JP7081181B2 - 変性ポリオレフィン組成物及び架橋ポリオレフィン組成物 - Google Patents
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Description
特許文献1の変性ポリオレフィン組成物においては、融点が30~50℃と低いため、融点以上で結晶部位が融解し形状保持ができないため、高温でのヘタリや陥没による密着性および密封性の悪さが課題であった。また特許文献1に記載の変性ポリオレフィン組成物は流動性が低く、押出し成形時のブツなどの外観が悪く生産性が悪化するなどの問題もあり、実用化に耐えうるものではなかった。
特許文献2に記載のエチレン・α-オレフィン共重合体はエラストマーとしては硬く、またエラストマー領域のエチレン・α-オレフィン共重合体は融点が低いため、高温でのヘタリや陥没による密着性および密封性の悪さが課題であった。
RSi(R’)3 …(1)
(ただし、Rはエチレン性不飽和炭化水素基であり、R’は互いに独立して炭素数1~10の炭化水素基又は炭素数1~10のアルコキシ基であり、R’のうちの少なくとも1つは炭素数1~10のアルコキシ基である。)
成分(A):ビニル芳香族化合物に由来する少なくとも2個の重合体ブロックPと、共役ジエン及び/又はイソブチレンに由来する少なくとも1個の重合体ブロックQとを有するブロック共重合体、並びに該ブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体からなる群のうちの少なくとも1つのブロック共重合体
本発明のポリオレフィン組成物は、エチレン・α-オレフィン共重合体、及び不飽和シラン化合物及び/又は不飽和シアヌレート化合物を含み、更に、以下の成分(A)を含んでもよいものである。
成分(A):ビニル芳香族化合物に由来する少なくとも2個の重合体ブロックPと、共役ジエン及び/又はイソブチレンに由来する少なくとも1個の重合体ブロックQとを有するブロック共重合体、並びに該ブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体からなる群のうちの少なくとも1つのブロック共重合体
また、本発明の変性ポリオレフィン組成物は、上記の本発明のポリオレフィン組成物をグラフト変性及び/又は動的架橋処理して得られるものである。
エチレン・α-オレフィン共重合体は、エチレン単位とα-オレフィン単位を含み、かつその構成単位の合計量に対し、エチレン単位の含有量が50質量%以上であるものである。エチレン・α-オレフィン共重合体はこのようなものであればその種類は特に限定されず、公知のエチレン・α-オレフィン共重合体が適宜用いられる。
本発明で用いる不飽和シラン化合物は限定されないが、下記式(1)で表される不飽和シラン化合物が好適に用いられる。
RSi(R’)3 ・・・(1)
本発明で用いる不飽和シアヌレート化合物としては、トリアリロキシトリアジン、トリアリルイソシアヌレート等に代表されるトリアリルシアヌレートが望ましい。これはアリル基によってエチレン・α-オレフィン共重合体および後述の成分(A)の変性を可能とし、これらに含まれるビニル基とアリル基との動的架橋反応が進行するからである。即ち、不飽和シアヌレート化合物により変性エチレン・α-オレフィン共重合体にグラフト変性されて導入されたアリル基が、ラジカルを発生させる過酸化物の存在下、エチレン・α-オレフィン共重合体および成分(A)のビニル基とラジカル連鎖移動により付加反応することにより、変性エチレン・α-オレフィン共重合体同士および変性エチレン・α-オレフィン共重合体と成分(A)が結合して架橋反応が起こる。なお、これらの不飽和シアヌレート化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のポリオレフィン組成物は、前記のエチレン・α-オレフィン共重合体100質量部に対して、不飽和シラン化合物及び/又は不飽和シアヌレート化合物を0.01~5質量部含む。不飽和シラン化合物及び/又は不飽和シアヌレート化合物の含有量が0.01質量部未満では本発明の効果を奏するために必要な所定の変性量が得られない場合があり、5質量部を超えると未反応の不飽和シラン化合物及び/また不飽和シアヌレート化合物が多量に残留し、性能に悪影響を及ぼす可能性を生じる。
本発明に用いる成分(A)は、ビニル芳香族化合物に由来する少なくとも2個の重合体ブロックPと、共役ジエン及び/又はイソブチレンに由来する少なくとも1個の重合体ブロックQとを有するブロック共重合体、並びに該ブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体からなる群のうちの少なくとも1つのブロック共重合体である。本発明のオレフィン組成物及び変性ポリオレフィン組成物は、成分(A)を配合することにより、更なる永久歪低下と流動性向上の効果を得ることができる。
