JP7074231B2 - 固形製剤 - Google Patents
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一方、トラネキサム酸は抗プラスミン作用や抗炎症作用、抗アレルギー作用を有する薬物として解熱鎮痛薬や総合感冒薬に汎用されている。
イブプロフェンは融点75~77℃の低融点薬物であり、さらに酸性基を有するためアルカリ性薬物と配合すると高湿度条件下において吸湿し塩を形成することが知られている。特に抗ヒスタミン薬、解熱鎮痛薬、消化薬と配合すると色調変化や湿潤化といった製剤形状の変化を認めるものが多い(非特許文献1参照)。
イブプロフェンはトラネキサム酸と同時に配合した場合には、高温保存条件下において製剤の膨張が生じ、錠剤のひび割れといった商品性を著しく低下させる懸念があることが報告されている(特許文献1参照)。
かかる知見により得られた本発明の様態は次のとおりである。
(1)イブプロフェン、トラネキサム酸、及びマグネシウムを含む無機塩を含有することを特徴とする固形製剤、
(2)イブプロフェン及びマグネシウムを含む無機塩を含有する造粒粒子、及びトラネキサム酸を含有することを特徴とする固形製剤、
(3)マグネシウムを含む無機塩が、酸化マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸マグネシウム、及び炭酸マグネシウムからなる群から選択される少なくとも1種である(1)又は(2)に記載の固形製剤、
(4)カプセル剤、丸剤、顆粒剤、錠剤、または散剤である(1)~(3)のいずれかに記載の固形製剤、
(5)錠剤が単層錠である、(4)に記載の固形製剤、
イブプロフェン含有造粒粒子は、公知の製造方法にて製造することができる。造粒方法としては、例えば湿式造粒法、スラッグ打錠法、乾式造粒法もしくは溶融造粒法などが挙げられるが、特に湿式造粒法が好ましい。これらは一般的な製剤機器を用いて一般的な方法で製剤化を行うことができる。
トラネキサム酸含有造粒粒子は、公知の製造方法にて製造することができる。造粒方法としては、例えば湿式造粒法、スラッグ打錠法、乾式造粒法もしくは溶融造粒法などが挙げられるが、特に湿式造粒法が好ましい。これらは一般的な製剤機器を用いて一般的な方法で製剤化を行うことができる。
イブプロフェン30重量部、トラネキサム酸37.5重量部、酸化マグネシウム15重量部、結晶セルロース11.5重量部、ヒドロキシプロピルセルロース5重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。得られた造粒粒子100重量部にステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン30重量部、トラネキサム酸37.5重量部、結晶セルロース26.5重量部、ヒドロキシプロピルセルロース5重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。得られた造粒粒子100重量部にステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
トラネキサム酸75重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し流動層造粒乾燥機(FL-MINI;フロイント産業社製)で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子(造粒粒子A)を得た。得られた造粒粒子100重量部にステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
実施例1及び比較例1、2で調製した各錠剤をガラス瓶に入れ金属キャップで密封し、65℃下に1週間保存した後の各錠剤の膨張やひび割れ、湿潤の有無や錠剤厚みの変化を打錠直後と比較した。結果を表1に示す。
イブプロフェン45重量部、合成ヒドロタルサイト30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、ケイ酸マグネシウム30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム・炭酸カルシウム共沈物30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、乾燥水酸化アルミニウムゲル30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、ケイ酸アルミニウム30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、無水リン酸水素カルシウム30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、乳酸カルシウム30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、炭酸水素ナトリウム30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥したが湿潤状態のまま乾燥した造粒粒子を得ることが出来なかった。
イブプロフェン45重量部、グリシン30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、L-リジン塩酸塩30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、L-アルギニン塩酸塩30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、クエン酸30重量部、結晶セルロース20重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
イブプロフェン45重量部、結晶セルロース50重量部、ヒドロキシプロピルセルロース4重量部及び軽質無水ケイ酸1重量部を乳鉢で混合した後、水を加えて湿式造粒し温風乾燥器で乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。この造粒粒子50重量部と比較例2に記載の造粒粒子A50重量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部を混合して打錠用粉末を調製し、卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠335mgの素錠を製した。
実施例2~4並びに比較例3~12で調製した各錠剤をガラス瓶に入れ金属キャップで密封し、65℃下に1週間保存した後の各錠剤の膨張やひび割れ、湿潤の有無や錠剤厚みの変化を打錠直後と比較した。結果を表2に示す。
