JP7067966B2 - 改装サッシ - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る改装サッシの正面図であり、図2は、図1に示す改装サッシの縦断面図であり、図3は、図1に示す改装サッシの横断面図である。図4は、図2に示す改装サッシの上側の要部を拡大して示す縦断面図であり、図5は、図2に示す改装サッシの下側の要部を拡大して示す縦断面図であり、図6は、図2に示す改装サッシの左側の要部を拡大して示す横断面図であり、図7は、図2に示す改装サッシの右側の要部を拡大して示す横断面図である。また、図8は、改装サッシの既設枠の内周側にベース材が取り付けられた様子を示す斜視図である。
<A.上枠>
先ず、上枠100について説明する。図2、図4に示すように、上枠100は、既設上枠110と、新設上枠120と、上枠ベース材130と、を含んで構成される。
既設上枠110は、金属製の枠体からなり、建物の開口部2の上側部の屋外側に取り付けられている。既設上枠110は、屋外側の端部に、下方に向かって延びる屋外側壁部111を有する。屋外側壁部111は、図4に示すように、改装サッシ1に改装される前の既設上枠110に元々設けられていた既設側壁部111a(図4において破線で示す。)が切断された際に切り残された既設側壁部111aの根元部分である。屋外側壁部111の下端部は、額縁部材3の内周面3aの位置よりも上方に位置している。
新設上枠120は、上枠ベース材130を間に挟んで、既設上枠110の内周側に取り付けられる。新設上枠120は、主として金属製の枠体からなり、屋外側に、障子20よりも更に屋外側に張り出した張出部121を有する。張出部121は、屋外側に向けて僅かに下り傾斜し、その先端部に上方に向けて立ち上がる屋外側壁部122を有する。屋外側壁部122は、既設上枠110の屋外側壁部111と対向するように略平行に延び、その屋外側壁部111の全体を屋外側から覆い隠すように配置されている。
上枠ベース材130は、既設上枠110と新設上枠120との間に配置される。図8に示すように、上枠ベース材130は、既設上枠110の内周側に1つだけ取り付けられ、既設上枠110の長さ方向の略全長に亘って延びている。上枠ベース材130は、新設上枠120の長さ方向の全長と同じか、又は、新設上枠120の長さ方向の全長よりも長く形成される。
図4に示すように、上枠ベース材130の屋外側は、取付け部材40によって、既設上枠110の屋外側壁部111に固定されている。この取付け部材40の詳細について、更に図10~図12を参照して説明する。図10は、上枠ベース材130を裏面側から見た部分斜視図であり、図11は、取付け部材40を屋内側から見た正面図であり、図12は、取付け部材40の縦断面図である。なお、図10では、構成の理解を容易にするため、既設上枠110の図示を省略した。
図4に示すように、上枠ベース材130の屋内側の2つの突出脚部133a、133bと既設上枠110のアングル部112の表面及び額縁部材3の内周面3aとの間には、シール材である止水テープ150が介在されている。止水テープ150は、既設上枠110の突出片113を被覆すると共に、新設上枠120の見切り材125の近傍に亘って貼着されている。上枠ベース材130の屋内側を固定する取付けねじ134は、この止水テープ150を貫通している。このため、取付けねじ134の外周面の止水がなされている。
次に、下枠200について説明する。図2、図5に示すように、下枠200は、既設下枠210と、新設下枠220と、下枠ベース材230と、を含んで構成される。
既設下枠210は、建物の開口部2の下側部の屋外側に取り付けられている。既設下枠210は、見込み壁部210aから、上方に配置される新設下枠220に向けて立設される立壁部211を有する。立壁部211は、既設下枠210の長さ方向に沿って連続して配置されている。見込み壁部210aは、屋外側に向けてやや下り傾斜しており、立壁部211は、その見込み壁部210aの屋外側の端部に配置されている。本実施形態に示す立壁部211は、額縁部材3の内周面3aと同程度の高さで突出するように設けられるが、これに限定されない。
新設下枠220は、下枠ベース材230を間に挟んで、既設下枠210の内周側に取り付けられる。新設下枠220は、主として金属製の枠体からなり、屋外側の端部に、下方に向けて延びる屋外側壁部221を有する。屋外側壁部221は、既設下枠210の屋外側壁部213と略平行に延び、その屋外側壁部213の全体を覆い隠すように配置されている。
下枠ベース材230は、既設下枠210と新設下枠220との間に配置される。図8に示すように、下枠ベース材230は、既設下枠210の長さ方向に沿って間隔をおいて複数設けられる。
図2、図5に示すように、下枠ベース材230の屋外側は、高さ調整機構50を介して、既設下枠210の張出部212上に載置されている。この高さ調整機構50の詳細について、更に図14、図15を参照して説明する。図14は、高さ調整機構50を正面から見た断面図であり、図15は、高さ調整機構50を側面から見た断面図である。
