JP7069825B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを加工する工作機械に関する。
従来、工作機械は、工具を装着する主軸と、該主軸の下方に配置したワークを保持するテーブルとを備える。テーブルは前後方向及び左右方向に移動可能である。テーブルは、ワーク加工台と、該ワーク加工台から前側、左側及び右側夫々に突出したテレスコピックカバーとを備える。テレスコピックカバーは、ワーク加工台の下側に配置した移動装置を覆う。ワーク加工台は移動装置によって前後方向及び左右方向に移動する。テレスコピックカバーは、移動装置への異物の侵入を防止する。
特開2017-148917号公報
しかし、テレスコピックカバーとワーク加工台との隙間からクーラントが侵入し、移動装置に侵入するおそれがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、移動装置へのクーラントの侵入を防止する工作機械を提供することを目的とする。
本発明に係る工作機械は、工具を装着する主軸と、該主軸の下方に配置してあり、水平方向に移動可能な移動台と、該移動台の下方に配置してあり、前記移動台の移動を行う移動装置と、前記移動台の周面に取り付けてあり、前記移動装置を覆う伸縮可能なカバーとを備える工作機械において、前記移動台の移動方向に交差する水平な方向に延びる溝を前記周面に形成してあり、前記溝の内側に前記カバーを取り付けてあることを特徴とする。
本発明においては、前記溝の上面は、前記溝の長手方向にて、前記移動台の中央部から離れるに従って下降するように、傾斜していることを特徴とする
本発明に係る工作機械は、前記溝の上面は、前記溝の長手方向にて、前記移動台の中央部から離れるに従って下降するように、傾斜していることを特徴とする。
本発明においては、溝の上面が、移動台の中央部から離れるに従って下降するように、傾斜しているので、溝の上面に付着したクーラントは、移動台から離れる方向に移動し、移動装置に侵入し難い。
本発明に係る工作機械は、前記カバーにおける前記溝の内側に取り付けた部分の厚みは、前記溝の深さよりも小さいことを特徴とする。
本発明においては、溝の深さは、カバーにおける溝の内側に取り付けた部分の厚みよりも大きいので、カバーの前記部分は、移動台の側面よりも外側に突出しない。移動台から流下したクーラントは、カバーの前記部分に付着し難く、カバーと移動台の間の隙間に侵入し難い。
本発明に係る工作機械は、前記移動台は、ワークを保持する移動可能な第一移動台と、該第一移動台の下方に配置してあり、前記第一移動台とは異なる方向に移動可能な第二移動台とを有し、前記カバーは、前記第一移動台に取り付けてある第一カバーと、前記第二移動台に取り付けてある第二カバーとを有し、前記溝は、前記第一移動台に形成してあり、前記第一カバーを取り付けた第一溝と、前記第二移動台に形成してあり、前記第二カバーを取り付けた第二溝とを有することを特徴とする。
本発明においては、第一移動台及び第二移動台夫々に第一カバー及び第二カバーが取り付けてあり、第一カバーは第一溝に取り付けてあり、第二カバーは第二溝に取り付けてある。異なる方向に移動する複数の移動台を有する場合でも、複数の移動台それぞれに溝を形成し、複数の溝それぞれにカバーを取り付けて、クーラントの浸入を防止する。
本発明に係る工作機械は、前記第二移動台の上面は前記第二カバーに向けて下降傾斜していることを特徴とする。
本発明においては、第二移動台の上面に付着したクーラントは第二カバーに向けて移動し易い。
本発明に係る工作機械は、前記移動台及び移動装置の間且つ前記移動装置の周囲に、前記移動装置へ向かう冷却液をせき止める堰を設けてあることを特徴とする。
本発明においては、カバーと移動台の隙間から冷却液が侵入した場合、堰が冷却液をせき止める。
本発明に係る工作機械は、前記移動装置は、前記移動台に連結するナットと、該ナットを取り付けた螺子軸と、該螺子軸の端部を支持する軸受と、該軸受を支持する支持部とを有し、前記堰は前記支持部の上側に設けてあることを特徴とする。
本発明においては、軸受を支持する支持部の上側に堰を設け、移動装置への冷却液の移動を妨げる。
本発明に係る工作機械は、前記移動装置はモータを有し、前記移動台及びモータの間に配置された水平方向に延びるモータカバーを備え、前記堰は前記モータカバーから上方に突出していることを特徴とする。
