JP7073110B2 - 付加硬化型液状シリコーンゴム混合物、電子写真用部材とその製造方法、並びに定着装置 - Google Patents
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Description
本発明の一態様に係る電子写真用部材について図面を用いて説明する。
弾性層は、黒鉛粒子と、付加硬化型液状シリコーンゴム(成分)とを少なくとも含む付加硬化型液状シリコーンゴム混合物(付加硬化型液状シリコーンゴム組成物)を硬化せしめて形成することができる。即ち、上記弾性層は、付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の硬化物(固化物)であることができ、少なくとも、付加硬化型液状シリコーンゴムの硬化物2aと、黒鉛粒子2bとを含むことができる。
付加硬化型液状シリコーンゴム混合物は、付加硬化型液状シリコーンゴムと、黒鉛粒子とを含む。付加硬化型液状シリコーンゴム混合物は、後述するフィラーを更に含むこともできる。
続いて、液状付加硬化型シリコーンゴム混合物に含有される各成分について詳しく説明する。
付加硬化型液状シリコーンゴム混合物は、付加硬化型液状シリコーンゴム成分として、(a)不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサン、(b)ケイ素に結合した活性水素を有するオルガノポリシロキサン、及び(c)ヒドロシリル化(付加硬化)触媒としての白金化合物を含むことができる。
付加硬化型液状シリコーンゴム混合物中の付加硬化型液状シリコーンゴム成分の含有量は特に限定されず、用いるフィラーの種類等に応じて、適宜設定することができる。
不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサン(以降、「(a)成分」と称することがある)は、ビニル基等の不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサンであればいずれのものも用いることができる。例えば、以下の構造式1~構造式3にそれぞれ示すものを(a)成分として用いることができる。
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等);アリール基(例えば、フェニル基等)。
例えば、クロロメチル基、3-クロロプロピル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基、3-シアノプロピル基、3-メトキシプロピル基等。
温度40℃のヒートチャンバー中でカラムを安定させ、この温度におけるカラムに溶媒としてトルエンを毎分1mLの流速で流す。試料濃度((a)成分の濃度)として0.3質量%に調製した(a)成分のトルエン試料溶液をカラムに100μL注入して、試料の分子量測定を行う。試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を数種の単分散ポリスチレン標準試料(商品名:TSKgel標準ポリスチレン「0005202」~「0005211」、東ソー社製)により作製された検量線の対数値とリテンションタイムとの関係から算出する。また、GPC装置には、GPCゲル浸透クロマトグラフ分析装置(商品名:HLC8220、東ソー社製)を用い、検出器には示差屈折率検出器(商品名:RI-8020、東ソー社製)を用いる。カラムとしては、市販のポリスチレンジェルカラム(商品名:Shodex GPC LF-804、昭和電工社製)を3本組み合わせて用いる。
η=μ/ρ
ここで、ρは密度であり、オルガノポリシロキサンの場合、常温常圧(例えば、温度25℃、圧力1013hPa)下で0.97g/cm3である。
ケイ素に結合した活性水素を有するオルガノポリシロキサン(以降、(b)成分と称することがある)は、白金化合物の触媒作用により、(a)成分中の不飽和脂肪族基とのヒドロシリルカ反応によって架橋構造を形成させる架橋剤として機能する。