(P-Q)n (3)
(式中、Pは重合体ブロックPを、Qは重合体ブロックQをそれぞれ示し、mは1~5の整数を示し、nは2~5の整数を示す。)
本発明に成分(A)を用いる場合は、炭化水素系ゴム用軟化剤を併用することが好ましい。炭化水素系ゴム用軟化剤は変性ポリオレフィン組成物を軟化させ、柔軟性、弾性、加工性、流動性、永久歪の向上に寄与する。
本発明の変性ポリオレフィン組成物は、上記のエチレン・α-オレフィン共重合体に上記の不飽和シラン化合物及び/又は不飽和シアヌレート化合物と、必要に応じて成分(A)、更に炭化水素系ゴム用軟化剤を含む本発明のポリオレフィン組成物をグラフト変性及び/又は動的架橋することにより製造することができる。グラフト変性及び/又は動的架橋の方法には特に制限は無く、公知の手法に従って行うことができ、例えば、溶液変性、溶融変性、電子線や電離放射線の照射による固相変性、超臨界流体中での変性等が好適に用いられる。これらの中でも設備やコスト競争力に優れた溶融変性が好ましく、連続生産性に優れた押出機を用いた溶融混練変性が更に好ましい。溶融混練変性に用いられる装置としては、例えば単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、バンバリーミキサー、ロールミキサー等が挙げられる。これらの中でも連続生産性に優れた単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機が好ましい。
アゾ化合物としては、アゾビスイソブチロニトリル、メチルアゾイソブチレート等が挙げられる。
これらのラジカル発生剤は1種類を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。前述の不飽和シアヌレート化合物と併用する場合、熱分解温度が高いラジカル発生剤が好ましい。この観点からジクミルパーオキサイド、ジターシャリーブチルパーオキサイド、ジ(2-ターシャリーブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンが好ましい。
本発明の変性ポリオレフィン組成物には、上記成分の他に、その他の成分として各種の添加剤や成分(A)以外の樹脂等を本発明の効果を損なわない範囲で含有させることができる。
本発明の変性ポリオレフィン組成物にシラノール縮合触媒を配合することにより、変性ポリオレフィン組成物中の変性ポリオレフィンを分子間で架橋反応させることができる。
本発明の変性ポリオレフィン組成物において、不飽和シラン化合物を用いた場合、前述のシラノール縮合触媒を配合し、押出成形、射出成形、プレス成形等の各種成形方法により成形した後、水雰囲気中に曝すことにより、シラノール基間の架橋反応を進行させ、架橋ポリオレフィン組成物とすることができる。水雰囲気中に曝す方法は、各種の条件を採用することができ、水分を含む空気中に放置する方法、水蒸気を含む空気を送風する方法、水浴中に浸漬する方法、温水を霧状に散水させる方法等が挙げられる。
本発明の変性ポリオレフィン組成物及び架橋ポリオレフィン組成物の用途は特に限定されないが、自動車用エラストマー部材、例えば、自動車用グラスランチャンネル、ウェザーストリップ、ゴムホース、ワイパーブレードゴムや、工業用ゴムエラストマー製品、例えば、パッキン、ガスケット、防振ゴム等として好適に用いることができる。
本発明の実施例及び比較例では、以下の原料を用いた。
・PE-1:エンゲージ(登録商標) XLT8677(ダウ・デュポンエラストマー社製、エチレン・α-オレフィン共重合体(α-オレフィン:1-オクテン)、MFR:0.5g/10分(190℃、2.16kg荷重)、密度:0.87g/cm3)
・PE-2:インフューズ(登録商標)9010(ダウ・デュポンエラストマー社製、エチレン・α-オレフィン共重合体(α-オレフィン:1-オクテン)、MFR:0.5g/10分(190℃、2.16kg荷重)、密度:0.88g/cm3)
・PE-3:タフマー(登録商標)A0550S(三井化学社製、エチレン・α-オレフィン共重合体(α-オレフィン:ブテン)、MFR:0.5g/10分(190℃、2.16kg荷重)、密度:0.86g/cm3)
・EPDM:三井EPT(登録商標)3072EM(三井化学社製、メタロセン触媒系EPDM,ムーニー粘度:51ML(予備加熱1分、および回転後4分後の値)125℃
・PP:VX200N(サンアロマー社製、MFR:0.5g/10分(230℃、2.16kg荷重)