本発明においては、水平方向に延びるモータカバーから上方に堰は突出し、冷却液のせき止めを実現する。
本発明に係る工作機械にあっては、移動台の側面に形成した溝にカバーの端部が取り付けてあるので、カバーの端部と移動台の間の隙間は、移動台の側面よりも移動台の中央部側に位置している。そのため、移動台の上側から流下したクーラントは、前記隙間に入り難く、移動装置へ侵入し難い。
工作機械の斜視図である。 工作機械の左側面図である。 工作機械の正面図である。 第二移動台、第二カバー及び第二移動装置を示す部分拡大正面図である。 図4に示すV-V線を切断線とした断面図である。 第一移動台、第一カバー及び第一移動装置を示す部分拡大正面図である。 図6に示すVII-VII線を切断線とした断面図である。 第一移動台及び第一カバーを略示する部分拡大斜視図である。 第二移動台及び第二カバーを略示する部分拡大斜視図である。 モータカバー、第二移動台、第二カバー及び第二移動装置を示す部分拡大縦断面図である。 第二カバーを取り外した工作機械の前部を示す部分拡大斜視図である。 モータカバーを示す斜視図である。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図に示す上下前後左右を使用する。図1は、工作機械の斜視図、図2は、工作機械の左側面図、図3は、工作機械の正面図である。工作機械は、前後に延びた矩形の基台1を備える。基台1の上面後部に立柱2が設けてある。立柱2の後面に制御装置3が設けてあり、立柱2の前面に主軸ヘッド4が設けてある。主軸ヘッド4は、上下方向に移動可能である。
主軸ヘッド4は上下に延びる主軸6を備える。主軸6の下端部に工具を装着する。主軸ヘッド4の上端部には主軸6の回転を行う主軸モータ5が設けてある。立柱2の上下方向中途部に、二つの連結板8を介して工具マガジン7が設けてある。二つの連結板8は立柱2から前方に突出し、左右に並ぶ。二つの連結板8の前端部に工具マガジン7が固定してある。工具マガジン7は、例えばタレット式の工具マガジン7であり、複数の工具を収納する。工具マガジン7は主軸ヘッド4よりも前側に位置する。制御装置3は、工具マガジン7を回転して、工具を所定位置に割り出し、主軸ヘッド4の下降を行い、主軸6に工具を装着する。また主軸ヘッド4の上昇を行い、工具を主軸6から取り外し、工具マガジン7に収納する。
基台1の上面前部にワークを保持する保持装置30が設けてある。保持装置30は、第一移動台10、第一カバー12、第一移動装置14、第二移動台20、第二カバー22及び第二移動装置24を備える。図4は、第二移動台20、第二カバー22及び第二移動装置24を示す部分拡大正面図、図5は、図4に示すV-V線を切断線とした断面図である。
第二移動装置24は螺子軸24a及びナット24bを備える。ナット24bはボール(図示略)を介して螺子軸24aに取り付けてある。螺子軸24aは基台1の上面にて前後方向に延びている。ナット24bの上部に第二移動台20が設けてある。螺子軸24aにはモータ24e(図10、図11参照)が取り付けてあり、制御装置3はモータ24eを駆動し、ナット24bは前後に移動する。第二移動台20は平面視矩形状をなし、左右方向に延びている。第二移動台20の左右側面及び前後側面は、第二移動台20の周面を構成する。第二移動台20の前後側面は左右に延びる。第二移動台20の前面に第二溝21が設けてある。第二溝21は左右方向に延び、第二溝21の下側は開放してある。側面視における第二溝21の断面形状は下側が開口した逆L形をなす。第二溝21の底面、即ち第二溝21の上下方向に延びる面は第二カバー22を取り付ける取付面21dを構成する。
図4に示すように、第二溝21の上面の左右方向中央部分21aは、略水平に延び、前記上面の右部分21bは右側に向かうに従って下降するように傾斜し、前記上面の左部分21cは左側に向かうに従って下降するように傾斜する。図5に示すように、第二移動台20の上面前縁部に傾斜面20aが設けてある。傾斜面20aは、前側に向かうに従って下降するように傾斜している。
