JP7067346B2 - 情報処理装置、管理システム、制御プログラムおよび情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、管理システム、制御プログラムおよび情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は噴流はんだ付装置における異常を判定する情報処理装置、管理システム、制御プログラムおよび情報処理装置の制御方法に関する。
噴流はんだ付装置において、噴流するはんだを調整する技術が知られている。例えば、特許文献1から3には、噴流するはんだの高さを検知し、噴流するはんだの高さを調整する技術等が開示されている。
特開平11-47922号公報 特開平5-185209号公報 特開平1-205593号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、はんだの噴出状態の検出は所定の期間におけるはんだの噴出状態の変動を考慮することを前提としていない。すなわち、一時的なはんだの噴出の高さに応じて、はんだの高さが調整される。
そのため、上述のような技術を用いて、噴出の高さを利用した噴流はんだ付装置に対する異常判定を行う装置を実現しようとすると、一時的なはんだの噴出の高さのみに基づいた異常判定を行う装置となり、異常判定の検出性能に問題が生じ得る。
本発明の一態様は、噴流はんだ付装置に対して検出性能が高い異常判定を行うことができる情報処理装置等を実現することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、噴流はんだ付装置において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する取得部と、所定の期間における前記時系列データから噴流形状のゆらぎを示す特徴量を算出するゆらぎ算出部と、前記特徴量を用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する異常判定部と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、噴流はんだ付装置において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する取得ステップと、所定の期間における前記時系列データから噴流形状のゆらぎを示す特徴量を算出するゆらぎ算出ステップと、前記特徴量を用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する異常判定ステップと、を含む。
前記の構成によれば、噴流形状のゆらぎから噴流はんだ付装置の異常を判定する。噴流形状のゆらぎと噴流はんだ付装置の異常とには相関関係がある。そのため、一時的に検出されたはんだ液面の高さ等から噴流はんだ付装置の状態を判定する技術に比べて、噴流形状のゆらぎから噴流はんだ付装置の状態を判定する構成では、検出性能が高い判定を実行することができる。よって、ユーザは、はんだ付の品質劣化傾向を認識することができ、噴流はんだ付装置のはんだ付不良を事前に回避することができるという効果を奏する。
前記取得部は、噴流はんだ付装置において噴流するはんだ液の液面の高さを示す前記時系列データを取得し、前記異常判定部は、前記液面の高さのゆらぎを示す特徴量から前記噴流はんだ付装置の異常を判定してもよい。
噴流はんだ付装置において、はんだを噴流するノズルの異常は、はんだ液の液面の高さのゆらぎに影響を及ぼす。そのため、前記の構成によれば、例えば、前記液面の高さのゆらぎを示す特徴量から前記噴流はんだ付装置が備えているはんだを噴流するノズルの異常を判定することができるという効果を奏する。
前記取得部は、定位置から撮影した前記噴流形状を数値化したデータの前記時系列データを取得し、前記異常判定部は、前記噴流形状を数値化したデータのゆらぎを示す特徴量から前記噴流はんだ付装置の異常を判定してもよい。
噴流はんだ付装置において、はんだを噴流するノズルの異常は、定位置から観測した前記噴流形状を数値化したデータ等に影響を及ぼす。そのため、前記の構成によれば、例えば、はんだの噴流形状の前記噴流形状を数値化したデータのゆらぎを示す特徴量から噴流はんだ付装置が備えているはんだを噴流するノズルの異常を判定することができるという効果を奏する。
前記噴流形状を数値化したデータは前記噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径および横幅の少なくとも1つを示すデータであってもよい。
前記の構成によれば、噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径および横幅の少なくとも1つを用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する情報処理装置を実現できるという効果を奏する。
前記ゆらぎ算出部は、前記特徴量として、前記時系列データの変動量の幅、分布、分散および変動の周期の少なくとも1つを算出してもよい。
前記の構成によれば、前記時系列データの変動量の幅、分布、分散および周期の少なくとも1つを用いることによって、検出性能が良い噴流はんだ付装置の異常判定を実行することができるという効果を奏する。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管理システムは、噴流はんだ付装置において噴流するはんだ液の液面の高さを検出するセンサと、何れかの前記情報処理装置とを含んでもよい。
