもやや大型であるので、リガチャー本体4をアルトサックスのマウスピース6へ取り付けようとすると、マウスピース6とリガチャー本体4の間に間隙が生じる。したがって、図1に示すように、該間隙にマグネシウム合金部材(2,3)を配置し、リガチャー本体4により挟持固定することが可能である。
図3は、第2の実施形態のリガチャーの部材説明図を示している。図3に示すように、第2の実施形態のリガチャーでは、四角柱のブロック状のマグネシウム合金部材(5a~5d)が用いられる。マグネシウム合金部材(5a~5d)の各重量は6gであり、合計24gのマグネシウム合金部材が取り付けられる。
図4は、第2の実施形態のリガチャーの取付イメージ図を示している。図4に示すように、リガチャー11は、第1の実施形態のリガチャー1と、ブロック状のマグネシウム合金部材(5a~5d)で構成され、リガチャー1とマグネシウム合金部材(5a~5d)は、締結具7で固定されている。締結具7は公知のゴムバンドを用いているが、リガチャー1にマグネシウム合金部材(5a~5d)が密着して固定できるものであれば幅広い部材を利用可能である。マグネシウム合金部材(5a~5d)は、リガチャー1より更に外側に取り付けられるため、リード(図示せず)等を傷つけにくい構造となっている。
リガチャー11をアルトサックスのマウスピース6へ取り付けることで、音の表現力が向上し、最高の吹奏感が得られる。
演奏者の吹奏に応答してリードが振動して音が出る管楽器において、リガチャーを用いてマウスピースにリードを固定し、吹奏した際、軽いマウスピースの共鳴振動が、リガチャーへ伝わる際に、マウスピースの共鳴振動の力が減衰抑圧され弱くなる。
このリード振動とマウスピース振動の2つの振動を、更に別の視点で考察する。リード振動とマウスピース振動を最小単位まで細かくして双方を見ると、リード振動とマウスピース振動が同タイミング、同周波数で揺れている。これを例えるならば、細長い薄い板にトンカチで釘を打つ時、板の半分を土台に置いて手で押さえ、残りの半分は台から出て浮いた状態で板の先に釘を打つとすると、力点であるトンカチの力が釘に加わり板に刺さる瞬間、作用点の板が振動を受けて下へ反ることになり、この時、トンカチの力が全て釘に伝わらない。これは、力点のトンカチ振動の方向と、作用点である板の振動の方向が同じであってトンカチの力が吸収されている状態である。力点のトンカチ振動の力を100%発揮させるためには、作用点の釘を打つ位置を土台の上に移して、板が振動を受けても下へ反らないようにする事で解決する。これと同じでリード振動の力を100%発揮させるために、マウスピース振動を止めるようにするのである。
アルトサックスにおいて、同じマウスピースとリガチャーを使用して、ノーマルのものとマグネシウム合金使用のものとを使って同じ音程を吹奏した音の振幅波形量と周波数分布の変化を検証した。図5は、第3の実施形態のリガチャーの部材説明図を示している。図5に示すように、第3の実施形態のリガチャーでは、四角柱のブロック状のマグネシウム合金部材(5a~5e)が用いられる。マグネシウム合金部材(5a~5e)の1つの重量が6gであり、計30gとなっている。
図6は、第3の実施形態のリガチャーの取付イメージ図を示している。図6に示すように、第3の実施形態のリガチャー12は、一般的なリガチャー100と、ブロック状のマグネシウム合金部材(5a~5e)で構成される。まず、マウスピース6にはリガチャー100を用いてリード(図示せず)が固定される。そして、マグネシウム合金部材(5a~5e)は、一般的なリガチャー100の周囲に締結具7を用いて固定されている。一般的なリガチャー100は、実施例1のリガチャー本体4と同様の構成である。
比較対象としては、図示しないが、アルトサックスのマウスピース6に、一般的なアルトサックス用のリガチャー100のみを取り付けた。マウスピース6はメイヤー7MM、リードはレジェール1.5、リガチャー100としてはセルマーを使用した。
音階はキーをどこも押さない1オクターブ上のド♯を鳴らした。楽器から30cm離れた場所にマイクを設定して、楽器から出る音の振幅波形周期を5回測定して平均値を算出した。
まず、一般的なリガチャー100を取り付けたのみのノーマルのマウスピースで測定を行った。図13は、ノーマル状態における音声スコープ測定図を示している。図13に示すように、一般的なリガチャー100を取り付けたのみのノーマルのマウスピースでは、1秒間に1000回の振幅周波数の振動が確認できた。
