JP7071220B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置においてフレキシブルケーブルの断線を検知する技術に関する。
画像読取装置は、読取ユニットを副走査方向に移動させながら原稿を読み取る。このように読取ユニットは移動するため、柔軟性および可撓性を有するFFC(フレキシブルフラットケーブル)を介して画像信号を出力する。FFCが断線すると、画像信号に誤りが生じる。特許文献1によれば、FFCにおける複数の配線パターンのうち最も外側に位置する配線パターンを断線検知用の配線パターンとして利用することが提案されている。
特開平9-211052号公報
しかし、特許文献1の手法は、複数の配線パターンの一部を断線検知のための専用の配線パターンとして利用しなければならない。よって、FFCの製造コストが増加する。また、特許文献1は、画像信号を伝送するための配線パターンと断線検知用の配線パターンとが同時に断線することを想定している。実際には、このようなケースは稀である。それにもかかわらず、特許文献1では、画像信号を伝送するための配線パターンが断線していなくても、断線検知用の配線パターンが断線すると、FFCの交換を要求する表示が出力されてしまう。これはユーザビリティに欠けるであろう。さらに、特許文献1では、画像信号を伝送するための配線パターンが断線したものの、断線検知用の配線パターンが断線していなければ、FFCの交換が要求されない。これでは正常でない画像が生成されてしまう。そこで、本発明は、フレキシブルケーブルの製造コストを削減でき、かつ、効率よくフレキシブルケーブルの断線を検知することを目的とする。
本発明は、たとえば、
原稿載置される原稿台と、
画像センサと、画像センサから出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する回路とが実装されたセンサ基板を有し、前記原稿台の下を移動しながら前記原稿を読み取る読取ユニットと、
前記センサ基板に接続され、前記デジタル画像信号を送信する画像信号線および主走査同期信号を送信する主走査同期信号線を含むフレキシブルケーブルと、
前記フレキシブルケーブルが接続され、信号処理回路を有する基板と、
前記画像信号線における電圧に基づき前記フレキシブルケーブルの断線を検知する検知手段、を有し、
前記主走査同期信号の周期には、デジタル画像信号を送信する有効期間と、デジタル画像信号を送信しない無効期間とが含まれ、前記無効期間の電圧はレファレンス電圧に維持されるように制御され、
前記検知手段は、前記デジタル画像信号における電圧が、前記レファレンス電圧より低い所定電圧以下になった場合に、前記フレキシブルケーブルが断線したと判定することを特徴とする画像読取装置を提供する。
本発明によれば、フレキシブルケーブルの製造コストを削減でき、かつ、効率よくフレキシブルケーブルの断線を検知することが可能となる。
画像読取装置の断面図 画像読取装置の平面図 プリント基板を示す図 正常な画像データと正常でない画像データを説明する図 断線検知の概念を説明する図 CPUにより実行される処理を示すフローチャート 断線検知回路により実行される処理を示すフローチャート CPUの機能と断線検知回路の機能を説明する図
●画像読取装置の構成
図1(A)において、画像読取装置100は筐体101を有している。原稿台ガラス105は、透光性を有し、原稿104を載置される原稿台(載置手段)である。圧板102は原稿104を原稿台ガラス105に対して押圧する。これにより、原稿104が原稿台ガラス105に密着し、フラットになる。圧板102に設けられた白板103は、原稿104の下地が裏写り込むことを抑制する。原稿台ガラス105は樹脂製であってもよい。
読取ユニット107はモータ116により駆動されて、原稿台ガラス105に沿って+x方向または-x方向に移動する。読取ユニット107は搬送軸117を摺動しながら移動する。なお、+x方向は一般に副走査方向と呼ばれる。z方向は画像読取装置100の高さ方向である。z方向とx方向との両方に直交する方向は一般に主走査方向(y方向)と呼ばれる。読取ユニット107は光源108、109が生成した光を原稿104に照射する。第一ミラー110、第二ミラー111、第三ミラー112および結像レンズ113は、原稿104からの反射光を画像センサ114へ誘導する。画像センサ114は、光を電気信号に変換して出力する。この電気信号はアナログの画像信号である。センサ基板115でアナログの画像信号からデジタルの画像信号に変換される。デジタルの画像信号は画像データと呼ばれてもよい。
フレキシブルフラットケーブル(FFC)118の一方の端部は、センサ基板115に実装されたコネクタ119に接続される。FFC118の他方の端部は、筐体101に空けられた筐体穴120に挿し込まれている。なお、FFC118は、いくつかの屈曲部を有しているが、図1(A)および図1(B)が示すように、FFC118における屈曲部130の位置は可変である。
