JP7075872B2 - 絶縁紙組込み装置及びステータ - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁紙、絶縁紙組込み装置及びステータに関する。
従来、ステータコアのスロット内に絶縁紙を介してコイルを配置したステータが知られている。図10Aに示すように、ステータ100のスロット101内の絶縁紙200は、スロット101の開口部101aよりも外側に向けて突出する延長部201を有する。この延長部201は、コイル300とステータコア102との間の沿面距離を確保するために、スロット101内のコイル300を覆うように折り曲げられる。
しかし、この場合、絶縁紙200のスプリングバックにより、図10Bに示すように、延長部201が開いてしまうおそれがある。ステータコア102のスロット101が、図11に示すようにフランジ部102a、102aを有するセミクローズドスロットである場合は、フランジ部102aが延長部201を押さえてくれるため、絶縁紙200のスプリングバックにより延長部201が開いてしまうおそれはない。しかし、スロットが、このようなフランジ部102aを有しないオープンスロットである場合には、延長部201を開かないように押さえることができない。
これに対して、後工程でワニスによって固定するまでの間、スロット101内の延長部201を折り曲げた状態で接着剤を用いて仮止めすることも考えられる。しかし、接着剤の付着具合は不安定になり易く、また、コスト増となるため、必ずしも好ましい解決策ではない。
一方、従来、絶縁紙に設けられた延長部(舌状部)を、コイルを覆うように直角に折り曲げると共に、延長部の先端を、スロットの底部側に向けてやや折り曲げ、スロットの開口部よりもやや底部側寄りの位置で、絶縁紙の対向する側面部に当接して係止するようにしたステータも知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、絶縁紙の延長部は、絶縁紙の対向する側面部に係止され、スロット内のコイルを覆った折り曲げ状態を維持できると考えられる。
特許第5496243号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の絶縁紙の構成では、スロット内のコイルがステータコアの径方向内側(スロットの開口部側)にずれる等により、絶縁紙の延長部に対して径方向に開く方向の力が掛かった場合、延長部の先端には絶縁紙の一方の側面部に対して食い込む方向と逆の外れる方向に力が掛かることになるため、延長部の側面部に対する引っ掛かりが容易に外れてしまい、延長部が絶縁紙のスプリングバックによって開いてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、絶縁紙の延長部に径方向に開く力が生じても、絶縁紙の延長部がスロットを閉じた状態を維持することができる絶縁紙、絶縁紙組込み装置及びステータを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る絶縁紙は、ステータコア(例えば、後述のステータコア10)のスロット(例えば、後述のスロット12)内に配置される絶縁紙(例えば、後述の絶縁紙2)であって、前記スロット内の対向する2つの内側面(例えば、後述の内側面12c)に沿って配置される2つの側面部(例えば、後述の側面部21a、21b)と、2つの前記側面部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記スロットの開口部(例えば、後述の開口部12a)から外側に突出可能に延在する延長部(例えば、後述の延長部23)と、を有し、前記延長部は、前記スロットの前記開口部の近傍で折り曲げられると共に、前記延長部の先端部(例えば、後述の先端部23b)が、前記開口部よりも前記スロットの底部(例えば、後述の底部12b)側に配置され、対向する前記側面部、又は対向する前記側面部に設けられる他方の前記延長部の前記先端部、に接触しており、前記延長部の折り曲げ部(例えば、後述の折り曲げ部23a)を挟んで前記側面部と前記延長部とがなす角を前記延長部の折り曲げ角(例えば、後述の折り曲げ角α)とし、前記延長部の前記先端部と他方の前記側面部又は他方の前記延長部の前記先端部とが前記スロットの外側に向けてなす角を前記延長部の係止角(例えば、後述の係止角β)とした場合、前記折り曲げ角は鋭角であり、且つ、前記係止角は、前記折り曲げ角と同等以上である。