第二溝21には、前後方向に伸縮可能な第二カバー22が取り付けてある。第二カバー22は、入れ子式に重なる複数のカバー体23を備える。カバー体23は、右側面部23a、左側面部23b及び上面部23cを有する。右側面部23a及び左側面部23bは上下に延びた板状をなし、左右方向に離隔して対向する。上面部23cは屈曲した板状をなし、上面部23cの屈曲部分の内角は鈍角をなす。上面部23cは、屈曲部分の頂点が上側に位置するように配してあり、上面部23cの下縁部は、右側面部23a及び左側面部23b夫々の上端に連結する。上面部23cの右部分は右側に向かうに従って下降するように傾斜し、上面部23cの左部分は左側に向かうに従って下降するように傾斜する。
複数のカバー体23は、前後方向に伸縮するパンタグラフ部(図示略)によって連結してある。パンタグラフ部はカバー体23の下側に配してある。第二カバー22の最も後側のカバー体23には、取付板23dが設けてある。取付板23dは、前記カバー体23の後端部から鍔状に突出する。取付板23dは第二溝21の内側に配してあり、第二溝21の後面にねじ止めしてある。取付板23dの前後寸法、即ち厚みは、第二溝21の前後寸法、即ち深さよりも小さい。取付板23dの上下寸法は第二溝21の上下寸法よりも小さい。第二カバー22の最も前側のカバー体23は基台1に固定してある。第二移動台20の後面に、前後方向に伸縮可能な第二カバー22が取り付けてある。この第二カバー22は、第二移動台20の前面に取り付けた第二カバー22と同様な構成を有するので、その詳細な説明を省略する。
図6は、第一移動台10、第一カバー12及び第一移動装置14を示す部分拡大正面図、図7は、図6に示すVII-VII線を切断線とした断面図である。第二移動台20の上面に第一移動装置14が設けてある。第一移動装置14は螺子軸14a及びナット14bを備える。ナット14bはボールを介して螺子軸14aに取り付けてある。螺子軸14aは第二移動台20の上面にて左右方向に延びている。ナット14bに第一移動台10が設けてある。螺子軸14aにはモータ(図示略)が取り付けてあり、制御装置3はモータを駆動し、ナット14bは左右に移動する。第一移動台10は平面視矩形状をなし、左右方向に延びている。第一移動台10の左右側面及び前後側面は、第一移動台10の周面を構成する。第一移動台10の左右側面は前後に延びる。第一移動台10の左側面に第一溝11が設けてある。第一溝11は前後方向に延び、第一溝11の下側は開放してある。前方視における第一溝11の断面形状は下側が開口した逆L形をなす。
図6に示すように、第一溝11の上面の左右方向中央部分11aは、略水平に延び、前記上面の前部分11bは前側に向かうに従って下降するように傾斜し、前記上面の後部分11cは後側に向かうに従って下降するように傾斜する。前記上面の中央部分11aの前端は、前記前部分11bの後端よりも下側に位置し、前記中央部分11aの前端と前記前部分11bの後端の間は、上側に突出するように湾曲した湾曲部11dによって連結している。前記上面の中央部分11aの後端は、前記後部分11cの前端よりも下側に位置し、前記中央部分11aの後端と前記後部分11cの前端の間は、上側に突出するように湾曲した湾曲部11eによって連結している。
第一溝11には、左右方向に伸縮可能な第一カバー12が取り付けてある。第一カバー12は、入れ子式に重なる複数のカバー体13を備える。カバー体13は、前面部13a、後面部13b及び上面部13cを有する。前面部13a及び後面部13bは上下に延びた板状をなし、前後方向に離隔して対向する。上面部13cは屈曲した板状をなし、上面部13cの屈曲部分の内角は鈍角をなす。上面部13cは、屈曲部分の頂点が上側に位置するように配してあり、上面部13cの下縁部は、前面部13a及び後面部13b夫々の上端に連結する。上面部13cの前部分は前側に向かうに従って下降するように傾斜し、上面部13cの後部分は後側に向かうに従って下降するように傾斜する。
複数のカバー体13は、左右方向に伸縮するパンタグラフ部(図示略)によって連結してある。パンタグラフ部はカバー体13の下側に配してある。第一カバー12の最も右側のカバー体13には、上方に突出した取付板13dが設けてある。取付板13dの形状は第一溝11の形状に倣う。前記カバー体13の右端部は、第一移動台10の下側に挿入してあり、取付板13dは第一溝11の右面に突き当ててある。取付板13dは、第一溝11の右面にねじ止めしてある。取付板13dの左右寸法、即ち厚みは、第一溝11の左右寸法、即ち深さよりも小さい。取付板13dの上下寸法は第一溝11の上下寸法よりも小さい。取付板13dは、第一溝11の内側に配してある。第一カバー12の最も左側のカバー体13は基台1に固定してある。第一移動台10の右側面にも第一溝(図示略)が形成してあり、該第一溝に左右方向に伸縮可能な第一カバー12が取り付けてある。この第一カバー12は、第一移動台10の左側面に取り付けた第一カバー12と同様な構成を有する。
