JP7074054B2 - 繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法 - Google Patents

繊維の製造方法および炭素繊維の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、乾湿式紡糸方法で繊維を得るに際し、紡糸口金表面に結露または水滴を発生させることなく、糸条の走行性を著しく安定させて繊維を得ることができる繊維の製造方法に関するものである。
ポリアクリロニトリル等の溶融しにくい繊維形成性重合体を紡糸して繊維を得るためには、湿式紡糸法や乾湿式紡糸法が採用されている。これらのうち乾湿式紡糸法は、繊維形成性重合体が溶媒に溶解してなる紡糸原液を紡糸口金から吐出し、一旦気体中にて走行させた後、直ちに凝固浴液中に導き凝固させる方法であるが、湿式紡糸法に比べると浴液抵抗のない気体中においてドラフトが緩和されるために高速、あるいは、高ドラフトでの紡糸が可能であり、衣料用や産業用の繊維の製造に利用されている。また、乾湿式紡糸法によると繊維をより緻密化できるため、最近では高強度・高弾性率炭素繊維の前駆体繊維の製造に活用され、乾湿式紡糸法で高速度紡糸や紡糸口金の多ホール化を行い、生産性を上げている。
このような乾湿式紡糸法は、凝固浴の外に設置した紡糸口金から、紡糸原液を押し出すため、口金面と凝固浴との間に気相部が存在し、高速度紡糸または1つの紡糸口金における孔数を増大させる、いわゆる多ホール化を行うと、気相部で紡糸原液を構成する溶媒の蒸気が増加し、この蒸気が気相部に滞留し、紡糸口金面に結露が発生しやすくなる。結露した液滴は、紡糸口金の吐出孔を塞ぎ繊維の密着や繊度斑、単糸切れ、さらには液滴が凝固液面と接触することにより口金浸漬となり、後工程でのローラ巻き付き、延伸工程での毛羽、糸切れを招き、操業性、品位を著しく低下させる。かかる問題は、特に生産性を上げるための高速度紡糸または紡糸口金の多ホール化を行うことにより顕著となっている。
これらの問題を改善することを目的として、乾湿式紡糸における紡糸口金面と、凝固浴の気相部で一方向から気体を流通させ結露を防止する方法が提案されている(特許文献1)。
また、2000ホールを超える多ホール口金においても、紡糸口金の吐出面と凝固浴との間に形成される気相部の気体を吐出面を挟む2方向から交互に吸引することにより溶媒蒸気の滞留を防ぐ方法について検討されている(特許文献2)。
また、口金周辺の温湿度をコントロールすることで口金面結露抑制をするため、凝固室内を囲い温湿度を調整した空気を循環させる方法についても検討されている(特許文献3)。
特開平5-044104号公報 特開2007-239170号公報 特開2010-236139号公報
紡糸口金において用いる孔数が、たとえば300ホール程度と少ない場合には、特許文献1で提案される技術でも、有効に結露を抑制することができる場合があるが、2000ホール以上の数で、孔密度を高くし、さらには乾湿式紡糸における紡糸口金吐出面から鉛直下向きに凝固浴液液面との間の気相部高さが20mm未満という気相部に溶媒の蒸気が滞留しやすい条件においては、特許文献1で提案される技術を適用しても気流の偏流が発生し、蒸気が滞留することがあり結露を解消できないという問題点があった。
また、特許文献2について、孔密度が高い場合は気相部の吸引が充分でなく溶媒の蒸気が凝集すること、排気していない面について凝集が進み結露してしまうという問題点があった。
特許文献3については、口金外層部の吐出孔にはコントロールされた空気が導入されるが口金内部までコントロールした空気が届かず結露の抑制には効果不十分であった。さらに凝固室内全体を囲い温湿度コントロールを実施するため、設備の増大および設備費が増大になるため実質的に実施が困難であった。
本発明の目的は、たとえば2000ホール以上の孔密度が高い、さらには乾湿式紡糸における紡糸口金吐出面から鉛直下向きに凝固浴液液面との間に形成される気相部高さが20mm未満という条件においても、紡糸口金における結露の発生をおさえ、後続する工程でのローラー巻き付き、延伸工程での毛羽、糸切れによる品位低下を改善して、全体として大幅に生産性と品位を高めることができる繊維の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の繊維の製造方法は、次の構成を有する。すなわち、