上記(1)に記載の絶縁紙によれば、絶縁紙の延長部の先端部が、他の側面部又は他の延長部の先端部に接触して引っ掛かり、トグル効果によって食い込んだ状態となるため、延長部が簡単に開いてしまうことがない。このため、絶縁紙の延長部に径方向に開く力が生じても、絶縁紙でコイルを覆った状態を維持することができる。
(2) (1)に記載の絶縁紙において、前記延長部の前記折り曲げ角と前記係止角とは同等であってもよい。
上記(2)に記載の絶縁紙によれば、絶縁紙の単純な折り曲げによって延長部を容易に形成することができる。
(3) 本発明に係る絶縁紙組込み装置は、ステータコア(例えば、後述のステータコア10)のスロット(例えば、後述のスロット12)内の対向する2つの内側面(例えば、後述の内側面12c)に沿って配置される2つの側面部(例えば、後述の側面部21a、21b)と、2つの前記側面部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記スロットの開口部(例えば、後述の開口部12a)から外側に突出して延在する延長部(例えば、後述の延長部23)と、を有する絶縁紙(例えば、後述の絶縁紙2)を、前記スロット内に組み込む絶縁紙組込み装置(例えば、後述の絶縁紙組込み装置4)であって、前記スロット内に配置される前記絶縁紙に対し、前記延長部の先端部(例えば、後述の先端部23b)が前記開口部に向かうように前記延長部を緩やかに曲げる案内型(例えば、後述の案内型41)と、前記案内型により曲げられた前記延長部を、前記開口部の近傍で折り曲げると共に、前記延長部の前記先端部を、対向する前記側面部、又は対向する前記側面部に設けられる他方の前記延長部の前記先端部、に接触させる折り曲げ型(例えば、後述の折り曲げ型42)と、を有する。
上記(3)に記載の絶縁紙組込み装置によれば、絶縁紙の延長部がスロットの開口部の幅よりも長くても、延長部を円滑にスロット内に折り込むことができる。このため、延長部がトグル効果を発揮して簡単に開いてしまうことがない絶縁紙及びその絶縁紙を有するステータを容易に構成することができる。
(4) (3)に記載の絶縁紙組込み装置において、前記案内型及び前記折り曲げ型は、前記スロットの深さ方向に沿って移動可能であってもよい。
上記(4)に記載の絶縁紙組込み装置によれば、トグル効果を発揮する絶縁紙の延長部を一軸で折り曲げることができる。
(5) 本発明に係るステータ(例えば、後述のステータ1)は、ステータコア(例えば、後述のステータコア10)のスロット(例えば、後述のスロット12)内に、(1)又は(2)に記載の絶縁紙(例えば、後述の絶縁紙2)を介してコイル(例えば、後述のコイル3)が配置される。
上記(5)に記載のステータによれば、絶縁紙の延長部の先端部が、他の側面部又は他の延長部の先端部に当接して引っ掛かり、トグル効果によって食い込んだ状態となるため、延長部が簡単に開いてしまうことがない。このため、コイルがステータコアの開口部に向けてずれても、絶縁紙でコイルを覆った状態を維持することができるステータを提供することができる。
本発明によれば、絶縁紙の延長部に径方向に開く力が生じても、絶縁紙の延長部がスロットを閉じた状態を維持することができる絶縁紙、絶縁紙組込み装置及びステータを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの一部のスロットの構成を示す横断面図である。 図1に示す一つのスロットの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。 本発明の第1実施形態に係る絶縁紙の作用を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。 本発明の第3実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。 