JP7074313B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック製の包装用容器であり、包装用容器を構成する容器本体と蓋体とを固定する構造に関する。
所謂蓋付きの包装用容器は、食材などを入れる容器本体と、この容器本体にヒンジ部を介して設けられた蓋体と、から成り、蓋体が容器本体の横から容器本体の上まで移動して、蓋をすることができる。従来より、蓋をした状態を維持するように、蓋体を容器本体に固定する固定部を備えたものが知られている。
特許文献1に開示の包装用容器は固定部を備えており、この固定部は、容器本体側に設けた凹部と、蓋体側に設けられており凹部に嵌る凸部と、から構成されている。
特許文献1の包装用容器の容器本体には、フランジ部が上に開いた口まわりで外側へ延びていて、このフランジ部に凹部が下方へ凹んだ形で設けられている。蓋体は、容器本体の横に配置した状態で、フランジ部が下に開いた口まわりで外側へ延びており、凸部がフランジ部から上に突き出るように設けられている。
蓋をする際に、蓋体をヒンジ部によって移動し、両者のフランジ部を合わせるよう蓋体を容器本体に被せる。さらに、蓋体の凸部を容器本体の凹部に入れて蓋体の凸部と容器本体の凹部とが嵌合することで、蓋をした状態を維持することができる。
特許文献2の包装用容器では、凸部が容器本体に設けられ、凹部が蓋体に設けられている。特許文献2の固定部では、凹部が四角型の穴に形成され、凸部が円柱型に形成されており、凸部を凹部の口に当てさらに押し込んでその内側に入れるように構成されている。
特開2007-45495号公報 特開2010-64797号公報
固定部の凸部が、特許文献2のように、嵌合の際に円弧状に延びた縁や円筒状の外周面を凹部に当てるよう形成されていると、凹部に入り込む際に凸部が滑り易く、これにより凸部が凹部から外れた位置に移動してしまう恐れがある。これでは、食料品などを包装する作業等を円滑に行えなくなってしまう。
そこで、本発明は、嵌合の際の凸部の滑りを低減する固定部を備えた包装用容器を提供することを目的とする。
本発明の包装用容器は、容器本体と、上記容器本体に被さる蓋体と、上記蓋体のフランジ部を上記容器本体のフランジ部に着脱自在に固定して蓋をした状態を維持する固定部と、を備え、上記固定部が、上記容器本体及び上記蓋体の一方の上記フランジ部に形成された凹部と、上記容器本体及び上記蓋体の他方の上記フランジ部に形成されていて上記凹部に嵌る凸部とを備えている。
上記凹部は、底壁と、上記底壁の周縁から立ち上がる側壁と、を備えている。上記側壁は、対向する一対の第1壁と、対向する一対の第2壁と、上記第1壁と上記第2壁とをつなぐコーナー壁と、を備えている。上記第1壁と上記第2壁とは、上記凹部の内側へ突き出る爪部と、上記爪部から延びた下方延長部と、を備えている。上記コーナー壁は、一方の上記フランジ部側から上記底壁側へ延びた斜面で構成された面取り部と、この面取り部の上記底壁側の端から上記底壁側へ延びた下方延長部と、を備えている。上記爪部は、一方の上記フランジ部側から上記底壁側へ延びた斜面で構成された面取り部と、この面取り部の上記底壁側の端から上記凹部の外側へ延びた爪下部と、を備えている。上記第1壁及び上記第2壁の上記下方延長部は、上記爪下部の端から上記底壁側へ延びている。上記第1壁の上記斜面の上記底壁側の上記端と上記第2壁の上記斜面の上記底壁側の上記端とが同じ高さに設けられ、さらに上記第2壁の上記斜面の一方の上記フランジ部側の端が上記第1壁の上記斜面の一方の上記フランジ部側の端と比べて上記底壁側へずれて設けられて、上記第1壁の上記爪部と上記第2壁の上記爪部とは形状が異なっている。
上記凸部は先細で筒状の側壁を備え、上記凸部の上記側壁は、外側を臨む対向部と、この対向部から径を縮めながら延びたテーパー状の上端部と、を備えている。上記対向部は、上記上端部との境界部分を除いて、断面が弧状に延びる四つの曲面部と断面が直線状に延びる四つの平面部とが周方向に交互につながって構成されていて、上記上端部と上記平面部との境界部分は、上記上端部と上記平面部とが、上記平面部から外側へ延びる曲面を介してつながって外側へ突き出る爪部を構成している。
上記凸部の四つの上記爪部が上記凹部の四つの上記爪部の並びに合わせて設けられていて、上記凸部の上記爪部の先端の一部に直線状に形成されていて上記凹部への進入の際に上記凹部の上記爪部の先端に当たる当接部を備え、さらに上記固定部は上記凹部の上記爪部とこれに掛かる上記凸部の上記爪部とで成るロック部を四つ備えていることを特徴とする。ここで、『直線状』とは、真っ直ぐ延びた長い部分に限らず、筋状に延びた部分の内、短い部分として長手方向の一部を構成し、隣接する他の部分と延びる方向が異なるよう設けられた箇所、例えば点状の微細な部分を含む。