図8は、第一移動台10及び第一カバー12を略示する部分拡大斜視図、図9は、第二移動台20及び第二カバー22を略示する部分拡大斜視図である。第一移動台10はワークを保持する。ワークの加工時に、クーラントがワークに付着する。図7及び図8の矢印に示す如く、クーラントは第一移動台10の上面から第一移動台10の側面に移動し、取付板13dの外面を流下し、第一カバー12の上面を移動して、第二移動台20に向けて移動する。取付板13dが第一溝11の内側に収納されているので、クーラントは、取付板13dと第一移動台10の間の隙間に向けて移動し難い。故にクーラントが第一移動装置14に侵入することを抑制できる。
図5及び図9の矢印に示す如く、第二移動台20に向けて移動したクーラントは傾斜面20aを流下し、取付板23dの外面を流下し、第二カバー22の上面を移動して、基台1に向けて移動する。取付板23dが第二溝21の内側に収納されているので、クーラントは、取付板23dと第二移動台20の間の隙間に向けて移動し難い。故にクーラントが第二移動装置24に侵入することを抑制できる。
図10は、モータカバー40、第二移動台20、第二カバー22及び第二移動装置24を示す部分拡大縦断面図である。図11は、第二カバー22を取り外した工作機械の前部を示す部分拡大斜視図、図12は、モータカバー40を示す斜視図である。第二カバー22の下側にモータカバー40が設けてある。モータカバー40はモータ24eの上側を覆う。モータカバー40は基板40a、右側面板40b、左側面板40c、及び延出板40dを備える。基板40aは水平方向に延び、前後に長い矩形状をなす。右側面板40bは基板40aの右縁から略直角に下方に延びる。左側面板40cは基板40aの左縁から斜め左下に延びる。延出板40dは左側面板の下縁から略水平に左方に延びる。螺子軸24aに近い基板40aの後縁部は、支持部24dの上部と第二移動台20の間に位置する。前記後縁部は支持部24dよりも螺子軸24a側に突出し、その突出端部が上方に屈曲している。屈曲した部分は堰41を構成する。堰41は、螺子軸24aの周囲、即ち第二移動装置24の周囲に配置してあり、螺子軸24aの前端の上側に位置する。基板40aは支持部24dの上部にねじ止めしてある。
ナット24bが前後に移動した場合、第二移動台20も前後に移動し、第二カバー22は前後に伸縮する。第二移動台20は、螺子軸24a、モータカバー40及び堰41の上方を移動する。堰41は、第二移動台20及び第二移動装置24の間且つ第二移動装置24の周囲に位置する。
実施の形態に係る工作機械にあっては、第一移動台10の側面に形成した第一溝11に第一カバー12の取付板13dが取り付けてあり、第二移動台20の側面に形成した第二溝21に第二カバー22の取付板23dが取り付けてある。そのため、取付板13d、23dと移動台10、20との間の隙間は、移動台10、20の側面よりも移動台10、20の中央部側に位置している。そのため、移動台10、20の上側から流下したクーラントは、前記隙間に入り難く、第一移動装置14及び第二移動装置24へ侵入し難い。
また第一溝11及び第二溝21の上面が、移動台10、20の中央部から離れるに従って下降するように、傾斜しているので、第一溝11及び第二溝21の上面に付着したクーラントは、移動台10、20から離れる方向に移動し、第一移動装置14及び第二移動装置24に侵入し難い。
また第一溝11及び第二溝21の深さは取付板13d、23dの厚みよりも大きいので、取付板13d、23dは移動台10、20の側面よりも外側に突出しない。移動台10、20から流下したクーラントは、取付板13d、23dに付着し難く、カバー12、22と移動台10、20の間の隙間に侵入し難い。
また第一移動台10及び第二移動台20夫々に第一カバー12及び第二カバー22が取り付けてあり、第一カバー12は第一溝11に取り付けてあり、第二カバー22は第二溝21に取り付けてある。異なる方向に移動する複数の移動台10、20を有する場合でも、複数の移動台10、20それぞれに溝11、21を形成し、複数の溝11、21それぞれにカバー12、22を取り付けて、クーラントの浸入を防止する。
