JP7072822B2 - 運搬用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の底壁上にインナートレーを載置する運搬用容器に関する。
従来、上方に開放される収容空間を内部に有する容器本体と、容器本体の底壁上に載置されるインナートレーとを備える運搬用容器が知られている。(例えば特許文献1参照)。
特許第3419295号公報
インナートレーは、底壁上に載置される状態で容器本体に収容されたとき、側壁の内側面とインナートレーの外側面との間に隙間が形成される。インナートレーは容器本体内で隙間の範囲内で移動し得るため、容器本体内でのインナートレーの位置が定まりにくく、例えば自動取り出し機で容器本体内の収納物を取り出そうとするときに収納物を掴むことができない、といったことが生じる。
そこで、前記隙間を小さくしたり無くしたりすることが考えられるが、単純に前記隙間を小さくしたり無くしたりしようとすると、インナートレーを容器本体の収容空間に入れられない事態が生じかねず、また、樹脂成形品では成形後の熱収縮や経時変化により寸法にバラつきが生じやすいため、設計では製品のバラつきを考慮した寸法公差の関係上、隙間を小さくすることに限界があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、側壁の内側面とインナートレーの外側面との間の隙間を小さくしなくても容器本体内でのインナートレーの位置が定まりやすいとともに、インナートレーを容器本体に対して出し入れしやすい運搬用容器を提供することにある。
請求項1に係る発明は、底壁および前記底壁から立設される側壁を有して上方に開放される収容空間を内部に有する容器本体と、前記容器本体の前記底壁上に載置されるインナートレーと、を備える運搬用容器である。
前記側壁の内側面に、凹部または凸部からなる内位置決め部を有するとともに、前記インナートレーの外側面に、前記内位置決め部と凹凸係合する凸部または凹部からなる外位置決め部を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、底壁および前記底壁から立設される側壁を有して上方に開放される収容空間を内部に有する容器本体と、前記容器本体の前記底壁上に載置されるインナートレーと、を備える運搬用容器である。
前記側壁の内側面に、凸部からなる内位置決め部を有するとともに、前記インナートレーの外側面に、前記内位置決め部と係合する凸部からなる外位置決め部を有することを特徴とする。
側壁の内側面とインナートレーの外側面との間の隙間を小さくしなくても容器本体内でのインナートレーの位置が定まりやすいとともに、インナートレーを容器本体に対して出し入れしやすい。
図1は、本発明の第一実施形態に係る運搬用容器の斜め上方より見た斜視図である。 図2は、同上の運搬用容器の平面図である。 図3Aは、同上の運搬用容器の容器本体の斜め上方より見た斜視図である。図3Bは、同上の容器本体の斜め下方より見た斜視図である。 図4Aは、同上の運搬用容器のインナートレーの斜め上方より見た斜視図である。図4Bは、同上のインナートレーの斜め下方より見た斜視図である。 図5は、同上の運搬用容器における容器本体とインナートレーのクリアランスを説明する拡大断面図である。 図6は、本発明の第二実施形態に係る運搬用容器の平面図である。 図7は、本発明の第三実施形態に係る運搬用容器の平面図である。 図8は、本発明の第四実施形態に係る運搬用容器の平面図である。 図9は、本発明の第五実施形態に係る運搬用容器の平面図である。 図10は、本発明の第六実施形態に係る運搬用容器の平面図である。 図11Aは、本発明の第七実施形態に係る運搬用容器の平面図である。図11Bは、同上の運搬用容器のインナートレーの斜め上方より見た斜視図である。
本発明は、運搬用容器に関し、さらに詳しくは、容器本体の底壁上にインナートレーを載置する運搬用容器に関する。
以下、本発明に係る運搬用容器の第一実施形態について、図1~図5に基いて説明する。
図1、図2に示すように、運搬用容器1は、合成樹脂からなるもので、容器本体2と、容器本体2に収容されるインナートレー3と、を備える。以下、上下については、通常の使用状態における上下、すなわち、容器本体2の開口がある方を上とするとともにその反対を下として説明する。また、内外については、容器本体2の中心から離れる方を外方とするとともに中心に近づく方を内方とする。
容器本体2は、図3A、図3Bに示すように、底壁21と、底壁21から立設される側壁22とを有して、上方に開放される収容空間20を内部に有するものである。
底壁21は、第一実施形態では、平面視長方形状をしたものである。側壁22は、底壁21の周端部から立設されるもので、第一実施形態では、平面視長方形状をした底壁21の各辺に沿ってそれぞれ立設される、正面視において概ね長方形状をしたものである。