本発明は、凸部が当接部を凹部に合わせた状態で凹部内側へ入るので、滑りを低減することができる。これにより、包装などの作業効率を高めることができる。
本発明の実施形態の包装用容器を示す正面図である。 本発明の実施形態の包装用容器を示す左面図である。 (a)は本発明の実施形態の包装用容器を示す平面図であり、(b)は本発明の実施形態の包装用容器を示す底面図である。 (a)は図1の包装用容器の開蓋状態の正面図であり、(b)は(a)の包装用容器を示す平面図である。 (a)は図1のA-A線に沿った包装用容器の断面図であり、(b)は図2のB-B線に沿った包装用容器の断面図であり、(c)は図4(b)のC1-C1線に沿った包装用容器の断面図である。 (a)は図4(b)の包装用容器でC2-C2部分の拡大図であり、(b)は(a)を反転させた底面側を表す図である。 (a)が図6(a)のD1-D1線に沿った断面図であり、(b)が図6(a)のD2-D2線に沿った断面図であり、(c)が(a)の一部を拡大した図であり、(d)が図6(a)のD3-D3線に沿った断面図である。 図4(b)の包装用容器でC3-C3部分の拡大図である。 (a)が図8のE1-E1線に沿った断面図であり、(b)が図8のE2-E2線に沿った断面図であり、(c)が図8のE3-E3線に沿った断面図であり、(d)が図8のE4-E4線に沿った断面図である。 (a)が図8の凸部をF方向に見た図であり、(b)が(a)のG1-G1線に沿った凸部の断面図であり、(c)が(a)のG2-G2線に沿った凸部の断面図である。 (a)は図3(a)のH1-H1線に沿った固定部の断面図であり、(b)は図3(a)のH2-H2線に沿った固定部の断面図である。 (a)と(b)とは本発明の実施形態の固定部とその周辺の構造を説明するための断面図である。
図1は本発明の包装用容器1の正面図であり、図2は包装用容器1の左側面図であり、図3の(a)と(b)は包装用容器1の平面図と底面図である。図4は開蓋状態の包装用容器1を示し、(a)が正面図であり(b)が平面図である。図5の(a)は図1のA-A線に沿った包装用容器1の断面図であり、(b)は図2のB-B線に沿った包装用容器1の断面図であり、(c)は図4(b)のC1-C1線に沿った包装用容器1の断面図である。
包装用容器1は、容器本体10と、この容器本体10に被さる蓋体20と、容器本体10と蓋体20の間に設けられるヒンジ部30と、蓋体20が容器本体10に被さった状態を保持する固定部と、を備えている。
(容器本体)
容器本体10は、カウンターなどに着地する底部110と、底部110の周縁から立ち上った側面部120と、側面部120の上端から外側へ延びて縁を形成するフランジ部(以下、本体フランジ部130と呼ぶ。)と、を備えている。
底部110は平面視で前後方向に長い領域を構成し、この領域は、左側が右側と非対称に形成されており、左側の隅周辺では、縁が、右側の隅の縁と比べて中心寄りに設けられ、さらに斜めに延びるように形成されている。底部の周縁は、前後に延びる二つの縁と、左右に延びる二つの縁と、斜めに延びる二つの縁とが連なって六角型に構成されている。
側面部120は、周縁を構成する各縁から立ち上り、上端の位置を揃えて、底部110の上で開いた口を形成する。口は、底部110の周縁と同様に、平面視で六角形型を成すよう形成されている。なお、図中の符号125は補強用のリブで、底部110から側面部120の上端に亘って筋状に延びていて距離をおいて複数並ぶよう設けられている。リブ125は、その長手方向に直交する断面形状が円弧状に丸く曲がっていて、複数のリブ125によって容器本体10は表面が凹凸状に形成されている。
本体フランジ部130は、図5(c)に示すように、側面部120の上端から外側へ延びた蓋当接部131と、蓋当接部131より下方へずれて設けられていて外側へ広がる本体縁形成部132と、を備えている。
蓋当接部131は、平らな面を構成し、口まわりに側面部120の上端に沿って形成されている。蓋当接部131は、図4(b)に示すように、ヒンジ部30と反対側に位置する一部が広く形成されており、図示例では、包装用容器1の左側の隅に対応する端の領域が他の部分より外側へ広がって三角型の領域が構成されており、この領域には、後述する固定部の凹部40が設けられている。なお、本実施形態の本体フランジ部130には、固定部用領域が二カ所、距離を置いて設けられている。
