JP7079617B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を所定の区画に仕切って使用するための移動間仕切装置に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内は、天井に設けられたレール(誘導路)にローラを有する吊支部材を介して吊支され、該レールに沿って移動可能な間仕切パネルを連接して所定の区画に仕切って、所望の小区画のレイアウトを実現している。このような移動間仕切装置にあっては、最後の間仕切パネルに壁部との隙間を閉塞する側部閉塞部材を連接方向に進退自在な側部閉塞装置が設けられているものがあり、側部閉塞部材を壁部に対して押圧させることで隙間を閉塞し、光や音の漏れを防止できるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に示される間仕切パネルにおける側部閉塞装置は、上下方向に延びる円柱状の昇降ロッド(回動体)と、一端部同士が回動可能に連結されて横向きV字状を成した拡縮リンク部材と、拡縮リンク部材の一端部(互いに連結された端部)側に左右方向に長尺な板状の押圧体を介して接続された側部閉塞部材と、から構成されている。また、回動軸には、回動軸の周面に上下方向に離間して所謂右ネジ状の溝と左ネジ状の溝がそれぞれ形成されており、拡縮リンク部材の一対の他端部(互いに連結されていない端部)が各溝に螺合されている。これにより、回動軸を一方向に回動させると各溝に沿って拡縮リンク部材の各他端部が移動し、該他端部同士が近接することに伴い、拡縮リンク部材の一端部が回動軸から離間方向へと進出する。同様に、回動軸を他方向に回動させると拡縮リンク部材の他端部同士が離間するとともに、拡縮リンク部材の一端部が回動軸に近接方向へと後退する。これらのことから、回動体の回動に従動して、拡縮リンク部材の一端部に回動可能に軸支された押引体が側部閉塞部材を連接方向に押すまたは引くことで、側部閉塞部材は連接方向に進退動作可能となっている。
実公平7-35104号公報(第2,3頁、第4図)
しかしながら、特許文献1の間仕切パネルにおいては、回動軸を一回転させた際の拡縮リンク部材の他端部の移動距離が回動軸の溝一ピッチ分であることから、間仕切パネルと壁部との隙間を閉塞するためには回動軸を相当数回転させる必要があり、作業性が悪く労力を要するという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、少ない労力で間仕切パネルと壁部との隙間を閉塞可能な移動間仕切装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動間仕切装置は、
所定間隔離間して対向配置される一対のパネル部材を有し、天井に設けられる誘導路に一対の吊支部材を介して吊支され、該誘導路に沿って移動可能な複数の間仕切パネルと、側部閉塞部材を連接方向に進退可能に保持する側部閉塞装置と、を備え、連接された複数の前記間仕切パネルと前記側部閉塞部材とにより空間を仕切る移動間仕切装置であって、
前記側部閉塞装置は、一対の前記パネル部材の間に配設され、前記パネル部材の面に沿って回動可能に軸支される複数の回動体と、複数の前記回動体それぞれの一端部が回動可能に軸支され複数の前記回動体を連結するリンク部材と、複数の前記回動体それぞれの他端部に回動可能に軸支され該複数の回動体の回動に応じて前記側部閉塞部材を前記連接方向に押すまたは引く押引手段と、を具備する側部進退機構を有しており、一つの前記回動体は、該回動体を回動操作するための操作部が前記パネル部材に露出していることを特徴としている。
また、本発明の移動間仕切装置は、
所定間隔離間して対向配置される一対のパネル部材を有し、天井に設けられる誘導路に一対の吊支部材を介して吊支され、該誘導路に沿って移動可能な複数の間仕切パネルと、側部閉塞部材を連接方向に進退可能に保持する側部閉塞装置と、を備え、連接された複数の前記間仕切パネルと前記側部閉塞部材とにより空間を仕切る移動間仕切装置であって、
前記側部閉塞装置は、前記パネル部材の面に沿って回動可能に軸支される複数の回動体と、複数の前記回動体それぞれの一端部が回動可能に軸支され複数の前記回動体を連結するリンク部材と、複数の前記回動体それぞれの他端部に回動可能に軸支され該複数の回動体の回動に応じて前記側部閉塞部材を前記連接方向に押すまたは引く押引手段と、を具備する側部進退機構を有しており、前記押引手段は、一端部が複数の前記回動体それぞれの他端部に回動可能に軸支される複数のアーム体と、複数の前記アーム体それぞれの他端部が回動可能に軸支されて連動可能な押引体と、を有し、前記押引体は、前記側部閉塞部材と接続されていることを特徴としている。
れらの特徴によれば、パネル部材の面に沿って回動可能に軸支される一つの回動体を回動させることでリンク部材によって連結された他の回動体を連動させて側部閉塞部材を連接方向に押引するので、回動体を回す回転量が少なくなっている。また、各回動体において、回動体の軸支部分は、該回動体とリンク部材との軸支部分と、該回動体と押引手段との軸支部分と、の間に位置しており、各回動体と、リンク部材とによって平行リンクを成していることから、一つの回動体を回動させる際に、該一つの回動体の軸支部分から該一つの回動体とリンク部材との軸支部分までのモーメントアームの先端に作用する力と、該一つの回動体の軸支部分から該一つの回動体と押引手段との軸支部分までのモーメントアームの先端に作用する力とが同時に発生するとともに、各力のベクトルが略正対しているため、一方の力が他方の力の一部を相殺することとなり、該一つの回動体を軽い力で回動操作できる。これらのことから、少ない労力で間仕切パネルと壁部との隙間を閉塞可能である。
