JP7079081B2 - 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP7079081B2
JP7079081B2 JP2017214621A JP2017214621A JP7079081B2 JP 7079081 B2 JP7079081 B2 JP 7079081B2 JP 2017214621 A JP2017214621 A JP 2017214621A JP 2017214621 A JP2017214621 A JP 2017214621A JP 7079081 B2 JP7079081 B2 JP 7079081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loading
connecting portion
rotating
image forming
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017214621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019085230A (ja
JP2019085230A5 (ja
Inventor
政利 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Nisca Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Nisca Inc filed Critical Canon Finetech Nisca Inc
Priority to JP2017214621A priority Critical patent/JP7079081B2/ja
Publication of JP2019085230A publication Critical patent/JP2019085230A/ja
Publication of JP2019085230A5 publication Critical patent/JP2019085230A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7079081B2 publication Critical patent/JP7079081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、積載装置、給送装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置の給紙装置として、大量のシートを連続して給紙する為の給紙装置を備えたものが知られている。給紙装置は、画像形成装置本体に対して着脱自在に設けられているとともに、例えば3000枚程度のシートを載置可能な積載部を備えている。
積載部は、ワイヤーにより吊り下げられており、ワイヤーは昇降モータにより正逆両方向に回転される巻取りプーリーに巻回されている。
すなわち、積載部は、リフターモータを逆転して巻取りプーリーに巻回されたワイヤーを巻取りプーリーから解放する事により下降し、昇降モータを正転してワイヤーを巻取りプーリーにより巻き取る事により上昇する。或いは、リフターモータを正転して巻取りプーリーに巻回されたワイヤーを巻取りプーリーから解放する事により下降し、昇降モータを逆転してワイヤーを巻取りプーリーにより巻き取る事により上昇するようになっている。
又、給紙装置は、積載部が最下端の用紙補給位置に移動した際に検知される下限センサと、積載部が最上端の給紙位置に移動した際に検知される上限センサと、を備えている。
下限センサがオンされることで、積載部が用紙補給位置へ移動したことを検知する。その後、オペレーターにより所定枚数のシートが積載部上に補給されると、積載部は上昇を開始し、上限センサがオンされることで、積載部が給紙位置へ移動したことを検知して、積載部上のシートが一枚ずつ給紙されるようになっている。
上記のように構成された給紙装置の積載部は、画像形成装置に電源が投入された場合、或いは画像形成装置によりシートを補給する旨の要求があった場合、用紙補給位置まで下降され、必要に応じてシートが補給された後、給紙位置まで上昇する。
つまり、昇降モータが逆転し積載部が下降され、下限センサがオンされた後、昇降モータが正転されて積載部が上昇し、上限センサがオンする事により、画像形成装置による画像形成動作が可能となる。
ところが、積載部が下降している途中で、何らかの原因により下降出来なくなった場合、昇降モータが逆転を続けると、ワイヤーがプーリーから解放されて弛みが生じ、さらに逆回転が継続すると、解放されたワイヤーが逆回転するプーリーに再び巻き付けられ始めて逆巻き状態が生じる。
このようにワイヤーに逆巻き状態が生じると、昇降モータを逆転してワイヤーを開放している(積載部を下降させる動作を行なっている)にもかかわらず積載部は上昇してしまい、そのまま逆転を続けると、給紙装置の上部に接触し、装置が破損してしまうという課題があった。
上述したような逆巻き状態を回避するために、従来の給紙装置においては、リフター板を昇降させるワイヤーの弛みを検出する手段として、ワイヤー自体に対して検出アームを接触させ、検出アームの根元に配置した弛みセンサにてワイヤーの弛みを検出する構成が提案されている(特許文献1)。
