JP7077878B2 - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
上記課題を解決するモータ制御装置は、ブラシレスモータをベクトル制御するモータ制御装置であって、前記ベクトル制御の回転座標のd軸として推定されている推定d軸の方向を、前記回転座標の実際のd軸である実d軸の方向に近づけるモータ制御装置において、前記回転座標上でq軸と推定されている制御軸を推定q軸とした場合、前記推定d軸上に電圧ベクトルが発生するように前記ブラシレスモータのコイルに給電するときにおける前記推定q軸の方向の電流成分である推定q軸電流成分を検出する第1検出部と、前記第1検出部が前記推定q軸電流成分を検出したときの前記推定d軸の方向を基準方向とした場合、前記基準方向から前記推定d軸が変化されたときの前記推定q軸電流成分を検出し、且つ、前記基準方向から前記推定d軸が変化されたことに対する前記推定q軸電流成分の変化を検出する第2検出部と、前記第1検出部によって検出された前記推定q軸電流成分と、前記第2検出部によって検出された前記推定q軸電流成分の変化と、を基に、前記実d軸と前記推定d軸との位相差に関連する位相差情報を導出する導出部と、を備える。
上記構成のモータ制御装置において、前記第2検出部は、前記推定d軸が前記基準方向から変化された量に対する前記推定q軸電流成分の変化の向きを検出し、前記導出部は、前記第1検出部によって検出された前記推定q軸電流成分の向きと、前記第2検出部によって検出された前記推定q軸電流成分の変化の向きと、を基に、前記位相差情報としての前記位相差の範囲を導出することが好ましい。
上記構成のモータ制御装置は、前記導出部によって導出された前記位相差情報に基づいて、前記推定d軸の方向が前記実d軸の方向に近づくように前記推定d軸を変化させる更新部を備え、前記更新部は、前記導出部によって導出された前記位相差の範囲に対応する更新量で前記推定d軸を更新することが好ましい。
図1には、本実施形態のモータ制御装置10と、モータ制御装置10によって制御されるブラシレスモータ100とが図示されている。ブラシレスモータ100は、車載のブレーキ装置におけるブレーキ液の吐出用の動力源として用いられる。ブラシレスモータ100は、永久磁石埋込型同期モータである。ブラシレスモータ100は、複数の相(U相、V相及びW相)のコイル101,102,103と、突極性を有するロータ105とを備えている。ロータ105としては、例えば、N極とS極とが一極ずつ着磁されている2極ロータを挙げることができる。
以降の説明では、実d軸と直交する実際のq軸を「実q軸」といい、推定d軸と直交する軸を「推定q軸」という。すなわち、推定q軸は、回転座標上でq軸と推定されている制御軸のことである。また、実d軸と推定d軸との角度差を「位相差Δθ」とする。本実施形態では、位相差Δθは、推定d軸が実d軸に対して進角している場合に「正」となり、推定d軸が実d軸に対して遅角している場合に「負」となる。
図4に示すように、推定d軸と実d軸との位相差Δθが第1の位相差Δθ1である場合の推定q軸電流Iq’の大きさ及び正負の向きは、位相差Δθが第2の位相差Δθ2である場合の推定q軸電流Iq’の大きさ及び正負の向きと同じである。このため、推定q軸電流Iq’だけに基づいて、第1の位相差Δθ1と第2の位相差Δθ2を区別して位相差Δθを特定することはできない。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ブラシレスモータ100に適用されるロータ105は、2極以外のロータであってもよい。
・モータ制御装置10は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア(特定用途向け集積回路:ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路又はこれらの組み合わせを含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリ、すなわち記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
Claims (7)
- ブラシレスモータをベクトル制御するモータ制御装置であって、前記ベクトル制御の回転座標のd軸として推定されている推定d軸の方向を、前記回転座標の実際のd軸である実d軸の方向に近づけるモータ制御装置において、
前記回転座標上でq軸と推定されている制御軸を推定q軸とした場合、前記推定d軸上に電圧ベクトルが発生するように前記ブラシレスモータのコイルに給電するときにおける前記推定q軸の方向の電流成分である推定q軸電流成分を検出する第1検出部と、
前記第1検出部が前記推定q軸電流成分を検出したときの前記推定d軸の方向を基準方向とした場合、前記基準方向から前記推定d軸が変化されたときの前記推定q軸電流成分を検出し、且つ、前記基準方向から前記推定d軸が変化されたことに対する前記推定q軸電流成分の変化を検出する第2検出部と、
前記第1検出部によって検出された前記推定q軸電流成分と、前記第2検出部によって検出された前記推定q軸電流成分の変化と、を基に、前記実d軸と前記推定d軸との位相差に関連する位相差情報を導出する導出部と、を備える
モータ制御装置。 - 前記第2検出部は、前記推定d軸が前記基準方向から変化された量に対する前記推定q軸電流成分の変化量である変化勾配を、前記推定q軸電流成分の変化として検出し、
前記導出部は、前記第1検出部によって検出された前記推定q軸電流成分と、前記第2検出部によって検出された前記変化勾配とに基づいて、前記位相差情報としての前記位相差を導出する
請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記第2検出部は、前記推定d軸が前記基準方向から変化された量に対する前記推定q軸電流成分の変化の向きを検出し、
前記導出部は、前記第1検出部によって検出された前記推定q軸電流成分の向きと、前記第2検出部によって検出された前記推定q軸電流成分の変化の向きと、を基に、前記位相差情報としての前記位相差の範囲を導出する
請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記導出部によって導出された前記位相差情報に基づいて、前記推定d軸の方向が前記実d軸の方向に近づくように前記推定d軸を更新する更新部を備える
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ制御装置。 - 前記更新部は、前記導出部によって導出された前記位相差情報が示す前記位相差が大きいほど、前記推定d軸を更新する際の更新量を大きくする
請求項4に記載のモータ制御装置。 - 前記導出部によって導出された前記位相差情報に基づいて、前記推定d軸の方向が前記実d軸の方向に近づくように前記推定d軸を変化させる更新部を備え、
前記更新部は、前記導出部によって導出された前記位相差の範囲に対応する更新量で前記推定d軸を更新する
請求項3に記載のモータ制御装置。 - 前記更新部は、前記推定q軸電流成分の大きさが所定の閾値未満になると、前記推定d軸の更新を終了する
請求項4~請求項6のいずれか一項に記載のモータ制御装置。
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