本体縁形成部132は、平面視での容器本体10の輪郭を形成し、この輪郭は底部110の輪郭形状と相違し、前後方向に長い矩形型を構成する。本体縁形成部132は、固定部用領域に隣接した一部が他の部分より外側へ長く突出して、摘み部132Aを構成している。
(蓋体)
蓋体20は、容器本体10の口の上方で広がる天面部210と、天面部210の周縁から下方へ延びた側面部220と、側面部220の下端から外側へ延びて縁を形成するフランジ部(以下、蓋フランジ部230と呼ぶ。)と、を備えている。
天面部210は平面視で前後方向に長い領域を構成し、この領域は、図3(a)に示すように、底部110と同様に左側が右側と非対称に形成されている。周縁が前後に延びる二つの縁と、左右に延びる二つの縁と、斜めに延びる二つの縁とが連なって六角型に構成されている。
側面部220は、天面部210の周縁を構成する各縁から下がり、下端の位置を揃えて、天面部210の下で開いた口を形成する。口は、天面部210の周縁と同様に、平面視で六角形型を成すよう形成されている。なお、図4中の符号225は補強用のリブで、側面部120の上端から下端へ亘って筋状に延びていて距離をおいて複数並ぶよう設けられている。リブ225は、その長手方向に直交する断面形状が円弧状に丸く曲がっていて、複数のリブ225によって蓋体20は側面が凹凸状に形成されている。
蓋フランジ部230は、図5(b)に示すように、側面部220の下端から外側へ延びた本体当接部231と、本体当接部231より上方へずれて設けられていて外側へ広がる蓋縁形成部232と、を備えている。
本体当接部231は、平らな面を構成し、口まわりに側面部220の下端に沿って形成されていて、図4(b)に示すように、ヒンジ部30と反対側に位置する一部が広く形成されており、図示例では、包装用容器1の左側の隅に対応する端の領域が他の部分より外側へ広がって三角型の領域が構成されており、この領域には、後述する固定部の凸部50が設けられている。なお、本実施形態の蓋フランジ部230には、固定部用領域が二カ所、距離を置いて設けられている。
蓋縁形成部232は、平面視での蓋体20の輪郭を形成し、この輪郭は天面部210の輪郭形状と相違し、前後方向に長い矩形型を構成する。蓋縁形成部232は、固定部用領域に隣接した一部が他の部分より外側へ長く突出して、摘み部232Aを構成している。
ヒンジ部30が、容器本体10と蓋体20とをつなぐよう設けられている。ヒンジ部30は、本体フランジ部130の長辺側の縁と、これと同様の長さを有する蓋フランジ部230の長辺側の縁との間で溝状に形成されていて、開蓋状態での断面構造が下方へ凸型で上が開いた円弧をなし、閉蓋過程では図5(b)に示すように丸く変形して、蓋体20を容器本体10の上に移動させることができる。閉蓋状態から開蓋状態へは、上記とは逆にヒンジ部30の形が変わり、繰り返して蓋を開閉することができる。
蓋体20を容器本体10の上に移動させると、蓋体20の本体当接部231が容器本体10の蓋当接部131に当たる。このように本体当接部231と蓋当接部131とが合わさって、包装用容器1は、容器本体10と蓋体20とで囲われた収容空間を構成する。このように蓋をした状態では、図5の(a)と(b)とに示すように本体フランジ部130と蓋フランジ部230とが所定のクリアランスCLを介して対向して設けられる。
固定部が蓋をした状態を保持するよう設けられている。本実施形態では、固定部は、本体フランジ部130に設けられる凹部40と、蓋フランジ部230に設けられていて凹部40に嵌る凸部50と、を備えている。
以下、固定部の構造について説明する。
(凹部40:固定部)
先ず、固定部の凹部40を説明する。図6の(a)は図4(b)の包装用容器1でC2-C2部分の拡大図であり、(b)は(a)を反転させた底面側を表す図である。図7の(a)と(b)は図6(a)に示す凹部40とその周辺を含めた本体フランジ部130の断面図であり、具体的には(a)が図6(a)のD1-D1線に沿った断面図であり、(b)が図6(a)のD2-D2線に沿った断面図である。凹部40は、底壁410と、底壁410の周縁から立ち上る側壁420と、を備えて、蓋当接部131の一部を下方へ凹ませた部分として形成されており、上に口を開けている。
底壁410は、平面視で外形が正方形型であり、前後の相対する位置で横に延びた前縁と後縁と、左右の相対する位置で縦に延びた左縁と右縁と、それらの端の間に設けられ四隅の輪郭を形成する弧状のコーナー縁とが、連なる。なお、図6(a)は、前縁や横縁とが横に延びて底壁410が正方型に表れるよう向きを調整して表しており、以下、このように図に表した向きを前提に固定部を説明し、前縁から後縁へ向かう方向或いはその逆方向とを縦の方向と呼び、左縁から右縁へ或いはその逆の方向を横の方向と呼ぶ。図6(b)で底壁410の周縁を一点鎖線で表している。