・ケイ素原子に結合した有機基が、例えば、上述したような1価の非置換または置換炭化水素基であるもの。なお、合成および取扱いが容易なことから、この有機基は、メチル基であることが好ましい。
・シロキサン骨格(-Si-O-Si-)は、直鎖状、分岐状および環状のいずれであっても良いが、合成が容易なことから、直鎖状のものが好ましい。
・Si-H結合は、分子中のどのシロキサン単位に存在していても良い。
ヒドロシリル化(付加硬化)触媒としては、例えば、白金化合物を用いることができる。この白金化合物としては、例えば、以下のものを用いることができる。即ち、白金カルボニルシクロビニルメチルシロキサン錯体ビニルメチルシクロシロキサン、及び、白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体等。
黒鉛(グラファイト)の粒子としては、人造黒鉛の粒子および天然黒鉛の粒子のいずれも用いることができる。天然黒鉛の粒子としては、自然から産出される黒鉛を粉砕して微粒子化したものを用いることができる。また、人造黒鉛は、原料となるコークスを粉砕した後、ロッド状などに成形し、高温により黒鉛化処理したものである。このように黒鉛化処理した人造黒鉛を粉砕し、分級したものを用いることができる。なお、黒鉛は、六角形の板状結晶を有し、かつ、層状構造を有する。黒鉛粒子は1種類を単独で用いても良いし、2種類以上を併用しても良い。
黒鉛粒子の吸油特性は、JIS K6217-4:2008(ゴム用カーボンブラック-基本特性-第4部:オイル吸着量の求め方(圧縮材料を含む))に規定された方法によって測定されるDBP吸油量により示される。
具体的な測定方法としては、例えば、以下の方法を挙げることができる。即ち、まず、吸収量測定装置(商品名:S410C、株式会社あさひ総研製)を用いて、黒鉛粒子20gを計量したうえで、装置の混合室に投入する。混合室では、黒鉛粒子をモータ駆動で回転翼により125回転/分で混合し、一定の滴下速度でDBPを滴下し、黒鉛粒子に吸収させて、その時のトルクを測定できる。その際に測定されるトルクは経時的に上昇するが、やがて黒鉛粒子がDBPを吸収できなくなると、黒鉛粒子の周りがDBPで覆われ、トルクが急激に下がる。最大トルクの70%時点を終点と判断し、その時のDBPの滴下量から、黒鉛粒子に対するDBP吸油量(cm3/100g)が算出される。
付加硬化型液状シリコーンゴム混合物中における、黒鉛粒子の含有量(含有比率)は、付加硬化型液状シリコーンゴム混合物を基準として、20質量%以上70質量%未満の範囲とすることが好ましい。黒鉛粒子の含有量が70質量%未満であれば、黒鉛粒子の吸油総量を適正な量に調整し易く、付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の経時的な硬度変化を小さく抑制し易い。また、黒鉛粒子の含有量が20質量%以上であれば、十分な伝熱性を確保できる。さらに、付加硬化型液状シリコーンゴム混合物における、黒鉛粒子の含有量は、付加硬化型液状シリコーンゴム混合物を基準として、さらに伝熱性を確保するという観点から48質量%以上、成型性の観点から60質量%以下とすることがより好ましい。
なお、上記付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の合計質量に、白金化合物の質量は含まれる。
黒鉛粒子の平均粒子径は、3μm以上30μm以下であることが好ましい。平均粒子径が3μm以上であれば、熱伝導率の向上のために黒鉛粒子を多量に添加したとしても、硬化前の付加硬化型液状シリコーンゴムの粘度上昇を容易に抑制できる。また、平均粒子径が30μm以下であれば、電子写真用部材のゴム表面が粗くなって、粒状感のあるムラのある画質となることを容易に抑制できる。
また、黒鉛粒子の平均粒子径は、粘度の観点から5μm以上、硬度均一性の観点から15μm以下とすることがより好ましい。