特開2003-123456号公報
しかしながら、特許文献1のような、検出アームをワイヤー自体に直接接触させ、検出アームの根元に配置されているセンサにより弛みを検出する構成の場合、ワイヤー自体に直接アームを接触させる事による耐久性の低下が懸念される。
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を鑑みてなされたものであり、ワイヤーの耐久性を低下させることなく装置の破損を防止することができる積載装置を提供する事を目的とする。
そのために、本発明に係る積載装置は、シートを積載する積載部と、前記積載部を吊り下げるための吊り下げ部材と、前記吊り下げ部材に接続される接続部第1の方向に回転することによって前記吊り下げ部材を巻き取り可能であり、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向に回転することによって、巻き取られた前記吊り下げ部材を放出することが可能な回転部材と、前記回転部材を第1及び第2方向に回転させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、所定が可能な検知手段と、を有し、前記接続部は、前記第1の方向に回転する前記回転部材が前記吊り下げ部材を巻きとることにより上昇し、前記積載部は、前記接続部が上昇することによって前記接続部とともに上昇可能であり、前記接続部は、前記第2の方向に回転する前記回転部材が前記吊り下げ部材を放出することにより下降し、前記積載部は、前記接続部が下降することによって前記接続部とともに下降可能であり、前記接続部は、前記回転部材が前記第2の方向に回転中に前記積載部が下降できなくなった場合に、前記積載部に対して相対移動が可能であり、前記検知手段は、前記接続部が前記積載部に対して前記相対移動した場合に、所定の検知が可能であり、前記制御手段は、前記検知手段による前記所定の検知に基づいて、前記駆動手段の駆動を停止させることを特徴とするものである。
本発明によれば、ワイヤーの耐久性を低下させることなく装置の破損を防止することができる。
画像形成装置及び給送装置を備えた画像形成システムの概略構成図 給送装置からシート収納部を引き出した状態を示す斜視図 シート収納部の概略構成図 シート収納部の昇降機構の詳細図 巻取りプーリーへの荷重方向を示す図 積載部の下部に異物が存在する状態のシート収納部の概略構成図 異常動作時の巻取りプーリーのワイヤー巻き取り状態を示す図 積載部の裏側斜視図 積載部の下部に異物が存在し、異常停止状態が発生しているシート収納部の概略構成図 CPUの制御構成を示すブロック図 CPUの制御フローを示すフローチャート
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。
図1に、本実施形態における画像形成装置1及び給送装置2を備えた画像形成システムの概略構成を示す。図1(a)は画像形成装置1に給送装置2が装着されている状態を示し、図1(b)は画像形成装置1から給送装置2が離間されている状態を示している。
図1に示すように、画像形成装置1の上部には、感光ドラム10に露光を行なって静電潜像を書き込むためのレーザースキャナ11およびミラー12が設けられている。
画像絵形成装置1は、受信したイメージデータを書き込み画像データに変換し、レーザースキャナ11に送信して、書き込み画像データに応じた静電潜像を感光ドラム10上に形成する。
画像形成部は、感光ドラム10、レーザースキャナ11およびミラー12を有してなる光学系、帯電器13、現像器14、転写ローラ15およびクリーナ16を有して構成されている。帯電器13は、感光ドラム10の表面に均一な帯電を施す。
レーザースキャナ11は、帯電器13により帯電された感光ドラム10の表面に静電潜像を描く。そして、現像器14は、レーザースキャナ11によって形成された静電潜像をシートSに転写すべくトナー像に現像する。転写ローラ15は、感光ドラム10の表面に現像されたトナー像をシートSに転写する。クリーナ16は、トナー像を転写した後に感光ドラム10に残留したトナーを除去する。
画像形成部の下流側には、トナー像が転写されたシートSを搬送するための搬送部17と、搬送部17により搬送されるシートS上のトナー像を永久画像として定着するための定着器18とが設けられている。また、定着器18の下流側には、定着器18によってトナー像を定着されたシートSを画像形成装置1から排出するための排出ローラ19が設けられている。画像形成装置1の上部外側には、排出ローラ19によって排出されたシートSを受け取るための、排出シート積載トレイ(以下、排紙トレイという。)20が設けられている。
また、カセット給送トレイ30a~30dは、シート搬送における最上流に位置するように設けられており、シートSを所定枚数収納することができる。また、画像形成装置1の側面に手差し給送部30eが設けられている。
本実施形態における画像形成装置1においては、画像形成装置1下部にカセット給送トレイ30a~30dのそれぞれから給送を行う4箇所のカセット給送ローラ対31a~31d及び画像形成装置1の側面に設けられた手差し給送部30eから給送する手差し給送ローラ対31eが設けられ、手差し給送部30eの下部に給送デッキ2が着脱可能に装着されている。
