JP7072849B2 - ストラット式サスペンション - Google Patents

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Description

本発明は、ストラット式サスペンションに係り、特にキャンバ角の調整範囲を大きくとることができるストラット式サスペンションに関する。
ストラット式サスペンションとして、特許文献1に記載の如く、車両ボディに設けたダンパ取付部に上取付ブラケットが固定され、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに取付けられ、ダンパの下端取付部がナックルに取付けられ、ナックルに車輪が枢支されてなるものがある。
このようなストラット式サスペンションにおいて、上取付ブラケットが有天筒状体からなるハット型とされ、上取付ブラケットの筒状体が車両ボディに設けたダンパ取付部の取付孔に嵌入され、該筒状体の下端側に設けた被取付部が車両ボディの該ダンパ取付部に固定され、ダンパの上端取付部が該筒状体の内部に挿入されてその天面部に取付けられるものは、ダンパの全長を大きくできる。即ち、ナックルに取付けられたダンパの上端取付部が上取付ブラケットの筒状体の内部に挿入され、該ダンパの上部が車両ボディに設けたダンパ取付部よりも高位に配置される結果、ダンパの下部乃至上部の全長を大きくとることができる。これにより、ダンパの伸長ストロークを大きくとり、コイルばねのばね定数や減衰力のセッティングの自由度を高めることができる。
特開2001-301435号公報
従来、ハット型の上取付ブラケットにダンパの上端取付部が取付けられたストラット式サスペンションにおいて、車輪のキャンバ角を調整しようする場合には、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットの天面部に対する取付位置を車幅方向に位置調整可能にすることが考えられる。
しかしながら、上取付ブラケットの筒状体の内部に挿入されたダンパの上部は、その全周を筒状体の側壁に囲まれる。従って、ダンパの上端取付部を車幅方向に位置調整して行なうキャンバ角の調整量は、該ダンパの上部が筒状体の側壁内周面に衝突することによって制限され、大きなキャンバ角調整量を確保できない。
また、上取付ブラケットがプレス成形された有天筒状体からなり、該筒状体が車両ボディに設けたダンパ取付部の取付孔に嵌入され、該筒状体の下端側に設けたフランジ状被取付部が該ダンパ取付部に固定されるとき、筒状体の側壁の外周面とフランジ状被取付部との交差部に設けられる大きな丸味の存在が、該筒状体の外径を車両ボディの取付孔径に比して相当に小径化する。このことは、筒状体の内径を小径化するものとなり、ダンパの上部が上述したキャンバ角の調整時に該筒状体の側壁内周面と早目に衝突するものになって、大きなキャンバ角調整量の確保を困難にする。
また、上取付ブラケットがプレス成形された有天筒状体からなり、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットの天面部に取付けられている取付位置を車幅方向に位置調整するために、該上端取付部を該天面部に沿って車幅方向に移動するとき、上取付ブラケットの筒状体における側壁の内周面と天面部の下面との交差部に設けられる大きな丸味の存在が、ダンパの上端取付部の移動可能量を小さ目に制限するものになり、大きなキャンバ角調整量の確保を困難にする。
本発明の課題は、車両ボディに設けたダンパ取付部にハット型の上取付ブラケットが固定され、この上取付ブラケットにダンパの上端取付部が取付けられるストラット式サスペンションにおいて、キャンバ角の調整範囲を大きくとることにある。
請求項1に係る発明は、車両ボディに設けたダンパ取付部にハット型の上取付ブラケットが固定され、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに取付けられ、ダンパの下端取付部がナックルに取付けられ、ナックルに車輪が枢支され、ハット型の上取付ブラケットが下端に開口部を備え、上端に天面部を備える有天筒状体をなし、筒状体がダンパ取付部の取付孔に嵌入され、該筒状体の下端側に設けた被取付部がダンパ取付部に固定され、ダンパの上端取付部が該筒状体の内部に挿入されてその天面部に取付けられてなるストラット式サスペンションであって、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットの筒状体の内部でその天面部に対する取付位置を車幅方向に位置調整可能に該天面部に取付けられるとともに、上取付ブラケットの筒状体における車幅方向に臨む側壁に切欠窓が形成され、車幅方向に位置調整されたダンパの上部が該切欠窓に侵入可能にされるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記切欠窓が、上取付ブラケットの筒状体における車幅方向で車両の内側を臨む側壁に形成されるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記ダンパの上端取付部が、上取付ブラケットの天面部の下面に取付けられる取付基部と、上取付ブラケットの天面部に設けられた車幅方向に長尺をなす長孔部に挿通されて配置される取付凸部とを有し、ダンパの上端取付部における取付凸部には基準マークが付され、上取付ブラケットにおける長孔部の縁沿いにはキャンバ角表示目盛が設けられ、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに対する車幅方向の取付位置を位置調整されたときに、基準マークに対応するキャンバ角表示目盛によってダンパの上記車幅方向への位置調整後のキャンバ角を読み取り可能にするようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において更に、前記ダンパの上端取付部が、ダンパのシリンダと一体をなす連結ロッドが挿着されるピローボールと、このピローボールを上下から保持するとともに、上取付ブラケットの天面部に共締め可能にされる上下のボールハウジングとを有して構成され、上ボールハウジングは孔あき環状凸部を突出されて備える板状体からなり、下ボールハウジングは孔あき部を備える板状体からなり、上ボールハウジングの孔あき環状凸部の孔内にはピローボールが納められ、このピローボールが上下のボールハウジングに挟まれて保持され、上下のボールハウジングが上取付ブラケットの天面部に重ねて取付けられた状態で、上下のボールハウジングの両板状体が取付基部を構成し、上ボールハウジングの孔あき環状凸部が取付凸部を構成し、上ボールハウジングは、孔あき環状凸部の孔中心を通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケットの切欠窓に臨む側の小張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部の孔中心に対してなす距離を、該小張り出し状輪郭部に対する反対側の大張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部の孔中心に対してなす距離より小さく設定されるとともに、下ボールハウジングは、孔あき部の孔中心を通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケットの切欠窓に臨む側の小張り出し状輪郭部が孔あき部の孔中心に対してなす距離を、該小張り出し状輪郭部に対する反対側の大張り出し状輪郭部が孔あき部の孔中心に対してなす距離より小さく設定され、上下の各ボールハウジングの小張り出し状輪郭部と大張り出し状輪郭部の曲率半径が上取付ブラケットの筒状体の側壁の内周面の曲率半径と概ね同等に設定されてなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれに係る発明において更に、前記ハット型の上取付ブラケットが、筒状体の下端側の外周部に挿通されるフランジ板状被取付部を有し、このフランジ板状被取付部がその下面側で該筒状体に溶接されてなるようにしたものである。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれに係る発明において更に、前記ハット型の上取付ブラケットが、削り出し加工された有天筒状体をなし、筒状体の側壁の内周面と天面部の下面とを直交させてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)ダンパの上端取付部がハット型の上取付ブラケットの天面部に対する取付位置を車幅方向で位置調整してダンパのキャンバ角を調整しようとするとき、車幅方向に位置調整されたダンパの上部が、上取付ブラケットの筒状体における車幅方向に臨む側壁に形成した切欠窓に侵入可能にされる。
従って、車両ボディに設けたダンパ取付部の取付孔に上取付ブラケットの筒状体が嵌入されて固定され、筒状体の板厚をtとし、該筒状体の外周が該取付孔の孔内径に対する半径方向隙間をδとするとき、ダンパの上端取付部の車幅方向への位置調整量の増加分aは、ダンパの上部が上記切欠窓に侵入し、更に該取付孔の孔内径に当たるまで拡大され、切欠窓が形成されない場合に比して、車両ボディの取付面上でa=t+δだけ大きくなる。例えばt=3mm、δ=1mmであれば、a=4mmとなり、キャンバ角は例えば0.4度程度増加するものになる。