次に、第3の実施形態のリガチャーを取り付けたマウスピースで測定を行った。図7は、第3の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図を示している。図7に示すように、第3の実施形態のリガチャー12を用いたマウスピースでは、1秒間に1800回の周波数振動が確認できた。これは、ノーマルと比べて約2倍弱の音の振動が楽器内で響いてベルから出ていたことになる。なお、試験を行った吹奏者からも、音のコントロールがしやすく、サウンドがすごく安定しているとの感想が得られた。
図14は、ノーマル状態における音声スペクトルの測定図を示している。また、図8は、第3の実施形態のリガチャーの装着状態における音声スペクトルの測定図を示している。図14に示すように、一般的なリガチャー100を取り付けたのみのノーマルマウスピースから出た周波数分布は、高音域が低くなっているのに対して、図8に示すように、第3の実施形態のリガチャー12を用いたマウスピース、すなわちマグネシウム合金を5個使用したマウスピースから出た周波数分布は、中音域から高音域にかけて倍音が豊かになって音響改善に寄与しているのが認められる。
図9は、第4の実施形態のリガチャーの外観斜視図であり、(1)は比較的大型のサイズ、(2)は比較的小型のサイズのリガチャーを示している。
図9(1)に示すリガチャー13aの厚みTは、10mmであり、図9(2)に示すリガチャー13bの厚みTは、5mmである。リガチャー(13a,13b)は、何れもアルトサックス用であり、樽状を呈している。なお、本実施例とは異なり、リガチャー(13a,13b)下方の内径を、上方の内径より大きくして、マウスピースに取り付けやすくする構造としてもよい。
図10は、第4の実施形態のリガチャーの取付イメージ図を示している。図10に示すように、マウスピース6にはリガチャー13bを用いてリード8が固定されている。
リガチャー13bの取り付け方としては、リード8をマウスピース6にセットした後、リガチャー13bを差し込む事で固定する。なお、取り付け方はリガチャー13aについても同様である。
次に、第4の実施形態のリガチャーを取り付けたマウスピースで測定を行った。図11は、第4の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図を示している。前述のように、一般的なリガチャー100を取り付けたのみのノーマルのマウスピースでは、1秒間に1000回の振幅周波数の振動が確認できたが、図11に示すように、第4の実施形態のリガチャー13bを用いたマウスピースでは、ノーマルリガチャーの約2.5倍の振幅波形が得られた。
図12は、第4の実施形態のリガチャーの装着状態における音声スペクトルの測定図を示している。図12に示すように、第4の実施形態のリガチャー13bを用いたマウスピースから出た周波数分布は、中音域から高音域にかけて倍音が豊かになって音響改善に寄与しているのが認められる。
図15は、第5の実施形態のリガチャーの外観図であり、(1)は正面図、(2)は底面図を示している。図15(1)又は(2)に示すように、第5の実施形態のリガチャー14は、リガチャー本体40及びマグネシウム合金部材9で構成され、リガチャー本体40は、保持部40a及び固定部材40bで構成されている。リガチャー本体40は、重量36gの真鍮製のテナーサックス用リガチャーであり、保持部40aの下方から固定部材40bを嵌合して固定する構造である。マグネシウム合金部材9は、1mm厚のマグネシウム合金板から成り、重量は6gである。リガチャー14は、アルトサックスマウスピースに合うリガチャーとなっている。マウスピースに取り付ける際に、図15(1)の矢印に示すように固定部材40bを上下する事で、図15(2)に示すリガチャー14の内径φが変わり、マウスピースに取り付ける位置を変える事で最適な吹奏感が得られるように調整できる。
かかるリガチャー14の周囲に、更にマグネシウム合金部材(図示せず)を取り付けた状態で実験を行った。すなわち、1mm厚のマグネシウム合金板6gをマウスピースに合うように丸め、アルト用リガチャーより一回り大きいテナーサックス用リガチャーの内側にはめ込み、1個6gのマグネシウム合金を周りに3個装着し、合計重量は60gになる。マウスピースはヤマハ3C、リードは2、リガチャーはセルマーを使用した。