底壁410は、正方形型の縁に沿って枠状に設けられる周縁部411と、周縁部411の内側領域を構成する内側領域部412と、周縁部411と内側領域部412との間に設けられた段差形成部413と、を備えている。
図7(c)は図7(a)の底壁410の拡大図であり、周縁部411は、外側へ延びる面を構成している。また、内側領域部412は、段差形成部413を介して周縁部411とつながっていて、周縁部411より低い位置に設けられている。
内側領域部412は、図6の(a)と(b)とに示すように、輪郭が底壁410と同様に正方形型であり、一部を除いて縦横に広がる面を構成する。この一部にはリブ412Aが設けられており、図7(c)に示すようにリブ412Aは平らな面より下方へ窪ませた部分として形成されていて、凹部40の最も深い部分(最深部)を構成する。リブ412Aは平面視で横に延びており、その長手方向に直交する断面形状は円弧状の丸い曲面を成して、容器外側へ膨らんでいる。
段差形成部413は、図7(c)に示すように、周縁部411と共に凹部40内側に張り出す出隅415を構成し、内側領域部412と共に凹部40内側における入隅416を構成する。
側壁420は、図6(b)に示すように、横に広がり対向する一対の第1壁421と、縦に広がり対向する一対の第2壁422と、第1壁421と第2壁422とをつなぐコーナー壁423と、を備えている。
側壁420は、蓋当接部131から底壁410まで下方へ延びて形成されており、図7の(a)と(b)とに示すように、下方延長の起点部分に面取り部425を備えている。面取り部425は、蓋当接部131側から底壁410側へ下がる斜面で構成されている。面取り部425がコーナー壁423を含めて枠状に連なり口を構成する。口は低くなるにつれて狭くなる。
側壁420は、コーナー壁423とそれらの間の第1壁421や第2壁422とで、鉛直断面の構造が異なっている。図7(d)は、図6(a)のD3-D3線に沿ったコーナー壁423の断面図であり、コーナー壁423では、面取り部425の下端から下方へ延びた下延長部426と、下延長部426から延びていて底壁410とつながる曲面部427と、を備えている。側壁420は、コーナー壁423から外れた位置では、図7(a)に示すように、凹部40内側へ突き出るよう形成された爪部(以下、凹側爪430と呼ぶ。)を備えている。凹側爪430は、面取り部425と、この面取り部425の下端から凹部40外側へ斜めに延びた爪下部428と、から構成されており、下延長部426が爪下部428の下端から下方へ延び、さらに曲面部427が下延長部426から延びていて、曲面部427から爪下部428までに亘って凹部40外側へ膨らんだ形態を成す。
凹側爪430は、各第1壁421に設けられて、縦方向に距離をおいて配置されていて、対向している。さらに、第2壁422にも、凹側爪430が一対設けられていて、これらは対向するよう横方向に距離を置いて配置されている。第1壁421と第2壁422では、各凹側爪430の先端、つまり凹部40の内側へ最も突き出す縁が、何れも略全体に亘って水平に真っ直ぐ延びており、図6(a)に示すように第1壁421のものでは横に延び、第2壁422のものでは縦に延びている。各凹側爪430の先端は高さ方向で位置を揃えて設けられている。
縦に並んだ第1壁421の凹側爪430と横に並んだ第2壁422の凹側爪430とは、形状が異なっており、第2壁422では凹側爪430が、図7(b)に示すように、後述する周辺凹部60に隣接して設けられており、この周辺凹部60の端から凹側爪430の上部域を成す面取り部425が延びている。この凹側爪430を構成する第2壁422の面取り部425は、第1壁421の面取り部425の寸法h1と比べて、爪上部域の寸法h2が小さく(h2<h1)設定されて、斜面の上端位置が第1壁421の面取り部425の上端より下方へずれて低い位置に設けられている。なお、平面視で縦と横に並んだ凹側爪430は、長さや凹部40内側への突出量が同じに設定されている。また、底壁410に設けられるリブ412Aは、図6(b)に示すように、一方の第2壁422から他方の第2壁422へ向かうよう、つまり横方向に長手方向を沿わせて底壁410に少なくとも一つ設けられ、図示例では二つ距離を置いて並んでいる。本実施形態では、第1壁421の凹側爪430と第2壁422の凹側爪430とを比べると、これらは剛性が異なるように構成されている。
底壁410と側壁420とで、凸部50を入れる空間が構成されており、この空間は縦横と比べて高さを抑えて構成されている。面取り部425で構成される口の大きさは、図7(a)に示す縦方向の寸法Lを凹部40の深さHと比べると、以下の条件(1)を満たすように構成されている。