第一実施形態では、側壁22は、その上面部を構成するフランジ状をした上横リブ23と、その下面部を構成するフランジ状をした下横リブ24と、を有している。また、側壁22は、上横リブ23と下横リブ24とを接続する縦リブ25が適宜設けられている。また、図3Bに示すように、底壁21の裏面側には、縦板状をした底リブ26が格子状に設けられており、底リブ26により底壁21の強度が向上している。
インナートレー3は、図4A、図4Bに示すように、容器本体2の底壁21上に載置されるものである。第一実施形態では、インナートレー3は、天板部31と、天板部31の周縁から垂下される側板部32と、を備える。天板部31には収納凹部33が設けられる。側板部32の下端には、微小なフランジ状のエッジ321が外方に向けて形成されている。
このインナートレー3は、底壁21上に載置される状態で容器本体2に収容されたとき、側壁22の内側面220(図3参照)とインナートレー3の外側面320(エッジ321を含む)との間に片側で約2.5mmの大きさの隙間が形成される。このため、インナートレー3と容器本体2との間に移動規制手段が何もない場合には、インナートレー3が容器本体2内で約5mmの範囲で移動し得るため、容器本体2内での位置が定まりにくい。この場合、自動取り出し機で容器本体2内の収納物を取り出そうとするときにはうまく収納物を掴むことができない、といったことが生じる。そこで、容器本体2に内位置決め部4が設けられるとともに、インナートレー3に外位置決め部5が設けられるもので、以下に説明する。
図1、図2および図3Aに示すように、容器本体2には、側壁22の内側面220に、内位置決め部4を有するものである。内位置決め部4は、凹部または凸部からなるもので、第一実施形態では凸部41からなるものである。
第一実施形態では、図3Aに示すように、側壁22の両方の長辺側の内側面220の左右方向(水平方向)の中央側、および、側壁22の両方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側に、内位置決め部4として、平面視矩形状をした凸部41が形成されている。ここで、側壁22の内側面220の左右方向の中央側とは、側壁22の内側面220の左右方向の厳密な中央を基準として、この基準から側壁22の内側面220の左右方向端部までの長さの1/2の長さの範囲内をいうものとし、側壁22の内側面220の左右方向の中央とは、側壁22の内側面220の左右方向の厳密な中央をいう。なお、側壁22の内側面220の左右方向の中央側の定義として、側壁22の内側面220の左右方向の厳密な中央を基準として、この基準から側壁22の内側面220の左右方向端部までの長さの1/3の長さ、または1/4の長さの範囲内をいうものとしてもよい。
また、側壁22の内側面220の左右方向の中央側の定義として、側壁22の内側面220の左右方向の厳密な中央を基準として、この基準から側壁22の内側面220の左右方向端部までの長さの約10%の長さの範囲内(好ましくは7%の長さの範囲内、より好ましくは4%の長さの範囲内)をいうものとしてもよい。
また、図1、図2および図4Aに示すように、インナートレー3の外側面320に、外位置決め部5を有するものである。外位置決め部5は、内位置決め部4と凹凸係合する凸部または凹部からなるもので、第一実施形態では凹部51からなるものである。すなわち、外位置決め部5は、内位置決め部4が凹部の場合には凸部であり、内位置決め部4が凸部の場合には凹部である。
第一実施形態では、図4Aに示すように、インナートレー3の両方の長辺側の外側面320の左右方向(水平方向)の中央側、および、インナートレー3の両方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側に、外位置決め部5として、平面視矩形状をした凹部51が形成されている。ここで、インナートレー3の外側面320の左右方向の中央側とは、インナートレー3の外側面320の左右方向の厳密な中央を基準として、この基準からインナートレー3の外側面320の左右方向端部までの長さの1/2の長さの範囲内をいうものとし、インナートレー3の外側面320の左右方向の中央とは、インナートレー3の外側面320の左右方向の厳密な中央をいう。なお、インナートレー3の外側面320の左右方向の中央側の定義として、インナートレー3の外側面320の左右方向の厳密な中央を基準として、この基準からインナートレー3の外側面320の左右方向端部までの長さの1/3の長さ、または1/4の長さの範囲内をいうものとしてもよい。
また、インナートレー3の外側面320の左右方向の中央側の定義として、外側面320の左右方向の厳密な中央を基準として、この基準から外側面320の左右方向端部までの長さの約10%の長さの範囲内(好ましくは7%の長さの範囲内、より好ましくは4%の長さの範囲内)をいうものとしてもよい。