前記構成によれば、例えば、はんだ液の液面の高さのゆらぎから噴流はんだ付装置のノズルの異常を判定することができる異常判定システムを実現することができるという効果を奏する。
前記センサは、レーザを利用した透過型センサであってもよい。
検出対象のはんだは金属である。そのためため反射によって生じるノイズが検出値に含まれる反射型のセンサを用いた構成に比べ、前記の構成ではセンサの検出値に含まれるノイズを低減することができる。すなわち、センサの検出値の誤差を低減することができる。
また、レーザを用いることによって、通常の光を用いる構成に比べ光の指向性が高くて直進性があることから、はんだの蒸発およびはんだが発する熱(約280℃)が空気中における光の進行(屈折)に及ぼす影響を抑制することができる。そのため、検出性能の高いはんだ液面の高さの検出を行うことができるという効果を奏する。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る管理システムは、噴流はんだ付装置において噴流するはんだ液の噴流形状を撮影するカメラと、前記カメラが撮影した画像から前記噴流形状の扁平率、面積および周囲の長さの少なくとも1つを示す数値データを算出する画像処理装置と、何れかの前記記載の情報処理装置とを含んでもよい。
前記構成によれば、例えば、噴流はんだ付装置のノズルの異常を判定することができる異常判定システムを実現することができるという効果を奏する。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御プログラムは、上述の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記取得部、前記ゆらぎ算出部および前記異常判定部としてコンピュータを機能させてもよい。
本発明の一態様によれば、噴流はんだ付装置に対する検出性能が高い異常判定を行うことができる。
本発明の実施形態1に係るコントローラの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る管理システムにおけるコントローラの適用例の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る変位センサが噴流はんだ付装置の噴流するはんだ液の液面の高さを検出する一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る噴流はんだ付装置の断面を示す図である。 (a)および(b)は、正常状態のノズルと異常状態のノズルとを用いてはんだ液を噴流した場合のはんだ液の液面の高さの実測値を示す図である。 (a)および(b)は、正常状態のノズルと異常状態のノズルとを用いてはんだ液を噴流した場合のはんだ液の液面の高さをサンプリングし、サンプリングした液面の高さについて周波数解析した結果をしめす図である。 本発明の実施形態1に係る管理システムの異常報知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る管理システムにおけるコントローラの適用例の一例を示す図である。 (a)から(e)は、正常状態のノズルと異常状態のノズルとを用いてはんだ液を噴流した場合の噴流形状を示す図である。 本発明の実施形態2に係るコントローラの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る管理システムの異常報知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、詳細に説明する。
§1 適用例
図2は管理システム1におけるコントローラ(情報処理装置)40の適用例の一例を示す図である。はじめに、図2を用いてコントローラ40の適用例の概要を説明する。
噴流はんだ付装置70において、例えば、はんだが酸化等によって劣化すると、はんだを噴流するノズルの内面にはんだの酸化くずが付着し、ノズルの詰まりの原因となる。また、噴流はんだ付装置70において、長期間の使用による当該ノズル先端の摩耗は噴流の流れを不均一にさせ、1方向にはんだの流れが偏ってしまうはんだの片流れの原因となる。これらのノズルの異常は、はんだ付時のはんだ量不足、はんだによるブリッジ等のはんだ付不良を引き起こし、製品の歩留りを低下させる。
管理システム1は噴流はんだ付装置70の異常を判定するシステムである。管理システム1は、変位センサ10、コントローラ40、噴流はんだ付装置70等を含む。管理システム1の詳細な構成については後述する。
コントローラ40は、噴流はんだ付装置70において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する。また、コントローラ40は、所定の期間における時系列データから噴流形状のゆらぎを示す特徴量を算出する。また、コントローラ40は、算出した特徴量を用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する。