Figure 0007074313000001
なお、寸法Lは、一方の面取り部425の起点箇所と、これと距離を置いて設けられる反対側の面取り部425の起点箇所までの水平での直線距離であり、図7(b)に示す横に並んだ第2壁422の凹側爪430での寸法L′はLより若干小さく設定されている。凹部40は、指で外側から押さえることができる大きさに構成されることが好ましく、例えば縦の寸法Lは8mm~20mmに設定される。
(周辺凹部60)
周辺凹部60が凹部40に隣接して本体フランジ部130に窪んで設けられており、図7(b)に示すように、凹部40の底壁410と比べて浅く形成されて広がる浅底部610を備えている。周辺凹部60は、左右の第2壁422のそれぞれに隣接して設けられていて、各浅底部610の端が面取り部425につながっている。
以上、本体フランジ部130で後側に設けられる凹部40の構成について説明したが、前側の凹部40は、図4(b)の包装用容器1を前後に分ける仮想面を基準として、後側の凹部40と面対称に構成されている。
(凸部50:固定部)
次に凸部50について説明する。図8は図4(b)の包装用容器1でC3-C3部分の拡大図である。図9の(a)~(d)は図8に示す凸部50とその周辺を含めた蓋フランジ部230の断面図であり、具体的には(a)が図8のE1-E1線に沿った断面図であり、(b)が図8のE2-E2線に沿った断面図であり、(c)が図8のE3-E3線に沿った断面図であり、(d)が図8のE4-E4線に沿った断面図である。凸部50は、筒状に立ち上がる側壁510と、側壁510の高い側の開口を塞いでいる上面壁520と、を備えている。
側壁510は、蓋フランジ部230から径を縮めながら上に延びるベース部511と、このベース部511から上に広く延びて外側を臨む対向部512と、対向部512から径を縮めながら上に延びる上端部513と、を備えている。
ベース部511、対向部512と上端部513の境界はそれぞれ水平に配置されており、対向部512がベース部511や上端部513と比べて側壁510で広い領域を占めるように設けられている。
凸部50は、対向部512の周方向で一部が他の部分より凹んだ切り欠き状部515を備えている。図10(a)は図8の凸部50をF方向から見た図であり、図10(b)が図10(a)のG1-G1線に沿った凸部50の断面図であり、対向部512は、上端部513との境界周辺を除いて断面構造が、弧状に延びる曲面部512Aと、この曲面部512Aと異なり直線状に延びる平面部512Bとが周方向に交互につながって構成されている。
非曲面の領域が曲面の領域と比べて凸部50内側へずれて設けられて、切り欠き状部515を構成する。切り欠き状部515は、図9(b)に示すように、平坦で広く立ち上がる面515Aとこの面515Aから外側へ延びる曲面515Bとを備えて、ベース部511との境界から上端部513との境界にわたって設けられている。図示例では、切り欠き状部515が凸部50の周方向に等角度の間隔で四つ設けられている。
上端部513は、対向部512側から上面壁520側へ先細になるよう、テーパー状に形成されている。上端部513は対向部512とともに、境界部分が外側へ張り出す角部530を構成している。
角部530は平面視で凸部50の輪郭を構成し、図示例では円形を成す。図10(c)は図10(a)のG2-G2線に沿った凸部50の断面図であって、特に角部530の断面を表しており、角部530の断面の構造は、弧状に延びる曲線部531と、この曲線部531と異なり真っ直ぐに伸びる直線部532とが周方向に交互につながって円を作っている。直線部532は、曲線部531と比べて寸法が短く設定されている。この直線部532は、凸部50が凹部40に進入する際に、凹部40に当たるよう構成されており、以下、『当接部』と呼ぶ。なお、図10(c)では、曲線部531を破線で表し、当接部を実線で表している。
図示例では、当接部が周方向に等角度の間隔で四つ設けられており、当接部と切り欠き状部515とは上下に並ぶように配置されている。当接部周辺は、図9の(a)と(b)とに示すように、上端部513と、切り欠き状部515とで、凸部50外側へ突出する爪部(以下、凸側爪540と呼ぶ。)を構成しており、当接部は凸側爪540の先端に設けられている。さらに当接部は、直線状に延びる方向が水平断面での切り欠き状部515の平面が広がる方向と平行に設けられている。なお、当接部は、切り欠き状部515の幅より短く設定されている。
凸部50は四方の各側面形状が同一に表れ、周方向に距離を置いて設けられる各凸側爪540は同一構成である。凸部50では、各爪部領域が凹部40と接触するよう構成されている。