給送デッキ2は、比較的大容量のシートの積載に対応可能に構成されている。この給送デッキ2は、昇降可能な積載部36に積載収納されたシートSを給送デッキローラ31fによって1枚ずつ給送する。
カセット給送ローラ対31a~31dや手差し給送ローラ対31e、給送デッキローラ31fによりピックアップされたシートSは、引き抜きローラ対32a~32dにより縦搬送パス33を通って下流側に搬送される。縦搬送パス33の最下流位置には、レジストローラ対34があり、ここで最終的なシートの斜行補正と、画像形成部での画像書き込みとシート搬送のタイミング合わせを行う。
また、図1(b)に示すように、ジャム処理などのために画像形成装置1から給送装置2が離間する際は、図1(a)では給送装置2の内部に収納されている着脱レール35に沿って給送装置2が画像形成装置1から離間する。
次に給送装置2の構成について、図2を用いて説明する。図2は本実施形態における給送装置2からシート収納部3を引き出した状態を示している。
給送装置2は、図1に示したシートSを積載して昇降可能な積載部36(シート積載手段)と、一対のフレーム37とからなるシート収納部3を有している。収納部3は給送装置2の内側の収納部3の移動方向に対する左右側に設けた開閉レール38に沿ってスライド可能に支持されている。
また、給送装置2には開閉スイッチ39が設けられ、ユーザーが収納庫開閉スイッチ39を押すことによって、不図示のロック部のロックが解除され、シート収納部3が、開閉レール38に沿ってシート収納部3を手前側に引き出すことができる引き出し可能位置へと不図示の付勢部材によって押し出される。これにより、シート収納部3を引き出してシート補給可能位置へと容易に移動させることが可能となり、シートSを補給しやすくなる。
次に、シート収納部3の詳細な構成について、図3を用いて説明する。図3は本実施形態におけるシート収納部3を開閉レール38の移動方向から見た概略構成図である。
積載部36は、一対のフレーム37の間を積載部36が昇降する構成となっている。積載部36は、ワイヤー40の一端が後述する四隅近辺の接続部材(後述)に固定され、他端がシート収納部3の上部に回転自在に設けられた中継ローラ41を経由して、シート収納部3の前後に設けられた巻取りプーリー42に連結する。
積載部36は、巻取りプーリー42によってワイヤー40を巻き取ることで上昇し、ワイヤー40を放出することで下降する。
また、フレーム37の片側の上部には上昇した積載部36に積載された紙面(最上部)を検知する紙面検知センサ43が設けてあり、上昇した積載部36に積載された紙面(最上部)を紙面検知センサ43にて検出すると、巻取りプーリー42による上昇を停止させる。
同様に、フレーム37の片側の下部には積載部36が最下端まで下降したことを検出する下限センサ44aを設けており、下降した積載部36を検出する(ONする)と、巻取りプーリー42による下降を停止する。また、シートを補給しやすい位置に上面を維持するための中間センサ44bを設けており、収納庫開閉スイッチ39を押した後、中間センサ44bがシートS或いは積載部36を検知して(ONして)いる間は積載部36が下降し続ける。この時、下限センサ44aによって積載部36を検出した(ONした)場合は巻取りプーリー42による下降を停止する。また、下限センサ44aが積載部36を検出する前に、中間センサ44bが積載部36を検出しなくなる(OFFする)と巻取りプーリー42による下降を停止する。また、下限センサ44aが故障などで下限位置に積載部36が下降してきたのを検知できない場合に備えて、積載部36によって物理的に押し下げられることで異常を検知する異常検知センサ44cが、フレーム37の底面の積載板36に対応する四隅に設けられている。
本実施形態におけるシート収納部3の昇降機構について、図4を用いて説明する。図4は本実施形態におけるシート収納部3の昇降機構の詳細を示す斜視図である。
巻取りプーリー42は、シャフト45に固定され、シャフト45は不図示の昇降モータの駆動に連動するように接続されている。昇降モータの駆動によって、巻取りプーリー42を巻取り方向に回転させると、ワイヤー40が巻取りプーリー42に巻き取られ、開口A、B、C、Dを貫通して、積載部36の裏側に設けられた後述の接続部材が上昇することで、積載部36がともに上昇する。

また、昇降モータの駆動を逆にして、巻取りプーリー42を放出方向に回転させると、ワイヤー40が巻取りプーリー42から放出され、積載部36の自重によって下降する。
巻取りプーリー42にて巻き取られるワイヤー40は、図5(a)、(b)に示すように、常に積載部36及び積載されたシートSの自重による荷重が掛かり、積載部36の上昇及び下降のどちらに対してもワイヤー40の放出方向に荷重が存在する。図5(a)は通常動作においてワイヤー40を巻き取った時の巻取り方向と荷重方向を示し、図5(b)は通常動作においてワイヤー40を放出した時の放出方向と荷重方向を示している。
しかしながら、例えばシートSが大量に積載部36に積載されており、中間スイッチ44bがシートSを検出し続けて(ONし続けて)いる状態で積載部36の下部に異物Gなどが存在する場合、図6のように、積載部36の下降が妨げられ、途中で積載部36が下降しなくなってしまう(異常動作)。図6は積載部36の下部に異物Gが存在している状態を示している。