尚、車両ボディに設けたダンパ取付部の取付孔が、上取付ブラケットにおける筒状体の外周よりも上記隙間δ以上に拡大加工されていれば、ダンパの上端取付部の車幅方向への位置調整量は、ダンパの上部が上記の拡大加工された取付孔の孔内径に当たるまでより大きく増加するものになる。
(請求項2)
(b)前記切欠窓が、上取付ブラケットの筒状体における車幅方向で車両の内側を臨む側壁に形成されるとき、ダンパのキャンバ角は車両内側へ傾くネガティブキャンバ角(マイナス・キャンバ角)を増加するものになる。ネガティブキャンバ角の増加は、タイヤのグリップ力を強くし、コーナリング性能(曲がり易さ)を向上するものになる。
(請求項3)
(c)ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに対する車幅方向の取付位置を位置調整されたときに、ダンパの上端取付部における取付凸部に付した基準マークに対応する、上取付ブラケットにおける長孔部の縁沿いに設けたキャンバ角表示目盛を読み取ることにより、当該ダンパの上端取付部の車幅方向への位置調整後のキャンバ角を読み取りできる。
(請求項4)
(d)上下の各ボールハウジングは、それらの孔あき環状凸部の孔中心、又は孔あき部の孔中心を通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケットの切欠窓に臨む側の小張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部、又は孔あき部の孔中心に対してなす距離を、該小張り出し状輪郭部に対する反対側の大張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部、又は穴あき部の孔中心に対してなす距離より小さく設定するものとした。そして、上下の各ボールハウジングの小張り出し状輪郭部と大張り出し状輪郭部の曲率半径が上取付ブラケットの筒状体の側壁の内周面の曲率半径と概ね同等に設定されるものとした。
これにより、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに対する車幅方向の取付位置を標準位置にするときには、上下の各ボールハウジングの大張り出し状輪郭部が、上取付ブラケットの筒状体の直径上における切欠窓と反対側の内周面に概ね隙間なく位置付けられる。他方、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに対する車幅方向の取付位置を該車幅方向へ最大限位置調整し、車輪のキャンバ角を最大キャンバ角に設定したときには、上記の各ボールハウジングの小張り出し状輪郭部が上取付ブラケットの筒状体の直径上における切欠窓の側の該切欠窓周辺の内周面に概ね隙間なく位置付けられる。従って、ダンパの上端取付部を構成する上下の各ボールハウジングは、上取付ブラケットの筒状体の内部でその天面部に対する取付位置を車幅方向に位置調整可能に該筒状体に取付けられながら、それらの各ボールハウジングの輪郭形状が車幅方向に沿う直径上で可及的に大サイズをなすものとされ、ダンパの当該上端取付部が上取付ブラケットに対する取付構造の安定を図り、その取付強度を確保可能にする。
(請求項5)
(e)前記ハット型の上取付ブラケットが、筒状体の下端側の外周部に挿通されるフランジ板状被取付部を有し、このフランジ板状被取付部がその下面側で該筒状体に溶接される。従って、該筒状体が車両ボディに設けたダンパ取付部の取付孔に嵌入され、該筒状体の下端側に設けたフランジ状被取付部が該ダンパ取付部に固定されるとき、筒状体の側壁の外周面とフランジ状被取付部とは概ね直角をなすものになり、該筒状体の外形を車両ボディの取付孔径と概ね同等化できる。このことは、筒状体の内径を大径化するものとなり、上述したキャンバ角の調整時に、ダンパの上部が筒状体の側壁内周面と衝突するまでの該ダンパの移動可能量を大きくし、大きなキャンバ角調整量の確保を容易にする。
(請求項6)
(f)前記ハット型の上取付ブラケットが削り出し加工された有天筒状体からなる。従って、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットの天面部に対する取付位置を車幅方向に位置調整するために、該上端取付部が該天面部の下面に沿って車幅方向に移動するとき、上取付ブラケットの筒状体における側壁の内周面と天面部の下面とが直交し、ダンパの上端取付部の移動可能量を大きくし、大きなキャンバ角調整量の確保を容易にする。