内位置決め部4および外位置決め部5は、図5に示すように、凹凸係合した状態で、左右方向に若干の隙間(クリアランス)を有する。さらに詳しくは、内位置決め部4の運搬用容器1周方向の一方を向く側面401と、外位置決め部5の運搬用容器1周方向の他方を向き側面401に対向する側面501との間に隙間11が形成される。また、内位置決め部4の運搬用容器1周方向の他方を向く側面402と、外位置決め部5の運搬用容器1周方向の一方を向き側面402に対向する側面502との間に隙間12が形成される。また、内位置決め部4の運搬用容器1内方を向く側面403と、外位置決め部5の運搬用容器1外方を向き側面403に対向する側面503との間に隙間13が形成される。
第一実施形態では、隙間11、12の大きさはそれぞれ約1.5mm、合計約3mmで、上述した隙間(片側で約2.5mm、両側合わせて約5mm)より小さく形成されている。また、隙間11の大きさa1と隙間12の大きさa2の合計は、隙間13の大きさbの2倍よりも小さくなるように形成されており、a1=a2の場合には、a1<b、a2<bである。
インナートレー3と容器本体2の側壁22との間に両側合わせて約5mmの大きさの隙間が形成されるのは上述した通りであるが、この隙間が小さすぎると、成形後の熱収縮や経時変化によりインナートレー3を容器本体2の収容空間20に入れられない事態が生じかねない。
そこで第一実施形態では、内位置決め部4および外位置決め部5が設けられており、内位置決め部4の側面と外位置決め部5の側面とが当接して相対移動が規制され、容器本体2に対するインナートレー3の位置決めがなされる。内位置決め部4と外位置決め部5の間の隙間11、12の大きさが合計約3mmであるため、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ない。このため、容器本体2内での位置が定まりやすく、自動取り出し機で容器本体2内の収納物を取り出そうとするときにうまく収納物を掴むことができる。
また、インナートレー3と容器本体2の側壁22との間には依然両側合わせて約5mmの大きさの隙間が形成されているため、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
また、第一実施形態では、容器本体2およびインナートレー3はそれぞれ平面視において点対称となっているため、インナートレー3の長辺を容器本体2の長辺に合わせさえすればインナートレー3を容器本体2の収容空間20に入れることができる。このため、インナートレー3を180°反転させても容器本体2の収容空間20に入れることができて、長辺を合わせさえすれば方向性がなく、使い勝手がよい。
また、隙間11の大きさa1は、側面401または側面501のいずれか一方の一部に突起を設けることで調節するようにしてもよい。また、隙間12の大きさa2も同様に、側面402または側面502のいずれか一方の一部に突起を設けることで調節するようにしてもよい。
次に、第二実施形態に係る運搬用容器1について、図6に基いて説明する。なお、第二実施形態は大部分において第一実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、内位置決め部4が凸部41からなるとともに、外位置決め部5が凹部51からなるものであった。これに対し、第二実施形態では、内位置決め部4が凹部42からなるとともに、外位置決め部5が凸部52からなるものである点で第一実施形態と異なり、その他の点は第一実施形態と同じである。
第二実施形態では、側壁22の両方の長辺側の内側面220の左右方向の中央側および両方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側に凹部42が設けられる。また、インナートレー3の両方の長辺側の外側面320の左右方向の中央側および両方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側に凸部52が設けられる。
第二実施形態においても、内位置決め部4としての凹部42と外位置決め部5としての凸部52の間の隙間の大きさが合計約3mmに形成され、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ず、容器本体2内での位置が定まりやすい。また、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
また、第二実施形態でも、第一実施形態と同様に、容器本体2およびインナートレー3はそれぞれ平面視において点対称となっているため、インナートレー3を180°反転させても容器本体2の収容空間20に入れることができて、長辺を合わせさえすれば方向性がなく、使い勝手がよい。