音階はキーをどこも押さない1オクターブ上のド♯を鳴らした。楽器から30cm離れた場所にマイクを設定して、楽器から出る音の振幅波形周期を5回測定して平均値を算出した。
これを吹奏したところ、振幅波形音の5回平均では、1秒間に3250回で音が振動していた。この吹奏音は、ノーマルマウスピースの1秒間に1000回ある波形音と比較して3倍強の密度に濃くなった波形サウンドになって楽器内を通るため、従来から出していた音と比べて、その音の吹きやすさ、図太さ、繊細さ、自由自在さなど、未だ誰も経験したことがない異次元の嬉しい吹奏感覚で音が出せることがわかった。
この感覚を言葉で説明すると、3人同時に吹奏した音を集約して、その音を一人の楽器から出したような吹奏感覚と表現するのが適切である。
図16は、第6の実施形態のリガチャーの取付イメージ図を示している。図16に示すように、リガチャー15は、第4の実施形態のリガチャー13bと、円筒状のリガチャーカバー41と、ブロック状のマグネシウム合金部材(5a~5d)で構成されている。本実施例では、樽状リガチャーとしてリガチャー13bを用いているが、第4の実施形態のリガチャー13aを用いてもよい。
リガチャー13bは、リード(図示せず)をマウスピース6にセットした後、リガチャー13bを差し込むことにより固定される。リガチャーカバー41は、リガチャー13bを固定した後に、マウスピース6の先端側からリガチャー13bの外周面に嵌合して取り付ける。
リガチャーカバー41の厚みは1mmである。リガチャーカバー41の材質は、真鍮製であるが、銅、アルミ又は鉄などの素材を用いてもよい。素材や厚みを変えることで吹奏時の音質を多様に変化させることが可能である。
リガチャーカバー41の外周面上には、マグネシウム合金部材(5a~5d)が、締結具7で固定されている。締結具7は公知のゴムバンドを用いている。マグネシウム合金部材(5a~5d)は、リガチャー13bより更に外側に取り付けられるため、リード(図示せず)等を傷つけにくい構造となっている。本実施例では、4つのマグネシウム合金部材を取り付けているが、取り付けるマグネシウム合金部材の数やサイズ等を変えることで、ユーザのニーズに合わせて音質や吹奏感を自在に調節できる。
リガチャー15の吹奏感としては、音質がキリッと締まったようになるのが特徴である。
また、第6の実施形態のリガチャー15は、リガチャー13bをマウスピース6にセットした状態のまま、リガチャーカバー41を取り外すことで、リガチャーカバー41に締結具7で巻き付けられたマグネシウム合金部材(5a~5d)を同時に取り外すことができる。したがって、吹奏中に、リガチャーカバー41とマグネシウム合金部材(5a~5d)を取り外し、別のリガチャーカバーやマグネシウム合金部材に取り換えるといったことも容易にできることとなる。これは、トランペットやトロンボーンなどの吹奏途中で消音器のミュートをベルに差し込んで劇的に音色を変えるのと同じことがリード管楽器で可能になるものである。
図17は、第7の実施形態のリガチャーカバーの外観図であり、(1)は平面図、(2)は正面図を示している。図18は、第7の実施形態のリガチャーカバーの外観斜視図を示し、また、図19~21は、第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図であり、図19は正面図、図20は左側面図、図21は平面図を示している。
図17(1)に示すように、第7の実施形態のリガチャーカバー16は、円筒形状の一部にスリット16aが設けられている。スリット16aが設けられることにより、リガチャーの固定部材と干渉することなくマウスピースに取り付けることができる。スリット16aの角度θは、148°であるが、使用するリガチャーのサイズに合わせて、120以上180°未満の範囲で適宜設計可能である。
また、図17(2)に示すように、リガチャーカバー16は、上端から下端にかけて内径及び外径が大きくなるテーパ状に形成されている。内径φよりも内径φが大きく設けられることにより、マウスピースへの取り付けが容易であり、かつ、取り付けた際にリガチャーにしっかりと当接し、音響改善効果が得られやすくなる構造である。なお、リガチャーカバー16は純マグネシウム製である。