図1は標準キャンバ角状態のダンパを示す正面図である。 図2は図1の要部断面図である。 図3は図2の平面図である。 図4は最大キャンバ角状態のダンパを示す正面図である。 図5は図4の要部断面図である。 図6は図5の平面図である。 図7はダンパの上端取付部が取付けられた上取付ブラケットを示す斜視図である。 図8はダンパの上端取付部を取外した上取付ブラケットを示す斜視図である。 図9はダンパの上端取付部が取付けられた上取付ブラケットを示す断面図である。 図10は上ボールハウジングを示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 図11は下ボールハウジングを示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 図12はストラット式サスペンションを示す模式図である。
ストラット式サスペンション100は、例えば図12に示す如く、ダンパ10とコイルスプリング20とを備える。ダンパ10は、上下のチューブ11A、11Bからなる伸縮シリンダ11が形成する油室の内部で、該シリンダ11の伸縮とともに移動するピストンロッド12(不図示)とを有し、その伸縮速度に応じた減衰力を発生する。コイルスプリング20は、ダンパ10の上部(上チューブ11A)に取付けられた上側ばね受21と、ダンパ10の下部(下チューブ11B)に取付けられた下側ばね受22の間に介装されている。
ストラット式サスペンション100では、車両ボディ1に設けたダンパ取付部2にハット型の上取付ブラケット30が固定され、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30に取付けられ、ダンパ10の下端取付部11Cがナックル3に取付けられ、ナックル3に車輪4(本実施形態では前輪)が枢支されている。ナックル3は、不図示のタイロッドを介して、不図示のステアリングギヤボックスに連結され、ドライバの転舵操作に応じて所定の仮想キングピン軸(上端取付部40の後述するピローボール51と、ナックル3とサスペンションアーム5とを連結するボールジョイント6とを結ぶ直線)まわりで車両ボディ1に対して回動可能になっている。
ハット型の上取付ブラケット30は、図1乃至図9(特に図8)に示す如く、下端に開口部31Aを備え、上端に天面部32を備える円筒状の有天筒状体31をなし、筒状体31の下端側に被取付部33(本実施形態では筒状体31の下端部に設けたフランジ板状被取付部)を備える。
上取付ブラケット30は、筒状体31の外周が車両ボディ1に設けたダンパ取付部2の取付孔2Aの孔内径に僅かな隙間δを介して嵌入され、その被取付部33がダンパ取付部2の下面における取付孔2Aの周辺に添設される。筒状体31の被取付部33は、車両ボディ1の下面側から被取付部33に設けたボルト挿通孔に挿通される取付ボルト34によってダンパ取付部2に固定される。そして、ダンパ10の上端取付部40が筒状体31の内部に挿入されてその天面部32に取付けられる。
ダンパ10の上端取付部40は、上取付ブラケット30の天面部32の下面に当てて取付けられる取付基部41と、取付ブラケット30における天面部32の中央に設けられた車幅方向(車両ボディ1に固定された状態における上取付ブラケット30の車幅方向)に長尺をなす長孔部32Aに挿通されて配置される取付凸部42とを有する。
ダンパ10の上端取付部40は、図7乃至図9に示す如く、ダンパ10のシリンダ11と一体をなしてその軸方向の上方に延在する連結ロッド13が挿着されるピローボール51と、このピローボール51を上下から保持するとともに、上取付ブラケット30の天面部32に共締め可能にされる上下のボールハウジング52、53とを有して構成される。
尚、ピローボール51は、球状外周面をもつボール51A、ボール51Aの外周面上を摺接する球状内周面をもつ軸受51Bを有するとともに、ボール51Aの下端面と上側ばね受21との間に介装されるカラー14、連結ロッド13に螺着されてボール51Aの中央孔に挿通されるナット15を伴って構成される。
また、上ボールハウジング52は孔あき環状凸部52Aを突設されて備える板状体52Pからなり、下ボールハウジング53は孔あき部53Aを備える板状体53Pからなる。上ボールハウジング52の孔あき環状凸部52Aの孔内にはピローボール51(ピローボール51の軸受51B)が納められ、このピローボール51(ピローボール51の軸受51B)が上下のボールハウジング52、53に上下から挟まれて保持され、サブ組立体状の上端取付部40を形成するものになる。
従って、ダンパ10の上端取付部40は、連結ロッド13に挿通されるカラー14、及び上下のボールハウジング52、53に挟まれて保持されたサブ組立体状態で該連結ロッド13に挿通されるピローボール51(ピローボール51の軸受51B)を該連結ロッド13まわりの上側ばね受21の上に順に積み上げられる。そして、連結ロッド13に螺着されるナット15によってピローボール51及びカラー14が連結ロッド13まわりの上側ばね受21の上端面との間に挟圧されて固定され、ダンパ10の連結ロッド13まわりに一体をなす上端取付部40が構成されるものになる。
