JP2008072344A - 異常検知方法及び異常検知装置 - Google Patents

異常検知方法及び異常検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の伝送路の間での伝送不良の発生を簡単にかつ的確に検知する。
【解決手段】CCDライン基板からページシンク信号、ラインシンク信号と共にイメージデータを多芯のフラットケーブルを介して伝送するときに、判定信号JSを生成して付加したページシンク信号PS、ラインシンク信号LS及びイメージデータ信号ISを伝送する。メイン基板では、受信した各信号の論理和から和信号SSを生成し、生成した和信号に判定信号と一致するパルス信号が含まれているか否かを確認し、該当するパルス信号が含まれているときには、伝送路に異常が生じていないと判定し、判定信号と一致するパルス信号が含まれていないときには、何れかの芯線の断線ないしコネクタの接触不良による伝送異常が発生していると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多芯ケーブルなどを用いて形成された複数の伝送路を用いてデータなどの伝送を行うときに、断線等の伝送路の異常を検知する異常検知方法及び異常検知装置に関する。
近年、デジタルデータを用いた各種の処理が一般化しており、例えば、スキャナや複写機などを用いて、原稿に記録された各種の画像をデジタルデータに変換して保存したり、この画像データに基づいた印刷処理(画像複写)などが行われる。
原稿に記録された画像を読み取ってデジタルデータ(以下、画像データ)に変換する画像読取装置(以下、スキャナとする)では、原稿画像の照明に用いる光源、光源から照射して原稿画像に応じて反射された光を受光するCCDラインセンサなどの撮像素子、光源及び撮像素子を副走査方向に沿って移動するモータなどの副走査機構が設けられたキャリッジを備え、このキャリッジを副走査方向へ移動しながら画像読み込みを行い、ページシンク信号、ラインシンク信号及びイメージデータを出力する。
このようなキャリアは、例えば、装置本体とフレキシブルフラットケーブルを用いたデータ伝送線路によって接続されており、副走査方向に沿った所定の移動範囲で移動可能となるように装置本体と接続されている。
ところで、スキャナでは、画像読み込みを行うごとにキャリッジが副走査方向に往復移動される。このために、スキャナでは、フラットケーブルの屈伸が繰り返されるという線路の部分的な断線やコネクタの接触不良などが生じる可能性の高い環境下で使用されている。フラットケーブルには、多数の線路が形成されており、何れかの線路に部分的な断線やコネクタの接触不良が生じると、ページシンク信号、ラインシンク信号ないしイメージデータにノイズが付加され、読み込みデータに乱れが生じて正確な画像の再現が困難となってしまう。
画像データの表示や読み込みを行う場合、ラインシンク信号などの水平同期信号やページシンク信号などの垂直同期信号が必要不可欠であり、例えば、ラインシンク信号用の配線が切断されたに接触不良などが生じてラインシンク信号に乱れが生じると、水平同期がずれて、適正な画像表示が困難となってしまう。
ここから、コンポジット信号から抜き取った水平同期信号が、所定のパルス幅の範囲にあるか否かから水平同期信号の有無を判定し、判定結果に基づいて擬似水平同期信号を発生すると共に、水平同期信号ありと判定されたときにパルス信号をカウントし、垂直同期信号が所定のパルス幅の範囲にあるか否かから垂直同期信号の有無を判定するようにした提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、スキャナなどにおいては、原稿サイズによってラインシンクないしページシンクが変化するため、上記システムを用いるときには、原稿サイズに合わせて、パージごと、ラインごとなどのタイミングで、パルス幅情報等を設定して更新する必要があり、スキャナを用いた画像読み込みを行うときの操作性が低下するなどの問題が生じる。
また、ページシンク信号やラインシンク信号などの同期信号の伝送のみでなく、イメージデータの伝送も必要であり、イメージデータの伝送路に対しても、断線等の異常検知が必要となる。