凸部50が凹部40に入り込んだ状態で、凸側爪540が凹側爪430に掛かり、蓋をした状態を維持する。包装用容器1では、凹側爪430の縦と横方向の並びに合わせて、凸側爪540が縦と横の方向に並んで設けられており、嵌合状態で、凸側爪540と凹側爪430によるロック部が四つ設けられる。各ロック部では、凹側爪430と凸側爪540の先端が平行であり、具体的には凸側爪540は、当接部の延びる方向が凹側爪430が成す長い直線状の先端に沿うよう、形成されている。なお、図8は、図6(a)と同様に向きを調整して表しており、側壁510に設けられる四つの当接部の内、相対する一対の当接部が縦に並び、他の一対の当接部が横に並ぶ姿勢で凸部50とその周辺を表している。
上面壁520は、図8と図9(a)とに示すように、平坦でリング状に設けられる周縁部521と、この周縁部521より凸部50内側へずれて平に広がる内側領域部522と、周縁部521と内側領域部522との間に設けられる段差形成部523と、を備えている。
凸部50は、縦と横の寸法に比べて高さ方向の寸法が短く構成されている。なお、凸部50は、凹部40と同様に(1)の範囲で寸法が設定されている。凸部50も、指で外側から押さえることができる大きさに構成されることが好ましく、例えば縦の寸法Lは8mm~20mmに設定される。
以上、蓋フランジ部230で後側に設けられる凸部50の構成について説明したが、前側の凸部50は、図4(b)の包装用容器1を前後に分ける仮想面を基準として、後側の凸部50と面対称に構成されている。
開蓋状態から蓋体20を容器本体10の上に移動させて、凸部50を凹部40に押し込むことで、これらが嵌合する。凹側爪430は、凸側爪540に押されて外側へ移動するよう変形し、凸側爪540による押圧がなくなると凹部40内側へ張り出すよう元の形態に戻る。
また、凸部50と凹部40とは以下の(2)の条件を満たすように構成されている。
Figure 0007074313000002
内寸d1は図7(a)に示すように内側を臨む面の間隔であり、縦に並んだ側壁420であれば、対向する二つの下延長部426の水平で縦方向の直線距離である。横に並んだ側壁420での内寸は縦に並んだ側壁420と同じに設定されている。外寸d2は図10(c)に示すように縦に相対する二つの当接部で、外面から外面までの水平で縦方向の直線距離である。なお、横に並んだ当接部での外寸d2は縦に並んだ当接部と同じに設定されている。
また、外寸d2から内寸d1を引いた差分をΔd、凹部40を構成するシート材の厚みをtとすると、これらは以下の条件(3)を満たす。
Figure 0007074313000003
ここで、Δdはd2-d1である。
さらに、図10(c)に示す当接部の長さL2は、凸部50の外寸d2に対して例えば以下の範囲(4)に設定されている。
Figure 0007074313000004
例えば、外寸d2が10mmの凸部50であれば、当接部の長さL2は、0.1mm~1.0mmである。
図11の(a)と(b)とは、図3(a)のH1-H1線とH2-H2線に沿った固定部の断面図であり、凸部50が凹部40に入り込んだ状態では、凹側爪430で凸部50の切り欠き状部515を押さえて、凸部50を凹部40に着脱自在に固定する。
包装用容器1の材料は限定されものではないが、ポリオレフィン系樹脂,ポリエステル系樹脂やポリスチレン系樹脂を利用することができる。本実施形態の包装用容器1は、PET,PP,PS等の樹脂製のシート材を成型で熱変形させて製造され、さらに全体を透明に構成されている。型にアンダーカットを設けて、これにより凹側爪430と凸側爪540とを形成する。離型の際、容器本体10側は凹部40のまわりの蓋当接部131の面をノックアウト機構で押し、蓋体20側は凸部50の上面壁520で平らな面を構成する内側領域部522をノックアウト機構で押す。
成型後の包装用容器1の各部の厚みは、特に限定されるものではないが0.05mm~1.0mmであり、好ましくは0.1mm~0.5mmであり、さらに望ましくは0.2mm~0.35mmである。なお、包装用容器1は、透明に限らず、透光性を有したり、不透明に構成してもよい。
(使用方法)
トマトの包装を例に、包装用容器1の使用方法を説明する。開蓋状態の包装用容器1を作業用カウンターなどに置いて、所望の量目のトマトを容器本体10に入れる。蓋フランジ部230を本体フランジ部130に重ねるよう蓋体20を容器本体10の上に移動させ、さらに凸部50の先端側を凹部40の口に当てる。この状態では、凸部50のテーパー状の上端部513が凹側爪430周辺の面取り部425に接している。