前記側部閉塞装置は、一対の前記パネル部材の間に配設され、
一つの前記回動体は、該回動体を回動操作するための操作部が前記パネル部材に露出していることを特徴としている。
この特徴によれば、一対のパネル部材の間に配設されることで美観性がよく、操作部がパネル部材に露出していることからアクセスが容易であるため、操作性が良い。
前記押引手段は、一端部が前記回動体の他端部に回動可能に軸支される複数のアーム体と、複数の前記アーム体それぞれの他端部が回動可能に軸支され該複数のアーム体の他端部と連動可能な押引体と、を有し、前記押引体は、前記側部閉塞部材と接続されていることを特徴としている。
この特徴によれば、アーム体によって側部閉塞部材を進出させる際の移動距離を確保できるとともに、回動体の軸支部分から該側部閉塞部材までの距離を短くすることができる。これにより、回動体の回動操作に必要な力を軽減することができる。
前記回動体の軸支部分、該回動体と前記アーム体との軸支部分、及び、該アーム体と前記押引体との軸支部分は、該回動体の回動に応じて少なくとも直線に並ぶことを特徴としている。
この特徴によれば、側部閉塞部材が進出された際に、回動体の軸支部分、該回動体とアーム体との軸支部分、及び、該アーム体と押引体との軸支部分が直線に並ぶ所謂デッドセンターに沿って並ぶ、または、デッドセンターを超えることにより、側部閉塞部材の水平方向への移動が規制されることから、側部閉塞部材が進出された状態を保持することができる。
前記押引手段と前記側部閉塞部材とは、間に緩衝部材を介在させて取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、側部閉塞部材が壁部に押圧される際に、確実に側部閉塞部材を壁部に沿って押圧させることができる。
前記側部閉塞部材と前記側部閉塞装置の本体は前記側部進退機構とは異なる重量支持機構によって連結されていることを特徴としている。
この特徴によれば、重量支持機構によって、側部閉塞部材の重量を側部閉塞装置の本体に主に負荷させることができるので、側部進退機構を軽い力で回動操作可能となっている。
本発明の実施例における移動間仕切装置を示す斜視図である。 移動間仕切装置により部屋を仕切った状態を示す概略図である。 最後尾の間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 上部閉塞部材及び下部閉塞部材の収納状態を示す縦断面図である。 パネル本体に設置された側部閉塞装置を示す模式図である。 (a)は、収納状態における側部進退機構の一部を示す模式図であり、(b)は、進出状態における側部進退機構の一部を示す模式図である。 (a)は、収納状態における側部閉塞装置を示す模式図であり、(b)は、進出状態における側部閉塞装置を示す模式図である。 (a),(b)は、最後尾の間仕切パネルによる天井、床、壁部との間の隙間の閉塞態様を示す模式図である。 (a),(b)は、図8に引き続き、最後尾の間仕切パネルによる天井、床、壁部との間の隙間の閉塞態様を示す模式図である。 (a)は、収納状態における側部閉塞装置を示す模式図であり、(b)は、進出状態における側部閉塞装置を示す模式図である。
本発明に係る移動間仕切装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る移動間仕切装置につき、図1から図9を参照して説明する。以下、図2の紙面手前側及び図4の紙面右側を移動間仕切装置の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
間仕切パネル1は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために用いられるものであり、図1,図2に示されるように、本実施例では、複数の間仕切パネル1,1,…,1Aを組み合わせて移動間仕切装置10を構成している。
移動間仕切装置10は、室内空間の天井Rに設けられるレール3(誘導路)に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9(図3参照)により上端が吊支される複数の間仕切パネル1,1,…と、側部閉塞装置2を有する最後尾の間仕切パネル1Aと、から主に構成され、間仕切パネル1,1,…,1Aをレール3に沿って図1において右側の側壁W’に設けられる移動規制端部S’側に所定の位置まで手動で順次移動させることによって、間仕切パネル1,1,…,1Aを一列に連接させ、後述する上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12がレール3及び床Fに向けて押し付けられるとともに、側部閉塞装置2の側部閉塞部材20(図2参照)が側壁Wに設けられる移動規制端部S(壁部)に押し付けられることにより、天井Rから床Fに亘って室内空間を仕切ることができるようになっている。
尚、移動規制端部S,S’とは、移動間仕切装置10を構成する間仕切パネル1,1,…,1Aの内、先頭の間仕切パネル1、または、最後尾の間仕切パネル1Aの側部閉塞部材20が当接し、先頭の間仕切パネル1、または、最後尾の間仕切パネル1Aの側部閉塞部材20の移動を規制する端部を構成する所定の側壁部や支柱等のことである。