この場合には、シート収納部3の下部に設けられている下限センサ44aが積載部36を検知する(ONする)か、中間センサ44bがシートSを検知しなくなる(OFFする)まで巻取りプーリー42がワイヤー40を放出し続ける。
さらに積載部36の下部が異物に支えられる形となってしまい、ワイヤー40に係っていた荷重が失われてしまうため、図7(a)に示すように、ワイヤー40が弛み始め、さらにその状態が続くと、図7(b)に示すように、巻取りプーリー42に巻き付けられていたワイヤー40が全て放出され、ワイヤー40を放出する動作をしているにもかかわらず、巻取りプーリー42にワイヤー40が通常とは逆の方向に巻き取り始められる逆巻き状態となってしまう。図7(a)は異常動作時においてワイヤー40を放出した時の状態を示し、図7(b)は異常動作時において、図7(a)の状態からさらにワイヤー40を放出し続け、逆巻きが生じている状態を示している。
次に、本実施形態における逆巻き防止構成について図8を用いて説明する。
図8は積載部36を裏側から見た斜視図である。積載部36の裏側には、表側から図4に示す開口A、B、C、Dを貫通したワイヤー40がそれぞれ接続される接続部46が設けられている。さらに、接続部46と積載部36との間には、接続部46を下方に付勢する付勢部材47がそれぞれ設けられている。
すなわち、本実施形態における積載板36は、接続部46にワイヤー40の端部が接続されているが、積載板36に自重がかからずワイヤー40に張りが与えられない状態である場合は、接続部46が付勢部材47の付勢力によって突出し、積載板36の自重によってワイヤー40に張りが与えられる状態である場合は、付勢部材47は接続部46によって押込まれるように構成している。
これにより、積載部36が、異物が入り込むなどして下降途中で下降できなくなった場合でも、ワイヤー40が巻取りプーリー42の回転によって解放されることで、接続部46がそれぞれ対応する付勢部材の付勢力を受けて下方に移動し続け、異常検知センサ44cを押し下げて異常を検知させることが可能となり、ワイヤーの逆巻きが始まる前に巻取りプーリー42の回転を停止させることができる。
図9を用いて本実施形態における逆巻き発生時の動きについて説明する。図9は積載部36の下部に異物Gが入り込んで異常停止状態が発生している状態を示しており、中間センサ44bがシートSを検知した状態のまま、下限センサ44aが積載部36を検知することができずに、ワイヤー40が開放され続けている。このような状態において、ワイヤー40が開放されるに従って付勢部材47の付勢力によって接続部36が下降していき、図9に示すように異常検知センサ44cを押し下げ、異常が検知される。
このとき、異常検知センサ44cを接続部36が直接押し下げる必要はなく、接続部36が他の部材を介して異常検知センサ44cを押し下げる構成としても良い。
本実施形態の制御構成について、図10を用いて説明する。図10は本実施形態における制御構成を示すブロック図である。
CPU52は、開閉スイッチ53が押されたことを示す信号を受信すると、モータ駆動回路54によって昇降モータを駆動し、昇降モータに連動するシャフト43に設けられた巻取りプーリー42の回転によってワイヤー40が放出され、中間センサ44bが積載部36あるいはシートSを検知しなくなるまで積載部36を下降させ、シート収納部3をシート補給可能位置へと移動させる。
この時、CPU52は、タイマー51の測定を開始しており、下限センサ44aが適切な時間内に積載部36を検知するかどうか、あるいは、中間センサ44bが適切な時間内に積載部36あるいはシートSを検知しなくなるかどうかを監視している。
また、この時、中間センサ44bがシートSを検知した状態で、下限センサ44aが積載部36を検知できなかった場合には、積載部36が下限位置よりも下に下降してきたことを異常検知センサ44cによって検知することができる。
CPU52が、巻取りプーリー42の回転によって正常にワイヤー40が放出されていないと判定した場合は、積載部36の下部に異物Gが入り込んでいると判定し、表示部55に異物を検知した旨の通知を表示する。
シート収納部3にシートSが補給され、シート収納部3が給紙デッキ2に収納されると、モータ駆動回路54によって昇降モータが駆動し、昇降モータに連動するシャフト43に設けられた巻取りプーリー42によってワイヤー40を巻き取り、紙面検知センサ43がシートSの最上面を検知するまで積載部36を上昇させ、シート収納部3をシート給送位置へと移動させ、スタンバイ状態に移行する。
本実施形態のCPU52の制御フローについて、図11を用いて説明する。図11は本実施形態におけるCPU52の制御フローを示すフローチャートである。
シート収納部3の開閉スイッチ53が押されると、S101において、CPU52は、モータ駆動回路54によって昇降モータを駆動させて積載部36を下降させる方向にシャフト43を回転させ、シャフト43に設けられた巻取りプーリー42によってワイヤー40を放出し、積載部36を下降させ、タイマー51の測定を開始する。
次に、CPU52は、S102において、下限センサ44aがONした又は中間センサ44bがOFFしたかどうかを判定する。