こうしてダンパ10の連結ロッド13まわりに一体をなすように設けられた上端取付部40は、図1乃至図6に示す如く、上下のボールハウジング52、53が上取付ブラケット30の天面部32の下面に当てられ、重ねられて取付けられた状態で、上下のボールハウジング52、53の両板状体52P、53Pが上端取付部40の取付基部41を構成し、上ボールハウジング52の環状凸部52Aが上端取付部40の取付凸部42を構成する。このとき、上取付ブラケット30の天面部32における中央の取付孔32Aを車幅直角方向から挟む前後2位置には、前後のそれぞれ車幅方向に延びる長孔状ボール挿通孔32B、32Bが設けられる。そして、前後各2本の固定ボルト35、35が、天面部32の各長孔状ボール挿通孔32B、及び天面部32の下面に重ねられた上ボールハウジング52においてその環状凸部52Aを車幅直角方向で挟む両側に設けられている各ボルト挿通孔52Bに挿通され、更には上ボールハウジング52の下面に重ねられた下ボールハウジング53において孔あき部53Aを挟む車幅直角方向の両側に設けられた各ねじ孔53Bに螺着される。これにより、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30の天面部32に締結されて取付けられるものになる。
しかるに、ストラット式サスペンション100にあっては、車両の直進安定性やコーナリング性能等を改善するため、ダンパ10を例えば約+1度のノーマルキャンバ角から約-4度のネガティブキャンバ角へ調整可能にするため、下記(i)、(ii)の構成を具備する。
(i)ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30の筒状体31の内部でその天面部32に対する取付位置を車幅方向に位置調整可能に該天面部32に取付けられる。具体的には、ダンパ10の上端取付部40を上取付ブラケット30の天面部32に取付けている前後各2本の固定ボルト35を緩め、該上端取付部40を天面部32における長孔部32Aの長手方向に沿う車幅方向に移動し、それらの固定ボルト35で当該上端取付部40を再び当該天面部32に締結することにて、当該ダンパ10のキャンバ角を調整可能にする。
(ii)上取付ブラケット30の筒状体31における車幅方向に臨む側壁31Fに切欠窓36が形成され、上述(i)によって車幅方向に位置調整されたダンパ10の上部が該切欠窓36に侵入可能にされる。これにより、当該ダンパ10のその車幅方向への移動範囲、ひいてはキャンバ角調整量の拡大を図るものである。
本実施形態において、切欠窓36は、上取付ブラケット30の筒状体31における車幅方向で車両の内側を臨む側壁31Fに形成される。
上取付ブラケット30の筒状体31における側壁31Fに形成されて車幅方向(Z方向)に臨む切欠窓36は、図2、図3、図5、図6に示す如く、筒状体31の円筒中心31cに対して角度αをなす範囲(円筒中心31cを通ってZ方向に沿う筒状体31の直径方向の両側に角度α/2をなす範囲)、かつ筒状体31の下端部に設けたフランジ板状被取付部33の上面から該筒状体31における側壁31Fの軸方向に沿って高さhをなす範囲とされる。本実施形態において、αは例えば130度、hは筒状体31における側壁31Fの全高さHの2/3程度とされる(hがHの全域にわたるものでも良い)。これらのα、hによって定まる切欠窓36の開口範囲は、ダンパ10が最大キャンバ角状態に位置調整され、かつドライバの転舵操作によってダンパ10が最大転舵角状態に回動された状態で、該ダンパ10の上部(上ばね受21等)が切欠窓36の縁に衝突しない範囲とされる。
ここで、ダンパ10の上端取付部40における取付凸部42(上ボールハウジング52の環状凸部52Aの上端面)の車幅直角方向には基準マーク60(図3、図6)が付され、上取付ブラケット30の天面部32における長孔部32Aの縁沿いには複数目盛からなるキャンバ角表示目盛61(図3、図6)が設けられている。基準マーク60は、キャンバ角調整のためのダンパ10の移動とともに長孔部32Aの縁沿いを車幅方向に移動し、該基準マーク60に対応するキャンバ角表示目盛61の目盛によってその時点のキャンバ角を読み取り可能にする。キャンバ角表示目盛61は本実施形態では61A、61B、61C、61Dの4個の等間隔をなす目盛からなる。基準マーク60が標準キャンバ角目盛61Aに対応するときには、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30に対する車幅方向の標準位置にあり、ダンパ10のキャンバ角は例えば-1度の標準キャンバ角状態にあるものとされる(図1乃至図3)。次に、基準マーク60が標準キャンバ角目盛61Aから角目盛61B乃至61Dのそれぞれに順に対応するように位置付けられる度に、ダンパ10のキャンバ角は例えば0.5度/目盛ずつマイナス側に増加する(61Dに対応するときのダンパ10のキャンバ角は-2.5度)。最後に、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30の筒状体31に設けた切欠窓36にまで侵入し、ダンパ10の上部(上ばね受21等)が車両ボディ1に設けたダンパ取付部2の取付孔2Aの孔内径に当たるまで移動すると、ダンパ10のキャンバ角は後述するように更に例えば0.4度程度増加し、ダンパ10のキャンバ角は例えば-2.9度の最大キャンバ角状態になる(図4乃至図6)。