また、レール3には、収納レール3a,3aが直交連結されており、収納レール3a,3aは、間仕切パネル1,1Aに固定された一対の吊支部材9,9と略同一寸法離間して配置されている。これにより、間仕切パネル1,1,…,1Aを前後方向(連接方向に直交する方向)に並べて収納可能となっている。
次に、最後尾の間仕切パネル1Aについて説明する。尚、他の間仕切パネル1の構成については、最後尾の間仕切パネル1Aの構成と略同一態様であるため、重複する説明については省略する。
図3に示されるように、最後尾の間仕切パネル1Aは、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル4,4(パネル部材)と、ガラスパネル4,4を一体に保持する枠部材5(上部フレーム6、縦フレーム7,7A及び下部フレーム8)と、上部フレーム6または下部フレーム8に収納される上部閉塞部材11または下部閉塞部材12と、上部閉塞部材11または下部閉塞部材12に収納される上角部閉塞部材31及び下角部閉塞部材32と、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12を進退動作させる上部進退機構65または下部進退機構85(図7参照)と、から主に構成される二重ガラスパネル構造を成し、パネル材として透明のガラスパネル4,4が使用されることにより、間仕切パネル1,1,…,1Aによって仕切られる室内空間の開放感を演出することができるとともに、強度や遮音性に優れている。尚、本実施例では、ガラスパネル4,4と枠部材5とが一体化されてパネル本体50を構成している。
図3,図4を用いて、先ずガラスパネル4,4の構造について説明する。図4に示されるように、ガラスパネル4は、2枚の透明な板ガラス41,41を重合して強化された合わせガラスとなっている。尚、板ガラス41,41は、透明度の高いポリカーボネートやアクリル樹脂製を使用してもよい。
図3に示されるように、前方のガラスパネル4には貫通孔4bが形成されており、貫通孔4bは、後述する側部閉塞装置2のアクセス部C(後述する六角ボルト頭部)に位置合わせされている。
次に、枠部材5の構造について説明する。図3に示されるように、枠部材5は、ガラスパネル4,4の上端部に沿って取り付けられる上部フレーム6と、上端部が上部フレーム6の左右両端部に連結される一対の縦フレーム7,7Aと、ガラスパネル4,4の下端部に沿って取り付けられ、左右両端部が一対の縦フレーム7,7Aの下端部に連結される下部フレーム8と、から主に構成され、一対のガラスパネル4,4の上下左右端に沿って配置される、いわゆる四方枠形状を成している。
図4に示されるように、上部フレーム6は、長手方向に沿って設けられる上部チャンネル部62を備えており、上部チャンネル部62には、上部閉塞部材11及び上部進退機構65(図5参照)が収納されている。また、下部フレーム8は、上部フレーム6を上下に反転した形状と略同一形状であり、下部フレーム8の下部チャンネル部82には、下部閉塞部材12及び下部進退機構85(図5参照)が収納されている。
図3に戻って、縦フレーム7は、最後尾の間仕切パネル1Aの上下方向に延びる被覆部材70と、該間仕切パネル1Aの上下方向に延び被覆部材70により被覆される芯部材71と、から主に構成され、芯部材71の上端部が上部フレーム6に、芯部材71の下端部が下部フレーム8に、それぞれ一対のネジで固定される。尚、他の間仕切パネル1は、縦フレーム7,7が対向配置されている。
図3に示されるように、縦フレーム7Aは、ガラスパネル4,4の上下方向に亘って延びる上面視コ字状のカバー部材72と、カバー部材72の右端部の一対のリブ状の短板間に配置されて端板により覆われる芯部材71Aと、から主に構成され、芯部材71Aの上端部が上部フレーム6に、芯部材71Aの下端部が下部フレーム8に、それぞれ一対のネジで固定される。
ここで、ガラスパネル4,4と縦フレーム7,7Aとの連結について説明する。ガラスパネル4,4の内面と、縦フレーム7の被覆部材70の側面とを透明な両面テープで貼付するとともに、前方のガラスパネル4の内面と、縦フレーム7Aのカバー部材72の側面とを透明な両面テープで貼付する。このようにしてガラスパネル4,4と縦フレーム7,7Aとが固着されている。
また、図3に示されるように、カバー部材72の前方の側板部には、前方のガラスパネル4の貫通孔4bと位置合わせされて貫通孔72fが形成されており、ガラスパネル4,4と縦フレーム7,7Aとが固着され、貫通孔72fと貫通孔4bとが連通することで、アクセス部C(操作部)にアクセス可能なアクセス孔Hが形成される。尚、直接の図示は省略するが、アクセス部Cの操作を行うとき以外は、アクセス孔Hにキャップが装着され、アクセス部Cの保護がなされている。
次に、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12について説明する。図4,図5に示されるように、上部閉塞部材11は、上部フレーム6と略同一寸法で左右方向に延びており、側方から見て下向きコ字形状を成している。下部閉塞部材12は、上部閉塞部材11を上下反転した形状と略同一形状であるため、その説明を省略する。
図5に示されるように、上部閉塞部材11は、上部フレーム6の上部チャンネル部62に収納された状態において、パネル本体50よりも右側(間仕切り位置への進行方向)に向かって右端部(一方の先端部)が突出し、下部閉塞部材12も同様に、パネル本体50よりも右側(間仕切り位置への進行方向)に向かって右端部(先端部)が突出する。