特公平6−20248号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、同期信号のみならず、イメージデータなどの伝送路も含めて断線等の異常を簡単にかつ的確に検知して、伝送不良によるトラブルの発生を未然に防止可能とする異常検知方法及び異常検知装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、送信側モジュールと受信側モジュールを複数の伝送線によって接続して、伝送線のそれぞれを介して伝送データを伝送するときの伝送線の異常の有無を検知する異常検知方法であって、予め設定した周期及びパルス数の信号を判定信号として生成して、前記送信側モジュールから前記伝送線のそれぞれを介して前記判定信号を伝送し、前記受信側モジュールで前記伝送線のそれぞれを介して入力される信号の論理和を生成し、生成した論理和が前記判定信号と一致するか否かから、前記伝送線路の何れかに異常があるか否かを検知する、ことを特徴とする。
この発明によれば、予め所定のパルス幅及びパルス数の判定信号を設定し、送信側モジュールで、設定された判定信号を生成して、複数の伝送線のそれぞれを介して受信側モジュールへ伝送する。
受信側モジュールでは、伝送線を介して受信した信号の論理和に基づいたパルス信号を生成し、生成したパルス信号が予め設定されている判定信号と一致するか否から、伝送路に異常があるか否かを判定する。
これにより、簡単にかつ的確に、複数の伝送路の何れからに伝送不良が生じているか否かを検知することができる。
また、本発明は、前記伝送データに連続して前記判定信号を付加することを特徴とする。
この発明によれば、伝送路を介して連続するデータを伝送するときに、伝送するデータのそれぞれに連続させて判定信号を付加する。
これにより、効率的に伝送路の不良の有無を検知することができると共に、伝送されたデータのそれぞれが適正なデータであるか否かを確認することができる。
また、本発明は、前記伝送路を介して伝送される前記伝送データが、画像読取を行うときのページ同期信号及びライン同期信号を含むことを特徴とする。
この発明によれば、例えば、スキャナなどによって画像読み取りを行うことにより、イメージデータと共にページ同期信号とライン同期信号を伝送するときに、何れかの伝送路に伝送不良が生じているか否かを検知する。
これにより、判定結果から、各伝送路から伝送される全ての信号が適正な信号であるか否かを的確に判断することができるので、イメージデータと共にページ同期信号及びライン同期し号を伝送するときに、何れかの信号に不良が発生して、本来の画像ないし画像データが得られなくなってしまうのを確実に防止することができる。
さらに、本発明では、前記判定信号を、前記伝送線を介して伝送する前記ページ同期信号及びライン同期信号の一部とすることができる。
このような本発明が適用される異常検知装置は、送信側モジュールと受信側モジュールをデータ伝送可能に接続する複数の伝送線の異常を検知する異常検知装置であって、前記送信側モジュールに設けられて、予め設定した周期及びパルス数の判定信号を生成する信号生成手段と、前記信号生成手段によって生成された前記判定信号を前記伝送線のそれぞれを介して前記送信側モジュールから伝送する伝送手段と、前記受信側モジュールに設けられて、前記伝送線のそれぞれを介して入力された信号の論理和が前記判定信号と一致するか否かを判定する判定手段と、を含むものであれば良い。
以上説明したように本発明によれば、複数の伝送路を介して送信側モジュールから受信側モジュールへデータを伝送するときに、予め設定された判定信号を付加し、それぞれの伝送路をかいして受信された信号の全てに判定信号と一致するパルス信号を含まれるか否かを確認する簡単な構成で、複数の伝送路の全てが適正なデータ伝送が可能な状態であるか否かを的確に検知することができるという優れた効果が得られる。
また、本発明では、例えば、画像読み込みを行って、イメージデータと共に、ページ同期信号及びライン同期信号を伝送するときに、同期ズレ等によって本来の画像と異なる画像データが生成されてしまうのを確実に防止することができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図2には、本実施の形態に適用したスキャナユニット10の概略構成を示している。スキャナ10は、複写機などに設けられ、原稿の複写や、原稿に記録された画像に応じた画像データの生成に用いられる。
スキャナ10は、図示しない筐体内にキャリッジ12が設けられている。キャリッジ12には、キャリッジ12を走査移動する駆動源となるモータ14、画像読取用の光源となるランプ16及び、画像読取用のデバイスであるCDDラインセンサ18が設けられている。