本実施形態では、コントローラ40は、変位センサ10が検出した噴流はんだ付装置70において噴流するはんだ液の液面の高さを示す前記時系列データを取得する。また、コントローラ40は、はんだ液の液面の高さのゆらぎを示す特徴量から噴流はんだ付装置70の異常を判定する。
図3は変位センサ10が噴流はんだ付装置70の噴流するはんだ液の液面の高さを検出する一例を示す図である。図3に示す高さHは、噴流はんだ付装置70が備えるはんだを噴流するノズルの末端からはんだ液Sの液面Pまでの高さを示している。例えば、変位センサ10は高さHを検出する。また、図3に示す高さHは所定の位置からの噴流するはんだ液の液面の高さを示している。
前記の構成によれば、噴流形状のゆらぎから噴流はんだ付装置の異常を判定する。噴流形状のゆらぎと噴流はんだ付装置の異常とには相関関係がある。そのため、一時的に検出されたはんだ液面の高さ等から噴流はんだ付装置70の状態を判定する技術に比べて、噴流形状のゆらぎから噴流はんだ付装置70の状態を判定する構成では、検出性能が高い異常判定を実行することができる。よって、ユーザは、はんだ付の品質劣化傾向を、上記判定を参照し、認識することができる。そのため、噴流はんだ付装置70のはんだ付不良を事前に回避することができる。
また、噴流はんだ付装置70において、はんだを噴流するノズルの異常は、はんだ液の液面の高さのゆらぎに影響を及ぼす。そのため、前記の構成によれば、例えば、前記液面の高さのゆらぎを示す特徴量から前記噴流はんだ付装置が備えているはんだを噴流するノズルの異常を判定することができる。
§2 構成例
次に本実施形態に係る管理システム1の構成の一例について説明する。
(管理システム1)
図2に示すように、管理システム1は、変位センサ10、アナログ信号入力装置20、通信カプラ30、コントローラ40、表示入力装置50、サポート装置60および噴流はんだ付装置70を含む。
(噴流はんだ付装置70)
図4は本実施形態に係る噴流はんだ付装置70の断面を示す図である。噴流はんだ付装置70は溶解したはんだ液を噴流し、基板等のはんだ付けを行う。図4に示すように、噴流はんだ付装置70は、モータ71、変速機72、ポンプ73、熱電対74、ヒータ75、はんだ槽76およびノズル77を備えている。
噴流はんだ付装置70は、ポンプ73により生じる圧力によって溶解したはんだ液をノズル77内に流入させ、ノズル77から噴流させる。図4では、高さhはノズル77の末端から噴流したはんだ液面Pまでの高さを示している。
また、図4に示すように、ポンプ73はモータ71および変速機72を含む。例えば、コントローラ40がネットワークを介してモータ71の回転数、変速機72等を制御し、はんだ液の噴流の高さを制御してもよい。例えば、コントローラ40は変位センサ10の検出値を参照し、はんだ液の噴流の高さを制御してもよい。
また、熱電対74は、はんだ槽76に貯留されているはんだの温度を検出する。例えば、熱電対74が検出した検出値を示す信号はネットワークを介してコントローラ40に出力されてもよい。コントローラ40は、熱電対74が検出した検出値を参照し、ネットワークを介してヒータ75を制御して、はんだ槽76に貯留されているはんだの温度を管理してもよい。
(変位センサ10)
上述したように、変位センサ10は、噴流はんだ付装置70において噴流するはんだ液の液面の高さを検出する。前記構成によれば、例えば、はんだ液の液面の高さのゆらぎから噴流はんだ付装置のノズルの異常を判定することができる管理システム1を実現することができる。
また、変位センサ10はレーザを対象物に照射させる透過型センサであってもよい。変位センサ10の検出対象となるはんだは金属である。そのため反射によって生じるノイズが検出値に含まれる反射型のセンサを用いた構成に比べ、透過型センサでは検出値に含まれるノイズを低減することができる。すなわち、反射型センサに比べ、透過型センサでは検出値の誤差を低減することができる。
また、レーザを用いることによって、通常の光を用いる構成に比べ、光の指向性が高くて直進性があることから、はんだの蒸発およびはんだが発する熱(約280℃)が空気中における光の進行(屈折)に及ぼす影響を抑制することができる。そのため、検出性能の高いはんだ液面の高さの検出を行うことができる。
変位センサ10は検出したはんだ液の液面の高さを示す信号をアナログ信号入力装置20に出力する。例えば、変位センサ10は1msecの間隔ではんだ液の液面の高さを検出し、検出値を示す信号を出力してもよい。
なお、図示していないが、管理システム1はセンサアンプを含んでもよい。当該センサアンプは変位センサ10の出力信号を増幅し、増幅した当該出力信号をアナログ信号入力装置20に出力してもよい。
(アナログ信号入力装置20)
図2に示すように、アナログ信号入力装置20は、コントローラ40等を含む上位ネットワークと変位センサ10との間でデータを中継する中継装置である。例えば、アナログ信号入力装置20は、変位センサ10が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換装置であってもよい。この場合、アナログ信号入力装置20は変換したデジタル信号を通信カプラ30を介してコントローラ40に出力する。
(通信カプラ30)
通信カプラ30は、上位ネットワークとアナログ信号入力装置20との間の通信を中継する中継装置である。通信カプラ30は、上位ネットワークに含まれる機器とアナログ信号入力装置20との間で通信を中継する。
(コントローラ40)