図5に示すように、下枠ベース材230の突出脚部235a~235cと額縁部材3の内周面3a(既設下枠210のアングル部214の表面)との間には、シール材である止水テープ240が介在されている。止水テープ240は、突出脚部235a~235cと額縁部材3の内周面3aとの間において、新設下枠220の見切り材224の近傍に亘って貼着されている。下枠ベース材230の屋内側を固定する取付けねじ236は、この止水テープ240を貫通している。このため、取付けねじ236の外周面の止水がなされている。
次に、縦枠300、400について説明する。図3、図6、図7に示すように、縦枠300、400は、既設縦枠310、410と、新設縦枠320、420と、縦枠ベース材330、430と、を含んで構成される。
既設縦枠310、410は、建物の開口部2の屋外側の左右縦側部にそれぞれ取り付けられている。既設縦枠310、410は、屋外側の端部に、左右の外側方に向けて延びる屋外側壁部311、411を有し、屋内側の端部に、屋内側に向けて張り出すように延びるアングル部312、412を一体に有する。アングル部312、412は、額縁部材3の内周面3aの屋外側の端部に固定されている。
新設縦枠320、420は、縦枠ベース材330、430を間に挟んで、既設縦枠310、410の内周側に取り付けられる。新設縦枠320、420は、主として金属製の枠体からなり、屋外側の端部に、左右の外側方に向けて延びる第1屋外側壁部321a、421aを一体に有し、更に第1屋外側壁部321a、421aの端部に、屋内側に向けて延びる第2屋外側壁部321b、421bを一体に有する。
縦枠ベース材330、430は、既設縦枠310、410と新設縦枠320、420との間に配置される。図8に示すように、縦枠ベース材330、430は、既設縦枠310、410の長さ方向に沿って間隔をおいて複数設けられる。縦枠ベース材330と縦枠ベース材430とは同一構成である。
縦枠ベース材330、430は、ベース材本体331の裏面の一対の取付けステー334、434によって既設縦枠310、410に取り付けられる。各取付けステー334、434は、縦枠ベース材330、430の長さ方向に沿って延びる帯状に形成されており、ベース材本体331、431に形成された屋内外方向に長い長穴335、435、336、436に取付けねじ337、437によって取り付けられている。取付けステー334、434は、長穴335、435、336、436を利用して取り付けられるため、取付けステー334、434の屋内外方向の取付け位置を微調整することができる。
縦枠ベース材330、430の屋内側の端部は、取付け対象面である額縁部材3の内周面3aとの間に間隙Dを有して取り付けされる。即ち、縦枠ベース材330(430)は、取付けステー334、434によって取り付けられた状態で、縦枠ベース材330(430)の突出脚部333(433)の先端と額縁部材3の内周面3aとの間には、間隙Dが形成される。この間隙Dは、縦枠ベース材330(430)のベース材本体331(431)と額縁部材3の内周面3aとの間の設計上の距離をD1、後述する止水テープ340(440)の厚みをD2としたとき、突出脚部333(433)の突出高さをD1-D2の高さにすることによって形成される。
図6、図7に示すように、縦枠ベース材330、430の突出脚部333、433と額縁部材3の内周面3a(既設縦枠310、410のアングル部312、412の表面)との間には、シール材である止水テープ340、440が介在されている。止水テープ340、440は、既設縦枠310、410の突出片313、413から見切り材324、424の近傍に亘って貼着されている。
2 開口部
3 額縁部材
3a 内周面
110 既設上枠(既設枠)
120 新設縦枠(新設枠)
130 上枠ベース材
210 既設下枠(既設枠)
220 新設下枠(新設枠)
230 下枠ベース材
310、410 既設縦枠(既設枠)
320、420 新設縦枠(新設枠)
330、430 縦枠ベース材
112、214、312、412 アングル部
133a、133b、235b、235c、333、433 突出脚部
150、240、340、440 止水テープ(シール材)
D 間隙
Claims (4)
- 建物の開口部に残存する既設枠と、前記既設枠の内周側を覆うように取り付けられる新設枠と、前記既設枠と前記新設枠との間に配置されるベース材と、を備える改装サッシであって、
前記ベース材の屋内側の端部は、取付け対象面との間に間隙を有して取り付けられており、
前記間隙に、第1のシール材が配置され、
前記ベース材の屋内側部を覆うように第2のシール材が配置され、
前記第1のシール材と前記2のシール材とは、前記取付け対象面で重なっている、改装サッシ。 - 前記ベース材の屋内側の端部に、前記取付け対象面に向けて突出する突出脚部を有し、前記突出脚部の先端と前記取付け対象面との間に、前記間隙を有する、請求項1に記載の改装サッシ。
- 前記既設枠の屋内側に、四周に亘る額縁部材を有し、
前記既設枠の屋内側の端部に、前記額縁部材の内周面に固定されるアングル部を有し、
前記取付け対象面は、前記額縁部材の内周面及び/又は前記アングル部の表面である、請求項1又は2に記載の改装サッシ。 - 前記第2のシール材は、前記新設枠の屋内側部と前記ベース材の屋内側部とに亘って配置される、請求項1~3のいずれか1項に記載の改装サッシ。
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