アクリロニトリル系重合体がジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドである溶媒に溶解されてなる紡糸原液を紡糸口金から吐出し、一旦空気中にて走行させた後、凝固浴液中に導き凝固させる繊維の製造方法において、紡糸口金の孔数が2000ホール以上、50000ホール以下であり、紡糸口金の吐出面から鉛直下向きに凝固浴液面との間に形成される気相部の気流が一方向であり、単位時間当たりの風量(Af)が気相部容積(Vh)中の単位時間当たりの紡糸原液中の溶媒量(As)に対して0.0008m≦Af/(As/Vh)≦0.0015mの関係式を満たす繊維の製造方法、である。
本発明の繊維の製造方法においては、気相部における口金外周部4点の風速の相対標準偏差が40%以下であることが好ましい。
本発明の繊維の製造方法においては、気相部における口金外周部各4点の絶対湿度の1時間平均値がそれぞれ20g/m以下であることが好ましい。
また、本発明の炭素繊維の製造方法は、次の構成を有する。すなわち、
前記繊維の製造方法において、繊維形成性重合体としてアクリロニトリル系重合体を用いて繊維を製造後、200~300℃の酸化性雰囲気中で耐炎化処理し、次いで1000℃以上の不活性雰囲気中で加熱する炭素繊維の製造方法、である。
本発明によれば、たとえば2000ホール以上の孔密度が高い、さらには紡糸口金と凝固浴液との距離が20mm未満という乾湿式紡糸の条件においても、紡糸口金における結露の発生をおさえ、後続する工程でのローラー巻き付き、延伸工程での毛羽、糸切れによる品位低下を改善でき、全体として大幅に生産性と品位を高めることができる。特に、炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維を製造するのに好適である。
本発明において給気ノズルと排気ノズルを設置した場合の紡糸領域の概略上面図と正面図である。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明の方法は、衣料用アクリロニトリル繊維、炭素繊維製造用アクリロニトリル系繊維、芳香族ポリアミド繊維などを製造する際に使用することができるが、特に炭素繊維製造用アクリロニトリル系繊維を製造する際に、その効果が最も顕著に認められる。
本発明においては、繊維形成性重合体が溶媒に溶解してなる紡糸原液を用いる。繊維形成性重合体としては、アクリロニトリル系重合体や芳香族ポリアミドなどを用いることができる。重合体を得るための重合法については、溶液重合、乳化懸濁重合、塊状重合等が用いられ、バッチ法でも連続法でもよい。
重合体が溶解している溶媒としては、アクリロニトリル系重合体の場合、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、塩化亜鉛水溶液(ZnClaq)、チオシアン酸ナトリウム水溶液(NaSCNaq)等を使うことができるが、生産性の面、乾湿式紡糸法において、重合体の凝固速度が早いDMSO,DMFあるいはDMAcが好ましく、凝固速度が特に速いDMSOが特に好ましい。
かかる紡糸原液を、凝固浴の上に気相部を介して設置した紡糸口金の吐出面から吐出して、凝固浴で凝固させて繊維を形成する。
紡糸原液の温度、凝固浴の温度については、紡糸口金吐出面から鉛直下向きに凝固浴液面との間に形成される気相部の雰囲気温度と露点の差(雰囲気温度-露点)を出来るだけ大きく取る条件が好ましい。
紡糸原液の温度としては、温度が低い方が溶媒の蒸発量は少ないため好ましく、紡糸原液に用いられる溶媒の凝固点以上であればよいが、一方で、凝固点+20℃以下、さらには凝固点+5℃以上、凝固点+15℃以下であることが好ましい。紡糸原液の温度がこの好ましい温度範囲であれば、紡糸原液粘度が適度となり可紡性が良好で、操業性に優れる。凝固浴としては、通常、紡糸原液に用いた溶媒と同じ溶媒の水溶液が用いられるが、特に有機溶媒系で結露が発生しやすいため、DMSO、DMF、DMAcの水溶液を凝固浴として用いた場合に、特に本発明の効果が顕著に現れる。なお、凝固浴の温度が高いと浴液の蒸気により結露が発生しやすいので、極力結露発生を抑制する観点から凝固浴の温度は、好ましくは20℃以下、より好ましくは10℃以下、さらに好ましくは7℃以下である。一方で、凝固浴の温度を0℃以上、好ましくは1℃以上とするのが良い。凝固浴の温度がこの好ましい温度範囲であれば、可紡性が良好で、操業性に優れる。