更に、ストラット式サスペンション100において、上ボールハウジング52の板状体52Pは、図10に示す如く、孔あき環状凸部52Aの孔中心52cを通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケット30の切欠窓36に臨む側の円弧状の小張り出し状輪郭部R1が、孔あき環状凸部52Aの孔中心52cに対してなす距離L1を、該小張り出し状輪郭部R1に対する反対側の大張り出し状輪郭部R2が孔あき環状凸部52の孔中心52cに対してなす距離L2より小さく設定されている。また、下ボールハウジング53の板状体53Pは、図11に示す如く、穴あき部53Aの孔中心53cを通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケット30の切欠窓36に臨む側の円弧状の小張り出し状輪郭部R1が、孔あき部53Aの孔中心53cに対してなす距離L1を、該小張り出し状輪郭部R1に対する反対側の大張り出し状輪郭部R2が孔あき部53Aの孔中心53cに対してなす距離L2より小さく設定されている。そして、上下の各ボールハウジング52、53の各小張り出し状輪郭部R1と各大張り出し状輪郭部R2の曲率半径は、上取付ブラケット30の筒状体31の側壁31Fの内周面の曲率半径と概ね同等に設定される。
また、ストラット式サスペンション100において、ハット型の上取付ブラケット30は、図9に示す如く、筒状体31の下端側の外周部に、レーザー加工等されたフランジ板状被取付部33が挿通され、このフランジ板状被取付部33がその下面側で該筒状体31の下端つば部31Kに溶接されて構成される(図9で、wは溶接部)。
また、ストラット式サスペンション100において、ハット型の上取付ブラケット30は、図9に示す如く、削り出し加工(プレス加工でも可)された有天筒状体31をなし、筒状体31の側壁31Fの内周面と天面部32の下面32Fとが直交をなすものとされる。
従って、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)ダンパ10の上端取付部40がハット型の上取付ブラケット30の天面部32に対する取付位置を車幅方向で位置調整してダンパ10のキャンバ角を調整しようとするとき、車幅方向に位置調整されたダンパ10の上部が、上取付ブラケット30の筒状体31における車幅方向に臨む側壁31Fに形成した切欠窓36に侵入可能にされる。
従って、車両ボディ1に設けたダンパ取付部2の取付孔2Aに上取付ブラケット30の筒状体31が嵌入されて固定され、筒状体31の板厚をtとし、該筒状体31の外周が該取付孔2Aの孔内径に対する半径方向隙間をδとするとき、ダンパ10の上端取付部40の車幅方向への位置調整量の増加分aは、ダンパ10の上部が上記切欠窓36に侵入し、更に該取付孔2Aの孔内径に当たるまで拡大され、切欠窓36が形成されない場合に比して、車両ボディ1の取付面上でa=t+δだけ大きくなる。例えばt=3mm、δ=1mmであれば、a=4mmとなり、キャンバ角は例えば0.4度程度増加するものになる。
尚、車両ボディ1に設けたダンパ取付部2の取付孔2Aが、上取付ブラケット30における筒状体31の外周よりも上記隙間δ以上に拡大加工されていれば、ダンパ10の上端取付部40の車幅方向への位置調整量は、ダンパ10の上部が上記の拡大加工された取付孔2Aの孔内径に当たるまでより大きく増加するものになる。
(b)前記切欠窓36が、上取付ブラケット30の筒状体31における車幅方向で車両の内側を臨む側壁31Fに形成されるとき、ダンパ10のキャンバ角は車両内側へ傾くネガティブキャンバ角(マイナス・キャンバ角)を増加するものになる。ネガティブキャンバ角の増加は、タイヤのグリップ力を強くし、コーナリング性能(曲がり易さ)を向上するものになる。
(c)ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30に対する車幅方向の取付位置を位置調整されたときに、ダンパ10の上端取付部40における取付凸部42に付した基準マーク60に対応する、上取付ブラケット30における長孔部32Aの縁沿いに設けたキャンバ角表示目盛61を読み取ることにより、当該ダンパ10の上端取付部40の車幅方向への位置調整後のキャンバ角を読み取りできる。
