JP7083114B2 - 温度センサモジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Description
測定対象物に接触させることによって測定対象物の熱を検知する熱検知体と、
熱検知体が検知した熱を測定対象物の温度に対応した電気信号に変換する温度センサ素子と、
温度センサ素子が実装された基板と、
一端部を基板に接続され、温度センサ素子が生成した電気信号を他端部から出力する出力ケーブルと、
熱検知体、温度センサ素子及び基板の外側を覆うカバーと
を備えた温度センサモジュールであって、
カバーが、熱検知体、温度センサ素子及び基板に対して密着状態で一体化された硬化性材料からなる
ことを特徴とする温度センサモジュール
を提供することによって解決される。
出力ケーブルの一端部を基板に接続した状態で、熱検知体、温度センサ素子及び基板を金型内に配置する部品配置工程と、
熱検知体、温度センサ素子及び基板が配置された金型内に、流動状態の硬化性材料を注入して硬化させる硬化性材料成形工程と
を経ることによって、
硬化後の前記硬化性材料が、熱検知体、温度センサ素子及び基板に対して密着状態で一体化されたカバーとなるようにすることが好ましい。
部品配置工程において、熱検知体を、基板に対してはんだ付けされた状態で金型内に配置し、
硬化性材料成形工程において、前記硬化性材料を、前記はんだによる部品間の接合に損傷を与えない温度で金型内に注入する
ことが好ましい。これにより、熱検知体と基板とを熱的に良好に接触させながら、基板に対して熱検知体を強固に固定することが可能になる。加えて、はんだによる部品間の接合が損傷を受けないようにすることも可能になる。
本発明の温度センサモジュールについて、図面を用いてより具体的に説明する。ただし、以下で述べる構成は、飽くまで好適な実施態様について説明したものである。本発明の温度センサモジュールの技術的範囲は、以下で述べる構成に限定されない。本発明の趣旨を損なわない限り、本発明の温度センサモジュールには、適宜変更を施すことができる。
続いて、本発明の温度センサモジュール1の製造方法について説明する。本発明の温度センサモジュール1の製造方法は、特に限定されない。しかし、本発明の温度センサモジュール1を構成する各部材のうち、カバー50は、上述したように、内部部品10,20,30に対して密着状態で一体化された硬化性材料51からなるものとなっており、従来の温度センサモジュールにはない構造を有している。このため、本発明の温度センサモジュール1におけるカバー50の作り方について説明しておく。
[1] 内部部品10,20,30を互いに固定する。
[2] 上記[1]で互いに固定された内部部品10,20,30の外側からペースト状の硬化性材料51を押し当てて、内部部品10,20,30の隙間をその硬化性材料51で埋める。
[3] 硬化性材料51の外面形状を整えてからその硬化性材料51を硬化させる、又は、硬化性材料51を硬化させてからその硬化性材料51の外面形状を調整する。
ことによって得ることができる。
図3に示した熱検知体10は、それを接触させた測定対象物2の熱を温度センサ素子20に伝えるものとなっている。熱検知体10の先端面(下端面)は、カバー50から外部に露出された状態とされる。一方、熱検知体10の基端(上端)側は、温度センサ素子20の感熱部21に対して熱的に接続された状態とされる。本実施態様の温度センサモジュール1においては、熱検知体10の基端側を基板30に接続している。このため、熱検知体10の基端側は、この基板30を介して、温度センサ素子20の感熱部21に対して熱的に接続された状態となっている。
温度センサ素子20は、測定対象物2(図1)から熱検知体10を介して伝わってきた熱を感知するための感熱部21を裏面(下面)側に備えており、その感熱部21が感知した熱を、測定対象物2の温度に対応した電気信号に変換するものとなっている。温度センサ素子20は、基板30に実装可能な基板取付型のものが使用される。