付加硬化型液状シリコーンゴム混合物は、黒鉛粒子以外に、耐熱性や耐久性の向上のために、フィラーとして、酸化チタン、酸化鉄、シリカなどを含むことができる。付加硬化型液状シリコーンゴム混合物における、フィラーの種類及びその含有量は、本発明の効果を損なわない範囲内において、適宜、選択し、調整すればよい。
電子写真用ベルトにおいては、弾性層の厚みは、弾性層としての柔軟性を十分に持たせつつ、伝熱性を確保するという観点から、0.1mm以上1.0mm以下に設定することが好ましい。
弾性層の厚み方向の熱伝導率(λ)は、1.1W/(m・K)以上5.0W/(m・K)以下とすることが好ましい。熱伝導率を1.1W/(m・K)以上とすることによって、電子写真用部材の弾性層の裏面から、表面への伝熱をより効率的に行わせ得る。なお、ここで、電子写真用部材の表面とは、トナーと接する面をいう。熱伝導率の測定方法は後述する。
弾性層は、リングコート法、ブレードコート法、ノズルコート法および金型成型法等の方法によって形成し得る(日本特許公開2001-62380号公報および日本特許公開2002-213432号公報参照)。これらの方法を用いて、基体上に担持された付加硬化型液状シリコーンゴム混合物を加熱および架橋することで、基体上に弾性層を形成することができる。なお、付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の硬化の際に紫外線を用いることもできる。
電子写真用ベルトにおいては、エンドレスベルト形状の基体が用いられる。材質としては、ニッケル合金や、ステンレス鋼等の金属、ポリイミド等の樹脂を用いることができる。基体の外周面には、弾性層との接着性を向上させる機能を付与するための接着層を設けることができる。即ち、弾性層は、基体の外周面上に設けられ、弾性層と基体との間に接着層等の他の層を設けることができる。また、基体の内周面には、ヒータとの接触による磨耗を抑制するための保護層や、ヒータとの摺動性を向上させるための摺動層を設けることができる。
離型層としての表層は、電子写真用部材の表面にトナーが付着し難くするために、例えば、フッ素樹脂を含有させることが好ましい。フッ素樹脂の具体例としては、以下のものが挙げられる。テトラフルオロエチレン-パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)。
表層の形成方法は特に限定されず、例えば、以下の方法を用いることができる。
即ち、フッ素樹脂をチューブ状に成形したものを、接着剤層を介して弾性層上に被覆する方法、フッ素樹脂の微粒子を直接、または、溶媒中に分散塗料化されたものを弾性層表面にコーティング後、乾燥および溶融し焼き付ける方法。以下、これらの方法をより詳しく説明する。
フッ素樹脂チューブの内面は、予め、ナトリウム処理やエキシマレーザ処理、アンモニア処理等を施すことで、表面を活性化し、接着性を向上させることが出来る。
上記接着剤としては、自己接着成分が配合された付加硬化型シリコーンゴムを用いることが好ましい。このシリコーンゴムとしては、具体的には、ビニル基に代表される不飽和脂肪族基を分子鎖中に複数有するオルガノポリシロキサンと、ハイドロジェンオルガノポリシロキサンと、架橋触媒としての白金化合物とを含有するものを用いることができる。このシリコーンゴムは、付加反応により硬化する。このような付加硬化型シリコーンゴムからなる接着剤としては、既知のものを使用することができる。
表層形成のためのフッ素樹脂のコーティング加工には、フッ素樹脂微粒子の静電塗工方法や、フッ素樹脂塗料のスプレーコーティングなどの方法を用いることができる。
本発明の一態様に係る電子写真用部材は、基体の外周面上、即ち、基体の表面に直接または基体の表面に設けられてなる他の層の表面に、本発明の一態様に係る付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の塗膜を形成し、該塗膜中の付加硬化型液状シリコーンゴムを硬化させることにより弾性層を形成する工程を経て形成することができる。また、必要に応じて、表層(離型層)や摺動層を形成する工程を有することもできる。