図12は固定部とその周辺の構造を説明するための図であって、凸部50の先端側が凹部40の口に接した状態での、(a)が図3(a)のH1-H1線に沿った断面図であり、(b)が図3(a)のH2-H2線に沿った断面図である。凸部50のテーパー状の上端部513は、凹部40の口に設けられた二対の凹側爪430の内、図12(a)に示すように周辺凹部60から離れて設けられた面取り部425に接触し、図12(b)に示すように周辺凹部60に隣接した面取り部425に対しては距離を置いてその上方に配置される
凸部50を凹部40へ押し込む際、図12(b)に一点鎖線で示すように、凸部50の口に親指91を当て、凹部40に隣接した周辺凹部60の一方に人差し指92、さらに他方の周辺凹部に中指93を当てる。このように周辺凹部60に指を当てて、凸部50を凹部40に入れるよう、力を加える。
凸部50の進入に伴い先ず一対の凹側爪430が押されて外側へ移動するよう変形する。さらに進入すると、凸部50は他の一対の凹側爪430にも当たり、これらの凹側爪430を外側へ移動するよう変形させる。これにより口が広がって、凸部50が内側へ進む。この進入過程で、凸側爪540が凹部40の口を通過する際、凸部50の周方向に四カ所設けた各凸側爪540が凹部40の四カ所に設けた凹側爪430にそれぞれ当たる。具体的には、凸部50の爪部の構成として、角部530の四カ所に設けられた当接部が、それぞれ真っ直ぐ延びる縁全体を凹側爪430の先端、つまり筋状に延びた縁に当てる。
凸側爪540が凹側爪430の位置を通過すると、凹側爪430では、凸側爪540による押圧が弱まり、元の形状のように凹部内側へ突き出るよう変形する。これにより、凹側爪430は、凸部50の切り欠き状部515に当たる。具体的には、凹側爪430は、その先端で筋状に延びる縁で切り欠き状部515の平らな面を押圧する。
凸部50が凹部40に入り込んだ状態では、凸部50の側壁510が四方から凹側爪430で押さえられる。このようにして、凸部50を凹部40に固定する。二カ所の固定部で、それぞれ凸部50と凹部40との嵌合作業を行うことで、容器本体10と蓋体20とで構成される空間にトマトを入れた包装が完成する。なお、固定部では、図11に示すように、凹側爪430が凸側爪540の移動を規制して、蓋をした包装状態が維持される。
トマトを購入した顧客は、二カ所で留められた蓋体20を開けることで、包装用容器1からトマトを取り出すことができる。開蓋の際、凸部50と凹部40の嵌合手順とは逆に、凸部50を凹部40から外す方向に力を加える。具体的には、凸部50周辺に設けられた蓋フランジ部230の摘み部232Aを持って、凹側爪430が凸部50を抑える力に抗うよう、上方に引っ張ると、凹側爪430が凸側爪540に押されて外側へ移動して凹部40の口が広がり、凸部50が凹部40から外れる。凸部50が外れた状態の凹部40では、凹側爪430は、凸部50による押圧から解放されることで、元の形に戻る。
また、トマトを取り出した後は、包装の際と同様に、蓋体20を容器本体10に被せて凸部50を凹部40に押し込むことで包装用容器1の蓋をした状態に変えて、トマトを次に利用するときまで保護することができる。
包装用容器1では、蓋を閉じる際、固定部の凸部50で角部530の内、筋状の当接部が凹部40の爪部に合わさることで、滑って口から離れることを低減することができる。このように、当接部が嵌合の動作を補助することで、包装を円滑に行えることができ、作業効率を高めることができる。
また、包装用容器1では、凹部40の口が外側へ拡がるよう開いているので凸部50が凹部40へ進入し易く構成されていて、底壁410側への進行を案内しているので、同様に嵌合作業を円滑に行える。さらに、包装用容器1は、図12(b)に示すように、指当て部として機能する周辺凹部60を備えているので、嵌合の際に力を加え易く、取扱性に優れている。
また、トマト包装後に包装用容器1を開蓋しても、凹部40と凸部50の各爪部周辺の構造が破壊されず、特に凹部40とが元の形状に戻るため、所望の回数繰り返して蓋を開閉することができる。
本発明の包装用容器は、上記の説明で挙げた構成に限定されるものではない。本発明の包装用容器は、凸部を容器本体に設け、凹部を蓋体に設けてもよい。蓋体に凹部を設ける場合には、指当て部は、凹部に隣接して或いはその近く蓋体に設けて、上記包装用容器1と同様に固定部を構成する凹部や凸部より低く構成する。なお、包装用容器は、凹部40と離して周辺凹部60を設けて、各凹側爪430を同じ形に構成してもよい。
また、包装用容器は、蓋体を予め容器本体と分離した状態、つまりヒンジ部を設けずに、容器本体と蓋体とが別々に製造されたものでもよい。