本発明の第4実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。 本発明に係る絶縁紙組込み装置の要部を示す横断面図である。 図7中のX-X線に沿う断面図である。 本発明に係る絶縁紙組込み装置による絶縁紙の組込み工程を説明する説明図である。 本発明に係る絶縁紙組込み装置による絶縁紙の組込み工程を説明する説明図である。 本発明に係る絶縁紙組込み装置による絶縁紙の組込み工程を説明する説明図である。 本発明に係る絶縁紙組込み装置による絶縁紙の組込み工程を説明する説明図である。 本発明に係る絶縁紙組込み装置による絶縁紙の組込み工程を説明する説明図である。 従来例に係る絶縁紙が使用されたステータの一つのスロットの構成を示す横断面図である。 従来例に係る絶縁紙が使用されたステータの一つのスロットの構成を示す横断面図である。 従来例に係るスロットの開口部にフランジ部を有するステータの一つのスロットの構成を示す横断面図である。
以下、本発明に係る絶縁紙の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[絶縁紙の第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの一部のスロットの構成を示す横断面図である。図2は、図1に示す一つのスロットの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る絶縁紙の作用を説明する説明図である。なお、以下で説明する図面における横断面図は、ステータの軸方向に対して垂直な方向に切断した断面を示す。
本実施形態に示すステータ1は、ステータコア10の中央の軸孔11に向けて開口する複数のスロット12を有する。スロット12は、ステータコア10の周方向(D1方向に沿う方向)に沿って均等間隔で放射状に配列されている。隣り合うスロット12、12の間は、ティース13を構成する。
スロット12は、径方向内側の軸孔11に開放する開口部12aから底部12bに向けて凹設された溝状に形成されている。また、スロット12は、開口部12aを絞るフランジ部を有しないオープンスロットであり、内部には、絶縁紙2を介して複数本のコイル3が径方向に並んで収容されている。
本実施形態に示す絶縁紙2は、スロット12の内面に沿って、スロット12毎に独立して配置される。図1に示すように、スロット12内の絶縁紙2は、スロット12内の対向する2つの内側面12c、12cに沿って配置される一対の側面部21a、21bと、スロット12内の底部12bに沿って配置される1つの底面部22と、スロット12の開口部12a側に配置され、2つの側面部21a、21bのうちの一方に設けられる1つの延長部23と、を有する。
本実施形態に示す延長部23は、絶縁紙2の一対の側面部21a、21bのうちの一方の側面部21aに一体に連結され、スロット12の開口部12aから径方向に沿うスロット12の外側(軸孔11側)に向けて突出可能に延在する。図1に示す延長部23は、コイル3を覆うように、開口部12aの近傍の折り曲げ部23aにおいて折り目を付けて折り曲げられた後の状態を示している。折り曲げ部23aから先端部23bに亘る延長部23の幅W1は、スロット12の開口部12aの開口幅W2よりも幅広に形成される。
この絶縁紙2を有するステータ1は、次のようにして構成される。
先ず、矩形状の絶縁紙2が、スロット12の内面形状に沿って、側面部21a、21bと底面部22とを有する略「コ」字状に折り曲げられる。このとき、一方の側面部21aを他方の側面部21bよりも長尺にすることにより、側面部21aに一体の延長部23が形成される。
その後、スロット12内に絶縁紙2が収容される。絶縁紙2の側面部21a、21bは、スロット12の内側面12c、12cに沿うように配置され、底面部22は、スロット12の底部12bに沿うように配置される。このときの延長部23は、スロット12の開口部12aからスロット12の外側に突出し、軸孔11に延在している。