コントローラ40は、管理システム1の全体を統括して制御する制御装置であり、PLC(Programmable Logic Controller)を使用してもよい。コントローラ40は、管理システム1において通信カプラ30および噴流はんだ付装置70のマスタ装置として動作する。また、本実施形態においては、コントローラ40は噴流はんだ付装置70の異常を判定する。なお、コントローラ40はデータサーバやクラウドサーバ等で実行される制御プログラムによって代替えすることが可能である。
図1はコントローラ40の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、コントローラ40は受信部41、制御部42、記憶部43および送信部44を備えている。
(受信部41)
受信部41は外部機器から信号を受け付ける。本実施形態では、特に、受信部41はアナログ信号入力装置20および通信カプラ30を介して、変位センサ10が検出したはんだ液の液面の高さを示すデジタル信号を受け付ける。受信部41は、はんだ液の液面の高さを示すデジタル信号を更新部421に出力する。
(制御部42)
制御部42は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、情報処理に応じて各構成要素の制御を行う。制御部42は、更新部(取得部)421、ゆらぎ算出部422、異常判定部423および報知指示部424を備えている。
(更新部421)
更新部421は、はんだ液の液面の高さを示すデジタル信号を順次受け付けて、記憶部43に格納されている高さ情報431を更新する。高さ情報431は、はんだ液の液面の高さの時系列を示す情報である。
すなわち、更新部421が受け付けたはんだ液の液面の高さを示す信号から高さ情報431は生成される。そのため、更新部421は、噴流はんだ付装置70において噴流するはんだの噴流形状(はんだ液の液面の高さ)を数値化した時系列データを取得すると表現することができる。
(ゆらぎ算出部422)
ゆらぎ算出部422は、高さ情報431から所定の期間における噴流はんだ付装置70において噴流するはんだの液面の高さの時系列データを取得する。また、ゆらぎ算出部422は、取得した当該時系列データからはんだの液面の高さのゆらぎを示す特徴量を算出する。
詳細には、ゆらぎ算出部422は、はんだの液面の高さのゆらぎを示す特徴量として、当該時系列データの変動量の幅、分布、分散および変動の周期等の少なくとも1つを算出する。
(異常判定部423)
異常判定部423は、はんだの液面の高さのゆらぎを示す特徴量から噴流はんだ付装置70の異常を判定する。
詳細には、異常判定部423は、はんだの液面の高さのゆらぎを示す特徴量が所定の閾値以内であるか否かを判定する。特徴量が所定の閾値以内である場合、異常判定部423は、噴流はんだ付装置70に異常はないと判定する。また、特徴量が所定の閾値よりも大きい場合、異常判定部423は噴流はんだ付装置70に異常があると判定する。噴流はんだ付装置70に異常があると判定すると、異常判定部423は報知指示部424に異常がある旨の信号を出力する。異常判定部423は、記憶部43に格納されているはんだの液面の高さの特徴量(変動量の幅、分布、分散および変動の周期等)の閾値を示す閾値情報432を参照し、異常判定を行ってもよい。
上述したように、噴流はんだ付装置70において、はんだを噴流するノズルの異常は、はんだ液の液面の高さのゆらぎに影響を及ぼす。そのため、はんだ液面の高さのゆらぎを示す特徴量が閾値よりも大きい場合、異常判定部423は噴流はんだ付装置70が備えているノズル77に異常があることを判定する構成とすることができる。
また、異常判定部423は、1つの特徴量(はんだの液面の高さの変動量の幅、分布、分散、変動の周期)から噴流はんだ付装置70の異常を判定してもよい。また、異常判定部423は複数の特徴量について閾値以上であるか否かを判定し、それらの判定結果から総合的に噴流はんだ付装置70の異常を判定してもよい。すなわち、異常判定部423は複数種類の特徴量を用いて、該異常を判定してもよい。
また、異常判定部423は所定の期間のはんだの液面の高さのゆらぎを用いて当該異常判定を行う。例えば、噴流はんだ付装置70がホームポジションに戻ったときに10秒間はんだ液面の高さが検出され、検出された期間におけるはんだ液面の高さのゆらぎを用いて、異常判定部423は上述の判定を行ってもよい。なお、上述の所定の期間の長さおよびタイミングについては、特に限定されない。
(はんだ液面の高さのゆらぎ)
図5は、正常状態のノズルと異常状態(片流れが起こっている状態)のノズルとを用いてはんだ液を噴流した場合のはんだ液の液面の高さの実測値を示す図である。
図5の(a)は、横軸を時間(ms)とし、縦軸をはんだ液の液面の高さ(μm)とした、はんだ液の液面の高さを示すグラフである。
図5の(b)は、横軸をはんだ液の液面の高さ(μm)とし、縦軸をはんだ液の液面の高さの頻度(回)とした、はんだ液の液面の高さの頻度の分布を示すグラフである。図5の(b)において、正常状態のノズル用いた場合では、標準偏差は2.90823、分散は8.457804、最大の高さと最小の高さとの差が19.125μmであった。また、尖度は、-0.04774であり、歪度は-0.26971であった。