紡糸口金として、2000ホール以上50000ホール以下の孔数のものが好ましく、4000ホール以上20000ホール以下がより好ましい。孔数がこの好ましい範囲であれば、生産性が上がる一方、口金の質量が過度に大きくなることもないので作業性を確保でき、設備費も抑制できる。1ホール当たりの口金占有面積(紡糸口金面積÷孔数)は5mm以上10mm以下としたものを用いたような場合に、本発明の効果がより発現しやすい。
本発明において、紡糸口金吐出面と凝固浴液面との間に形成される気相部の気流が一方向であり、単位時間当たりの風量(Af)が気相部の体積(Vh)中の単位時間当たりの吐出原液中の溶媒量(As)に対して、0.0008m以上0.0015m以下で送風することが重要である。さらに口金外周部4点の風速の相対標準偏差は40%以下が好ましく、口金外周部4点での絶対湿度の1時間平均値がそれぞれ20g/m以下であることが好ましい。そのために例えば、紡糸口金から離れた位置に供給空気の湿度調整可能な空調機を設置し、気相部に一定量の風量を送風したり、給気ノズルまたは排気ノズルを設置したりするなどの方法が挙げられる。本発明においては、Af/(As/Vh)を0.0008m以上0.0015m以下とするものであり、好ましくは0.0009m以上0.0014m以下、さらに好ましくは0.0010m以上0.0013m以下にすることが良い。Af/(As/Vh)が0.0015mを超える場合、凝固浴の液面が揺れ紡糸性が不安定になり効果が不十分となる。Af/(As/Vh)が0.0008mに満たない場合、溶媒量に対して風量が不足し、紡糸口金吐出面の結露の抑制に不十分となる問題点がある。口金外周部4点の風速にばらつき無く掃気することが良く、口金外周部4点の風速の相対標準偏差が40%以下、好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下が良い。また、口金外周部4点での絶対湿度の1時間平均値がそれぞれ20g/m以下、好ましくは15g/m以下、さらに好ましくは10g/m以下であることが良い。この範囲にあるとき紡糸口金吐出面の結露発生は抑制できるため円形や矩形などの口金形状に拠らず効果を発現する。
ここで、単位時間当たりの風量(Af)は測定点である口金外周部4点で測定した風速のうち、気流の上流側に位置する1点の風速と気流上流側から紡糸口金を見たときの断面積とで算出する。気相部の体積(Vh)は口金最外吐出孔から算出される吐出面積と吐出面から鉛直下向きに凝固浴液面との間に形成される気相部高さで算出する。吐出原液中の溶媒量(As)は単位時間あたりに口金から吐出される原液中に含有される溶媒量である。
口金外周部4点の風速、気流方向、絶対湿度は、図1に示すとおり口金形状に拠らず口金外周を均等に4分割した箇所の液面から口金面までの高さの中間点かつ口金最外吐出孔から30mm離れた位置にて測定する。ここで、口金外周部4点とは、例えば口金形状が円形の場合は、外周円を均一に4分割する外周円上の任意の4点を選択することができ、口金形状が矩形の場合は、外周を構成する各線分の中点4箇所を選択することができる。風速、絶対湿度はクリモマスターMODEL6501(日本カノマックス株式会社)を用いて測定する。絶対湿度(AH)[g/m]はクリモマスターで測定した温度(T)[℃]、相対湿度(RH)[%]から以下計算式を用いて算出する。(e:飽和蒸気圧[hPa])
e=6.11×10(7.5T/(T+237.3))
AH=217×e/(T+273.15)×RH/100
ここで、口金外周部4点での絶対湿度の1時間平均値は、上記のとおり風速、温度、相対湿度を5分間隔で12回測定し、上記計算式を用いて絶対湿度を算出したものの各測定点それぞれの平均値である。