本発明の一態様に係る定着装置について具体的に説明する。
(1)付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の調製
(a)成分として、両末端に不飽和脂肪族基を有するシリコーンポリマー(重量平均分子量28000、動粘度1000mm2/sec、以降、「Vi-1」と称する)を100質量部準備した。このシリコーンポリマーは、構造式5において、R2がビニル基であり、両末端部にビニル基の量が、Vi-1中のケイ素原子比で0.5モル%導入されたシリコーンポリマーである。
次に、得られた付加硬化型液状シリコーンゴム混合物を用いて、以下のように定着ベルトを作製した。
始めに、上記定着ベルトの作製方法と同じ方法により、基体上にプライマー処理を行った後、リングコート法で厚さ300μmの弾性層(二次硬化後の弾性層)を形成した。
弾性層の厚み方向の熱伝導率(λ)は、以下の計算式2から算出した。
λ=α×Cp×ρ
(計算式2中、λは弾性層の厚み方向の熱伝導率(W/(m・K))、αは厚み方向の熱拡散率(mm2/sec)、Cpは定圧比熱(J/(g・K))、ρは真密度(g/cm3)を表す。)
ここで、弾性層の厚み方向の熱拡散率、定圧比熱、および真密度のそれぞれの値は、以下の方法により求めた。
弾性層の厚み方向の熱拡散率は、周期加熱法熱物性測定装置(商品名:FTC-1、アルバック理工株式会社製)を用いて、室温(25℃)条件で測定した。サンプル片については、弾性層300μmのうち、表層側から25μmと基体側から25μmを除いた弾性層250μm部分を、面積が8×12mm、厚みが250μmのサンプル片にカッターで切り取り、合計5個サンプル片を作製した。それぞれのサンプルに対し、計5回測定したところ、サンプル5個の平均値は、0.58mm2/secであった。
弾性層の定圧比熱は、示差走査熱量測定装置(商品名:DSC823e、メトラー・トレド株式会社製)を用いて測定した。
具体的には、サンプル用のパン及びリファレンス用のパンとして、アルミニウム製のパンを用いた。まず、ブランク測定として、両方のパンが空の状態で、10分間、15℃の定温に保った後、215℃まで10℃/分の昇温速度で昇温し、さらに10分間、215℃の定温で保つプログラムで測定を実施した。次に、定圧比熱が既知である10mgの合成サファイアを基準物質に用い、同じプログラムで測定を行った。次いで、リファレンスのサファイアと同量の10mgの測定サンプルを弾性層部分から切り出した後、サンプル用のパンにセットし、同じプログラムで測定を実施した。これらの測定結果を上記示差走査熱量測定装置に付属の比熱解析ソフトウェアを用いて解析し、5回の測定の算術平均値から、25℃における定圧比熱(Cp)を算出した。弾性層の定圧比熱は、1.15J/(g・K)であった。
弾性層の真密度は、乾式自動密度計(商品名:アキュピック1330-01、株式会社島津製作所製)を用いて測定した。
弾性層の硬度(°)は、以下に説明する方法により測定した。なお、弾性層の硬度は、マイクロ硬度計により測定した。具体的には、基体上に形成した弾性層(二次硬化後の弾性層)に対して、上記熱拡散率の測定の際に用いた方法と同じ方法で、面積が8×12mm、厚さが250μmのサンプル片を作製し、積層することで、厚さ2mmのサンプル片を作製した。続いて、タイプCマイクロ硬度計(商品名:MD-1 capaタイプC、高分子計器株式会社製)を用いて、1つのサンプルに対して5点測定した。その結果、弾性層(サンプル片)の平均の表面マイクロ硬度は30°を示した。
上記(2)で記載した方法によって得られた定着ベルトを電子写真画像形成装置(商品名:imageRunner ADVANCE C5255、キヤノン株式会社製)の定着装置ユニットに加熱部材として装着した。