絶縁紙2の側面部21a、21b及び底面部22で囲まれる空間内にコイル3が挿入されて積層された後、延長部23は、スロット12内のコイル3を覆うように、折り曲げ部23aで折り目を付けて折り曲げられる。折り曲げ部23aは、スロット12の深さ方向(径方向)における開口部12aの近傍に配置される。このとき、延長部23は、先端部23bを、スロット12の径方向の折り曲げ部23aの位置よりもスロット12の底部12b側に向けてやや押し込むように折り曲げられる。延長部23の幅W1は、スロット12の開口部12aの開口幅W2よりも幅広であるため、スロット12内に押し込まれた延長部23の先端部23bは、開口部12aよりもスロット12の底部12b側にやや入り込んだ位置において、他方の側面部21bに突き当たって引っ掛かるように接触する。
ここで、図2に示すように、折り曲げ部23aを挟んで側面部21aと延長部23とがなす角を延長部23の折り曲げ角αとし、延長部23の先端部23bと他方の側面部21bとがスロット12の外側(軸孔11側)に向けてなす角を延長部23の係止角βとした場合、折り曲げ角αは鋭角とされ、且つ、係止角βは折り曲げ角αと同等以上の角度とされる。即ち、α<90°且つα≦βである。
これにより、図3に示すように、延長部23にスプリングバックが発生した際のみならず、スロット12内のコイル3が開口部12aに向けてずれること等により、延長部23に対して開こうとする力Pが作用した際に、延長部23の先端部23bには、接触している側面部21bに向けた押し付け力Fが作用する。この押し付け力Fは、延長部23を開こうとする力Pが大きくなるほど、トグル効果によって先端部23bを側面部21bに更に大きな力で食い込ませるように作用する。その結果、延長部23は、側面部21bに接触した状態で係止される。このため、延長部23に開く力が生じても、延長部23は、コイル3を覆ってスロット12を閉じた仮止め状態を維持でき、スロット12を開放させることはない。仮止め状態の延長部23は、後工程においてスロット12内に塗布されるワニス(接着剤)により、コイル3を覆った状態に固定される。
本実施形態に示す延長部23は、折り曲げ部23aから先端部23bにかけて一直線状に延び、折り曲げ部23a以外に折り曲げ部の無い略平坦面を形成している。このため、折り曲げ角αと係止角βとは同等とされる。この場合は、延長部23が最も単純な形状であることにより、延長部23を折り曲げ部23aのみの単純な折り曲げによって容易に形成することができる利点を有する。
[絶縁紙の第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。図1~図3と同一符号の部位は同一構成の部位であるため、それらの説明は上記説明を援用し、以下の説明では省略する。
本実施形態に示す絶縁紙2の延長部23も、第1実施形態と同様に、先端部23bを折り曲げ部23aの位置よりもスロット12の底部12b側に向けて押し込むように折り曲げられるが、折り曲げ部(第1の折り曲げ部)23aと先端部23bとの間のやや先端部23b寄りに第2の折り曲げ部23cが更に設けられることにより、スロット12の内側(底部12b側)に向けて凸となるように折り曲げられている。
これにより、延長部23は、第1の折り曲げ部23aから第2の折り曲げ部23cに行くに従ってスロット12の底部12b側に向けて傾斜するが、第2の折り曲げ部23cを境にして傾斜方向が反転し、第2の折り曲げ部23cから先端部23bに行くに従ってスロット12の開口部12a側に向けて傾斜する。そして、先端部23bは、対向する側面部21bに突き当たるように接触する。このため、延長部23の係止角βは、折り曲げ角αよりも大きい角度(α<β)とされる。
これによれば、延長部23が開く方向と先端部23bが側面部21bに対して突き当たる方向とが同方向となるため、延長部23を開こうとする力Pは、延長部23に対して、先端部23bを側面部21bに向けて更に食い込ませる力として作用する。従って、延長部23の先端部23bと側面部21bとの係止状態を更に強固にすることができる。
[絶縁紙の第3実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。図1~図4と同一符号の部位は同一構成の部位であるため、それらの説明は上記説明を援用し、以下の説明では省略する。