スキャナ10では、ランプ16の発する光を、図示しないプラテンガラス上に載置されてカバーによって覆われた原稿へ照射し、原稿に記録された画像に応じて反射される反射光を、CCDラインセンサ18によって受光する。
CCDラインセンサ18は、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光を受光するCCDラインセンサ18R、18G、18B(以下、総称してCCDラインセンサ18とする)によって構成されている。また、CCDラインセンサ18(18R、18G、18B)は、所定方向(以下、主走査方向とする)に沿って多数のCCDアレイ20が配列されており、これにより、1主走査ライン分の反射光を同時に読み込み可能となっている。
また、スキャナ10には、副走査移動機構が形成されており、モータ14が駆動されることにより、キャリッジ12が、CCDラインセンサ18のCCDアレイ20配設方向と直交する方向(副走査方向)へ移動する。これにより、スキャナ10では、キャリッジ12を副走査方向に沿って移動しながらCCDラインセンサ18(各CCDアレイ20)によってランプ16の反射光を順次、受光することにより原稿に記録された画像読み込みを行うようになっている。
なお、スキャナ10には、図示しない光学系が設けられており、この光学系によってランプ16から発する光がプラテンガラス上の原稿に集光されると共に、原稿の反射光が、CCDラインセンサ18に集光されるようになっている。
キャリッジ12には、CCDセンサ基板22が設けられており、CCDラインセンサ18が、このCCDセンサ基板22に配置されている。また、このCCDセンサ基板22には、ROM、RAM等がバスによって接続されたCPU(何れも図示省略)を含むコントローラ24が配設されている。また、CCDセンサ基板22には、モータ14を駆動するモータドライバ26、ランプ16を点灯するランプドライバ28が設けられ、コントローラ24が、モータ14を駆動したキャリッジ12の副走査移動及び、ランプ16の点灯を制御する。
また、CCDセンサ基板22には、増幅器30、A/D変換器32、二重相関サンプリング回路(CDS)34及びインターフェイス回路36が設けられ、コントローラ24には、タイミングジェネレータ38が形成されている。
これにより、CCDラインセンサ18の各CCDアレイ20から受光量(蓄積電荷量)に応じた電気信号が、キャリッジ12の副走査移動に同期されて出力され、増幅器30によって増幅された後、A/D変換器32によってデジタルデータに変換される。
CDS34は、例えば、フィールドスルー信号のレベルを表すフィールドスルーデータ及び画素信号のレベルを表す画素データをそれぞれサンプリングして、各画素ごとに画素データからフィールドスルーデータを減算することにより、各CCDアレイ20の蓄積電荷量に応じた画像データをスキャン画像データとして出力する。このスキャン画像データが、例えば、各色のイメージデータが、例えば、1画素当たり8bitのデジタルデータとしてインターフェイス回路36から出力されるようになっている。
また、コントローラ24は、図示しないセンサの検出結果に基づいて1ページ分の原稿のデータ出力タイミング(同期信号)となるページシンク信号PS及び、1主走査分の同期信号となるラインシンク信号LSを、インターフェイス回路36から出力し、このページシンク信号PS、ラインシンク信号LSに同期して、前記イメージデータを出力するようになっている。
一方、スキャナ10には、スキャナ10での画像読み込みを制御すると共に、読み込んだ画像(イメージデータ)に対する各種の画像処理及び、処理結果に基づいた画像データの出力を行うメイン基板40が設けられている。
このメイン基板40には、インターフェイス回路42が設けられ、CCDセンサ基板22のインターフェイス回路36の出力が、インターフェイス回路42に入力される。また、メイン基板40には、図示しないCPU、ROM、RAM等がバスによって接続されたマイクロコンピュータを含むメインコントローラ44及び、画像処理部46が含まれている。画像処理部46には、インターフェイス回路42からイメージデータ等が入力されるようになっており、画像処理部46では、入力されたイメージデータを、ページシンク信号PS、ラインシンク信号LSなどに基づいて、例えば1主走査分(1フレーム分)ずつ取り込んで所定の画像処理を施し、図示しないバッファメモリに順次格納する。これにより、バッファメモリには、例えば、原稿1枚分の画像データが格納され、メイン基板40では、この画像データを所定のタイミングで出力するようになっている。