また気流方向はスモークテスターセットNo.500(株式会社ガステック)を用い、上記測定点にて発煙管の先端を置き、測定点直上からスモークの流れを観察した。凝固浴から糸を引き取る方向を基準方向として、時計回りに最も気流方向の角度が大きくなる点の角度と残り3点それぞれの気流方向角度の差が全て30°以内の場合、一方向流と判定し、1点でも30°より大きい場合、散乱流とする。
さらに、気体を給気または排気するに際し給気または排気ノズルを用いる場合には、そのノズルの向きは、図1で示すように、ノズル出口が口金方向であり凝固浴液面と平行になるように、具体的には、ノズルの設置角度が、鉛直下向き(0゜とする)より口金方向に向かって60゜以上100゜以下傾斜させるのが好ましく、90゜とするのがより好ましい。図1では、例としてノズルの設置角度が90゜である場合を示している。ノズルの設置角度(ノズル角度)を100゜以下傾斜させると、溶媒から発生する蒸気を効率的に掃気することができ、紡糸口金面への結露付着が抑制される一方、60゜以上傾斜させると給気ノズル、排気ノズルともに凝固浴液面の揺れが発生しにくく、液面が口金に触れる口金浸漬は起きにくく、単糸間接着などを有効に防ぐことができるので、繊維の高品位が保たれ、工程安定性に優れる。排気ノズルの場合、溶媒から発生する蒸気は口金面に接触しながら吸引されるため、結露の成長が助長され肥大化するため早期に生産性、品位が低下することがある。
本発明は、アクリロニトリル系重合体を用いてアクリロニトリル系繊維、特に炭素繊維前駆体であるアクリロニトリル系繊維を製造する際に特に効果を奏するが、その場合の特有の条件について、次に詳細に説明する。
乾湿式紡糸を行う際の紡糸原液は、90質量%以上100%未満のアクリロニトリル及びそれと共重合可能なビニル系単量体で構成されるアクリロニトリル系重合体が、溶解してなる溶液を用いるのが好ましい。アクリロニトリル系重合体におけるアクリロニトリルの使用量が上記好ましい範囲であると、得られるアクリロニトリル系繊維を焼成して得られる炭素繊維の強度が高く、優れた機械的特性を有する炭素繊維を製造することが容易である。また、溶媒の含有量が過度になることもないので、乾湿式紡糸における紡糸口金と凝固浴液との間の気相部で溶媒の結露を発生させる要因となりにくい。逆に、重合体の含有量が100%の場合、溶媒の蒸気量は少ないが、アクリロニトリル系重合体を重合する際に、粘度の上昇、ゲル化の促進が進むため、乾湿式紡糸を行う際に、紡糸口金の吐出孔を防ぎ繊維の密着や繊度斑、単繊維切れを発生させ、後続する工程でのローラー巻き付き、延伸工程での毛羽、糸切れの原因となり、操業性、品位の悪化を低下させる要因となる。
本発明は、繊維束当たりのフィラメント数が、通常2000~50000の範囲、またその単繊維繊度としては通常0.5dtex~3dtexの範囲のものを得る場合に好適に採用できる。凝固浴で繊維化された繊維束を直接延伸浴中で延伸しても良いし、また溶媒を水洗して除去した後に浴中延伸しても良い。
浴中延伸後は、通常、油剤を付与し、ホットローラーなどで乾燥する。また、必要があればその後、スチーム延伸等の延伸を行い、繊維束を得る。
以下に、繊維形成性重合体がアクリロニトリル系重合体である繊維の製造方法によって得られた繊維から炭素繊維を製造する方法について説明する。
前記したアクリロニトリル系繊維の製造方法により製造されたアクリロニトリル系繊維を、200~300℃の空気などの酸化性雰囲気中において耐炎化処理する。処理温度は低温から高温に向けて複数段階に昇温するのが耐炎化繊維を得る上で好ましく、さらに毛羽の発生を伴わない範囲で高い延伸比で繊維を延伸するのが炭素繊維の性能を十分に発現させる上で好ましい。次いで得られた耐炎化繊維を窒素などの不活性雰囲気中で1000℃以上に加熱することにより、炭素繊維を製造する。その後、電解質水溶液中で陽極酸化をおこなうことにより、炭素繊維表面に官能基を付与し樹脂との接着性を高めることが可能となる。また、エポキシ樹脂等のサイジング剤を付与し、耐擦過性に優れた炭素繊維を得ることが好ましい。