また第二移動台20の上面に傾斜面20aが設けてあるので、傾斜面20aに付着したクーラントは、第二カバー22に向けて移動し、クーラントの移動を促進させることができる。
また取付板23dと取付面21dの隙間から冷却液が侵入した場合でも、堰41が冷却液をせき止める。堰41は、侵入した冷却液の螺子軸24aへの移動を妨げる。図10及び図11の矢印にて示す如く、取付板23dと取付面21dの隙間から侵入した冷却液は基板40aの上面を右方向に移動して、右側面板40bから落下し、また基板40aの上面を左方向に移動し、延出板40dから落下する。落下した冷却液は螺子軸24aに付着しない。第二移動装置24への冷却液の侵入を防止することができる。
また軸受24cを支持する支持部24dの上側に堰41を設け、第二移動装置24への冷却液の移動を妨げる。堰41は水平方向に延びるモータカバー40の後縁部から上方に突出し、冷却液のせき止めを実現する。
なお第一カバー12の下側に水平方向に延びる板金を設け、板金の縁部を上方に折り曲げて堰を形成し、第一移動台10及び第一移動装置14の間且つ螺子軸の周囲、即ち第一移動装置14の周囲に堰を配置してもよい。この場合、前記堰は第一移動台10への冷却液の侵入を防止することができる。
10 第一移動台
11 第一溝
12 第一カバー
13d 取付板
14 第一移動装置
20 第二移動台
20a 傾斜面
21 第二溝
22 第二カバー
23d 取付板
24 第二移動装置

Claims (4)

  1. 工具を装着する主軸と、該主軸の下方に配置してあり、水平方向に移動可能な移動台と、該移動台の下方に配置してあり、前記移動台の移動を行う移動装置と、前記移動台の周面に取り付けてあり、前記移動装置を覆う伸縮可能なカバーとを備える工作機械において、
    前記移動台の移動方向に交差する水平な方向に延びる溝を前記周面に形成してあり、
    前記溝の内側に前記カバーを取り付けてあり、
    前記カバーにおける前記溝の内側に取り付けた部分の厚みは、前記溝の深さよりも小さく、
    前記移動装置は、前記移動台の下側に配置されたモータを有し、
    前記移動台及びモータの間に配置され、水平方向に延び、前記カバーの下側にて前記モータを覆い、前記カバーとは異なるモータカバーを備え、
    前記溝の上面は、前記溝の長手方向にて、前記移動台の中央部から離れるに従って下降するように、傾斜しており、
    前記溝は、前記カバーを取り付ける為の上下方向に延びる取付面を有し、
    前記移動台及び移動装置の間且つ前記移動装置の周囲に、前記移動装置へ向かう冷却液をせき止める堰を設けてあり、
    前記堰は前記モータカバーから上方に突出し、前記取付面に直角な方向にて前記取付面よりも前記移動台の中央寄りに配置されること
    を特徴とする工作機械。
  2. 前記移動台は、
    ワークを保持する移動可能な第一移動台と、
    該第一移動台の下方に配置してあり、前記第一移動台とは異なる方向に移動可能な第二移動台と
    を有し、
    前記カバーは、
    前記第一移動台に取り付けてある第一カバーと、
    前記第二移動台に取り付けてある第二カバーと
    を有し、
    前記溝は、
    前記第一移動台に形成してあり、前記第一カバーを取り付けた第一溝と、
    前記第二移動台に形成してあり、前記第二カバーを取り付けた第二溝と
    を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記第二移動台の上面は前記第二カバーに向けて下降傾斜していること
    を特徴とする請求項に記載の工作機械。
  4. 前記移動装置は、
    前記移動台に連結するナットと、
    該ナットを取り付けた螺子軸と、
    該螺子軸の端部を支持する軸受と、
    該軸受を支持する支持部と
    を有し、
    前記堰は前記支持部の上側に設けてあること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の工作機械。
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