一方、図5の(b)において、異常状態のノズル用いた場合では、標準偏差は3.166091、分散は10.02413、最大の高さと最小の高さとの差が22.25であった。また、尖度は、-0.12265であり、歪度は0.056028であった。
これらの結果は、正常状態のノズル用いた場合に比べ、異常状態のノズルを用いた場合はんだ液の液面の高さのゆらぎが大きくなることを示している。また、以下に示すように、異常状態のノズルを用いたはんだの噴流は、正常状態のノズル用いたはんだの噴流に比べ、はんだ液の液面の高さの変動の周期が短くなっていた。
図6は、正常状態のノズルと異常状態のノズルとを用いてはんだ液を噴流した場合のはんだ液の液面の高さについて周波数解析(FFT:Fast Fourier Transform解析)した結果を示すグラフである。
図6の(a)に示すように、正常状態のノズルを用いた場合のはんだ液の液面の高さにおいては、周波数1Hzあたりに、変動幅の大きい変動(ピーク成分)が確認された。一方で、図6の(b)に示すように、異常状態のノズルを用いた場合のはんだ液の液面の高さにおいては、周波数2Hz、3Hzおよび4Hzあたりに変動(ピーク成分)が確認された。
例えば、ゆらぎ算出部422は周波数解析(FFT解析等)によってピーク成分(スペクトル強度)を特徴量として算出してもよい。また、異常判定部423は、ゆらぎ算出部422が算出したピーク成分を用いて、所定値以上のスペクトル強度を有するピークが閾値以上の周波数に存在するか否かを判定してもよい。
また、ゆらぎ算出部422は周波数解析によるピーク成分のパターンを算出してもよい。この場合、異常判定部423は、ゆらぎ算出部422が算出したピーク成分のパターンと、異常状態のノズルを用いた場合に出現するピーク成分のパターン(所定のパターン)とを比較し、噴流はんだ付装置70の異常を判定してもよい。詳細には、異常判定部423は、ゆらぎ算出部422が算出したピーク成分のパターンと所定のパターンとがマッチするか否かを判定する。ゆらぎ算出部422が算出したピーク成分のパターンと所定のパターンとがマッチする場合、異常判定部423は、噴流はんだ付装置70が異常であると判定してもよい。
(報知指示部424)
報知指示部424は異常判定部423から出力された異常がある旨を示す信号を受け付け、送信部44を介して表示入力装置50に、異常の予兆の報知を指示する信号を出力する。特に本実施形態に係る報知指示部424は、ノズル77の異常の予兆の報知を指示する信号を出力してもよい。
(記憶部43)
記憶部43は、例えば、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であり、上述の高さ情報431、上述の閾値情報432等を記憶する。
(送信部44)
送信部44は外部機器に信号を出力する。本実施形態では、特に、送信部44は、報知指示部424の指示に従い、噴流はんだ付装置70に異常があることを示す信号を表示入力装置50に出力する。
(表示入力装置50)
表示入力装置50は、例えば、タッチパネル式の表示入力装置である。管理システム1のユーザは、表示入力装置50を介してコントローラ40を操作したり、表示入力装置50にて管理システム1の動作状態を確認したりすることができる。
表示入力装置50は噴流はんだ付装置70に異常の予兆がある旨の報知の指示を示す信号を受け付けて、異常の予兆がある旨を示す報知を行う。例えば、表示入力装置50が備えるタッチパネルに当該異常についての報知を表示してもよい。
(サポート装置60)
サポート装置60は、変位センサ10、アナログ信号入力装置20および噴流はんだ付装置70の動作設定等の管理システム1における各種設定のために、管理システム1に接続して使用される装置である。サポート装置60は、コントローラ40経由で管理システム1に接続することができる。サポート装置60としては、パソコンのような情報処理装置を用いることができ、ノート型パソコンのような携帯型の情報処理装置を用いることもできる。
§3 動作例
(管理システム1の異常報知処理の流れの例)
図7は管理システム1の異常報知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7を用いて、管理システム1の異常報知処理の流れの一例について説明する。
変位センサ10は、噴流するはんだ液面の高さを検出する(S1)。続いて、アナログ信号入力装置20は変位センサ10が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換する(S2)。
以下に説明するS3からS5の処理は、コントローラ40における異常判定処理となる。続いて、更新部421は変位センサ10が検出したデータを順次受け付ける。すなわち、更新部421は噴流するはんだ液面の高さの時系列データを取得する(S3:取得ステップ)。続いて、ゆらぎ算出部422は、所定の期間における噴流するはんだの液面の高さのゆらぎを示す特徴量を算出する(S4:算出ステップ)。続いて、異常判定部423は、はんだの液面の高さのゆらぎを示す特徴量が所定の閾値以内であるか否かを判定する(S5:異常判定ステップ)。
特徴量が所定の閾値よりも大きい場合(S5でNO)、表示入力装置50はノズル77の異常について、異常予兆を報知する(S6)。なお、当該特徴量が所定の閾値以内である場合(S5でYES)、処理は終了する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