次に、第三実施形態に係る運搬用容器1について、図7に基いて説明する。なお、第三実施形態は大部分において第一実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第三実施形態では、内位置決め部4が凸部431および凹部432からなるとともに、外位置決め部5が凹部531および凸部532からなるものである点で第一実施形態と異なり、その他の点は第一実施形態と同じである。
第三実施形態では、側壁22の両方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側に凸部431が設けられるとともに、側壁22の両方の長辺側の内側面220の左右方向の中央側に凹部432が設けられる。
また、インナートレー3の両方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側に凹部531が設けられるとともに、インナートレー3の両方の長辺側の外側面320の左右方向の中央側に凸部532が設けられる。
第三実施形態においても、凸部431と凹部531の間の隙間の大きさ、および、凹部432と凸部532の間の隙間の大きさが合計約3mmに形成され、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ず、容器本体2内での位置が定まりやすい。また、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
また、第三実施形態でも、第一実施形態と同様に、容器本体2およびインナートレー3はそれぞれ平面視において点対称となっているため、インナートレー3を180°反転させても容器本体2の収容空間20に入れることができて、長辺を合わせさえすれば方向性がなく、使い勝手がよい。
次に、第四実施形態に係る運搬用容器1について、図8に基いて説明する。なお、第四実施形態は大部分において第三実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第四実施形態では、内位置決め部4が凸部441および凹部442からなるとともに、外位置決め部5が凹部541および凸部542からなる点は第三実施形態と同じであるが、その位置が若干異なるものであり、その他の点は第三実施形態と同じである。
第四実施形態では、側壁22の一方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側に凸部441が設けられる。そして、側壁22の他方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側および、側壁22の両方の長辺側の内側面220の左右方向の中央側に凹部442が設けられる。
また、インナートレー3の一方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側に凹部541が設けられる。そして、インナートレー3の他方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側および、インナートレー3の両方の長辺側の外側面320の左右方向の中央側に凸部542が設けられる。
第四実施形態においても、凸部441と凹部541の間の隙間の大きさ、および、凹部442と凸部542の間の隙間の大きさが合計約3mmに形成され、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ず、容器本体2内での位置が定まりやすい。また、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
次に、第五実施形態に係る運搬用容器1について、図9に基いて説明する。なお、第五実施形態は大部分において第一実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第一実施形態では、内位置決め部4が凸部41からなるとともに、外位置決め部5が凹部51からなるものであった。これに対し、第六実施形態では、内位置決め部4が凸部45からなるとともに、外位置決め部5も内位置決め部4と係合する凸部55からなるものである点で第一実施形態と異なり、その他の点は第一実施形態と同じである。
第五実施形態では、側壁22の両方の長辺側の内側面220の左右方向の中央側および両方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側に対して、平面視において若干左回りにずれた位置に凸部45が設けられる。また、インナートレー3の両方の長辺側の外側面320の左右方向の中央側および両方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側に対して、平面視において若干右回りにずれた位置に凸部55が設けられる。