また、CCDセンサ基板22には、コネクタ48Aが設けられ、メイン基板40には、コネクタ48Bが設けられており、スキャナ10では、コネクタ48Aとコネクタ48Bが、フレキシブルフラットケーブル(以下、フラットケーブル50とする)によって接続されている。このフラットケーブル50は、多数の芯線50Aが一体化された多芯(例えば50芯)ケーブルとなっており、これにより、CCDセンサ基板24から各色のイメージデータ、ページシンク信号PS、ラインシンク信号LSが並行して出力可能となっていると共に、メイン基板40からCCDセンサ基板22への制御信号の出力が可能となっている。
また、フラットケーブル50は、キャリッジ12の副走査方向への移動に伴って屈曲位置が移動されるようになって、これにより、キャリッジ12が副走査方向へ移動された状態であっても、常にCCDセンサ基板22とメイン基板40の接続状態が保持されるようになっている。
なお、このようなスキャナ10の基本構成及び、スキャナ10の基本動作は、公知の構成を適用でき、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
ところで、CCDセンサ基板22のコントローラ24には、判定信号生成部52が形成されている。この判定信号生成部52は、予め設定された周期(パルス幅)及び数のパルス信号を判定信号JSとして生成する。
また、CCDセンサ基板22には、信号合成部54が設けられている。この信号合成部54では、CDS34から出力される1主走査分のイメージデータのそれぞれに、判定信号生成部52で生成される判定信号JSを付加する。また、コントローラ24では、判定信号生成部52で生成される判定信号JSを、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LSのそれぞれに付加するようになっている。
すなわち、図1(A)に示されるように、コントローラ24は、イメージデータのそれぞれに対して、先頭に判定信号JSを付加すると共に、イメージデータの最後に判定信号JSを付加したイメージデータ信号ISを出力する。
また、コントローラ24は、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LSのそれぞれの先頭及び末尾に判定信号JSを付加して出力する。
これにより、フラットケーブル50には、各データの伝送路となる芯線50Aのそれぞれに、判定信号JSが入力される。このとき、コントローラ24では、ページシンク信号PS、ラインシンク信号LS及びイメージデータ信号ISが同期されることにより、判定信号JSも互いに同期されるようになっている。
ここで、判定信号JSに用いるパルスとしては、周期が短いことが好ましいが、ノイズに生成されるパルスよりも大きいパルス幅Wが得られるものであれば良い。ここから、判定信号JPの周期としては、例えば、数十kHz〜数千kHzの範囲を適用することができ、また、パルス幅Wとして、500μsec〜0.05μsecとすることができる。
一方、受信側モジュールとなるメイン基板40には、メインコントローラ44に、AND回路56及び判定部58が設けられている。
AND回路56には、キャリッジ12のCCDセンサ基板22から出力される各イメージデータ信号IS及び、ページシンク信号PS、ラインシンク信号LSが入力されるようになっており、AND回路56は、入力された信号の論理和(和信号SS)を判定部58へ出力する。
判定部58は、AND回路56から入力される和信号SSに、判定信号JSと同等の信号が含まれているか否かから、フラットケーブル50内の何れかの芯線54Aに断線や接触不良、コネクタ48A、48Bの接触不良が生じているか否かを判定する。
すなわち、画像読み込みを行うときの送信側モジュールとなるCCDセンサ基板42では、フラットケーブル50の各芯線50Aに、予め設定したパルス幅W及びパルス数N(ここでは、一例としてN=2)の判定信号JPを同期させて付加して伝送する。
これにより、図1(B)に示されるように、各信号が正常にメイン基板44のAND回路56に入力されることにより、AND回路56は、パルス数Mが、パルス信号JPのパルス数Nと同じ(M=N)で、パルス幅Wsがパルス信号JPのパルス幅Wと略同じ(Ws=W)和信号SSを出力する。
ここから、判定部58では、和信号SSのパルス幅Ws及びパルス数Mを、パルス信号JPのパルス幅W及びパルス数Nと比較し、和信号SSがパルス信号JPと一致するときには、各データが正常に入力されていると判断するようにしている。