図8及び図9に示されるように、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12は、隣接する間仕切パネル1の側端部に押圧されることにより、上部進退機構65または下部進退機構85によってレール3及び床Fに対して進退動作するようになっている。尚、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12を進退動作させる上部進退機構65または下部進退機構85は、捻りコイルバネ、または捻りコイルバネ及びリンク部材を組み合わせたリンク機構等により構成されている。
次に、側部閉塞装置2について説明する。図5に示されるように、側部閉塞装置2は、カバー部材72内の収納部72dに収納可能な側部閉塞部材20と、縦フレーム7Aの芯部材71Aに固定されるベース杆23(側部閉塞装置の本体)と、ベース杆23に固定され側部閉塞部材20を左右方向に押動または引動させる側部進退機構25と、側部閉塞部材20とベース杆23との間に介在し当該側部閉塞部材20を支持する二つのリンク機構35,35(重量支持機構)と、から構成されており、側部進退機構25の進退動作に応じて側部閉塞部材20を進退可能となっている。
図5に示されるように、側部閉塞部材20は、ガラスパネル4,4の上下方向に亘って延び芯部材71A側(右側)に開口する上面視コ字状に形成された本体部材21の底部の内側に支持杆22が固定されており、上面視移動規制端部S側(左側)に開口するカバー部材72の内部に連接方向(左右方向)に移動可能に収納されている。また、支持杆22には側部進退機構25及び各リンク機構35,35が連結されている。
支持杆22は、上下方向に長尺な角パイプ状の部材であり、支持杆22の側端部には、取付片22a,22aが上部及び下部それぞれに溶接固定されており、取付片22a,22aにはリンク機構35が回動可能に取り付けられている。また、図5のA-A矢視図を吹出し内に示すように、支持杆22の前後の側面部には、上面視柄杓形状に形成された二つの板材が、各短板部を芯部材71A側で対向配置させた状態で固定されており、二つの板材に囲まれた空間内を押引体26が左右方向に移動可能かつ芯部材71A側への移動は短板部である規制部22bにより規制可能となっている。
ベース杆23は、上下方向に長尺なC字チャンネル杆状の部材であり、上下方向に亘って形成されたスリットが移動規制端部S側に向けて配置された状態で、ボルトナットにより芯部材71Aに固定されている。
また、ベース杆23の側面部には、上下方向略中央部に上下方向に離間した第1取付片23a,23aと、第1取付片23a,23aよりも上端部側または下端部側に位置した第2取付片23b,23bと、第2取付片23b,23bそれぞれの下方にてベース杆23の板状の支持板23c,23cとが溶接固定されており、第1取付片23a,23aには側部進退機構25が、第2取付片23b,23bにはリンク機構35,35が、それぞれ回動可能に軸支され、支持板23c,23cにはリンク機構35,35のローラ38,38(図7参照)が押圧される。
次いで、側部進退機構25について説明をする。図5に示されるように、側部進退機構25は、上下方向に長尺な押引体26と、該押引体26と支持杆22との間に介在する複数の緩衝部材33,33,…と、ベース杆23に回動可能に軸支される上下一対のレバー27,27(回動体)と、該レバー27及び押引体26それぞれに回動可能に取り付けられる板状の長尺部材であるアーム体28,28と、レバー27,27それぞれに回動可能に軸支される上下方向に長尺なパイプ状のリンク部材29と、から構成されている。尚、本実施例における押引手段は、押引体26と、アーム体28,28と、複数の緩衝部材33,33,…と、から構成されている。
押引体26は、支持杆22よりも短尺な角パイプ状の部材であり、上部と下部から芯部材71A側にそれぞれ突出しアーム体28,28が回動可能に取り付けられる取付部26a,26aを有している。
図5のA-A矢視図を吹出し内に示すように、緩衝部材33は、左右方向に付勢するコイル状の圧縮バネ33aと、該圧縮バネ33aに軸通されるボルト形状の軸芯33bと、から構成されており、押引体26の支持杆22側の側端部に軸芯33bの一端部が押引体26に螺着されている。一方、軸芯33bの他端部は、支持杆22の押引体26側の側端部を左右方向に貫通する貫通孔22cに挿通されており、軸芯33bは、該貫通孔22cを通じて左右方向に移動可能となっている。
また、押引体26は、圧縮バネ33aの付勢力や後述するアーム体28による引動により、押引体26が芯部材71A側に移動しても規制部22b,22bに接触するため、貫通孔22cから軸芯33bから脱落することがなく、支持杆22から離脱することが防止されている。
図6に示されるように、レバー27は、正面視略鈍角三角形状に形成されており、鈍角に形成された第1角部27aを前後方向に貫通する貫通孔と、ベース杆23の第1取付片23aを前後方向に貫通する貫通孔と、に挿通された六角ボルトにナットが螺着されることで、第1取付片23aに回動可能に軸支されている。また、六角ボルトの頭部は、レバー27に対して相対的に回動しないように当該レバー27に固定されており、下方のレバー27の六角ボルトの頭部は、アクセス孔Hを介して前方のガラスパネル4に露出するアクセス部Cである。