ランクA:1000枚目の画像に定着不良に起因する欠陥が認められない。また、1000枚の評価画像の連続印刷後の定着ベルトについて、弾性層の基体からの剥離や、弾性層の破損が認められない。
ランクB:1000枚目の画像に定着不良に起因する欠陥が認められる。または、1000枚の評価画像の連続印刷後の定着ベルトについて、弾性層の基体からの剥離や、弾性層の破損が認められる。
表1に示すように黒鉛粒子aの量を変化させた以外は、実施例1と同様の方法で定着ベルトを作製した。そして、得られた定着ベルトに対して、実施例1と同様に、上記(3)と(4)の評価を行った。結果をそれぞれ表1に示す。
表1に示すように黒鉛粒子の種類と量を変化させた以外は、実施例1と同様の方法で
定着ベルトを作製した。そして、得られた定着ベルトに対して、実施例1と同様に、上記(3)と(4)の評価を行った。結果をそれぞれ表1に示す。ここで、比較例1~3は、硬化不良により、弾性層が十分に硬化しなかったため、厚み方向の熱伝導率及び硬度はいずれも測定しなかった。また、定着ベルトとしての評価も行わなかった。
・実施例5、6:黒鉛粒子b(商品名:P10B-AZ、日本カーボン株式会社製、平均粒子径11μm、DBP吸油量51cm3/100g)。
・実施例7:黒鉛粒子c(商品名:SGP-25、SECカーボン株式会社製、平均粒子径25μm、DBP吸油量79cm3/100g)。
・実施例8:黒鉛粒子d(商品名:SGL-5、SECカーボン株式会社製、平均粒子径5μm、DBP吸油量78cm3/100g)。
・実施例9:黒鉛粒子e(商品名:SGL-60、SECカーボン株式会社製、平均粒子径60μm、DBP吸油量49cm3/100g)。
・実施例10:黒鉛粒子f(商品名:AT-No.40、オリエンタル産業株式会社製、平均粒子径3μm、DBP吸油量75cm3/100g)。
・実施例11:黒鉛粒子g(商品名:AT-No.5、オリエンタル産業株式会社製、平均粒子径30μm、DBP吸油量56cm3/100g)。
・比較例1~3:黒鉛粒子h(商品名:UF-G30、昭和電工株式会社製、平均粒子径10μm、DBP吸油量87cm3/100g)。
表1に示すように不飽和脂肪族基を有するシリコーンポリマー(Vi)、活性水素基を有するシリコーンポリマー(SiH)、および黒鉛粒子を用いて、実施例1と同様の方法で、定着ベルトを作製した。そして、得られた定着ベルトに対して、実施例1と同様に上記(3)と(4)の評価を行った。結果をそれぞれ表1に示す。ここで、比較例4~7は、硬化不良により、弾性層が十分に硬化しなかったため、厚み方向の熱伝導率及び硬度はいずれも測定しなかった。また、定着ベルトとしての評価も行わなかった。
・Vi-2:構造式5で表わされる両末端にビニル基を有するシリコーンポリマー(重量平均分子量62700、動粘度10000mm2/sec、ビニル基の量がVi-2中のケイ素原子比で0.2モル%導入)。
・SiH-2:構造式6(R7はメチル基を表す)で表わされる側鎖に活性水素基を有するシリコーンポリマー(重量平均分子量2000、動粘度30mm2/sec、ケイ素原子に結合した活性水素基の量がSiH-2中のケイ素原子比で16.5モル%導入)。
・実施例12~15:黒鉛粒子a(商品名:SGL-12、SECカーボン株式会社製、平均粒子径12μm、DBP吸油量70cm3/100g)。
・比較例4~7:黒鉛粒子h(商品名:UF-G30、昭和電工株式会社製、平均粒子径10μm、DBP吸油量87cm3/100g)。
実施例1で用いる黒鉛粒子を、カーボンブラックに代えた以外は、実施例1と同様の方法で定着ベルトを作製した。そして、得られた定着ベルトに対して、実施例1と同様に、上記(3)と(4)の評価を行った。結果をそれぞれ表1に示す。ここで、参考例1は、硬化不良により、弾性層が十分に硬化しなかったため、厚み方向の熱伝導率及び硬度はいずれも測定しなかった。また、定着ベルトとしての評価も行わなかった。一方、参考例2および参考例3に係る定着ベルトは、定着ベルトとしての評価ランクが「B」であった。これは、1000枚目の評価画像には、定着不良に起因する欠陥が認められたためである。この定着不良は、参考例2および参考例3に係る定着ベルトの厚み方向の熱伝導率が十分でなかったことが原因であると考えらえる。