なお、判定部58では、和信号SSがパルス信号JPと一致しないときには、エラー信号を出力し、これにより、メインコントローラ44では、画像読取を中止して、図示しないディスプレイに配線異常が発生したことを表示するなどして報知するようにしている。
次に本実施の形態の作用を説明する。
スキャナ10では、図示しないプラテンガラス上に画像読み込みを行う原稿が載置された状態で、画像読み込みの開始の指示(スタートスイッチの操作)がなされると、メインコントローラ44からキャリッジ12に設けているCCDセンサ基板22のコントローラ24へ所定の制御信号が出力される。
これにより、コントローラ24は、ランプ16を点灯させると共に、モータ14を駆動して、キャリッジ12の副走査方向へ移動を開始する。これと共に、コントローラ24は、ランプ16から原稿へ照射された光の反射光をCCDラインセンサ18(CCDラインセンサ18R、18G、18B)で受光し、CCDラインセンサ18(CCDアレイ20)から受光量に応じた電気信号を出力する。
CCDラインセンサ20から出力された電気信号は、増幅器30によって増幅された後、A/D変換器32でデジタル信号に変換され、CDS34で二重相関サンプリング処理が行われ、1主走査ライン分ずつがイメージデータとしてメイン基板40へ出力される。
また、コントローラ24は、原稿の読み取りに合わせてページシンク信号PS、ラインシンク信号LSを、メイン基板40へ出力する。
これにより、メイン基板40では、画像処理部46で、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LSに基づいて、例えば原稿1ページ分ずつの画像データを生成して出力する。
ところで、CCDラインセンサ18を用いて画像読み込みを行うときのデータの送信側となるCCDセンサ基板22では、判定信号生成部52で判定信号JPを生成し、この判定信号をイメージデータに付加したイメージデータ信号ISを出力すると共に、判定信号JSを付加したページシンク信号PS及びラインシンク信号LSを出力する。
これにより、フラットケーブル50の芯線50Aのそれぞれには、判定信号JSが付加されたイメージデータ信号IS、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LSが伝送される。
一方、画像読み込みを行うときの受信側となるメイン基板40には、メインコントローラ44にAND回路56及び判定部58が設けられえており、フラットケーブル50の各芯線50Aを伝送されたイメージデータ信号IS、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LSが、AND回路56にも入力されるようになっている。
AND回路56では、入力されたイメージデータ信号IS、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LSの論理和となる和信号SSを生成して判定部58へ出力する。判定部58では、この和信号SSに基づいて、フラットケーブル50の何れかの芯線50Aに伝送不良が生じているか否かを判定するようにしている。
図3では、このときのメインコントローラ44での判定処理の概略を示している。このフローチャートでは、最初のステップ100で、CCDセンサ基板24からフラットケーブル50を介してデータ(信号)が入力されたか否かを確認し、CCDセンサ基板24から、画像読み込みを開始することによりページシンク信号PS、ラインシンク信号LSと共に、イメージデータ信号ISが入力されると、ステップ100で肯定判定してステップ102へ移行する。
このステップ102では、入力されたページシンク信号PS、ラインシンク信号LS及び各イメージデータ信号ISの和信号SSを生成し、ステップ104では、生成された和信号SSに、判定信号JSと一致するパルス信号が含まれているか否かを確認する。
ここで、和信号SSに、判定信号JSと一致するパルス信号が含まれているときには、ステップ104で肯定判定してステップ106へ移行し、CCDセンサ基板22から出力されるデータの読み込みを継続すると共に、読み込んだデータに基づいた画像処理を行うように設定する(処理継続に設定)。