CPU52が、S102において下限センサ44aがONした又は中間センサ44bがOFFしたと判定した場合(S102:Yes)は、CPU52は、S103において、タイマー51の測定をリセットし、S104において、積載部36の下降を停止させる。
次に、CPU52は、S105において、シート収納部3のロックを解除し、不図示の付勢部材によって引出し可能位置へと押し出し、シート収納部3を引き出してシート補給位置へと移動可能にする。
そして、CPU52は、S106において、シート収納部3が給紙装置2へと収納され、ロックされたかどうかを判定する。CPU52は、シート収納部3が給紙装置2へと収納されてロックされた(S106:Yes)と判定するまでS106を繰り返し実行する。
CPU52が、S106においてシート収納部3が給紙装置2へと収納されてロックされた(S106:Yes)と判定すると、CPU52は、S107において、モータ駆動回路54によって昇降モータを駆動させて積載部36を上昇させる方向にシャフト43を回転させ、シャフト43に設けられた巻取りプーリー42によってワイヤー40を巻き取り、積載部36を上昇させる。
次に、CPU52は、S108において、紙面検知センサ43を用いてシートSの最上面或いは積載部36が給紙位置にあるかどうかを判定する。CPU52は、シートSの最上面或いは積載部36が給紙位置にある(S108:Yes)と判定するまでS108を繰り返し実行する。
CPU52が、S108においてシートSの最上面が給紙位置にある(S108:Yes)と判定すると、CPU52は、S109において、昇降モータの駆動を停止させて積載部36の上昇を停止させ、シート補給フローを終了する。
CPU52が、S102において下限センサ44aが積載部36を検知していないと判定した場合(S102:No)は、CPU52は、S110において、タイマー51の測定時間を参照する。
そして、CPU52は、S111において、タイマー51の測定時間が、所定時間以上(本実施形態においては3秒以上)か否かを判定する。
CPU52が、S111において3秒以上であると判定した場合(S111:Yes)は、CPU52は、S112において、タイマー51の測定をリセットし、S113において、モータ駆動回路54による積載部36の下降を停止させ、S114において、表示部55に下降異常通知を表示させる。表示部55は、積載装置2に直接設けられたディスプレイや、画像形成装置1に設けられたディスプレイなどである。また、この時、異常として考えられるのは、下限センサ44aの故障や、積載部36の下部に異物が入った場合などである。以下、一例として積載部36の下部に異物が入った場合について説明する。
次に、ユーザーが異物Gを除去するために、CPU52は、S115において、不図示のロック部のロックを解除し、シート収納部3を不図示の付勢部材によって引出し可能位置へと押し出し、シート収納部3を引き出してシート補給位置へと移動することを可能にする。
そして、CPU52は、S116において、シート収納部3が給紙装置2へと収納され、不図示のロック部によってロックされたかどうかを判定する。CPU52は、シート収納部3が給紙装置2へと収納されてロックされた(S116:Yes)と判定するまでS116を繰り返し実行する。
CPU52が、S116においてシート収納部3が給紙装置2へと収納されてロックされた(S116:Yes)と判定すると、CPU52は、S117において、モータ駆動回路54によって昇降モータを駆動させて積載部36を上昇させる方向にシャフト43を回転させ、シャフト43に設けられた巻取りプーリー42によってワイヤー40を巻き取り、積載部36を上昇させる。
次に、CPU52は、S118において、紙面検知センサ43を用いてシートSの最上面或いは積載部36が給紙位置にあるかどうかを判定する。CPU52は、シートSの最上面或いは積載部36が給紙位置にある(S118:Yes)と判定するまでS118を繰り返し実行する。
CPU52が、S116においてシートSの最上面が給紙位置にある(S118:Yes)と判定すると、CPU52は、S119において、昇降モータの駆動を停止させて積載部36の上昇を停止させ、S101以降のフローを再度実行する。
次に、CPU52が、S111において3秒未満であると判定した場合(S111:No)について説明する。
CPU52が、S111において3秒未満であると判定した場合(S111:No)は、S120において、異常検知センサ44cがOFFかどうかを判定する。S120において異常検知センサ44cがOFFであると判定した場合(S120:Yes)は、S102以降のフローを再度実行する。
CPU53が、S120において、異常検知センサ44cがONであると判定した場合(S112:No)は、S112以降のフローを実行する。
上記のような制御を行なうことにより、装置を破損させる前に装置を停止させることができるため、逆巻き状態の発生による装置の破損を防止することができる。