本実施形態に示す絶縁紙2の延長部23は、第1の折り曲げ部23aと第2の折り曲げ部23cとによって、スロット12の内側に向けて凸となるように折り曲げられている点で、第2実施形態と共通する。しかし、延長部23の幅W1は、第2実施形態の場合に比べて更に幅広に形成され、第2の折り曲げ部23cよりも先端側の先端部23bが、対向する側面部21bに対して平行に面接触して配置される点で第2実施形態と相違する。このとき、延長部23の係止角βは、折り曲げ角αよりも更に大きくなり、略180°の角度とされる。
これによれば、延長部23における第1の折り曲げ部23aから第2の折り曲げ部23cまでの間が、第1の実施形態の場合と同様に側面部21bに対してトグル効果を発揮すると共に、延長部23の先端部23bと側面部21bとが面接触することによって摩擦力を発揮するため、延長部23を開こうとする力Pにより強く対抗することができる。このため、延長部23の先端部23bと側面部21bとの係止状態を更に強固にすることができる。
[絶縁紙の第4実施形態]
図6は、本発明の第4実施形態に係る絶縁紙を用いたステータの開口部の構成を拡大して示す横断面図である。図1~図5と同一符号の部位は同一構成の部位であるため、それらの説明は上記説明を援用し、以下の説明では省略する。
本実施形態に示す絶縁紙2の延長部23は、絶縁紙2の一対の側面部21a、21bにそれぞれ一体に設けられている。一対の延長部23、23は、第1の折り曲げ部23a、23aにおいて同じ折り曲げ角αでスロット12の底部12b側に向けて折り曲げられている。
絶縁紙2の延長部23、23は、第3実施形態と同様に、第2の折り曲げ部23c、23cによって、スロット12の内部に向けて凸となるようにそれぞれ折り曲げられている。第2の折り曲げ部23c、23cよりも先端側の先端部23b、23bは、第2の折り曲げ部23c、23cからスロット12の外側(軸孔11側)に向けて真っ直ぐに延び、スロット12の開口部12aよりもやや底部12b側の位置において互いに合掌するように面接触している。このときの係止角βは、一方の延長部23の先端部23bと他方の延長部23の先端部23bとがスロット12の外側に向けてなす角とされる。この係止角βは、折り曲げ角αよりも大きくなり、略360°の角度とされる。
これによれば、2つの延長部23、23同士が、互いにトグル効果を発揮し合うと共に、先端部23b、23b同士が面接触することによって摩擦力を発揮するため、延長部23、23を開こうとする力Pにより強く対抗することができる。このため、延長部23、23の先端部23b、23bと側面部21a、21bとの係止状態を更に強固にすることができる。
[絶縁紙組込み装置]
次に、本発明に係る絶縁紙組込み装置について図面を用いて詳細に説明する。図7は、本発明に係る絶縁紙組込み装置の要部を示す横断面図である。図8は、図7中のX-X線に沿う断面図である。
絶縁紙組込み装置4は、ステータコア10のスロット12内に絶縁紙2及びコイル3が配置された後に、上述した絶縁紙2の延長部23を、スロット12の内部に向けて押し込み、折り曲げ部23aで折り目を付けて折り曲げるための装置である。本実施形態に示す絶縁紙組込み装置4は、主に第1実施形態に係る絶縁紙2をスロット12内に組み込む際に用いられる。
絶縁紙組込み装置4は、案内型41と折り曲げ型42とを有する。案内型41と折り曲げ型42とは、図7、図8における上下方向に移動可能に設けられる。この上下方向は、スロット12の深さ方向(ステータコア10の径方向)に対応する。
案内型41は、スロット12の開口部12aから突出する折り曲げ前の絶縁紙2の延長部23に対し、先端部23bが開口部12a側に向かうように緩やかに湾曲させる型である。案内型41は、図7に示すように、スロット12の開口幅W2に対応して離間する型壁部41a、41bと、図8に示すように、ステータコア10の軸方向に沿うスロット12の高さに対応して離間する型壁部41c、41dと、を有する。型壁部41aと型壁部41bとは平行に配置され、型壁部41cと型壁部41dとは平行に配置される。