これにより、画像処理部46では、入力されたイメージデータ信号SSから、判定信号JSに続く信号をイメージデータとして読み込み、所定の画像処理を実行する。このとき、メインコントローラ44及び画像処理部46では、入力されたページシンク信号PS及びラインシンク信号LSのうち、判定信号JSに続く信号をページシンク信号PS及びラインシンク信号LSとして用いて、所定の処理を行うようにしている。すなわち、画像処理部46では、判定信号JSが含まれるページシンク信号PS及びラインシンク信号LSから正規のページシンク信号及びラインシンク信号を生成して、所定の処理を行う。
一方、フラットケーブル50内の何れかの芯線50Aが断線していたり、コネクタ48A、48Bの何れかに接触不良が生じていると、メイン基板40には、CCDセンサ基板22から送信された本来の信号と異なる信号が入力される。
例えば、何れかの芯線50Aが断線しているときには、該当する芯線50の入力される信号がLレベル又はHレベルとなるか、また、LレベルとHレベルの中間レベルの信号となったり、さらには、パルス状のノイズが含まれた信号となる。また、コネクタ48A、48Bの何れか少なくとも一方に接触不良が生じると、その接触不良の端子に対応する入力信号に、通常状態と異なる変化が生じ、少なくとも、本来の信号が得られなくなる。
このような信号が入力されたときには、AND回路56から出力される和信号SSには、判定信号JSに応じたパルス信号が出力されなかったり、また、パルス状のノイズによって、パルス幅Wsが極めて狭くなった多数のパルスが含まれ、パルス信号が消滅したり、本来の判定信号JSと異なる信号(パルス信号)となってしまう。
これにより、和信号SSには、判定信号JSと一致するパルス信号が含まれなくなり、図3のフローチャートでは、ステップ104で否定判定されてステップ108へ移行する。
これにより、ステップ108では、フラットケーブル50の断線ないしコネクタ48A、48Bの接触不良などによるデータの伝送異常が発生したとして、エラー処理を行う。
このエラー処理では、受信したイメージデータに対する画像処理部46での処理の中止、キャリッジ12の作動中止を行うと共に、図示しないディスプレイに、伝送異常が発生してメンテナンスが必要となったことを報知する表示を行った離、アラームを発したりする。
これにより、スキャナ10では、原稿に記録されている本来の画像と異なる画像データを生成ないし出力してしまうのを未然に防止すると共に、正常な画像データの出力が不能となっている状態でスキャナ10が使用されるのを防止している。
このとき、スキャナ10では、送信側モジュールであるCCDセンサ基板24に、判定信号生成部52を設けて、予め設定した判定信号JSを、各芯線50Aを介して伝送するようにすると共に、受信側モジュールであるメイン基板40に、各芯線50Aから伝送された信号の和信号SSを生成するAND回路56及び、和信号SSに判定信号JSと一致するパルス信号が含まれるか否かを判定する判定部58を設ける簡単な構成を適用することができる。
なお、以上説明した本実施の形態では、判定信号JSとして所定のパルス幅Wで2パルス分のパルス信号を用いたが、判定信号JSとしては、これに限るものではなく、予め設定されて、ノイズ等と混同されることのパルス幅及びパルス数であれば、任意のパルス信号を適用することができる。
また、本実施の形態では、各信号の先頭及び末尾に判定信号JSを付加するようにしたが、これに限らず、例えば、各信号の先頭または末尾のみに付加するようにしても良い。
例えば、ページシンク信号PSの先頭に判定信号PSを付加するときには、この判定信号JSと同時に伝送されるようにラインシンク信号LSおよびイメージデータ信号ISに判定信号JSを付加するようにすれば良い。
また、本実施の形態では、送信側モジュールから伝送するデータに判定信号JSを付加するようにしたが、これに限らず、たとえば、データ伝送に先立って、判定信号JSを伝送して、伝送路の異常の有無を確認したり、データ伝送終了後に、判定信号JSを伝送することにより、データが正常に伝送される状態であったか否かを確認するようにしても良い。
一方、本実施の形態では、本来の信号と別に判定信号JSを付加するようにしたが、判定信号JSが、本来の信号の一部となるようにして、判定信号の伝送を行うようにしても良い。
例えば、ページシンク信号やラインシンク信号は、信号の立ち上がりタイミングないし立ち下がりタイミングが判断されて、各処理に適用される。すなわち、図4(B)に示されるように、ページシンク信号ps及びラインシンク信号lsが出力されるときに、図4(A)に示されるように、ページシンク信号ps、ラインシンク信号lsの先頭に判定信号JSを付加すると共に、ページ信号ps、ラインシンク信号lsの後端部が、判定信号JSとなるパルス信号を含むようにしたページシンク信号PS及びラインシンク信号LSを用いることができる。