§1 適用例
図8は本実施形態に係る管理システム1aにおけるコントローラ40aの適用例の一例を示す図である。はじめに、図8を用いて本実施形態に係るコントローラ40aの適用例の概要を説明する。
実施形態1にて説明した管理システム1と同様に、管理システム1aは噴流はんだ付装置70の異常を判定するシステムである。管理システム1aは、カメラ80a、カメラ80b、画像処理装置90、コントローラ40a、噴流はんだ付装置70等を含む。管理システム1aの詳細な構成については後述する。
コントローラ40aは、噴流はんだ付装置70において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する。また、コントローラ40aは、所定の期間における時系列データから噴流形状のゆらぎを示す特徴量を算出する。また、コントローラ40aは、算出した特徴量を用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する。
本実施形態では、コントローラ40aは、カメラ80aまたはカメラ80bが定位置から撮影したはんだの噴流形状を数値化したデータ(高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径、横幅等)の時系列データを取得する。また、コントローラ40aは、噴流形状を数値化したデータのゆらぎを示す特徴量から噴流はんだ付装置70の異常を判定する。
図9は正常状態のノズルと異常状態(片流れが起こっている状態)のノズルとを用いてはんだ液を噴流した場合の噴流形状を示す図である。図9の(a)および(b)は、正常状態のノズルを用いてはんだ液を噴流した場合の噴流形状の2値化した撮影画像である。図9の(a)は、噴流形状の上方から撮影した画像である。図9の(b)は、噴流形状の側方から撮影した画像である。図9の(c)および(d)は、異常状態のノズルを用いてはんだ液を噴流した場合の噴流形状の2値化した撮影画像である。図9の(c)は、噴流形状の上方から撮影した画像である。図9の(d)は、噴流形状の側方から撮影した画像である。なお、図9の(b)および(d)では、はんだ液の噴流方向が実際の噴流方向と逆転しており、当該図面においては、はんだ液は下側に向かって噴流している。図9の(e)は、上方から見た場合の、正常状態のノズルおよび異常状態のノズルによって噴流されるはんだの噴流形状を示す模式図である。
図9に示すように、噴流はんだ付装置において、はんだを噴流するノズルの異常は、定位置から観測したはんだの噴流形状の高さ、扁平率(特に上方から見た場合)、円形度(特に上方から見た場合)、面積(特に上方から見た場合)および周囲の長さ(特に上方から見た場合)、楕円長径(特に上方から見た場合)、楕円短径(特に上方から見た場合)、横幅(特に側方から見た場合)等に影響を及ぼす。
詳細には、1方向にはんだの流れが偏ることにより、はんだの片流れが生じる。そのため、摩耗が進むにつれて、上方から見た場合の噴流形状が円形から楕円形となる。また、末端が摩耗している状態のノズルにおけるはんだ液の噴流形状にはゆらぎが生じる。
そのため、例えば、はんだの噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径および楕円短径の少なくとも1つのゆらぎを示す特徴量から噴流はんだ付装置が備えているはんだを噴流するノズルの異常を判定することができる。
なお、ノズルの異常により影響を受けてゆらぐ噴流形状の要素であれば、上述のはんだの噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径および楕円短径以外の要素を適用することができる。
§2 構成例
次に本実施形態に係る管理システム1aの構成の一例について説明する。
(管理システム1a)
図8に示すように、管理システム1aは、カメラ80a、カメラ80b、画像処理装置90、通信カプラ30、コントローラ40a、表示入力装置50、サポート装置60および噴流はんだ付装置70を含む。通信カプラ30、表示入力装置50、サポート装置60および噴流はんだ付装置70については、実施形態1にて説明した構成と同様であるため、ここでの説明は繰り返さない。
(カメラ80a、カメラ80b)
上述したように、カメラ80aおよびカメラ80bは定位置から噴流はんだ付装置70において噴流するはんだ液の噴流形状を撮影する。例えば、カメラ80aは当該噴流形状を上方から撮影し、カメラ80bは当該噴流形状を側方から撮影する。カメラ80aおよびカメラ80bは撮影した画像データを画像処理装置90に出力する。例えば、カメラ80aおよびカメラ80bは100ms間隔で噴流形状を撮影してもよい。なお、本実施形態においてはカメラ80aおよびカメラ80bの2つのカメラを備える管理システム1aの構成について説明するが、管理システムは少なくとも1つのカメラを備えていればよい。
(画像処理装置90)
画像処理装置90はカメラ80aおよびカメラ80bから出力された画像データから、はんだの噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径等を示す数値データを算出する。画像処理装置90は算出した数値データを通信カプラ30を介してコントローラ40aに出力する。
(コントローラ40a)