これらの型壁部41a~41dで囲まれる内側空間は、折り曲げ型42を移動可能に配置する案内路41eを構成する。案内路41eには、型壁部41aと型壁部41bとに亘る複数のガイド壁部43が設けられる。複数のガイド壁部43は、スロット12の高さ方向(ステータコア10の軸方向)に沿って均等間隔で配置される。本実施形態では3個のガイド壁部43が、案内路41eを4つに仕切っている。ガイド壁部43の先端は、絶縁紙2の延長部23を折り曲げる際のガイド面43aとなっている。ガイド面43aは、型壁部41aから型壁部41bにかけて略円弧状に凹湾曲することにより、延長部23を緩やかに湾曲するように案内する。
図7における左側の型壁部41aの先端は、ガイド壁部43のガイド面43aに連続するように滑らかに傾斜した初期案内面41fを有する。初期案内面41fは、折り曲げ前の延長部23を最初に左右の型壁部41a、41bの間に案内する機能を有する。即ち、案内路41eの先端側は、この初期案内面41fにより、型壁部41a側に僅かに広がっており、この型壁部41a側に配置されるティース13に差し掛かるようになっている。これにより、スロット12に対向配置された絶縁紙組込み装置4の案内型41がスロット12に向けて移動した際、初期案内面41fは、折り曲げ前の延長部23の先端部23bと最初に接触し、その先端部23bを左右の型壁部41a、41bの間のガイド面43aに向けて案内する。
折り曲げ型42は、案内型41のガイド面43aによって緩やかに湾曲した延長部23をスロット12の内部に向けて押し付け、折り曲げ部23aで折り目を付けて折り曲げる型である。折り曲げ型42は、本実施形態では4つの折り曲げ型42が、一対の型壁部41c、41dと3つのガイド壁部43との間にそれぞれ配置される。各折り曲げ型42の先端面42aは、折り曲げ前の絶縁紙2の延長部23が配置される側の型壁部41aから他方の型壁部41bに行くに従ってスロット12側に向けて傾斜する平坦な傾斜面になっている。折り曲げ型42は、図示しない駆動機構により、案内型41の案内路41e内を、案内型41に対して独立して図7及び図8における上下方向に移動可能に構成される。
次に、この絶縁紙組込み装置4を用いた絶縁紙2の組込み工程について、図9A~図9Eを用いて説明する。図9A~図9Eは、本発明に係る絶縁紙組込み装置による絶縁紙の組込み工程を説明する説明図である。
先ず、ステータコア10のスロット12内に絶縁紙2を介してコイル3が挿入された後、絶縁紙組込み装置4が、案内路41eをスロット12に一致させて配置される。このとき、絶縁紙2の延長部23は未だ折り曲げられておらず、一方の側面部21aからスロット12の開口部12aを越えてスロット12の外側に向けてほぼ真っ直ぐに延在している(図9A)。
次いで、絶縁紙組込み装置4がスロット12に向けて移動する。これにより、絶縁紙2の延長部23は、最初に型壁部41aの先端の初期案内面41fに当接する。更に絶縁紙組込み装置4が移動するのに伴い、延長部23は、初期案内面41fによってガイド壁部43のガイド面43aに円滑に案内される。案内型41の型壁部41a、41bの先端がスロット12を挟んで隣り合うティース13、13に当接するまで絶縁紙組込み装置4が移動すると、初期案内面41fに案内された延長部23は、ガイド壁部43のガイド面43aに沿って更に案内され、スロット12を塞ぐように緩やかに湾曲する(図9B)。
延長部23がガイド面43aに沿って湾曲した後、折り曲げ型42のみがスロット12に向けて案内路41e内を前進移動する。これにより、湾曲した延長部23は、折り曲げ型42の傾斜状の先端面42aによってスロット12の内部に向けて徐々に押し付けられ、スロット12の開口部12aの近傍に形成される折り曲げ部23aで折り曲げられる。(図9C)。
折り曲げ型42が案内路41e内を更に前進移動することにより、延長部23は、折り曲げ型42の先端面42aに沿って傾斜した平坦面とされる。折り曲げ型42の先端面42aは、折り曲げ部23aから遠くなるに従ってスロット12の内部に向けて傾斜しているため、折り曲げられた延長部23の先端部23bは、折り曲げ部23aよりもスロット12の底部12b側に向けて入り込んだ位置に配置され、対向する側面部21bに接触する(図9D)。