・スチレン系熱可塑性エラストマー:アサプレン(登録商標)T411(旭化成社製、ポリスチレン/ブタジエン/スチレンブロックポリマー、MFR:0g/10分(190℃、2.16kg荷重)、密度:0.94g/cm3)
・オイル:ダイアナ(登録商標)プロセスオイルPW90(出光興産社製、石油系炭化水素、動粘度380mm2/s、密度(15℃):0.880g/cm3)
・ビニルメトキシシラン:KBM-1003(信越化学社製)
・トリアリルシアヌレート:TRM491(CTS社製)
・POX1:ターシャリーブチルパーオキシ2エチルヘキサノエイト、パーブチルO(日油社製)
・POX2:ジ(2-ターシャリーブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、パーブチルP(日油社製)
・シラノール縮合触媒MB:LZ082(三菱化学社製、0.1%錫触媒(ジオクチル錫ジラウレート)含有線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンのMFR:4g/10分(190℃、2.16kg荷重)、低密度ポリエチレンの密度:0.900g/cm3、低密度ポリエチレンの融解ピーク温度:90℃)
各種物性、特性の測定・評価方法は以下の通りである。
<ビニル基量およびビニル基ピーク>
エチレン・α-オレフィン共重合体又はEPDMにおけるビニル基(炭素-炭素二重結合)量は、FT-IR(赤外分光)装置(FT/IR-610、JASCO社製)により測定した。この時、試料を膜厚100μmとなるように160℃でプレスし、下記の条件で透過モードで測定し、以下の方法で算出した。
<測定条件>
積算回数:32
分解:4cm-1
スキャンスピード:2mm/sec
<算出方法>
ビニル基量は以下の方法により求めた。
(エチレン・α-オレフィン共重合体又はEPDMにおけるビニル基量)
=(エチレン・α-オレフィン共重合体又はEPDMに含有される二重結合炭素と水素に由来するピーク高さ)
/(エチレン・α-オレフィン共重合体又はEPDMのメチレン基に由来するピーク高さ)
エチレン・α-オレフィン共重合体又はEPDMのメチレン基に由来するピーク高さは、2380~2400cm-1におけるメチレンのピーク高さであり、二重結合炭素と水素に由来するピーク高さは、900~1100cm-1におけるピーク高さである。
(株)日立ハイテクサイエンス社製の示差走査熱量計、商品名「DSC6220」を用いて、JIS K7121に準じて、試料約5mgを加熱速度100℃/分で20℃から200℃まで昇温し、200℃で3分間保持した後、冷却速度10℃/分で-10℃まで降温し、その後、加熱速度10℃/分で200℃まで昇温した時に測定されたサーモグラムから補外ピーク終了点(℃)を算出し、融解終了点とした。
<メルトフローレート(MFR)>
JIS K7210(1999)に準拠して、190℃、2.16kg荷重にて測定した。
キシレン沸点にて10時間ソックスレー抽出した後の不溶分の質量%を測定した。
製造されたシート状の成形品を直径30mmの円形状に打ち抜き、これを6枚重ね、JIS K6262に準拠して、スペーサーにより25%圧縮した状態で、表-1に示す試験温度(20℃、50℃又は70℃)で22時間熱処理を行い、処理後、圧縮をとき、23℃の恒温室に30分放置した後、厚さを測定し、圧縮永久歪み(CS:単位%)を計算した。圧縮永久歪みの値は低い方が良好である。
エチレン・α-オレフィン共重合体としてPE-1を85質量部用い、不飽和シラン化合物のビニルトリメトキシシランを2.0質量部、PPを15質量部、有機過酸化物であるPOX1を0.2質量部配合してブレンダーにて攪拌した。その後、温度200℃に設定された二軸スクリュー押出機(池貝社製、PCM45)に投入し、ノズルより出てきたストランドを水槽にて冷却固化させた後にペレット状にカッティングして変性ポリオレフィン組成物を得た。得られた変性ポリオレフィン組成物の物性を表-1に示す。
PE-1、PE-2、スチレン系熱可塑性エラストマー、オイル、不飽和シアヌレート化合物のトリアリルシアヌレート、有機過酸化物であるPOX2を表-1に示す配合量で用いた以外は、実施例1と同様な操作を行い、変性ポリオレフィン組成物を得た。
得られた変性ポリオレフィン組成物を用い、触媒MBを使用しない以外は、実施例1と同様な操作を行い、架橋ポリオレフィン組成物を得た。得られた変性ポリオレフィン組成物及び架橋ポリオレフィン組成物について、各種評価を行った。その結果を表-1に示す。
使用した原料の種類、組成を表-1に示したように変更した以外は実施例1と同様にして変性ポリオレフィン組成物、架橋ポリオレフィン組成物を製造した。得られた変性ポリオレフィン組成物及び架橋ポリオレフィン組成物について、各種評価を行った。その結果を表-1に示す。