製造例1 イブプロフェンおよび酸化マグネシウム含有造粒粒子の調製
表3中の製造例1に示す各成分を秤量後、混合して造粒用粉末を得た。造粒用粉末により、混練機(NW10;パウレック社製)および流動層造粒乾燥機(FD-WSG-2;パウレック社製)を用いて水・アルコール混液にヒプロメロースを溶解させた造粒液を添加し、常法により造粒、乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。
表3中の製造例2に示す処方により、流動層造粒乾燥機(FD-WSG-2;パウレック社製)を用いて水・アルコール混液にヒプロメロースを溶解させ軽質無水ケイ酸を分散させた造粒液を添加し、常法により造粒、乾燥した後22Mの篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。
表3中の製造例3に示す処方により、高速攪拌造粒機(VG-25;パウレック社製)および流動層造粒乾燥機(FD-WSG-2;パウレック社製)を用いて水・アルコール混液を造粒液として添加し、常法により造粒、乾燥した後22M篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。
表3中の製造例4に示す処方により、高速攪拌造粒機(VG-5;パウレック社製)および流動層造粒乾燥機(FL-MINI;フロイント産業社製)を用いて水・アルコール混液を造粒液として添加し、常法により造粒、乾燥した後22M篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。
表3中の製造例5に示す処方により、高速攪拌造粒機(VG-5;パウレック社製)および流動層造粒乾燥機(FL-MINI;フロイント産業社製)を用いて水を造粒液として添加し、常法により造粒、乾燥した後22M篩で整粒を行い、造粒粒子を得た。
製造例1の造粒粒子173gに製造例4の造粒粒子139g、無水カフェイン22.5g、軽質無水ケイ酸3.6g、カルボキシメチルスターチナトリウム(以下、CMS-Naと略す)14.9gおよびステアリン酸マグネシウム1.8gを混合して打錠用粉末を調製し、その後ロータリー式打錠機(VIRGO19;菊水製作所社製)を用いて1錠394mgの素錠を製した。
製造例1の造粒粒子104gに製造例3の造粒粒子37.9g、製造例5の造粒粒子145g、無水カフェイン18.8g、軽質無水ケイ酸3.2g、CMS-Na12.4gおよびステアリン酸マグネシウム1.6gを混合して打錠用粉末を調製し、その後ロータリー式打錠機(VIRGO19;菊水製作所社製)を用いて1錠430mgの素錠を製した。
製造例1の造粒粒子153gに製造例5の造粒粒子155g、無水カフェイン36g、軽質無水ケイ酸3.6g、CMS-Na16.2gおよびステアリン酸マグネシウム1.8gを混合して打錠用粉末を調製し、その後ロータリー式打錠機(VIRGO19;菊水製作所社製)を用いて1錠457mgの素錠を製した。
製造例2の造粒粒子170gに製造例4の造粒粒子163g、無水カフェイン26.3g、軽質無水ケイ酸3.7g、CMS-Na11gおよびステアリン酸マグネシウム1.8gを混合して打錠用粉末を調製し、その後ロータリー式打錠機(VIRGO19;菊水製作所社製)を用いて1錠358mgの素錠を製した。
製造例2の造粒粒子70gに軽質無水ケイ酸0.7g、CMS-Na2.2g、ステアリン酸マグネシウム0.4gを混合し第1層用の打錠用粉末を調製した。次に製造例4の造粒粒子46.5gに無水カフェイン7.5g、食用黄色5号0.02g、軽質無水ケイ酸0.5g、CMS-Na1.7gおよびステアリン酸マグネシウム0.3gを混合し第2層用の打錠用粉末を得た。これらの打錠用粉末を用い卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠358mg(第1層:170mg、第2層:188mg)の錠剤を製した。
製造例2の造粒粒子70gに軽質無水ケイ酸0.7g、CMS-Na2.2g、ステアリン酸マグネシウム0.4gを混合し第1層用の打錠用粉末を調製した。次に製造例3の造粒粒子30.3gに無水カフェイン15g、食用黄色5号0.02g、軽質無水ケイ酸0.5g、CMS-Na1.4gおよびステアリン酸マグネシウム0.2gを混合し第2層用の打錠用粉末を調製した。さらに製造例5の造粒粒子58gに軽質無水ケイ酸0.6g、CMS-Na1.8gおよびステアリン酸マグネシウム0.3gを混合して第3層用の打錠用粉末を調製した。これらの打錠用粉末を用い卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠404mg(第1層:122mg、第2層:79mg、第3層:203mg)の錠剤を製した。
製造例2の造粒粒子64.8gに無水カフェイン18g、リボフラビン0.08g、軽質無水ケイ酸0.88g、CMS-Na2.5gおよびステアリン酸マグネシウム0.4gを混合し第1層用の打錠用粉末を調製した。次に製造例5の造粒粒子58gに軽質無水ケイ酸0.6g、CMS-Na1.8gおよびステアリン酸マグネシウム0.3gを混合して第2層用の打錠用粉末を調製した。これらの打錠用粉末を用い卓上錠剤成型機(HANDTAB-200;市橋精機社製)により1錠419mg(第1層:217mg、第2層:202mg)の錠剤を製した。
実施例5~7並びに比較例13~16で調製した各製剤をガラス瓶に入れ金属キャップで密封し、65℃下に2週間もしくは50℃下に2箇月保存した後、目視観察により各製剤の膨張やひび割れ、湿潤の有無などの外観の状態を評価した。結果を表5に示す。
一方、イブプロフェンとトラネキサム酸にさらにマグネシウムを含む無機塩を配合した製剤(実施例5~7)では、65℃及び50℃保存後に製剤の膨張やひび割れ、湿潤等は認められず、高温保存後においても当初の外観を維持可能であることが明らかとなった。
Claims (3)
- イブプロフェン、並びに酸化マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸マグネシウム、及び炭酸マグネシウムからなる群から選択される少なくとも1種のマグネシウムを含む無機塩を含有する造粒粒子、及びトラネキサム酸を含有することを特徴とする錠剤。
- マグネシウムを含む無機塩の含有量が、イブプロフェン1質量部に対して0.2~0.5質量部である、請求項1に記載の錠剤。
- 錠剤が単層錠である、請求項1又は2に記載の錠剤。
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