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。なお、本実施例で用いる口金外周部4点の風速、気流方向、絶対湿度は、図1に示すとおり矩形形状の口金外周を構成する各線分の中点4箇所の液面から口金面までの高さの中間点かつ口金最外吐出孔から30mm離れた位置にて測定した。風速、温度、相対湿度はクリモマスターMODEL6501(日本カノマックス株式会社)を用いて測定した。絶対湿度(AH)[g/m]はクリモマスターで測定した温度(T)[℃]、相対湿度(RH)[%]から以下計算式を用いて算出した。(e:飽和蒸気圧[hPa])
e=6.11×10(7.5T/(T+237.3))
AH=217×e/(t+273.15)×RH/100
ここで、口金外周部4点での絶対湿度の1時間平均値は、上記のとおり風速、温度、相対湿度を5分間隔で12回測定し、上記計算式を用いて絶対湿度を算出したものの各測定点それぞれの平均値とした。
また気流方向はスモークテスターセットNo.500(株式会社ガステック)を用い、上記測定点にて発煙管の先端を置き、測定点直上からスモークの流れを観察した。凝固浴から糸を引き取る方向を基準方向として、時計回りに最も気流方向の角度が大きくなる点の角度と残り3点それぞれの気流方向角度の差が全て30°以内の場合、一方向流と判定し、1点でも30°より大きい場合、散乱流とした。
また、単位時間当たりの風量(Af)は測定点4点で測定した風速のうち、気流の上流側に位置する点1点の風速と気流上流側から紡糸口金を見たときの断面積とで算出した。気相部の体積(Vh)は口金最外吐出孔から算出される吐出面積と吐出面から鉛直下向きに凝固浴液面との間に形成される気相部高さで算出した。吐出原液中の溶媒量(As)は単位時間あたりに口金から吐出される原液中に含有される溶媒量である。
口金面結露の程度、アクリロニトリル系繊維束の品位、工程安定性は次のようにして判定した。
(口金面結露の程度)
1週間連続して紡糸を続けたときの紡糸口金面の、結露の大きさ、個数を測定し、次の規準で点数換算した。
結露の直径~2mm未満 :1点/個
結露の直径2mm以上5mm未満 :5点/個
結露の直径5mm以上 :10点/個。
(アクリロニトリル系繊維束の品位)
アクリロニトリル系繊維束を巻き取る手前で1000m分のアクリロニトリル系繊維の毛羽の数を数え、品位を評価した。評価基準は以下の通りである。
1: (毛羽本数/1繊維束・1000m)≦1
2: 1<(毛羽本数/1繊維束・1000m)≦2
3: 2<(毛羽本数/1繊維束・1000m)≦5
4: 5<(毛羽本数/1繊維束・1000m)<60
5:60≦(毛羽本数/1繊維束・1000m)。
(アクリロニトリル系繊維束の工程安定性)
アクリロニトリル系繊維束10t製造時の糸切れ回数から評価した。評価基準は以下の通りである。
1: (糸切れ回数/アクリロニトリル系繊維束10t製造)≦1
2:1<(糸切れ回数/アクリロニトリル系繊維束10t製造)≦2
3:2<(糸切れ回数/アクリロニトリル系繊維束10t製造)≦3
4:3<(糸切れ回数/アクリロニトリル系繊維束10t製造)<5
5:5≦(糸切れ回数/アクリロニトリル系繊維束10t製造)。
<実施例1~4>
アクリロニトリル99質量%、イタコン酸1質量%からなるアクリロニトリル系重合体のDMSO溶液を溶液重合により調製した。
得られたアクリロニトリル系重合体溶液(紡糸原液)を、原液吐出孔総数6000個有する口金を用い、紡糸口金の吐出面から一旦空気中に吐出し、気相部を通過させた後、DMSO35質量%/水65質量%からなる凝固浴液中に吐出し、凝固繊維を得た。
ここで、紡糸に際し、紡糸口金の前側に、5mm×200mmの開口部を有する給気ノズルと排気ノズルを、口金を挟むように設置し、給気ノズルから湿度を調整した空気を送風し、排気ノズルにより吸引することで一方向の流れを形成し、吐出面と凝固浴の間の気相部で発生する溶媒蒸気を掃気した。なお、各実施例で、給排気ノズルのノズル角度、Af/(As/Vh)と各測定点4点の風速相対標準偏差を表1のとおり変更した。各実施例での吐出面の結露の程度、アクリロニトリル系繊維束の品位・工程安定性を表1に合わせて示した。
得られた凝固繊維を引き続き水洗した後、浴延伸工程で延伸させながら油剤を付与し、更に乾燥・延伸工程を経て、単繊維本数6000本のアクリロニトリル系繊維束を安定して製造することができた。