図2が示すように、FFC118は、コネクタ119から筐体101内の底面に沿って延在している。FFC118は筐体穴120の付近で90度折り曲げられて筐体穴120に挿し込まれている。筐体穴120を通過してきたFFC118の他方の端部は、画像処理基板121に設けられたコネクタ122に接続されている。なお、画像処理基板121は筐体101の外側に設けられている。
画像処理基板121は、読取ユニット107を移動させるためのモータ116を制御する。モータ116に対する制御信号はコネクタ124、束線123およびコネクタ125を介して伝送(送信)される。モータ116が回転すると、モータ軸に取り付けられた駆動ベルト126が回転する。駆動ベルト126は駆動ギア127、128、129に張架されている。駆動ベルト126が正転すると、読取ユニット107が+x方向に移動する。駆動ベルト126が逆転すると、読取ユニット107が-x方向に移動する。
●屈曲位置の変化
図1(A)および図1(B)が示すように、読取ユニット107の移動は、FFC118における屈曲部130の位置の変化をもたらす。図1(A)が示すように、読取ユニット107が読取開始位置の近くにある場合、屈曲部130の位置は筐体101の左端の近くに生じる。図1(B)が示すように、読取ユニット107が読取終了位置の近くにある場合、屈曲部130の位置は筐体穴120の近くに生じる。屈曲部130は、筐体101の左端と筐体穴120との間で発生する。このように、FFC118において屈曲部130が生じる位置は変化する。仮に、FFC118に含まれる画像信号線が断線したと仮定する。この場合、FFC118における断線部がフラットな状態にあれば断線部が導通して画像信号を伝送できるかもしれない。一方、FFC118が断線部の近くで屈曲すると、画像信号線が断線部で非導通となりうる。したがって、FFC118が読取ユニット107に連動して移動している期間は、FFC118の断線検知が実行されるべきであろう。
●コントローラ
図3において、画像処理基板121にはCPU301、画像処理回路303、断線検知回路304、ROM305、RAM306、駆動回路308などが実装されている。CPU301はROM305に記憶されている制御プログラムを実行することで、画像読取装置100の各部を制御する。たとえば、CPU301は、制御信号線131を介して制御信号を画像センサ114に送信することで、画像センサ114を制御する。画像処理回路303はセンサ基板115から画像信号線132を介して受信したデジタルの画像信号に対して所定の画像処理を施して画像データを作成し、RAM306に記憶させる。所定の画像処理とは、たとえば、シェーディング補正などである。断線検知回路304は画像信号線132に印加されている電圧を検知することで、FFC118の断線を検知する。CPU301は断線検知回路304による検知結果を表示装置307に表示させてもよい。CPU301は断線が検知されると、FFC118の交換を促すメッセージを表示装置307に表示してもよい。また、CPU301は断線が検知されると、RAM306に記憶された画像データを無効化したり、破棄したりしてもよい。駆動回路308はCPU301の指示にしたがってモータ116を駆動する。
センサ基板115には画像センサ114とAFE302とが実装されている。AFEはアナログフロントエンドの略称である。AFE302は、増幅回路やアナログデジタル変換回路などを含む。増幅回路は所定ゲインにしたがって画像センサ114が出力するアナログの画像信号を増幅する。アナログデジタル変換回路はアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
ところで、CPU301が画像センサ114に動作開始を指示すると、画像センサ114は画像信号の生成を開始する。画像信号の電圧レベルは、画像センサ114に入射した光の量に応じて変化する。画像センサ114に光が入射していない場合、画像信号の電圧レベルは予め定められたレファレンス電圧になる。画像センサ114に光が入射している場合、画像信号の電圧レベルはレファレンス電圧よりも高い。
画像センサ114が出力する画像信号はアナログ信号であるため、FFC118を介して画像処理基板121に伝送されると、アナログ信号の電圧レベルは降下してしまう。これは、画像信号線132の抵抗が原因である。そのため、センサ基板115においてアナログの画像信号はデジタルの画像信号に変換されてから、画像処理基板121に伝送される。
●断線検知