また、タイマー51を用いることなく以上検知センサ44cの検知結果のみで下降異常の検知を行なっても良いが、上記のようにタイマー51の測定時間と、異常検知センサ44cの検知結果を組み合わせて確認することで、短い時間で下降異常の検知が可能となるとともに、異物Gのサイズが大きかったり、積載部36が比較的高い位置で引っかかってしまったりした場合等、付勢部材47が伸びきっても異常検知センサ44cに到達しない場合であっても、下降異常を正確に検知することができ、装置を破損させる前に装置を停止させることができるため、逆巻き状態の発生による装置の破損を防止することができる。。
(その他の実施形態)
上述した実施形態において、異常検出スイッチ45で電流を遮断して積載板駆動モータ54を停止させていたところを、接続部46にフラグ形状を持たせ、異常検出スイッチ45の代わりにフォトセンサなどでフラグ形状を検知することで装置を停止させる構成としても良い本発明を適用することが出来る。
また、上述した実施形態において、画像形成装置と給送装置が別体となっている構成について説明したが、本発明の適用はこれに限らず、画像形成装置に一体的に給送装置が設けられる構成としても本発明を適用することができる。
3 シート収納部
36 積載部
40 ワイヤー
42 巻取りプーリー
44c 異常検知センサ
46 接続部
47 付勢部材
52 CPU
54 モータ駆動回路

Claims (7)

  1. シートを積載する積載部と、
    前記積載部を吊り下げるための吊り下げ部材と、
    前記吊り下げ部材に接続される接続部と、
    第1の方向に回転することによって前記吊り下げ部材を巻き取り可能であり、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向に回転することによって、巻き取られた前記吊り下げ部材を放出することが可能な回転部材と、
    前記回転部材を第1及び第2方向に回転させる駆動手段と、
    前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、
    所定の検知が可能な検知手段と、
    を有し、
    前記接続部は、前記第1の方向に回転する前記回転部材が前記吊り下げ部材を巻きとることにより上昇し、前記積載部は、前記接続部が上昇することによって前記接続部とともに上昇可能であり、
    前記接続部は、前記第2の方向に回転する前記回転部材が前記吊り下げ部材を放出することにより下降し、前記積載部は、前記接続部が下降することによって前記接続部とともに下降可能であり、
    前記接続部は、前記回転部材が前記第2の方向に回転中に前記積載部が下降できなくなった場合に、前記積載部に対して相対移動が可能であり、
    前記検知手段は、前記積載部と前記接続部とがともに上昇及び下降する時に前記積載部及び前記接続部が前記検知手段に対して独立して上昇及び下降するように、配置され、
    前記検知手段は、前記接続部が前記積載部に対して前記相対移動した場合に、前記所定の検知が可能であり、
    前記制御手段は、前記検知手段による前記所定の検知に基づいて、前記駆動手段の駆動を停止させる、
    ことを特徴とする積載装置。
  2. 前記積載部と前記接続部との間に、前記接続部を下方へと付勢する付勢手段を有し、
    前記付勢手段は、前記積載部の自重が作用している場合には押し込まれた状態であり、前記積載部の自重が作用していない場合には突出した状態であり、
    前記付勢手段は、前記回転部材が前記第2の方向に回転中に前記積載部が下降できなくなった場合に、前記接続部を前記積載部に対して下方に移動させることが可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の積載装置。
  3. 前記検知手段は、前記付勢部材に付勢された前記接続部が前記検知手段に作用することで前記接続部が所定の位置にあることを検知することを特徴とする請求項2に記載の積載装置。
  4. 前記積載の下降時間を計測するタイマー手段と、
    前記積載部が下限位置に位置していることを検知可能な下限検知手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記タイマー手段により計測した下降時間が所定時間以上かつ、前記下限検知手段が、前記積載が下限位置に位置していないことを検知した場合、前記駆動手段の駆動を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の積載装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の積載装置と、前記積載に積載されたシートを給送する給送手段と、を有することを特徴とする給送装置。
  6. 請求項5に記載の給送装置と、前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5に記載の給送装置と、前記給送手段によって給送されたシートに画像を形成する画像形成装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