第1角部27aから最も離間した第2角部27b(他端部)と、アーム体28の一端部28aとがそれぞれ回動可能に軸支されている。さらに、上方のレバー27の第3角部27cはリンク部材29の上端部29a(図5参照)に、下方のレバー27の第3角部27cはリンク部材29の下端部29bに、それぞれ回動可能に軸支されることでリンク部材29を介して連結されており、レバー27,27はリンク部材29によって連動して回動する。
また、上方のアーム体28の他端部28bは押引体26の上方の取付部26a(図5参照)に、下方のアーム体28の他端部28bは押引体26の下方の取付部26aに、それぞれ回動可能に取り付けられている。これらにより、側部進退機構25が構成されるとともに、側部閉塞部材20とベース杆23とに側部進退機構25が連結された状態となる。
尚、以降の説明において、図6,図7に示されるように、レバー27の第1角部27aの軸支部分を第1軸支部P1、第2角部27bの軸支部分を第2軸支部P2、アーム体28の他端部28bの軸支部分を第3軸支部P3、第3角部27cの軸支部分を第4軸支部P4とする。
下方に位置する、レバー27、アーム体28及び押引体26の取付部26aにおいて、第1軸支部P1と第3軸支部P3とは、略同一の高さ位置に配置されている。上方のレバー27、アーム体28及び押引体26の取付部26aについても同様である。
また、リンク部材29は、移動規制端部S側の側端部側がベース杆23のスリットを通じて当該移動規制端部S側に進出した状態でベース杆23の空隙に挿嵌されており、リンク部材29がレバー27,27の回動に応じて上下方向に移動する際にスリットを形成するベース杆23の側端部と当接することで移動の案内がなされる。これによって、リンク部材29の上下方向への移動が安定する。
また、第1軸支部P1は、第2軸支部P2と第4軸支部P4との間に位置しており、換言すれば、第2軸支部P2は、第1軸支部P1を間に挟んで第4軸支部P4の反対側に位置している。さらに、各レバー27,27と、リンク部材29とが平行リンクを成している(図7(a)参照)。
次いで、リンク機構35,35について下方のリンク機構35を例に説明し、以降の説明において特に断らない限り、上方のリンク機構35の説明については省略する。図7に示されるように、リンク機構35は、長尺の第1リンク部36と、短尺の第2リンク部37と、から構成され、第2リンク部37の一端部37aは、第1リンク部36の長尺方向略中央部に回動可能に軸支され、横向き略入字状を成している。また、第2リンク部37の他端部37bは、ベース杆23の第2取付片23bに回動可能に軸支されている。
第1リンク部36の一端部36aには、回動可能に軸支されたローラ38が設けられている。ローラ38は、ベース杆23の支持板23cに押圧されており、第1リンク部36の傾きに応じて支持板23cに押圧されながら回転し、上方または下方に移動可能となっている。また、第1リンク部36の他端部36bは、支持杆22の取付片22aに回動可能に軸支されている。
このように、側部閉塞部材20とベース杆23とはリンク機構35によって連結されており、このときの第1リンク部36の他端部36bと第2リンク部37の一端部37aとは、略同一の高さ位置に配置されている。
次に、図6~図9を用いて、最後尾の間仕切パネル1Aによる間仕切パネル1,1,…,1Aと移動規制端部S、天井及び床との隙間の閉塞動作について説明する。尚、以降の説明において、特に断らない限り、下方に位置する、レバー27、アーム体28及び押引体26の取付部26aを例に説明する。先ず、図8(a)に示されるように、側部閉塞装置2の側部閉塞部材20が収納状態にある最後尾の間仕切パネル1Aを隣接する間仕切パネル1と移動規制端部Sとの間へと移動する。このとき、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12は隣接する間仕切パネル1の側端部に当接している。
また、側部閉塞部材20の収納状態において、図6(a),図7(a)に示されるように、第2軸支部P2が第1軸支部P1の略垂直下方に位置しており、第1角部27aと第3角部27cとの間の側端部27d(図6(a)参照)には、ベース杆23の第1取付片23aに溶接固定されたピン状の第1ストッパ98a(図6(a)参照)が当接し、レバー27の反時計回り方向への回動が規制されている。このとき、レバー27とアーム体28とは、正面視略V字状を成し、本実施例において第1軸支部P1から第3軸支部P3までの左右方向の寸法が最短となっている。押引体26及び側部閉塞部材20もレバー27側に配置されているため、側部閉塞部材20はカバー部材72内の収納部72dに収納された状態となっている(図7(a)参照)。
また、側部閉塞部材20の収納状態においてリンク機構35は、第1リンク部36の他端部36bと第2リンク部37の他端部37bとの間の角度が90度未満となっている。
また、側部閉塞部材20の収納状態において、アクセス部Cに取り付けたハンドル(図示略)を操作して下方のレバー27を時計回り方向に回動させると、リンク部材29を介して上方のレバー27も時計回り方向に回動され、各第2軸支部P2,P2が時計回り方向に移動する。これに伴い、第2軸支部P2,P2が移動した水平方向の距離分、押引体26が移動規制端部S側に移動する。これにより、側部閉塞部材20は押引体26に押動され、図8(b)に示されるように、側部閉塞部材20は移動し、その側端部が移動規制端部Sに当接する。