第五実施形態においても、内位置決め部4としての凸部45と外位置決め部5としての凸部55の間の隙間の大きさが合計約3mmに形成され、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ず、容器本体2内での位置が定まりやすい。また、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
また、第五実施形態でも、第一実施形態と同様に、容器本体2およびインナートレー3はそれぞれ平面視において点対称となっているため、インナートレー3を180°反転させても容器本体2の収容空間20に入れることができて、長辺を合わせさえすれば方向性がなく、使い勝手がよい。
次に、第六実施形態に係る運搬用容器1について、図10に基いて説明する。なお、第六実施形態は大部分において第五実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第六実施形態では、内位置決め部4が凸部461、462からなるとともに、外位置決め部5も内位置決め部4と係合する凸部561、562からなるものであり、この点で第五実施形態と同じである。
第六実施形態では、側壁22の両方の短辺側の内側面220の左右方向の中央側に対して、平面視において若干右回りにずれた位置に凸部461が設けられる。また、インナートレー3の両方の短辺側の外側面320の左右方向の中央側に対して、平面視において若干左回りにずれた位置に凸部561が設けられる。また、側壁22の両方の長辺側の内側面220の左右方向の中央側に対して、平面視において若干左回りにずれた位置に凸部462が設けられる。また、インナートレー3の両方の長辺側の外側面320の左右方向の中央側に対して、平面視において若干右回りにずれた位置に凸部562が設けられる。
第六実施形態においても、内位置決め部4としての凸部461、462と外位置決め部5としての凸部561、562の間の隙間の大きさが合計約3mmに形成され、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ず、容器本体2内での位置が定まりやすい。また、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
また、第六実施形態でも、第一実施形態と同様に、容器本体2およびインナートレー3はそれぞれ平面視において点対称となっているため、インナートレー3を180°反転させても容器本体2の収容空間20に入れることができて、長辺を合わせさえすれば方向性がなく、使い勝手がよい。
次に、第七実施形態に係る運搬用容器1について、図11A、図11Bに基いて説明する。なお、第七実施形態は大部分において第一実施形態と同じであるため、同じ部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第七実施形態では、図11Aに示すように、内位置決め部4が凸部47からなるとともに、外位置決め部5が凹部57からなり、内位置決め部4および外位置決め部5については第一実施形態と同じである。第七実施形態では、インナートレー3が第一実施形態と異なり、その他の点は第一実施形態と同じである。
図11Bに示すように、第七実施形態では、インナートレー3に、天板部31の周縁に沿って下方に凹み上方に開口する凹溝部34が形成されるとともに、側板部32の上端縁からフランジ部35が形成され、フランジ部35に凹部57が形成されている点で第一実施形態と異なる。
第七実施形態においても、内位置決め部4としての凸部47と外位置決め部5としての凹部57の間の隙間の大きさが合計約3mmに形成され、インナートレー3が容器本体2内で約3mmの範囲でしか移動し得ず、容器本体2内での位置が定まりやすい。また、容器本体2へのインナートレー3の出し入れがしにくくなることもない。
また、第七実施形態でも、第一実施形態と同様に、容器本体2およびインナートレー3はそれぞれ平面視において点対称となっているため、インナートレー3を180°反転させても容器本体2の収容空間20に入れることができて、長辺を合わせさえすれば方向性がなく、使い勝手がよい。
なお、第一~第七実施形態では、運搬用容器1すなわち容器本体2およびインナートレー3は、合成樹脂で形成されているが、他の材料により形成されてもよい。また、合成樹脂としては、PP(Poly Propylene)あるいはPE(Poly Ethylene)が好ましいが、特に限定されない。また、運搬用容器1を合成樹脂で形成する場合、真空成形や射出成形等、各種の成形方法が適宜採用可能であり、成形方法は限定されない。
また、底壁21は、第一~第七実施形態では平面視長方形状に形成されているが、平面視正方形状や多角形状等、形状は特に限定されない。