次にコントローラ40aについて説明する。ここでは、コントローラ40aにおける実施形態1にて説明したコントローラ40とは異なる点についてのみ説明し、コントローラ40と同じ構成については説明を繰り返さない。
図10はコントローラ40aの要部構成を示すブロック図である。図10に示すように、コントローラ40aは受信部41、制御部42a、記憶部43aおよび送信部44を備えている。
(受信部41)
受信部41は外部機器から信号を受け付ける。本実施形態では、特に、受信部41は画像処理装置90から、画像処理装置90によって算出された噴流形状の数値化データを示す信号を受け付ける。受信部41は受信した信号を更新部421に出力する。
(制御部42a)
制御部42aは、更新部(取得部)421、ゆらぎ算出部422、異常判定部423および報知指示部424を備えている。
(更新部421)
更新部421は、画像処理装置90によって算出された噴流形状の数値化データを示す信号を順次受け付けて、記憶部43aに格納されている噴流形状情報433を更新する。噴流形状情報433は、画像処理装置90によって算出された噴流形状の数値化データの時系列を示す情報である。
すなわち、更新部421が受け付けた画像処理装置90によって算出された噴流形状の数値化データから噴流形状情報433は生成される。そのため、更新部421は、噴流はんだ付装置70において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得すると表現することができる。
(ゆらぎ算出部422)
ゆらぎ算出部422は、噴流形状情報433から、定位置から撮影した噴流形状のはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する。また、ゆらぎ算出部422は、取得した当該時系列データから噴流形状の時系列データのゆらぎを示す特徴量を算出する。
詳細には、ゆらぎ算出部422は、噴流形状のゆらぎを示す特徴量として、当該時系列データの変動量の幅、分布、分散および変動の周期等の少なくとも1つを算出する。
(異常判定部423)
異常判定部423は、噴流形状は上述のゆらぎを示す特徴量の少なくとも1つから噴流はんだ付装置70の異常を判定する。
詳細には、異常判定部423は、ゆらぎを示す特徴量が所定の閾値以内であるか否かを判定する。特徴量が所定の閾値以内である場合、異常判定部423は、噴流はんだ付装置70に異常はないと判定する。また、特徴量が所定の閾値よりも大きい場合、異常判定部423は噴流はんだ付装置70に異常があると判定する。噴流はんだ付装置70に異常があると判定すると、異常判定部423は報知指示部424に異常がある旨の信号を出力する。異常判定部423は、記憶部43aに格納されている噴流形状のゆらぎを示す特徴量(変動量の幅、分布、分散および変動の周期等)の閾値を示す閾値情報432を参照し、異常判定を行ってもよい。
上述したように、噴流はんだ付装置70において、はんだを噴流するノズルの異常は、はんだ液の噴流形状(はんだの噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径等)のゆらぎに影響を及ぼす。そのため、噴流形状のゆらぎを示す特徴量が閾値よりも大きい場合、異常判定部423は噴流はんだ付装置70が備えているノズル77が異常であると判定することができる。
また、異常判定部423は所定の期間のはんだの噴流形状のゆらぎを用いて当該異常判定を行う。例えば、噴流はんだ付装置70がホームポジションに戻ったときに10秒間はんだの噴流形状が撮影され、撮影された期間における噴流形状のゆらぎを用いて、異常判定部423は上述の判定を行ってもよい。なお、上述の所定の期間の長さおよびタイミングについては、特に限定されない。
(報知指示部424)
報知指示部424は異常判定部423から出力された異常がある旨を示す信号を受け付け、送信部44を介して表示入力装置50に、異常の予兆の報知を指示する信号を出力する。特に本実施形態に係る報知指示部424は、ノズル77の異常の予兆の報知を指示する信号を出力してもよい。
(記憶部43a)
記憶部43aは、例えば、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置であり、上述の噴流形状情報433、上述の閾値情報432a等を記憶する。
(送信部44)
送信部44は外部機器に信号を出力する。本実施形態では、特に、送信部44は、報知指示部424の指示に従い、噴流はんだ付装置70に異常があることを示す信号を表示入力装置50に出力する。
§3 動作例
(管理システム1aの異常報知処理の流れの例)
図11は管理システム1aの異常報知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11を用いて、管理システム1aの異常報知処理の流れの一例について説明する。
カメラ80aおよびカメラ80bは噴流するはんだの噴流形状を撮影する(S21)。続いて、画像処理装置90は、カメラ80aおよびカメラ80bが出力した画像データから、はんだの噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径等を示す数値データを算出する画像処理を行う(S22)。