FFC118の画像信号線132はデジタルデータ(デジタルの画像信号)を転送している。仮に画像信号線132が断線すると、デジタルデータが画像処理基板121に正常に転送されなくなる。図4(A)は画像信号線132が断線していないときに原稿104から生成された画像データを示している。図4(B)は画像信号線132が断線しているときに原稿104から生成された画像データを示している。画像信号線132の断線によってデジタルデータには誤りが発生するため、画像には不良が発生する。画像不良は、画像信号線132における断線位置と屈曲部130とがほぼ一致したときに、発生する。
図5(A)はAFE302からFFC118を介して画像処理基板121に転送される画像信号502を示す。画像センサ114は、CPU301から供給される主走査同期信号501に同期して、各画素についてのアナログの画像信号を出力する。AFE302はアナログの画像信号をデジタルの画像信号502に変換し、クロック信号に同期して画像信号502を送信する。
図5(A)が示すように、主走査同期信号501の一周期には、二つの無効期間511、512と一つの有効期間513とが含まれている。時刻t1は主走査同期信号501の立ち上がりエッジが生じる時刻である。時刻t1から時刻t2までの期間が第一無効期間である。時刻t2から時刻t3までが有効期間513である。時刻t3から時刻t4までの期間が第二無効期間である。時刻t4も主走査同期信号501の立ち上がりエッジが生じる時刻である。無効期間511と無効期間512では画像信号が転送されないため、AFE302は画像信号線132に印加される電圧をレファレンス電圧Vrefに維持する。有効期間513において、AFE302は、画像センサ114から出力される画像信号をデジタル化して転送する。基本的には画像センサ114に入射する光の量に応じて画像データの値も変化する。したがって、有効期間513において、画像信号502のレベルはハイレベルとローレベルとのどちらかになるものの、予測不可能である。
図5(B)は画像信号線132が断線したときの画像信号502を示す。図5(A)が示すように、本来であれば、無効期間511、512における画像信号線132の電圧レベルはレファレンス電圧Vrefに維持されるはずである。しかし、図5(B)が示すように、断線によって、無効期間511、512における画像信号線132の電圧レベルはグランド電位V0になってしまう。さらに、有効期間513における画像信号線132の電圧レベルもグランド電位V0になってしまう。
したがって、断線検知回路304は、無効期間511、512における画像信号線132の電圧レベルを監視することで、FFC118が断線したか否かを検知できる。なお、無効期間511、512は主走査同期信号501に同期している。したがって、CPU301および断線検知回路304は、主走査同期信号501をトリガとしてクロック数をカウントすることで無効期間511、512および有効期間513を特定できる。さらに、CPU301および断線検知回路304は、無効期間511、512における電圧レベルと、この電圧レベルに基づく断線検知結果を取得できる。主走査同期信号501は、一つのラインごとに生成される信号である。このように、主走査同期信号501をトリガとすることで、原稿104を読み取っている最中にもFFC118の断線は検知可能となる。
●フローチャート
図6はCPU301が実行する断線検知方法を示すフローチャートである。図7は断線検知回路304が実行する断線検知処理を示すフローチャートである。図8はCPU301の機能と断線検知回路304の機能を示すブロック図である。図8に示された機能はCPU301が制御プログラムを実行することで実現される。しかし、これらの機能と一部またはすべてはASICやFPGAなどのハードウエア回路によって実現されてもよい。ASICは特定用途集積回路の一例である。FPGAはフィールドプログラマブルゲートアレイの一例である。断線検知回路304はCPU301により実現されてもよい。
<CPU301の処理>
S601でCPU301は断線検知処理に関する初期設定を実行する。断線検知回路304は、検知電圧Viと閾値電圧Vthとを比較し、検知電圧Viが閾値電圧Vth以下である場合に、FFC118のうち画像信号線132がオープン状態(断線状態)になったと判定する。そのため、CPU301の閾値電圧設定部805は、ROM305に記憶されている閾値電圧Vthを読み出して断線検知回路304に設定する。CPU301は、画像信号線132に印加されている電圧を検知するタイミングを断線検知回路304の比較回路815に設定する。上述したように、主走査同期信号501の一周期において有効期間513では画像データが伝送されているため、画像信号線132の電圧に基づきFFC118の断線を検知することは困難であろう。そこで、CPU301は無効期間511を特定するために必要な情報を断線検知回路304に設定する。たとえば、CPU301のカウンタ設定部804は、無効期間511の長さを示すカウント値を断線検知回路304の期間判定部812に設定する。