(d)上下の各ボールハウジング52、53は、それらの孔あき環状凸部52Aの孔中心52c、又は孔あき部53Aの孔中心53cを通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケット30の切欠窓36に臨む側の小張り出し状輪郭部R1が孔あき環状凸部52A、又は孔あき部53Aの孔中心52c、53cに対してなす距離L1を、該小張り出し状輪郭部R1に対する反対側の大張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部52A、又は穴あき部53Aの孔中心52c、53cに対してなす距離L2より小さく設定するものとした。そして、上下の各ボールハウジング52、53の小張り出し状輪郭部R1と大張り出し状輪郭部の曲率半径が上取付ブラケット30の筒状体31の側壁31Fの内周面の曲率半径と概ね同等に設定されるものとした。
これにより、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30に対する車幅方向の取付位置を標準位置にするときには、上下の各ボールハウジング52、53の大張り出し状輪郭部が、上取付ブラケット30の筒状体31の直径上における切欠窓36と反対側の内周面に概ね隙間なく位置付けられる。他方、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30に対する車幅方向の取付位置を該車幅方向へ最大限位置調整し、ダンパ10のキャンバ角を最大キャンバ角に設定したときには、上記の各ボールハウジング52、53の小張り出し状輪郭部R1が上取付ブラケット30の筒状体31の直径上における切欠窓36の側の該切欠窓36周辺の内周面に概ね隙間なく位置付けられる。従って、ダンパ10の上端取付部40を構成する上下の各ボールハウジング52、53は、上取付ブラケット30の筒状体31の内部でその天面部32に対する取付位置を車幅方向に位置調整可能に該筒状体31に取付けられながら、それらの各ボールハウジング52、53の輪郭形状が車幅方向に沿う直径上で可及的に大サイズをなすものとされ、ダンパ10の当該上端取付部40が上取付ブラケット30に対する取付構造の安定を図り、その取付強度を確保可能にする。
(e)前記ハット型の上取付ブラケット30が、筒状体31の下端側の外周部に挿通されるフランジ板状被取付部33を有し、このフランジ板状被取付部33がその下面側で該筒状体31に溶接される。従って、該筒状体31が車両ボディ1に設けたダンパ取付部2の取付孔2Aに嵌入され、該筒状体31の下端側に設けたフランジ状被取付部33が該ダンパ取付部2に固定されるとき、筒状体31の側壁31Fの外周面とフランジ状被取付部33とは概ね直角をなすものになり、該筒状体31の外形を車両ボディ1の取付孔2Aの径と概ね同等化できる。このことは、筒状体31の内径を大径化するものとなり、上述したキャンバ角の調整時に、ダンパ10の上部が筒状体31の側壁31F内周面と衝突するまでの該ダンパ10の移動可能量を大きくし、大きなキャンバ角調整量の確保を容易にする。
(f)前記ハット型の上取付ブラケット30が削り出し加工された有天筒状体31からなる。従って、ダンパ10の上端取付部40が上取付ブラケット30の天面部32に対する取付位置を車幅方向に位置調整するために、該上端取付部40が該天面部32の下面に沿って車幅方向に移動するとき、上取付ブラケット30の筒状体31における側壁31Fの内周面と天面部32の下面とが直交し、ダンパ10の上端取付部40の移動可能量を大きくし、大きなキャンバ角調整量の確保を容易にする。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。本発明のストラット式サスペンション100は、切欠窓36が、上取付ブラケット30の筒状体31における車幅方向で車両の外側を臨む側壁31Fに形成されるものでも良い。
また、本発明のストラット式サスペンション100は、車両の前輪側に用いるものに限らず、後輪側に用いられても良い。
また、本発明のストラット式サスペンション100を構成するダンパ10はいかなる仕様からなるものでも良い。
本発明によれば、車両ボディに設けたダンパ取付部にハット型の上取付ブラケットが固定され、この上取付ブラケットにダンパの上端取付部が取付けられるストラット式サスペンションにおいて、キャンバ角の調整範囲を大きくとることができる。
1 車両ボディ
2 ダンパ取付部
2A 取付孔
3 ナックル
4 車輪
10 ダンパ
11C 下端取付部
13 連結ロッド
30 上取付ブラケット
31 筒状体
31A 開口部
31F 側壁
32 天面部