また、側壁22は、第一~第七実施形態では平面視において概ね長方形状に形成されているが、平面視正方形状や多角形状等、形状は特に限定されない。
また、容器本体2は、第一~第七実施形態では、底壁21と側壁22とが樹脂により一体に形成されているが、容器本体2は、樹脂により形成されなくてもよい。
また、第一~第六実施形態では、インナートレー3の外側面320は、下端にフランジ状のエッジ321が形成されていたが、このようなエッジ321は設けられなくてもよい。
また、第一~第七実施形態では、インナートレー3が容器本体2に収容されたとき、容器本体2の側壁22の内側面220とインナートレー3の外側面320との間に片側で約2.5mm、両側合わせて約5mmの大きさの隙間が形成されていたが、隙間の大きさは特に限定されない。例えば、容器本体2の側壁22の内側面220とインナートレー3の外側面320との間に片側で約2~3mm、両側合わせて約4~6mmの大きさの隙間が形成されてもよい。
また、第一~第四実施形態および第七実施形態では、インナートレー3が容器本体2に収容されて内位置決め部4と外位置決め部5とが凹凸係合したとき、内位置決め部4および外位置決め部5のうちの凹部の内側面と凸部の外側面との間に、片側で約1.5mm、合計約3mmの大きさの隙間(図5の隙間11、12参照)が形成されていたが、隙間の大きさは特に限定されない。例えば、内位置決め部4および外位置決め部5のうちの凹部の内側面と凸部の外側面との間に、片側で約1.0~2.0mm、両側合わせて約2.0~4.0mmの大きさの隙間が形成されてもよい。
また、第一~第四実施形態および第七実施形態では、隙間11の大きさa1と隙間12の大きさa2の合計は、隙間13の大きさbの2倍よりも小さくなるように形成されていたが、隙間11の大きさa1と隙間12の大きさa2の合計が、隙間13の大きさbの3倍または4倍よりも小さくなるように形成されてもよい。
また、第一実施形態では、隙間11の大きさa1を側面401または側面501のいずれか一方の一部に突起を設けることで調節してもよいとともに、隙間12の大きさa2を側面402または側面502のいずれか一方の一部に突起を設けることで調節してもよいが、第二~第四実施形態および第七実施形態においても同様である。
また、第一~第七実施形態では、内位置決め部4および外位置決め部5の平面視における形状は矩形状をしていたが、形状は特に限定されない。例えば、内位置決め部4および外位置決め部5の平面視における形状が、台形、逆台形、半円形等でもよい。また、内位置決め部4および外位置決め部5の平面視における形状を台形、半円形等の形状として、内位置決め部4と外位置決め部5とが上下にわたって線接触するようにしてもよい。
また、第三実施形態および第四実施形態では、内位置決め部4として凸部および凹部の両方を有するとともに、外位置決め部5として凹部および凸部の両方を有しているが、内位置決め部4および外位置決め部5の各組において、いずれが凸部でいずれが凹部であるかの組み合わせは特に制限がなく、各組ごとに任意の凸部と凹部の組み合わせとすることができる。
1 運搬用容器
2 容器本体
20 収容空間
22 側壁
220 内側面
3 インナートレー
32 側板部
320 外側面
33 収納凹部
4 内位置決め部
41 凸部
42 凹部
431 凸部
432 凹部
441 凸部
442 凹部
45 凸部
461 凸部
462 凸部
47 凸部
5 外位置決め部
51 凹部
52 凸部
531 凹部
532 凸部
541 凹部
542 凸部
55 凸部
561 凸部
562 凸部
57 凹部

Claims (1)

  1. 底壁および前記底壁から立設される側壁を有して上方に開放される収容空間を内部に有する容器本体と、
    前記容器本体の前記底壁上に載置される、真空成形により形成された合成樹脂製のインナートレーと、を備える運搬用容器であって、
    前記側壁の内側面の中央側の上下方向全域、下方に向けて幅広となる凸部からなる内位置決め部を有し、
    前記インナートレーの側板部の上端縁から外方に向けてフランジ部が形成され、前記インナートレーの前記内位置決め部に対応する前記側板部の中央側の前記フランジ部に、前記内位置決め部と凹凸係合する凹部からなる外位置決め部を有し、
    前記インナートレーの肉厚は前記容器本体の肉厚よりも薄く、
    前記インナートレーが前記底壁上に載置される状態で前記容器本体に収容されたとき、前記内位置決め部の前記運搬用容器の周方向の一方を向く側面と、前記外位置決め部の前記周方向の他方を向き前記内位置決め部の前記側面に対向する側面との間に形成される隙間は、前記側壁の内側面と前記インナートレーの外側面との間に形成される隙間よりも小さくなるように形成されていることを特徴とする運搬用容器
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