期間判定部812はクロック部803が出力するクロック信号CLKをカウントするカウンタ813を有している。カウンタ813は、CPU301の同期部802が出力する主走査同期信号501の立下りエッジに基づきクロック信号CLKのカウントをスタートする。期間判定部812は、主走査同期信号501の立下りエッジに基づき断線判定部814にイネーブル信号を出力する。これにより、断線判定部814は画像信号線132の電圧検知と断線検知を開始する。カウンタ813は、カウント値が無効期間511の長さを示す値になるとカウントを終了し、断線判定部814にディスエーブル信号を出力する。これにより、断線判定部814は無効期間が終了したことを認識し、断線検知結果をCPU301に出力する。CPU301は、画像センサ114やAFE302に関する設定も実行する。たとえば、カラー読取モードとモノクロ読取モードの切り替えや、主走査同期信号501の一周期の設定、画像センサ114およびAFE302のクロック周波数の設定が実行される。CPU301は、初期設定が完了すると、画像センサ114およびAFE302に対して出力を可能とするためにイネーブル信号を出力する。
S602でCPU301はジョブが開始されたかどうかを判定する。たとえば、CPU301は、操作部やホストコンピュータから読取開始指示が入力されると、ジョブが開始されたと判定する。ジョブが開始されると、CPU301は処理をS603に進める。
S603でCPU301は断線検知回路304に断線検知を指示する。たとえば、CPU301の検知指示部801はジョブが開始されたことをトリガとして断線検知回路304にイネーブル信号を出力する。これにより、断線検知回路304は断線検知処理を実行可能な状態に遷移する。
S604でCPU301は読取ユニット107を移動させる。たとえば、CPU301は駆動回路308にモータ116を正転させるように指示する。駆動回路308はこの指示にしたがってモータ116を正転させる。これにより、読取ユニット107はホームポジションから主走査方向に沿って移動を開始する。読取ユニット107は光源108、109を点灯し、画像センサ114は原稿104からの反射光に応じた画像信号をAFE302に出力する。AFE302はアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して画像信号線132に出力する。
S605でCPU301はジョブが終了したかどうかを判定する。たとえば、CPU301は読取ユニット107が読取終了位置まで移動したことをモータ116の駆動量に基づき検知すると、ジョブが終了したと判定する。ジョブが終了していなければ、CPU301は処理をS604に戻す。ジョブが終了していれば、CPU301は処理をS606に進める。
S606でCPU301は駆動回路308を通じてモータ116を停止させることで、読取ユニット107を停止させる。さらに、CPU301は駆動回路308を通じてモータ116を逆転させ、読取ユニット107をホームポジションに戻す。
S607でCPU301は断線検知回路304に断線検知を終了するよう指示する。たとえば、CPU301の断線検知回路304に対するイネーブル信号の出力を停止する。これにより、断線検知回路304は断線検知処理を終了する。
S608でCPU301は断線検知回路304が出力する検知結果に基づき断線検知回路304がFFC118の断線を検知したかどうかを判定する。断線が検知されていなければ、CPU301は断線検知処理を終了する。なお、この場合に、CPU301のUI部807は表示装置307にFFC118が断線していないことを示すメッセージやアイコンを表示してもよい。UIはユーザインタフェースの略称である。一方で、断線が検知されていれば、CPU301は処理をS609に進める。
S609でCPU301(UI部807)は表示装置307に検知結果を表示する。たとえば、UI部807は表示装置307にFFC118が断線していることを示すメッセージやアイコンを表示してもよい。また、UI部807は表示装置307にFFC118を交換すべきことを促すメッセージやアイコンを表示してもよい。
S610でCPU301(データ破棄部806)はRAM306に保持されている画像データを無効化または破棄(消去)する。これにより正常でない画像データは削除されることになる。
<断線検知回路304の処理>
S701で期間判定部812は主走査同期信号501とカウンタ813のカウント値に基づき現時点が無効期間511かどうかを判定する。現時点が無効期間511であれば、期間判定部812はイネーブル信号を断線判定部814に出力し、処理をS702に進める。これにより、無効期間中には一回以上にわたり断線検知が実行されるようなり、有効期間中には断線検知はスキップされる。