このとき、図6(a)に示されるように、第1軸支部P1から第4軸支部P4までのモーメントアームの先端に作用する矢印で示した力V1(一方の力)と、第1軸支部P1から第2軸支部P2までのモーメントアームの先端に作用する矢印で示した力V2(他方の力)とが同時に発生するとともに、力V1が第4軸支部P4を下降させる方向に作用し、力V2が第2軸支部P2を上昇させる方向に作用する。
このように、力V1,V2のベクトルが第1軸支部P1を基準として略正対していることから、力V1が力V2の一部を相殺することとなり、下方のレバー27を軽い力で回動操作できる。これらのことから、少ない労力で間仕切パネル1Aと移動規制端部Sとの隙間を閉塞可能である。
また、リンク機構35,35によって、側部閉塞部材20の重量をベース杆23(図7参照)に主に負荷させることができるので、側部進退機構25のレバー27を軽い力で回動操作可能となっている。
また、側部進退機構25は、平行リンクを形成していることから、側部進退機構25による側部閉塞部材20の押動または引動の際に、押引体26に対して略均等に力を作用させることができるとともに、押引体26(第3軸支部P3,P3)を第1軸支部P1,P1に対して略平行に移動させることができる。
また、リンク機構35は、第1リンク部36の他端部36bが第2リンク部37の他端部37bに対して左右方向に相対移動する際に、第1リンク部36の他端部36bが略直線状に略水平方向に移動する。このことから、上下のリンク機構35,35は、本体部材21の移動を略水平方向に案内することができる。
また、図6に示されるように、レバー27,27と押引体26との間にアーム体28,28が介在しているため、アーム体28,28によって側部閉塞部材20を進出させる際の移動距離を確保できるとともに、第1軸支部P1から第3軸支部P3(側部閉塞部材20)までの距離を短くすることができる。これにより、レバー27の回動操作に必要な力を軽減することができる。
ハンドルを操作してアクセス部Cの回動を続けると、側部閉塞部材20の移動規制端部S側への移動は、該移動規制端部Sによって規制されていることから、パネル本体50側が隣接する間仕切パネル1側へと移動する。これに伴い、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12それぞれの側端部が隣接する間仕切パネル1の側端部に押圧されることから、図9(a)に示されるように、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12が天井Rまたは床Fに向かって進出し、当接する。
側部進退機構25による進出駆動が進むにつれ、第1リンク部36の他端部36bと第2リンク部37の他端部37bとが離間し、第1リンク部36の他端部36bと第2リンク部37の他端部37bとの間の角度が90度を超え、側部閉塞部材20の重量W1によって当該側部閉塞部材20を進出させる方向への力が大きくなる。
このように、リンク機構35は、第1リンク部36の他端部36bと第2リンク部37の他端部37bとの間の角度が90度以下のときは、重量W1により側部閉塞部材20を後退させる力を生じさせ、一方、角度が90度よりも大きくなると重量W1により側部閉塞部材20を進出させる力を生じさせるようになっている。
パネル本体50が移動し、図6(b),図7(b)に示されるように、ハンドルを回動させた角度が90度に達すると、レバー27及びアーム体28は、第2軸支部P2が第1軸支部P1及び第3軸支部P3と略同一高さ位置に移動することで、第1軸支部P1、第2軸支部P2及び第3軸支部P3と共に略直線を成し、第1軸支部P1から第3軸支部P3までの左右方向の寸法が最長となる。これにより、図9(b)に示されるように、側部閉塞部材20は、押引体26に押動されることで移動し、移動規制端部Sに押圧され、進出状態となる。また、第1軸支部P1、第2軸支部P2及び第3軸支部P3が直線に並ぶ所謂デッドセンターに沿って並ぶことにより、レバー27、アーム体28、押引体26の水平方向への移動が規制され、側部閉塞部材の水平方向への移動が規制されることから、側部閉塞部材20の進出状態を保持することができる。このようにして、最後尾の間仕切パネル1Aにより間仕切パネル1,1,…,1Aと移動規制端部S、天井及び床との隙間を閉塞することができる。
また、側部閉塞部材20の進出状態において、第2軸支部P2が略水平方向かつ移動規制端部S側へと移動し、第1角部27aと第2角部27bとの間の側端部27eは、ベース杆23の第1取付片23aに溶接固定されたピン状の第2ストッパ98b(図6(b)参照)に当接することで、レバー27がそれ以上時計回り方向に回動しないように規制される。すなわち、レバー27は、第1ストッパ98a(図6(a)参照)及び第2ストッパ98bによって、その回動可能な範囲が略90度に制限されている。
尚、本実施例のように、レバー27の回動可能な範囲が略90度に制限されている態様であれば、第1軸支部P1を中心とする第2軸支部P2と第4軸支部P4との間の角度を90度以上、すなわちレバー27の回動角度以上とすることで、レバー27の当該回動可能な範囲内であれば、第1軸支部P1を挟んで第2軸支部P2及び第4軸支部P4が配置される。これにより、リンク部材29に接続される第4軸支部P4の接続構造が簡単となる。これらのことから、第1軸支部P1を中心とした第2軸支部P2と第4軸支部P4との間の角度は、レバー27の回動可能な角度よりも大きく、かつ、180度以下であればよい。
また、側部閉塞部材20を進出状態とした際に、側部閉塞部材20と押引体26との間で、緩衝部材33の圧縮バネ33aが押圧・圧縮されるため、側部閉塞部材20を移動規制端部Sへ押圧させるための押圧力を確実に発生させることができる。