JP2017214621A 2017-11-07 2017-11-07 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム Active JP7079081B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214621A JP7079081B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017214621A JP7079081B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019085230A JP2019085230A (ja) 2019-06-06
JP2019085230A5 JP2019085230A5 (ja) 2020-12-10
JP7079081B2 true JP7079081B2 (ja) 2022-06-01

Family

ID=66762254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017214621A Active JP7079081B2 (ja) 2017-11-07 2017-11-07 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7079081B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111424A (ja) 2004-10-15 2006-04-27 Canon Finetech Inc シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6178136U (ja) * 1984-10-30 1986-05-26
JPS648136A (en) * 1987-06-29 1989-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd Paper sheet feeder of large capacity
JPH05338820A (ja) * 1992-06-12 1993-12-21 Ricoh Co Ltd 給紙装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111424A (ja) 2004-10-15 2006-04-27 Canon Finetech Inc シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019085230A (ja) 2019-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4597010B2 (ja) 給紙装置
JP4297912B2 (ja) 給紙装置
JP2008007284A (ja) シート給送装置及びその制御方法と当該シート給送装置を有する画像形成装置
JP2022093580A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
US8297613B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP4764803B2 (ja) 給紙装置におけるシート材の積載量演算方法、補給量演算方法、及び給紙装置
JP7079081B2 (ja) 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP6929085B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4739139B2 (ja) 給紙装置、及び画像形成装置
JP4313325B2 (ja) 給紙装置
JP2019026458A (ja) 積載装置、給送装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP3441475B2 (ja) 給紙装置
JP2005225643A (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP2020033161A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP3682836B2 (ja) 画像形成装置
JP2020033123A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP6929075B2 (ja) シート支持装置及び画像形成装置
JP7114261B2 (ja) シート給送装置
JP2018144928A (ja) 積載装置、給送装置及び画像形成装置
JP4463168B2 (ja) 給紙装置
JP2020066511A (ja) 給紙装置、画像形成システムおよび制御方法
JP2016060634A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2021187595A (ja) シート給送装置及び画像形成システム
JP7475850B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3450707B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7079081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150