リガチャーカバー16を取り付ける際には、まず、公知のリガチャーを用いて、マウスピース6にリード8を取り付け固定する。実施例7では、図19~21に示すように、公知のアルトサックス用のリガチャーであるリガチャー4を用いて、マウスピース6にリード8を取り付け固定している。図19では、順締めタイプのリガチャー4を用いているため、固定部材(4b,4c)等がリード8側、すなわち手前側に位置するように固定されているが、公知の逆締めタイプのリガチャーを用いるなどして、図19に示す背面側に固定部材(4b,4c)等が位置するように固定してもよい。かかる場合は、図19に示す手前側にリガチャーカバー16が取り付けられる。このように、リガチャーカバー16は、ユーザの音色や吹奏感の好みに合わせて、多様なリガチャーに適用可能な構造である。
リガチャーカバー16は、図18に示すように、マウスピース6の上方から取り付ける。前述のように、リガチャーカバー16は、テーパ状に形成されていることから、幅広いマウスピース6に取り付け可能である。
リガチャーカバー16は、マウスピース6の全周囲を覆うものではないが、図17(1)に示すように、平面視でC字型形状に形成されているため、図19及び20に示すように、マウスピース6に取り付けた状態でも、リガチャー4の固定部材(4b,4c)や螺子部材4dと干渉せず、更にマウスピース6を直立させた状態でもリガチャーカバー16が固定され、脱落しない構造である。
リガチャーカバー16は、リガチャー4のような形状のリガチャーに限られず、多様なリガチャーに利用可能である。図22は、コイル状リガチャーの説明図を示している。図22では、公知のコイル状リガチャー42を用いて、マウスピース6にリード8が取り付け固定されている。コイル状リガチャー42は、レバー(42a,42b)が重なるように摘むことでコイル部42cを緩め、マウスピース6にリード8が取り付けた状態で、最適な位置でレバー(42a,42b)を放すことでマウスピース6にリード8を固定する構造である。
リガチャーカバー16の取り付け方は、リガチャー4を使用する場合と同様であり、図18に示すように、マウスピース6の上方から取り付ける。
図23及び24は、コイル状リガチャーが用いられた場合の第7の実施形態のリガチャーカバーの取付イメージ図であり、図23は正面図、図24は右側面図を示している。図23及び24に示すように、リガチャーカバー16は、平面視でC字型形状に形成されているため、マウスピース6に取り付けた状態でも、コイル状リガチャー42のレバー(42a,42b)と干渉せず、更にマウスピース6を直立させた状態でもリガチャーカバー16が固定され、脱落しない構造である。
図25及び26は、コイル状リガチャー42及びリガチャーカバー16を用いた状態で、第7の実施形態のリガチャーを取り付けた場合の音声スコープ測定図を示している。具体的には、アルトサックスを用いて、音階についてはキーを何れも押さない1オクターブ上のド♯で、ベル横30cmの所で、楽器から出る音の振幅波形周期を5回測定して平均値を算出した。
図25及び26に示すように、1秒間に2000回、2500回と、ノーマルリガチャー使用時の1秒間に1000回と比較して、2~2.5倍の振幅波形が音声スコープで確認され、吹奏感や音量などを増大させるなどの音響改善効果が認められた。
図27は、第8の実施形態のリガチャーカバーの外観図であり、(1)は斜視図、(2)は正面図を示している。図27(1)及び(2)に示すように、リガチャーカバー17は、上端から下端にかけて内径は大きくなるが、外径については略一定の大きさとなっている。かかる形状とされることにより、リガチャーカバー17の上部をより厚みのある構成とすることができ、音質や吹奏感の向上が得られる。また、内径φよりも内径φが大きく設けられることにより、マウスピースへの取り付けが容易であり、かつ、取り付けた際にリガチャーにしっかりと当接し、音響改善効果が得られやすくなる構造である。なお、リガチャーカバー17は純マグネシウム製である。
図28は、第9の実施形態の偏心リガチャーの平面図であり、(1)は外周面が楕円柱形状の偏心リガチャー、(2)は外周面が円柱形状の偏心リガチャーを示している。偏心リガチャー(18,19)は、何れもアルトサックス用であり、略円筒形状を呈している。偏心リガチャー(18,19)は、マグネシウム合金製である。
図28(1)に示す偏心リガチャー18は、内周面18aは円柱形状であるが、外周面18bは楕円柱形状を呈している。また、内周面18aの中心は外周面18bの中心よりも下方に設けられている。そのため、部位18cは肉薄となり、部位18eは肉厚となる。また、外周面18bは楕円柱形状であるため、部位(18d,18f)は、部位18eよりも更に肉厚となっている。内周面18aは円柱形状であるため、マウスピースへの取り付け時には、360°様々な方向に回転させて、ユーザの好みに合うように音質や吹奏感を調整可能である。