以下のS23からS25の処理は、コントローラ40aにおける異常判定処理となる。続いて、更新部421は画像処理装置90が算出した当該数値データを順次受け付ける。すなわち、更新部421は噴流するはんだの噴流形状を示す時系列データを取得する(S23:取得ステップ)。続いて、ゆらぎ算出部422は、所定の期間における噴流するはんだの噴流形状のゆらぎを示す特徴量を算出する(S24:算出ステップ)。続いて、異常判定部423は、噴流形状のゆらぎを示す特徴量が所定の閾値以内であるか否かを判定する(S25:異常判定ステップ)。
特徴量が所定の閾値よりも大きい場合(S25でNO)、表示入力装置50はノズル77の異常について、異常予兆を報知する(S26)。なお、当該特徴量が所定の閾値以内である場合(S25でYES)、処理は終了する。
(変形例)
本変形例は、実施形態1と実施形態2とを組み合せた構成である。すなわち、本変形例に係る管理システムは、噴流するはんだの高さを検出する変位センサ10および噴流するはんだの噴流形状を撮影するカメラ80aおよびカメラ80bの両方を含む。
本変形例に係るコントローラはカメラ80aおよびカメラ80bが撮影した噴流形状のゆらぎから噴流はんだ付装置70のノズル77の異常を判定する。また、本変形例に係るコントローラは変位センサ10が検出したはんだ液面の高さのゆらぎから噴流はんだ付装置70のノズル77の異常を判定する。
〔ソフトウェアによる実現例〕
コントローラ40、40aの制御ブロック(特に更新部421、ゆらぎ算出部422、異常判定部423および報知指示部424)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、コントローラ40、40aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a 管理システム
10 変位センサ(センサ)
40、40a コントローラ(情報処理装置)
421 更新部(取得部)
422 ゆらぎ算出部
423 異常判定部
70 噴流はんだ付装置
80a、80b カメラ
90 画像処理装置
S3、S23 取得ステップ
S4、S24 算出ステップ
S5、S25 異常判定ステップ

Claims (10)

  1. 噴流はんだ付装置において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する取得部と、
    所定の期間における前記時系列データから噴流形状のゆらぎを示す特徴量として前記時系列データの変動の周期を算出するゆらぎ算出部と、
    前記特徴量を用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する異常判定部と、
    を備えている情報処理装置。
  2. 前記取得部は、噴流はんだ付装置において噴流するはんだ液の液面の高さを示す前記時系列データを取得し、
    前記異常判定部は、前記液面の高さのゆらぎを示す特徴量から前記噴流はんだ付装置の異常を判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、定位置から撮影した前記噴流形状を数値化したデータの前記時系列データを取得し、
    前記異常判定部は、前記噴流形状を数値化したデータのゆらぎを示す特徴量から前記噴流はんだ付装置の異常を判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記噴流形状を数値化したデータは前記噴流形状の高さ、扁平率、円形度、面積、周囲の長さ、楕円長径、楕円短径および横幅の少なくとも1つを示すデータである請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ゆらぎ算出部は、前記特徴量として、前記時系列データの変動の周期と、前記時系列データの変動量の幅、分布、および分散少なくとも1つと、を算出する請求項1から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 噴流はんだ付装置において噴流するはんだ液の液面の高さを検出するセンサと、請求項2に記載の情報処理装置とを含む管理システム。
  7. 前記センサは、レーザを利用した透過型センサである請求項6に記載の管理システム。
  8. 噴流はんだ付装置において噴流するはんだ液の噴流形状を撮影するカメラと、
    前記カメラが撮影した画像から前記噴流形状の扁平率、面積および周囲の長さの少なくとも1つを示す数値データを算出する画像処理装置と、
    請求項3に記載の情報処理装置とを含む管理システム。
  9. 請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記取得部、前記ゆらぎ算出部および前記異常判定部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  10. 噴流はんだ付装置において噴流するはんだの噴流形状を数値化した時系列データを取得する取得ステップと、
    所定の期間における前記時系列データから噴流形状のゆらぎを示す特徴量として前記時系列データの変動の周期を算出するゆらぎ算出ステップと、
    前記特徴量を用いて噴流はんだ付装置の異常を判定する異常判定ステップと、
    を含む情報処理装置の制御方法。
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