その後、絶縁紙組込み装置4がスロット12から離れると、延長部23はスプリングバックによって折り曲げ前の状態に戻ろうとするが、延長部23の先端部23bが折り曲げ部23aよりもスロット12の底部12b側の位置で側面部21bと接触していることにより、図2に示す通りの折り曲げ角α≦係止角βの関係が構築される。このため、延長部23は、トグル効果によって側面部21bに係止されて折り曲げ状態を維持し、開いてしまうことはない(図9E)。
その後、各スロット12内にワニス(図示せず)が塗布される。絶縁紙2は、ワニスの塗布により、延長部23でコイル3を覆った状態のまま固定される。これによりステータ1が構成される。
このように、絶縁紙組込み装置4は、絶縁紙2の延長部23の幅がスロット12の開口部12aの開口幅よりも幅広でも、延長部23を円滑にスロット12内に折り込むことができる。このため、トグル効果によって延長部23が簡単に開いてしまうことがない絶縁紙2及びその絶縁紙2を有するステータ1を容易に構成することができる。
また、絶縁紙組込み装置4の案内型41及び折り曲げ型42は、スロット12の深さ方向に沿って移動可能であるため、トグル効果を有する絶縁紙2の延長部23を一軸で折り曲げることが可能である。
本実施形態に示す絶縁紙組込み装置4は、第1実施形態に係る絶縁紙2をスロット12内に組み込む場合に対応するが、ガイド壁部43のガイド面43a及び折り曲げ型42の先端面42aの形状や設置数を適宜変更することにより、第2実施形態~第4実施形態に係る絶縁紙2をスロット12内に組み込む場合に同様に適用可能である。
1 ステータ
10 ステータコア
12 スロット
12a (スロットの)開口部
12b (スロットの)底部
12c (スロットの)内側面
2 絶縁紙
21a、21b (絶縁紙の)側面部
23 延長部
23a 折り曲げ部
23b 先端部
3 コイル
4 絶縁紙組込み装置
41 案内型
42 折り曲げ型
α 折り曲げ角
β 係止角

Claims (4)

  1. ステータコアのスロット内の対向する2つの内側面に沿って配置される2つの側面部と、2つの前記側面部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記スロットの開口部から外側に突出して延在する延長部と、を有する絶縁紙を、前記スロット内に組み込む絶縁紙組込み装置であって、
    前記スロット内に配置される前記絶縁紙に対し、前記延長部の先端部が前記開口部に向かうように前記延長部を緩やかに曲げる案内型と、
    前記案内型により曲げられた前記延長部を、前記開口部の近傍で折り曲げると共に、前記延長部の前記先端部を、対向する前記側面部、又は対向する前記側面部に設けられる他方の前記延長部の前記先端部、に接触させる折り曲げ型と、を有する、絶縁紙組込み装置。
  2. 前記案内型及び前記折り曲げ型は、前記スロットの深さ方向に沿って移動可能である、請求項に記載の絶縁紙組込み装置。
  3. ステータコアのスロット内に、縁紙を介してコイルが配置される、ステータであって、
    前記スロットは、開口部を絞るフランジ部を有しないオープンスロットであり、
    前記絶縁紙は、前記スロット内の対向する2つの内側面に沿って配置される2つの側面部と、2つの前記側面部のうちの少なくとも一方に設けられ、前記スロットの前記開口部から外側に突出可能に延在する延長部と、を有し、
    前記延長部は、前記スロットの前記開口部の近傍で折り曲げられると共に、前記延長部の先端部が、前記開口部よりも前記スロットの底部側に配置され、対向する前記側面部、又は対向する前記側面部に設けられる他方の前記延長部の前記先端部、に接触しており、
    前記延長部の折り曲げ部を挟んで前記側面部と前記延長部とがなす角を前記延長部の折り曲げ角とし、前記延長部の前記先端部と他方の前記側面部又は他方の前記延長部の前記先端部とが前記スロットの外側に向けてなす角を前記延長部の係止角とした場合、前記折り曲げ角は鋭角であり、且つ、前記係止角は、前記折り曲げ角と同等以上である、ステータ。
  4. 前記延長部の前記折り曲げ角と前記係止角とは同等である、請求項3に記載のステータ。
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