S702で電圧検知回路811は画像信号線132の電圧を検知する。電圧検知回路811は、たとえば、簡単な抵抗回路により実現されてもよい。電圧検知回路811は検知電圧Viを比較回路815に印加する。
S703で断線判定部814の比較回路815は、検知電圧Viが閾値電圧Vth以下であるかどうかを判定する。図5(B)が示すように、画像信号線132が断線していない場合には無効期間における検知電圧Viはレファレンス電圧Vrefにほぼ一致する。一方で、画像信号線132が断線している場合には無効期間における検知電圧Viはグランド電位V0にほぼ一致する。よって、閾値電圧Vthは、VrefとV0との間の電圧に設定される。検知電圧Viが閾値電圧Vth以下でなければ、断線検知回路304は処理をS705に進める。一方で、検知電圧Viが閾値電圧Vth以下であれば、断線検知回路304は処理をS704に進める。
S704で断線判定部814は断線を検知したことを示す検知結果をCPU301に通知する。S705で断線検知回路304は断線検知が終了したかどうかを判定する。たとえば、断線検知回路304はCPU301から断線検知の終了を指示されると、断線検知処理を終了する。一方で、断線検知回路304はCPU301から断線検知の終了を指示されていなければ、断線検知処理を継続するために、処理をS701に戻す。なお、S704はS705の後に実行されてもよい。
●実施例の効果
本実施例によれば、FFC118は、読取ユニット107に接続され、読取ユニット107が出力する画像信号を伝送する画像信号線132を含むフレキシブルケーブルの一例である。フレキシブルケーブルとしてFPC(フレキシブルプリント回路基板)が採用されてもよい。画像処理基板121は、フレキシブルケーブルと接続され、画像信号線132を伝送される画像信号を受信する信号処理回路(例:画像処理回路303)を搭載した基板の一例である。CPU301や断線検知回路304は画像信号線132における電圧に基づきフレキシブルケーブルの断線を検知する検知回路の一例である。これにより、読取ユニット107が原稿台ガラス105の下を移動している間に断線検知処理が実行可能となる。つまり、効率よくフレキシブルケーブルの断線を検知することが可能となる。本実施例では、断線検知のための専用線は不要となるため、フレキシブルケーブルの製造コストが削減される。
上述したように、画像信号線132が画像信号を伝送する第一期間(例:有効期間513)と画像信号線132が画像信号を伝送しない第二期間(例:無効期間511、512)とが存在する。断線検知回路304は、第二期間における画像信号線132の電圧に基づきフレキシブルケーブルの断線を検知してもよい。これにより、画像データの影響を受けることないため、断線検知の精度が向上しよう。
断線検知回路304は読取ユニット107による画像の読み取りの基準となる基準信号に基づき第二期間を特定し、当該第二期間における画像信号線132の電圧に基づきフレキシブルケーブルの断線を検知してもよい。たとえば、基準信号は主走査同期信号501であってもよい。画像読取装置100は一般に主走査同期信号501を用いて一ラインずつ原稿104を読み取って行く。よって、主走査同期信号501を基準として採用すれば、専用の信号を追加することなく、容易に、無効期間511を特定できるようになろう。断線検知回路304は、主走査同期信号501の立ち上がりエッジを基準として、第二期間における画像信号線132の電圧の検知を開始してもよい。なお、主走査同期信号501の立ち下がりエッジが基準として採用されてもよい。
図5(A)が示すように、主走査同期信号501の一周期において、無効期間として複数の無効期間511、512が存在してもよい。断線検知回路304は、複数の無効期間のうち少なくとも一つの無効期間において、画像信号線132の電圧を検知してもよい。なお、無効期間511と無効期間512とではFFC118の屈曲部130の位置が異なり、無効期間511と無効期間512との一方でのみ断線検知できない場合もあろう。この場合、断線検知回路304は無効期間511と無効期間512との両方で断線検知処理を実行してもよい。この場合、カウンタ設定部804は、無効期間511の終了時刻(時刻t2)を示すカウント値と、無効期間512の開始時刻(時刻t3)を示すカウント値を期間判定部812に設定する。期間判定部812は、カウンタ813のカウント値に基づき、時刻t2から時刻t3までを有効期間513と判定し、有効期間513にはイネーブル信号を断線判定部814に出力しない。一方で、期間判定部812は、カウンタ813のカウント値に基づき、時刻t1から時刻t2までを無効期間511と判定し、時刻t3から時刻t4までを無効期間512と判定する。期間判定部812は、無効期間511、512においてはイネーブル信号を出力する。これにより、複数の無効期間511、512において断線検知可能となる。なお、無効期間511では断線検知が実行されず、無効期間512では断線検知が実行されてもよい。なお、有効期間513において断線検知を実行するには、画像データのローレベルをサンプルホールドする回路と、ローレベルが閾値電圧Vth以下であるかどうかを判定する回路とが必要となろう。ただし、ローレベルは、断線時の電圧よりも高いことが前提となる。