実施例1、2、3、4、5に示すように、ビニル基量が多いエチレン・α-オレフィン共重合体を用いた架橋ポリオレフィン組成物は、20℃、50℃および70℃のいずれの温度でもビニル基量が少ないエチレン・α-オレフィン共重合体を用いた比較例2,3よりも圧縮永久歪が低い値を示した。また実施例1~5で用いたエチレン・α-オレフィン共重合体は比較例1で用いたEDPMよりも高い融解終了点を有し、実施例1~5の架橋ポリオレフィン組成物は、70℃の圧縮永久歪において、比較例1より低い値を示した。さらに、実施例1、2の変性ポリオレフィン組成物は比較例1~3よりも高いMFRを示した。さらに、有機過酸化物をPOX1およびPOX2と組み合わせて使用した実施例4および5では、20℃、50℃および70℃のいずれの温度の圧縮永久歪においても、とくに低い値を示した。
比較例1、2、3のように、ビニル基量が多くなく、融解終了点が低い場合、架橋密度が低下するため圧縮永久歪み(70℃)の値が高く、高温での密封性が劣化した。またスチレン系熱可塑性エラストマーとオイルを使用した実施例2と比較しても、MFRは低くかつゲル分率は高いため、流動性に劣り成形性が悪化し、架橋ポリオレフィン組成物としてリサイクル性は悪化した。
比較例4は、変性及び架橋を行っていないポリオレフィン組成物であり、MFRが小さく、また圧縮永久歪みが大きい。
Claims (9)
- ビニル基量が4.0質量%以上であり、示差走査熱量計(DSC)で測定される融解の終了ピーク温度が115℃以上であるエチレン・α-オレフィン共重合体と、該エチレン・α-オレフィン共重合体100質量部に対して0.01~5質量部の不飽和シラン化合物とを含むポリオレフィン組成物であって、
更に下記成分(A)を含み、前記エチレン・α-オレフィン共重合体100質量部に対する成分(A)の含有量が2~50質量部であることを特徴とするポリオレフィン組成物。
成分(A):ビニル芳香族化合物に由来する少なくとも2個の重合体ブロックPと、共役ジエン及び/又はイソブチレンに由来する少なくとも1個の重合体ブロックQとを有するブロック共重合体、並びに該ブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体からなる群のうちの少なくとも1つのブロック共重合体 - ビニル基量が4.0質量%以上であり、示差走査熱量計(DSC)で測定される融解の終了ピーク温度が115℃以上であるエチレン・α-オレフィン共重合体と、該エチレン・α-オレフィン共重合体100質量部に対して0.01~5質量部の不飽和シラン化合物及び不飽和シアヌレート化合物とを含むポリオレフィン組成物であって、
更に下記成分(A)を含み、前記エチレン・α-オレフィン共重合体100質量部に対する成分(A)の含有量が2~50質量部であることを特徴とするポリオレフィン組成物。
成分(A):ビニル芳香族化合物に由来する少なくとも2個の重合体ブロックPと、共役ジエン及び/又はイソブチレンに由来する少なくとも1個の重合体ブロックQとを有するブロック共重合体、並びに該ブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体からなる群のうちの少なくとも1つのブロック共重合体 - 不飽和シアヌレート化合物がトリアリルシアヌレートを含む化合物である、請求項2に記載のポリオレフィン組成物。
- 前記不飽和シラン化合物が下記式(1)で表される化合物である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポリオレフィン組成物。
RSi(R’)3 …(1)
(ただし、Rはエチレン性不飽和炭化水素基であり、R’は互いに独立して炭素数1~10の炭化水素基又は炭素数1~10のアルコキシ基であり、R’のうちの少なくとも1つは炭素数1~10のアルコキシ基である。) - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のポリオレフィン組成物をグラフト変性及び/又は動的架橋処理してなる変性ポリオレフィン組成物。
- 請求項5の変性ポリオレフィン組成物を成形してなる成形体。
- 請求項5に記載の変性ポリオレフィン組成物とシラノール縮合触媒とを含むシラノール縮合触媒含有変性ポリオレフィン組成物。
- 請求項7に記載のシラノール縮合触媒含有変性ポリオレフィン組成物を成形してなる成形体。
- 請求項7に記載のシラノール縮合触媒含有変性ポリオレフィン組成物を架橋反応させてなる架橋ポリオレフィン組成物。
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