32F 下面
33 被取付部
36 切欠窓
40 上端取付部
41 取付基部
42 取付凸部
51 ピローボール
52 上ボールハウジング
52A 孔あき環状凸部
52c 孔中心
52P 板状体
53 下ボールハウジング
53A 孔あき部
53c 孔中心
53P 板状体
60 基準マーク
61 キャンバ角表示目盛
R1 小張り出し状輪郭部
R2 大張り出し状輪郭部
L1、L2 距離

Claims (6)

  1. 車両ボディに設けたダンパ取付部にハット型の上取付ブラケットが固定され、ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに取付けられ、ダンパの下端取付部がナックルに取付けられ、ナックルに車輪が枢支され、
    ハット型の上取付ブラケットが下端に開口部を備え、上端に天面部を備える有天筒状体をなし、筒状体がダンパ取付部の取付孔に嵌入され、該筒状体の下端側に設けた被取付部がダンパ取付部に固定され、ダンパの上端取付部が該筒状体の内部に挿入されてその天面部に取付けられてなるストラット式サスペンションであって、
    ダンパの上端取付部が上取付ブラケットの筒状体の内部でその天面部に対する取付位置を車幅方向に位置調整可能に該天面部に取付けられるとともに、
    上取付ブラケットの筒状体における車幅方向に臨む側壁に切欠窓が形成され、車幅方向に位置調整されたダンパの上部が該切欠窓に侵入可能にされるストラット式サスペンション。
  2. 前記切欠窓が、上取付ブラケットの筒状体における車幅方向で車両の内側を臨む側壁に形成される請求項1に記載のストラット式サスペンション。
  3. 前記ダンパの上端取付部が、上取付ブラケットの天面部の下面に取付けられる取付基部と、上取付ブラケットの天面部に設けられた車幅方向に長尺をなす長孔部に挿通されて配置される取付凸部とを有し、
    ダンパの上端取付部における取付凸部には基準マークが付され、上取付ブラケットにおける長孔部の縁沿いにはキャンバ角表示目盛が設けられ、
    ダンパの上端取付部が上取付ブラケットに対する車幅方向の取付位置を位置調整されたときに、基準マークに対応するキャンバ角表示目盛によってダンパの上記車幅方向への位置調整後のキャンバ角を読み取り可能にする請求項1又は2に記載のストラット式サスペンション。
  4. 前記ダンパの上端取付部が、ダンパのシリンダと一体をなす連結ロッドが挿着されるピローボールと、このピローボールを上下から保持するとともに、上取付ブラケットの天面部に共締め可能にされる上下のボールハウジングとを有して構成され、
    上ボールハウジングは孔あき環状凸部を突出されて備える板状体からなり、下ボールハウジングは孔あき部を備える板状体からなり、上ボールハウジングの孔あき環状凸部の孔内にはピローボールが納められ、このピローボールが上下のボールハウジングに挟まれて保持され、
    上下のボールハウジングが上取付ブラケットの天面部に重ねて取付けられた状態で、上下のボールハウジングの両板状体が取付基部を構成し、上ボールハウジングの孔あき環状凸部が取付凸部を構成し、
    上ボールハウジングは、孔あき環状凸部の孔中心を通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケットの切欠窓に臨む側の小張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部の孔中心に対してなす距離を、該小張り出し状輪郭部に対する反対側の大張り出し状輪郭部が孔あき環状凸部の孔中心に対してなす距離より小さく設定されるとともに、
    下ボールハウジングは、孔あき部の孔中心を通って車幅方向に沿う直径上で、上取付ブラケットの切欠窓に臨む側の小張り出し状輪郭部が孔あき部の孔中心に対してなす距離を、該小張り出し状輪郭部に対する反対側の大張り出し状輪郭部が孔あき部の孔中心に対してなす距離より小さく設定され、
    上下の各ボールハウジングの小張り出し状輪郭部と大張り出し状輪郭部の曲率半径が上取付ブラケットの筒状体の側壁の内周面の曲率半径と概ね同等に設定されてなる請求項3に記載のストラット式サスペンション。
  5. 前記ハット型の上取付ブラケットが、筒状体の下端側の外周部に挿通されるフランジ板状被取付部を有し、このフランジ板状被取付部がその下面側で該筒状体に溶接されてなる請求項1乃至4のいずれかに記載のストラット式サスペンション。
  6. 前記ハット型の上取付ブラケットが、削り出し加工された有天筒状体をなし、筒状体の側壁の内周面と天面部の下面とを直交させてなる請求項1乃至5のいずれかに記載のストラット式サスペンション。
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