断線検知回路304は、無効期間における画像信号線132の電圧が、フレキシブルケーブルが断線していないことを示す範囲内にあるかどうかに基づき、フレキシブルケーブルの断線を検知してもよい。たとえば、検知電圧Viが閾値電圧以下である場合に、断線検知回路304は、フレキシブルケーブルが断線していると判定してもよい。また、断線検知回路304は、画像信号線132の検知電圧Viが閾値以下でなければ、フレキシブルケーブルが断線していないと判定してもよい。
図3においては一本の画像信号線132が示されているが、FFC118は複数の画像信号線132を有していてもよい。この場合、断線検知回路304は、複数の画像信号線132のうち少なくとも一つの画像信号線132の電圧に基づきフレキシブルケーブルの断線を検知してもよい。あるいは、断線検知回路304は、複数の画像信号線132のそれぞれについて断線を検知してもよい。
表示装置307は断線検知回路304の検知結果を出力する出力手段の一例である。表示装置307は断線検知回路304によりフレキシブルケーブルの切断が検知されたときに、フレキシブルケーブルの交換を促すメッセージを表示する表示手段の一例である。これによりユーザは容易に断線検知結果を知ることができるようになろう。
データ破棄部806または画像処理回路303は、断線検知回路304によりフレキシブルケーブルの切断が検知されたときに、画像信号を無効または破棄してもよい。これにより、FFC118の断線に伴う画像不良が抑制されよう。
原稿台ガラス105は透光性を有し、原稿を載置される載置手段の一例である。読取ユニット107は載置手段の下を移動しながら原稿を読み取る読取手段の一例である。FFC118は読取手段に接続され、読取手段が出力する画像信号を伝送(送信)する画像信号線132を含むフレキシブルケーブルの一例である。画像処理回路303はフレキシブルケーブルと接続され、画像信号線132を伝送される画像信号を受信する受信手段の一例である。CPU301や断線検知回路304は画像信号線132における電圧に基づきフレキシブルケーブルの断線を検知する検知手段の一例である。
105…原稿台ガラス、107…読取ユニット、118…FFC、121…画像処理基板、301…CPU、304…断線検知回路

Claims (4)

  1. 原稿載置される原稿台と、
    画像センサと、画像センサから出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する回路とが実装されたセンサ基板を有し、前記原稿台の下を移動しながら前記原稿を読み取る読取ユニットと、
    前記センサ基板に接続され、前記デジタル画像信号を送信する画像信号線および主走査同期信号を送信する主走査同期信号線を含むフレキシブルケーブルと、
    前記フレキシブルケーブルが接続され、信号処理回路を有する基板と、
    前記画像信号線における電圧に基づき前記フレキシブルケーブルの断線を検知する検知手段、を有し、
    前記主走査同期信号の周期には、デジタル画像信号を送信する有効期間と、デジタル画像信号を送信しない無効期間とが含まれ、前記無効期間の電圧はレファレンス電圧に維持されるように制御され、
    前記検知手段は、前記デジタル画像信号における電圧が、前記レファレンス電圧より低い所定電圧以下になった場合に、前記フレキシブルケーブルが断線したと判定することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記検知手段は、前記主走査同期信号の立ち上がりエッジを基準として、前記フレキシブルケーブルの断線の検知を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記主走査同期信号の一周期において、前記無効期間複数存在し、
    前記検知手段は、複数の前記無効期間において、前記フレキシブルケーブルの断線を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記フレキシブルケーブルは、前記デジタル画像信号を送信する前記画像信号線として複数の画像信号線を有し、
    前記検知手段は、前記複数の画像信号線のうち少なくとも一つの画像信号線の電圧に基づき前記フレキシブルケーブルの断線を検知することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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