また、例えば移動規制端部Sが垂直方向よりも僅かに傾斜しているような状態であっても、緩衝部材33の圧縮バネ33a(図5参照)が圧縮され当該側部閉塞部材20の側端部は傾動するため、確実に側部閉塞部材20を移動規制端部Sに沿って押圧させることができる。
また、リンク機構35は側部閉塞部材20を進出させる力を作用させているため、意図せず側部閉塞部材20が後退することが防止されている。
また、逆の手順を行うことで、図7(a)に示されるように、押引体26がレバー27側へと移動する。このとき、押引体26によって支持杆22の規制部22b,22bが引動され、側部閉塞部材20は収納状態となる。
また、レバー27を反時計回り方向に回動させようとすると、図6(b)に示されるように、下方のレバー27を時計回り方向に回動させる際とは逆に、第1軸支部P1から第4軸支部P4までのモーメントアームの先端に作用する矢印で示した力V3(一方の力)と、第1軸支部P1から第2軸支部P2までのモーメントアームの先端に作用する矢印で示した力V4(他方の力)とが同時に発生し、力V3が力V4の一部を相殺するため、下方のレバー27を軽い力で回動操作できる。
また、側部進退機構25による後退駆動が進むにつれ、進出駆動の際とは逆に、第1リンク部36の他端部36bと第2リンク部37の他端部37bとの間の角度が90度未満となり、側部閉塞部材20の重量W1によって当該側部閉塞部材20を後退させる方向への力が大きくなる。
以上説明してきたように、本実施例の移動間仕切装置10は、側部閉塞装置2が一対のガラスパネル4,4の間に配設されることで美観性がよく、アクセス部Cがガラスパネル4,4に露出していることからアクセスが容易であるため、操作性が良い。
また、枠部材5は上部フレーム6、一対の縦フレーム7,7A及び下部フレーム8が一体に連結されて構成ており、枠部材5の構造強度を確保しながら、上部フレーム6、一対の縦フレーム7,7A及び下部フレーム8によって囲まれる領域における、ガラスパネル4,4のパネル面の領域が相対的に大きくなり、ガラスパネル4,4のパネル面の領域を広くとることで見栄えが良く、且つ視認性が良くなるので室内空間に開放感を演出することができる。
次に、図10を用いて、重量支持機構の変形例について説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
前記実施例の重量支持機構は、リンク機構35,35である態様として説明したが、本変形例にあっては、図11に示されるように、ローラ機構135,135が重量支持機構として構成されている。ローラ機構135は、支持杆22に溶接固定された側面視直角三角形状の走行体136と、ベース杆23に溶接固定されたベース体137と、から構成されている。
走行体136は、略直角部分から上方に延びる側端部が支持杆22に溶接固定されるとともに、該略直角部分から略水平方向にベース杆23側に延びる下端部の先端側には、略垂直下方に突出して左右一対の走行ローラ138,138が回動可能に軸支されている。ベース体137は、略直角部分から下方に延びる側端部がベース杆23に溶接固定されており、該略直角部分から略水平方向に支持杆22側に延びる上端部を、走行体136の走行ローラ138,138が転動しながら移動可能となっている。尚、走行ローラ138,138はベース体137に回動可能に軸支される態様であってもよい。
これにより、側部閉塞部材20の重量が走行体136を介してベース体137に支持される。また、側部閉塞部材20の進退動作の際には、走行体136がベース体137に支持されたまま該ベース体137上を走行ローラ138,138が転動することで、走行体136がベース体137に対して相対移動することができる。すなわち、ローラ機構135によって、側部閉塞部材20の重量を側部閉塞装置2のベース杆23に主に負荷させることができるので、側部進退機構25を軽い力で回動操作可能となっている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、側部閉塞装置2を有する間仕切パネル1Aは、最後尾に配置される態様として説明したが、これに限らず、先頭や間仕切パネル1,1の間等、その配置は適宜変更されてもよい。また、他の間仕切パネルに関しては、本実施例における最後尾の間仕切パネル1Aの構成と略同一態様であることに限らず、例えば、梯子状の枠体にパネル部材が貼り付けられたものでもよく、適宜選択されればよい。
側部閉塞装置2は、最後尾の間仕切パネル1Aのガラスパネル4,4の間に配置されている態様として説明したが、これに限らず、側壁Wに沿って室内側や、側壁W内に配置され、最後尾の間仕切パネルに向けて側部閉塞部材を進退動作させる態様であってもよい。
また、側部閉塞装置の本体は、ベース杆23である態様として説明したが、これに限らず、縦フレーム7Aが本体であってもよい。
レバー27は、鈍角三角形状に形成されている態様として説明したが、これに限らず、第1軸支部P1が第2軸支部P2及び第3軸支部P3によって挟まれるように配置されているのであれば、略円状や他の多角形状に形成されていてもよい。