嵌合の際に、凹部へ当てる当接部が、上記構成例では凸部の外周を構成する角部の四カ所にもうけられているが、当接部の配置はこれに限るものではなく、複数のロック部の内、最も荷重がかかる一つのロック部に対応するよう凸部の外周の一か所に配置してもよい。
蓋体を容器本体に留める箇所、つまり固定部用領域は摘み部から離れた位置に設けてもよい。
1 包装用容器, 10 容器本体, 110 底部, 120 側面部, 125 リブ, 130 本体フランジ部, 131 蓋当接部, 132 本体縁形成部, 132A 摘み部, 20 蓋体, 210 天面部, 220 側面部, 230 蓋フランジ部, 231 本体当接部, 232 蓋縁形成部, 232A 摘み部, 30 ヒンジ部, 40 凹部, 410 底壁, 411 周縁部, 412 内側領域部, 412A リブ, 413 段差形成部, 420 側壁, 421 第1壁, 422 第2壁, 423 コーナー壁, 425 面取り部, 426 下延長部, 427 曲面部, 430 凹側爪, 50 凸部, 510 側壁, 511 ベース部, 512 対向部, 512A 曲面部, 512B 平面部, 513 上端部, 515 切り欠き状部, 520 上面壁, 521 周縁部, 522 段差形成部, 523 段差形成部, 530 角部, 531 曲線部, 532 直線部(当接部), 540 凸側爪, 60 周辺凹部(指当て部), 610 浅底部

Claims (2)

  1. 容器本体と、上記容器本体に被さる蓋体と、上記蓋体のフランジ部を上記容器本体のフランジ部に着脱自在に固定して蓋をした状態を維持する固定部と、を備え、
    上記固定部が、上記容器本体及び上記蓋体の一方の上記フランジ部に形成された凹部と、上記容器本体及び上記蓋体の他方の上記フランジ部に形成されていて上記凹部に嵌る凸部とを備えた、包装用容器であって、
    上記凹部は、底壁と、上記底壁の周縁から立ち上がる側壁と、を備え、
    上記側壁は、対向する一対の第1壁と、対向する一対の第2壁と、上記第1壁と上記第2壁とをつなぐコーナー壁と、を備え、
    上記第1壁と上記第2壁とは、上記凹部の内側へ突き出る爪部と、上記爪部から延びた下方延長部と、を備え、
    上記コーナー壁は、一方の上記フランジ部側から上記底壁側へ延びた斜面で構成された面取り部と、この面取り部の上記底壁側の端から上記底壁側へ延びた下方延長部と、を備え、
    上記爪部は、一方の上記フランジ部側から上記底壁側へ延びた斜面で構成された面取り部と、この面取り部の上記底壁側の端から上記凹部の外側へ延びた爪下部と、を備え、
    上記第1壁及び上記第2壁の上記下方延長部は、上記爪下部の端から上記底壁側へ延びており、
    上記第1壁の上記斜面の上記底壁側の上記端と上記第2壁の上記斜面の上記底壁側の上記端とが同じ高さに設けられ、さらに上記第2壁の上記斜面の一方の上記フランジ部側の端が上記第1壁の上記斜面の一方の上記フランジ部側の端と比べて上記底壁側へずれて設けられて、上記第1壁の上記爪部と上記第2壁の上記爪部とは形状が異なっており、
    上記凸部は先細で筒状の側壁を備え、
    上記凸部の上記側壁は、外側を臨む対向部と、この対向部から径を縮めながら延びたテーパー状の上端部と、を備え、
    上記対向部は、上記上端部との境界部分を除いて、断面が弧状に延びる四つの曲面部と断面が直線状に延びる四つの平面部とが周方向に交互につながって構成されていて、
    上記上端部と上記平面部との境界部分は、上記上端部と上記平面部とが、上記平面部から外側へ延びる曲面を介してつながって外側へ突き出る爪部を構成しており、
    上記凸部の四つの上記爪部が上記凹部の四つの上記爪部の並びに合わせて設けられていて、上記凸部の上記爪部は先端の一部に直線状に形成されていて上記凹部への進入の際に上記凹部の上記爪部の先端に当たる当接部を備え、さらに上記固定部は上記凹部の上記爪部とこれに掛かる上記凸部の上記爪部とで成るロック部を四つ備えていることを特徴とする、包装用容器。
  2. 上記凹部に隣接して一方の上記フランジ部に設けられていて、上記底壁よりも浅く形成された浅底部を有する指当て部を備え、
    上記第2壁の上記面取り部が上記浅底部の端から上記底壁側へ延びており、
    上記指当て部は、一方の上記第2壁側と、他方の上記第2壁側とに設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の包装用容器。
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