基板30は、図2に示すように、温度センサ素子20を実装するためのものとなっている。本実施態様の温度センサモジュール1においては、熱検知体10を取り付けるための熱検知体取付孔31と、出力ケーブル40を接続するためのケーブル接続部32も、基板30に設けている。この基板30における熱検知体取付孔31が設けられた箇所と、温度センサ素子20が実装される箇所は、熱伝導パターン34(図2において網掛けハッチングで示した部分)によって互いに連結されている。このため、熱検知体10を介して測定対象物2(図1)から伝わってきた熱を、熱伝導パターン34を通じて温度センサ素子20の感熱部21に伝えることができるようになっている。熱伝導パターン34は、通常、熱伝導率の高い金属膜によって形成される。本実施態様の温度センサモジュール1では、熱伝導パターン34を銅によって形成している。
2 測定対象物
3 外部機器
4 金型
4a 下型
4b 上型
4c 出力ケーブル挿通孔
4d 硬化性材料注入孔
10 熱検知体
20 温度センサ素子
21 感熱部
30 基板
31 熱検知体取付孔
32 ケーブル接続部
33 位置決め孔
34 熱伝導パターン
35 熱伝導孔
40 出力ケーブル
41 信号線
50 カバー
51 硬化性材料
61 熱検知体の基端面と基板との境界部分に施したはんだ
62 基板の上面における温度センサ素子を実装する部分に施したはんだ
Claims (7)
- 測定対象物に接触させることによって測定対象物の熱を検知する熱検知体と、
熱検知体が検知した熱を測定対象物の温度に対応した電気信号に変換する温度センサ素子と、
温度センサ素子が実装された基板と、
一端部を基板に接続され、温度センサ素子が生成した電気信号を他端部から出力する出力ケーブルと
を備えた温度センサモジュールの製造方法であって、
出力ケーブルの一端部を基板に接続した状態で、熱検知体、温度センサ素子及び基板を金型内に配置する部品配置工程と、
熱検知体、温度センサ素子及び基板が配置された金型内に、流動状態の硬化性材料を注入して硬化させる硬化性材料成形工程と
を経ることによって、
硬化後の前記硬化性材料が、熱検知体、温度センサ素子及び基板に対して密着状態で一体化されたカバーとなるようにした
ことを特徴とする温度センサモジュールの製造方法。
- 部品配置工程において、熱検知体が、基板に対してはんだ付けされた状態で金型内に配置され、
硬化性材料成形工程において、前記硬化性材料を、前記はんだによる部品間の接合に損傷を与えない温度で金型内に注入する
請求項1記載の温度センサモジュールの製造方法。
- 硬化性材料成形工程において、前記硬化性材料を100MPa以下の圧力で金型内に流し込む請求項1又は2記載の温度センサモジュールの製造方法。
- 温度センサ素子の表面、及び/又は、基板と出力ケーブルとを接続した部分の表面に、断熱シールを施した状態で硬化性材料成形工程を行う
請求項1~3いずれか記載の温度センサモジュールの製造方法。
- 硬化性材料成形工程において、熱検知体が配置された側とは逆側から、前記硬化性材料を金型内に注入する請求項1~4いずれか記載の温度センサモジュールの製造方法。
- 硬化性材料成形工程を行う際の金型の内面と基板の表面との隙間が、0.5mm以上に設定された請求項1~5いずれか記載の温度センサモジュールの製造方法。
- 測定対象物に接触させることによって測定対象物の熱を検知する熱検知体と、
熱検知体が検知した熱を測定対象物の温度に対応した電気信号に変換する温度センサ素子と、
温度センサ素子が実装された基板と、
一端部を基板に接続され、温度センサ素子が生成した電気信号を他端部から出力する出力ケーブルと、
熱検知体、温度センサ素子及び基板の外側を覆うカバーと
を備えた温度センサモジュールであって、
カバーが、熱検知体、温度センサ素子及び基板に対して密着状態で一体化された硬化性材料からなる
ことを特徴とする温度センサモジュール。
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