側部進退機構25は、ハンドルを操作してレバー27を時計回りに回動し、側部閉塞部材20が進出状態である際に、第1軸支部P1、第2軸支部P2及び第3軸支部P3が略直線を成している態様であるとして説明したが、これに限らず、側部閉塞部材20が移動規制端部Sに押圧され、かつ、第1軸支部P1、第2軸支部P2及び第3軸支部P3が略直線を成した後であれば、第2軸支部P2が第1軸支部P1の上方側へと移動し、レバー27とアーム体28とが山型状に配置された状態、すなわち、デッドセンターを超えた状態でレバー27の回動が規制されてもよい。この態様であっても、側部閉塞部材20を後退方向に移動規制端部S側から押圧する力が作用すると、第2軸支部P2はさらに時計回りに回動しようとするものの、レバー27の回動が規制されているため、第2軸支部P2の時計回りへの回動も規制されることから、側部閉塞部材20が進出された状態を保持することができる。
また、側部進退機構25は、側部閉塞部材20が収納状態である際に、レバー27とアーム体28とが正面視略V字状を成しており、レバー27を時計回りに回動させることで側部閉塞部材20を進出させることができる態様として説明したが、レバー27とアーム体28とが正面視略下向きV字状を成していてもよく、この態様であればレバー27を反時計回りに回動させることで側部閉塞部材20を進出させることができる。さらに、アーム体28,28と押引体26との間に回動可能に軸支された別のアーム体が介在されていてもよい。すなわち、押引手段を含めて側部進退機構25の構造については、適宜変更されてもよい。
パネル部材は、ガラスパネル4,4である態様として説明したが、これに限らず、木板や不透明に着色された樹脂製の板等、不透明のものが適宜使用されてもよい。また、各ガラスパネルの左右方向の寸法は適宜変更されてもよく、その構成が限定されるものではない。
1,1A 間仕切パネル
2 側部閉塞装置
3 レール(誘導路)
4 ガラスパネル(パネル部材)
9 吊支部材
10 移動間仕切装置
20 側部閉塞部材
23 ベース杆(側部閉塞装置の本体)
25 側部進退機構
26 押引体
27 レバー(回動体)
27b 第2角部(他端部)
27c 第3角部(一端部)
28 アーム体
28a 一端部
28b 他端部
29 リンク部材
33 緩衝部材
35 リンク機構(重量支持機構)
135 ローラ機構(重量支持機構)
C アクセス部(操作部)
F 床
V1 力(一方の力)
V2 力(他方の力)
V3 力(一方の力)
V4 力(他方の力)
P1 第1軸支部(回動体の軸支部分)
P2 第2軸支部(回動体とアーム体との軸支部分)
P3 第3軸支部(アーム体と押引体との軸支部分)
P4 第4軸支部(回動体とリンク部材との軸支部分)
R 天井
S 移動規制端部(壁部)

Claims (5)

  1. 所定間隔離間して対向配置される一対のパネル部材を有し、天井に設けられる誘導路に一対の吊支部材を介して吊支され、該誘導路に沿って移動可能な複数の間仕切パネルと、側部閉塞部材を連接方向に進退可能に保持する側部閉塞装置と、を備え、連接された複数の前記間仕切パネルと前記側部閉塞部材とにより空間を仕切る移動間仕切装置であって、
    前記側部閉塞装置は、一対の前記パネル部材の間に配設され、前記パネル部材の面に沿って回動可能に軸支される複数の回動体と、複数の前記回動体それぞれの一端部が回動可能に軸支され複数の前記回動体を連結するリンク部材と、複数の前記回動体それぞれの他端部に回動可能に軸支され該複数の回動体の回動に応じて前記側部閉塞部材を前記連接方向に押すまたは引く押引手段と、を具備する側部進退機構を有しており、一つの前記回動体は、該回動体を回動操作するための操作部が前記パネル部材に露出していることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 所定間隔離間して対向配置される一対のパネル部材を有し、天井に設けられる誘導路に一対の吊支部材を介して吊支され、該誘導路に沿って移動可能な複数の間仕切パネルと、側部閉塞部材を連接方向に進退可能に保持する側部閉塞装置と、を備え、連接された複数の前記間仕切パネルと前記側部閉塞部材とにより空間を仕切る移動間仕切装置であって、
    前記側部閉塞装置は、前記パネル部材の面に沿って回動可能に軸支される複数の回動体と、複数の前記回動体それぞれの一端部が回動可能に軸支され複数の前記回動体を連結するリンク部材と、複数の前記回動体それぞれの他端部に回動可能に軸支され該複数の回動体の回動に応じて前記側部閉塞部材を前記連接方向に押すまたは引く押引手段と、を具備する側部進退機構を有しており、前記押引手段は、一端部が複数の前記回動体それぞれの他端部に回動可能に軸支される複数のアーム体と、複数の前記アーム体それぞれの他端部が回動可能に軸支されて連動可能な押引体と、を有し、前記押引体は、前記側部閉塞部材と接続されていることを特徴とする移動間仕切装置。
  3. 前記回動体の軸支部分、該回動体と前記アーム体との軸支部分、及び、該アーム体と前記押引体との軸支部分は、該回動体の回動に応じて少なくとも直線に並ぶことを特徴とする請求項に記載の移動間仕切装置。
  4. 前記押引手段と前記側部閉塞部材とは、間に緩衝部材を介在させて取り付けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の移動間仕切装置。
  5. 前記側部閉塞部材と前記側部閉塞装置の本体は前記側部進退機構とは異なる重量支持機構によって連結されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の移動間仕切装置。
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