・参考例1:カーボンブラックi(商品名:トーカブラック#8500、東海カーボン株式会社製、平均粒子径0.014μm、DBP吸油量96cm3/100g)。
・参考例2:カーボンブラックj(商品名:トーカブラック#7050、東海カーボン株式会社製、平均粒子径0.066μm、DBP吸油量66cm3/100g)。
・参考例3:カーボンブラックk(商品名:旭カーボンブラック#15、旭カーボン株式会社製、平均粒子径0.122μm、DBP吸油量41cm3/100g)。
2 弾性層
2a 付加硬化型液状シリコーンゴム(の液状成分)
2b 黒鉛粒子
2c フィラー
2d 付加硬化型液状シリコーンゴムの硬化物
3 接着層
4 表層(離型層)
5 接着剤層
6 フッ素樹脂チューブ
402 ヒータ
403 電子写真用ベルト(加熱部材)
404 加圧用回転体(加圧部材)
Claims (11)
- 基体および該基体上の弾性層を有する電子写真用部材であって、
該弾性層は、付加硬化型液状シリコーンゴムと、黒鉛粒子とを含む付加硬化型液状シリコーンゴム混合物の硬化物を含み、
該黒鉛粒子は、DBP吸油量が40cm3/100g以上80cm3/100g未満であり、該硬化物中の該黒鉛粒子の含有比率が、該硬化物を基準として、20質量%以上、70質量%未満である、ことを特徴とする電子写真用部材。 - 前記黒鉛粒子の平均粒子径が、3μm以上30μm以下である、請求項1に記載の電子写真用部材。
- 前記弾性層の厚み方向の熱伝導率(λ)が、1.1W/(m・K)以上5.0W/(m・K)以下である、請求項1または2に記載の電子写真用部材。
- 前記電子写真用部材が、エンドレスベルト形状を有する電子写真用ベルトであって、前記基体が、エンドレスベルト形状を有し、前記弾性層が、該エンドレスベルト形状の基体の外周面上に位置している、請求項1~3のいずれか一項に記載の電子写真用部材。
- 該弾性層の外周面上に更に表層を有する、請求項4に記載の電子写真用部材。
- 付加硬化型液状シリコーンゴム混合物であって、
付加硬化型液状シリコーンゴム、および黒鉛粒子を含み、
該黒鉛粒子のDBP吸油量が、40cm3/100g以上80cm3/100g未満であり、該付加硬化型液状シリコーンゴム混合物中における該黒鉛粒子の含有比率が、該付加硬化型液状シリコーンゴム混合物を基準として、20質量%以上、70質量%未満である、ことを特徴とする付加硬化型液状シリコーンゴム混合物。 - 前記黒鉛粒子の平均粒子径が、3μm以上30μm以下である、請求項6に記載の付加硬化型液状シリコーンゴム混合物。
- 前記付加硬化型液状シリコーンゴム混合物が、付加硬化型液状シリコーンゴム成分として、(a)不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサン、(b)ケイ素に結合した活性水素を有するオルガノポリシロキサン、および、(c)ヒドロシリル化触媒としての白金化合物を含む、請求項6または7に記載の付加硬化型液状シリコーンゴム混合物。
- 基体の外周面上に、請求項6~8のいずれか一項に記載の付加硬化型液状シリコーンゴム混合物を塗布して硬化させて弾性層を形成する工程を有することを特徴とする電子写真用部材の製造方法。
- 加熱部材と、該加熱部材に対向して配置されている加圧部材とを有する定着装置であって、
該加熱部材が、請求項1~5のいずれか一項に記載の電子写真用部材であることを特徴とする定着装置。 - 前記加熱部材が、請求項4または5に記載の電子写真用部材であって、
前記基体の内周面に接してヒータが配置されている、請求項10に記載の定着装置。
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