このときには、ページシンク信号PS及びラインシンク信号LS内での判定信号JSに併せたタイミングで判定信号JSが伝送されるようにイメージデータに判定信号JSを付加するようにしても良い。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、スキャナ10においてCCDセンサ基板22からメイン基板50へデータを伝送する例を説明したが、フラットケーブル50を用いて、メイン基板40からCCDセンサ基板22へ制御信号などが伝送される。
このときには、メイン基板40を送信側モジュールとして判定信号生成部52を設けると共に、CCDセンサ基板22を受信側モジュールとして、AND回路56及び判定部58を設けるようにすればよい。また、判定部58の判定結果から伝送異常が発生していると判断されるときには、CCDセンサ基板22での処理を中止すると共に、判定結果をメイン基板40へフィードバックするようにすれば良い。
また、以上説明した本実施の形態では、スキャナ10を例に説明したが、本発明は、スキャナ10に限らず、任意の構成のスキャナに適用することができる。また、本発明は、スキャナに限らず、一方向又は双方向に多芯のケーブルによってデータを伝送する一対のモジュールの間であれば、任意の構成のモジュールの間に適用して、簡単にかつ正確に、芯線の断線などの伝送不良の発生を検出することができる。
(A)は、本実施の形態に適用したCCDセンサ基板から出力されるページシンク信号、ラインシンク信号及びイメージデータ信号の概略を示す線図、(B)はメイン基板で(A)の各信号の論理和から得られる和信号の概略を示す線図である。 本実施の形態に適用したスキャナの要部の概略構成図である。 メインコントローラで実行される判定処理の概略を示す流れ図である。 (A)は本発明に適用可能なページシンク信号およびラインシンク信号の概略を示す線図、(B)は(A)の元となるページシンク信号及びラインシンク信号の概略を示す線図である。
符号の説明
10 スキャナ
12 キャリッジ
18 CCDラインセンサ
22 CCDセンサ基板(送信側モジュール)
24 コントローラ
40 メイン基板(受信側モジュール)
44 メインコントローラ
48A、48B コネクタ(伝送路)
50 フラットケーブル(伝送路)
50A 芯線(伝送路)
52 判定信号生成部(信号生成手段)
54 信号合成部(伝送手段)
56 AND回路(判定手段)
58 判定部(判定手段)

Claims (5)

  1. 送信側モジュールと受信側モジュールを複数の伝送線によって接続して、伝送線のそれぞれを介して伝送データを伝送するときの伝送線の異常の有無を検知する異常検知方法であって、
    予め設定した周期及びパルス数の信号を判定信号として生成して、
    前記送信側モジュールから前記伝送線のそれぞれを介して前記判定信号を伝送し、
    前記受信側モジュールで前記伝送線のそれぞれを介して入力される信号の論理和を生成し、生成した論理和が前記判定信号と一致するか否かから、
    前記伝送線路の何れかに異常があるか否かを検知する、
    ことを特徴とする異常検知方法。
  2. 前記伝送データに連続して前記判定信号を付加することを特徴とする請求項1に記載の異常検知方法。
  3. 前記伝送路を介して伝送される前記伝送データが、画像読取を行うときのページ同期信号及びライン同期信号を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の異常検知方法。
  4. 前記判定信号を、前記伝送線を介して伝送する前記ページ同期信号及びライン同期信号の一部としていることを特徴とする請求項3に記載の異常検知方法。
  5. 送信側モジュールと受信側モジュールをデータ伝送可能に接続する複数の伝送線の異常を検知する異常検知装置であって、
    前記送信側モジュールに設けられて、予め設定した周期及びパルス数の判定信号を生成する信号生成手段と、
    前記信号生成手段によって生成された前記判定信号を前記伝送線のそれぞれを介して前記送信側モジュールから伝送する伝送手段と、
    前記受信側モジュールに設けられて、前記伝送線のそれぞれを介して入力された信号の論理和が前記判定信号と一致するか否かを判定する判定手段と、
    を含むことを特徴とする異常検知装置。
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