Figure 0007074054000001
<実施例5、6>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更し、高湿な空気を送風した以外は実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
<実施例7>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更し、低湿な空気を送風した以外は実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
<実施例8>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更し、9000ホールの口金を用いた以外は実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
<実施例9>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更し、2000ホールの口金を用いた以外は実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
<比較例1>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更し、給排気ノズルを稼働させなかった以外は、実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
<比較例2、3>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更した以外は、実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
<比較例4>
Af/(As/Vh)を表1の通り変更しノズル角度を変更した以外は、実施例1~4と同様にしてアクリロニトリル系前駆体繊維を得た。
各実施例、比較例での吐出面の結露の程度、アクリロニトリル系繊維束の品位・工程安定性を表1に合わせて示した。
表1に示す通り、本発明により口金の吐出面での結露が抑制と品位・工程安定性が改善していることがわかる。
本発明は、炭素繊維前駆体繊維束の製造において口金面の結露の発生を抑制するに限らず、あらゆる乾湿式紡糸において結露抑制による生産性向上策として応用することができる。
1:紡糸口金
2:給気ノズル
3:排気ノズル
4:凝固浴
5:風速・絶対湿度・気流測定点A
6:風速・絶対湿度・気流測定点B
7:風速・絶対湿度・気流測定点C
8:風速・絶対湿度・気流測定点D

Claims (4)

  1. アクリロニトリル系重合体がジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドである溶媒に溶解されてなる紡糸原液を紡糸口金から吐出し、一旦空気中にて走行させた後、凝固浴液中に導き凝固させる繊維の製造方法において、紡糸口金の孔数が2000ホール以上、50000ホール以下であり、紡糸口金の吐出面から鉛直下向きに凝固浴液面との間に形成される気相部の気流が一方向であり、単位時間当たりの風量(Af)が気相部容積(Vh)中の単位時間当たりの紡糸原液中の溶媒量(As)に対して0.0008m≦Af/(As/Vh)≦0.0015mの関係式を満たす繊維の製造方法。
  2. 気相部における口金外周部4点の風速の相対標準偏差が40%以下である請求項1に記載の繊維の製造方法。
  3. 気相部における口金外周部各4点の絶対湿度の1時間平均値がそれぞれ20g/m以下である請求項1または2に記載の繊維の製造方法。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の繊維の製造方法で繊維を製造後、200~300℃の酸化性雰囲気中で耐炎化処理し、次いで1000℃以上の不活性雰囲気中で加熱する炭素繊維の製造方法。
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