なお、図28(1)では、内周面18aの中心を外周面18bの中心よりも下方に設ける例を示したが、多様な音質や吹奏感を実現するために、例えば、左方、右方や斜め方向など、下方以外の方向に中心を移動させる構成でもよい。
図28(2)に示す偏心リガチャー19は、内周面(19a,19b)は何れも円柱形状であるが、内周面19aの中心は外周面19bの中心よりも下方に設けられている。そのため、部位19cは肉薄となり、部位19eは肉厚となる。また、外周面19bは円柱形状であるため、部位(19d,19f)は、部位19cより肉厚であるが、部位19eよりは肉薄となっている。内周面19aは円柱形状であるため、偏心リガチャー18と同様に、マウスピースへの取り付け時には、360°様々な方向に回転させて、ユーザの好みに合うように音質や吹奏感を調整可能である。
なお、図示しないが、本実施形態とは異なり、偏心リガチャー(18,19)下方の内径を、上方の内径より大きくして、マウスピースに取り付けやすくする構造としてもよい。
(その他の実施例)
1)第1~6の実施形態のリガチャー(1,11,12,13a,13b,14,15)及び第9の実施形態の偏心リガチャー(18,19)では、制振特性を有する金属として、マグネシウム合金を用いているが、これとは異なり、純マグネシウムを用いてもよい。純マグネシウムを用いることで、振動吸収率をより向上させることができる。
2)リガチャーカバー(16,17)において、例えば側周面上に磁石を設けてもよい。リガチャーカバー(16,17)に磁石が設けられることにより、別の磁石にマグネシウム、アルミ、真鍮、銅材などを接着した物、あるいは磁石同士を重ねて、リガチャーカバー(16,17)に設けられた磁石に引き寄せて付けることで素早く音を変えることができる。別の磁石に接着される素材や重さの違いで音色や吹奏感が変化する。例えば、素材としてアルミニウム材を用いると、音が軽く抜けていく感じとなる。また、マグネシウム材を用いると、吹奏感や音量が更に上がり、真鍮や銅材などを用いると、音量が上がって音がシャープになるといった効果が得られる。マグネシウム、アルミ、真鍮、銅材などの素材は、別の磁石と、接着或いは、スポット溶接などの異種金属接合技術でこれらの金属を接合することで作製できる。
本発明は、管楽器用のリガチャー又はリガチャーカバーとして有用である。
1,11,12,13a,13b,14,15,42,100 リガチャー
2,3,5a~5e,9 マグネシウム合金部材
4,40 リガチャー(本体)
4a,40a 保持部
4b,4c,40b 固定部材
4d 螺子部材
6 マウスピース
7 締結具
8 リード
16a スリット
16,17,41 リガチャーカバー
18,19 偏心リガチャー
18a,19a 内周面
18b,19b 外周面
18c~18f,19c~19f 部位
42a,42b レバー
42c コイル部
,T 厚み
φ~φ 内径

Claims (5)

  1. 管楽器用リガチャーに脱着自在に取付けられるリガチャーカバーであって、
    前記リガチャーカバーは、制振特性を有する金属から成り、形状が略円筒形状の一部にスリットが設けられ平面視でC字状を呈することを特徴とするリガチャーカバー。
  2. 前記リガチャーカバーは、上端部の内径が最も小さく、下端部の内径が最も大きく、全体形状としてテーパ状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のリガチャーカバー。
  3. 前記スリットは、平面視で120°以上180°未満の範囲で設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のリガチャーカバー。
  4. 前記金属は、純マグネシウム又はマグネシウム合金であることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のリガチャーカバー。
  5. 前記金属は、ジルコニウム合金、マンガン合金、ニッケル-チタン合金の何れかの制振合金であることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のリガチャーカバー。
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